JP2785949B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2785949B2
JP2785949B2 JP1035559A JP3555989A JP2785949B2 JP 2785949 B2 JP2785949 B2 JP 2785949B2 JP 1035559 A JP1035559 A JP 1035559A JP 3555989 A JP3555989 A JP 3555989A JP 2785949 B2 JP2785949 B2 JP 2785949B2
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liquid
caulking
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liquid chamber
support plate
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和也 高野
孝夫 牛島
宏 小島
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は本体金具の内部に形成した液体の通過抵抗に
よって振動を吸収する防振装置に係り、特に液室を一対
の本体金具を液中でかしめることによって形成する防振
装置に関する。
〔背景技術〕
防振装置のなかでも、一対の本体金具を液中でかしめ
ることによって内部に液体を封入する構成が用いられて
いる。この防振装置では液室が制限通路を介して複数の
小液室に区画されており、振動時には一方の液室の液体
が他方の液室へ移動する場合の制限通路における通過抵
抗で振動が吸収されるようになっている。
ところが一対の本体金具を液中でかしめる場合に、こ
の本体金具のかしめ重合部間にかしめ金具の座屈によっ
て隙間が生じ、この隙間内に液体が入り込むことがあ
る。
この液体は防振装置の組立後に数時間経過すると次第
に本体金具から滲み出すことになり、本体金具に施す塗
装の付着性能を低下させる原因等になる。
〔発明が解決すべき課題〕 本発明は上記事実を考慮し、一対の本体金具のかしめ
重合部間に溜まった液体の経時的な洩れ出しを防ぐこと
ができる防振装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本出願に係る請求項(1)の発明は、かしめ時に変形
されるかしめ側本体金具とかしめ時に変形されない被か
しめ側本体金具とで構成される一対の本体金具を液中で
かしめることによって内部に液体を封入し、振動時にお
ける液体の流通抵抗で振動を吸収する防振装置であっ
て、前記金具のかしめ重合部間に貯った液体を排出する
溝を、かしめ重合部の内外を繋ぐように一対の本体金具
の内の被かしめ側本体金具の表面に形成したことを特徴
とする。
このため本発明では、この開口を介して本体金具の重
合部間に溜まった液体を直ちに排出することができ、長
時間経過した後に滲み出す不具合を解消することができ
る。開口としては、一対の本体金具の少なくとも一方の
本体金具のかしめ重合部の一部にのみ凹部や浅溝を形成
して外部と連通するものであればよい。
〔発明の実施例〕
第1図には本発明が適用された防振装置10が示されて
いる。この防振装置10は外筒12の上端部内周にゴム等の
弾性体14の外周が加硫接着されている。この弾性体14は
上端部に受け金具16が固着されており、この受け金具16
から立設した取付ボルト18を介して図示しない自動車エ
ンジンが固着されるようになっている。
外筒12は下端部に段部12Aを介した拡径部12Bが形成さ
れており、この拡径部12Bの先端部が支持板22の外周部
を段部12Aとの間にかしめ固着している。この支持板22
は取付ボルト26が立設されており、この取付ボルト26を
介して外筒12が図示しない車体へ固着されるようになっ
ている。
支持板22は外周部に軸方向に屈曲された立上部22Aが
形成され、その立上部22Aの先端部が段部12Aへと当接さ
れるようになっている。この立上部22Aの内側にはダイ
ヤフラム28の外周部が配置されて支持板22と段部12Aと
の間に挟持されている。このダイヤフラム28と弾性体14
との間には水、オイル等の液体が封入されて液室32が形
成されている。またダイヤフラム28と支持板22との間は
空気室34となっており、支持板22の適宜位置に設ける貫
通孔を介して外部と連通されている。
なお、弾性体14の一部は外筒12の内周に沿って下方へ
延長された薄肉筒状部14Aとされて上小液室32Aに面して
おり、下端部は若干だけ半径方向外側へ突出され段部12
Aの一部を覆っている。
液室32内には隔壁36が配置されて液室32を上小液室32
Aと下小液室32Bとに区画している。第2図に示される如
くこの隔壁36は外周部が直角に屈曲されて筒状部36Aと
されるとともに、この筒状部36Aの先端部が半径方向に
屈曲されたフランジ部36Bとされ、このフランジ部36Bが
弾性体薄肉筒状部14Aの下端部とダイヤフラム28との間
に挟持されている。
筒状部36Aには内周部に当接板38が溶着されて平面形
状でC字型の制限通路42を形成している。この制限通路
42の一端は隔壁36に形成した小孔44を介して上小液室32
Aへ連通され、他の一端は図示しない開口を介して下小
液室32Bへと連通されている。したがって上小液室32Aと
下小液室32Bとの液体はこの制限通路42を通って互いに
連通することができる。
なお、隔壁36には振動板45が保持され、上小液室32A
又は下小液室32Bの拡縮方向に微少移動自在となってい
る。
次に第2、3図に従い外筒12と支持板22とのかしめ部
分を詳細に説明する。
第2、3図に示すように、立上部22Aの外周部に適宜
間隔で放射方向に浅溝56が形成されている。このためこ
の浅溝56は立上部22Aの外周部へかしめ部12Cを形成した
場合にも、立上部22Aとかしめ部12Cとの間を浅溝56の端
部56Aを介して外部と連通することになる。
さらに、防振装置10の組立に際しては、弾性体14の加
硫成形後に段部12Aへあらかじめ当接板38が固着された
隔壁36、ダイヤフラム28及び支持板22が当接され、この
支持板22の下端へとかしめ部12Cがかしめられて、かし
め部12Cと段部12Aとの間に支持板22の外周部が挟持され
て組み付けられる。つまり、かしめ部12Aを有する外筒1
2がかしめ時に変形されるかしめ側本体金具とされ、支
持板22がかしめ時に変形されない被かしめ側本体金具と
される。そしてこのかしめ作業は全て液槽の液体中で行
われ、これによって液室32へと液体が充填されることに
なる。
この場合、かしめ部12Cと立上部22Aとの間にはかしめ
部12Cをかしめるかしめ金具の座屈等によって隙間が形
成され、液槽中の液体の一部が不用意に入り込むことが
ある。
しかしこの実施例においては組み付け後に立上部22A
とかしめ部12Cとの間に封入された液体が直ちにこの端
部56Aを通して外部へ排出することになる。このため経
時的な液体の滲み出しがない。なおこの実施例のように
端部56Aを適宜間隔で複数個設けることによって、一部
の浅溝56は外気を立上部22Aとかしめ部12Cとの間に導入
することになって封入された液体の背圧を与え、封入さ
れた液体を容易に排出することが可能になる。
なお使用時には受け金具16へエンジンの振動が伝達さ
れると、この振動によって上小液室32Aの圧力が上昇ま
たは減少し、上小液室32A又は下小液室32Bの液体が制限
通路42を通って流通する場合の通過抵抗で振動が吸収さ
れる。また制限通路42が目詰まり状態になった場合には
振動板45が微小振動することによって上小液室32A又は
下小液室32Bの圧力上昇が抑制されて動ばね上昇が制限
される。
第4図には本発明の第2実施例が示されている。この
実施例では前記実施例のように支持板22に立上部は設け
られておらず、支持板22の非かしめ部が半径方向に突出
した平板状となっている。また、外筒12のは段部12Aに
加えてさらに拡径部12Bの先端部に段部12Dが形成され、
拡径部12Bよりも大径の拡径部12Eを設けている。この拡
径部12Eの先端にかしめ部12Cが形成されている。従って
この実施例では段部12Dへ支持板22の外周部が当接さ
れ、段部12Dとかしめ部12Cとによって支持板22が挟持さ
れるようになっている。この実施例においても支持板22
の片側外周面近くには浅溝56が同様に放射状に形成され
て前記実施例と同様の役目を有している。
なお本発明は上記構成のような浅溝56はかしめ部12C
の内側へ設けてもよく、支持板22とかしめ部12Cとの間
を外部と連通する開口であれば各種の変形例が可能であ
る。
さらに本発明は、上記実施例のような外筒の一部と支
持板とをかしめることによって液室を構成する場合に限
らず、防振装置を構成する本体金具を互いにかしめるこ
とによって液室を構成する構造に広く適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成としたので、本体金具間に入り込
んだ液体を不用意に経時的に滲み出す惧れをなくす優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された防振装置の全体を示す縦断
面図、第2図はこの防振装置のかしめ部を示す拡大断面
図、第3図は第2図の底面図、第4図は本発明の第2実
施例を示す第2図に相当する断面図である。 10……防振装置、 12……外筒、 14……弾性体、 22……支持板、 32……液室、 32A……上小液室、 32B……下小液室、 42……制限通路、 56……浅溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かしめ時に変形されるかしめ側本体金具と
    かしめ時に変形されない被かしめ側本体金具とで構成さ
    れる一対の本体金具を液中でかしめることによって内部
    に液体を封入し、振動時における液体の流通抵抗で振動
    を吸収する防振装置であって、前記金具のかしめ重合部
    間に貯った液体を排出する溝を、かしめ重合部の内外を
    繋ぐように一対の本体金具の内の被かしめ側本体金具の
    表面に形成したことを特徴とする防振装置。
JP1035559A 1989-02-15 1989-02-15 防振装置 Expired - Lifetime JP2785949B2 (ja)

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