JP3568138B2 - 回転部材研削装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、中心に芯金を有する長尺の円筒状ゴムロール等の研磨に用いる回転部材研削装置に関し、外径がテーパ状にならないようにする調整作業を容易にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、OA機器のプリンタ等に用いられるプラテンゴムロール又は写真複写機用の給紙・搬送用ゴムロールの表面仕上げ研磨や使用後の表面劣化や摩耗に伴う再研磨を行う場合、ゴムロールの両端面から突出する回転軸の一端をチャック等で把持するとともに他端を当該回転軸端面に形成されたセンタ穴にセンタを圧接することで当該ロールを回転自在に支持する研磨装置が用いられる。また、回転軸の両端をチャック等で把持することにより支持するものや、センタの代わりに凹部を有する逆センタを有して当該逆センタに面取り形状のテーパ部を有する回転軸の端部を圧接することにより支持するものもある。このような研磨装置では、回転軸の何れか一方を支持する把持装置等を駆動機により回転駆動しながら砥石等をこれらロールの外周面に押し当てることにより研磨する。
【0003】
さらに、ロールの両端を上述したように支持しただけでは、振れ回転が生じてしまうということで、両端の内側の回転軸外周面で支持する支持装置をさらに設けた研磨装置がある。すなわち、回転部材の回転軸の外周を取り囲むと共に転がり接触して当該回転軸を回転自在に支持する複数個の転がり軸受けからなる外周面支持装置により前記回転軸の両端部を回転自在に支持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように回転部材の両端部を支持するとともに、さらにその内側に支持装置を設けた場合、ロールの外周面が回転中心に対して平行にならないテーパ状研磨を防止するための最終的な微調整作業が非常に煩雑になるという問題がある。すなわち、両端の内側の両端部外周を支持した後、例えば、回転駆動軸を軸に交差する方向に移動して振れ回転を防止するための微調整を行うと、外周面支持装置で固定されているためにそのままではテーパ状に研磨されてしまい、さらに外周面支持装置を微調整する必要があり、非常に調整作業が繁雑で作業時間がかかるという問題がある。そしてこのように、給紙・搬送用ロールにおいてゴム表面がテーパになっている場合、紙とゴムとの押圧及び摩擦係数μの関係から、紙の搬送方向が蛇行してしまい、紙がJAM(紙づまり)するという問題がある。また、プラテンロールにおいても、テーパのため印字押圧が一定ではないため印字品質が低下するという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑み、このような振れ回転防止およびテーパ状研磨防止の微調整作業を簡略化することができる回転部材研削装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明は、回転部材の回転軸の外周を取り囲むと共に転がり接触して当該回転軸を回転自在に支持する複数個の転がり軸受けからなる外周面支持装置により前記回転軸の両端部を回転自在に支持する一方、前記回転軸の一端を端部支持装置により回転自在に支持するとともに、他端を回転駆動装置により把持し回転駆動して当該回転部材の外周面を研削する回転部材研削装置において、前記外周面支持装置の各転がり軸受けのそれぞれを前記回転軸の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るように設けて当該回転軸を支持すると共に、前記外周面支持装置の何れか一方を前記端部支持装置または回転駆動装置の何れかに一体的に固定し且つ当該外周面支持装置の何れか一方を前記端部支持装置または回転駆動装置の何れか一方と共に前記回転軸に交差する方向に一体的に微小移動することにより振れ回転がないように調整するようにしたことを特徴とする回転部材研削装置にある。
【0007】
ここで、前記端部支持装置側の前記外周面支持装置は、例えば、当該端部支持装置に一体的に固定されて且つ一体的に微小移動可能となっているのが好ましい。
【0008】
本発明の回転部材研削装置では、例えば、外周面支持装置で回転軸外周面を固定した後回転駆動軸を当該回転軸と交差する方向に移動して微調整する場合、当該回転駆動軸の移動と共に一方の外周面支持装置も一緒に移動するので、さらにテーパ状研削を防止するために、外周面支持装置の位置を調整する必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による回転部材支持装置をプラテンロール等の研磨を行う円筒研削装置に適用した一実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0010】
図1は上述した円筒研削装置の構成概念図であり、図2は図1中の右側面図である。図1に示すように、プラテンロール1は外周部に硬質ゴム層を形成した丸棒状のプラテンロール本体12とこのプラテンロール本体12と同心状且つ一体的にプラテンロール本体12の両端に突出する回転軸13とを有している。回転軸13の図中左側の端部は、図示しない研削装置本体の駆動源に連結された回転駆動自在のチャック14に把持され支持されている。また、回転軸13の両端部近傍の両端部の外周面は、外周面支持装置である一対の回転部材支持装置15Aおよび15Bによって回転自在に支持されている。この回転部材支持装置15Aおよび15Bに構成は以下のようである。即ち、回転軸13の端部には、それぞれ、回転軸13の図中下半部の外周に沿って回転軸13を取り巻くように2つの転がり軸受16の外輪が各々転がり接触し回転軸13を支持している。さらにこれらの転がり軸受16は、図示しない研削装置本体に設けられ且つ回転軸13の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るホルダ17の先端部に、上記転がり軸受16の内輪に嵌着されたピン18を介して回転自在に支持されている。また、転がり軸受16に対向し且つこの転がり軸受16の軸心と軸心を平行状態にしてもう1つの転がり軸受19の外輪が回転軸13に対接している。転がり軸受19は、図示されない研削装置本体に設けられ且つ回転軸13の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るホルダ20の先端部に、上記転がり軸受19の内輪に嵌着されたピン21を介して回転自在に支持されている。また、回転軸13の図中右側の端面には押し棒31の先端が当接している。押し棒31はチャック32に把持されており、チャック32は基台33に支持されている。チャック32は、押し棒31を介して回転軸13をチャック14方向に付勢し得るようになっている。一方、図示しない駆動源により回転してプラテンロール11の外周面23を研磨すると共に、外周面23に対して自在に接近或いは退避する砥石24が、図示しない研削装置本体に設けられている。
【0011】
そして、本実施例では、駆動源とは逆側の図中右側の回転駆動装置15Bの基台25がチャック32を支持する基台33と固着されて一体的となっており、チャック32を回転軸に交差する方向に微小移動する場合に、回転駆動装置15Bも一体的に微小移動するようになっている。
【0012】
上述したような構成の研削装置により、プラテンロール11を研磨するには、回転部材支持装置15Aおよび15Bのそれぞれについて、予め回転軸13の径に応じてホルダ17或いはホルダ20の何れか一方を動かすことにより転がり軸受16、或いは転がり軸受19のいずれか一方の位置を調整し、チャック14の回転中心と回転軸13の回転中心とが完全に同心状に保持し得るよう正確に転がり軸受16或いは転がり軸受19のいずれか一方の位置決めを行う。この後、ゴムロール11の回転軸13の一端部を押し棒22で付勢しつつ他端部をチャック14で把持し、且つ退避していた位置決めされていない転がり軸受を回転軸13の一端部に接近させ対接させて最終的には上下の転がり軸受16および19によって回転軸を完全に挟み込む。そして、最終的にチャック32を支持する基台33を回転軸に交差する方向に微小移動して振れ回転がないように微調整を行う。この際、本実施の形態では、基台33の微小移動とともに回転部材支持装置15Bも微小移動する。こうしてゴムロール11をチャック14を介して回転させると共に砥石24をプラテンロール11の外周面23に押しつけて外周面23の研磨を行うと、テーパ状研磨になることなく良好な研磨を行うことができる。
【0013】
ところで本実施の形態では、駆動源に近い回転支持装置を駆動端とは反対側の支持装置の基台に固着したが、反対側の回転部材支持装置を他端側の端部支持装置に固着して振れ回転の微調整を当該他端側の移動により行うようにしてもよい。また、回転軸13を支持する転がり軸受16,19を図中下面のホルダに2個、図中上側のホルダ20に一個設けたが、例えばホルダ20にもホルダ17を同時に2個設けた構成としてもよいし、本実施の形態に用いたものより小径の転がり軸受16,19を用いてさらに多数個の転がり軸受16,19をホルダ17,20に配置してもよい。またホルダ17,20も必ずしも上下に2箇所設けるだけではなく、回転軸13の外周に沿ってさらに多数箇所設けてもよく、要するに回転軸13を回転軸13の外周に沿って複数個の転がり軸受16,19で取り囲み回転軸13を回転自在に支持することができる構成であればよいのである。なお、チャック14は、回転駆動力を伝達するものであれば、回転軸を把持する作用をするものでなくてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端部支持装置の微調整移動と共に、外周面支持装置も一緒に移動するので、振れ回転防止およびテーパ状研磨防止の作業が非常に容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転部材研削装置をゴムロールの研磨に用いた一実施の形態の概略構成図である。
【図2】図1の右側面図である。
【符号の説明】
11 ゴムロール
13 回転軸
14 チャック
15A,15B 回転部材支持装置
16,19 転がり軸受
24 砥石
25 基台
31 押し棒
32 チャック
33 基台
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、中心に芯金を有する長尺の円筒状ゴムロール等の研磨に用いる回転部材研削装置に関し、外径がテーパ状にならないようにする調整作業を容易にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、OA機器のプリンタ等に用いられるプラテンゴムロール又は写真複写機用の給紙・搬送用ゴムロールの表面仕上げ研磨や使用後の表面劣化や摩耗に伴う再研磨を行う場合、ゴムロールの両端面から突出する回転軸の一端をチャック等で把持するとともに他端を当該回転軸端面に形成されたセンタ穴にセンタを圧接することで当該ロールを回転自在に支持する研磨装置が用いられる。また、回転軸の両端をチャック等で把持することにより支持するものや、センタの代わりに凹部を有する逆センタを有して当該逆センタに面取り形状のテーパ部を有する回転軸の端部を圧接することにより支持するものもある。このような研磨装置では、回転軸の何れか一方を支持する把持装置等を駆動機により回転駆動しながら砥石等をこれらロールの外周面に押し当てることにより研磨する。
【0003】
さらに、ロールの両端を上述したように支持しただけでは、振れ回転が生じてしまうということで、両端の内側の回転軸外周面で支持する支持装置をさらに設けた研磨装置がある。すなわち、回転部材の回転軸の外周を取り囲むと共に転がり接触して当該回転軸を回転自在に支持する複数個の転がり軸受けからなる外周面支持装置により前記回転軸の両端部を回転自在に支持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように回転部材の両端部を支持するとともに、さらにその内側に支持装置を設けた場合、ロールの外周面が回転中心に対して平行にならないテーパ状研磨を防止するための最終的な微調整作業が非常に煩雑になるという問題がある。すなわち、両端の内側の両端部外周を支持した後、例えば、回転駆動軸を軸に交差する方向に移動して振れ回転を防止するための微調整を行うと、外周面支持装置で固定されているためにそのままではテーパ状に研磨されてしまい、さらに外周面支持装置を微調整する必要があり、非常に調整作業が繁雑で作業時間がかかるという問題がある。そしてこのように、給紙・搬送用ロールにおいてゴム表面がテーパになっている場合、紙とゴムとの押圧及び摩擦係数μの関係から、紙の搬送方向が蛇行してしまい、紙がJAM(紙づまり)するという問題がある。また、プラテンロールにおいても、テーパのため印字押圧が一定ではないため印字品質が低下するという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑み、このような振れ回転防止およびテーパ状研磨防止の微調整作業を簡略化することができる回転部材研削装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明は、回転部材の回転軸の外周を取り囲むと共に転がり接触して当該回転軸を回転自在に支持する複数個の転がり軸受けからなる外周面支持装置により前記回転軸の両端部を回転自在に支持する一方、前記回転軸の一端を端部支持装置により回転自在に支持するとともに、他端を回転駆動装置により把持し回転駆動して当該回転部材の外周面を研削する回転部材研削装置において、前記外周面支持装置の各転がり軸受けのそれぞれを前記回転軸の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るように設けて当該回転軸を支持すると共に、前記外周面支持装置の何れか一方を前記端部支持装置または回転駆動装置の何れかに一体的に固定し且つ当該外周面支持装置の何れか一方を前記端部支持装置または回転駆動装置の何れか一方と共に前記回転軸に交差する方向に一体的に微小移動することにより振れ回転がないように調整するようにしたことを特徴とする回転部材研削装置にある。
【0007】
ここで、前記端部支持装置側の前記外周面支持装置は、例えば、当該端部支持装置に一体的に固定されて且つ一体的に微小移動可能となっているのが好ましい。
【0008】
本発明の回転部材研削装置では、例えば、外周面支持装置で回転軸外周面を固定した後回転駆動軸を当該回転軸と交差する方向に移動して微調整する場合、当該回転駆動軸の移動と共に一方の外周面支持装置も一緒に移動するので、さらにテーパ状研削を防止するために、外周面支持装置の位置を調整する必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による回転部材支持装置をプラテンロール等の研磨を行う円筒研削装置に適用した一実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0010】
図1は上述した円筒研削装置の構成概念図であり、図2は図1中の右側面図である。図1に示すように、プラテンロール1は外周部に硬質ゴム層を形成した丸棒状のプラテンロール本体12とこのプラテンロール本体12と同心状且つ一体的にプラテンロール本体12の両端に突出する回転軸13とを有している。回転軸13の図中左側の端部は、図示しない研削装置本体の駆動源に連結された回転駆動自在のチャック14に把持され支持されている。また、回転軸13の両端部近傍の両端部の外周面は、外周面支持装置である一対の回転部材支持装置15Aおよび15Bによって回転自在に支持されている。この回転部材支持装置15Aおよび15Bに構成は以下のようである。即ち、回転軸13の端部には、それぞれ、回転軸13の図中下半部の外周に沿って回転軸13を取り巻くように2つの転がり軸受16の外輪が各々転がり接触し回転軸13を支持している。さらにこれらの転がり軸受16は、図示しない研削装置本体に設けられ且つ回転軸13の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るホルダ17の先端部に、上記転がり軸受16の内輪に嵌着されたピン18を介して回転自在に支持されている。また、転がり軸受16に対向し且つこの転がり軸受16の軸心と軸心を平行状態にしてもう1つの転がり軸受19の外輪が回転軸13に対接している。転がり軸受19は、図示されない研削装置本体に設けられ且つ回転軸13の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るホルダ20の先端部に、上記転がり軸受19の内輪に嵌着されたピン21を介して回転自在に支持されている。また、回転軸13の図中右側の端面には押し棒31の先端が当接している。押し棒31はチャック32に把持されており、チャック32は基台33に支持されている。チャック32は、押し棒31を介して回転軸13をチャック14方向に付勢し得るようになっている。一方、図示しない駆動源により回転してプラテンロール11の外周面23を研磨すると共に、外周面23に対して自在に接近或いは退避する砥石24が、図示しない研削装置本体に設けられている。
【0011】
そして、本実施例では、駆動源とは逆側の図中右側の回転駆動装置15Bの基台25がチャック32を支持する基台33と固着されて一体的となっており、チャック32を回転軸に交差する方向に微小移動する場合に、回転駆動装置15Bも一体的に微小移動するようになっている。
【0012】
上述したような構成の研削装置により、プラテンロール11を研磨するには、回転部材支持装置15Aおよび15Bのそれぞれについて、予め回転軸13の径に応じてホルダ17或いはホルダ20の何れか一方を動かすことにより転がり軸受16、或いは転がり軸受19のいずれか一方の位置を調整し、チャック14の回転中心と回転軸13の回転中心とが完全に同心状に保持し得るよう正確に転がり軸受16或いは転がり軸受19のいずれか一方の位置決めを行う。この後、ゴムロール11の回転軸13の一端部を押し棒22で付勢しつつ他端部をチャック14で把持し、且つ退避していた位置決めされていない転がり軸受を回転軸13の一端部に接近させ対接させて最終的には上下の転がり軸受16および19によって回転軸を完全に挟み込む。そして、最終的にチャック32を支持する基台33を回転軸に交差する方向に微小移動して振れ回転がないように微調整を行う。この際、本実施の形態では、基台33の微小移動とともに回転部材支持装置15Bも微小移動する。こうしてゴムロール11をチャック14を介して回転させると共に砥石24をプラテンロール11の外周面23に押しつけて外周面23の研磨を行うと、テーパ状研磨になることなく良好な研磨を行うことができる。
【0013】
ところで本実施の形態では、駆動源に近い回転支持装置を駆動端とは反対側の支持装置の基台に固着したが、反対側の回転部材支持装置を他端側の端部支持装置に固着して振れ回転の微調整を当該他端側の移動により行うようにしてもよい。また、回転軸13を支持する転がり軸受16,19を図中下面のホルダに2個、図中上側のホルダ20に一個設けたが、例えばホルダ20にもホルダ17を同時に2個設けた構成としてもよいし、本実施の形態に用いたものより小径の転がり軸受16,19を用いてさらに多数個の転がり軸受16,19をホルダ17,20に配置してもよい。またホルダ17,20も必ずしも上下に2箇所設けるだけではなく、回転軸13の外周に沿ってさらに多数箇所設けてもよく、要するに回転軸13を回転軸13の外周に沿って複数個の転がり軸受16,19で取り囲み回転軸13を回転自在に支持することができる構成であればよいのである。なお、チャック14は、回転駆動力を伝達するものであれば、回転軸を把持する作用をするものでなくてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端部支持装置の微調整移動と共に、外周面支持装置も一緒に移動するので、振れ回転防止およびテーパ状研磨防止の作業が非常に容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転部材研削装置をゴムロールの研磨に用いた一実施の形態の概略構成図である。
【図2】図1の右側面図である。
【符号の説明】
11 ゴムロール
13 回転軸
14 チャック
15A,15B 回転部材支持装置
16,19 転がり軸受
24 砥石
25 基台
31 押し棒
32 チャック
33 基台
Claims (2)
- 回転部材の回転軸の外周を取り囲むと共に転がり接触して当該回転軸を回転自在に支持する複数個の転がり軸受けからなる外周面支持装置により前記回転軸の両端部を回転自在に支持する一方、前記回転軸の一端を端部支持装置により回転自在に支持するとともに、他端を回転駆動装置により把持し回転駆動して当該回転部材の外周面を研削する回転部材研削装置において、前記外周面支持装置の各転がり軸受けのそれぞれを前記回転軸の軸心に対して垂直方向に自在に接近或いは退避し得るように設けて当該回転軸を支持すると共に、前記外周面支持装置の何れか一方を前記端部支持装置または回転駆動装置の何れかに一体的に固定し且つ当該外周面支持装置の何れか一方を前記端部支持装置または回転駆動装置の何れか一方と共に前記回転軸に交差する方向に一体的に微小移動することにより振れ回転がないように調整するようにしたことを特徴とする回転部材研削装置。
- 請求項1において、前記端部支持装置側の前記外周面支持装置が当該端部支持装置に一体的に固定されて且つ一体的に微小移動可能となっていることを特徴とする回転部材研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03595696A JP3568138B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 回転部材研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03595696A JP3568138B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 回転部材研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09225790A JPH09225790A (ja) | 1997-09-02 |
JP3568138B2 true JP3568138B2 (ja) | 2004-09-22 |
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ID=12456434
Family Applications (1)
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JP03595696A Expired - Fee Related JP3568138B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 回転部材研削装置 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
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WO2016171332A1 (ko) * | 2015-04-22 | 2016-10-27 | 주식회사 미진이앤아이 | 자동차 시트용 연결바 제조장치 및 제조방법 |
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CN100368132C (zh) * | 2005-01-04 | 2008-02-13 | 田欣利 | 一种工程陶瓷螺纹加工装置 |
JP5780459B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2015-09-16 | 株式会社Ihi | 回転位置決め装置と方法 |
CN102922382A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-02-13 | 青岛润丰铝箔有限公司 | 一种用于磨削铝箔加工设备导辊的轧辊磨床 |
CN105081905A (zh) * | 2015-06-26 | 2015-11-25 | 丰拓(河南)轻合金有限公司 | 一种车床磨涂辊 |
CN112872928A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-06-01 | 西安万翔航空科技有限公司 | 一种电缆磨削装置、自动磨削设备 |
CN115008272B (zh) * | 2022-06-13 | 2023-03-28 | 贵溪华泰铜业有限公司 | 一种适用范围广的紫铜棒生产用外表面抛光设备 |
Family Cites Families (3)
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JP2788707B2 (ja) * | 1993-12-21 | 1998-08-20 | 本田技研工業株式会社 | 研削盤 |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP03595696A patent/JP3568138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101580496B1 (ko) * | 2015-04-22 | 2015-12-28 | 주식회사 미진이앤아이 | 자동차 시트용 연결바의 브래킷 결합장치 |
WO2016171332A1 (ko) * | 2015-04-22 | 2016-10-27 | 주식회사 미진이앤아이 | 자동차 시트용 연결바 제조장치 및 제조방법 |
Also Published As
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JPH09225790A (ja) | 1997-09-02 |
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