JPH02166236A - サイドプレートを有するフロータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ストリップ等の帯状体を非接触の状態で支持
するためのサイドプレートを有するフロータに関する。

〈従来の技術〉 走行する帯状体を支持する手段としては一般にガイドロ
ール等の接触式ガイドが用いられるが、このような接触
式ガイドを例えばストリップに適用した場合１、連続−
熔融メツキラインにおいて未凝固状態にあるストリップ
表面のメツキ層に損傷を与えたり、あるいは直火加熱炉
を内蔵した連続処理ラインにおいてガイド（炉内ハース
ロール）表面に生じたピックアップによりストリップ表
面に押しきずを生しさせたりするなどの難点があり、こ
のようなことから、従来非接触支持装置が提案されてい
る。

例えば、帯状体の幅方向で装置本体を傾動可能に構成す
るとともに、支持すべき帯状体の幅方向で複数に分割さ
れた圧力室により噴出流体の流量を調整するようにした
もの（実公昭６１００２６７６号公報参照）、帯状体の
板幅に応して余分な開口部をシールするようにしたもの
（特開昭５７−１６４９３７号公報参照）、装置のスト
リップ支持面か水平面に対して傾ぎ、ストリップが横ふ
れするのを防止するようにしたもの（特開昭６３−１７
６４３５号公報参照）などがある。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記板幅方向に圧力室を分割したものは、帯状体の板幅
方向での形状変化や蛇行等の走行位置の変位に対して良
好な通板性を得ることができるとしているが、板幅変更
時の無効流体量による損失か大きいことおよび設備費が
増大するという問題点かある。

また、開口部をシールするものはストリップの蛇行を矯
正する能力が無く、ストリップの横ぶれを防止したもの
も蛇行を矯正できないという問題点がある。

本発明は、ストリップ等の帯状体を非接触の状態で支持
するフロータにおいて、帯状体の蛇行矯正能力を有する
とともに板幅変更時の無効流体量を低減できるフロータ
を提供することを目的としている。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明によれば、走行する帯
状体の下面に流体を噴射して前記帯状体を非接触の状態
て支持するフロータにおいて、前記帯状体の移動ライン
の側方に、移動方向と平行に直立する側板部とその側板
部の下端から延出し、前記帯状体外側のフロータのチャ
ンバー表面を覆うカバーとて構成された一対のサイドプ
レートを、前記帯状体の板幅方向に横行自在に設置する
ことを特徴とするサイドプレートを有するフロータが提
供される。

前記サイドプレートが、その側板部の上端から延出する
ひさしを有するのが好ましい。

以下に本発明を一実施例であるペンドフロータについて
第１図および第２図に基づいてさらに詳細に説明する。

第１図はチャンバー１表面に設けられたノズル２から噴
出される流体によって浮上支持されるストリップ３かペ
ンドフロータ４により９０°方向転換して通板する状態
を示している。　５はストリップ３の移動ラインの側方
に、移動方向と平行に直立する側板部５ａとその側板部
の下端から延出し、前記ストリップ３外側のベントフロ
ータ４のチャンバー１表面を覆うカバー５ｂとて構成さ
れ、ストリップ３の板幅の変更に応じて側板部５８間の
間隔を調整可能に設（プられるサイドプレートである。

なお、前記ベントフロータ４による方向転換の角度は、
９０°に限ることなく任意の方向に転換できる。　　ま
た、方向転換させることなく、ストリップ３を移動させ
る水平フロータにも本発明は適用できる。

前記ペンドフロータ４の構造は公知の流体バットまたは
ガスカーテンのどちらでもよい。　その−例についてサ
イドプレートを省略した第３図を参照しながら以下に説
明するがこれに限定されるものではない。

第３図において、チャンバー１の外周面には円周方向に
向けてスリット状の噴出ノズル２または適宜の大きさの
貫通孔が多数穿）てあり、その反ストリツプ側面にはチ
ャンバー１の外周面に沿う形状の遮蔽体１１３を配設し
である。

モしてチャンバー１がシャフト１１４を介して軸受１１
５によって回転可能に支持されている。　チャンバー１
の回転方向はストリップの走行方向に応じ時計方向、反
時計方向どちらにも回転可能である。

シャフト１１４の一端にはロータリジヨイント１１６が
設けてあり、プロア１１７から供給される圧空気が配管
１１８およびロータリジヨイント１１６を介してシャフ
ト１１４の内部に設けた貫通孔１１４ａを通りチャンバ
ー１に導かれたのち噴出ノズル２からストリップ３に向
けて噴出される。

シャフト１１４の他端には駆動モータ１１９か設けてあ
り必要に応してチャンバー１を強制回転するようになっ
ている。

通常運転時にはブロア１１７から供給される圧空気を配
管１１８、ロータリジヨイント１１６、シャフト１１４
を介してチャンバー１に導入し、噴出ノズル２から噴出
される空気によって走行するストリップ３を非接触状態
で支持させる。

走行するストリップ３が何らかの原因によってチャンバ
ー１に接触しても軸受１１５によって支持されているチ
ャンバー１がストリップ３の走行方向にアイドル回転す
るのでストリップ３やチャンバー１を損傷することがな
い。

またフロータ機能を必要としないストリップを走行させ
るときにはブロア１１７からの圧空気の供給を停止して
ストリップ３をチャンバー１に接触させた状態とし、ガ
イドローラの代用として使用する。　そして必要があれ
はモータ１１９を駆動してストリップ３を走行させるこ
ともできる。

チャンバー１の形状は、中空円筒に限ることなく、第２
図に示す四半円筒などでもよい。

なお、前記噴出ノズル２は、板幅方向のスリットに限る
ものではなく、通板方向のスリットまたは適宜の大きさ
の貫通孔などでもよい。

また、ラインスピードが速く高温でヘントフロータを通
板させる場合等に対処するため、ヘンドフロータから噴
出させる流体温度の調節機構を設け、通過するストリッ
プと同程度に予熱した流体を噴出させ、その必要が無い
ときは、冷風等を噴出させるようにすることが好ましい
。

前記サイドプレート５は、ノズル２かそのカバー５ｂで
覆われない位置（第１図に破線で示す）から任意の最も
狭い板幅のストリップを浮上することができる位置まで
板幅に応じて側板部５ａ間の間隔を調整できるものであ
ればよい。　カバー５ｂは、前記ストリップの浮上に寄
与しないノズル２から流体が噴出しないよう抵抗体とな
る幅であればよい。　サイトプレト５の形状は板状に限
らず、例えば第４図に示すように側板部５ａの上部に、
ストリップ３上に張り出したひさし５０などを取り付け
たものでもよい。

〈作用〉 フロータ４のストリップ３対向側面にサイドプレート５
を設けることによりストリップ３の板幅が変化してもサ
イドプレート５の位置を調整してストリップ３とチャン
バー１の間およびストリップ３の側端部外側から逃げる
無効流体の噴出を低減することがでとる。　　また、サ
イドプレート５の側板部５ａとストリップ３の側端部と
の間隔（α）と噴出流体によってストリップ３の側端部
を側板部５ａから遠ざけようとする力（ステアリング力
）との間には第５図に示す関係があるから、ストリップ
３が蛇行しでもこのステアリング力によって蛇行を矯正
することができる。

〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。

（実施例１） 板厚０．９ｍｍで、板幅８００ｍｍ　〜１８００ｍｍま
で変化する各種！ｆの搬送系の途中で垂直に上昇後、非
接触の状態で９０°の方向転換をする部分に第１図に示
す本発明のサイドプレートを有するヘンドフロータを用
い、搬送速度１００ｍ／分で４時間搬送を続けたが、蛇
行の発生は無く安定して搬送された。

なお、ペンドフロータから噴出させる流体は常温の空気
を用いた。

比較のために、サイドプレートの無いヘントフロニタを
用いた以外は上記実施例と全く同櫟に、板幅変化も同様
にして搬送を行ったところ数回の蛇行が発生した。　ま
た、空気供給用ブロワの消費電力量を比較した結果、実
施例１では約２０％の電力量が削減された。

〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように構成されているので、ス
トリップ等の帯状体を非接触の状態で支持するフロータ
において、帯状体の蛇行を矯正して安定した搬送ができ
るとともに簡易な設備で板幅変更時の無効流体量を低減
しエネルギー消費量を節約できるという効果を奏する。

る。

第４図は、サイドプレートの他の例を示す図である。

第５図は、サイドプレートとストリップとの間隔（α）
とステアリング力との関係を示すグラフである。

符号の説明 １・・・チャンバー、　　　２・・・ノズル、３・・・
ストリップ、　　　４・・・ベントフロータ、５・・・
サイドプレート

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のサイドプレートを有するベントフロ
ータの断面図である。 第２図は、本発明の他の例を示すサイトプレートを有す
るベントフロータの斜視図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する帯状体の下面に流体を噴射して前記帯状
   体を非接触の状態で支持するフロータにおいて、前記帯
   状体の移動ラインの側方に、移動方向と平行に直立する
   側板部とその側板部の下端から延出し、前記帯状体外側
   のフロータのチャンバー表面を覆うカバーとで構成され
   た一対のサイドプレートを、前記帯状体の板幅方向に横
   行自在に設置することを特徴とするサイドプレートを有
   するフロータ。
2. （２）前記サイドプレートが、その側板部の上端から延
   出するひさしを有する請求項１記載のサイドプレートを
   有するフロータ。