JPH0753884Y2 - 円筒状部品の精密内面研削盤 - Google Patents

円筒状部品の精密内面研削盤

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JPH0753884Y2
JPH0753884Y2 JP530889U JP530889U JPH0753884Y2 JP H0753884 Y2 JPH0753884 Y2 JP H0753884Y2 JP 530889 U JP530889 U JP 530889U JP 530889 U JP530889 U JP 530889U JP H0753884 Y2 JPH0753884 Y2 JP H0753884Y2
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JP
Japan
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work
shoe
drive roller
outer diameter
workpiece
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JP530889U
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JPH0297557U (ja
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湧三 新井
隆司 藤井
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TDK Corp
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TDK Corp
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、セラミック材料等から円筒状に形成された円
筒状部品をワークとし、その内面を高精度に研削加工す
るのに用いられる円筒状部品の精密内面研削盤に関する
ものである。
従来の技術 一般に、セラミック材料で形成されたコアの如き電子部
品は、金属材料と同様に、ミクロンオーダーの研削が要
求されている。特に、内径の寸法精度は勿論、径内の段
付けや溝付け加工等の複雑な形状付けにもミクロンオー
ダーの加工精度が要求されている。
従来、この種の内面研削盤としては、円筒状部品を外周
面で載置するワーク外径シューと、そのワークを外周面
から押圧すると共に該外周面をワーク外径シューの受け
面に圧接させて回転するワークの駆動ローラと、このワ
ークの径内に前進移動されてワークの内面を円周面で研
削する砥石とを備えた心無円筒内面研削盤が知られてい
る(特開昭46−1996号)。
この心無円筒内面研削盤においては、ワークの着脱が簡
単で内面の段付きや溝付き加工も容易に対応することが
できるが、ワークを外周面から駆動ローラで押圧回転す
るのに伴ってワークが軸線方向左右にズレ動くのを防ぐ
必要がある。そのため、ワークを回転する駆動ローラ以
外に、押えローラを備え或いはワークを各端面方向から
係止するフランジ部をワーク外径シューに設けることが
行われている。然し、これでは機構的に複雑なものにな
るばかりでなく、そのワークとして加工できる長さがワ
ーク外径シューのフランジ部で制約を受けるところから
好ましくない。
考案が解決しようとする課題 本考案は、心無円筒内面研削を適用すると共にワークを
簡単な機構で確実に位置決めでき、内径寸法精度,内径
真円度或いは段,溝位置精度等の高精度な加工が行える
円筒状部品の精密内面研削盤を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本考案に係る円筒状部品の精密内面研削盤においては、
円筒状部品をワークとしてL型またはV型の扁平なワー
ク受け面に外周面で載置するワーク外径シューと、その
ワークを外周面から押圧すると共に該外周面をワーク外
径シューの受け面に圧接させて回転するワークの駆動ロ
ーラと、このワークの径内に前進移動されてワークの内
面を円周面で研削する砥石と、ワーク外径シューの側部
に配置されてワークを軸線方向片側の端面で受けるワー
ク端面シューとを備え、 上記駆動ローラを、ローラ軸をワークの軸線方向に対し
所定角傾けてワークを外周面から押圧することによるワ
ークの片寄せローラとして装備し、且つ、上記ワーク端
面シューを駆動ローラで片寄せられるワークの位置決め
シューとして装備することにより構成されている。
作用 この円筒状部品の精密内面研削盤では、ワークをワーク
外径シューの扁平面でなる受け面に線接触させて載置
し、そのワークを外周面から押圧する駆動ローラでワー
クをワーク外径シューの受け面に圧接させて回転させつ
つ、ワークの内面を砥石で研削するものであるからワー
クを簡単に脱着することができる。また、駆動ローラの
ローラ軸をワークの軸線方向に対し所定角傾むかせてワ
ークを外周面から駆動ローラで押圧回転することによ
り、ワークを片寄せすると共に軸線方向片側の端面をワ
ーク端面シューに圧接させて自動的に位置決めするもの
であるから、ワークを簡単な機構で確実に位置決め支持
できて砥石で安定よく内面研削することができる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
この研削盤は、第1,2図で示すようにベッド1の台面上
に砥石軸モータ2とプーリボックス3とを備え、スピン
ドル軸4の先端に備えた砥石5を高速駆動する砥石軸モ
ータ2で回転することにより円筒状部品をワークとして
内面研削するよう構成されている。スピンドル軸4はX
方向移動テーブル6と、このX方向移動テーブル6のテ
ーブル面上に載置されて直交方向に移動するY方向移動
テーブル7とでなるXYテーブル上に備え付けられてい
る。また、Y方向移動テーブル7のテーブル面上にはハ
イドロシリンダー8が取り付けられている。この各機構
部に加えて、XYテーブル6,7には加工サイクル上の動き
を制御可能にするべく、砥石5の位置調整用微動機構と
ハイドロシリンダー8による砥石5の軸方向早送り,早
戻しや加工中のトラバース機構が設けられている。その
XYテーブル6,7の他に、ワークの保持機構や駆動機構を
備えたワーク駆動台9がベッド1の台面上に装備されて
いる。
ワーク駆動台9上には、ワークを外周面で保持するワー
ク外径シュー10と、ワークを端面で受け止めるワーク端
面シュー11が備え付けられている。ワーク外径シュー10
には、第3図で示すようにワーク垂直受け面10aと、そ
の垂直受け面10aに対して直角方向の水平受け面10bとか
らL型の扁平面でなる各ワーク受け面10a,10bが設けら
れている。また、ワーク駆動台9上には駆動ローラ台12
を介して駆動ローラ13が装着されている。その駆動ロー
ラ13はローラ回転モータ14で回動し、エアーシリンダ15
でワークに対して前進,後退動するよう取り付けられて
いる。この駆動ローラ13は、ローラ軸13aをワークの軸
線方向に対し所定角傾けてワークを外周面から押圧する
ことによる片寄せローラとして装備されている。その片
寄せローラとしては、例えば第4図においてローラ軸13
aの左側を紙面手前に、右側を下向きに傾斜する如くロ
ーラ軸13aを垂直方向に所定角傾けて駆動ローラ台12に
取り付ければよい。この駆動ローラ13に対し、ワーク端
面シュー11は駆動ローラ13で片寄せられるワークを軸線
方向片側の端面で受け止めることによるワークの位置決
めシューとして装備されている。
このように構成する精密内面研削盤では、第3,4図で示
すようにワークWをワーク外径シュー10の水平受け面10
b上に載置する。このワークの載置は手作業でも簡単に
行えるが、図示していないローダ装置を適用することに
より自動的に行うことができる。次に、駆動ローラ13を
エアーシリンダ15でワーク方向に接近させ、ワーク接触
寸前では微速前進移動を行うことにより駆動ローラ13を
ワークWの外周面に一定の圧力で接触する。そのワーク
Wは、駆動ローラ13で外周面から一定の圧力で押圧され
ることによりワーク外径シュー10の垂直受け面10aにも
圧接されると共に、駆動ローラ13の回転方向と逆方向に
回転させられる。この状態では、ワークWがワーク外径
シュー10の二面10a,10bと線接触するところから安定よ
く支持されて円滑に回転を行える。また、その駆動ロー
ラ13がワークWを押圧すると、ワークWをワーク外径シ
ュー10の二面10a,10bに圧接しながら駆動ローラ13が所
定角傾いて回動することから、ワークWを片寄せ移動さ
せて軸線方向片側の端面をワーク端面シュー11に一定の
圧力で圧接することによりワークWを自動的に位置決め
することができる。なお、この回転時には必要に応じて
研削液を図示しない供給手段で供給することも行える。
その状態からは高速回転している砥石5がXYテーブル6,
7で予め設定された位置に移動し、ハイドロシリンダー
8の駆動に応じてワークWの径内に前進移動する。その
後、X方向移動テーブル6が図示しないカム機構でワー
ク外径シュー10の垂直受け面10aに向って移動すること
によりフランジ円筒加工等を所定位置まで施すことがで
きる。この他に、砥石形状や加工サイクルを選定するこ
とにより溝付きや段付き加工も行うことができる。加工
終了後はX方向移動テーブル6が元の位置へ戻り、ハイ
ドロシリンダー8が原点に戻るのに伴って、砥石5がワ
ークWの径内から後退方向に移動する。また、駆動ロー
ラ13も原点に戻り、ワークWが回転を停止することから
手作業でもしくは自動ローダ装置によりワークの交換が
行われる。このような一連の動作で、ワークWの供給か
ら加工,取出しまでを繰返して行うことができる。
この精密内面研削盤では駆動ローラ13の外周に適当な弾
性体13bを設けると、ワークWと駆動ローラ13との摩擦
力を上げ得ることにより駆動ローラ13の駆動力をワーク
Wに十分に伝え得るばかりでなく、小さなゴミを拭い取
りしかも駆動ローラ13の摩耗や偏心等による振動をも吸
収できるようになる。また、ワーク外径シュー10は例え
ばSiC,Sin等のワークWに対して摩耗しにくくしかも摩
擦力の小さい材料で形成すればよい。但し、たとえ摩耗
が増加したとしても、略同一径のワークを使用すれば、
ワークとの線接触が常に略一定位置であるから長期間に
亘って使用可能な量産機としての有用性を高めることが
できる。
なお、上述した実施例ではワーク外径シュー10のワーク
受け面10a,10bをL型に形成したものを備えたが、これ
を鋭角,鈍角等のV型に形成するものでも同様に装備す
ることができる。また、この研削盤ではセラミック,フ
ェライトコア等の難削材から形成されたワークの内周
面,内周面の段付け溝加工等を行えると共に、内径寸法
精度5μ以内,真円度3μ以内,内外径の同心度3μ以
内,内面円周の溝深さ,端面からの溝ピッチ精度が共に
10μ以内の高精度な研削加工を行うことができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る円筒状部品の精密内面研削盤
に依れば、円筒状のワークをワーク外径シューのL型ま
たはV型の扁平なワーク受け面で受け止め、1つの駆動
ローラで押圧回動することによるセンタレス方式でワー
クの内面加工を行うことから、ワークの着脱を容易に行
えて種々の寸法のワークにも対応ができる。また、ワー
クを駆動ローラで片寄せてワーク端面シューに圧接させ
て自動的に位置決めすることによりワークを回転させる
から単純な機構ながら安定したワークの回転を維持でき
て高精度な研削加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る内面研削盤の平面図、第
2図は同装置の正面図、第3,4図は同装置に組み付けら
れる駆動ローラとワークシューとによる構成部を拡大さ
せて示す説明図である。 W:ワーク、5:砥石、10:ワーク外径シュー、10a,10b:ワ
ーク外径シューの受け面、11:ワーク端面シュー、13:駆
動ローラ、13a:ローラ軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭46−1996(JP,A) 実開 昭62−46544(JP,U) 実開 昭48−79693(JP,U) 実開 昭53−119691(JP,U) 特公 昭40−13636(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状部品をワーク(W)としてL型また
    はV型の扁平なワーク受け面(10a,10b)に外周面で載
    置するワーク外径シュー(10)と、そのワーク(W)を
    外周面から押圧すると共に該外周面をワーク外径シュー
    (10)の受け面(10a,10b)に圧接させて回転するワー
    ク(W)の駆動ローラ(13)と、このワーク(W)の径
    内に前進移動されてワークの内面を円周面で研削する砥
    石(5)と、ワーク外径シュー(10)の側部に配置され
    てワーク(W)を軸線方向片側の端面で受けるワーク端
    面シュー(11)とを備え、 上記駆動ローラ(13)を、ローラ軸(13a)をワーク
    (W)の軸線方向に対し所定角傾けてワーク(W)を外
    周面から押圧することによるワーク(W)の片寄せロー
    ラとして装備し、且つ、上記ワーク端面シュー(11)を
    駆動ローラ(13)で片寄せられるワーク(W)の位置決
    めシューとして装備したことを特徴とする円筒状部品の
    精密内面研削盤。
JP530889U 1989-01-20 1989-01-20 円筒状部品の精密内面研削盤 Expired - Lifetime JPH0753884Y2 (ja)

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JPH0297557U JPH0297557U (ja) 1990-08-03
JPH0753884Y2 true JPH0753884Y2 (ja) 1995-12-13

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JP (1) JPH0753884Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016089181A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 住友金属鉱山株式会社 円筒形ターゲット材とその製造方法、および、円筒形スパッタリングターゲットとその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016089181A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 住友金属鉱山株式会社 円筒形ターゲット材とその製造方法、および、円筒形スパッタリングターゲットとその製造方法

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JPH0297557U (ja) 1990-08-03

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