JP2790062B2 - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
- H04B1/40—Circuits
- H04B1/44—Transmit/receive switching
- H04B1/48—Transmit/receive switching in circuits for connecting transmitter and receiver to a common transmission path, e.g. by energy of transmitter
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信装置に関し、特
に携帯電話など送受信の切換えを時分割で行う送受信増
幅回路を有する無線通信装置に関する。
に携帯電話など送受信の切換えを時分割で行う送受信増
幅回路を有する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的な従来の無線通信装置
は、例えば、特開昭64−60135号公報記載の従来
の第1の無線通信装置のように、伝送ラインに挿入され
たスイッチ回路を用いて送信および受信の各信号経路を
直接切換えることによりこれら送受信を時分割で行って
いた。
は、例えば、特開昭64−60135号公報記載の従来
の第1の無線通信装置のように、伝送ラインに挿入され
たスイッチ回路を用いて送信および受信の各信号経路を
直接切換えることによりこれら送受信を時分割で行って
いた。
【0003】従来の第1の無線通信装置をブロックで示
す図6を参照すると、この従来の無線通信装置は、送信
搬送波を発生する発振器101と、送信搬送波を送信デ
ータDTの供給に応答して変調し変調信号を発生する変
調器102と、変調信号を局部発振信号によりアップ変
換し送信励振信号を発生する送信用のミキサ103と、
送信/受信に対応してオン/オフするスイッチ104
と、送信励振信号を電力増幅し送信信号を発生するアン
プ105と、送信信号と受信信号とを切換るスイッチ1
06と、送受信信号の不要波成分を除去するフィルタ1
07と、受信信号を増幅し受信増幅信号を出力する受信
用のアンプ108と、受信増幅信号を局部発振信号によ
りダウン変換し中間周波信号を発生する受信用のミキサ
109と、中間周波信号を復調して受信データDRを発
生する復調器110と、局部発振信号を発生する局部発
振器111と、復調用の受信搬送波を発生する発振器1
12と、送受信兼用のアンテナ113とをとを備える。
す図6を参照すると、この従来の無線通信装置は、送信
搬送波を発生する発振器101と、送信搬送波を送信デ
ータDTの供給に応答して変調し変調信号を発生する変
調器102と、変調信号を局部発振信号によりアップ変
換し送信励振信号を発生する送信用のミキサ103と、
送信/受信に対応してオン/オフするスイッチ104
と、送信励振信号を電力増幅し送信信号を発生するアン
プ105と、送信信号と受信信号とを切換るスイッチ1
06と、送受信信号の不要波成分を除去するフィルタ1
07と、受信信号を増幅し受信増幅信号を出力する受信
用のアンプ108と、受信増幅信号を局部発振信号によ
りダウン変換し中間周波信号を発生する受信用のミキサ
109と、中間周波信号を復調して受信データDRを発
生する復調器110と、局部発振信号を発生する局部発
振器111と、復調用の受信搬送波を発生する発振器1
12と、送受信兼用のアンテナ113とをとを備える。
【0004】次に、図6を参照して、従来の第1の無線
通信装置の動作について説明すると、まず、変調器10
2は発振器101から供給された送信搬送波を入力した
送信データDTで変調し変調信号を発生してミキサ10
3に供給する。ミキサ103は局発発振器101から供
給される局部発振信号の周波数を用いて供給を受けた変
調信号をアップ変換し送信励振信号を発生し、スイッチ
104を経由してアンプ105に供給する。アンプ10
5は送信励振信号を所定の電力レベルに増幅し送信信号
としてスイッチ106に供給する。送信時にはスイッチ
106がフィルタ107を送信側に接続しているので上
記送信信号がこのフィルタ107を経由してアンテナ1
13に供給され送信される。
通信装置の動作について説明すると、まず、変調器10
2は発振器101から供給された送信搬送波を入力した
送信データDTで変調し変調信号を発生してミキサ10
3に供給する。ミキサ103は局発発振器101から供
給される局部発振信号の周波数を用いて供給を受けた変
調信号をアップ変換し送信励振信号を発生し、スイッチ
104を経由してアンプ105に供給する。アンプ10
5は送信励振信号を所定の電力レベルに増幅し送信信号
としてスイッチ106に供給する。送信時にはスイッチ
106がフィルタ107を送信側に接続しているので上
記送信信号がこのフィルタ107を経由してアンテナ1
13に供給され送信される。
【0005】受信時にはスイッチ106がフィルタ10
7を受信側に接続され、アンテナ113で受信した受信
信号がフィルタ107を経由してアンプ108に供給さ
れる。アンプ107は入力した受信信号を増幅し受信増
幅信号としてミキサ109に供給する。ミキサ109は
局部発振信号により供給を受けた受信増幅信号をダウン
変換して中間周波信号を発生し、復調器110に供給す
る。復調器110は発振器112から供給された受信搬
送波を用いて上記中間周波信号を復調し受信データDR
を出力する。
7を受信側に接続され、アンテナ113で受信した受信
信号がフィルタ107を経由してアンプ108に供給さ
れる。アンプ107は入力した受信信号を増幅し受信増
幅信号としてミキサ109に供給する。ミキサ109は
局部発振信号により供給を受けた受信増幅信号をダウン
変換して中間周波信号を発生し、復調器110に供給す
る。復調器110は発振器112から供給された受信搬
送波を用いて上記中間周波信号を復調し受信データDR
を出力する。
【0006】この従来の第1の無線通信装置では、受信
時に遮断状態のスイッチ104,106を経由して送信
信号が漏洩するという問題があり、この問題を緩和する
ため搬送波や局部発振信号の発生用の複数の発振器10
1,111,112の代りに発振器を1つだけ備える第
2の無線通信装置が提案されている。この第2の無線通
信装置では、送信時には上記発振器に送信データで変調
をかけて変調波を発生するが、受信時には特別な受信搬
送波を用いず受信周波数のまま復調することにより、送
信信号の受信系への漏洩を防止している。
時に遮断状態のスイッチ104,106を経由して送信
信号が漏洩するという問題があり、この問題を緩和する
ため搬送波や局部発振信号の発生用の複数の発振器10
1,111,112の代りに発振器を1つだけ備える第
2の無線通信装置が提案されている。この第2の無線通
信装置では、送信時には上記発振器に送信データで変調
をかけて変調波を発生するが、受信時には特別な受信搬
送波を用いず受信周波数のまま復調することにより、送
信信号の受信系への漏洩を防止している。
【0007】従来の第1および第2の無線通信装置は、
送受信信号切換え用のスイッチ104,106にアナロ
グスイッチを使用している。この種のアナログスイッチ
の一例は、1993年に米国で発行された「アイイーイ
ーイーGaAsアイシーシンポジウム93(IEEE
GaAs IC Symposinm 93)」予稿集
第33〜35頁所載の論文「ハイパフォーマンス・イン
テグレーテッドPA,T/Rスイッチ・フォア1.9G
Hzパーソナルコミュニケーション・ハンドセット(H
igh Performance Integrate
d PA,T/R Switch for 1.9GH
z Personal Communications
Handsets)」(文献1)に記載されている。
送受信信号切換え用のスイッチ104,106にアナロ
グスイッチを使用している。この種のアナログスイッチ
の一例は、1993年に米国で発行された「アイイーイ
ーイーGaAsアイシーシンポジウム93(IEEE
GaAs IC Symposinm 93)」予稿集
第33〜35頁所載の論文「ハイパフォーマンス・イン
テグレーテッドPA,T/Rスイッチ・フォア1.9G
Hzパーソナルコミュニケーション・ハンドセット(H
igh Performance Integrate
d PA,T/R Switch for 1.9GH
z Personal Communications
Handsets)」(文献1)に記載されている。
【0008】文献1記載のアナログスイッチの構成を示
す回路図である図7を参照すると、このアナログスイッ
チはFET1〜FET4で構成される。相補の制御信号
CONT,バーCONTがそれぞれハイ,ロウのとき、
端子K1から端子K2に、逆に制御信号CONT,バー
CONTがそれぞれロウ,ハイのとき、端子K1から端
子K3にそれぞれ導通する。FET1,FET2は信号
経路をオンオフするための経路スイッチ、FET3,F
ET4は、信号経路がオフのときにノイズを拾うことを
避けるため接地してローインピーダンスにするための接
地スイッチである。これらのFET1〜FET4には、
通常、GaAsFETが用いられる。また、FETのし
きい値VT は負電圧であり、オフ状態とさせるためには
制御信号CONT,バーCONTの電圧レベルとしてV
T 以下の負電圧を印加する必要がある。
す回路図である図7を参照すると、このアナログスイッ
チはFET1〜FET4で構成される。相補の制御信号
CONT,バーCONTがそれぞれハイ,ロウのとき、
端子K1から端子K2に、逆に制御信号CONT,バー
CONTがそれぞれロウ,ハイのとき、端子K1から端
子K3にそれぞれ導通する。FET1,FET2は信号
経路をオンオフするための経路スイッチ、FET3,F
ET4は、信号経路がオフのときにノイズを拾うことを
避けるため接地してローインピーダンスにするための接
地スイッチである。これらのFET1〜FET4には、
通常、GaAsFETが用いられる。また、FETのし
きい値VT は負電圧であり、オフ状態とさせるためには
制御信号CONT,バーCONTの電圧レベルとしてV
T 以下の負電圧を印加する必要がある。
【0009】次に、FETスイッチを用いず、トランジ
スタ回路の電源をオン/オフさせることによりスイッチ
機能を持たせた特開平4−373317号公報記載の従
来の第3の無線通信装置を回路図で示す図8を参照する
と、この従来の第3の無線通信装置は、NPN型のトラ
ンジスタN1から成る受信回路201と、NPN型のト
ランジスタN2から成る送信回路202と、エミッタが
電源VDに接続されコレクタが受信回路201に接続さ
れたPNPトランジスタP1を含み制御信号Cにより制
御されるスイッチ回路203と、コレクタが電源VDに
接続されエミッタが送信回路202に接続されたNPN
トランジスタN3を含み制御信号Cにより制御されるス
イッチ回路204とを備える。
スタ回路の電源をオン/オフさせることによりスイッチ
機能を持たせた特開平4−373317号公報記載の従
来の第3の無線通信装置を回路図で示す図8を参照する
と、この従来の第3の無線通信装置は、NPN型のトラ
ンジスタN1から成る受信回路201と、NPN型のト
ランジスタN2から成る送信回路202と、エミッタが
電源VDに接続されコレクタが受信回路201に接続さ
れたPNPトランジスタP1を含み制御信号Cにより制
御されるスイッチ回路203と、コレクタが電源VDに
接続されエミッタが送信回路202に接続されたNPN
トランジスタN3を含み制御信号Cにより制御されるス
イッチ回路204とを備える。
【0010】動作について説明すると、まず、受信状態
では制御信号Cのロウレベルに応答してスイッチ回路2
03のトランジスタP1がオンとなり、このトランジス
タP1の導通により電源VDが抵抗R1,インダクタン
ス素子L1を経由してトランジスタN1のコレクタに供
給され、受信回路201が動作状態となる。抵抗R1,
R2よりトランジスタN1に適切な自己バイアス電流を
供給する。コイルL1はトランジスタN1の負荷インピ
ーダンスである。この状態で、アンテナ113で受信さ
れた受信信号はトランジスタN1により増幅され受信出
力信号ROとして出力される。このとき、スイッチ回路
204のトランジスタN3はオフ状態であり、送信回路
202に対する供給電流が遮断されているので送信停止
状態となっている。
では制御信号Cのロウレベルに応答してスイッチ回路2
03のトランジスタP1がオンとなり、このトランジス
タP1の導通により電源VDが抵抗R1,インダクタン
ス素子L1を経由してトランジスタN1のコレクタに供
給され、受信回路201が動作状態となる。抵抗R1,
R2よりトランジスタN1に適切な自己バイアス電流を
供給する。コイルL1はトランジスタN1の負荷インピ
ーダンスである。この状態で、アンテナ113で受信さ
れた受信信号はトランジスタN1により増幅され受信出
力信号ROとして出力される。このとき、スイッチ回路
204のトランジスタN3はオフ状態であり、送信回路
202に対する供給電流が遮断されているので送信停止
状態となっている。
【0011】次に、送信状態では、制御信号Cがハイレ
ベルになり、この信号Cのハイレベルに応答してスイッ
チ回路204のトランジスタN3が導通し、電源VDが
抵抗R3,インダクタンス素子L2を経由してトランジ
スタN2のコレクタに供給され、送信回路202が動作
状態となる。抵抗R3,R4よりトランジスタN2に適
切な自己バイアス電流を供給する。コイルL2はトラン
ジスタN2の負荷インピーダンスである。動作状態のト
ランジスタN2は、送信入力信号TIを増幅しアンテナ
113に送信信号を供給し、これを送信する。一方、信
号Cのハイレベルに応答してトランジスタP1はオフ状
態となり、受信回路201に対する供給電流が遮断され
るので、受信停止状態となる。
ベルになり、この信号Cのハイレベルに応答してスイッ
チ回路204のトランジスタN3が導通し、電源VDが
抵抗R3,インダクタンス素子L2を経由してトランジ
スタN2のコレクタに供給され、送信回路202が動作
状態となる。抵抗R3,R4よりトランジスタN2に適
切な自己バイアス電流を供給する。コイルL2はトラン
ジスタN2の負荷インピーダンスである。動作状態のト
ランジスタN2は、送信入力信号TIを増幅しアンテナ
113に送信信号を供給し、これを送信する。一方、信
号Cのハイレベルに応答してトランジスタP1はオフ状
態となり、受信回路201に対する供給電流が遮断され
るので、受信停止状態となる。
【0012】また、アンテナ113に対する送受信回路
接続点Xからの送信側および受信側のそれぞれの伝送線
路長を適切に設定することにより、受信状態では、接続
点Xから見たインピーダンスを、受信回路201に対し
て整合状態とし、送信回路202に対してはトランジス
タN2のオフ状態に対応してハイインピーダンス状態と
する。送信状態では、送信回路202に対して整合状態
とし、受信回路201に対してはトランジスタN1のオ
フ状態に対応してハイインピーダンス状態とする。
接続点Xからの送信側および受信側のそれぞれの伝送線
路長を適切に設定することにより、受信状態では、接続
点Xから見たインピーダンスを、受信回路201に対し
て整合状態とし、送信回路202に対してはトランジス
タN2のオフ状態に対応してハイインピーダンス状態と
する。送信状態では、送信回路202に対して整合状態
とし、受信回路201に対してはトランジスタN1のオ
フ状態に対応してハイインピーダンス状態とする。
【0013】この第3の無線通信装置は、電源スイッチ
回路にPNP型トランジスタを用いているため、LSI
化のためには他のNPN型トランジスタの形成と異なる
PNP素子形成プロセスを必要とする。また、LSIチ
ップ上で形成困難なコイルやコンデンサを多数含む回路
構成となっている。したがって、このままではLSI化
が困難である。
回路にPNP型トランジスタを用いているため、LSI
化のためには他のNPN型トランジスタの形成と異なる
PNP素子形成プロセスを必要とする。また、LSIチ
ップ上で形成困難なコイルやコンデンサを多数含む回路
構成となっている。したがって、このままではLSI化
が困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1,
第2の無線通信装置は、送受信の高周波信号の切換えに
信号経路に直列に挿入しGaAsFETで構成したアナ
ログスイッチを使用しているので、スイッチ挿入損失を
回避できないという欠点があった。また、所要の負電圧
のスイッチ制御信号の発生のための負電圧電源回路を必
要とするという欠点があった。
第2の無線通信装置は、送受信の高周波信号の切換えに
信号経路に直列に挿入しGaAsFETで構成したアナ
ログスイッチを使用しているので、スイッチ挿入損失を
回避できないという欠点があった。また、所要の負電圧
のスイッチ制御信号の発生のための負電圧電源回路を必
要とするという欠点があった。
【0015】また、従来の第3の無線通信装置は、実施
例の回路が電源スイッチ回路に用いたPNP型トランジ
スタの形成のための特別な製造プロセスを必要とし、さ
らに、LSIチップ上で形成困難なコイルやコンデンサ
を多数含む回路構成となっているので、LSI化が困難
であるという欠点があった。
例の回路が電源スイッチ回路に用いたPNP型トランジ
スタの形成のための特別な製造プロセスを必要とし、さ
らに、LSIチップ上で形成困難なコイルやコンデンサ
を多数含む回路構成となっているので、LSI化が困難
であるという欠点があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信装置
は、受信時にはアンテナから入力した受信高周波信号を
増幅あるいは周波数変換して生成した受信信号を後段の
受信回路に出力する受信前置回路と、送信時には前段の
送信励振回路から供給された送信励振信号を電力増幅あ
るいは周波数変換し送信信号として前記アンテナに出力
する送信終段回路とを備え、前記送信および受信の切換
えを時分割で行う無線通信装置において、前記送信終段
回路が、相補の入力端を前記送信励振回路に相補の出力
端を前記アンテナにそれぞれ接続した平衡型の第1の差
動増幅回路と、第1の制御信号の供給に応答して前記第
1の差動増幅回路の動作電流を供給する第1の定電流源
とを備え、前記受信前置回路が、相補の入力端を前記第
1の差動増幅回路の出力端に相補の出力端を前記受信回
路にそれぞれ接続した平衡型の第2の差動増幅回路と、
前記第1の制御信号と相補関係の第2の制御信号の供給
に応答して前記第2の差動増幅回路の動作電流を供給す
る第2の定電流源とを備え、前記第1および第2の制御
信号の各々の供給に応答して制御される前記第1および
第2の差動増幅回路の各々の動作・停止により前記送信
および受信の切換えを行うことを特徴とするものであ
る。
は、受信時にはアンテナから入力した受信高周波信号を
増幅あるいは周波数変換して生成した受信信号を後段の
受信回路に出力する受信前置回路と、送信時には前段の
送信励振回路から供給された送信励振信号を電力増幅あ
るいは周波数変換し送信信号として前記アンテナに出力
する送信終段回路とを備え、前記送信および受信の切換
えを時分割で行う無線通信装置において、前記送信終段
回路が、相補の入力端を前記送信励振回路に相補の出力
端を前記アンテナにそれぞれ接続した平衡型の第1の差
動増幅回路と、第1の制御信号の供給に応答して前記第
1の差動増幅回路の動作電流を供給する第1の定電流源
とを備え、前記受信前置回路が、相補の入力端を前記第
1の差動増幅回路の出力端に相補の出力端を前記受信回
路にそれぞれ接続した平衡型の第2の差動増幅回路と、
前記第1の制御信号と相補関係の第2の制御信号の供給
に応答して前記第2の差動増幅回路の動作電流を供給す
る第2の定電流源とを備え、前記第1および第2の制御
信号の各々の供給に応答して制御される前記第1および
第2の差動増幅回路の各々の動作・停止により前記送信
および受信の切換えを行うことを特徴とするものであ
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を回路図で示す図1
(A)を参照すると、この図に示す本実施例の無線通信
装置は、相補の入力用の端子T3A,T3B及び相補の
出力端子T1A,T1Bを有し平衡型の差動増幅回路1
と、差動増幅回路1の出力端子T1A,T1Bに相補の
入力端が接続され相補の出力端子T2A,T2Bを有す
る平衡型の差動増幅回路2とを備える。
(A)を参照すると、この図に示す本実施例の無線通信
装置は、相補の入力用の端子T3A,T3B及び相補の
出力端子T1A,T1Bを有し平衡型の差動増幅回路1
と、差動増幅回路1の出力端子T1A,T1Bに相補の
入力端が接続され相補の出力端子T2A,T2Bを有す
る平衡型の差動増幅回路2とを備える。
【0018】差動増幅回路1は各々のベースに端子T3
B,T3Aの各々が接続され各々のコレクタが端子T1
A,T1Bの各々に接続されエミッタが共通接続された
トランジスタQ11,Q12と、トランジスタQ11,
Q12の各々の負荷抵抗R11,R12と、端子T5に
接続されたバイアス用の抵抗R13と、抵抗R13とカ
レントミラー回路を構成しトランジスタQ11,Q12
の共通エミッタに定電流を供給するトランジスタQ1
3,Q14とを備える。
B,T3Aの各々が接続され各々のコレクタが端子T1
A,T1Bの各々に接続されエミッタが共通接続された
トランジスタQ11,Q12と、トランジスタQ11,
Q12の各々の負荷抵抗R11,R12と、端子T5に
接続されたバイアス用の抵抗R13と、抵抗R13とカ
レントミラー回路を構成しトランジスタQ11,Q12
の共通エミッタに定電流を供給するトランジスタQ1
3,Q14とを備える。
【0019】差動増幅回路2は各々のベースに差動増幅
回路1のトランジスタQ11,Q12の各々のコレクタ
が接続され各々のコレクタが端子T2A,T2Bの各々
に接続されエミッタが共通接続されたトランジスタQ2
1,Q22と、トランジスタQ21,Q22の各々の負
荷抵抗R21,R22と、端子T4に接続されたバイア
ス用の抵抗R23と、抵抗R23とカレントミラー回路
を構成しトランジスタQ21,Q22の共通エミッタに
定電流を供給するトランジスタQ23,Q24とを備え
る。
回路1のトランジスタQ11,Q12の各々のコレクタ
が接続され各々のコレクタが端子T2A,T2Bの各々
に接続されエミッタが共通接続されたトランジスタQ2
1,Q22と、トランジスタQ21,Q22の各々の負
荷抵抗R21,R22と、端子T4に接続されたバイア
ス用の抵抗R23と、抵抗R23とカレントミラー回路
を構成しトランジスタQ21,Q22の共通エミッタに
定電流を供給するトランジスタQ23,Q24とを備え
る。
【0020】ここで、端子T1A,T1B,T2A,T
2B,T3A,T3Bの各々はそれぞれ相補の信号S1
〜S3を入出力する差動入出力端子であり、符号A,B
がそれぞれ相補の非反転,反転を表わす。また、端子T
4,T5はそれぞれ差動増幅回路1,2をオンオフさせ
る制御用の信号C4,C5の供給用の端子で信号C4,
C5のいずれか一方がハイレベルのとき他方がロウレベ
ルとなる相補関係を有する。
2B,T3A,T3Bの各々はそれぞれ相補の信号S1
〜S3を入出力する差動入出力端子であり、符号A,B
がそれぞれ相補の非反転,反転を表わす。また、端子T
4,T5はそれぞれ差動増幅回路1,2をオンオフさせ
る制御用の信号C4,C5の供給用の端子で信号C4,
C5のいずれか一方がハイレベルのとき他方がロウレベ
ルとなる相補関係を有する。
【0021】次に、図1(A)を参照して本実施例の動
作について説明すると、差動増幅回路1は端子T3A,
T3B(以下T3)を差動入力とし、端子T1A,T1
B(以下T1)を差動出力としている。また、差動増幅
回路2は端子T1A,T1Bを差動入力とし、端子T2
A,T2B(以下T2)を差動出力としている。ここ
で、制御信号C5をハイレベルにしたがって制御信号C
4をロウレベルに設定すると、本実施例の回路は端子T
3に供給される信号S3を入力とし端子T1に出力され
る信号S1を出力とする増幅回路となる。逆に、端子T
5,T4の各々をそれぞれロウレベル,ハイレベルに設
定すると、この回路は端子T1に供給される信号S1を
入力とし端子T2に出力される信号S2を出力とする増
幅回路となる。
作について説明すると、差動増幅回路1は端子T3A,
T3B(以下T3)を差動入力とし、端子T1A,T1
B(以下T1)を差動出力としている。また、差動増幅
回路2は端子T1A,T1Bを差動入力とし、端子T2
A,T2B(以下T2)を差動出力としている。ここ
で、制御信号C5をハイレベルにしたがって制御信号C
4をロウレベルに設定すると、本実施例の回路は端子T
3に供給される信号S3を入力とし端子T1に出力され
る信号S1を出力とする増幅回路となる。逆に、端子T
5,T4の各々をそれぞれロウレベル,ハイレベルに設
定すると、この回路は端子T1に供給される信号S1を
入力とし端子T2に出力される信号S2を出力とする増
幅回路となる。
【0022】本実施例の上記動作機能をブロックで示す
図1(B)を参照すると、端子T1はアンテナANT
に、端子T2は受信回路RXに、端子T3は送信回路T
Xにそれぞれ接続することにより、差動増幅回路1は受
信高周波増幅器として、差動増幅回路2は送信電力増幅
器としてそれぞれ動作する。
図1(B)を参照すると、端子T1はアンテナANT
に、端子T2は受信回路RXに、端子T3は送信回路T
Xにそれぞれ接続することにより、差動増幅回路1は受
信高周波増幅器として、差動増幅回路2は送信電力増幅
器としてそれぞれ動作する。
【0023】また、端子T4,T5に供給する制御信号
C4,C5については抵抗R13,R23の値をある程
度大きな値(たとえば>10KΩ)に設定すれば、通常
のCMOSデジタルLSIにより十分駆動できる。した
がってこれら差動増幅回路1,2のオンオフの制御を容
易に行うことができる。
C4,C5については抵抗R13,R23の値をある程
度大きな値(たとえば>10KΩ)に設定すれば、通常
のCMOSデジタルLSIにより十分駆動できる。した
がってこれら差動増幅回路1,2のオンオフの制御を容
易に行うことができる。
【0024】さらに、図1(A)において、破線で示し
た端子T6,T7は差動増幅回路1,2の定電流源供給
用のトランジスタQ23,Q13の各々のベースに接続
されている。図1(C)を参照すると、これら端子T
6,T7に所定の信号S6,S7を供給することにより
差動増幅回路1,2は信号S6と信号S2、あるいは信
号S7と信号S1の乗算器すなわち周波数変換用のミキ
サとしてそれぞれ動作する。
た端子T6,T7は差動増幅回路1,2の定電流源供給
用のトランジスタQ23,Q13の各々のベースに接続
されている。図1(C)を参照すると、これら端子T
6,T7に所定の信号S6,S7を供給することにより
差動増幅回路1,2は信号S6と信号S2、あるいは信
号S7と信号S1の乗算器すなわち周波数変換用のミキ
サとしてそれぞれ動作する。
【0025】本発明の第2の実施例を図1と共通の構成
要素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で
示す図2(A)を参照すると、本実施例の第1の実施例
との相違点は、差動増幅回路1の代りに、トランジスタ
Q1,Q2の各々のベースに端子T2A,T2Bの各々
が接続された差動増幅回路1Aを備えることである。
要素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で
示す図2(A)を参照すると、本実施例の第1の実施例
との相違点は、差動増幅回路1の代りに、トランジスタ
Q1,Q2の各々のベースに端子T2A,T2Bの各々
が接続された差動増幅回路1Aを備えることである。
【0026】動作機能をブロックで示す図2(B)を参
照して動作について説明すると、制御信号C5,C4の
各々をそれぞれハイレベル,ロウレベルに設定すると、
本実施例の回路は端子T2に供給される信号S2を入力
とし端子T1に出力される信号S1を出力とする増幅回
路となる。逆に、端子T5,T4の各々をそれぞれロウ
レベル,ハイレベルに設定すると、この回路は端子T1
に供給される信号S1を入力とし端子T2に出力される
信号S2を出力とする増幅回路となる。
照して動作について説明すると、制御信号C5,C4の
各々をそれぞれハイレベル,ロウレベルに設定すると、
本実施例の回路は端子T2に供給される信号S2を入力
とし端子T1に出力される信号S1を出力とする増幅回
路となる。逆に、端子T5,T4の各々をそれぞれロウ
レベル,ハイレベルに設定すると、この回路は端子T1
に供給される信号S1を入力とし端子T2に出力される
信号S2を出力とする増幅回路となる。
【0027】また第1の実施例と同様に、破線で示す端
子T6,T7に信号S6,S7を供給することにより、
双方向ミキサ回路として動作する。
子T6,T7に信号S6,S7を供給することにより、
双方向ミキサ回路として動作する。
【0028】本発明の第3の実施例を図1と共通の構成
要素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で
示す図3を参照すると、本実施例の第1の実施例との相
違点は、差動増幅回路1,2の代りに、トランジスタQ
11,Q12のそれぞれバイアス用の抵抗R15,R1
6とこれら抵抗R15,R16にそれぞれ直列接続され
定電流源として動作するトランジスタQ15,Q16と
を付加した差動増幅回路1Bと、抵抗R11,R12に
それぞれ直列接続されトランジスタQ21,Q22のそ
れぞれのバイアス用の定電流源として動作するトランジ
スタQ25,Q26とを付加した差動増幅回路2Aを備
えることである。
要素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で
示す図3を参照すると、本実施例の第1の実施例との相
違点は、差動増幅回路1,2の代りに、トランジスタQ
11,Q12のそれぞれバイアス用の抵抗R15,R1
6とこれら抵抗R15,R16にそれぞれ直列接続され
定電流源として動作するトランジスタQ15,Q16と
を付加した差動増幅回路1Bと、抵抗R11,R12に
それぞれ直列接続されトランジスタQ21,Q22のそ
れぞれのバイアス用の定電流源として動作するトランジ
スタQ25,Q26とを付加した差動増幅回路2Aを備
えることである。
【0029】これにより、トランジスタQ11,Q12
およびトランジスタQ21,Q22の各々に適正なバイ
アス電流を安定に供給することにより、差動増幅回路1
B,2Aの各々の動作を安定化できる。
およびトランジスタQ21,Q22の各々に適正なバイ
アス電流を安定に供給することにより、差動増幅回路1
B,2Aの各々の動作を安定化できる。
【0030】本発明の第4の実施例を図3と共通の構成
要素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で
示す図4を参照すると、本実施例の第3の実施例との相
違点は、差動増幅回路1B,2Aの代りに、トランジス
タQ11,Q12の各々のコレクタと端子T1A,T1
Bとの間にトランジスタQ19,Q20から成るエミッ
タホロワとこれらトランジスタQ19,Q20の定電流
源のトランジスタQ17,Q18とを付加した差動回路
1Cと、トランジスタQ21,Q22の各々のコレクタ
と端子T2A,T2Bとの間にトランジスタQ29,Q
30から成るエミッタホロワとこれらトランジスタQ2
9,Q30の定電流源のトランジスタQ27,Q28と
を付加した差動回路2Bとを備えることである。
要素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で
示す図4を参照すると、本実施例の第3の実施例との相
違点は、差動増幅回路1B,2Aの代りに、トランジス
タQ11,Q12の各々のコレクタと端子T1A,T1
Bとの間にトランジスタQ19,Q20から成るエミッ
タホロワとこれらトランジスタQ19,Q20の定電流
源のトランジスタQ17,Q18とを付加した差動回路
1Cと、トランジスタQ21,Q22の各々のコレクタ
と端子T2A,T2Bとの間にトランジスタQ29,Q
30から成るエミッタホロワとこれらトランジスタQ2
9,Q30の定電流源のトランジスタQ27,Q28と
を付加した差動回路2Bとを備えることである。
【0031】これにより、送受信のアイソレーションを
向上することができる。
向上することができる。
【0032】本実施例のの回路の周波数特性の計算機シ
ミュレーション結果を示す図5を参照すると、曲線A
は、端子T1Bをバイパスコンデンサにより高周波的に
接地し端子T4に供給する制御信号C4をハイレベルと
し端子T1Aから信号S1を入力し端子T2Aから信号
S2を出力した場合のこの出力信号S2のレベルであ
り、端子T1A,T2A間すなわち差動増幅回路2B
が、例えば1GHzではこの信号S2のレベルが10d
Bとアンプとして動作していることが示されている。ま
た、曲線Bは上記設定において、制御信号C4をロウレ
ベルとし差動増幅回路2Bがオフ状態となっている場合
の出力信号S2のレベルであり、この例の1GHzでは
この信号S2のレベルが−50dBと十分なアイソレー
ション特性を示している。
ミュレーション結果を示す図5を参照すると、曲線A
は、端子T1Bをバイパスコンデンサにより高周波的に
接地し端子T4に供給する制御信号C4をハイレベルと
し端子T1Aから信号S1を入力し端子T2Aから信号
S2を出力した場合のこの出力信号S2のレベルであ
り、端子T1A,T2A間すなわち差動増幅回路2B
が、例えば1GHzではこの信号S2のレベルが10d
Bとアンプとして動作していることが示されている。ま
た、曲線Bは上記設定において、制御信号C4をロウレ
ベルとし差動増幅回路2Bがオフ状態となっている場合
の出力信号S2のレベルであり、この例の1GHzでは
この信号S2のレベルが−50dBと十分なアイソレー
ション特性を示している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線通信
装置は、送信終段回路が第1の差動増幅回路と第1の制
御信号で制御される第1の定電流源とを備え、受信前置
回路が入力端を上記第1の差動増幅回路の出力端に出力
端を接続した第2の差動増幅回路と第1の制御信号と相
補の第2の制御信号で制御される第2の定電流源とを備
え、第1および第2の制御信号により制御される上記第
1,第2の差動増幅回路の各々の動作・停止により送受
信の切換えを行うので、高周波信号経路に直列に挿入さ
れる切換用スイッチが不要となりスイッチ挿入損失の発
生要因を除去できるという効果がある。
装置は、送信終段回路が第1の差動増幅回路と第1の制
御信号で制御される第1の定電流源とを備え、受信前置
回路が入力端を上記第1の差動増幅回路の出力端に出力
端を接続した第2の差動増幅回路と第1の制御信号と相
補の第2の制御信号で制御される第2の定電流源とを備
え、第1および第2の制御信号により制御される上記第
1,第2の差動増幅回路の各々の動作・停止により送受
信の切換えを行うので、高周波信号経路に直列に挿入さ
れる切換用スイッチが不要となりスイッチ挿入損失の発
生要因を除去できるという効果がある。
【0034】また、GaAsFETで構成したアナログ
スイッチ用の負電圧のスイッチ制御信号の発生のための
負電圧電源回路が不要となるという効果がある。
スイッチ用の負電圧のスイッチ制御信号の発生のための
負電圧電源回路が不要となるという効果がある。
【0035】さらに、LSI化の阻害要因であるPNP
トランジスタや、コイルやコンデンサを含まないので、
容易にLSI化が可能であるという効果がある。
トランジスタや、コイルやコンデンサを含まないので、
容易にLSI化が可能であるという効果がある。
【図1】本発明の無線通信装置の第1の実施例を示す回
路図およびブロック図である。
路図およびブロック図である。
【図2】本発明の無線通信装置の第2の実施例を示す回
路図およびブロック図である。
路図およびブロック図である。
【図3】本発明の無線通信装置の第3の実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図4】本発明の無線通信装置の第4の実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図5】本実施例の無線通信装置における動作の一例を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図6】従来の第1の無線通信装置を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】アナログスイッチの構成を示す回路図である。
【図8】従来の第3の無線通信装置を示す回路図であ
る。
る。
1,1A,1B,1C,2,2A,2B 差動増幅回
路 101,112 発振器 102 変調器 103,109 ミキサ 104,106 スイッチ 105,108 アンプ 107 フィルタ 110 復調器 113 アンテナ 201 受信回路 202 送信回路 203,204 スイッチ回路 Q11〜Q20,Q21〜Q30,N1〜N3,P1
トランジスタ
路 101,112 発振器 102 変調器 103,109 ミキサ 104,106 スイッチ 105,108 アンプ 107 フィルタ 110 復調器 113 アンテナ 201 受信回路 202 送信回路 203,204 スイッチ回路 Q11〜Q20,Q21〜Q30,N1〜N3,P1
トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/38 - 1/58 H03F 3/62 H03D 7/14
Claims (7)
- 【請求項1】 受信時にはアンテナから入力した受信高
周波信号を増幅あるいは周波数変換して生成した受信信
号を後段の受信回路に出力する受信前置回路と、送信時
には前段の送信励振回路から供給された送信励振信号を
電力増幅あるいは周波数変換し送信信号として前記アン
テナに出力する送信終段回路とを備え、前記送信および
受信の切換えを時分割で行う無線通信装置において、 前記送信終段回路が、相補の入力端を前記送信励振回路
に相補の出力端を前記アンテナにそれぞれ接続した平衡
型の第1の差動増幅回路と、第1の制御信号の供給に応
答して前記第1の差動増幅回路の動作電流を供給する第
1の定電流源とを備え、 前記受信前置回路が、相補の入力端を前記第1の差動増
幅回路の出力端に相補の出力端を前記受信回路にそれぞ
れ接続した平衡型の第2の差動増幅回路と、前記第1の
制御信号と相補関係の第2の制御信号の供給に応答して
前記第2の差動増幅回路の動作電流を供給する第2の定
電流源とを備え、 前記第1および第2の制御信号の各々の供給に応答して
制御される前記第1および第2の差動増幅回路の各々の
動作・停止により前記送信および受信の切換えを行うこ
とを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項2】 前記第1および第2の定電流源の各々
が、それぞれ前記第1および第2の制御信号対応の第1
および第2の制御電流に比例する第1および第2の定電
流をそれぞれ供給する第1および第2のカレントミラー
回路を備えることを特徴とする請求項1記載の無線通信
装置。 - 【請求項3】 前記第1の差動増幅回路の入力端が、前
記第2の差動増幅回路の出力端に接続されたことを特徴
とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項4】 前記第1の差動増幅回路が、各々のエミ
ッタが共通接続され各々のコレクタが第1および第2の
抵抗の各々に接続されるとともに相補の第1の端子の各
々に接続され各々のベースが相補の第3の端子の各々に
接続される第1および第2のトランジスタと、前記共通
接続されたエミッタにコレクタが接続されエミッタが接
地され前記第1の定電流源を成す第3のトランジスタ
と、エミッタが接地されベースとコレクタおよび前記第
3のトランジスタのベースとが共通接続された第1の共
通接続点を有する第4のトランジスタと、一端が前記第
1の制御信号を供給する第1の信号源に他端が前記第4
のトランジスタのベースに接続された第3の抵抗とを備
え、 前記第2の差動増幅回路が、各々のエミッタが共通接続
され各々のコレクタが第4および第5の抵抗の各々に接
続されるとともに相補の第2の出力端子の各々に接続さ
れ各々のベースが前記第1の端子の各々に接続される第
5および第6のトランジスタと、前記共通接続されたエ
ミッタにコレクタが接続されエミッタが接地され前記第
2の定電流源を成す第7のトランジスタと、エミッタが
接地されベースとコレクタおよび前記第7のトランジス
タのベースが共通接続された第2の共通接続点を有する
第8のトランジスタと、一端が前記第2の制御信号を供
給する第2の信号源に他端が前記第8のトランジスタの
ベースに接続された第6の抵抗とを備えることを特徴と
する請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項5】 第1の差動増幅回路が、各々のエミッタ
が共通接続され各々のコレクタが第1および第2の抵抗
の各々に接続されるとともにそれぞれ第5および第6の
トランジスタから成る第1および第2のエミッタホロワ
を経由して相補の第1の端子の各々に接続され各々のベ
ースが相補の第3の端子の各々に接続される第1および
第2のトランジスタと、前記共通接続されたエミッタに
コレクタが接続されエミッタが接地され前記第1の定電
流源を成す第3のトランジスタと、エミッタが接地され
ベースとコレクタおよび前記第3のトランジスタのベー
スとが共通接続された第1の共通接続点を有する第4の
トランジスタと、一端が前記第1の制御信号を供給する
第1の信号源に他端が前記第4のトランジスタのベース
に接続された第3の抵抗とを備え、 前記第2の差動増幅回路が、各々のエミッタが共通接続
され各々のコレクタが第4および第5の抵抗の各々に接
続されるとともにそれぞれ第7および第8のトランジス
タから成る第3および第4のエミッタホロワを経由して
相補の第2の出力端子の各々に接続され各々のベースが
前記第1の端子の各々に接続される第5および第6のト
ランジスタと、前記共通接続されたエミッタにコレクタ
が接続されエミッタが接地され前記第2の定電流源を成
す第7のトランジスタと、エミッタが接地されベースと
コレクタおよび前記第7のトランジスタのベースが共通
接続された第2の共通接続点を有する第8のトランジス
タと、一端が前記第2の制御信号を供給する第2の信号
源に他端が前記第8のトランジスタのベースに接続され
た第6の抵抗とを備えることを特徴とする請求項1記載
の無線通信装置。 - 【請求項6】 前記第1の差動増幅回路が、前記第1共
通接続点に予め定めた第3の制御信号の供給を受け受信
用ミキサ回路として動作し前記第2の差動増幅回路が前
記第2の共通接続点に予め定めた第4の制御信号の供給
を受け送信用ミキサ回路として動作することを特徴とす
る請求項4および5記載の無線通信装置。 - 【請求項7】 前記第1の差動増幅回路が、前記第1,
第2のトランジスタの各々のベースに各々のコレクタが
前記第1の共通接続点に各々のベースがそれぞれ接続さ
れた第9,第10のトランジスタを有する第3,第4の
定電流源を備え、前記第2の差動増幅回路が、前記第
3,第4のトランジスタの各々のベースに各々のコレク
タが前記第2の共通接続点に各々のベースがそれぞれ接
続された第11,第12のトランジスタを有する第5,
第6の定電流源を備えることを特徴とする請求項4およ
び6記載の無線通信装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287730A JP2790062B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 無線通信装置 |
EP95118309A EP0714177A3 (en) | 1994-11-22 | 1995-11-21 | Radiocommunication system operating in a time shared control |
US08/561,897 US5787339A (en) | 1994-11-22 | 1995-11-22 | Radiocommunication system operating in a time shared control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287730A JP2790062B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 無線通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149038A JPH08149038A (ja) | 1996-06-07 |
JP2790062B2 true JP2790062B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=17721015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6287730A Expired - Lifetime JP2790062B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 無線通信装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5787339A (ja) |
EP (1) | EP0714177A3 (ja) |
JP (1) | JP2790062B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6229347B1 (en) * | 1999-01-11 | 2001-05-08 | United Microelectronics, Corp. | Circuit for evaluating an asysmetric antenna effect |
DE69935494T2 (de) * | 1999-03-19 | 2008-01-17 | Asulab S.A. | Antennenanordnung |
US6721544B1 (en) * | 2000-11-09 | 2004-04-13 | Intel Corporation | Duplexer structure for coupling a transmitter and a receiver to a common antenna |
FR2818054B1 (fr) * | 2000-12-08 | 2006-08-11 | St Microelectronics Sa | Tete d'emission-reception |
JP2003124834A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-25 | Toshiba Corp | チューナ用ic入力回路 |
GB2389485A (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-10 | Sony Uk Ltd | Pre-amplification transmit isolation switch in a mobile transceiver front end |
US8134799B1 (en) | 2004-04-06 | 2012-03-13 | Oracle America, Inc. | Gripper assembly for data storage system |
US7324790B2 (en) * | 2004-04-29 | 2008-01-29 | Freescale Semiconductor, Inc. | Wireless transceiver and method of operating the same |
JP4841670B2 (ja) | 2007-07-24 | 2011-12-21 | 富士通株式会社 | 送受信回路 |
JP5638468B2 (ja) | 2011-06-08 | 2014-12-10 | アルプス電気株式会社 | 信号切替装置 |
JP5743983B2 (ja) * | 2012-08-31 | 2015-07-01 | 株式会社東芝 | 送受切替回路、無線装置および送受切替方法 |
US20220140797A1 (en) * | 2019-02-14 | 2022-05-05 | Nec Corporation | Bidirectional amplifier |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE3203961A1 (de) * | 1982-02-05 | 1983-08-18 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Elektronischer sende-empfangsumschalter |
DE3235622A1 (de) * | 1982-09-25 | 1984-03-29 | SWF-Spezialfabrik für Autozubehör Gustav Rau GmbH, 7120 Bietigheim-Bissingen | Elektrischer kleinmotor, insbesondere fuer scheibenwischanlagen in kraftfahrzeugen |
IT1162859B (it) * | 1983-05-12 | 1987-04-01 | Cselt Centro Studi Lab Telecom | Circuito di polarizzazione per circuiti integrati bipolari multifunzione |
US4633146A (en) * | 1983-06-09 | 1986-12-30 | Rca Corporation | Drive circuit for multiple scan rate horizontal deflection circuit |
JPS6460135A (en) | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Fujitsu Ltd | Radiocommunication system |
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