JPH11214932A - 増幅回路およびこれを用いた携帯電話器 - Google Patents

増幅回路およびこれを用いた携帯電話器

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JPH11214932A
JPH11214932A JP10009811A JP981198A JPH11214932A JP H11214932 A JPH11214932 A JP H11214932A JP 10009811 A JP10009811 A JP 10009811A JP 981198 A JP981198 A JP 981198A JP H11214932 A JPH11214932 A JP H11214932A
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signal
input
reactance
feedback
amplifier circuit
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JP10009811A
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Yoshi Kawahara
善 河原
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/26Modifications of amplifiers to reduce influence of noise generated by amplifying elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/372Noise reduction and elimination in amplifier

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の増幅回路では、シリコン基盤上にモノ
リシックに形成した場合には800MHz帯の信号を低
雑音にて安定して増幅することはできなかった。 【解決手段】 増幅に用いる接合側トランジスタ18の
ベース電極に整合用リアクタンス20を設けると共に、
帰還抵抗21と入力端子16との間に当該帰還抵抗21
による熱雑音の帰還を抑制する直流帰還用リアクタンス
22を設けた増幅回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯電話器などの
高周波無線機器において好適に利用することができる増
幅回路に係り、特に、シリコン基盤上に形成しても、当
該携帯電話器において受信アンテナの受信信号が直接入
力される初段の増幅回路として好適に利用することがで
きる増幅回路およびこれを用いた携帯電話器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は特開平7−263977号公報に
開示された従来の増幅回路を示す回路図である。図にお
いて、16は所定の周波数の入力信号を増幅回路に入力
するための入力端子であり、17は当該増幅回路の増幅
信号が出力される出力端子であり、18はベース電極が
入力端子16に接続されるとともにエミッタ電極が接地
された初段のn型トランジスタであり、31は当該初段
のn型トランジスタ18のコレクタ電極がベース電極に
接続されるとともにコレクタ電極が出力端子17に接続
された第2段のn型トランジスタであり、19は初段の
n型トランジスタ18のコレクタ電極と高圧側電源との
間に接続された初段の負荷抵抗であり、32は第2段の
n型トランジスタ31のコレクタ電極と高圧側電源との
間に接続された第2段の負荷抵抗であり、33は第2段
のn型トランジスタ31のエミッタ電極と接地電位との
間に接続されたエミッタ抵抗であり、20は入力端子1
6と初段のn型トランジスタ18のベース電極との間に
接続されて入力端子16からみた入力インピーダンスを
所定のインピーダンスに整合させる整合用リアクタンス
であり、エミッタ抵抗33に発生する電圧が入力端子1
6と整合用リアクタンス20との間に帰還されている。
【0003】次に動作について説明する。入力端子16
に所定の周波数の入力信号が入力されると、整合用リア
クタンス20によりインピーダンスマッチングが図られ
ているため、入力信号と等しい振幅を有する信号が初段
のn型トランジスタ18のベース電極に入力される。そ
して、この初段のn型トランジスタ18はベース電極の
電位上昇に伴ってコレクタ電流を増加させ、このコレク
タ電流によって初段の負荷抵抗19には入力信号の振幅
を増幅した電圧が発生する。逆に、第2段のn型トラン
ジスタ31のベース電極は当該初段の負荷抵抗19に発
生する電圧が入力されるため、入力電圧の上昇にともな
ったコレクタ電流は低下し、第2段の負荷抵抗32に発
生する電圧も低下する。従って、入力信号と同相で変化
すると増幅信号が出力端子17から出力される。
【0004】また、エミッタ抵抗33には、基本的には
入力信号と逆相の電圧が発生し、これが入力端子16と
整合用リアクタンス20との間に帰還されているので、
この増幅回路による増幅率は抑制され、これにより発振
することなく安定した動作を実現することができる。ち
なみに、この増幅信号の振幅は、基本的には、入力信号
の振幅に対して初段のn型トランジスタ18の増幅率と
第2段のn型トランジスタ31の増幅率との積を掛け合
わせた振幅となる。
【0005】図8は特開平7−263977号公報に開
示された従来の他の増幅回路を示す回路図である。図に
おいて、42は入力端子16とエミッタ抵抗33との間
に接続されて入力端子16からみた入力インピーダンス
を所定のインピーダンスに整合させる帰還整合用リアク
タンスである。これ以外は図7と同様の構成なので同一
の符号を付して説明を省略する。
【0006】このように構成すれば、増幅回路の信号経
路のインピーダンスなどによって入力信号に対する出力
信号の位相差が180度にそろっていない場合であって
も、入力信号と出力信号との位相差を当該180度にそ
ろえることができ、効果的に帰還をかけることができ
る。ちなみに、このような目的に使用される帰還整合用
リアクタンス42は、入力信号が800MHz帯とした
場合には上記整合用リアクタンス20と同様に数nHの
リアクタンス素子が使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅回路は以上
のように構成されているので、基盤の絶縁抵抗がシリコ
ン基盤よりも高いGaAs基盤上にモノリシックとして
形成しなければ携帯電話などにおいて使用される800
MHz帯の信号を低雑音で増幅することができないなど
の課題があった。
【0008】具体的に説明する。半導体基盤上に抵抗素
子やリアクタンス素子を形成した場合、その受動素子に
用いる配線と半導体基盤との間に形成される寄生コンデ
ンサは高周波をカットする特性を示す。そして、この寄
生コンデンサの容量はシリコン基盤に形成した場合にお
けるカットオフ周波数の方がGaAs基盤に形成した場
合におけるカットオフ周波数よりも低い。そのため、上
記増幅回路をシリコン基盤上で形成した場合には、80
0MHz、−110dBm程度の信号を入力しても低雑
音で増幅することができない。
【0009】また、エミッタ抵抗はバイアスが印加され
た状態では熱雑音を発生する。従って、このエミッタ抵
抗により生成された熱雑音により初段のn型トランジス
タのベース電極に入力される雑音レベルが上昇し、これ
により800MHz、−110dBm程度の信号を入力
しても低雑音で増幅することができない。特に、このよ
うに高周波信号を伝送するために50Ω系のインピーダ
ンスマッチングで形成された増幅回路では、上記整合用
リアクタンスや帰還整合用リアクタンスなどのインピー
ダンスが小さいので、このように帰還に伴って生じる入
力雑音レベルの上昇を効果的に抑制することはできな
い。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、入力雑音レベルの上昇を効果的に
抑制し、これによりシリコン基盤上で形成しても800
MHz、−110dBm程度の信号を入力しても低雑音
で増幅することができる増幅回路およびこれを用いた携
帯電話器を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る増幅回路
は、入力端子に入力された所定の周波数の入力信号を増
幅して出力端子から出力する増幅回路において、上記入
力端子と出力端子との間において互いに直列に接続され
た1乃至複数段の接合型トランジスタと、上記入力端子
と初段の接合型トランジスタのベース電極との間に接続
されて入力端子からみた入力インピーダンスを所定のイ
ンピーダンスに整合させる整合用リアクタンスと、上記
入力端子と整合用リアクタンスとの間に入力信号の逆相
信号を帰還する帰還抵抗と、当該逆相信号の帰還位置と
当該帰還抵抗との間に接続されて交流成分の帰還を防止
する直流帰還用リアクタンスとを有するものである。
【0012】この発明に係る増幅回路は、整合用リアク
タンスのインピーダンスよりも上記直流帰還用リアクタ
ンスのインピーダンスが大きいものである。
【0013】この発明に係る増幅回路は、シリコン基盤
上にモノリシックに形成するとともに、整合用リアクタ
ンスおよび直流帰還用リアクタンスとをコプレーナ型の
配線によるスパイラル型のインダクタとして形成するも
のである。
【0014】この発明に係る携帯電話器は、所定の周波
数の信号を受信する受信アンテナと、当該受信アンテナ
から入力される信号がそのまま入力される以上の増幅回
路とを有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による8
00MHz帯用の携帯電話器の構成を示すブロック図で
ある。図において、1は送受信信号を無線送受信するた
めの送受共用アンテナ(受信アンテナ)であり、7は受
信信号に基づいて再生された音声信号を出力するスピー
カであり、8は送信信号の基となる音声信号が入力され
るマイクであり、6はこれら音声信号をTDMA方式の
送受信信号に変換するベースバンド制御部であり、3は
送信信号を送受共用アンテナ1から送信できるように周
波数変換などを行う送信回路であり、5は受信信号をベ
ースバンド制御部6で再生できるように周波数変換など
を行う受信回路であり、2は上記送信信号および受信信
号を混合して送受共用アンテナ1から送受信する送受信
共用器であり、4はこれら各部3,5,6の動作の同期
を図るシンセサイザ回路である。
【0016】9は800MHz帯の受信信号を増幅する
低雑音増幅器(増幅回路)であり、10はシンセサイザ
回路4から供給される950MHzの信号と上記受信信
号を混合して130MHz帯まで受信信号の周波数を低
減する第1ミキサであり、11は所定の周波数のみを透
過させる第1中間周波数回路であり、12はシンセサイ
ザ回路4から供給される信号と上記受信信号を混合して
更に受信信号の周波数を低減する第2ミキサであり、1
3は所定の周波数のみを透過させる第2中間周波数回路
であり、14は音声信号を抽出する復調回路である。
【0017】図2はこの発明の実施の形態1による低雑
音増幅器9の詳細な構成を示す回路図である。なお、こ
の低雑音増幅器9はシリコン基盤上に形成されている。
図において、16は所定の周波数の入力信号を増幅回路
に入力するための入力端子であり、17は当該増幅回路
の増幅信号が出力される出力端子であり、18はベース
電極が入力端子16に接続されるとともにエミッタ電極
が接地されたn型トランジスタ(接合型トランジスタ)
であり、19はn型トランジスタ18のコレクタ電極と
高圧側電源との間に接続された初段の負荷抵抗であり、
20は入力端子16と初段のn型トランジスタ18のベ
ース電極との間に接続されて入力端子16からみた入力
インピーダンスを50Ωに整合させる整合用リアクタン
スであり、21は入力端子16と整合用リアクタンス2
0との間に入力信号の逆相信号を帰還する帰還抵抗であ
り、22は当該逆相信号の帰還位置と当該帰還抵抗21
との間に接続されて交流成分の帰還を防止する直流帰還
用リアクタンスである。
【0018】図3はこの発明の実施の形態1による整合
用リアクタンス20および直流帰還用リアクタンス22
を示す構造図である。図において、26はシリコン基盤
であり、25は当該シリコン基盤26上に積層された絶
縁膜であり、23は当該絶縁膜25上にスパイラル形状
に積層された信号線であり、24は当該信号線23の周
囲を囲むように絶縁膜25上に積層されたグランド線で
ある。ちなみに、整合用リアクタンス20は3nHに、
直流帰還用リアクタンス22は1μHに形成した。
【0019】次に動作について説明する。携帯電話器は
通話が開始されると、TDMA方式にて音声信号などの
送受信を開始する。この際、ベースバンド制御部6がマ
イク8から入力された音声信号を所定の送信信号に変換
し、この送信信号が送信回路3、送受信共用器2を介し
て送受共用アンテナ1から出力される。また、送受共用
アンテナ1から入力された受信信号は送受信共用器2、
受信回路5を介してベースバンド制御部6にて音声信号
に変換されてスピーカ7から出力される。
【0020】そして、この一連の動作において、上記シ
リコン基盤26上にモノリシックに形成された低雑音増
幅器9は、800MHz帯の受信信号をn型トランジス
タ18で増幅して出力する。また、この際、帰還抵抗2
1により帰還がかかっているとともにその帰還抵抗21
から発生する熱雑音を直流帰還用リアクタンス22にて
阻止しているので、当該熱雑音による雑音レベルの上昇
を来すことなく安定して増幅することができる。
【0021】また、各リアクタンス20,22はコプレ
ーナ型の配線となっているので、信号線23とシリコン
基盤26との間に形成される寄生コンデンサにより高周
波におけるリアクタンス特性の低下を抑制することがで
き、800MHz帯の信号に対しても適当なインピーダ
ンスを得ることができる。
【0022】その結果、上記低雑音増幅器9では、80
0MHz、−110dBm程度の信号を低雑音で増幅し
てスピーカ7から再生することができ、高性能な携帯電
話器を形成することができる。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、帰還抵抗21を設けているのでn型トランジスタ1
8の動作が安定し、安定した増幅特性を得ることができ
る。また、整合用リアクタンス20を入力端子16とn
型トランジスタ18との間に接続しているので、入力イ
ンピーダンスを入力信号の信号経路に整合させて信号の
反射を防止することができる。
【0024】更に、この整合用リアクタンス20ととも
に、逆相信号の帰還位置と帰還抵抗21との間に別途直
流帰還用リアクタンス22を設けているので、バイアス
電圧が印加された際に帰還抵抗21から発生される熱雑
音成分がn型トランジスタ18のベース電極に入力され
てしまうことを防止することができ、これにより増幅回
路内部において発生する雑音を抑制することができる。
【0025】従って、シリコン基盤26上にこのような
増幅回路をモノリシックに形成したとしても、所定の高
周波増幅特性を得ることができる。特に、上記各リアク
タンス20,22をコプレーナ型の配線によるスパイラ
ルインダクタとして形成しているので、携帯電話になど
に用いられる800MHz帯の信号帯域においても十分
に低雑音で所定の利得を得ることができ、送受共用アン
テナ1から入力される信号がそのまま入力される増幅回
路として使用することができる。
【0026】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による整合用リアクタンス20および直流帰還用リ
アクタンス22を示す構造図である。図において、23
は絶縁膜上に櫛形に積層された信号線であり、24は当
該信号線23の周囲を囲むように絶縁膜上に積層された
グランド線である。ちなみに、整合用リアクタンス20
は3nHに、直流帰還用リアクタンス22は1μHに形
成した。これ以外の構成は実施の形態1と同様であり説
明を省略する。
【0027】以上のように、この実施の形態2では、各
リアクタンス20,22をコプレーナ型の信号線23に
よる櫛形インダクタとして形成しているので、実施の形
態1と同様に、800MHz帯の信号を低雑音で安定し
て増幅することができ、送受共用アンテナ1から入力さ
れる信号がそのまま入力される増幅回路として使用する
ことができる。
【0028】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による低雑音増幅器9の詳細な構成を示す回路図で
ある。なお、この低雑音増幅器9はシリコン基盤26上
に形成されている。図において、28は入力端子16と
高圧側電源との間に接続された第1バイアス抵抗であ
り、29は入力端子16と接地電位との間に接続された
第2バイアス抵抗であり、30はこの第2バイアス抵抗
29と接地との間に接続されたバイアス用キャパシタで
ある。これ以外は実施の形態1と同様であるので同一の
符号を付して説明を省略する。
【0029】このように構成することにより、n型トラ
ンジスタ18の動作点は当該トランジスタ18のhfe
特性によらず設定することができる。
【0030】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、その
動作点を任意に設定することができるので信号の入力レ
ベルに応じたバイアスレベルでn型トランジスタ18を
適当に動作させることができる。
【0031】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4による低雑音増幅器9の詳細な構成を示す回路図で
ある。なお、この低雑音増幅器9はシリコン基盤26上
に形成されている。図において、31は初段のn型トラ
ンジスタ18のコレクタ電極にベース電極が接続された
第2段のn型トランジスタ(接合型トランジスタ)であ
り、32はこの第2段のn型トランジスタ31のコレク
タ電極と高圧側電源との間に接続された第2段の負荷抵
抗であり、33は第2段のn型トランジスタ31のエミ
ッタ電極と接地電位との間に接続されたエミッタ抵抗で
あり、34は当該エミッタ抵抗33を高周波的にショー
トするエミッタキャパシタであり、帰還抵抗21はこの
エミッタ抵抗33に発生する電位を逆相信号として帰還
している。なお、35は帰還抵抗21と直流帰還用リア
クタンス22との間に接続され、上記逆相信号の移相を
調整する移相調整キャパシタである。
【0032】38は定電流源であり、36は当該定電流
源38にコレクタ電極が接続された電流源トランジスタ
であり、37はこの電流源トランジスタ36のエミッタ
電極と接地電位との間に接続された電流源抵抗であり、
40は入力端子16と電流源トランジスタ36のベース
電極との間に接続されたバイアス供給抵抗であり、39
は入力端子16と接地電位との間に接続されたキャパシ
タであり、41は入力端子16に対して電流を供給する
第2電流源トランジスタである。これ以外は、実施の形
態1と同様であるので同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0033】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、その
動作点を任意に設定することができるので信号の入力レ
ベルに応じたバイアスレベルで2つのn型トランジスタ
18,31を適当に動作させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、帰還
抵抗を設けているので接合型トランジスタの動作が安定
し、安定した増幅特性を得ることができる効果がある。
【0035】また、整合用リアクタンスを入力端子と初
段の接合型トランジスタとの間に接続しているので、入
力インピーダンスを入力信号の信号経路に整合させて信
号の反射を防止することができる効果がある。
【0036】更に、この整合用リアクタンスとともに、
逆相信号の帰還位置と帰還抵抗との間に別途直流帰還用
リアクタンスを設けているので、バイアス電圧が印加さ
れた際に帰還抵抗から発生される熱雑音成分が初段の接
合型トランジスタのベース電極に入力されてしまうこと
を防止することができ、これにより増幅回路内部におい
て発生する雑音を抑制することができる効果がある。
【0037】従って、シリコン基盤上にこのような増幅
回路をモノリシックに形成したとしても、所定の高周波
増幅特性を得ることができる。特に、上記各リアクタン
スをコプレーナ型の配線によるスパイラルインダクタと
して形成すれば、携帯電話などに用いられる800MH
z帯の信号帯域においても十分に低雑音で所定の利得を
得ることができ、アンテナから入力される信号がそのま
ま入力される増幅回路として使用することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による800MHz
帯用の携帯電話器の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による低雑音増幅器
の詳細な構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による整合用リアク
タンスおよび直流帰還用リアクタンスを示す構造図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2による整合用リアク
タンスおよび直流帰還用リアクタンスを示す構造図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3による低雑音増幅器
の詳細な構成を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による低雑音増幅器
の詳細な構成を示す回路図である。
【図7】 従来の増幅回路を示す回路図である。
【図8】 従来の他の増幅回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 送受共用アンテナ(受信アンテナ)、9 低雑音増
幅器(増幅回路)、16 入力端子、17 出力端子、
18,31 n型トランジスタ(接合型トランジス
タ)、20 整合用リアクタンス、21 帰還抵抗、2
2 直流帰還用リアクタンス、26 シリコン基盤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子に入力された所定の周波数の入
    力信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路におい
    て、 上記入力端子と出力端子との間において互いに直列に接
    続された1乃至複数段の接合型トランジスタと、上記入
    力端子と初段の接合型トランジスタのベース電極との間
    に接続されて入力端子からみた入力インピーダンスを所
    定のインピーダンスに整合させる整合用リアクタンス
    と、上記入力端子と整合用リアクタンスとの間に入力信
    号の逆相信号を帰還する帰還抵抗と、当該逆相信号の帰
    還位置と当該帰還抵抗との間に接続されて交流成分の帰
    還を防止する直流帰還用リアクタンスとを有することを
    特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 整合用リアクタンスのインピーダンスよ
    りも直流帰還用リアクタンスのインピーダンスが大きい
    ことを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】 シリコン基盤上にモノリシックに形成す
    るとともに、整合用リアクタンスおよび直流帰還用リア
    クタンスとをコプレーナ型の配線によるスパイラル型の
    インダクタとして形成することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】 所定の周波数の信号を受信する受信アン
    テナと、当該受信アンテナから入力される信号がそのま
    ま入力される請求項1記載の増幅回路とを有することを
    特徴とする携帯電話器。
JP10009811A 1998-01-21 1998-01-21 増幅回路およびこれを用いた携帯電話器 Pending JPH11214932A (ja)

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