JPS5882655A - ドリルポイントの研削機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドリルの摩耗したポイントを整備し再研削する
機械に関する。

公知のとおり、従来のドリルは二本のらせん溝を周面に
延在させた細長い棒形の鋼片である（第１図参照）。ド
リルの尖端には二本の対向配置のランド、即ち相互の鏡
像である実質的な三角部域が見られる（第１図参照）。

これらの部域は角度を限定しさらにドリルの軸に対し角
度を持つ関係にある二つの曲面をなして延びている。こ
れらの三角形部域の縁、所請「リップ」は摩耗しがちで
再研削が必要になる。

この必要な再研削をおこなう機械は既に公知で、この種
の機械のあるものは砥石の周面で摩耗したドリルの再研
削を右こなうようにした円盤形の砥石よりなる。また、
他のものは恐らくさらに近代的な機種にならうが、これ
らのものにおいてはカップ形砥石が採用され、この砥石
これら機械の両型式ではドリル用のホールダが用いられ
、このホールダが定数であるドリルポイントの角度に相
当する所定角度においてドリルチップを砥石に当てる支
持体に支えられている。

公知の機械には一方のフランクを研削するのと他方のフ
ランクを研削する場合とでドリルの位置を変えなければ
ならぬという欠点がある。

これにはまた支持体、ドリルホールダおよびドリルを正
しく方向づけすることが必要となるため時間のかかる作
業となる。

さらに、通常は寸法の異なるドリル用に二つの機械また
は少なくとも二つのホールダが必要である。

もう一つの欠点はドリルを修理しながら前進させるため
には、作業を止めてドリルをはずし、再び位置決めして
、開始しなければならない。

またもう一つの欠点は砥石の目直しまたは精ずりが必要
なことである。さらに別の欠点はリツプの二番数設定を
調整する必要があることである。

本発明の主目的は位置変更工程を単純化して支持体およ
び（または）ホールダの取外しをしなくともすみ、位置
の変更全部がレバーの簡単な切替えだけで達成されるよ
うにした機械を提供することにある。本発明の別の目的
は叙上の欠点を全て除去することにある。

例のごとく、砥石と、ドリルホールダと、このホールダ
の支持体とよりなり、この支持体が水平面内においてこ
の砥石に対し離接自在なプラテンに支えられていること
、このプラテンの支持位置がこの面の高い面にあるかま
たは低い面にあるように移動するようにした部材の傾斜
面に支えられているようにしたドリルのポイントを研削
する機械が提供されている。

本発明の別の特徴によれば、円筒状内面を備えた環状砥
石が使用されている。

以下本発明を添付の図面を参考に詳述する。

第１図および２図について述べると、リップａ１および
ｂ１を備えた二つのランドａおよびｂを設けたドリルの
ポイントが示されている。ドリルの摩耗したポイントを
整備するためのポイントの研削は二本のランドを砥石の
円筒面に当てることによりおこなわれる。本発明の機械
においては、環状砥石の円筒状内側縁面は研削のためポ
イントを保持させる面である。上記二本のランドａおよ
びｂは図示のごとく大体において三角形をしており、各
三角形の側辺は僅かに曲面を形成している。各ランドの
表面は凸面状に研削され、ドリルの能動的切削部分をな
すそれぞれのリップは適当に尖鋭にされる。

この新しい研削機は底板１に取付けられ、砥石３を駆動
する駆動力を電動機２に依存している。砥石は環状帯で
、この円筒状内面３ａが動作する。

底板１上には部材４が平らに取付けられている（第５図
をも参照）。この部材４は板状で、平らな裏面を有し、
この裏面で部材４は底板１上に着止している。部材４は
符号４ａにおいて底板１に枢着されている。部材４は上
面に二つの傾斜部域５を有する。部材４の外向き側から
ハンドル６が出ている。部材４上にはＵ字形部材１０が
あり、この部材は二つのブロック９間に軸支されている
。この部材１０から下方へ螺設脚８（第２図においてそ
の一方だけを図示）が延びて、その下端が傾斜部域５の
範囲内において部材４上に立っている。

Ｕ字形部材１０の垂直脚間に各Ｖ字形溝１０″を備えた
二つの対向配置のあや振り部分１０′が固定されている
。これらの溝１０″内にローラ７′が走り、これらロー
ラ７′は半円形プラテン７から下方へ延びるピン７で回
転してプラテンを砥石に対し前後に運動させる。

プラテン７の上面には軸１１ｍを中心に枢動する支持体
３がある（第２図）。支持体Ｓは板１１と二つの対向配
置の固定ジョー１２とよりなり、この二つのジョー１２
は両者間に砥石３へ向って先細になってゆく空間を画成
している。

この空間はドリルホールダの掴み定位置を構成連結され
た二つのジョー１３よりなる。上記ピン１４はジョーの
一方の側面に固定され、対向の相補的ジョー１３に設け
た穴１５に挿入されている。両方のジョー１３の砥石３
に向って延びている部分は砥石の方向へ漸次先細になっ
ている。ジョー１３の相互に向合っている側面の各々に
は被修理ドリルを入れるようにした縦方向に延びる溝１
６が設けられている。溝１６の一方には、その前端に小
さなピン１６ａが配置されている。ピン１４により一体
にされた二つのジョー１３は固定ジョー１２間に摺動的
に差込みできる。板１１の後端には板に直角にブロック
１７が延び、このブロック１７からはジョー１３を所定
位置に保持する棒またはらせんばね１８が延びている。

板１１の下側にはばね装置２８が設けられて、これによ
って板７が支持体Ｓと共にＶ字形溝１０′内で砥石３に
対し往復運動する。ブロック７にはハンドル３１が連結
されているが、このハンドルについては後述する。ブロ
ック１７の外側からは中心方向に穿孔の棒１９が延びて
、この棒１９内へ細長いピン２０がばね１９ａを介して
はいり、ピンはさらにブロック１７の透孔から出て両ジ
ョー１３間の隙間に入り、ピンの先端を両ジョー間に保
持されたドリルの後端に当てている。このピンは止めね
じ２１により動かぬように止めることができる。ねじ１
９ａを回転させれば、ピン２０は動く。

支持体Ｓは軸１１ａで枢動することは先きに述べた。プ
ラテン上でのこの支持体の運動はその両側の範囲がプラ
テン７に固定されたアバツトメント２２で限定されるの
でドリルポイントの角度が決定される。支持体Ｓがこの
両側の一方へ動くと、支持体は玉付き凹所３０により固
定される。

砥石３は保安フード２３で囲まれていて、このフードの
そばにブロック２４が回転自在に板２上に固定され、こ
のブロック２４内にはＶ字形切欠き２６を有する位置決
め装置２５が保持されている。上記ブロック２４は指標
２４″のついたカラー２４′を有する。第２指標２５′
が回転自在な位置決め装置２５に印づけされている。

本新規な機械の動作は次の過程を経ておこなわれる。

１、ピン１６ａがドリルの溝にはいるようにドリルをジ
ョー１２間に入れることにより、２、板１１上のジョー
１３をジョー１２内に入れこれをばねまたは棒１８によ
って固定することにより、 ３、ピン２０を溝１６に入れその先端をドリルの後端に
あて、この端をねじ２１で固定することにより、 ４、ドリルのポイントをＶ字形切欠き２６内に入れ、二
つの指標線２４′および２５′が合致してドリルが研削
を開始する正しい位置にあることを示すまでドリルを回
転させることによりブロック２４はドリルポイントの前
側の所定位置につく、 ５、以上が完了すると、ブロック２４はハンドルＧによ
り常時の位置につき、傾斜部域５のためおよびこの上を
ねじが移動するため構造体全体は軸９′を中心に揺動し
てｘ位置またｙ位置（第３ａ図参照）につく、 ６、ねじ２８によって、支持体Ｓは砥石３と接触する、 ７、構造体全体を往復運動させながら実際の研削が開始
される。ドリルはねじ１９Ｍにより回転させられて前進
し、 ８、一つのフランクが完了してから、ハンドル３１を下
げ、支持体Ｓを引き戻してドリルの位置を変えずに砥石
から離し、ハンドル６は他側へ揺動して、支持体Ｓは軸
１１ａを中心に揺動してその第２位置へもどり、ハンド
ル３１はその常時の位置にもどり、研削は再び上記の通
り再開される。

【図面の簡単な説明】

第１図はドリルのポイントを示す概略図、第２図は本発
明の新規な機械の概略的斜視図、第３図は上記機械の上
面図、第３ａ図はドリルホールダを示す上記機械の部分
図、第３ｂ図は第３ａ図（第３ａ図の上部の要素を省く
）における矢印の方向に見た上記機械の部分図、第４図
はドリルホールダの一つのジョーを示す斜視図、第５図
はプラテンを傾斜面に支える部材の斜視図である。 なお図において、符号１は底板、３は砥石、４は板状部
材、５は部材４の傾斜面部域、７はプラテン、７′はピ
ン、１０はＵ字形部材、１０′はあや振り部分、１２、
１３はジョー、Ｓは支持体である。 手続補正書 ド９）しボイー／Ｌｐ；４シう一刑串へ・３、補正をす
る者 事件との関係％Ｑ瓜濡人 ４、代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、砥石と、ドリルホールダと、該ホールダ用の支持体
   とよりなり、該支持体は水平面内において該砥石に対し
   離接自在なプラテンに支えられていること、該プラテン
   はまた部材の傾斜面に支えられ、該傾斜面でのプラテン
   の支持位置が該面の高い面にあるかまたは低い面にある
   ように移動するようにした部材の傾斜面に支えられてい
   るようにしたドリルのポイントを修理する機械。 ２、特許請求の範囲第１項に記載のものにおいて、前記
   傾斜面はプラテンが支えられている部材の細長い傾斜部
   域により構成されたことを特徴とする機械。 ３、特許請求の範囲第２項に記載のものにおいて、前記
   二つの細長い傾斜部域が支持部材上に設けられたことを
   特徴とする機械。 ４、特許請求の範囲第１項に記載のものにおいて、前記
   支持部材が底板に枢着されたことを特徴とする機械。 ５、特許請求の範囲第１項または２項乃至４項のいずれ
   かに記載のものにおいて、前記プラテンは二つのブロッ
   ク部材間に軸支されたＵ字形部材に支えられ、二つの対
   向配置のあや振り部分が該Ｕ字形部材の垂直脚間の空間
   に延び、該あや振り部分は相互に向合う側面にみぞを備
   え、上記プラテンから下方へ延びるピンで回転するロー
   ラが該みぞ内に走っていることを特徴とする機械。 ６、特許請求の範囲第１項に記載のものにおいて、前記
   プラテンの上面に配置され、ドリルホールダに対する所
   定配置位置となる空間をジョーに画成する二つの対向配
   置のジョーよりなる被処理ドリル用の支持体を特徴とす
   る機械。 ７、特許請求の範囲第６項に記載のものにおいて、ドリ
   ルホールダがゆるく連結可能な二つのジョーよりなり、
   各ジョーには縦方向に延びるみぞが設けられ、このよう
   な対向するみぞが相互に整合し、ドリルの配置を可能に
   する空間を形成していることを特徴とする機械。