JP3015469U - 小径円筒研削盤 - Google Patents

小径円筒研削盤

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JP3015469U
JP3015469U JP1994016857U JP1685794U JP3015469U JP 3015469 U JP3015469 U JP 3015469U JP 1994016857 U JP1994016857 U JP 1994016857U JP 1685794 U JP1685794 U JP 1685794U JP 3015469 U JP3015469 U JP 3015469U
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JP
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work
diameter
small
tension
pressing
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JP1994016857U
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Inventor
士郎 相原
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株式会社相模ゲージ製作所
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】回転センター6相互に支持されたワークPの側
面を支持するテンションユニットSを研削盤のベース1
に位置調整自在に立設する。回転センター6をワークP
側に押圧付勢する大小の押圧スプリング34、35を設
ける。テンションユニットSは、ベース1に固定される
テンションブロック20と、ワークPの側面を支持する
テンションシャフト22と、テンションシャフト22を
ワークP側に押圧付勢するテンションスプリング36と
で構成する。押圧スプリング34、35は、小径のワー
クPを押圧付勢する小径押圧スプリング34と、大径の
ワークPを押圧付勢する大径押圧スプリング35とから
なる。 【効果】これまで加工が困難とされた直径 1〜15mmの加
工物を研削することができ、しかも、これまでの装置と
桁違いの加工精度を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、小径の円筒を正確に研削することができる小径円筒研削盤に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の研削ツール装置として、図6乃至図8に示す円筒研削盤があった。図6 及び図7に示す円筒研削盤は、加工物(ワークP)が小径の場合、ワークPの片 側端をVブロック44の溝に入れ、上部よりボルト43で固定する3点支持方式 を用いている(図7参照)。そして、ハンドル41を回転させることで加工物を 回転させ、砥石Qで研磨するものである。このワークPの径が変わる場合は、回 転ユニット42を上下させてこの径に対応させるものである。
【0003】 一方、図8に示す従来の円筒研削盤は、モーター51の回転でワークPを回転 させるもので、このときの芯ブレを少なくするために、ワークPの両端をセンタ ー53で押さえている。そして、ワークPの径や大きさが変わる場合は、センタ ー53の回転数を変える必要があるので、このセンター53とモーター51の間 に介するベルト52を交換することで、回転数を変えるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の図6及び図7に示す装置では、手動回転故に、回転数を一定 にすることは困難であり、しかも、回転ユニットを上下して加工物の芯を出すの で、熟練した技術が必要になるものであった。
【0005】 また、図8に示す装置は、モーターの回転をベルトを介してセンターに伝える ため、加工物が小径、且つ長くなると、研削時、中心部分にビリが生じ易く、加 工物は、直径20〜100mm 、加工精度0.01mm前後が限度であった。
【0006】 そこでこの考案は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、これまで加工 が困難とされた直径 1〜15mmの加工物を研削することができ、しかも、これまで 回転させ、砥石Qで研の装置と桁違いの加工精度を有する小径円筒研削盤の提供 を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべくこの考案の第1の手段は、ワークPを両端から支持固 定する回転センター6と、ギヤヘッド26を介して一方の回転センター6を回転 せしめるモーター27とを有する小径の円筒を研削する小径円筒研削盤であって 、センター6相互に支持されたワークPの側面を支持するテンションユニットS を研削盤のベース1に位置調整自在に立設し、回転センター6をワークP側に押 圧付勢する大小の押圧スプリング34、35を設けたことにある。
【0008】 また、第2の手段のテンションユニットSは、ベース1にスライド自在に固定 されるテンションブロック20と、このテンションブロック20から上方に突出 してワークPの側面を支持するテンションシャフト22と、テンションブロック 20の内部に装着され、テンションシャフト22をワークP側に押圧付勢するテ ンションスプリング36とで構成する。
【0009】 更に、第3の手段の押圧スプリング34、35は、小径のワークPを押圧付勢 する小径押圧スプリング34と、大径のワークPを押圧付勢する大径押圧スプリ ング35とからなることを課題解消のためろの手段とする。
【0010】
【作用】
この考案の第1の手段によると、一対の回転センター6に支持されたワークP は、側面をテンションユニットSが支持し、また、回転センター6のワークP押 圧力を大小の押圧スプリング34、35が調整するものである。
【0011】 また、第2の手段は、ワークPの側面を支持するテンションユニットSは、テ ンションブロック20により、ベース1上面にスライド自在に固定される。また 、テンションスプリング36とテンションシャフト22により、ワークPの側面 を弾性的に支持する。このとき、テンションシャフト22の材質は、非鉄金属や 、樹脂材等のワークPに傷を付けない材質とする。
【0012】 更に、第3の手段は、小径のワークPを押圧する際に小径押圧スプリング34 のみが使用される。そして、大径のワークPを押圧する際に大径押圧スプリング 35を使用する。このとき、大径のワークPを押圧する際に、大径押圧スプリン グ35と小径押圧スプリング34とを同時に使用してもよい。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案を詳細に説明する。
【0014】 図に示す符号1は、この考案研削盤のベースである。このベース1上には、一 対の回転センター6が相対して配設され、この回転センター6間にワークPが挟 着固定される。そして、一方の回転センター6は、ギヤヘッド26を介してモー ター27に連結されている。そして、この回転センター6側に、回転センター6 をワークP側に押圧付勢する大小一対の押圧スプリング34、35を設けている 。モーター27は、コントロールボックス29の電圧の抵抗を変えることで、回 転数を任意に変更できるものを予定している(図4参照)。
【0015】 この押圧スプリング34、35は、小径のワークPを押圧付勢する小径押圧ス プリング34と、大径のワークPを押圧付勢する大径押圧スプリング35とで構 成する。図示例では、符号37に示す調整ネジを操作することで、スライドアー ム38の位置を調整することで、スプリングの押圧力を調整する。すなわち、ス ライドアーム38の先端には、スプリング受け39を介して小径押圧スプリング 34と大径押圧スプリング35とが配設されており、これらの径押圧スプリング 34、35の先端は、回転センター6に連結されているスライドベアリング33 に接触している。そして、小径押圧スプリング34は、常にスライドベアリング 33を押圧して弱い押圧力を回転センター6に付与するもので、大径押圧スプリ ング35は、接触しているだけのものである。この状態から更に、スライドアー ム38を回転センター6方向に移動させると、大径押圧スプリング35がスライ ドベアリング33を押圧し始めて、回転センター6の押圧付勢力を順次高めて行 くことで、小径押圧スプリング34と大径押圧スプリング35とが選択的に使用 できるものになる(図5参照)。小径押圧スプリング34は、主に直系3mm 以下 のワークPを支持するのに用い、それ以上の直系のワークPを支持する際は、大 径押圧スプリング35または、小径押圧スプリング34と大径押圧スプリング3 5とを同時に使用するものである。図示例では、回転センター6を小径押圧スプ リング34で常に押圧付勢しておき、クランプレバー30で固定している。
【0016】 符号Sは、ワークPの側面を支持するテンションユニットを示している。この テンションユニットSは、ベース1にスライド自在に固定されるテンションブロ ック20と、このテンションブロック20から上方に突出してワークPの側面を 支持するテンションシャフト22と、テンションブロック20の内部に装着され 、テンションシャフト22をワークP側に押圧付勢するテンションスプリング3 6とで構成する。このテンションユニットSは、特に、小径で長尺のワークPを 側面から支持するもので、大径等のワークPを支持する際には使用しなくてもよ いものである。
【0017】 符号14は、センターレバーを示す。このセンターレバー14を左に倒すこと により、ベアリングハウス4が右方向に移動し、ワークPを簡単に取り出すこと ができる。
【0018】
【考案の効果】
この考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【0019】 すなわち、請求項1により、小径のワークPを加工するに際して、テンション ユニットSと大小の押圧スプリング34、35とがワークPを支持固定するから 、これまでには加工できないとされた直径 1〜15mmの加工物を研削することがで き、しかも、加工誤差0.005mm 前後という従来の装置と桁違いの加工精度が実現 できた。
【0020】 請求項2によると、加工物が小径、且つ長くなっても、研削時に生じやすい中 心部分のビリを抑止することができる。
【0021】 請求項3では、小径のワークPを過剰に押圧せずに済み、ワークPの径に適応 した押圧力でワークPを適度に固定できる。この結果、過高精度を更に高めるこ とができる。
【0022】 このようにこの考案によると、これまで加工が困難とされた直径 1〜15mmの加 工物を研削することができ、しかも、これまでの装置と桁違いの加工精度を有す るなどといった実用上有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を示す正面図。
【図2】この考案を示す平面図。
【図3】この考案を示す右側面。
【図4】この考案のコントロールボックスを示す正面
図。
【図5】この考案押圧スプリングを示す要部断面図。
【図6】従来の円筒研削盤を示す正面図。
【図7】従来の円筒研削盤を示す右側面図。
【図8】従来の他の円筒研削盤を示す正面図。
【符号の説明】
P ワーク Q 砥石 S テンションユニット 1 ベース1 2 固定ブロック 3 スライドブロック 4 ベアリングハウス 5 モータープレート 6 回転センター 7 固定センター 8 ジョイント 9 スプリング受け 10 ストップキー 11 変芯シャフト 12 カムアーム 13 クランプ板 14 センターレバー 15 ストッパー 16 センターピン 17 回転板 18 ケレー 19 ケレーピン 20 テンションブロッ
ク 21 スプリングナット 22 テンションシャフ
ト 23 モーターカバー 24 センターカラー 25 ゴムカバー 26 ギヤヘッド 27 モーター 28 オイレスベアリン
グ 29 コントロールボックス 30 クランプレバー 31 ベアリング 32 スライドシャフト 33 スラストベアリング 34 小径押圧スプリン
グ 35 大径押圧スプリング 36 テンションスプリ
ング 37 調整ネジ 38 スライドアーム 39 スプリング受け 40 従来の円筒研削盤 41 ハンドル 42 回転ユニット 43 ボルト 44 Vブロック 50 従来の円筒研削盤 51 モーター 52 ベルト 53 センター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを両端から支持固定する回転セン
    ターと、ギヤヘッドを介して一方の回転センターを回転
    せしめるモーターとを有する小径の円筒を研削する小径
    円筒研削盤であって、センター相互に支持されたワーク
    の側面を支持するテンションユニットを研削盤のベース
    に位置調整自在に立設し、回転センターをワーク側に押
    圧付勢する大小の押圧スプリングを設けたことを特徴と
    する小径円筒研削盤。
  2. 【請求項2】 テンションユニットは、ベースにスライ
    ド自在に固定されるテンションブロックと、このテンシ
    ョンブロックから上方に突出してワークの側面を支持す
    るテンションシャフトと、テンションブロックの内部に
    装着され、テンションシャフトをワーク側に押圧付勢す
    るテンションスプリングとからなる請求項1記載の小径
    円筒研削盤。
  3. 【請求項3】 押圧スプリングは、小径のワークを押圧
    付勢する小径スプリングと、大径のワークを押圧付勢す
    る大径スプリングとからなる請求項1または2記載の小
    径円筒研削盤。
JP1994016857U 1994-12-22 1994-12-22 小径円筒研削盤 Expired - Lifetime JP3015469U (ja)

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