JP2789895B2 - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents

対物レンズアクチュエータ

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JP2789895B2
JP2789895B2 JP3318955A JP31895591A JP2789895B2 JP 2789895 B2 JP2789895 B2 JP 2789895B2 JP 3318955 A JP3318955 A JP 3318955A JP 31895591 A JP31895591 A JP 31895591A JP 2789895 B2 JP2789895 B2 JP 2789895B2
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objective lens
magnetic
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lens actuator
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泰生 西原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転駆動される情報記録
円盤(ディスク)に対して、レ−ザ光を用いて、情報信
号を記録もしくは再生する装置(光ディスク装置)に用
いる対物レンズアクチュエ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクを用いた情報記録再生
装置は、次世代の情報メディアとして注目されている。
【0003】以下、図面により、光ディスク装置に用い
る従来の対物レンズアクチュエ−タの一例について説明
する。図4および図5は従来の対物レンズアクチュエ−
タの一例を示す斜視図と平面図である。図示のようにス
リ−ブ16、フォ−カスコイル17、トラッキングコイ
ル2、対物レンズ18はレンズホルダ9aに一体に取り
付けられて可動子9を形成し、中心軸15に関して摺動
および回動が可能となっている。そしてレンズホルダ9
a内に、中心軸15に関して対称な位置に磁性球3が配
置され、ヨ−クベ−ス19上の磁性球3に相対する位置
に中心復帰用永久磁石4を配している。20はディスク
であり、矢印22で示す方向に回転している。
【0004】また一対のフォ−カス駆動磁石5、一対の
トラッキング駆動磁石6は、それぞれヨ−クベ−ス19
に取り付けられ、それぞれに対向して配されたフォ−カ
スコイル17、トラッキングコイル2に対して磁気力を
作用させている。
【0005】このように構成された従来例の動作を説明
すると、上記可動子9の駆動力はフォ−カスコイル17
に電流を流すことによって矢印11で示す方向の摺動力
が得られ、トラッキングコイル2に電流を流すことによ
って矢印10で示す方向の回動力が得られる。そして、
摺動方向11を対物レンズ18の焦点方向に、回動方向
10をディスク20のトラックと直交する方向に設定す
ることによって、対物レンズ18でレ−ザ光をディスク
20のトラック上に集光して非接触で追従する際に必要
な焦点制御(フォ−カシング)とトラック追従制御(ト
ラッキング)が同時に行なえる。
【0006】磁性球3はレンズホルダ9a内に中心軸1
5に関して対称な位置に配され、中心復帰用永久磁石4
からの吸引力21を受けて対物レンズ18を含む可動子
9が回動した際に、中立な位置に自動復帰させる機能を
有するものである。このことによって、トラッキング動
作をさせる場合に対物レンズ18の駆動の中心点(駆動
力を切った時の中立位置)が自動的に保証され安定した
トラッキング動作が行なえるものである。
【0007】なお、上述の従来例は、特公昭63−41
136号公報の記載の請求の範囲第7項の構成に改良を
加えたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、下記のような問題点を有していた。す
なわち、左右に配された中心復帰用永久磁石4が同じく
左右に配された磁性球3に対して強力な吸引力21を作
用させなければならず、磁石の磁束密度および取り付け
位置にアンバランスがあった場合、磁性球3に対する吸
引力にアンバランスが生じ易く、可動子9のスリ−ブ1
6と中心軸15の間に大きな側圧が生じる。その場合、
スリ−ブ16と中心軸15の間の摩擦力が増大し対物レ
ンズ8を回動運動(トラッキング動作)させた場合にト
ラッキングコイル2に流す電流の位相に対して対物レン
ズ8の変位の位相が大きく不規則な遅れを生じ、トラッ
キング制御系の位相余裕が減少して制御の安定性が損な
われる(トラッキング制御動作に有害な軸受摩擦共振の
発生)。
【0009】さらに、中心復帰のための専用の永久磁石
(中心復帰用永久磁石4)が必要であり材料コストを増
大させている。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、中心復帰専用の永久磁石を用いずに、対物レンズ
可動子9と中心軸の間に不要な側圧がかからない中心復
帰機構を有する対物レンズアクチュエ−タを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の対物レンズアクチュエ−タは、対物レンズお
よび電磁コイルが取り付けられ、その中心軸に対して少
なくとも回動自在な可動子と、前記可動子の外部に離間
して配され、前記可動子に対向して磁極を有する一対の
第1の永久磁石と、前記可動子の外部に離間して前記第
1の永久磁石と隣接または近接して配され、前記第1の
永久磁石と反対の極性の磁極を有する一対の第2の永久
磁石と、前記第1および第2の永久磁石の間の磁極境界
部に対向離間して前記可動子に取り付けられた一対の磁
性板とを備えた構成を有している。
【0012】
【作用】本発明は上記の構成によって、磁性板に第1お
よび第2の永久磁石の両方から主として回転方向に逆向
きの吸引力が作用することにより対物レンズの中心復帰
力が得られ、かつこの吸引力は従来例に比して極めて小
さい力で十分であり、吸引力のアンバランスによって発
生する可動子と中心軸間の不要な側圧は著しく減少す
る。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1および図2において、1は磁性
板であり円筒状の可動子9の外周部の軸対称な位置(ト
ラッキングコイル2の内部)に軸対称に1枚ずつ取り付
けられており、図4および図5の従来例における磁性球
3および中心復帰用永久磁石4は削除されている。その
他は従来例と同じ機能を持つものであり、同じ符号を付
けて説明を省略する。
【0014】以上のように構成された対物レンズアクチ
ュエ−タについて図2を用いてその動作を説明する。磁
性板1にはこれと対向して配された一対の永久磁石(フ
ォ−カス駆動磁石5およびトラッキング駆動磁石6)か
主として回転方向に逆向きの吸引力7,8を受け、こ
れらの吸引力がバランスする位置に自動復帰する力が働
いている。このことによってトラッキングコイル2の電
流が切れた時に対物レンズが駆動の中心点に自動復帰す
る。
【0015】この動作の詳細を説明する。図3のよう
に、フォ−カス駆動磁石5とトラッキング駆動磁石6と
は接合面を境に着磁方向が逆向きになっており磁束14
が破線のように作用している。このフォ−カス駆動磁石
5とトラッキング駆動磁石6とは接合でなく近接してい
ても差し支えない。図2においては磁性板1を通過する
磁束の最大部が両磁石の中央付近に位置しており、磁性
板1が両磁石から均等かつ最大の吸引力(矢印7および
矢印8)を受けて拘束されている。これに対して図3で
はレンズホルダ9aがトラッキング方向10の時計方向
に回転移動した状態を示すが、このとき磁性板1には両
磁石5,6から矢印12および矢印13という大きさ・
方向ともに不均等な力が作用し、その差分の力を受けて
元の最大通過磁束位置に復帰して図2の位置に静止する
こととなる。
【0016】磁性板1には磁性材料の矩形状薄板を用い
ている。従来例のように磁性球を用いてもよいが、球を
用いた場合、吸引力7,8がバランスする位置が永久磁
石の磁束密度の分布に敏感でばらつき易く、対物レンズ
の中心点位置が一様に定まり難い。一方、板を用いた場
合には吸引力7,8がバランスする位置が磁束密度の分
布に比較的鈍感になり、対物レンズの中心位置が一様に
定まり易い。そして磁性板1の形状は矩形であることで
さらに吸引力の均衡化が計られる。
【0017】本実施例の場合、磁性板1に働く吸引力
7,8が中心軸15の側圧方向(ラジアル方向)ではな
く中心軸15に関する回転の接線方向に近いことと、磁
性板1の中心軸15からの距離(回転半径)が従来例に
比して大きいことから、従来例と同等の中心復帰力を得
る場合、磁性板1に働く中心軸の側圧方向の力は従来例
の10分の1以下になり、2つの磁性板の吸引力のアン
バランスから生じるスリ−ブ16と中心軸15間の側圧
による軸受摩擦も10分の1以下となっている。このこ
とによって、軸受け、可動子および磁石等の組立精度に
関する寸法誤差も従来に較べ許容範囲を大きく拡げるこ
とができ作業性も改善される。
【0018】以上のように本実施例によれば、可動子9
の外周部のトラッキングコイル2の内部に磁性板1を配
し、フォ−カス駆動磁石5およびトラッキング駆動磁石
6からの主として回転方向に逆向きの吸引力を得ること
によって、中心軸15に側圧がかかり難く摩擦が生じ難
い対物レンズの中心復帰機能を実現することができ、か
つ従来の中心復帰用磁石は不要となる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対物レン
ズおよび電磁コイルを取り付けた可動子の外部に離間し
て可動子に対向して磁極を有する一対の第1の永久磁石
と、可動子の外部に離間して前記第1の永久磁石と隣接
または近接して配され、第1の永久磁石と反対の極性の
磁極を有する一対の第2の永久磁石と、第1および第2
の永久磁石の間の磁極境界部に対向離間して可動子に取
り付けられた一対の磁性板とを備えたことによって、中
心復帰専用の永久磁石を用いずに、対物レンズ可動子と
中心軸の間に不要な側圧がかからない中心復帰機構を有
し安定したトラッキング制御が可能な優れた対物レンズ
アクチュエ−タを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の対物レンズアクチュエ−タ
の斜視図
【図2】同じくその平面図
【図3】同じくその動作説明のための平面図
【図4】従来の対物レンズアクチュエ−タの一例を示す
斜視図
【図5】同じくその平面図
【符号の説明】
1 磁性板 5 フォ−カス駆動磁石 6 トラッキング駆動磁石 9 可動子 15 中心軸 18 対物レンズ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズおよび電磁コイルが取り付け
    られ、その中心軸に対して少なくとも回動自在な可動子
    と、前記可動子の外部に離間して配され、前記可動子に
    対向して磁極を有する一対の第1の永久磁石と、前記可
    動子の外部に離間して前記第1の永久磁石と隣接または
    近接して配され前記第1の永久磁石と反対の極性の磁極
    有する第2の永久磁石と、前記第1および第2の永久
    磁石の間の磁極境界部に対向離間して前記可動子に取り
    付けられた磁性板とを備えてなる対物レンズアクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】 一対の第1の永久磁石と、一対の第2の
    永久磁石と、一対の磁性板とは、中心軸に対して各々点
    対称に構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    対物レンズアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 磁性板が矩形状の薄板である請求項1記
    載の対物レンズアクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61134938A (ja) * 1984-12-04 1986-06-23 Seiko Instr & Electronics Ltd アクチユエ−タ
JPS62219338A (ja) * 1986-03-20 1987-09-26 Mitsubishi Electric Corp 対物レンズ駆動装置

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