JPS5841083Y2 - 工作物支持装置 - Google Patents
工作物支持装置Info
- Publication number
- JPS5841083Y2 JPS5841083Y2 JP1977023540U JP2354077U JPS5841083Y2 JP S5841083 Y2 JPS5841083 Y2 JP S5841083Y2 JP 1977023540 U JP1977023540 U JP 1977023540U JP 2354077 U JP2354077 U JP 2354077U JP S5841083 Y2 JPS5841083 Y2 JP S5841083Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- workpiece
- traverse table
- reference surfaces
- headstock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は研削盤等において工作物を支持する装置に関す
るもので、その目的は熱影響及び基準面の摩耗による工
作物の軸心変位を極力押えるとともにトラバーステーブ
ルと砥石車との干渉を防止することである。
るもので、その目的は熱影響及び基準面の摩耗による工
作物の軸心変位を極力押えるとともにトラバーステーブ
ルと砥石車との干渉を防止することである。
近時、互いに対向する一対の砥石車によって工作物を両
側から研削する研削盤が開発されている。
側から研削する研削盤が開発されている。
この研削盤では砥石車を工作物に両側から接近させる関
係上、工作物をトラバーステーブルの中央部に支持する
必要がある。
係上、工作物をトラバーステーブルの中央部に支持する
必要がある。
ところで従来は、トラバーステーブル上に主軸台及び心
神台をトラバーステーブルの砥石車側縁部に形成した基
準面により位置決めして固定し、この主軸台及び心神台
に工作物を挟持する一対のセンタを前記基準面の上方で
装備している。
神台をトラバーステーブルの砥石車側縁部に形成した基
準面により位置決めして固定し、この主軸台及び心神台
に工作物を挟持する一対のセンタを前記基準面の上方で
装備している。
而して工作物をトラバーステーブルの中央部で支持する
という必要性を満たすために、従来装置においてセンタ
の装備位置を単にトラバーステーブルの中央側に変える
だけでは、センタが前記基準面の上方からずれてしまい
、主軸台及び心神台の熱変位によって工作物の軸線がか
なり変位し、さらには、砥石車がその前進時にトラバー
ステーブルに干渉するという不具合が生ずる。
という必要性を満たすために、従来装置においてセンタ
の装備位置を単にトラバーステーブルの中央側に変える
だけでは、センタが前記基準面の上方からずれてしまい
、主軸台及び心神台の熱変位によって工作物の軸線がか
なり変位し、さらには、砥石車がその前進時にトラバー
ステーブルに干渉するという不具合が生ずる。
そして従来装置では、心神台を主軸台に対し進退移動し
て位置調整した後、心神台を前記基準面に押圧してクラ
ンプしているので、基準面が摩耗すると心神台はこの摩
耗分だけ砥石車の進退方向に変位し、工作物の円筒度等
が狂ってしまう欠点があった。
て位置調整した後、心神台を前記基準面に押圧してクラ
ンプしているので、基準面が摩耗すると心神台はこの摩
耗分だけ砥石車の進退方向に変位し、工作物の円筒度等
が狂ってしまう欠点があった。
本考案はかかる不具合を解消するためになされたもので
、トラバーステーブルの上面に互いに反対側に傾斜した
一対の基準面を山形に形成し、このトラバーステーブル
上に主軸台及び心神台を前記一対の基準面に跨がって載
置し、この主軸台及び心神台に工作物を挟持する一対の
センタをトラバーステーブルの摺動方向と平行でかつ前
記一対の基準面の2等分線と交叉する同一軸線上でそれ
ぞれ装備したことを要旨とするものである。
、トラバーステーブルの上面に互いに反対側に傾斜した
一対の基準面を山形に形成し、このトラバーステーブル
上に主軸台及び心神台を前記一対の基準面に跨がって載
置し、この主軸台及び心神台に工作物を挟持する一対の
センタをトラバーステーブルの摺動方向と平行でかつ前
記一対の基準面の2等分線と交叉する同一軸線上でそれ
ぞれ装備したことを要旨とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
1は本考案に係る工作物支持装置を備えた研削盤のベッ
ドで、このベッド1上に固着されたスライドベース2に
はトラバーステーブル3がZ軸方向に摺動自在に載置さ
れ、スライドベース2に固定されたサーボモータ4によ
り送りねじ14を介して移動されるようになっている。
ドで、このベッド1上に固着されたスライドベース2に
はトラバーステーブル3がZ軸方向に摺動自在に載置さ
れ、スライドベース2に固定されたサーボモータ4によ
り送りねじ14を介して移動されるようになっている。
トラバーステーブル3の上面には、互いに反対側に傾斜
した一対の基準面5,6が両者の交線がZ軸と平行にな
るように山形に形成され、このトラバーステーブル3の
断面形状は一対の基準面5,6の交叉角の2等分線Iに
対しほぼ線対称となっている。
した一対の基準面5,6が両者の交線がZ軸と平行にな
るように山形に形成され、このトラバーステーブル3の
断面形状は一対の基準面5,6の交叉角の2等分線Iに
対しほぼ線対称となっている。
トラバーステーブル3上には主軸台8の基台9が一対の
基準面5,6に跨がって載置固定され、この基台9に工
作物Wの一端を支持するセンタ10がトラバーステーブ
ル3の摺動力向と平行でかつ前記2等分線7と交叉する
軸線上で嵌着されている。
基準面5,6に跨がって載置固定され、この基台9に工
作物Wの一端を支持するセンタ10がトラバーステーブ
ル3の摺動力向と平行でかつ前記2等分線7と交叉する
軸線上で嵌着されている。
11は基台9に回転可能に支承されてモータ12により
回転駆動される面板で、この面板11の回転はケレ、ケ
レ回し13を介して工作物Wに伝達される。
回転駆動される面板で、この面板11の回転はケレ、ケ
レ回し13を介して工作物Wに伝達される。
さらに、トラバーステーブル3上には心神台15の基台
16が主軸台8と対向して一対の基準面5,6に跨がっ
て載置され、この基台16にラム17がセンタ10の軸
線と同一軸線上で摺動自在に嵌合され、このラム17の
先端に工作物Wの他端を支持するセンタ18が同心に嵌
着されている。
16が主軸台8と対向して一対の基準面5,6に跨がっ
て載置され、この基台16にラム17がセンタ10の軸
線と同一軸線上で摺動自在に嵌合され、このラム17の
先端に工作物Wの他端を支持するセンタ18が同心に嵌
着されている。
モして心神台15をZ軸方向に位置調整した後にトラバ
ーステーブル3上にクランプするために、基台16には
クランプアーム19が回動可能に枢支され、このクラン
プアーム19の先端屈曲部はトラバーステーブル3の基
準面6にZ軸方向に刻設された長溝20内に係入されて
いる。
ーステーブル3上にクランプするために、基台16には
クランプアーム19が回動可能に枢支され、このクラン
プアーム19の先端屈曲部はトラバーステーブル3の基
準面6にZ軸方向に刻設された長溝20内に係入されて
いる。
よってクランプアーム19の後端部が基台16に設けら
れたシリンダ装置21の作動により押動されると、先端
屈曲部が長溝20の水平上面に押圧され、基台16延い
ては心神台15はトラバーステーブル3上に引付けられ
てクランプされる。
れたシリンダ装置21の作動により押動されると、先端
屈曲部が長溝20の水平上面に押圧され、基台16延い
ては心神台15はトラバーステーブル3上に引付けられ
てクランプされる。
22.23はベッド1上にスライドベース2を挟んで互
いに対向して固着された案内ベースで、この案内ベース
22.23上には一対の砥石台24.25が、Z軸に対
して一定角度づつ反対方向に傾斜したX軸及びU軸方向
にそれぞれ摺動自在に載置され、案内ベース22.23
に固定されたサーボモータ26.27により送りねじを
介して移動されるようになっている。
いに対向して固着された案内ベースで、この案内ベース
22.23上には一対の砥石台24.25が、Z軸に対
して一定角度づつ反対方向に傾斜したX軸及びU軸方向
にそれぞれ摺動自在に載置され、案内ベース22.23
に固定されたサーボモータ26.27により送りねじを
介して移動されるようになっている。
そして砥石台24.25にはモータ30,31によって
同一方向に回転駆動される砥石車28.29がそれぞれ
回転可能に支承されている。
同一方向に回転駆動される砥石車28.29がそれぞれ
回転可能に支承されている。
而して工作物Wを研削加工するには、工作物Wを主軸台
8と心神台15のセンタ10.18間に挟持し、トラバ
ーステーブル3をサーボモータ4により加工位置に位置
決めして工作物Wの加工個所を砥石車28.29に対向
させ、モータ12を起動して工作物Wを回転駆動し、砥
石台24.25をサーボモータ26.27により前進さ
せて工作物Wの加工個所を砥石車28.29により両側
から研削加工する。
8と心神台15のセンタ10.18間に挟持し、トラバ
ーステーブル3をサーボモータ4により加工位置に位置
決めして工作物Wの加工個所を砥石車28.29に対向
させ、モータ12を起動して工作物Wを回転駆動し、砥
石台24.25をサーボモータ26.27により前進さ
せて工作物Wの加工個所を砥石車28.29により両側
から研削加工する。
以上詳述したように本考案によれば、トラバーステーブ
ルの上面に互いに反対側に傾斜した一対の基準面を山形
に形成するとともにこのトラバーステーブルの断面形状
を前記一対の基準面の交叉角の2等分線に対しほぼ線対
称となし、このトラバーステーブル上に前記一対の基準
面に跨がって載置した主軸台及び心神台には、工作物を
支持する一対のセンタをトラバーステーブルの摺動方向
と平行でかつ前記2等分線と交叉する同一軸線上でそれ
ぞれ装備しているので、熱影響による工作物の軸心変位
を極力押えることができるとともに一対の砥石車を工作
物に両側から接近させてもトラバーステーブルが砥石車
に干渉することが防止でき、さらに心神台の摺動により
一対の基準面が摩耗しても、心神台は砥石車の進退方向
と直角な方向に僅かに変位するだけであるので、工作物
の円筒度等の狂いはほとんど生じない。
ルの上面に互いに反対側に傾斜した一対の基準面を山形
に形成するとともにこのトラバーステーブルの断面形状
を前記一対の基準面の交叉角の2等分線に対しほぼ線対
称となし、このトラバーステーブル上に前記一対の基準
面に跨がって載置した主軸台及び心神台には、工作物を
支持する一対のセンタをトラバーステーブルの摺動方向
と平行でかつ前記2等分線と交叉する同一軸線上でそれ
ぞれ装備しているので、熱影響による工作物の軸心変位
を極力押えることができるとともに一対の砥石車を工作
物に両側から接近させてもトラバーステーブルが砥石車
に干渉することが防止でき、さらに心神台の摺動により
一対の基準面が摩耗しても、心神台は砥石車の進退方向
と直角な方向に僅かに変位するだけであるので、工作物
の円筒度等の狂いはほとんど生じない。
第1図は本考案装置を備えた研削盤の平面図、第2図、
第3図は第1図の■−■及びI−1拡大断面図である。 1・・・・・・ベッド、3・・・・・・トラバーステー
ブル、5゜6・・・・・・一対の基準面、7・・・・・
・2等分線、8・・・・・・主軸台、9.16・・・・
・・基台、10.18・・・・・・センタ、15・・・
・・・心神台、W・・・・・・工作物。
第3図は第1図の■−■及びI−1拡大断面図である。 1・・・・・・ベッド、3・・・・・・トラバーステー
ブル、5゜6・・・・・・一対の基準面、7・・・・・
・2等分線、8・・・・・・主軸台、9.16・・・・
・・基台、10.18・・・・・・センタ、15・・・
・・・心神台、W・・・・・・工作物。
Claims (1)
- 上面に互いに反対側に傾斜した一対の基準面が山形に形
成されたトラバーステーブルをベッド上に前記一対の基
準面の交線と平行な方向に摺動可能に装架し、前記トラ
バーステーブルには主軸台を前記一対の基準面に跨がっ
て固定するとともに心神台を前記主軸台と対向して前記
一対の基準面に跨がって位置調整可能に載置固定し、前
記主軸台及び心神台には工作物を挟持する一対のセンタ
を前記トラバーステーブルの摺動方向と平行でかつ前記
一対の基準面の交叉角の2等分線と交叉する同一軸線上
でそれぞれ装備したことを特徴とする工作物支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977023540U JPS5841083Y2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | 工作物支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977023540U JPS5841083Y2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | 工作物支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53118190U JPS53118190U (ja) | 1978-09-20 |
JPS5841083Y2 true JPS5841083Y2 (ja) | 1983-09-16 |
Family
ID=28860337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977023540U Expired JPS5841083Y2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | 工作物支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841083Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5114701B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2013-01-09 | 独立行政法人理化学研究所 | マイクロツール研削装置及び方法 |
-
1977
- 1977-02-28 JP JP1977023540U patent/JPS5841083Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53118190U (ja) | 1978-09-20 |
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