JP2785946B2 - 衛星放送受信機 - Google Patents

衛星放送受信機

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JP2785946B2 JP33213588A JP33213588A JP2785946B2 JP 2785946 B2 JP2785946 B2 JP 2785946B2 JP 33213588 A JP33213588 A JP 33213588A JP 33213588 A JP33213588 A JP 33213588A JP 2785946 B2 JP2785946 B2 JP 2785946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衛星放送受信機に関するものである。
従来の技術 従来、衛星放送受信機のQDPSK復調とビットクロック
再生のそれぞれのループフィルタは1つの固定された定
数で、行なわれている。
発明が解決しようとする課題 QDPSK復調のループフィルタとビットクロック再生の
ループフィルタは、衛星放送受信機のディジタルデータ
復調におけるビット誤り率と密接な関係があり、ループ
フィルタのカットオフ周波数を低く設定すれば、ビット
誤り率の改善が図れるが、プルインレンジが狭くなると
いう問題があった。また、ビットクロック再生に関して
は、後段のPCM信号処理の基本クロックとなっており、
最終段のD/Aコンバータのデータ入力の基本にもなって
おり、プルインレンジを確保しながら、D/Aコンバータ
へのサンプリング周波数の精度を上げることは困難なた
め、ある程度のビットクロック再生のクロックジッター
は、従来無視していた。しかし、現在のディジタルオー
ディオの精度から言えば、クロックジッターは、サンプ
リング周波数のジッターにもなりうることから、最近で
は、D/Aコンバータ入力の手前で、再度クロック再生を
行なうということも行なわれている。
したがって、クロックジッターがサンプリング周波数
のジッターを起こし、D/A変換された後の信号の精度を
劣化させるという問題があり、これについて、以下、若
干の説明を行なう。
第2図(a)〜(c)にサンプリング定理によるサン
プル列を示す。このサンプル列の周期が一定で、振幅方
向が保存されていれば、第2図(a)に示すように、D/
A変換された後の信号の精度は劣化しない。しかし、ビ
ットクロック再生のクロックジッターが起っておれば、
第2図(b)に示すように、それを分周した、サンプリ
ング周波数もジッターが生じる。そのために、送られて
きた振幅方向のデータが保存されて、そのまま、D/A変
換されているとすれば、サンプリング周波数のジッター
により、D/A変換された信号の精度が劣化する。第2図
(c)は正規のジッターのないサンプル列とサンプリン
グ周波数がジッターを起したときのサンプル列との差分
のサンプル列を示しており、信号精度の劣化の様子を示
している。
本発明は上記従来の問題を解決するもので、ビット誤
り率の改善とビットクロック再生の精度向上によるサン
プリング周期の精度向上によりD/A変換の精度向上を図
ることができる衛星放送受信機を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の衛星放送受信機
は、衛星放送受信信号のFM復調出力が入力されるQDPSK
復調部に、時定数の異なる第1および第2のループフィ
ルタと、前記第1および第2のループフィルタを切換え
る第1のスイッチを設け、前記QDPSK復調部の0゜相信
号と90゜相信号が入力されて、ビットクロックの再生と
本来のデータへの変換を行う差動変換ビットクロック再
生部に、時定数の異なる第3および第4のループフィル
タと、前記第3および第4のループフィルタを切換える
第2のスイッチを設け、前記差動変換ビットクロック再
生部のデータが入力されるPCM信号処理部のフレーム同
期検出保護回路が前記データに含まれるフレーム同期信
号を検出したときに、このフレーム同期検出信号によ
り、前記QDPSK復調部の第1のスイッチが制御されて前
記第1のループフィルタと第2のループフィルタとを切
換えるとともに、前記差動変換ビットクロック再生部の
第2のスイッチが制御されて第3のループフィルタと第
4のループフィルタとを切換えるように構成したもので
ある。
作用 上記構成によって、まず、QDPSK復調部のループフィ
ルタは時定数が速い第1のフィルタに第1のスイッチが
接続されており、また、差動変換ビットクロック再生部
のループフィルタも時定数が速い第3のループフィルタ
に第2のスイッチが接続された状態でQDPSK復調が行な
われ、次に、差動変換ビットクロック再生部が動作し
て、QDPSK復調部からの0゜相信号と90゜相信号にロッ
クを行ったクロックと、0゜相信号と90゜相信号を差動
交換して得た本来のデータが差動変換ビットクロック再
生部から出力され、その後PCM信号処理部内のフレーム
同期検出保護回路で、前記データに含まれるフレーム同
期信号の検出保護が行われ、さらに“H"が“L"かのフレ
ーム同期検出信号が出力される。このフレーム同期検出
信号が検出されているときにはQDPSK復調とビットクロ
ック再生は確実に動作を行っているので、この時点で、
フレーム同期検出信号の“H"信号により、QDPSK復調部
の第1のループフィルタを時定数の遅い第2のループフ
ィルタに切換え、また、差動変換ビットクロック再生部
の第3のループフィルタを時定数の遅い第4のループフ
ィルタに切換える。これにより、ビット誤り率の改善が
図られ、また、ビットクロック再生の安定性が向上して
後段でのサンプリング周期の精度の向上が図られる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す衛星放送受信機のブ
ロック図である。第1図において、衛星放送受信機内の
FM復調出力信号aを5.727272MHzのBPF(バンドパスフィ
ルタ)1に入力し、5.727272MHzのQDPSK信号bを取り出
してQDPSK復調部2に入力する。QDPSK信号bは位相変調
がかかっているために、ループフィルタがループ内にあ
り、通常固定値の定数になっている。この定数は、一般
的には、キャプチャーレンジを十分に確保できるよう
に、時定数の速いものが使用されている。本実施例の場
合においても、ループフィルタ3は従来と同等の時定数
が使用されており、後述するフレーム同期検出信号cが
“H"レベルになるまでスイッチ4が時定数の速いループ
フィルタ3を選択している。
次に、QDPSK復調部2の出力の0゜相と90゜相の復調
信号dとeが差動変換ビットクロック再生部5に入力さ
れ、一方では差動変換を行って、0゜相信号dと90゜相
信号eより本来のデータに変換し、他方では、0゜相信
号dと90゜相信号eの一般的には立上り、立下りエッジ
を検出して、そのエッジを利用してビットクロック再生
を行っている。このときも同様で、後述するフレーム同
期検出信号cが“L"レベルのときはスイッチ6がループ
フィルタ7に接続されており、このループフィルタ7の
時定数も、従来のものと同等の時定数の値のものが使用
されている。差動変換ビットクロック再生部5からのデ
ータfとビットクロックgはPCM信号処理部8に入力さ
れ、PCM信号処理部8に入力されたデータfはディスク
ラングル回路9とフレーム同期検出保護回路10に入力さ
れる。このフレーム同期検出保護回路10は、データfに
含まれるフレーム同期信号を検出し、フレーム同期信号
が存在すると、その欠落を保護しつつフレーム同期をか
ける。このとき、フレーム同期検出信号cは“H"レベル
になり、この“H"レベルのフレーム同期検出信号cによ
りスイッチ4,6はループフィルタ11,12の側に切換わる。
このループフィルタ11,12の時定数はループフィルタ3,7
の時定数より、かなり遅い時定数に設定されている。
したがって、QDPSK復調とビットクロック再生が確実
に動作しているときに、フレーム同期検出信号cにより
スイッチ4,6が動作して、より時定数の遅いループフィ
ルタ11,12に切換えることになり、ビット誤り率が改善
され、また、ビットクロック再生の安定性が向上して後
段におけるサンプリング周期の精度の向上が図られる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、フレーム同期検出信号
により、QDPSK復調部と差動変換ビットクロック再生部
のそれぞれのループフィルタの時定数を切換えることに
より、ビット誤り率の改善が図られ、また、ビットクロ
ック再生部で再生されたクロックと、さらにこれを分周
して作られたオーディオ信号用のサンプリング周波数の
精度の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の衛星放送受信機の構成を示
すブロック図、第2図はビットクロック再生におけるジ
ッターによるオーディオサンプリング周期のジッターに
よるオーディオ再生信号の品質を説明するための図であ
る。 1……5.727272MHz BPF、2……QDPSK復調部、3,7,11,1
2……ループフィルタ、4,6……スイッチ、5……差動変
換ビットクロック再生部、8……PCM信号処理部、9…
…デスクランブル回路、10……フレーム同期検出保護回
路、a……FM復調出力信号、b……QDPSK信号、c……
フレーム同期検出信号、d……0゜相信号、e……90゜
相信号、f……データ信号、g……クロック信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星放送受信信号のFM復調出力が入力され
    るQDPSK(4相差動位相シフトキーイング)復調部を設
    け、前記QDPSK復調部に、時定数の異なる第1および第
    2のループフィルタを設けるとともに、前記第1および
    第2のループフィルタを切換える第1のスイッチを設
    け、前記QDPSK復調部の0゜相信号と90゜相信号が入力
    されてビットクロックの再生とデータへの変換を行う差
    動変換ビットクロック再生部に時定数の異なる第3およ
    び第4のループフィルタを設けるとともに、前記第3お
    よび第4のループフィルタを切換える第2のスイッチを
    設け、前記差動変換ビットクロック再生部のクロックお
    よびデータが入力されるPCM信号処理部を設け、前記PCM
    信号処理部に前記データが入力されるフレーム同期検出
    保護回路を設け、前記フレーム同期検出保護回路が前記
    データに含まれるフレーム同期信号を検出したときに、
    このフレーム同期検出信号により、前記QDPSK復調部の
    前記第1のスイッチを制御して前記第1のループフィル
    タと前記第2のループフィルタとを切換えるとともに、
    前記差動変換ビットクロック再生部の第2のスイッチを
    制御して第3のループフィルタと第4のループフィルタ
    とを切換えるように構成した衛星放送受信機。
JP33213588A 1988-12-27 1988-12-27 衛星放送受信機 Expired - Lifetime JP2785946B2 (ja)

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