JP2787795B2 - 車両用灯火器の自動点滅装置 - Google Patents

車両用灯火器の自動点滅装置

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JP2787795B2
JP2787795B2 JP13012193A JP13012193A JP2787795B2 JP 2787795 B2 JP2787795 B2 JP 2787795B2 JP 13012193 A JP13012193 A JP 13012193A JP 13012193 A JP13012193 A JP 13012193A JP 2787795 B2 JP2787795 B2 JP 2787795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両に設けられ、夕暮れ
時或いはトンネルへの入出時など車両用の灯火器の点滅
が必要とされるときには、外光照度を測定し自動的に点
滅を行わせる車両用の自動点滅装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動点滅装置90の構成
の例を示すものが図7であり、車両10の例えばフロン
トウインド内側には外部照度検出用の照度センサ91が
設けられ、この照度センサ91の出力はコントロールユ
ニット92に入力されて外光の照度が測定されるものと
され、図8に示すように前記照度センサ91からの外光
の照度Lxが、コントロールユニット92内に設定され
た点灯照度Ln以下となった時点で灯火器11を自動的
に点灯させるものである。
【0003】このときに、照度センサ91の出力には、
所定の周波数範囲(具体的には50Hz及び60Hzで
ある商用周波数を基本とし、その適宜の倍数とした周波
数範囲、例えば50〜360Hz)の周波数成分が検出
されたときには人工光により照明が行われている場所で
あり、実質的には照度センサ91で測定されている照度
よりも暗い環境であると判断し、前記制御ユニット92
は上記した自然光に対する点灯照度Lnよりも高い点灯
照度Laを設定するものとされている。
【0004】尚、実際の実施に当たっては、例えば建
物、木立など物影の通過時など一時的な照度変化により
誤動作を生じることのないように、外光の照度Lxは一
定時限、例えば直前の過去の30秒間の平均値として測
定するなどの手段が講じられるものとされている。ま
た、当然にコントロールユニット92には外光が所定の
照度以上となったときには消灯を行わせる消灯照度も設
定されているが、通常にはこの消灯照度の側は固定され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実に
車両10が走行するときに遭遇する条件は極めて多様で
あり、例えばガソリンスタンドなどでは運転者の注意を
引くために薄暮時から水銀灯など高照度の人工光を点灯
している。この場合、人工光に対する点灯照度Laを高
めに設定しておくと、運転者が点灯を必要としないと感
じる外光の照度Lxであるにも係わらず灯火器11は点
灯するものとなるので、自然光に対する点灯照度Lnと
人工光に対する点灯照度Laとの間にはあまり大きな差
を設けられないのが実状である。
【0006】更に加えて、近年の高速道路においては、
昼間の進入時に生じる大きな照度差により運転者が一時
的に盲目状態となるのを防止するために高照度の照明設
備が設置されるトンネルが高速道路などで普遍化しつつ
あり、この場合には上記のように人工光に対する点灯照
度Laを比較的に低い値として設定せざるを得ない実情
から、点灯して走行することが奨励されているトンネル
の進入直後には点灯が行われず、従って、自動点滅装置
90が設けられているにも係わらず運転者に手動により
点灯を行わせるなど操作を煩雑化させるものとなり、こ
の点の解決が課題とされるものとなっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、照度センサに
より外光の照度と、この外光に含まれる所定範囲の周波
数成分の有無とを検出して自然光と人工光との判定を行
い、人工光と判定されたときには自然光と異なる点灯照
度を設定する車両用灯火器の自動点滅装置において、前
記自動点滅装置は、前記照度センサに前記周波数成分が
検出されて人工光と判定され、且つ前記周波数成分の検
出の直前の外光の照度が予めに自動点滅装置内に設定さ
れた基準値以上であるときには比較的に高照度とした第
一の点灯照度が設定され、前記基準値以下であるときに
は比較的に低照度とした第二の点灯照度が設定されるこ
とを特徴とする車両用灯火器の自動点滅装置、及び、前
記所定範囲の周波数成分を含む光が所定の走行距離の間
に連続して検出され、且つ、前記所定範囲の周波数成分
を含む光の検出開始時の照度と、前記所定の走行距離を
走行する間に検出される照度とに設定値以上の正負何れ
かの照度差があるときには、前記車両用の灯火器を点灯
させることを特徴とする車両用灯火器の自動点滅装置を
提供することで、トンネルへの進入時には確実且つ速や
かに点灯が行われるものとして課題を解決するものであ
る。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係
る車両10用の灯火器11の自動点滅装置の第一実施例
であり、この自動点滅装置1には外部照度検出用の照度
センサ2と、従来例でも説明した通常の状態での灯火器
11の点灯を行わせる点灯照度Lnが内部に設定された
コントロールユニット3とが設けられ、前記コントロー
ルユニット3は照度センサ2の出力から周波数成分Hx
を検出し人工光を判定する機能を有するものである点は
従来例のものと基本的に同一であるが、本発明により前
記コントロールユニット3は周波数成分Hxが検出され
た直前の外光の照度値も灯火器11の点灯のための情報
とするものとされている。
【0009】ここで、本発明の自動点滅装置1の機能に
ついて更に詳細に示すものが図2であり、この図2には
トンネル20の状態、及び、このトンネル20に車両1
0が進入したときの照度センサ2からの出力に基づき行
われるコントロールユニット3の動作が対比して示され
ている。
【0010】車両10が昼間時など灯火器11が点灯さ
れていない状態で自然光下を走行中には、前記照度セン
サ2からの出力はコントロールユニット3により例えば
直前の過去30秒間の平均値として測定が行われ、この
測定値と前記コントロールユニット3内に保持された自
然光に対する通常の点灯照度Lnとの比較が行われ、前
記点灯照度Lnに至ったときには灯火器11の点灯が行
われるものとされている。
【0011】このときに、例えばトンネル20など人工
光で照明が行われている暗い環境に車両10が進入する
と、このトンネル20に設けられた照明灯21からの光
により照度センサ2の出力には、図中に示すように周波
数成分Hxが含まれるものとなり、コントロールユニッ
ト3は前記周波数成分Hxが検出されている間は車両1
0は人工光の照明下を走行中であると判断して、前記し
た自然光に対する点灯照度Lnとは別の点灯照度を設定
する。
【0012】上記別の点灯照度を設定する時点におい
て、本発明では前記周波数成分Hxの検出の情報に加え
て、同時に周波数成分Hxが検出される直前の自然光で
ある外光の照度を参照するものであり、この外光が図中
に高外光照度曲線Lx―Hで示されるように、予めにコ
ントロールユニット3内に設定された基準値Vよりも高
照度であった場合には、コントロールユニット3は高照
度トンネルに対応すべく比較的に高い照度として設定さ
れた第一の点灯照度L1を設定し、同じ図中に低外光照
度曲線Lx―Lで示されるように基準値Vよりも低照度
であった場合には、比較的に低い照度として設定した第
二の点灯照度L2を設定する。
【0013】ここで、基準値Vは特別な場合を除く通常
の走行で運転者が点灯を不要と考える照度であり、且つ
高照度トンネルに実施されている照明の最高照度よりも
高い照度として設定されるものである。ここで、発明者
による幾多の現地調査の結果では基準値Vは2000l
x程度が適当な数値であり、これよりも高照度或いは低
照度として設定した場合には、動作が不確実となった
り、或いは運転者に違和感を生じさせることが確認され
た。
【0014】従って、本発明のコントロールユニット3
においては、照度センサ2の人工光の検出に対し、その
直前の自然光の照度に対応して二種類の点灯照度L1、
L2が設定されるものであり、前記に説明した自然光に
対する点灯照度Lnを加えて合計三種類の点灯照度L
1、L2、Lnが用意されるものとなっている。
【0015】次いで、上記の構成とした第一実施例の作
用、効果について説明を行えば、先ず照度センサ2に検
出されている外光(自然光)が基準値V以上の状態で周
波数成分Hxが検出されるとコントロールユニット3
は、比較的に高照度である第一の点灯照度L1を設定す
る。
【0016】このときに、この第一の点灯照度L1を高
照度照明が施されているトンネル20の入口付近の照度
と同程度、或いはやや低い照度として設定しておけば、
図2に示すように高外光照度曲線Lx―Hはトンネル2
0進入の後には速やかに第一の点灯照度L1に達するも
のとなり、トンネル進入直後、或いは極めて僅かの走行
で点灯曲線11Hに示されるように灯火器11の点灯が
行われる。
【0017】尚、このときに進入したトンネル20が通
常の照明のものであっても、比較的に高い照度である第
一の点灯照度L1が設定されていることで、灯火器11
は速やかに点灯が行われる。即ち本発明においては、外
光(自然光)が高照度である昼間時には、トンネル20
が全て高照度の照明が行われているものと仮定して第一
の点灯照度L1を設定することで、進入後の点灯を速や
かなものとするのである。
【0018】また、外光(自然光)が基準値V以下で且
つトンネル20の進入以前に点灯が行われていない場
合、典型的には薄暮時の状態で照度センサ2に周波数成
分Hxが検出された場合には、コントロールユニット3
は比較的に低照度である第二の点灯照度L2を設定する
ものとなる。この薄暮時には、前記した高照度照明が行
われているトンネル20においても、運転者に対する眩
惑防止の目的で照明灯21を間引いて点灯するなど調光
が行われ、外光よりも明るくなることは避けられている
ので、トンネル20に進入後の低外光照度曲線Lx―L
は通常照明が行われたトンネルと近似するものとなり、
図中に点灯曲線11Lで示すように灯火器11の点灯は
速やかに行われるものとなる。
【0019】ここで、本発明が薄暮時などに第二の点灯
照度L2を設定する目的は、上記した薄暮時のトンネル
20の通過に備えると共に、例えば橋梁上、ガソリンス
タンド近傍など薄暮時に比較的に高照度の照明が行われ
ている場所を通過する際に、第一の点灯照度L1の設定
のみでは周波数成分Hxの検出と共に直ちに点灯が行わ
れるものとなり、運転者に違和感を生じさせるものとな
るからである。
【0020】図3に示すものは本発明の第二実施例であ
り、この第二実施例では前記自動点滅装置1には上記照
度センサ2、コントロールユニット3に加えて車両10
の車輪12の回転数を検出する走行センサ4が設けら
れ、前記走行センサ4の出力はコントロールユニット3
に入力されるものとされている。尚、第一実施例と重複
する部分は説明が煩雑化するのを避けるために、特に必
要と思われる部分を除きその説明を省略する。
【0021】上記の構成とされた第二実施例の自動点滅
装置1の機能を第一実施例で説明したのと同様なトンネ
ル20への進入時の状態で示すものが図4であり、この
第二実施例の場合にも照度センサ2はトンネル20の進
入と同時に周波数成分Hxを検出し、これによりコント
ロールユニット3は人工光で照明が行われた環境に進入
したことを判定するものとなる。
【0022】上記に加えてこの第二実施例では、前記周
波数成分Hxの継続性も測定しトンネル20への進入の
判定条件とするものであり、具体的には前記コントロー
ルユニット3は走行センサ4の出力により車両10がこ
のコントロールユニット3内に保持された所定距離Xを
走行する間は前記周波数成分Hxが継続することを確認
し、これによりトンネル20内に進入したことを判定す
るものとしている。
【0023】加えて、この第二実施例では前記に説明の
第一実施例の点灯照度L1、L2による点灯手段とは別
の点灯手段を用意するものであり、前記照度センサ2の
出力である外光照度曲線Lx上に周波数成分Hxが検出
された直後の照度L3(以下、初期照度L3と称する)
と、所定距離Xを走行する間に前記外光照度曲線Lx上
に測定される照度の内で初期照度L3と最も差の大きい
照度L4(以下、最大差照度L4と称する)とを比較
し、両照度L3、L4間に差が認められた場合には灯火
器11の点灯を行うものとされている。
【0024】ここで、前記した現地調査の結果を記せ
ば、実在のトンネル22における照明灯21の取付状態
には極めて様々に異なる態様があり、例えば図5に示す
ようにトンネル22の進入地点X1と、照明灯21によ
る照明の開始地点とにかなりの距離差があるトンネル2
2が少なからず認められた。
【0025】このようなトンネル22に薄暮時に進入す
ると、周波数成分Hxは進入と同時に進入地点X1で検
出され、この検出と同時に初期照度L3がコントロール
ユニット3に記憶されるものとなり、その後に走行セン
サ4の出力に基づく所定距離Xの走行の間の照度が測定
されるものとなる。この場合には前記最大差照度L4は
トンネル22内を少しく走行した後に得られるものとな
り、当然にコントロールユニット3による比較の結果は
(初期照度L3<最大差照度L4)となり、図4で示し
たものとは大小関係が逆転したものとなる。
【0026】しかしながら、この場合も上記の現地調査
でも明らかなようにトンネル22であることは疑いない
ものであるので、この第二実施例では灯火器11の点灯
を行わせる。即ち、この第二実施例においては初期照度
L3と最大差照度L4との照度が同一であるとき以外は
全てトンネルであると判定して点灯を行わせるものであ
る。
【0027】ここで、何故に初期照度L3と最大差照度
L4との照度が同一であるときに点灯を行わせないかの
説明を行えば、これは、例えば高速道路の料金所或いは
バス停留場の近傍など、薄暮時から比較的に広い範囲が
均一で且つ高照度の照明が行われている場所を判別して
一層に精度を高めるものである。尚、現実には前記した
料金所近傍においても全くに初期照度L3と最大差照度
L4とが同一であると言うことはあり得ないので、同一
照度であるとの判定には適宜な幅を持たせ、この幅以上
の差が認められたときには灯火器11の点灯を行うよう
にする。
【0028】次いで、上記した第二実施例の作用、効果
について説明を行えば、上記の説明から明らかなよう
に、この第二実施例として付加された機能のみでも充分
に自動点滅装置1としての機能を果たすものである。従
って、この第二実施例の自動点滅装置1においては、周
波数成分Hxが検出された時点で第一実施例で説明した
第一の点灯照度L1、第二の点灯照度L2による点灯動
作に加えて、所定の走行距離Xを走行する間に測定され
る人工光の照度変化による点灯動作との手段の異なる二
種類の点灯手段を有するものとなる。
【0029】これを具体的な例で説明すれば、通常には
トンネル20又はトンネル22に進入したときには、判
定に所定の走行距離Xを必要としない第一の点灯照度L
1或いは第二の点灯照度L2により速やかな灯火器11
の点灯が行われるものとなるが、例えば曇天時など外光
が基準値V以下であり且つトンネル20内に高照度の照
明が継続されている場合には、点灯照度としてより低い
照度とされた第二の点灯照度L2が設定され、トンネル
20進入後に速やかな点灯は行われないものとなる。
【0030】しかしながら、この第二実施例の自動点滅
装置1においては、所定の走行距離Xと初期照度L3と
最大差照度L4とによる点灯動作の判断も同時に行われ
ているものとなり、このような場合でも高照度の照明が
行われたトンネル20の進入するに従って照度が暫減す
ることを検出して、最大限でも前記所定の走行距離Xを
走行した時点で点灯は行われる。
【0031】従って、本発明の第二実施例においては手
段の異なる二種類の点灯手段を用意することで、一方の
点灯手段が動作しない状態になったときにも、他の一方
の点灯手段が補完するものとなり、トンネル内で速やか
な点灯を誤動作なく行わせる目的を一層に確実に達成す
ることが可能となるものである。
【0032】図6は本発明の第三実施例であり、この第
三実施例においても自動点滅装置1は基本的に照度セン
サ2とコントロールユニット3と走行センサ4とで構成
(図3を参照)され、通常の自然光の基では点灯照度L
nにより点灯が行われ、人工光の基では第一実施例の点
灯手段或いは第二実施例の点灯手段により灯火器11の
点灯が行われるものである点は同様である。
【0033】しかしながら、この第三実施例において
は、前記照度センサ2に周波数成分Hxの検出が継続さ
れ、且つ、前記走行センサ4により計測される走行距離
がコントロールユニット3内に設定された第二の所定の
走行距離Yに達したときには、照度センサ2に計測され
る照度の値、或いは照度の変化量の如何に係わらず灯火
器11の点灯が行われるものとされている。
【0034】上記の構成としたことで、この第三実施例
の自動点滅装置1は昼夜間を問わず常時に水銀灯、ナト
リウム灯など照明灯21により連続的な照明が行われて
いるトンネル20を走行する場合には、進入と同時に開
始された周波数成分Hxの検出は継続され、第二の所定
の走行距離Yを走行した時点で点灯が行われるものとな
る。従って、例え第一実施例の点灯手段と第二実施例の
点灯手段とが共に動作を生じない場合でも、この第三の
実施例として用意された点灯手段を付加することでトン
ネル20内の点灯は一層に確実なものとなる。
【0035】このときに、前記第二の所定の走行距離Y
を、例えば料金所近傍で行われている照明の範囲よりも
長いものとして設定しておくことで、例え薄暮時に人工
光が点灯された料金所近傍を通過するときにも灯火器1
1が点灯されるのは防止されるものとなり、運転者など
に違和感を生じさせるのを防止する。
【0036】また、薄暮時に街路灯23などが点灯され
たときには、この街路灯23は間隔D2を100m間隔
など、照明灯の間隔D1の数m間隔に比較して広いもの
として設置されているので、例えば照度センサ2の受光
角を適宜に狭いものとして設定しておけば、周波数成分
Hxの検出は断続し、灯火器11は点灯が行われること
はなく、誤動作には至らない。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、照
度センサに周波数成分が検出されて人工光と判定され、
且つ周波数成分の検出の直前の外光の照度が予めに自動
点滅装置内に設定された基準値以上であるときには比較
的に高照度とした第一の点灯照度が設定され、前記基準
値以下であるときには比較的に低照度とした第二の点灯
照度が設定される車両用灯火器の自動点滅装置としたこ
とで、昼間時には人工光の検出により比較的に高照度と
した第一の点灯照度を設定して高照度照明が行われたト
ンネルに対応可能とし、また、薄暮時には比較的に低照
度とした第二の点灯照度を設定することで原則的に調光
が行われるトンネルの実情に合致させ、何れの場合にも
トンネル進入後の速やかな灯火器の点灯を可能として、
トンネル進入時の点灯動作の遅れに対処するための手動
操作を不要として、この種の車両用灯火器の自動点滅装
置の性能向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0038】また、周波数成分を含む光が所定の走行距
離の間に連続して検出され、且つ、前記周波数成分を含
む光の検出開始時の照度と、所定の走行距離を走行する
間に検出される照度とに設定値以上の正負何れかの照度
差があるときには、前記車両用の灯火器を点灯させる自
動点滅装置として、特定の点灯照度に達しない場合にも
トンネル内の照明の照度変化を検出して点灯を行うもの
として、上記の構成を補完させ一層に精度の向上を可能
とするものであり、加えて、周波数成分の検出が継続さ
れ、且つ適宜とした走行距離の走行の後には強制的に点
灯を行わせる構成を追加することで、更に一層に検出の
精度を向上させるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用灯火器の自動点滅装置の
第一実施例を示す略示的なブロック図である。
【図2】 同じく第一実施例の動作をトンネル内の照明
の状態との対比で示すグラフである。
【図3】 本発明に係る車両用灯火器の自動点滅装置の
第二実施例を示す略示的なブロック図である。
【図4】 同じく第二実施例の動作をトンネル内の照明
の状態との対比で示すグラフである。
【図5】 同じく第二実施例の動作を別のトンネル内の
照明の状態との対比で示すグラフである。
【図6】 同じく本発明に係る車両用灯火器の自動点滅
装置の第三実施例の使用状態を示す説明図である。
【図7】 従来例を示す略示的なブロック図である。
【図8】 従来例の動作を示すグラフである。
【符号の説明】
1……自動点滅装置 2……照度センサ 3……コントロールユニット 4……走行センサ 10……車両 11……灯火器 12……車輪 20……トンネル 21……照明灯 22……街路灯 D1……照明灯の間隔 D2……街路灯の間隔 Hx……周波数成分 L1……第一の点灯照度 L2……第二の点灯照度 L3……初期照度 L4……最大差照度 Ln……自然光に対する点灯照度 Lx,Lx―H,Lx―L……照度曲線 X……所定の走行距離 Y……第二の所定の走行距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 御代川 誠也 神奈川県相模原市相生3―5―8 (56)参考文献 特開 昭60−203542(JP,A) 特開 昭57−198135(JP,A) 特開 昭50−69733(JP,A) 特開 昭62−53255(JP,A) 特開 昭59−156841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照度センサにより外光の照度と、この外
    光に含まれる所定範囲の周波数成分の有無とを検出して
    自然光と人工光との判定を行い、人工光と判定されたと
    きには自然光と異なる点灯照度を設定する車両用灯火器
    の自動点滅装置において、前記自動点滅装置は、前記照
    度センサに前記周波数成分が検出されて人工光と判定さ
    れ、且つ前記周波数成分の検出の直前の外光の照度が予
    めに自動点滅装置内に設定された基準値以上であるとき
    には比較的に高照度とした第一の点灯照度が設定され、
    前記基準値以下であるときには比較的に低照度とした第
    二の点灯照度が設定されることを特徴とする車両用灯火
    器の自動点滅装置。
  2. 【請求項2】 前記所定範囲の周波数成分を含む光が所
    定の走行距離の間に連続して検出され、且つ、前記所定
    範囲の周波数成分を含む光の検出開始時の照度と、前記
    所定の走行距離を走行する間に検出される照度とに設定
    値以上の正負何れかの照度差があるときには、前記車両
    用の灯火器を点灯させることを特徴とする請求項1記載
    の車両用灯火器の自動点滅装置。
  3. 【請求項3】 前記自動点滅装置には、前記所定の走行
    距離と同一距離或いはそれ以上とされた第二の所定の走
    行距離が設定され、且つ、その検出状態が前記第二の所
    定の走行距離まで継続したときには、前記車両用の灯火
    器を点灯させることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の車両用灯火器の自動点滅装置。
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