JP2892218B2 - 携帯電話 - Google Patents

携帯電話

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JP2892218B2
JP2892218B2 JP4145835A JP14583592A JP2892218B2 JP 2892218 B2 JP2892218 B2 JP 2892218B2 JP 4145835 A JP4145835 A JP 4145835A JP 14583592 A JP14583592 A JP 14583592A JP 2892218 B2 JP2892218 B2 JP 2892218B2
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和広 二村
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信電界強度が変動する
携帯電話に関し、特に携帯電話等のバッテリを電源と
し、低電力消費を要求される携帯電話に関する。
【0002】近年、携帯電話の発達がめざましいが、こ
うした携帯装置では、小型化、軽量化が当然求められ
る。そのため、バッテリ容量が小さくならざるを得ず、
それに伴い、装置の電力消費の抑制が大きな課題となっ
ている。
【0003】
【従来の技術】一般に、FM無線受信機は、強大な電界
強度から微弱な電界強度までの広いダイナミックレンジ
の受信信号を扱う必要がある。
【0004】一方、FM無線受信機では、復調方式の性
質上、復調回路が作動するに必要な最小レベルの入力信
号さえあれば復調が可能であり、復調出力は受信信号の
電界強度には依存しない。言い換えれば、復調回路は、
所定レベルを大きく越えたレベルの入力信号を必ずしも
必要としないが、少なくとも所定レベル以上の入力信号
を必要とする。
【0005】そのため、従来、受信回路の復調以前の能
動素子を含む部分、例えば高周波増幅部や周波数変換部
の利得の設定に際しては、微弱な受信電界強度でも復調
回路に前記所定レベルを供給できるようにそれらの利得
を設定している。すなわち、高周波増幅部や周波数変換
部には、電界強度に関わりなく常時、電源が接続され、
設定された利得の増幅が行われ、したがって、そこでは
常時、電力消費がされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、復調回路は、
所定レベル以上の入力信号さえあれば足り、所定レベル
を大きく越えたレベルの入力信号を必要としないので、
入力電界強度が強いときには、高周波増幅部や周波数変
換部での増幅は不要なものである。それにも拘らず、高
周波増幅部や周波数変換部では一律に増幅が行われ、不
要な電力が消費されているという問題点があった。
【0007】特に、小ゾーンのセルラー携帯電話サービ
スのように、サービスエリア内の電界強度が概ね強い場
合には、この高周波増幅部や周波数変換部で、不要な電
力が著しく消費されていた。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電力消費の抑制を図った携帯電話を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、受信電界強度に応じ
た電圧値を検出する電界強度検出手段1と、受信回路の
復調以前の、能動素子を含む被供給部分2に供給される
電力を可変する電力可変手段3と、前記被供給部分2へ
の電力が停止されているときは、停止による利得差を加
算して補正電圧値を求めて前記補正電圧値を基準値と比
較し、前記被供給部分2への電力が供給されているとき
は前記電圧値と前記基準値を比較し、前記補正電圧値あ
るいは前記電圧値が前記基準値より大きいとき、前記電
力可変手段3に対して前記被供給部分2への電力供給を
停止あるいは停止を続行させ、前記補正電圧値あるいは
前記電圧値が前記基準値より大きくないときは電力供給
あるいは電力供給の続行させる制御手段4と、を有する
携帯電話が提供される。
【0010】
【作用】以上の構成により、図1において、電界強度検
出手段1が受信電界強度に応じた電圧値を検出する。制
御手段4は、電界強度検出手段1で検出された電圧値が
基準値と比較し、基準値より大きいときは被供給部分2
への電力供給を停止させて、被供給部分2の利得を減少
させる。また、制御手段4は電圧値あるいは補正 電圧値
と基準値を比較し、その大小によって被供給部分2への
電力の供給の続行あるいは停止を制御する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、本発明に係る携帯電話の第1の実施例を
示すブロック図である。携帯電話は、例えば824〜8
49MHzの送信周波数帯と、869〜894MHzの
受信周波数帯とに設定された各832チャネルの信号を
送受信するまず、アンテナ21に入力した信号は高周波
フィルタ22を経由して高周波増幅器23へ入力され
る。高周波フィルタ22は、869〜894MHzを通
過させる25MHz分のバンドパスフィルタである。高
周波増幅器23は、高周波増幅を行い約10dBの利得
を稼ぐ。
【0012】周波数変換器24は、高周波増幅器23か
らの出力と、PLLシンセサイザからなる第1局部発振
器(図示せず)からの出力とが入力され、一定値である
差の周波数95.7MHzを出力するアクティブ型のト
ランジスタ混合器(ミキサ)である。周波数変換器24
は、トランジスタの非直線性増幅を利用して周波数変換
を行い、電源供給時には約3mAを消費して約10dB
の利得を稼ぐ。
【0013】周波数変換器24から出力された95.7
MHzの信号は、狭帯域の中間周波フィルタ25を介し
て中間周波増幅器26に入力される。中間周波増幅器2
6は中間周波数の約100dBの増幅を行う増幅器であ
るとともに、第2局部発振器(図示せず)からの96.
155MHzの信号が入力され、差の周波数455KH
zを出力する混合器である。さらに中間周波増幅器26
は振幅検波を行い、受信電界強度にほぼ比例した値を有
する電圧を出力する。
【0014】周波数弁別器27は、中間周波増幅器26
からの455KHzの信号を受け、送信側で周波数変調
された信号の復調を行い、ベースバンド処理部28へ出
力する。ベースバンド処理部28は音声信号の電力増幅
等を行い、スピーカ等(図示せず)に出力する。
【0015】中間周波増幅器26から出力された受信電
界強度にほぼ比例した電圧値は、A/D変換器29を介
してマイクロプロセッサ30に送られる。マイクロプロ
セッサ30は、ディジタルインタフェース31を介し
て、図示しないPLLシンセサイザ(第1局部発振器)
の発振周波数を可変し、受信周波数を832チャネル分
に亘ってスキャンする。そして、A/D変換器29から
の出力に基づき、受信電界強度の一番強いチャネルを受
信できるようにPLLシンセサイザの発振周波数を調整
する。さらに、マイクロプロセッサ30は、後述のよう
に、A/D変換器29からの出力に基づき、電源制御回
路33に電源制御信号を出力して、電源制御回路33の
開閉制御を行う。
【0016】バッテリ等からなる電源32は、高周波増
幅器23、電源制御回路33を介して周波数変換器2
4、中間周波増幅器26、周波数弁別器27、および、
ベースバンド処理部28、A/D変換器29、マイクロ
プロセッサ30、ディジタルインタフェース31へ接続
される。
【0017】電源制御回路33は、ディジタルインタフ
ェース31を介してマイクロプロセッサ30から出力さ
れる電源制御信号により、電源32の周波数変換器24
への接続を開閉する回路からなる。マイクロプロセッサ
30は、A/D変換器29からの出力に基づき、受信電
界強度が所定値以下のときには電源32と周波数変換器
24とを接続する電源制御信号を出力し、一方、受信電
界強度が所定値よりも大きいときには電源32と周波数
変換器24との接続を断絶する電源制御信号を出力す
る。
【0018】周波数変換器24は、図示はしないが、非
直線特性のNPNのトランジスタからなり、そのトラン
ジスタのベースに、高周波増幅器23の出力と第1局部
発振器の出力とが入力され、コレクタ側に電源制御回路
33が接続され、コレクタから中間周波フィルタ25へ
出力が取り出される。電源制御回路33が電源32と周
波数変換器24とを接続しているときには、トランジス
タが作動して周波数変換を行うとともに、約10dBの
増幅を行う。一方、電源制御回路33が電源32と周波
数変換器24との接続を断絶しているときには、トラン
ジスタが作動せず、この場合には、ベース・エミッタ間
のPN接合部分のダイオード特性により、周波数変換が
行われ(所謂、パッシブ型ダイオードミキサ)、この周
波数変換出力がベース・コレクタ間の寄生容量を介して
コレクタに伝達される。この間に約10dBの減衰が発
生する。
【0019】したがって、周波数変換器24では電源が
接続されずとも、周波数変換が行われる。ただし、電源
が接続されているときに比べ、約20dBの減衰になる
が、受信電界強度が、周波数弁別器27が復調するのに
最低限必要な入力をもたらす受信電界強度よりも20d
B以上大きいならば、この減衰があっても周波数弁別器
27が正常に作動する。これにより、周波数変換器24
での約3mAの電流消費が抑えられる。受信機全体の消
費電流は40mA位であるから、8%近い節約となる。
なお、この減衰の結果、中間周波増幅器26からA/D
変換器29へ出力される、受信電界強度に応じた電圧値
が低下してしまうが、その補正がマイクロプロセッサ3
0で行われる。その詳細な説明は、図4および図5を参
照して後述する。
【0020】図3は、電源制御回路33の具体的な回路
構成を示す図である。図中、図2の構成部分と同一の部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。電源制
御回路33は、トランジスタQ1からなり、そのベース
にはディジタルインタフェース31から電源制御信号が
供給され、エミッタには電源32が接続され、コレクタ
は周波数変換器24に接続される。マイクロプロセッサ
30は、受信電界強度が所定値以下のときには高レベル
の電源制御信号を出力し、受信電界強度が所定値よりも
大きいときには低レベルの電源制御信号を出力する。し
たがって、トランジスタQ1は、高レベルの電源制御信
号が入力したときには導通して、電源32と周波数変換
器24とを接続し、一方、低レベルの電源制御信号が入
力したときには非導通となって、電源32と周波数変換
器24との接続を断絶する。
【0021】なお、このトランジスタQ1の代わりにリ
レーを用いてもよい。図4は、マイクロプロセッサ30
で行われる処理のうち、第1の処理例を示すフローチャ
ートである。この処理は受信中常時、実行される。図中
Sに続く数字はステップ番号を示す。
【0022】〔S1〕A/D変換器29の出力値より受
信電界強度を測定(想定)する。 〔S2〕現在、電源制御回路33による周波数変換器2
4のパワーセーブ中であるか否かの判別を行う。すなわ
ち、周波数変換器24に電源32が接続されていず、周
波数変換器24での電力消費を抑制中の状態であるか否
かの判別を行う。パワーセーブ中であれば、ステップS
3へ進み、パワーセーブ中でなければ、ステップS4へ
進む。 〔S3〕ステップS1で測定した受信電界強度測定値に
オフセット値を加える。オフセット値は、周波数変換器
24のパワーセーブにより変化した周波数変換器24で
の利得差(例えば20dB)に相当し、これを受信電界
強度測定値に加えることにより、周波数変換器24での
減衰分を補正する。
【0023】〔S4〕パワーセーブ中でなければ、ステ
ップS1で測定された受信電界強度測定値を基準値と比
較し、また、パワーセーブ中であれば、ステップS3で
オフセット値を加えられた受信電界強度測定値を上記基
準値と比較する。その結果、基準値よりも大きいならば
ステップS6へ進み、基準値以下ならばステップS5へ
進む。 〔S5〕パワーセーブ中であれば、パワーセーブを行う
ことは不適切と判断してパワーセーブを解除する。 〔S6〕パワーセーブ中でなければ、パワーセーブを行
うことができると判断してパワーセーブを行う。
【0024】つぎに図5は、マイクロプロセッサ30で
行われる処理のうち、第2の処理例を示すフローチャー
トである。この処理は受信中常時、実行される。図中S
に続く数字はステップ番号を示す。
【0025】〔S11〕A/D変換器29の出力値より
受信電界強度を測定する。 〔S12〕現在、電源制御回路33による周波数変換器
24のパワーセーブ中であるか否かの判別を行う。パワ
ーセーブ中であれば、ステップS13へ進み、パワーセ
ーブ中でなければ、ステップS14へ進む。 〔S13〕ステップS14で用いられる基準値(スレッ
ショルド値)を、周波数変換器24のパワーセーブによ
り変化した周波数変換器24での利得差(例えば20d
B)分だけ小さい値に補正する。
【0026】〔S14〕パワーセーブ中でなければ、受
信電界強度測定値を補正のない基準値と比較し、また、
パワーセーブ中であれば、受信電界強度測定値を、ステ
ップS13で補正された基準値と比較する。その結果、
受信電界強度測定値が基準値よりも大きいならばステッ
プS16へ進み、基準値以下ならばステップS15へ進
む。 〔S15〕パワーセーブ中であれば、パワーセーブを行
うことは不適切と判断してパワーセーブを解除する。 〔S16〕パワーセーブ中でなければ、パワーセーブを
行うことができると判断してパワーセーブを行う。
【0027】以上のようにして、周波数変換器24のパ
ワーセーブの結果、中間周波増幅器26からA/D変換
器29へ出力される、受信電界強度に応じた電圧値(受
信電界強度測定値)が低下してしまうが、その補正を行
なっているので、パワーセーブの実行判断に支障を来す
ことはない。
【0028】図6は、本発明に係る携帯電話の第2の実
施例を示すブロック図である。図中、図2に示す第1の
実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説
明を省略する。第2の実施例は、周波数変換器24のパ
ワーセーブを行っている第1の実施例に比べ、高周波増
幅器23のパワーセーブを行なっている点が相違してい
る。
【0029】まず、アンテナ21に入力した信号は高周
波フィルタ22を経由して高周波増幅器61へ入力され
る。高周波増幅器61は、電源供給時には約3mAを消
費して高周波増幅を行い約10dBの利得を稼ぐ。
【0030】周波数変換器62は、高周波増幅器61か
らの出力と、PLLシンセサイザからなる第1局部発振
器(図示せず)からの出力とが入力され、一定値である
差の周波数95.7MHzを出力するアクティブ型のト
ランジスタ混合器(ミキサ)である。周波数変換器62
から出力された95.7MHzの信号は、狭帯域の中間
周波フィルタ25に入力される。
【0031】電源32は、電源制御回路63を介して高
周波増幅器61、周波数変換器62、中間周波増幅器2
6、周波数弁別器27、および、ベースバンド処理部2
8、A/D変換器29、マイクロプロセッサ30、ディ
ジタルインタフェース31へ接続される。
【0032】電源制御回路63は、ディジタルインタフ
ェース31を介してマイクロプロセッサ30から出力さ
れる電源制御信号により、電源32の高周波増幅器61
への接続を開閉する回路からなる。マイクロプロセッサ
30は、A/D変換器29からの出力に基づき、受信電
界強度が所定値以下のときには電源32と高周波増幅器
61とを接続する電源制御信号を出力し、一方、受信電
界強度が所定値よりも大きいときには電源32と高周波
増幅器61との接続を断絶する電源制御信号を出力す
る。
【0033】高周波増幅器61は、図示はしないが、N
PNのトランジスタからなり、そのトランジスタのベー
スに高周波フィルタ22の出力が入力され、コレクタ側
に電源制御回路63が接続され、コレクタから周波数変
換器62へ出力が取り出される。電源制御回路63が電
源32と高周波増幅器61とを接続しているときには、
トランジスタが作動して高周波増幅を行い、約10dB
の利得を得る。一方、電源制御回路63が電源32と高
周波増幅器61との接続を断絶しているときには、トラ
ンジスタが作動せず、この場合には、入力信号がベース
・コレクタ間の寄生容量を介してコレクタに伝達され
る。この間に約10dBの減衰が発生する。
【0034】したがって、高周波増幅器61では電源が
接続されずとも、入力信号が出力側に伝達される。ただ
し、電源が接続されているときに比べ、約20dBの減
衰になるが、受信電界強度が、周波数弁別器27が復調
するのに最低限必要な入力をもたらす受信電界強度より
も20dB以上大きいならば、この減衰があっても周波
数弁別器27が正常に作動する。これにより、高周波増
幅器61での約3mAの電流消費が抑えられる。なお、
このパワーセーブに伴う、電界強度測定値の補正または
基準値の補正は、第1の実施例と全く同様に行われる。
【0035】図7は、電源制御回路63の具体的な回路
構成を示す図である。図中、図6の構成部分と同一の部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。電源制
御回路63は、トランジスタQ2からなり、そのベース
にはディジタルインタフェース31から電源制御信号が
供給され、エミッタには電源32が接続され、コレクタ
は高周波増幅器61に接続される。マイクロプロセッサ
30は、受信電界強度が所定値以下のときには高レベル
の電源制御信号を出力し、受信電界強度が所定値よりも
大きいときには低レベルの電源制御信号を出力する。し
たがって、トランジスタQ2は、高レベルの電源制御信
号が入力したときには導通して、電源32と高周波増幅
器61とを接続し、一方、低レベルの電源制御信号が入
力したときには非導通となって、電源32と高周波増幅
器61との接続を断絶する。
【0036】なお、このトランジスタQ2の代わりにリ
レーを用いてもよい。上記第1および第2の実施例で
は、周波数変換器または高周波増幅器のパワーセーブを
単独に行っているが、両者を同時に行うようにしてもよ
い。
【0037】また、上記第1および第2の実施例は、携
帯電話等のFM無線受信機に本発明を適用したものであ
るが、FM放送の受信機に本発明を適用することも可能
である。
【0038】さらに、上記第1および第2の実施例で
は、電源制御回路33および電源制御回路63がそれぞ
れ電源接続の開閉を行うようにしているが、定電圧回路
または定電流回路を設け、それらから周波数変換器およ
び高周波増幅器に供給される電圧または電流を、受信電
界強度に応じて多段階または連続的に減少させるように
して、すなわち、受信電界強度が大きいほど供給電力を
減少させるようにして、パワーセーブ時の周波数変換器
および高周波増幅器での利得をある程度確保しながら、
電力消費を抑制するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、電圧値
あるいは電源供給停止による利得差を補正した補正電圧
値と基準値を比較し、その大小によって被供給部分への
電力の供給の続行あるいは停止を制御するようにしたの
で、線形状態の動作域がなくなり、一定の受信電界強度
の範囲ではより電力消費の抑制が実現できる。また、電
力消費の抑制により、電源部、更には装置全体の小型化
が可能になり、使用時間を長くすることが可能となる。
【0040】また、電圧値と基準値あるいは電源供給停
止による利得差を補正した補正基準値を比較し、その大
小によって被供給部分への電力の供給の続行あるいは停
止を制御するようにしたので、線形状態の動作域がなく
なり、一定の受信電界強度の範囲ではより電力消費の抑
制が実現できる。また、電力消費の抑制により、電源
部、更には装置全体の小型化が可能になり、使用時間を
長くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明に係る携帯電話の第1の実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】電源制御回路の具体的な回路構成を示す図であ
る。
【図4】マイクロプロセッサで行われる処理のうち、第
1の処理例を示すフローチャートである。
【図5】マイクロプロセッサで行われる処理のうち、第
2の処理例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る携帯電話の第2の実施例を示すブ
ロック図である。
【図7】電源制御回路の具体的な回路構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 電界強度検出手段 2 被供給部分 3 電力可変手段 4 制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/16 - 1/28 H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信電界強度に応じてパワーセーブを行
    う携帯電話において、 受信電界強度に応じた電圧値を検出する電界強度検出手
    段と、 受信回路の復調以前の、能動素子を含む被供給部分に供
    給される電力を可変する電力可変手段と、前記被供給部分への電力が停止されているときは、停止
    による利得差を加算して補正電圧値を求めて前記補正電
    圧値を基準値と比較し、前記被供給部分への電力が供給
    されているときは前記電圧値と前記基準値を比較し、前
    記補正電圧値あるいは前記電圧値が前記基準値より大き
    いとき、前記電力可変手段に対して前記被供給部分への
    電力供給を停止あるいは停止を続行させ、前記補正電圧
    値あるいは前記電圧値が前記基準値より大きくないとき
    は電力供給あるいは電力供給の続行させる制御手段と、 を有することを特徴とする携帯電話。
  2. 【請求項2】 受信電界強度に応じてパワーセーブを行
    う携帯電話において、 受信電界強度に応じた電圧値を検出する電界強度検出手
    段と、 受信回路の復調以前の、能動素子を含む被供給部分に供
    給される電力を可変する電力可変手段と、 前記被供給部分への電力が停止されているときは、基準
    値から停止による利得差を減じた補正基準値を求めて前
    記電圧値を前記補正基準値と比較し、前記被供給部分へ
    の電力が供給されているときは前記電圧値と前記基準値
    を比較し、前記電圧値が前記基準値あるいは前記補正基
    準値より大きいときは前記電力可変手段に対し、前記被
    供給部分への電力供給を停止あるいは停止を続行させ、
    前記電圧値が前記基準値あるいは前記補正基準値より大
    きくないときは電力供給あるいは電力供給の続行させる
    制御手段と、 を有することを特徴とする携帯電話。
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