JP2785233B2 - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

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JP2785233B2
JP2785233B2 JP19262791A JP19262791A JP2785233B2 JP 2785233 B2 JP2785233 B2 JP 2785233B2 JP 19262791 A JP19262791 A JP 19262791A JP 19262791 A JP19262791 A JP 19262791A JP 2785233 B2 JP2785233 B2 JP 2785233B2
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sheet material
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sheet
friction material
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和弘 青木
典由 上田
克明 平井
正昭 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、プリンタ等
の画像形成装置に装着して好適なシート材搬送装置に係
り、詳しくはレジストローラと搬送ローラとを兼用した
ローラの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置等に装着されるシート材搬
送装置において、装置全体を小型化する一つの方策とし
て、シート材の搬送路を短縮して配設ローラの数を減少
させる方法がとられている。
【0003】図3は、これまで搬送路中に所定距離だけ
隔てて配設していたレジストローラと反転ローラとを一
緒にしたローラを図示している。
【0004】軸15aを回転中心とする第1ローラ15
は、その外周に高摩擦材(例えばゴム部材)15bが周
設されており、このゴム部材15bには、第1ローラ1
5の軸15aに平行な軸14aを中心に回転する第2ロ
ーラ14が圧接され、両ローラ15,14の間にニップ
部Nと圧接部Aとが形成されている。
【0005】上流側から搬送されてきたシート材Pは、
その先端部P1が停止中の両ローラのニップ部Nに導か
れて圧接部Aに当接することにより、ニップ部Nの手前
に斜行矯正用のループが形成され、つづいてシート材P
は、第1ローラ15が適宜な回転をすることによって所
定方向に搬送される。
【0006】ところで、シート材Pに十分な搬送力を付
与するためには、第1ローラ15が高摩擦材15bを有
することが必要である反面、シート材Pの先端部P1が
停止中の両ローラ14,15のニップ部Nに進入する際
には、高摩擦材15bに先端部P1が引っかかってしま
って、ニップ部Nにスムーズに導かれず、所望の斜行矯
正が行われないばかりか、シート材Pの紙詰まりの原因
にもなっていた。
【0007】これらの不具合を解決するために、図4に
示すように、高摩擦材15bの厚さ方向(軸15a方
向)の両側にフランジ状の大径部15cを形成したもの
が考えられる。各大径部15cは、高摩擦材15bを周
設した小径部15dに対し、外径を大きく、更にシート
材Pとの間の摩擦係数が小さくなるように設定されてい
る。高摩擦材15bの幅方向の中央には円柱状の第2ロ
ーラ14が圧接されている。これにより、搬送されてき
たシート材Pの先端部P1は、大径部15dの外周面を
滑るようにしてニップ部Nに導かれて圧接部Aに進入
し、その後、シート材Pは、第1ローラ15の回転によ
り高摩擦材15bを介して十分な搬送力が付与される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によると、第1ローラ15と第2ローラ14との間に
シート材Pを挟み込んだとき、大径部15cと小径部1
5dとの段差によって、シート材Pは屈曲することにな
るが、第2ローラ14が円柱状に形成されて、シート材
Pがニップ部に進入しにくく、また図4に示すように、
シート材Pと第1ローラ15、第2ローラ14との接触
部には、エッジ15e,14bが立って、シート材Pに
エッジ跡が形成され、更に、高摩擦材15bの幅が第2
ローラ14よりも広いために、第2ローラ14のレジス
ト圧によって高摩擦材15bが湾曲し、両ローラ14,
15に挟持されたシート材Pも同様に湾曲してしまうと
いう虞れがある。
【0009】そこで、本発明は、第1ローラと第2ロー
ラとによって挟み込んだシート材が第2ローラや大径部
のエッジ部で極端に屈曲することなく、なめらかに湾曲
するようにすることにより、シート材にエッジ跡が残る
のを防止し、またシート材がニップ部に円滑に挿入され
るようにしたシート材搬送装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、シート材の搬送路に配設し
た第1ローラと第2ローラとによって、シート材を挟持
し搬送するシート材搬送装置において、前記第1ローラ
が、小径部に周設した高摩擦材を有する一方、前記小径
部の両側にフランジ状に突設する低摩擦材からなる大径
部を形成すると共に、前記第1のローラの高摩擦材と、
前記第2ローラとの間にシート材を挟持する圧接部とを
形成し、前記第2ローラのエッジ部が前記圧接部の外側
に位置する、ことを特徴とする。
【0011】この場合、前記第2ローラの外周面が断面
凸状のなだらかな曲面によって形成されると共に、前記
大径部の前記第2ローラに対向する側がテーパ状または
なだらかな曲面状に形成される、ようにしてもよい。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、シート材は、第1ローラの
大径部の外周面に摺接しながら、第2ローラと第1ロー
ラの小径部の高摩擦材とのニップ部に導かれるが、この
際、大径部が低摩擦材によって形成され、また、第2ロ
ーラの外周がなめらかな曲面に形成されていることに基
づき、シート材は、スムーズにニップ部に進入すること
ができる。
【0013】つづいて、シート材は、第2ローラと高摩
擦材との間の圧接部に挟持されることになるが、このと
き、第2ローラのエッジ部が圧接部の外側に位置し、ま
た、第2ローラの外周が曲面に形成され、更に第1ロー
ラの大径部の第2ローラに対向する側がテーパ状または
なめらかな曲面状に形成されていることに基づき、シー
ト材Pに第2ローラや大径部によるエッジ跡が形成され
ることがなく、また、シート材が極端に屈曲されること
もない。
【0014】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0015】図1は、本発明に係るシート材搬送装置を
装着した一例として、循環式シート材搬送装置を示して
いる。その概要を説明すると、1は原稿積載トレイ、2
は長いサイズ原稿対応用のサブトレイ、3は半月ローラ
で原稿となるシート材Pの先端さばきを行うと共にウェ
イト4と共同して給送補助を行う。5は原稿セット時の
先端ストッパで6は原稿検知センサである。7は分離規
制板で分離部に進入するシート材Pの適度な規制及びガ
イドの役目をしている。8はフィードローラで分離ロー
ラ9,10間にかけられた分離ベルト11と共にシート
材Pを最下位のものから順に1枚ずつ分離する。12は
分離センサで分離後の紙詰まりを速やかに検知する。1
3はレジスト前センサで分離後の先端を検知して、第1
ローラ15、第2ローラ14で形成するニップ部に突き
当て、ループ形成のタイミングどり等を行う。なお、第
1ローラ15、第2ローラ14等については後に詳述す
る。
【0016】16はレジストセンサで先出し(一時的待
機位置)の制御及び後端検知によるプラテン17上の停
止制御を行っている。18の駆動ローラと19の従動ロ
ーラ間に懸架された全面ベルト20及びベルト背面から
の押圧コロ21によってプラテン17上の原稿搬送がな
される。22はジャンプ台で排出原稿をプラテン17か
らシート搬送装置に案内し、中ガイド23、下ガイド2
4、反転ステイ25等がガイドとなっている。26は反
転センサ、27は反転コロで第1ローラ15に押圧され
ている。28はフラッパでパスの切換えを行い、29は
排紙センサで排紙制御のタイミングをとっている。30
の開閉ガイド、31の上ガイドで排紙パスを形成し、排
紙ローラ対32で原稿を排出する。またトレイ1の奥側
には循環及び最終原稿検知レバー33(以下リサイクル
レバーという)が配設され、独立モータ34により回転
駆動される。
【0017】次にシート材Pの流れを説明する。シート
材Pが積載トレイ1上に先端をストッパ5に突き当てら
れて載置されると、原稿検知センサ6により検知され給
紙可能状態となる。ここでオペレータのキーON等によ
りスタート信号が送られると、まずリサイクルレバー3
3が駆動され、シート材P最上面にのる。半月ローラ3
で先端さばきを受け分離しやすくなったシート材Pはシ
ャッタ5が下がると分離部に進入し、フィードローラ
8、分離ベルト11で分離され最下位の1枚のみが下流
に送られる。第2ローラ14、第1ローラ15は静止し
ており、シート材Pの先端がそのニップ部に突き当てら
れた後も分離部はある程度回転を続け分離センサ12上
方のスペースでループを形成し斜行どりを行う。次に第
1ローラ15が駆動し始め、シート材Pがプラテン17
上に送られる。プラテン17上では全面ベルト20によ
り搬送され、レジストセンサ16の後端検知によりプラ
テン17上に静止、画像形成が行われる。その後、全面
ベルト20を逆転し、再び第1ローラ15の回りをまわ
って排出ローラ32でトレイ1上に再積載される。両面
シート材Pの場合はフラッパ28が図の破線の位置に移
動し、第1ローラ15の回りを回って再びプラテン17
上に送られる動作が行われる。
【0018】以下、本発明の主要部分である第1ローラ
15、第2ローラ14について詳説する。
【0019】第1ローラ15には軸15a方向の中央に
小径部15dが形成され、小径部15dの中央には小幅
の高摩擦材15bが周設されている。高摩擦材15bは
シート材Pとの間の摩擦係数が大きい、例えばゴム部材
を使用すればよく、一方、小径部15dの両側にフラン
ジ状に突設された大径部15cはシート材Pとの間の摩
擦係数が小さい部材によって形成されているものとす
る。そして、大径部15cの、第2ローラ14に対向す
る部分には、テーパTが形成されている。なお、このテ
ーパTを形成した部分は、なだらかな曲面状であっても
よいものとする。高摩擦材15bの表面はフランジ状の
大径部15cの表面よりも凹んでいる。
【0020】一方、第2ローラ14は、第1ローラ15
の軸15aに平行な軸14aを回転中心としており、そ
の外周面は断面が凸状のなだらかな曲面状に形成されて
いる。この外周面は中央部において第1ローラ15の高
摩擦材15bに圧接され、軸方向に適当な幅をもつ圧接
部Aを形成している。
【0021】上述したシート材Pの流れに沿って、分離
された最下位の1枚のシート材Pは、静止している第2
ローラ14と第1ローラ15のニップ部に進入して圧接
部Aに突き当たる。そのとき、シート材Pは圧接部Aに
突き当てられたまま、分離部の回転による後押しを受
け、所定のループを形成し、斜行どりを行う。
【0022】次に第1ローラ15が駆動し始め、このと
き、シート材Pの先端が該ニップ部に速やかに入り込む
か否かにより、斜行、サイズ検知等の信頼性に多大な影
響を及ぼしてしまうことになるが、本発明のニップ部断
面形状に基づき、シート材Pの先端は速やかに該ニップ
部に入り込むことができ、シート材Pは何ら損傷を受け
ることなくプラテン上17に送られ得る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1ローラに高摩擦材を有する小径部と低摩擦材からな
る大径部とを設け、更に圧接部の幅や第2ローラ、大径
部の形状をシート材を挟持したときにシート材がなだら
かに湾曲するようにすることにより、シート材がニップ
部にスムーズに搬入され、しかもシート材にエッジ跡が
つかないようにすることができる。
【0024】これにより、第1ローラと第2ローラとが
一体となって、レジストローラ及び搬送ローラ双方の作
用を支障なく行えるので、装置全体を小型化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート材搬送装置を装着した循環
式シート材搬送装置を示す縦断側面図。
【図2】第1ローラと第2ローラとを示す縦断正面図。
【図3】従来の第1ローラと第2ローラとを示す縦断側
面図。
【図4】従来の第1ローラと第2ローラとを示す縦断正
面図。
【符号の説明】
14 第2ローラ 14b エッジ部 15 第1ローラ 15b 高摩擦材 15c 大径部 15d 小径部 A 圧接部 P シート材 T テーパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−303246(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 5/00 - 5/38 B65H 9/00 - 9/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送路に配設した第1ローラ
    と第2ローラとによって、シート材を挟持し搬送するシ
    ート材搬送装置において、 前記第1ローラが、小径部に周設した高摩擦材を有する
    一方、 前記小径部の両側にフランジ状に突設する低摩擦材から
    なる大径部を形成すると共に、 前記第1のローラの高摩擦材と、前記第2ローラとの間
    にシート材を挟持する圧接部とを形成し、 前記第2ローラのエッジ部が前記圧接部の外側に位置す
    る、 ことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ローラの外周面が断面凸状のな
    だらかな曲面によって形成されると共に、前記大径部の
    前記第2ローラに対向する側がテーパ状またはなだらか
    な曲面状に形成される、 ことを特徴とする請求項1記載のシート材搬送装置
JP19262791A 1991-07-06 1991-07-06 シート材搬送装置 Expired - Lifetime JP2785233B2 (ja)

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JPH058893A JPH058893A (ja) 1993-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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