JPH0774393B2 - カテナリ型ストリップ連続熱処理炉 - Google Patents

カテナリ型ストリップ連続熱処理炉

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JPH0774393B2
JPH0774393B2 JP34017192A JP34017192A JPH0774393B2 JP H0774393 B2 JPH0774393 B2 JP H0774393B2 JP 34017192 A JP34017192 A JP 34017192A JP 34017192 A JP34017192 A JP 34017192A JP H0774393 B2 JPH0774393 B2 JP H0774393B2
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JP
Japan
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heat treatment
furnace
catenary
treatment furnace
continuous heat
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JP34017192A
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JPH06184650A (ja
Inventor
忠 山本
修一郎 塩田
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Chugai Ro Co Ltd
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Chugai Ro Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カテナリ型ストリップ
連続熱処理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステンレスストリップ等を連続的
に熱処理する炉として、カテナリ型炉がある。このカテ
ナリ型炉は、炉内に所定間隔をもって支持ローラを配設
し、この支持ローラでストリップを支持して、支持ロー
ラ間でカテナリを形成しながらストリップを搬送するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ストリ
ップが、たとえば、0.5mm以上の厚みを有する場合
には、支持ローラとの接触によりストリップに傷が付い
ても余り問題とならないが、前記未満の厚みのストリッ
プでは、支持ローラとの接触による傷、およびこの傷に
もとづき反対面へ“へこみ”が生じ、品質の低下を招来
する。したがって、従来、0.5mm以上の厚みを有す
るストリップに関してはカテナリ型炉で、それ未満のス
トリップはカテナリ型炉以外の専用炉で熱処理してお
り、厚みの異なる各種のストリップを熱処理するために
は、少なくとも2つの炉が必要であって、設備費が高く
なるという課題を有していた。本発明は、前記課題を解
決するために、1つのカテナリ型炉で、厚みの異なる各
種のストリップを処理することのできるカテナリ型スト
リップ連続熱処理炉を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1の発明では、炉内に所定間隔を
もって支持ローラを配置したカテナリ型ストリップ連続
熱処理炉において、前記炉の加熱帯出口に、フロータと
昇降可能な支持ローラとを近接配設した抽出帯を連設す
るとともに、該抽出帯の炉床に前記支持ローラのローラ
通過用開閉口と蓋を設けたものであり、請求項2の発明
では、前記フロータが昇降可能で、かつ、前後方向に揺
動可能に配設したものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図において、2は本発明にかかるカテナリ
型ストリップ連続熱処理炉の加熱帯(加熱・均熱帯)1
の出口部を示し、出口3には、下記する支持ローラ8,
8とフロータ10とを近接配設した抽出帯5が連設され
ている。前記支持ローラ8,8は、図示しない昇降手段
に取り付けられ、炉床外方と炉内所定位置とを昇降可能
となっている。なお、6は前記抽出帯5の炉床に設けた
前記支持ローラ8のローラ通過用開口で、7は蓋であ
る。
【0006】一方、前記フロータ10は、上面に中央に
向かって斜め方向に気体を噴出するスリット12,12
を備えた従来周知のプレッシャパッド11と気体供給ダ
クト19とからなり、かつ、前記プレッシャパッド11
はその両側に炉壁を貫通して突出する回転軸13を備
え、この回転軸13に取り付けられた軸受14は、ガイ
ド付スタンド15を介して炉外壁に設けたシリンダから
なるプレッシャパッド昇降装置16に支持されている。
17はガイド付スタンド15と炉壁との間に設けたベロ
ーズ式シール手段である。また、前記回転軸13の一端
にはコントロールモータ18が取り付けられている。
【0007】そして、前記プレッシャパッド11の上面
で、ストリップSの走行方向に所定距離離れた位置に、
ストリップSとの間隔を検出する位置検出センサ11
a,11bが設けてあり、さらに、前記気体供給ダクト
19の中間には伸縮自在接手20が設けてある。なお、
4は前記加熱帯出口3の開口調節扉で、22は炉外支持
ロールである。
【0008】つぎに、前記構成からなるカテナリ型スト
リップ連続熱処理炉の操業方法を説明する。まず、厚み
0.5mmのストリップSを熱処理する場合には、前記
支持ローラ8,8を炉内の所定位置まで上昇させ、前記
ストリップSをこの支持ローラ8,8で支持する。な
お、この場合、前記プレッシャパッド11をプレッシャ
パッド昇降装置16により若干下降させ、ストリップS
の走行に支障を与えない位置とし、場合によっては、ス
リット12から気体を噴出させてストリップSを冷却す
るようにしてもよい。
【0009】一方、0.5mm未満の薄いストリップS
を熱処理する場合には、前記支持ロール8,8を炉床外
方に待機させ、蓋7でローラ通過用開閉口6を閉じスト
リップSをフロータ10により浮揚支持する。この場
合、ストリップSはテンションの変動等によってカテナ
リ曲線も図2にa,b,cで示すように変化するが、こ
の変化によりプレッシャパッド11の上面とストリップ
Sの表面との平行関係がくずれると、前記位置検出セン
サ11a,11bがこれを検知し、位置制御器21から
の信号により前記コントロールモータ18が回転し、あ
るいはプレッシャパッド昇降装置16が駆動し、前記平
行関係を保持し、常にストリップSを最適フローティン
グ状態とする。なお、前記説明では、フロータを昇降揺
動可能とした場合について述べたが、固定式であっても
よい。また、プレッシャパッド11の形状は、前記実施
例に限らず、ストリップSを非接触で支持できるもので
あればよい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明では、対象ストリップの厚みに対応して、
ストリップの支持方法を変更すればよいので、同一炉で
厚みの異なる各種のストリップを処理することができ
る。また、フロータ未使用の場合には、フロータから噴
出気体を噴出させることによって冷却機能を付加し、そ
れだけ冷却帯の短縮を図ることができる。さらに、請求
項2の発明においては、プレッシャパッドの上面をカテ
ナリ曲線の変動に対して、最適位置とすることができ、
安定した浮揚支持を確実に得ることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部に関する断面図。
【図2】 図1のフロータ部分の拡大図。
【図3】 図2のIII−III線断面図。
【符号の説明】
1…加熱帯、2…出口部、5…抽出帯、6…ローラ通過
用開閉口、7…蓋、8…支持ローラ、10…フロータ、
11…プレッシャパッド、11a,11b…位置検出セ
ンサ、13…回転軸、14…軸受、16…プレッシャパ
ッド昇降装置、18…コントロールモータ、19…気体
供給ダクト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に所定間隔をもって支持ローラを配
    置したカテナリ型ストリップ連続熱処理炉において、 前記炉の加熱帯出口に、フロータと昇降可能な支持ロー
    ラとを近接配設した抽出帯を連設するとともに、該抽出
    帯の炉床に前記支持ローラのローラ通過用開閉口と蓋を
    設けたことを特徴とするカテナリ型ストリップ連続熱処
    理炉。
  2. 【請求項2】 前記フロータが昇降可能で、かつ、前後
    方向に揺動可能に配設されていることを特徴とする前記
    請求項1に記載のカテナリ型ストリップ連続熱処理炉。
JP34017192A 1992-12-21 1992-12-21 カテナリ型ストリップ連続熱処理炉 Expired - Lifetime JPH0774393B2 (ja)

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JP34017192A JPH0774393B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 カテナリ型ストリップ連続熱処理炉

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Publication Number Publication Date
JPH06184650A JPH06184650A (ja) 1994-07-05
JPH0774393B2 true JPH0774393B2 (ja) 1995-08-09

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JP34017192A Expired - Lifetime JPH0774393B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 カテナリ型ストリップ連続熱処理炉

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JPH06184650A (ja) 1994-07-05

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