JP2780586B2 - 吊上げ方式高能率溶鋼処理設備 - Google Patents

吊上げ方式高能率溶鋼処理設備

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JP2780586B2 JP34203192A JP34203192A JP2780586B2 JP 2780586 B2 JP2780586 B2 JP 2780586B2 JP 34203192 A JP34203192 A JP 34203192A JP 34203192 A JP34203192 A JP 34203192A JP 2780586 B2 JP2780586 B2 JP 2780586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製鋼工場に設置され
た、転炉出鋼後の二次精錬設備であり、処理サイクルタ
イムを短縮することができる吊上げ方式の高能率精錬設
備に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種の高能率精錬設備としては、
次に述べる、(1) 高効率ターンテーブル型溶銑予備処理
精錬法(特開昭61−3814号公報参照)と、(2) 溶鋼処理
装置(特開昭62-17117号公報参照)と、(3) 高能率脱ガ
ス装置(特開平2−122014号公報参照)等が一般に知ら
れている。
【0003】(1) の高効率ターンテーブル型溶銑予備処
理精錬法(図2参照)は、同一円周上を所定角度毎に移
動と停止とを繰返して回転するターンテーブル20を設け
ると共に、前記所定角度毎におけるターンテーブル20上
に精錬ステーション21を配してなっている。そして、タ
ーンテーブル20上に設置された容器に収容した溶銑が、
前記精錬ステーション21にある時,脱硅,脱燐,脱硫,
脱滓の一つまたは二つ以上の処理を行ない、効率のよい
溶銑の予備処理を達成するものである。
【0004】(2) の溶鋼処理装置(図3参照)は、取鍋
22内で溶鋼処理を行なうための装置であって、取鍋22上
方に水平軌道が配設され、真空脱ガス用台車23ならびに
不活性ガスバブリング兼粉体インジェクション用台車24
が前記軌道上をそれぞれ独立して移動可能に載置されて
なる。そして、取鍋22上方に水平軌道が配設され、真空
脱ガス用台車23ならびに不活性ガスバブリング兼粉体イ
ンジェクション用台車24が前記軌道上をそれぞれ独立し
て移動可能に載置する点を特徴としている。
【0005】(3) の高能率脱ガス装置(図4参照)は、
溶鋼鍋輸送台車25の走行経路上における脱ガス槽下方に
設けた溶鋼鍋昇降装置26と、脱ガス処理位置で溶鋼鍋27
のトラニオン28をフック29で吊る吊り上げ装置30と、鍋
受台31二台がヤード中心間距離を隔てた位置に搭載さ
れ、かつ前記溶鋼鍋昇降装置作動中も走行可能なように
台枠内部に開口部のある溶鋼鍋輸送台車25とからなるも
のである。
【0006】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、前述した
(1) のものでは、図3における各ステーションの処理に
おいて、それぞれの処理時間が全く同一であればよい
が、異なる場合に問題が生じる。即ち、ターンテーブル
の回転サイクルタイムは、最も長い処理時間のものに同
期されるため、仮に一つのステーションで処理が早く終
了しても、次に移るまで無為に待機することになる。
【0007】また、全ての鍋が各ステーションの処理を
するのであればよいが、例えば、ある鍋が一つのステー
ションの処理は不必要だとしても、ターンテーブルの構
造上そのステーションの位置で、所定時間、無駄に待機
せざるを得ない。
【0008】一方、前述した(2) のものは、RHあるい
はガスバブリング(粉体インジェクション)のどちらか
一方の処理だけで良い場合に優れたレイアウトではあ
る。
【0009】しかし、ガスバブリング(粉体インジェク
ション)からRH、あるいはRHからガスバブリング
(粉体インジェクション)のように連続して異なった種
類の処理が必要な場合は、処理位置が一カ所のため、二
つの処理が終了して初めて次ヒートの鍋が処理できるこ
とになるので、サイクルタイム短縮の観点からは不適切
なものである。しかも、槽移動やバブリング設備の移動
時間中における溶鋼鍋は、無駄に待機せざるを得ない。
【0010】他方、前述した(3) のものは、処理中にお
いて溶鋼鍋を吊下げた状態であるとは言え、フックに引
っかけるまでは溶鋼鍋を昇降させる装置(油圧シリンダ
ー)が必要であり、かつ鍋受け台ごと鍋を昇降させるた
め、昇降装置による昇降期間中は台車が移動できない。
また、昇降装置による昇降から、フックによる昇降に引
きつぐ時間が余分に必要であり、サイクルタイムが増大
する要因となる。
【0011】さらに、フックによる昇降装置は、真空槽
移動台車に設置されているため、ツインベッセルの場合
に、当該昇降装置が二式必要であるのと同時に、台車で
溶鋼鍋を吊り下げるため、真空槽架構にかかる荷重が過
大となり設備費がかさむ。
【0012】しかも、台車には二つの溶鋼鍋が載るとは
いえ、一つの台車であるが故、引きつづいて他の処理を
行ないたい場合は、クレーンで払い出し位置から、他の
処理位置へ運搬する必要がある。そのため、サイクルタ
イムが増大してしまう。
【0013】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は各鍋での溶鋼処理を効率良く行う
ことができ、処理作業の回転サイクルタイムを短縮する
ことのできる高能率溶鋼処理設備を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した従来技術におけ
る(1) に対して、この発明では、無駄な待機をなくし、
処理か非処理かをはっきりさせ、処理に非処理が混入
(時間)することをなくす。なお、1ヒートごとのサイ
クルタイムを極少化するためには、他の鍋に制約され
ず、自由に回転できる構造が望ましいが、このようなタ
ーンテーブルは構造が複雑になりすぎ実操業には適さな
い。従って、このようなターンテーブル方式は断念す
る。
【0015】また、従来技術における(2) に対して、こ
の発明では、1つの処理から次の処理までの非処理時間
をミニマムにすると共に、1つのヒートがRH処理中は
別のヒートがバブリング処理をしているというように同
時処理を可能にする。
【0016】さらに、従来技術における(3) に対して、
この発明では、押上げ式油圧シリンダーによる昇降装置
を不必要とすると共に、初めからフックにより溶鋼鍋を
吊上げる構造とする。
【0017】一方、槽架構とは別に処理位置にフックに
よる昇降装置を設置し、溶鋼鍋荷重をそこで吸収するこ
とにより、槽架構をシンプルにする。同時に当該昇降装
置は一式ですむため設備費が安価となる。また、フック
で溶鋼鍋を吊上げた状態で、その下を台車が自由に走行
できるようにする。
【0018】さらに、処理位置への送り込み台車と処理
位置からの払い出し台車に機能分化した二台の台車を用
いることで、非処理時間を極少化し、かつ当該台車の走
行経路上に他種類の溶鋼処理設備を設置することでトー
タルの処理サイクルタイムを短縮させる。
【0019】そこで、これらのことから、この発明の高
能率溶鋼処理設備(図1参照)によれば、溶鋼鍋輸送台
車6の走行経路上における溶鋼処理設備1の処理位置7
で、溶鋼鍋輸送台車上の溶鋼鍋5のトラニオンをフック
4で引っ掛けて溶鋼鍋5を処理可能な高さまで吊り上げ
る吊り上げ装置3と、当該溶鋼鍋5を吊り上げ処理中
に、走行経路上を自由に走行できる二台の溶鋼鍋輸送台
車6,6'からなるものとする。
【0020】また同時に、処理位置7に溶鋼鍋5を送り
込む輸送台車6の走行経路上、あるいは,かつ、処理位
置7から溶鋼鍋5を払い出す輸送台車6'の走行経路上に
当該処理設備とは異なった種類の溶鋼処理設備8, 9を備
えた逐次連続高能率溶鋼処理を実施するものとする。
【0021】即ち、本発明では溶鋼鍋トラニオンをフッ
クで吊上げた状態で溶鋼処理ができる設備およびその状
態で自由に炉下走行経路上を走行できる二台の溶鋼鍋輸
送台車、ならびにそれぞれの台車走行経路上に前記溶鋼
処理とは異なった種類の溶鋼処理設備を設置した。
【0022】そして、溶鋼鍋が吊上げ処理中に次ヒート
の溶鋼鍋が送り込み台車上で、あるいは前ヒートの溶鋼
鍋が払い出し台車上で、吊上げ処理のタイミングに制約
されず、自由に処理ができるようにして、逐次連続処理
プロセスとしてのサイクルタイムを極少化する。また、
吊上げ処理を単独で行なう場合についても、溶鋼鍋が吊
上げ処理中に送り込み台車は次ヒート溶鋼鍋据置に備え
て据置位置まで戻り、据置いた状態で吊上げ処理を待つ
ことができるようにして、非処理時間を短縮する。
【0023】
【実施例】以下、この発明の吊上げ方式高能率溶鋼処理
設備を、図示する実施例によって説明する。
【0024】高能率溶鋼処理設備A(図1参照)は、
炉からの溶鋼鍋5を輸送する走行経路上にターンテーブ
ル2によって位置可能な溶鋼処理設備(例えばRH真空
脱ガス設備)1と、この溶鋼処理設備1の処理位置7に
おいて輸送台車上の溶鋼鍋5のトラニオン(突出短軸)
にフック4を引っ掛けて溶鋼鍋5を所定の処理高さまで
吊り上げる吊上げ装置3と、走行経路上を溶鋼鍋据置位
置10から処理位置7まで往復走行する溶鋼鍋送り込み台
車6と、走行経路上を溶鋼鍋巻上げ位置11から処理位置
7まで往復走行する溶鋼鍋払い出し台車6’を備えてな
っている。
【0025】そして、送り込み台車6は、次ヒート鍋5
を、ターンテーブル2の処理位置7まで運ぶと共に、こ
の処理位置で空車状態となった後に次回ヒート鍋5'を搭
載すべく鍋据置位置10まで戻るように構成されている。
また、処理位置7まで運ばれた鍋5は、フック4で吊り
上げられて、処理設備1において溶鋼処理作業を施すこ
とができるように構成されている。
【0026】さらに、払い出し台車6'は、炉裏側の前ヒ
ート溶鋼鍋巻上げ位置11から処理位置7まで走行させ、
ここで処理済みの鍋5をフック4の下降動作によって受
取った後、巻上げ位置11まで戻るように構成されてい
【0027】なお、溶鋼処理設備1が搭載されたターン
テーブル2は、槽架構に回転可能に支持されており、一
方、吊上げ装置3は前記槽架構とは別に走行経路を跨い
で設置されている。即ち、吊上げ装置3は、4本の昇降
装置と、走行経路の幅方向に一対の昇降装置によりそれ
ぞれ昇降する走行方向に一対の昇降アームと、この昇降
アームに取り付けられたフック4等から構成されてい
る。
【0028】また、ターンテーブル2は、処理設備1の
交換(発明とは無関係)用に使用され、回転手段(レー
ル,車輪,中心回転軸,ベルト,巻取機,モータ等)に
より、正逆転可で、使用中の処理設備1と予備の処理設
備1の交換は、例えば、使用中の処理設備1が稼働中、
予備の処理設備1を処理設備8上に、クレーンで移載・
待機させ(吊ったまま、または、固定具使用)、稼働中
の1の処理が終了すると、クレーンで排気系から取り外
し、予備の処理設備1のターンテーブル2を回転させて
処理位置7の位置近傍に移動させ、クレーンで垂直に吊
って取付ける。
【0029】このような構成からなる高能率溶鋼処理設
備Aの使用に際しては、次に述べるようにして行われ
る。
【0030】最初に、吊上げ処理単独の場合について説
明すると、先ず、据置位置10で溶鋼鍋5を、クレーン
(図示せず)によって、鍋送り込み台車6に据置く。そ
して、この鍋送り込み台車6を、他種類の溶鋼処理設備
8(例えば、ランスを使用したインジェクション設備)
の下をくぐらせ、吊上げ処理位置7まで移動させる。
【0031】次に、溶鋼鍋吊上げ装置3を下限まで下降
させて、フック4を溶鋼鍋5のトラニオンに掛けると共
に、溶鋼鍋吊上げ装置3を処理可能高さにまで上昇させ
る。その後、空車となった鍋送り込み台車6は、据置位
置10まで戻す(次ヒート溶鋼鍋据置まで待機)。また、
鍋払い出し台車6'を他種類の溶鋼処理設備9(例えば、
ランスを使用した昇温設備)の下をくぐらせ、吊上げ処
理位置7まで移動させる。
【0032】次に、吊上げ処理終了(溶鋼処理終了)
後、溶鋼鍋吊上げ装置3を下限まで下降させて、溶鋼鍋
5を鍋払い出し台車6'に据置く。
【0033】そして、この鍋払い出し台車6'が巻上げ位
置11に移動すると共に、次ヒート溶鋼鍋5'を載せた鍋送
り込み台車6が据置位置10から処理位置7へ移動する。
なお、この時、台車6,6'の走行が可能なように、フック
4は溶鋼鍋吊上げ装置3の昇降アームに隠れるくらいま
で傾動させる必要がある。
【0034】次に、フック4を次ヒート溶鋼鍋5'のトラ
ニオンに掛け、溶鋼鍋吊上げ装置3を処理可能高さにま
で上昇させる。そして、このような工程を順次繰り返す
ことにより、高能率溶鋼処理設備Aを使用しての溶鋼処
理が行われる。
【0035】従って、処理終了から次ヒート処理開始ま
での間(非処理時間)は、溶鋼鍋吊上げ装置3の下降が
0.5'で、フック4の傾動が0.2'で、鍋払い出し台車6'お
よび鍋送り込み台車6の移動が0.5'で、フック4の傾動
が0.2'で、溶鋼鍋吊上げ装置3の処理高さまでの上昇が
0.5'でというように合計 1.9分ですむことになり、この
発明によれば、従来技術に較べて大幅なサイクルタイム
の短縮を実現することができる。
【0036】なお、例えば、特開平2-122014号公報によ
れば、処理25分,サイクルタイム29分であるから、非処
理時間は4分であり、本発明の約2倍を要する。
【0037】一方、他種類の溶鋼処理も併用する場合
(逐次連続処理)について説明する。この場合は、前述
した吊上げ処理単独の場合に、溶鋼処理設備8,9の工
程加算したもので、ここでは溶鋼処理設備8,1,9の
三つの異なる処理を逐次実施する場合について述べる。
なお、溶鋼処理設備1,8,9の何れかの処理でよい場
合は、前述した吊上げ処理単独の場合との組合せにな
る。
【0038】先ず、据置位置10で溶鋼鍋5を鍋送り込み
台車6に据置く。そして、鍋送り込み台車6を溶鋼処理
設備8の溶鋼処理設備位置まで移動させて、8の処理
実施する。
【0039】次に、溶鋼処理設備8の処理完了後、吊上
げ処理位置7まで鍋送り込み台車6を移動させる。
【0040】次に、溶鋼鍋吊上げ装置3を下限まで下降
させて、フック4を溶鋼鍋5のトラニオンに掛けると共
に、溶鋼鍋吊上げ装置3を処理可能高さにまで上昇させ
る。その後、空車となった鍋送り込み台車6は、据置位
置10まで戻す(次ヒート溶鋼鍋据置まで待機)。また、
鍋払い出し台車6'を他種類の溶鋼処理設備9(例えば、
ランスを使用した昇温設備)の下をくぐらせ、吊上げ処
理位置7まで移動させる。
【0041】次に、溶鋼鍋5を吊上げ処理中において、
鍋送り込み台車6を、次ヒート溶鋼鍋5'を乗せた状態
で、溶鋼処理設備8の溶鋼処理設備位置まで移動させ
る。そして、次ヒート溶鋼鍋5'が溶鋼処理設備8で処理
実施される
【0042】次に、吊上げ処理終了後、溶鋼吊上げ装置
3を下限まで下降し、溶鋼鍋5を払い出し台車6’に据
え置く。
【0043】次に、鍋払い出し台車6'を溶鋼処理設備9
の溶鋼処理設備位置まで移動させると共に、溶鋼処理設
備8の処理終了した次ヒート溶鋼鍋5'を載せた鍋送り込
み台車6を吊上げ処理位置7まで移動させる。
【0044】そして、鍋払い出し台車6'上の溶鋼鍋5が
溶鋼処理設備9の処理を実施すると共に、次ヒート溶鋼
鍋5'はフック4をトラニオンに掛ける。その後、溶鋼吊
上げ装置3を下限まで下降させて、フック4を溶鋼鍋5
のトラニオンに掛けると共に、溶鋼鍋吊上げ装置3を処
理可能高さにまで上昇させる。
【0045】次に、鍋払い出し台車6'上の溶鋼鍋5が溶
鋼処理設備9の処理が終了した後、巻上げ位置11に移動
させてクレーンで吊り上げる。その後、空になった鍋払
い出し台車6'は次ヒート払い出しに備えて処理位置7へ
戻る。
【0046】これらのことは、三つの異なる溶鋼処理を
逐次連続して行なうに当り、必ずしも三つの処理時間が
同一でなくともよい点にある。これは、二台の台車が溶
鋼鍋が吊上がった状態で炉下の走行経路上を自由に走行
できることに起因するものであり、例えば、従来技術の
特開昭61−3814号公報に見られるターレット方式の欠点
を完全に解消したものである。
【0047】なお、本発明の応用分野として、転炉吹錬
前の溶銑予備処理設備にも適用することができる。
【0048】
【発明の効果】この発明の高能率溶鋼処理設備によれ
ば、溶鋼鍋トラニオンをフックで吊上げた状態で溶鋼処
理ができる設備およびその状態で自由に炉下走行経路上
を走行できる二台の溶鋼鍋輸送台車、ならびにそれぞれ
の台車走行経路上に前記溶鋼処理とは異なった種類の溶
鋼処理設備を設置したことで、各鍋での溶鋼処理を効率
良く行うことができ、処理作業の回転サイクルタイムを
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) はこの発明の吊上げ方式高能率溶鋼処理設
備を示す概略平面図で、(B) は(A) のA−A線概略断面
図である。
【図2】従来の溶鋼処理設備を示す概略図である。
【図3】従来の溶鋼処理設備を示す概略図である。
【図4】従来の溶鋼処理設備を示す概略図である。
【符号の説明】
A…吊上げ方式高能率溶鋼処理設備、1…溶鋼処理設
備、2…ターンテーブル、3…溶鋼鍋吊上げ装置、4…
フック、5…溶鋼鍋、6…溶鋼鍋送り込み台車、6'…溶
鋼鍋払い出し台車、7…処理装置、8…溶鋼処理設備、
9…溶鋼処理設備、10…溶鋼鍋据置位置、11…前ヒート
溶鋼鍋巻上げ位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−72016(JP,A) 実開 昭61−164248(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21C 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶鋼鍋輸送台車の走行経路上の溶鋼処理
    設備1の処理位置7において前記走行経路を跨いで設置
    され、溶鋼鍋輸送台車上の溶鋼鍋5のトラニオンをフッ
    ク4で引っ掛けて溶鋼鍋5を処理可能な高さまで吊り上
    げる溶鋼鍋吊り上げ装置3と、前記走行経路上に配置さ
    れて溶鋼鍋据置位置10から処理位置7まで往復走行す
    る溶鋼鍋送り込み台車6と、前記走行経路上に配置され
    て溶鋼鍋巻上げ位置11から処理位置7まで往復走行す
    る溶鋼鍋払い出し台車6’を備えていることを特徴とす
    る吊上げ方式高能率溶鋼処理設備。
  2. 【請求項2】 溶鋼鍋輸送台車の走行経路上の溶鋼処理
    設備1の処理位置7において前記走行経路を跨いで設置
    され、溶鋼鍋輸送台車上の溶鋼鍋5のトラニオンをフッ
    ク4で引っ掛けて溶鋼鍋5を処理可能な高さまで吊り上
    げる溶鋼鍋吊り上げ装置3と、前記走行経路上に配置さ
    れて溶鋼鍋据置位置10から処理位置7まで往復走行す
    る溶鋼鍋送り込み台車6と、前記走行経路上に配置され
    て溶鋼鍋巻上げ位置11から処理位置7まで往復走行す
    る溶鋼鍋払い出し台車6’と、処理位置7と溶鋼鍋据置
    位置10との間における走行経路上および/または処理
    位置7と溶鋼鍋巻上げ位置11との間における走行経路
    上に配置され溶鋼処理設備1とは異なる種類の溶鋼処理
    を行う溶鋼処理設備8または9を備えていることを特徴
    とする吊上げ方式高能率溶鋼処理設備。
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