JP2551330B2 - ミキサ回路 - Google Patents
ミキサ回路Info
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- JP2551330B2 JP2551330B2 JP5149499A JP14949993A JP2551330B2 JP 2551330 B2 JP2551330 B2 JP 2551330B2 JP 5149499 A JP5149499 A JP 5149499A JP 14949993 A JP14949993 A JP 14949993A JP 2551330 B2 JP2551330 B2 JP 2551330B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ミキサ回路に関し、特
に、トランジスタなどをミキサ素子として使用し入力側
に整合回路を備えたミキサ回路に関する。
に、トランジスタなどをミキサ素子として使用し入力側
に整合回路を備えたミキサ回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】トランジスタなどをミキサ素子として使
用する従来のミキサ回路の例が、図２に示されている。
このミキサ回路は、高周波(RF)受信信号と局部発振(LO)
信号とを混合して中間周波数(IF)信号に変換するもので
ある。
用する従来のミキサ回路の例が、図２に示されている。
このミキサ回路は、高周波(RF)受信信号と局部発振(LO)
信号とを混合して中間周波数(IF)信号に変換するもので
ある。
【０００３】入力端子１１に入力する高周波受信信号を
増幅する第１の狭帯域アンプ１２と、局部発振回路１４
からの局部発振信号を増幅する第２の狭帯域アンプ１５
が設けられており、これら両方の狭帯域アンプ１２,１
５の出力は相互に接続されるとともに、ミキサ部１６に
接続されている。さらに、局部発振回路１４の発振周波
数を指定し制御するための周波数指定制御部１８が設け
られている。ミキサ部１６としては、例えば１入力のト
ランジスタミキサ回路が使用されている。
増幅する第１の狭帯域アンプ１２と、局部発振回路１４
からの局部発振信号を増幅する第２の狭帯域アンプ１５
が設けられており、これら両方の狭帯域アンプ１２,１
５の出力は相互に接続されるとともに、ミキサ部１６に
接続されている。さらに、局部発振回路１４の発振周波
数を指定し制御するための周波数指定制御部１８が設け
られている。ミキサ部１６としては、例えば１入力のト
ランジスタミキサ回路が使用されている。
【０００４】ここで狭帯域アンプ１２,１５が設けられ
ているのは、高周波受信信号の局部発振回路１４側への
回り込みや、局部発振信号の入力端子１１側への回り込
みを低減する（アイソレーションの向上）とともに、所
要の周波数変換ゲインを得るためである。
ているのは、高周波受信信号の局部発振回路１４側への
回り込みや、局部発振信号の入力端子１１側への回り込
みを低減する（アイソレーションの向上）とともに、所
要の周波数変換ゲインを得るためである。
【０００５】さらに実開平1-74617号公報には、１入力
のトランジスタミキサ回路に対し、第１および第２の高
周波源とこのトランジスタミキサ回路の入力点との間
に、それぞれ入力整合回路を設けた構成のミキサ回路が
開示されている。
のトランジスタミキサ回路に対し、第１および第２の高
周波源とこのトランジスタミキサ回路の入力点との間
に、それぞれ入力整合回路を設けた構成のミキサ回路が
開示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述したミキサ回路で
は、狭帯域アンプを使用しているため、所要の周波数変
換ゲインを確保できる周波数帯域が狭いものとなり、信
号周波数の変化などに対応できないという問題点があ
る。
は、狭帯域アンプを使用しているため、所要の周波数変
換ゲインを確保できる周波数帯域が狭いものとなり、信
号周波数の変化などに対応できないという問題点があ
る。
【０００７】本発明の目的は、信号の回り込みを低減し
ながら広い周波数帯域で所要の周波数変換ゲインを確保
することのできるミキサ回路を提供することにある。
ながら広い周波数帯域で所要の周波数変換ゲインを確保
することのできるミキサ回路を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のミキサ回路は、
第１の狭帯域アンプの出力と第２の狭帯域アンプの出力
とを入力とするミキサ部を備えたミキサ回路において、
前記第１の狭帯域アンプの出力に接続され印加される制
御電圧に応じてインピーダンスが変化する第１の電圧制
御式整合回路と、前記第２の狭帯域アンプの出力に接続
され印加される制御電圧に応じてインピーダンスが変化
する第２の電圧制御式整合回路とを有し、前記第１の電
圧制御式整合回路の出力と前記第２の電圧制御式整合回
路の出力とが相互に接続して前記ミキサ部に入力する。
第１の狭帯域アンプの出力と第２の狭帯域アンプの出力
とを入力とするミキサ部を備えたミキサ回路において、
前記第１の狭帯域アンプの出力に接続され印加される制
御電圧に応じてインピーダンスが変化する第１の電圧制
御式整合回路と、前記第２の狭帯域アンプの出力に接続
され印加される制御電圧に応じてインピーダンスが変化
する第２の電圧制御式整合回路とを有し、前記第１の電
圧制御式整合回路の出力と前記第２の電圧制御式整合回
路の出力とが相互に接続して前記ミキサ部に入力する。
【０００９】
【作用】各狭帯域アンプの出力側に、それぞれ電圧制御
式整合回路が設けられているので、これら電圧制御式整
合回路に印加される電圧を制御することにより、狭帯域
アンプの出力インピーダンスを変化させることができ、
狭帯域アンプの中心周波数と実際に増幅する信号の周波
数のずれに起因するインピーダンスのミスマッチングを
解消することができる。このため、実質的に狭帯域アン
プを広帯域で使用できることとなって、結果的にミキサ
回路の広帯域化を図ることができる。
式整合回路が設けられているので、これら電圧制御式整
合回路に印加される電圧を制御することにより、狭帯域
アンプの出力インピーダンスを変化させることができ、
狭帯域アンプの中心周波数と実際に増幅する信号の周波
数のずれに起因するインピーダンスのミスマッチングを
解消することができる。このため、実質的に狭帯域アン
プを広帯域で使用できることとなって、結果的にミキサ
回路の広帯域化を図ることができる。
【００１０】電圧制御式整合回路としては、例えば、狭
帯域アンプの出力側に可変容量ダイオードを取り付けた
構造のものが挙げられる。
帯域アンプの出力側に可変容量ダイオードを取り付けた
構造のものが挙げられる。
【００１１】電圧制御式整合回路に印加する制御用の電
圧は、それぞれの狭帯域アンプごとに、当該狭帯域アン
プが増幅する信号の周波数に応じて、変化させる必要が
ある。ここで高周波受信信号と局部発振信号とを混合し
て中間周波数信号を得る場合を考えると、中間周波数信
号の周波数は一定であるので、局部発振周波数が決まれ
ば、増幅すべき高周波受信信号の周波数は一意に決まる
ことになる。したがって局部発振回路の発振周波数を制
御する周波数指定制御部が設けられている場合には、こ
の周波数指定制御部において各電圧制御式整合回路への
制御電圧が発生するようにすることにより、常に最適な
インピーダンスマッチングを達成することが可能とな
る。
圧は、それぞれの狭帯域アンプごとに、当該狭帯域アン
プが増幅する信号の周波数に応じて、変化させる必要が
ある。ここで高周波受信信号と局部発振信号とを混合し
て中間周波数信号を得る場合を考えると、中間周波数信
号の周波数は一定であるので、局部発振周波数が決まれ
ば、増幅すべき高周波受信信号の周波数は一意に決まる
ことになる。したがって局部発振回路の発振周波数を制
御する周波数指定制御部が設けられている場合には、こ
の周波数指定制御部において各電圧制御式整合回路への
制御電圧が発生するようにすることにより、常に最適な
インピーダンスマッチングを達成することが可能とな
る。
【００１２】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の一実施例のミキサ回路の
構成を示すブロック図である。このミキサ回路は、高周
波受信信号と局部発振信号とを混合して中間周波数信号
に変換するものである。
て説明する。図１は、本発明の一実施例のミキサ回路の
構成を示すブロック図である。このミキサ回路は、高周
波受信信号と局部発振信号とを混合して中間周波数信号
に変換するものである。
【００１３】入力端子１に入力する高周波受信信号を増
幅する第１の狭帯域アンプ２と、局部発振回路４からの
局部発振信号を増幅する第２の狭帯域アンプ５が設けら
れており、これら狭帯域アンプ２,５の出力は、それぞ
れ電圧制御式整合回路３,６に入力している。電圧制御
式整合回路３,６は、それぞれ可変容量ダイオードから
なるものであり、後述する周波数指定制御部８から印加
される制御電圧値によってそのインピーダンス値が変化
するものである。電圧制御式整合回路３,６の出力は相
互に接続されており、この共通接続点にミキサ部７の入
力部が接続されている。ミキサ部７は、１入力の公知の
トランジスタミキサ回路で構成されており、その出力が
中間周波数出力となっている。さらに、局部発振回路４
の発振周波数を指定・制御し、各電圧制御式整合回路
３,６への制御電圧を発生する周波数指定制御部８が設
けられている。周波数指定制御部８は、局部発振回路４
に指定した局部発振周波数に応じ、この局部発振周波数
に対してインピーダンスマッチングが取れるような制御
電圧を電圧制御式整合回路６に出力し、局部発振周波数
と中間周波数とから算出される高周波受信信号の周波数
に対してインピーダンスマッチングが取れるよう制御電
圧を電圧制御式整合回路３に出力するように、構成され
ている。
幅する第１の狭帯域アンプ２と、局部発振回路４からの
局部発振信号を増幅する第２の狭帯域アンプ５が設けら
れており、これら狭帯域アンプ２,５の出力は、それぞ
れ電圧制御式整合回路３,６に入力している。電圧制御
式整合回路３,６は、それぞれ可変容量ダイオードから
なるものであり、後述する周波数指定制御部８から印加
される制御電圧値によってそのインピーダンス値が変化
するものである。電圧制御式整合回路３,６の出力は相
互に接続されており、この共通接続点にミキサ部７の入
力部が接続されている。ミキサ部７は、１入力の公知の
トランジスタミキサ回路で構成されており、その出力が
中間周波数出力となっている。さらに、局部発振回路４
の発振周波数を指定・制御し、各電圧制御式整合回路
３,６への制御電圧を発生する周波数指定制御部８が設
けられている。周波数指定制御部８は、局部発振回路４
に指定した局部発振周波数に応じ、この局部発振周波数
に対してインピーダンスマッチングが取れるような制御
電圧を電圧制御式整合回路６に出力し、局部発振周波数
と中間周波数とから算出される高周波受信信号の周波数
に対してインピーダンスマッチングが取れるよう制御電
圧を電圧制御式整合回路３に出力するように、構成され
ている。
【００１４】このように構成された本実施例のミキサ回
路では、まず、周波数指定制御部８による局部発振周波
数の指定が行われ、同時に、この局部発振周波数に対応
した上述したような制御電圧が、各電圧制御式整合回路
３,６に印加される。その結果、局部発振回路４はこの
指定された周波数で発振し、局部発振信号は狭帯域アン
プ５で増幅され、電圧制御式整合回路６で最適にインピ
ーダンス整合が行われ、ミキサ部７に入力する。また、
入力端子１に入力した高周波受信信号は、狭帯域アンプ
２で増幅され、電圧制御式整合回路６で最適にインピー
ダンス整合が行われ、ミキサ部７に入力する。これによ
り、ミキサ部７で効率よく周波数混合が行われ、所要の
周波数変換レベルを維持して中間周波数信号が出力され
ることになる。
路では、まず、周波数指定制御部８による局部発振周波
数の指定が行われ、同時に、この局部発振周波数に対応
した上述したような制御電圧が、各電圧制御式整合回路
３,６に印加される。その結果、局部発振回路４はこの
指定された周波数で発振し、局部発振信号は狭帯域アン
プ５で増幅され、電圧制御式整合回路６で最適にインピ
ーダンス整合が行われ、ミキサ部７に入力する。また、
入力端子１に入力した高周波受信信号は、狭帯域アンプ
２で増幅され、電圧制御式整合回路６で最適にインピー
ダンス整合が行われ、ミキサ部７に入力する。これによ
り、ミキサ部７で効率よく周波数混合が行われ、所要の
周波数変換レベルを維持して中間周波数信号が出力され
ることになる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各狭帯域
アンプの出力側にそれぞれ電圧制御式整合回路を設ける
ことにより、周波数に応じて最適のインピーダンス整合
を維持できるので、高周波信号相互間の回り込みを低減
しながら、広帯域にわたって所要の周波数変換ゲインを
得ることができるという効果がある。
アンプの出力側にそれぞれ電圧制御式整合回路を設ける
ことにより、周波数に応じて最適のインピーダンス整合
を維持できるので、高周波信号相互間の回り込みを低減
しながら、広帯域にわたって所要の周波数変換ゲインを
得ることができるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例のミキサ回路の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】従来のミキサ回路の構成を示すブロック図であ
る。
る。
１ 入力端子 ２,５ 狭帯域アンプ ３,６ 電圧制御式整合回路 ４ 局部発振回路 ７ ミキサ部 ８ 周波数指定制御部
Claims (3)
- 【請求項１】 第１の狭帯域アンプの出力と第２の狭帯
域アンプの出力とを入力とするミキサ部を備えたミキサ
回路において、 前記第１の狭帯域アンプの出力に接続され印加される制
御電圧に応じてインピーダンスが変化する第１の電圧制
御式整合回路と、 前記第２の狭帯域アンプの出力に接続され印加される制
御電圧に応じてインピーダンスが変化する第２の電圧制
御式整合回路とを有し、 前記第１の電圧制御式整合回路の出力と前記第２の電圧
制御式整合回路の出力とが相互に接続して前記ミキサ部
に入力 することを特徴とするミキサ回路。 - 【請求項２】 前記第１および第２の狭帯域アンプにそ
れぞれ入力する高周波信号の周波数に応じて前記第１お
よび第２の電圧制御式整合回路に印加する制御電圧をそ
れぞれ制御する周波数指定制御手段を有する請求項１記
載のミキサ回路。 - 【請求項３】 前記第２の狭帯域アンプの入力に接続さ
れた局部発振回路をさらに有し、前記第１の狭帯域アン
プの入力が高周波受信信号であり、前記局部発振回路は
前記周波数指定制御手段によって発振周波数が指定され
るものである、請求項２に記載のミキサ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149499A JP2551330B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ミキサ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149499A JP2551330B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ミキサ回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0715242A JPH0715242A (ja) | 1995-01-17 |
| JP2551330B2 true JP2551330B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=15476497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5149499A Expired - Fee Related JP2551330B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ミキサ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551330B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007117624A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Omron Healthcare Co Ltd | 体組成測定装置 |
| CN102380768B (zh) * | 2010-08-31 | 2014-02-19 | 扬州光辉内燃机配件有限公司 | 一种气门的切割方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05102734A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Fujitsu Ltd | ミキサ用結合回路 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5149499A patent/JP2551330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05102734A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Fujitsu Ltd | ミキサ用結合回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0715242A (ja) | 1995-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |