JP3238931B2 - デジタル携帯電話器 - Google Patents

デジタル携帯電話器

Info

Publication number
JP3238931B2
JP3238931B2 JP15147191A JP15147191A JP3238931B2 JP 3238931 B2 JP3238931 B2 JP 3238931B2 JP 15147191 A JP15147191 A JP 15147191A JP 15147191 A JP15147191 A JP 15147191A JP 3238931 B2 JP3238931 B2 JP 3238931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
reception
impedance
amplifier
preamplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15147191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04373317A (ja
Inventor
恭一 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP15147191A priority Critical patent/JP3238931B2/ja
Publication of JPH04373317A publication Critical patent/JPH04373317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3238931B2 publication Critical patent/JP3238931B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信機器特にデ
ジタル自動車電話器及び携帯型電話器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器特に自動車電話器
や携帯電話器の普及は目覚ましく、近年のうちには周波
数不足に直面するといわれている。このような状況下の
中で、その対策として、現行アナログ方式自動車電話器
や携帯電話器、またコードレス電話器においても準マイ
クロ波帯を利用したデジタル方式の導入が検討されてい
る。
【0003】即ち、現行アナログ方式では、1周波数を
1端末器が独占して使用する(FDMA:Frequency Di
vision MaltipulAccess)ため利用者が増加するにした
がい周波数が不足する。そこで、1周波数を何人かで時
間的に分割し使用する方法(TDMA:Time Division
Maltipul Access )で周波数の有効利用を行おうとする
のが、デジタル方式の携帯電話器である。
【0004】さて、現行アナログ方式では例えば”特開
平2─237319”に示すように送受信を異なった周
波数を利用し通話を行う(FDD:Frequency Division
Duplex )が、デジタル化することにより送受信を同一
の周波数を利用して時間的に分割して運用する(TD
D:Time Division Duplex)ことが可能となる。このよ
うなデジタル方式は今後の移動体用電話通信の中心的技
術として、現在我国内でも利用が計画されており、また
欧州でも徐々に実用化へと進みつつある。そして、この
TDD方式の一例として、例えば図4に示すような回路
構成が提案されている。
【0005】本回路においては、アンテナ1で受信した
電波は前置増幅器2で増幅された後、第1局部発振器5
とミキサ回路3で周波数変換された後更にIF増幅器4
で増幅され、しかる後復調処理がなされる。一方、送信
する場合には、第1局部発振器5の発振周波数が直接送
信周波数となり、送信波は送信のため電力増幅器6で増
幅された後アンテナ1より送信される。そして、第1局
部発振器はPLL(Phase Locked Loop )回路を使用し
て周波数をロックすると共に、送信時と受信時とで周波
数を変化させるようにCPUでコントロールされてい
る。以上のように、現在考えられている方法では、送受
信動作の切り替えを第1局部発振器の周波数の変化によ
り成すと共に、併せて、送受信周波数が同一周波数であ
ることから生じる送受信間の干渉妨害を軽減する目的
で、アンテナの送受信接続点に送受信信号の切り替え回
路8が設けられ、送信時と受信時でこれを切り替える方
法が取られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成では、送受信を切り替える場合に、周波数の
高い準マイクロ波帯域の切り替え回路では十分に信号を
減衰させることができず、アイソレーション特性が劣化
する。そのため送信時に送信信号が受信系の妨害信号と
なる。また、高周波信号の切り替え回路は挿入損失が増
加するため、受信系においては受信感度が劣化し、送信
系においては送信電力を多く必要とし、ひいては送信効
率の劣化が生じる。
【0007】本発明は、係る点に鑑み将来の周波数不足
に十分対応しえ、かつ送信効率のよいデジタル携帯電話
器を提供する目的で成されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
デジタル携帯電話器は、上記の目的を達成する為に、ア
ンテナの送受信接続点に、送信系電力増幅器の最終出力
端子がストリップ線路L’で、および、受信系前置増幅
器の初段入力端子がストリップ線路Lで直接接続された
デジタル携帯電話器において、前記送信系電力増幅器
前記受信系前置増幅器の増幅動作のON/OFFを相反
する様に制御する制御手段を具備し、前記送信系電力増
幅器の増幅動作がONで、且つ、前記受信系前置増幅器
の増幅動作がOFFの場合には、前記アンテナの送受信
接続点からみた受信系のインピーダンスが前記ストリッ
プ線路Lによってハイインピーダンスとなるように位相
特性が変化し、一方、前記送信系電力増幅器の増幅動作
がOFFで、且つ、前記受信系前置増幅器の増幅動作が
ONの場合には、前記アンテナの送受信接続点からみた
送信系のインピーダンスが前記ストリップ線路L’によ
ってハイインピーダンスとなるように位相特性が変化す
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成により、増幅器の切り替えとインピー
ダンスの切り替えにより送受信回路を切り替えることが
可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1至図3を用いて
説明する。図1はその構成図である。本実施例の携帯電
話器の主要構成、各構成要素の機能等は図4に示す従来
考えられていたものと同じである。従って、以下に本発
明に係る部分についてのみ説明し、変調回路、復調回
路、データ処理部等の説明は省略する。
【0011】図2は、前置増幅器2と電力増幅器6のオ
ンオフの切り替えを示す回路図である。ここに、前置増
幅器2、電力増幅器6ともNPNトランジスタTr1、
Tr2をエミッタ設置方式で使用している。そして、両
トランジスタTr1、Tr2のコレクタと電源+Bとの
間には制御用トランジスタTr3、Tr4が介挿されて
いる。両制御用トランジスタTr3、Tr4のベースに
はCPUから制御信号が加えられている。ここで、制御
用トランジスタの一方Tr3がPNP型で、他方がNP
N型であるため、CPUからの制御信号によって2つの
制御用トランジスタTr3、Tr4が択一的に導通す
る。即ち、制御信号が”H”のときは、NPN型の制御
用トランンジスタが導通し、PNP型の制御用トランジ
スタTr3が非導通となり、一方制御信号が”L”のと
きはPNP型制御用トランジスタTr3が導通し、NP
N型制御用トランジスタTr3が非導通となる。制御用
トランジスタTr3又はTr4が導通すると、+B電圧
がトランジスタTr1又はTr2に印加され、そのトラ
ンジスタTr1又はTr2が所望の前置増幅動作又は電
力増幅動作を開始する。
【0012】また、受信系前置増幅器2の入力インピー
ダンスは受信時にはアンテナ1と整合状態にあるが、送
信時には増幅器動作のオフ状態によりインピーダンスは
十分に不整合な状態となり、同じく送信系電力増幅器6
の出力インピーダンスも送信時にはアンテナ1と整合状
態にあるが、受信時には増幅器のオフ状態によりインピ
ーダンスは十分に不整合な状態になるよう構成されてい
る。そのため、本実施例においては受信時には、アンテ
ナの送受信接続点7からみた送信側のインピーダンスが
ハイインピーダンスとなるように位相特性が変化させら
れ、送信時には送受信接続点7からみた受信側のインピ
ーダンスがハイインピーダンスとなる様に位相特性が変
化させられる。図3のスミス図表(Smith Chart )に受
信系前置増幅器2の入力インピーダンスであるSパラメ
ータのS11特性を示す。本図をもとに、その変化の様
子を説明する。図3−Aが受信系増幅器2が動作中のS
11特性で、図2のa点から三本矢印方向に見たインピ
ーダンスである。S11はほぼ50Ωに整合が取れてい
る。しかし送信時にはCPUからの制御信号により、そ
の動作がオフされているため、図3−Bに示すようにS
11特性が大きく不整合状態となる。この入力インピー
ダンスが比較的高いインピーダンスになるように位相特
性を変化させる様に構成されている。そのため、例えば
特性インピーダンス50Ωのストリップ線路で長さlだ
け離れたところではインピーダンスを高く設定できる。
図3−Bのb点はa点のインピーダンスの位相をL分変
化させたところである。この点のインピーダンスは極め
て高いため、この点を図2の送受信接続点7となるよう
設定することにより、送信時にこの点から図2に示すご
とく三本矢印方向に、受信側を見たインピーダンスを高
く設定できるため効率良くアンテナから送信信号を送信
することができる(即ち、そのようになるように受信系
のストリップ線路等の各種構成要素の設計値を決定す
る)。一方、受信時には同様に送信用増幅器6の動作が
オフのときの出力インピーダンスより、送受信接続点7
から図2に示すごとく矢印方向に送信側を見たインピー
ダンスb′がハイインピーダンスとなるように長さL′
離れたところを送受信接続点にしている。
【0013】
【発明の効果】送受信の切り替え回路を必要としないた
め、切り替え回路の挿入損失がなく、挿入損失増加に伴
う受信系における受信感度の劣化がない。また送信系に
おいても送信電力を直接出力できるため送信効率の改善
が可能である。更に、送信時には送受信接続点での受信
側のインピーダンスが高く設定され、しかも受信系増幅
器の動作がオフしているため、送信信号が受信系に妨害
信号として発生することもない。
【0014】ひいては、将来の周波数不足に対処しえる
デジタル方式の効率良い携帯電話器の提供が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル携帯電話器の一実施例の
ブロック図である。
【図2】上記実施例の切り替え部の回路図である。
【図3】上記実施例の増幅器の入力Sパラメータ(S1
1)特性図である。
【図4】従来技術に係るTDD方式デジタル携帯電話の
ブロック図の一例である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信系前置増幅器 3 受信系ミキサ回路 4 受信系IF増幅器 5 第1局部発振器 6 送信系電力増幅器 7 送受信接続点 8 切り替え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/44 H04B 7/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナの送受信接続点に、送信系電力増
    幅器の最終出力端子がストリップ線路L’で、および
    受信系前置増幅器の初段入力端子がストリップ線路Lで
    直接接続されたデジタル携帯電話器において、 前記送信系電力増幅器と前記受信系前置増幅器の増幅動
    作のON/OFFを相反する様に制御する制御手段を具
    備し、 前記送信系電力増幅器の増幅動作がONで、且つ、前記
    受信系前置増幅器の増幅動作がOFFの場合には、前記
    アンテナの送受信接続点からみた受信系のインピーダン
    スが前記ストリップ線路Lによってハイインピーダンス
    となるように位相特性が変化し、一方、前記送信系電力
    増幅器の増幅動作がOFFで、且つ、前記受信系前置増
    幅器の増幅動作がONの場合には、前記アンテナの送受
    信接続点からみた送信系のインピーダンスが前記ストリ
    ップ線路L’によってハイインピーダンスとなるように
    位相特性が変化すること、を特徴とするデジタル携帯電
    話器。
JP15147191A 1991-06-24 1991-06-24 デジタル携帯電話器 Expired - Fee Related JP3238931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15147191A JP3238931B2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 デジタル携帯電話器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15147191A JP3238931B2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 デジタル携帯電話器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04373317A JPH04373317A (ja) 1992-12-25
JP3238931B2 true JP3238931B2 (ja) 2001-12-17

Family

ID=15519244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15147191A Expired - Fee Related JP3238931B2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 デジタル携帯電話器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3238931B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2790062B2 (ja) * 1994-11-22 1998-08-27 日本電気株式会社 無線通信装置
CN1094271C (zh) 1995-12-18 2002-11-13 松下电器产业株式会社 通信用无线电装置的收发信电路及半导体集成电路装置
FR2818054B1 (fr) * 2000-12-08 2006-08-11 St Microelectronics Sa Tete d'emission-reception
US7324790B2 (en) * 2004-04-29 2008-01-29 Freescale Semiconductor, Inc. Wireless transceiver and method of operating the same
JP2008072475A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Alps Electric Co Ltd アンテナスイッチ回路
EP1965500B1 (en) * 2007-02-28 2011-07-27 Laird Technologies AB Antenna device and portable radio communication device comprising such antenna device
JP4962286B2 (ja) 2007-11-28 2012-06-27 富士通株式会社 無線通信装置、電力増幅器制御方法及び電力増幅器制御装置
US8626084B2 (en) * 2010-05-13 2014-01-07 Qualcomm, Incorporated Area efficient concurrent matching transceiver
JP6376136B2 (ja) 2013-10-22 2018-08-22 日本電気株式会社 送受信装置、送信装置及び送受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04373317A (ja) 1992-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NZ264412A (en) Homodyne radio receiver: local oscillator frequency multiplied by rational number before application to quadrature mixer
US5369803A (en) Car-mounted booster for plug-in connection with mobile telephone set
US5748042A (en) Method for altering a difference frequency signal and amplifier circuit thereof
JP3238931B2 (ja) デジタル携帯電話器
EP0874452A2 (en) Reception circuit for cellular telephone
JP2968592B2 (ja) 携帯電話機
JPH11214932A (ja) 増幅回路およびこれを用いた携帯電話器
US6393259B1 (en) Amplifier circuit and transceiver
JP3432262B2 (ja) 無線電話装置
GB2277650A (en) High frequency amplifier
US5423077A (en) Radio telephone suitable for portable and vehicle-mounted use
JP2750492B2 (ja) コードレス電話装置
JP2892218B2 (ja) 携帯電話
JPH08148953A (ja) 増幅器及び通信装置
JPS63260228A (ja) 無線端末
JPH04505392A (ja) 相互変調ひずみを低減するための方法および装置
JP2605526B2 (ja) 携帯電話機の受信装置
US4060765A (en) Press-to-talk transceiver
JP3042250B2 (ja) 双方向通信装置
JP3176739B2 (ja) 同調方法および受信装置
JP2003174381A (ja) 通信装置
JP2604287B2 (ja) デジタル携帯電話器
JP3178745B2 (ja) 無線電話装置
KR0183663B1 (ko) 디지탈 무선전화기에서의 송신오프셋트 국부발진신호의 제어회로
JPH08307302A (ja) バイアス変更回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081005

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081005

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081005

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091005

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees