JP2788707B2 - 研削盤 - Google Patents

研削盤

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JP2788707B2
JP2788707B2 JP5322099A JP32209993A JP2788707B2 JP 2788707 B2 JP2788707 B2 JP 2788707B2 JP 5322099 A JP5322099 A JP 5322099A JP 32209993 A JP32209993 A JP 32209993A JP 2788707 B2 JP2788707 B2 JP 2788707B2
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▲ひろ▼司 本田
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランクシャフトやカ
ムシャフト等の研削に用いられる研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研削盤としては、図4に
示すものが知られている。この研削盤は、ベッドa上に
左右方向にスライド可能に設けられたワークテーブルb
を備えており、該ワークテーブルbには、ワークとして
の4気筒エンジンのカムシャフトwがその軸線をワーク
テーブルbのスライド方向に向けて配置されている。ま
た、ワークテーブルbには、カムシャフトwの一端部を
支持して該カムシャフトwに回転を付与するワークヘッ
ドc、カムシャフトwの他端部を回動可能に支持するテ
ールストックd及びカムシャフトwのジャーナル部eを
軸方向に間隔を存して支持する4個のワークレストfが
配置されている。これらのワークヘッドc、テールスト
ックd及び各ワークレストfはワークテーブルbに対し
てそれぞれ左右方向にスライド可能とされている。
【0003】また、カムシャフトwの一側には回転砥石
gがカムシャフトwの軸線に対して直交する方向に移動
可能に設けられており、該回転砥石gをカムシャフトw
に接近移動させることによって該カムシャフトwの研削
加工がなされる。
【0004】かかる研削盤においては、ワークが4気筒
エンジンのカムシャフトwから3気筒エンジンのカムシ
ャフトに変更された場合には、4気筒と3気筒ではカム
シャフトの各ジャーナル部の間隔が異なるため、各ワー
クレストfの個々の間隔を調整する必要が生じてくる。
該調整を行うには、調整作業のスペースを確保するため
にテールストックdを図において二点鎖線で示すように
右方にスライド移動させてワークヘッドcとテールスト
ックdとの間隔を十分とり、この状態で各ワークレスト
fを個別にスライド移動させて間隔を調整し、調整が完
了した時点で各ワークレストfをクランプするようにし
ている。
【0005】ところで、カムシャフトの各ジャーナル部
の間隔は高精度で設計されているため、該ジャーナル部
を支持する各ワークレストの間隔も必然的に精度が要求
される。ところが、かかる従来の研削盤においては、各
ワークレストfの個々の間隔を調整するに際し、上述し
たように、各ワークレストfを個別にスライド移動させ
て調整しているため、高精度で各ワークレストの個々の
間隔を設定するには長時間を要し、しかも該調整はワー
クが変更されるたびに行う必要があるため、特に多種類
のワークを研削する場合には多大の手間を要するという
問題があった。
【0006】また、長時間の研削によって回転砥石gに
目詰まりや目つぶれができて砥粒の切れ味が鈍った場合
には、ワークヘッドcの回転砥石g側に設置されたドレ
ッサhによって回転砥石gの目立て等を行うが、この場
合、回転砥石gがカムシャフトw側にかなり寄った位置
にあるため、該回転砥石gを後方に大きくスライド移動
させなければならない。ところが、このように回転砥石
gを後方に大きくスライド移動させると、該回転砥石g
を駆動させる駆動ユニットi等の移動スペースを確保し
なければならないため、移動方向の長さが増して研削盤
の大型化を招きコストアップにつながるという不都合が
ある。この場合、ドレッサhをテールストックdの右方
のワークテーブルb上に設けることができれば、ドレッ
サhを回転砥石gに対面させて配置でき、従って、ワー
クテーブルbを左方にスライド移動させるだけで上述し
た目立て等が行えて回転砥石gを後方へ大きくスライド
移動させる必要がなくなる。ところが、テールストック
dの右方は、上述した各ワークレストfの調整作業用ス
ペースを確保するためのテールストックdの移動スペー
スとなっているため、この位置にドレッサhを配置する
ことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、第1の目的は、
ワークの変更に伴う各ワークレストの個々の間隔の調整
を不要にすることができる研削盤を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の第2の目的は、回転砥石の
移動量を少なくして小型化を図ることができる研削盤を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、軸状のワークの一端部を支持して該ワ
ークに回転を付与するワークヘッド、前記ワークの他端
部を回転可能に支持するテールストック及び前記ワーク
の中間部に軸方向に間隔を存して複数配置され該ワーク
の種類に応じて軸方向の所定の複数箇所を支持するワー
クレストを備えたワークテーブルと、前記ワークの軸線
に対して直交する方向に移動可能に設けられ該ワークに
接近移動することによって該ワークを研削する回転砥石
とを備え、各ワークレストは、前記ワークの種類に対応
するように該ワークの軸方向の間隔が設定されて一体に
形成されており、各ワークレストと前記テールストック
とは一体に前記ワークテーブルから交換自在とされる交
換ユニットを構成し、前記ワークテーブルは、ワークヘ
ッドから離反する方向に前記交換ユニットに設けられた
各ワークレストと前記テールストックとを載置固定する
スライド部を案内し、その終端から該交換ユニットを取
り外し交換自在とするガイド部と、該ガイド部の所定位
置に交換ユニットを位置決めする位置決め手段とを備え
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、軸状のワークの一端部を
支持して該ワークに回転を付与するワークヘッド、前記
ワークの他端部を回転可能に支持するテールストック、
前記ワークの中間部に軸方向に間隔を存して複数配置さ
れ該ワークの種類に応じて軸方向の所定の複数箇所を支
持するワークレスト及び前記テールストックの前記ワー
クレストと反対側に配置されたドレッサを備えたワーク
テーブルと、前記ワークの軸線に対して直交する方向に
移動可能に設けられ、前記ワークに接近移動することに
よって該ワークを研削する回転砥石とを備え、各ワーク
レストは、前記ワークの種類に対応するように該ワーク
の軸方向の間隔が設定されて一体に形成されており、各
ワークレストと前記テールストックとは一体に前記ワー
クテーブルから交換自在とされる交換ユニットを構成
し、前記ワークテーブルは、ワークヘッドから離反する
方向に前記交換ユニットに設けられた各ワークレストと
前記テールストックとを載置固定するスライド部を案内
し、その終端から該交換ユニットを取り外し交換自在と
するガイド部と、該ガイド部の所定位置に交換ユニット
を位置決めする位置決め手段とを備えて、前記ワークの
軸方向に沿って前記回転砥石に対して相対的に移動可能
に設けられ、前記ドレッサは、前記ワークテーブルのガ
イド部の終端位置において交換ユニットの交換時に該ワ
ークテーブルから取り外し自在とされて前記ワークの軸
方向に前記回転砥石に対面して配置されていることを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、ワークの種類に対応するよう
に該ワークの軸方向の間隔が予め設定された複数のワー
クレストが一体とされ、更に、該ワークレストとテール
ストックとを一体として構成された交換ユニットがワー
クテーブルに交換可能に設けられている。これにより、
ワークが変更されても前記交換ユニットを交換するだけ
で該ワークに応じた各ワークレストの個々の間隔の設定
が可能となる。従って、従来のように、各ワークレスト
の間隔を個別に調整しないで済む。また、前記交換ユニ
ットは研削加工時にワークテーブルの位置決め手段によ
り確実に位置決めされ高精度な研削を可能とする。更
に、前記交換ユニットはスライド部を備え、交換の際に
は該スライド部がワークテーブルのガイド部に沿って移
動する。各ワークレストとテールストックとは夫々スラ
イド部に載置固定されているので、研削加工時には各ワ
ークレストとテールストックとがスライド部を介してガ
イド部に強固に保持され、各ワークレストとテールスト
ックとの何れか一方がガイド部に保持される場合に比べ
て、ワークの保持精度が高く、しかも交換ユニット自体
に高い剛性を得ることができる。
【0012】また、各ワークレストの間隔を個別に調整
しなくて済むことから、従来のように、該調整の際に必
要なテールストックの移動スペース、すなわちテールス
トックのワークレストと反対側のスペースを確保しなく
てもよくなる。従って、ドレッサを備えた研削盤におい
ては該ドレッサを該スペースに回転砥石に対面させて設
けることができ、ワークテーブルを回転砥石に対して相
対的に移動させるだけで目立て等が行える。また、ドレ
ッサはワークテーブルから取り外し自在に設けられてお
り、交換ユニットの交換に先立ってワークテーブルから
取り外すことにより、交換ユニットがドレッサに干渉す
ることを防止し、交換ユニットの交換を容易とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。図1は本発明の実施の一例である研削盤
の平面図、図2は図1の正面図、図3は図2のIII−
III線断面図である。
【0014】図1〜図3に従って全体構成を説明する
と、研削盤1は、ベッド2上に左右方向にスライド可能
に設けられたワークテーブル3を備えている。ワークテ
ーブル3の上方には、ワークとしての4気筒エンジンの
カムシャフトWがその軸線をワークテーブル3のスライ
ド方向に向けて配置されている。ワークテーブル3に
は、カムシャフトWの左端部を支持して該カムシャフト
Wに回転を付与するワークヘッド4が設けられている。
ワークヘッド4の右方には、カムシャフトWの右端部を
回動可能に押圧支持するテールストック5及びカムシャ
フトWのジャーナル部Jを軸方向に間隔を存して支持す
る4個のワークレスト6が一体に形成された交換ユニッ
ト19がワークテーブル3に対して左右方向にスライド
可能に設けられている。交換ユニット19の右方には、
後述する回転砥石8aの目立て等を行うドレッサ7がワ
ークテーブル3に対して左右方向にスライド可能に設け
られている。カムシャフトWの一側には、接近移動する
ことによってカムシャフトWの研削を行う回転砥石8a
を備えた砥石台8がカムシャフトWの軸線に対して直交
する方向に移動可能に設けられている。
【0015】ベッド2は、架台9上に左右方向に延設さ
れており、その上面にはワークテーブル3のスライド移
動を案内するガイド部10が形成されている。
【0016】ワークテーブル3は左右方向に長い長方形
状をなしており、その左端部には駆動モータ11aを備
えたボールねじ機構11が連結されている。該駆動モー
タ11aを駆動させることによってワークテーブル3が
ガイド部10に沿ってスライド移動する。また、ワーク
テーブル3の上面には、ワークヘッド4、交換ユニット
19及びドレッサ7の左右方向のスライド移動を案内す
るガイド部12が形成されている。ガイド部12は、図
3に示すように、断面逆台形状をなしており、その上面
13及び左右両側の各斜面部14,15が、上記ワーク
ヘッド4、交換ユニット19及びドレッサ7の案内面と
されている。
【0017】ワークヘッド4は、図2に示すように、そ
の下部がワークテーブル3の案内面に対応した形状のス
ライド面を有するスライド部18とされ、一方、上部に
は駆動モータ16によって回転駆動されるセンタ17が
設けられている。該センタ17によってカムシャフトW
の左端部を支持して該カムシャフトWに回転を付与する
ようになっている。
【0018】交換ユニット19の下部はワークテーブル
3の案内面に対応した形状のスライド面20を有するス
ライド部21とされている(図3参照)。テールストッ
ク5の中央部には、カムシャフトWの右端部を回動可能
に押圧支持するセンタ5aが設けられている。各ワーク
レスト6は、ワークの種類、ここでは4気筒エンジンの
カムシャフトWのジャーナル部Jの間隔に応じて個々の
間隔が設定されて固定配置されている。ワークレスト6
の内部には、図3に示すように、カムシャフトWの軸線
と直交する方向に摺動可能な摺動体22,23が上下方
向に互いに離間して挿入されている。
【0019】摺動体22の先端部には、カムシャフトW
のジャーナル部Jに当接して該ジャーナル部Jを支持す
るシュー22aが取着されている。一方、摺動体22の
基端部にはネジ部24が外部に突出して設けられおり、
外部から該ネジ部24を回転させることによって摺動体
22の摺動がなされる。なお、図3において符号25は
摺動体22の外周部に形成された傾斜面22bと係合す
る押え板26を介して該摺動体22を固定する固定ネジ
である。
【0020】摺動体23の先端上面部には傾斜面27が
形成されており、該傾斜面27の上方には該傾斜面27
に楔係合する係合部材28が設けられている。係合部材
28の上方には上下方向に摺動可能な支持体29がバネ
30を介して挿通配置されている。支持体29の先端部
には、ジャーナル部Jの下側部に当接して該ジャーナル
部Jを支持するシュー29aが取着されている。一方、
摺動体23の基端部にはネジ部31が外部に突出して設
けられている。該ネジ部31を外部から回転させること
によって摺動体23の摺動がなされる。そして、摺動体
23が摺動すると、該摺動体23の傾斜面27と係合部
材28の楔作用によって支持体29がバネ30の付勢力
に抗して上下方向に摺動するようになっている。なお、
図3において符号23aは摺動体23の必要以上の摺動
を規制する規制ピンである。
【0021】また、図2及び図3に示すように、スライ
ド部21の回転砥石8aから離間する側のスライド面に
は逃げ部20aが長手方向に所定の間隔を存して2か所
形成されており、各逃げ部20aには、交換ユニット1
9を位置決めするための固定穴32,33が形成されて
いる。各固定穴32,33には、ガイド部12の斜面部
14に該固定穴32,33と同一間隔で設けられた固定
シリンダ34,35の各ピストン部36が挿脱される。
各ピストン36が固定穴32,33に挿入されることに
よって交換ユニット19の位置決めがなされるようにな
っている。尚、位置決めがなされた状態においては、各
ワークレスト6の個々の間隔がワークの種類に応じて設
定されるのは勿論のこと、ワークヘッド4とテールスト
ック5の距離もワークの長さに応じて設定されてワーク
の両端部が各センタ17,5aによって良好に支持され
る。
【0022】ドレッサ7は、回転砥石8aの目立て等を
行うものであり、その下部がワークテーブル3の案内面
に対応した形状のスライド面を有するスライド部37と
されている。スライド部37の上部には、ベルト機構3
8を介してドレッサ7を回転駆動させる駆動モータ40
が設けられている。ドレッサ7は、カムシャフトWの軸
方向に回転砥石8aに対面して配置されており、従っ
て、ワークテーブル3を左方にスライド移動させること
によって回転砥石8aの目立てが行われるようになって
いる。
【0023】砥石台8は、図1に示すように、ベッド2
の架台9の側部から延設された架台41上に、カムシャ
フトWの軸線に対して直交する方向にスライド移動可能
に設けられている。砥石台8の前部には、回転砥石8a
がカムシャフトWを臨んで配置されている。回転砥石8
aの後方にはベルト機構を介して回転砥石8aを回転さ
せる駆動モータ39が設けられている。砥石台8の後部
には、砥石台8をスライド移動させる駆動モータ42を
備えたボールねじ機構43が連結されており、該駆動モ
ータ42を駆動させて砥石台8をカムシャフトWに接近
移動させることにより回転砥石8aによるカムシャフト
Wの研削がなされる。
【0024】かかる研削盤においては、ワークがカムシ
ャフトWから例えば3気筒エンジンのカムシャフトに変
更された場合には、交換ユニット19を、3気筒エンジ
ンのカムシャフトに対応するように各ワークレスト6の
間隔が予め設定された交換ユニットU(図示せず。)に
交換するだけで、該ワークに応じた機種に切り換えられ
る。交換ユニット19を交換ユニットUに交換するに
は、固定シリンダー34,35の各ピストン部36を後
退させて各ピストン部36を固定穴32,33から離脱
させて交換ユニット19の位置決めクランプを解除す
る。次に、ドレッサ7を右方へスライド移動させて取り
外した後、交換ユニット19も同様にして取り外す。次
に、交換ユニットU及びドレッサ7を逆の手順で取り付
け、その後、該交換ユニットUの各固定穴に固定シリン
ダーの各ピストン部を挿入して該交換ユニットUの位置
決めクランプを行う。
【0025】このように、本実施例では、ワークの種類
に応じて個々の間隔が設定された複数のワークレスト6
をテールストック5と一体に形成して交換ユニット19
とし、該交換ユニット19をワークテーブル3に交換可
能に設けているので、各ワークレスト6の個々の間隔の
設定が交換ユニット19を交換するだけで行われる。従
って、ワークが変更されても、従来のように多大の時間
を要していた各ワークレストの個々の間隔の調整を不要
にすることができ、該間隔の設定を迅速かつ簡単に行う
ことができる。また、テールストック5が各ワークレス
ト6と一体に形成されているため、テールストック5の
剛性を向上させることができるさらに、各ワークレスト
6の個々の間隔を個別に調整しなくて済むことから、従
来のように、該調整作業の際に必要なテールストックの
移動スペース、すなわちテールストック5の右方のスペ
ースを確保しなくてもよくなり、従って、ドレッサ7を
該スペースに回転砥石8aに対面させて設けることがで
きる。このため、ワークテーブル3を回転砥石8aに対
してスライド移動させるだけで目立て等が行えるので、
目立てを行うに際して、従来のように回転砥石8aを後
方に大きくスライド移動させる必要なくなる。この結
果、従来に比べて砥石台8の移動方向の長さを短くする
ことができ、研削盤が小型になってコスト低減を図るこ
とができる。
【0026】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変
更可能である。例えば、上記実施例では、ワークテーブ
ル3を左右方向にスライド移動させているが、これに代
えて、ワークテーブル3を固定配置し、砥石台8を左右
方向にスライド移動させる構成を採用することもでき
る。
【0027】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワークに対応する間隔に設定された複数のワ
ークレストを一体とし、更に、該ワークレストとテール
ストックとを一体とした交換ユニットを交換自在に設け
たことにより、ワークが変更された際に、前記交換ユニ
ットを交換するだけで、変更されたワークに容易に対応
することができる。これにより、従来のように各ワーク
レストの個々の間隔を個別に調整しなくてもよいので、
ワークの種類に応じた各ワークレストの間隔の設定を極
めて短時間に行うことができる。
【0028】また、ドレッサを備えた研削盤において
は、目立てを行うに際して、従来のように回転砥石を後
方に大きくスライド移動させる必要ないので、従来に比
べて回転砥石の移動方向の長さを短くすることができ、
このため、研削盤の小型化が可能になってコスト低減を
図ることができる。しかも、該ドレッサはワークテーブ
ルから取り外し自在に設けられているので、前記交換ユ
ニットを交換する際には、該ドレッサを取り外して、前
記交換ユニットの交換を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例である研削盤の平面図であ
る。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】従来の研削盤の平面図である。
【符号の説明】
W…カムシャフト(ワーク)、3…ワークテーブル、4
…ワークヘッド、5…テールストック、6…ワークレス
ト、7…ドレッサ、8a…回転砥石、12…ガイド部、
19…交換ユニット、21…スライド部、34,35…
固定シリンダ(位置決め手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−51590(JP,A) 特開 昭53−44988(JP,A) 実開 平4−115568(JP,U) 実開 平3−113706(JP,U) 実開 平3−22805(JP,U) 実開 平2−35671(JP,U) 実開 昭53−140990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 41/06 B23Q 1/76 B24B 19/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸状のワークの一端部を支持して該ワーク
    に回転を付与するワークヘッド、前記ワークの他端部を
    回転可能に支持するテールストック及び前記ワークの中
    間部に軸方向に間隔を存して複数配置され該ワークの種
    類に応じて軸方向の所定の複数箇所を支持するワークレ
    ストを備えたワークテーブルと、前記ワークの軸線に対
    して直交する方向に移動可能に設けられ該ワークに接近
    移動することによって該ワークを研削する回転砥石とを
    備え、各ワークレストは、前記ワークの種類に対応する
    ように該ワークの軸方向の間隔が設定されて一体に形成
    されており、各ワークレストと前記テールストックとは
    一体に前記ワークテーブルから交換自在とされる交換ユ
    ニットを構成し、前記ワークテーブルは、ワークヘッド
    から離反する方向に前記交換ユニットに設けられた各ワ
    ークレストと前記テールストックとを載置固定するスラ
    イド部を案内し、その終端から該交換ユニットを取り外
    し交換自在とするガイド部と、該ガイド部の所定位置に
    交換ユニットを位置決めする位置決め手段とを備える
    とを特徴とする研削盤。
  2. 【請求項2】軸状のワークの一端部を支持して該ワーク
    に回転を付与するワークヘッド、前記ワークの他端部を
    回転可能に支持するテールストック、前記ワークの中間
    部に軸方向に間隔を存して複数配置され該ワークの種類
    に応じて軸方向の所定の複数箇所を支持するワークレス
    ト及び前記テールストックの前記ワークレストと反対側
    に配置されたドレッサを備えたワークテーブルと、前記
    ワークの軸線に対して直交する方向に移動可能に設けら
    れ、前記ワークに接近移動することによって該ワークを
    研削する回転砥石とを備え、各ワークレストは、前記ワ
    ークの種類に対応するように該ワークの軸方向の間隔が
    設定されて一体に形成されており、各ワークレストと前
    記テールストックとは一体に前記ワークテーブルから交
    換自在とされる交換ユニットを構成し、前記ワークテー
    ブルは、ワークヘッドから離反する方向に前記交換ユニ
    ットに設けられた各ワークレストと前記テールストック
    とを載置固定するスライド部を案内し、その終端から該
    交換ユニットを取り外し交換自在とするガイド部と、該
    ガイド部の所定位置に交換ユニットを位置決めする 位置
    決め手段とを備えて、前記ワークの軸方向に沿って前記
    回転砥石に対して相対的に移動可能に設けられ、前記ド
    レッサは、前記ワークテーブルのガイド部の終端位置に
    おいて交換ユニットの交換時に該ワークテーブルから取
    り外し自在とされて前記ワークの軸方向に前記回転砥石
    に対面して配置されていることを特徴とする研削盤。
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