JP2784882B2 - 粉末状高融点2,2−ビス[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキシ)−3′,5′−ジブロモフェニル]プロパンの製造方法 - Google Patents

粉末状高融点2,2−ビス[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキシ)−3′,5′−ジブロモフェニル]プロパンの製造方法

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JP2784882B2 JP6091582A JP9158294A JP2784882B2 JP 2784882 B2 JP2784882 B2 JP 2784882B2 JP 6091582 A JP6091582 A JP 6091582A JP 9158294 A JP9158294 A JP 9158294A JP 2784882 B2 JP2784882 B2 JP 2784882B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/34Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C41/40Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,2−ビス[4′−
(2″,3″−ジブロモプロポキシ)−3′,5′−ジ
ブロモフェニル]プロパンの有機溶媒溶液から高融点の
粉末を得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、
2,2−ビス[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキ
シ)−3′,5′−ジブロモフェニル]プロパン(以
下、BDBP−TBAと略称することがある)は、各種
樹脂に添加されることによりその樹脂の難燃性を向上さ
せることが知られている。
【0003】このBDBP−TBAは、例えば、テトラ
ブロモビスフェノールAをジアリルエーテル化し、続い
て不活性溶媒中で臭素付加することにより、容易に高純
度のものが溶液として得られる。この溶液を濃縮すると
40〜50℃の融点を有する樹脂状の固体が得られる
が、固化に長時間を要し、チリングやフレーカー等での
顆粒状、粉末状またはフレーク状の固体を製造するのが
著しく困難である。また、その融点が低いことより、保
存時の融着固化や使用設備への付着等の使用取扱い上の
欠点があり、高融点化することが望まれている。
【0004】これを解決するために、特公昭57−28
9号公報においては、BDBP−TBAの良溶媒溶液に
非溶媒または貧溶媒を添加して剪断力のある撹拌を行な
うことにより、80〜100℃の融点を有するBDBP
−TBAを製造できることが述べられている。
【0005】しかしながら、この公報に記載された方法
で得られるBDBP−TBAの融点は80〜100℃で
あり、しかも実施例には融点が92℃までのものしか記
載されていない。また、この製造方法においては、ハロ
ゲン化炭化水素または芳香族炭化水素等の良溶媒をアル
コール類の貧溶媒で抽出するので、溶媒を再利用するに
は回収した溶媒に蒸留等の分離処理を行なう必要があ
り、合理的とはいえない。また、二軸式スクリュー捏和
機またはホモミキサーの如き剪断力のある特殊な撹拌機
を必要とするので、設備的な負担があり、経済的ではな
い。
【0006】本発明の課題は、回収溶媒をそのまま再使
用でき、特別な撹拌装置を必要とせずに通常の撹拌設備
を用いて高融点BDBP−TBAを得る方法を提供する
処にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、2,2−ビス
[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキシ)−3′,
5′−ジブロモフェニル]プロパンの有機溶媒溶液に界
面活性剤の存在下で水を添加して油中水型エマルション
を生成せしめ、続いて有機溶媒を除去することにより結
晶核の存在下で高融点の2,2−ビス[4′−(2″,
3″−ジブロモプロポキシ)−3′,5′−ジブロモフ
ェニル]プロパンを結晶化させて水性分散体として得る
工程を含むことを特徴とする粉末状高融点2,2−ビス
[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキシ)−3′,
5′−ジブロモフェニル]プロパンの製造方法である。
【0008】本発明における粉末状高融点BDBP−T
BAの生成機構は以下のようである。すなわち、BDB
P−TBAの有機溶媒溶液に界面活性剤の存在下で水を
添加し、BDBP−TBAの有機溶媒溶液に水を乳化さ
せて油中水型エマルションを形成させる。そのエマルシ
ョンの状態を維持したままで溶媒を除去して連続相であ
るBDBP−TBA溶媒溶液を濃縮していくと、非常に
厚みの薄いBDBP−TBA濃厚溶液となり、BDBP
−TBAの濃度と温度が結晶化に足りうる条件となると
結晶化する。この際にBDBP−TBA粉末や非水溶性
の金属水酸化物、金属酸化物等の結晶核が存在すれば、
速やかに結晶化が起こる。結晶化に伴いエマルションは
破壊され、水が連続相となってBDBP−TBAの結晶
が水性分散体として得られる。
【0009】本発明によると、界面活性剤の助けを借り
てエマルション状態で結晶化を行なうことにより、高剪
断力を有する特別な撹拌装置は必要なく、通常の撹拌設
備で製造することが可能である。また、使用溶媒は混合
されることなくそのまま高収率で蒸留回収されるので、
水との相分離程度の簡単な操作をするだけで再利用が可
能である。さらに、BDBP−TBAは水性分散体とし
て得られることより、結晶化に引き続いて行なわれる脱
水濾過工程、乾燥工程での取扱いが容易で安全性も高く
なるなどの長所が挙げられる。従って、本発明は、簡便
かつ経済的で、安全性の高い、非常に合理的な高融点B
DBP−TBAの製造方法である。
【0010】本発明において有機溶媒に溶解させる原料
のBDBP−TBAは、液体クロマトグラフィーで分離
され、波長254nmのUV検出器で測定されたピーク
面積比で85%以上の純度のものが好ましく、85%よ
りも純度の低いものを用いると得られるBDBP−TB
A粉末の融点が低くなる傾向にある。また、BDBP−
TBAの有機溶媒溶液としては、低融点の樹脂状のBD
BP−TBAを有機溶媒に溶解したものでも、前駆体で
ある2,2−ビス(4′−アリルオキシ−3′,5′−
ジブロモフェニル)プロパンを不活性有機溶媒中で臭素
化して得られたものを溶液のまま使用しても、何ら支障
ない。
【0011】本発明で使用される有機溶媒は、実質的に
水に溶解しないものであり、例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、塩化エチリデ
ン、1,2−ジクロロエチレン、1,1,1−トリクロ
ロエタン、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水
素、またはベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素が挙げられる。しかし、本発明
の方法では、80℃以上の温度ではBDBP−TBAの
結晶化が起こらないため、溶媒除去の温度は80℃以上
でもよいが、結晶化の温度は80℃以下でなければなら
ない。従って、高沸点の有機溶媒を使用した場合には、
減圧下で有機溶媒を蒸留することにより80℃以下の温
度で回収することができるが、沸点が水の沸点よりも高
いものや水を多量に含む共沸組成を有する有機溶媒は、
油中水型エマルションを破壊する恐れや経済性の点より
好ましくない。また、臭素化の反応に引き続いて本発明
の実施を行なう場合には、BDBP−TBAは臭素に対
して不活性な有機溶媒溶液として得られるので、有機溶
媒の置換をせずにそのまま処理するのが合理的である。
従って、本発明で使用する溶媒は、塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、塩化エチリデ
ン、1,2−ジクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素
が好ましい。
【0012】本発明で使用される界面活性剤は油中水型
エマルションを形成するために用いられるものであり、
その種類はカチオン性、アニオン性、非イオン性の全て
のものが使用できる。しかし、これらの中でも殆どのカ
チオン性界面活性剤は窒素原子を含んでおり、BDBP
−TBA中に残存すると着色や臭気の問題があるので、
あまり好ましくない。
【0013】アニオン性界面活性剤としては、サルフェ
ート型、スルホネート型、スルホサクシネート型、脂肪
酸型、リン酸エステル型が挙げられる。しかし、これら
の金属塩またはアミン塩は、強いイオン性を有すること
より、溶媒の濃縮時に油中水型エマルションが破壊され
たり、結晶化前に反転乳化を起こし易い傾向にあるた
め、BDBP−TBA粉末の粒子径が大きくなり、フル
イ未通過分が多くなったり、収率が悪くなる場合があ
る。これより、特に酸型リン酸エステル系界面活性剤が
好ましく、その単独使用でもよいし、または他のサルフ
ェート、スルホネート、スルホサクシネート、脂肪酸、
リン酸エステルの金属塩もしくはアミン塩等のアニオン
性界面活性剤および/またはエトキシレート型非イオン
性界面活性剤と併用してもよい。また、酸型リン酸エス
テル系界面活性剤は、BDBP−TBA粉末が水性分散
体になった時点で中和を行なうことにより、水溶性が増
し、濾別する際にBDBP−TBA粉末への吸着が少な
くなり、洗浄が容易となるという長所を併せ持つ。
【0014】使用される酸型リン酸エステル系界面活性
剤は、例えば、ノニルフェノール、ジノニルフェノー
ル、オクチルフェノール、ジオクチルフェノール、スチ
レン化フェノール、ジスチレン化フェノール、トリスチ
レン化フェノール等の置換フェノールに、例えばアルカ
リ金属または3級アミン触媒を用いて1分子当たりエチ
レンオキサイド(EO)を平均1〜30モル付加して得
られる置換フェノールエトキシレートを、リン酸、ポリ
リン酸、無水リン酸、オキシ塩化リン等のリン酸化剤と
反応させることにより得られる置換フェノール型リン酸
エステル未中和物であり、リン酸モノエステルおよび/
またはリン酸ジエステルを主成分として、少量のリン酸
トリエステル、ピロリン酸エステル、無機リン酸等を含
有することもある混合物である。また、高級アルコール
および/または高級アルコールに例えばアルカリ金属ま
たは3級アミン触媒を用いて1分子当たりエチレンオキ
サイドを平均1〜30モル付加した高級アルコールエト
キシレートを、リン酸、ポリリン酸、無水リン酸、オキ
シ塩化リン等のリン酸化剤と反応させることにより得ら
れる高級アルコール型リン酸エステル未中和物も挙げら
れる。ここで使用される高級アルコールは、炭素数8〜
18の飽和もしくは不飽和の天然アルコールまたは合成
アルコールである。天然アルコールとしては、植物油脂
もしくは動物脂肪より誘導されるアルコールの混合物ま
たは高度に分留された単一物である。例としては、ヤシ
アルコール、パームアルコール、パーム核アルコール等
の植物性アルコールや、牛脂アルコール、硬化牛脂アル
コール等の動物性アルコール、またはこれらの混合アル
コールを分留して得られるn−オクチルアルコール、n
−デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチル
アルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール、リノレイルアルコールが挙
げられる。また、合成アルコールは、例えばオキソアル
コールまたは例えば2−エチルヘキサノールの如きアル
デヒドの縮合反応によって製造されるアルコールであ
る。具体例としては、シェル化学(株)製のドバノール
23、ドバノール25、ドバノール45や、三菱化成
(株)製のダイヤドール11、ダイヤドール115L、
ダイヤドール115H、ダイヤドール13、ダイヤドー
ル135や、協和醗酵工業(株)製のオキソコール12
13、オキソコール1215、オキソコール1415
や、これらを分留して得られるノニルアルコール、ウン
デシルアルコール、トリデシルアルコール、ペンタデシ
ルアルコールが挙げられる。また、パラフィンの酸化に
より得られる2級アルコールは、エトキシレート化され
たものとして市販されており、例えば、(株)日本触媒
製のソフタノール30、ソフタノール50、ソフタノー
ル70、ソフタノール90、ソフタノール120が挙げ
られる。ここに挙げたリン酸エステル系界面活性剤は、
単独であっても2種以上を混合しても使用できる。
【0015】エトキシレート型非イオン性界面活性剤
は、置換フェノールエトキシレートや高級アルコールエ
トキシレートであり、界面活性剤分子中にエトキシレー
トを平均40〜90重量%含むものであり、2種以上の
混合物であっても良い。置換フェノールの例としては、
ノニルフェノール、ジノニルフェノール、オクチルフェ
ノール、ジオクチルフェノール、ドデシルフェノール、
ジドデシルフェノール、スチレン化フェノール、ジスチ
レン化フェノール、トリスチレン化フェノールが挙げら
れ、これに例えばアルカリ金属、三級アミンを触媒とし
てエチレンオキサイドを平均40〜90重量%になるよ
うに付加して得られるエトキシレート型非イオン性界面
活性剤が使用できる。高級アルコールは、炭素数8〜1
8の飽和もしくは不飽和の天然アルコールまたは合成ア
ルコールである。天然アルコールとしては、植物油脂も
しくは動物脂肪より誘導されるアルコールの混合物また
は高度に分留された単一物である。例としては、ヤシア
ルコール、パームアルコール、パーム核アルコール等の
植物性アルコールや、牛脂アルコール、硬化牛脂アルコ
ール等の動物性アルコール、またはこれらの混合アルコ
ールを分留して得られるn−オクチルアルコール、n−
デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルア
ルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、リノレイルアルコールが挙げ
られる。また、合成アルコールは、例えばオキソアルコ
ールやパラフィンの酸化により得られる2級アルコール
や2−エチルヘキサノールの如くアルデヒドの縮合反応
によって製造されるアルコールである。具体例として
は、シェル化学(株)製のドバノール23、ドバノール
25、ドバノール45や、三菱化成(株)製のダイヤド
ール11、ダイヤドール115L、ダイヤドール115
H、ダイヤドール13、ダイヤドール135や、協和醗
酵工業(株)製のオキソコール1213、オキソコール
1215、オキソコール1415や、これらを分留して
得られるノニルアルコール、ウンデシルアルコール、ト
リデシルアルコール、ペンタデシルアルコールが挙げら
れる。これらの高級アルコールに、例えばアルカリ金
属、三級アミンを触媒としてエチレンオキサイドを平均
40〜90重量%になるように付加することにより、本
発明で使用されるエトキシレート型非イオン性界面活性
剤を得ることができる。また、パラフィンの酸化により
得られた2級アルコールをエトキシレート化した(株)
日本触媒製のソフタノール50、ソフタノール70、ソ
フタノール90、ソフタノール120も、同様に酸型リ
ン酸エステル系界面活性剤と併用できる。
【0016】使用する全ての界面活性剤の添加量は、B
DBP−TBAに対して0.05〜5重量%であるのが
好ましい。そのうち、酸型リン酸エステル系界面活性剤
の場合は0.05〜3重量%であることが特に好まし
い。酸型リン酸エステル系界面活性剤の使用量が0.0
5重量%未満では、充分な油中水型エマルションが維持
できず、粉末状のBDBP−TBAは得られにくい。3
重量%を超えると、それ以上使用しても効果は変わらな
い。また、酸型リン酸エステル系界面活性剤ならびに他
のアニオン性界面活性剤および/またはエトキシレート
型非イオン性界面活性剤を併用した場合においては、B
DBP−TBAの結晶化直前の油中水型エマルションの
粘度が低下するという効果を示すことがあり、撹拌装置
の負担を軽減できる。しかし、界面活性剤の合計使用量
が5重量%を超えると、それ以上使用してもその効果は
変わらないばかりか、排水中のCODが上昇して排水処
理への負担が大きくなるので、経済的でなくなる。
【0017】油中水型エマルションを形成するのに必要
な水の量は、BDBP−TBAに対して20〜100重
量%であり、その水の添加方法と添加時期は、BDBP
−TBAの結晶化が開始する際に油中水型エマルション
を形成しておればどのようでもよく、特に限定されるも
のではない。従って、有機溶媒の回収開始前に全量添加
しても、有機溶媒の回収を開始して結晶化が起こる直前
までの段階で、途中添加、分割添加、連続添加しても良
い。しかし、水の少ない油中水型エマルションの状態で
BDBP−TBAの結晶化を行なった場合には、結晶化
後のエマルション破壊が充分に行なわれず、結晶の分散
が不充分となることがある。この際には、さらに水を添
加することにより、結晶の分散を完全に行なうことがで
きる。また、水性分散体の粘度を調整するために水を添
加することもできるが、極端に水を添加すると、排水が
増えて処理負担が増大するので経済的でない。従って、
水性分散体の全水量は、BDBP−TBAに対して50
〜200重量%であることが好ましい。
【0018】本発明における結晶化方法は、油類を水中
に乳化する際に古くから一般的に使用されていた転相乳
化法を一部応用したものであり、転相乳化する前の油中
水型エマルション状態でBDBP−TBAの結晶化を行
なうものである。しかし、結晶化が起こるよりも先に転
相すると、安定な水中油型エマルションが生成して、そ
れ以上の溶媒の除去が著しく阻害されるとともに、BD
BP−TBAの結晶化はどのような温度でも短時間では
起こらず、冷却するとエマルションは破壊されてBDB
P−TBAは餅状に凝集して塊となり、目的の粉末状の
ものは得られない。従って、有機溶媒を除去してBDB
P−TBAの結晶化が起こる条件になった際に速やかに
結晶化が起こり、比較的短時間で結晶化が終了する必要
があるが、これは結晶核を添加することで解決できる。
結晶核としては、BDBP−TBAの高融点粉末が適当
である。BDBP−TBAに対して0.001〜10重
量%の結晶核を、溶媒回収の開始前および/またはBD
BP−TBAが結晶化する前の溶媒回収途中に添加する
必要がある。しかし、原料のBDBP−TBAが有機溶
媒に完全に溶解せず、有機溶媒溶液中に一部BDBP−
TBAの結晶が析出している場合には、結晶核を添加す
ることなく、そのまま処理することができる。一方、樹
脂にハロゲン系難燃剤を添加して難燃化する場合には、
相乗効果を得るために酸化アンチモンを併用することが
一般的であり、酸化アンチモンが不純物として混入して
も難燃剤としての用途には支障がないので、酸化アンチ
モンを結晶核として使用することができる。また、同様
に、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、シリ
カ、アルミナ、酸化マグネシウムの如き水および有機溶
媒に不溶性の金属水酸化物や金属酸化物等も、結晶核と
して使用することができる。
【0019】以上の方法で得られた水性分散体中のBD
BP−TBA結晶は80℃近くの温度でも溶融や融着を
起こさないので、さらに有機溶媒を回収することが可能
である。また、最終製品としてのBDBP−TBAの乾
燥粉末は、例えば、以上の工程に引き続いて、水性分散
体の中和工程(酸型リン酸エステル系界面活性剤を用い
た場合)、BDBP−TBA結晶の濾過工程、水洗工
程、乾燥工程、必要により粒径を整えるための粉砕/分
級工程を経ることにより、製造することができる。この
ようにして得られた乾燥BDBP−TBA粉末の融点
は、自動融点測定装置(メトラー社製)で2℃/分の昇
温速度で測定すると、100℃以上であり、本発明の目
的が達成される。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を詳述するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中
「部」および「%」は重量基準であり、融点は自動融点
測定装置で測定した値を示す。
【0021】実施例1 いかり型撹拌翼を備えたガラス製500mlフラスコ
に、純度87%で融点42℃のBDBP−TBA200
部、塩化メチレン200部を仕込み、完全に溶解させ
た。これに水200部、ノニルフェノールエトキシレー
ト(EO平均9モル付加)リン酸エステル1部、結晶核
として融点114℃のBDBP−TBA粉末10部を添
加して、300rpmの回転数で撹拌しながら昇温し、
塩化メチレンを蒸留回収した。塩化メチレンの回収率よ
り計算した塩化メチレン溶液相中のBDBP−TBA濃
度が92%で、温度が60℃になった時点で結晶化が起
こり、すぐさま水性分散体となった。さらに70℃まで
昇温して塩化メチレンを蒸留回収すると、塩化メチレン
の回収率は97%となった。この水性分散体を25℃以
下に冷却した後、苛性ソーダで中和して、目開き1mm
のフルイを通すとBDBP−TBA固体2部が残った。
続いてこの水性分散体を濾過して、BDBP−TBAと
ほぼ同重量の水で洗浄した後、70℃で24時間乾燥す
ると、BDBP−TBAが粉末状で197部得られ、こ
のものの融点は104℃であった。
【0022】実施例2 実施例1で用いたのと同じ装置に、純度92%で融点4
5℃のBDBP−TBA200部、クロロホルム200
部を仕込み、完全に溶解させた。これに水200部、ノ
ニルフェノールエトキシレート(EO平均22モル付
加)リン酸エステル5部、結晶核として融点114℃の
BDBP−TBA粉末2部を添加して、300rpmの
回転数で撹拌し、55℃の温度を維持しながら減圧下で
クロロホルムを蒸留回収した。クロロホルムの回収率か
ら計算したクロロホルム溶液相中のBDBP−TBA濃
度が90%となった時点で結晶化が起こり、目開き1m
mのフルイを全量通過する水性分散体が得られた。これ
を実施例1と同様にして、冷却、中和、濾過、水洗、乾
燥して得られた粉末状BDBP−TBA(199部)の
融点は116℃であった。
【0023】実施例3 実施例1で使用したのと同じ装置で、2,2−ビス
(4′−アリル−3′,5′−ジブロモフェニル)プロ
パンを塩化メチレンを溶媒として用いて臭素化し、得ら
れた純度93%のBDBP−TBAを50%含む塩化メ
チレン溶液400部(BDBP−TBAを200部含有
する)に、水100部、ジスチレン化フェノールエトキ
シレート(EO平均8モル付加)リン酸エステル1部、
オレイルアルコールエトキシレート(ポリオキシエチレ
ンを平均57%含有)3部、融点114℃のBDBP−
TBA粉末0.1部を加えて、300rpmの回転数で
撹拌しながら、昇温して塩化メチレンを蒸留回収した。
温度が60℃になった時点で回収塩化メチレンより計算
した塩化メチレン溶液相中のBDBP−TBA濃度は8
8%であり、内容物は粘稠なペースト状となった。これ
に20℃の水100部を添加すると、結晶化と同時に内
容物の粘度が低下して水性分散体となった。この水性分
散体をさらに75℃まで加熱して塩化メチレンを蒸留す
ると、塩化メチレンの回収率は98%となった。25℃
まで冷却した後、苛性ソーダで中和して得られた水性分
散体は、目開き1mmのフルイを全量通過し、引き続い
て濾過、水洗、乾燥して得られた粉末状BDBP−TB
A(200部)の融点は118℃であった。
【0024】実施例4〜13 実施例1で使用した装置に、純度90%のBDBP−T
BA組成物を50%含有する塩化メチレン溶液を400
部、水、融点114℃のBDBP−TBA粉末5部およ
び界面活性剤を添加して、常圧加熱で塩化メチレンを蒸
留回収した。結晶化が起こった時における温度と塩化メ
チレンの回収率より求めた塩化メチレン溶液相中のBD
BP−TBA濃度、目開き1mmのフルイを通過しない
BDBP−TBA固体の量、および得られた水性分散体
を実施例1と同様に後処理して得られた粉末状BDBP
−TBAの融点等を測定して、これらの結果を表1と表
2に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】実施例14 結晶核としてBDBP−TBA粉末0.1部の代わりに
平均粒径0.8〜1.5ミクロンの三酸化アンチモン
0.01部を使用した以外は実施例3と全く同じ方法で
実施したところ、目開き1mmのフルイを96%通過す
る水性分散体が得られ、引き続いて濾過、水洗、乾燥し
て得られた粉末状BDBP−TBA(192部)の融点
は118℃であった。
【0028】実施例15 実施例1で使用したのと同じ装置で、2,2−ビス
(4′−アリル−3′,5′−ジブロモフェニル)プロ
パンを四塩化炭素を溶媒として用いて臭素化して得られ
た、純度92%のBDBP−TBAを40%含む完全に
BDBP−TBAの溶解した溶液500部(BDBP−
TBA組成物として200部含有する)に、水160
部、オクチルフェノールエトキシレート(EO平均7モ
ル付加)リン酸エステル2部を加えて、300rpmの
回転数で撹拌しながら昇温して、常圧下で四塩化炭素を
蒸留回収した。内温96℃で、回収された四塩化炭素よ
り計算した四塩化炭素溶液相中のBDBP−TBA濃度
が85%となった時点で加熱を止めた。この時の内容物
は粘稠なペースト状であった。これに融点114℃のB
DBP−TBA粉末1部を加えた後、75℃まで冷却す
ると、結晶化が起こると同時に内容物の粘度が低下して
水性分散体となった。この水性分散体を70〜75℃の
温度で減圧条件下においてさらに有機溶媒を蒸留回収す
ると、最終的な四塩化炭素の回収率は98%となった。
これを25℃まで冷却した後、苛性ソーダで中和して得
られた水性分散体は、目開き1mmのフルイを全量通過
し、引き続いて濾過、水洗、乾燥して得られた粉末状B
DBP−TBA(198部)の融点は116℃であっ
た。
【0029】比較例1 実施例3で用いた純度93%のBDBP−TBAの塩化
メチレン溶液を、温度57℃まで減圧下で濃縮し、揮発
分1%以下にしても、粘稠な液体のままで固体とならな
かった。これを25℃に冷却すると樹脂状固体となった
が、その融点は45℃であった。
【0030】比較例2 界面活性剤(ノニルフェノールエトキシレート(EO平
均9モル付加)リン酸エステル1部)を使用しない以外
は実施例1と全く同じ方法で実施した。BDBP−TB
A塩化メチレン溶液と水とが分離したままの状態で塩化
メチレンが蒸留回収されていくが、BDBP−TBAの
濃度が高くなり粘度が上がるに従ってフラスコ壁面、撹
拌翼に付着し、乳化/分散は全くできなかった。さら
に、この状態のままで塩化メチレンの回収率より計算し
た塩化メチレン溶液相中のBDBP−TBA濃度が94
%になるまで濃縮したが、結晶とはならなかった。20
℃にまで冷却すると、ガラス壁面、撹拌翼に付着したま
ま樹脂状に固化するが、融点を測定すると44℃であっ
た。
【0031】比較例3 結晶核として何も添加しない以外は実施例3と全く同じ
方法で実施したところ、塩化メチレンの回収率より計算
した塩化メチレン溶液相中のBDBP−TBA濃度が8
7%で、温度が57℃の時点で粘稠液体から低粘度の水
中油型エマルションに転相した。これをさらに加熱する
と、塩化メチレンの蒸留回収は可能であったが、その速
度は遅く、内温80℃でBDBP−TBA濃度90%に
相当する回収量となった。この時、エマルション中のB
DBP−TBAは結晶とはなっていなかった。続いて、
この水中油型エマルションを10℃/時間の速度で徐冷
すると、50℃の時点でBDBP−TBA粒子は凝集し
て餅状の塊となった。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、界面活性剤の助けを借
りてエマルション状態で結晶化を行なうことにより、高
剪断力を有する特別な撹拌装置は必要なく、通常の撹拌
設備で製造することが可能である。また、高融点を有す
るBDBP−TBAが水性分散体として得られるので、
その後の工程における作業性および安全性が高い。さら
に、使用溶媒は混合されることなくそのまま高収率で蒸
留回収されるので、水との相分離程度の簡単な操作をす
るだけで再利用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−173092(JP,A) 特開 平4−234337(JP,A) 特開 昭55−111429(JP,A) 特開 平4−270236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 43/225 C07C 41/40 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,2−ビス[4′−(2″,3″−ジ
    ブロモプロポキシ)−3′,5′−ジブロモフェニル]
    プロパンの有機溶媒溶液に界面活性剤の存在下で水を添
    加して油中水型エマルションを生成しめ、続いて有機
    溶媒を除去することにより結晶核の存在下で高融点の
    2,2−ビス[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキ
    シ)−3′,5′−ジブロモフェニル]プロパンを結晶
    化させて水性分散体として得る工程を含むことを特徴と
    する粉末状高融点2,2−ビス[4′−(2″,3″−
    ジブロモプロポキシ)−3′,5′−ジブロモフェニ
    ル]プロパンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤が酸型リン酸エステル系
    界面活性剤である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 80℃以下の温度で結晶化を行なう請求
    項1または2に記載の製造方法。
JP6091582A 1994-04-28 1994-04-28 粉末状高融点2,2−ビス[4′−(2″,3″−ジブロモプロポキシ)−3′,5′−ジブロモフェニル]プロパンの製造方法 Expired - Lifetime JP2784882B2 (ja)

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