JP2778117B2 - 重合性フォトクロミック化合物 - Google Patents

重合性フォトクロミック化合物

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JP2778117B2
JP2778117B2 JP1145670A JP14567089A JP2778117B2 JP 2778117 B2 JP2778117 B2 JP 2778117B2 JP 1145670 A JP1145670 A JP 1145670A JP 14567089 A JP14567089 A JP 14567089A JP 2778117 B2 JP2778117 B2 JP 2778117B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、重合可能なフォトクロミック化合物に関す
るものであり、特に、印刷、光学機器、記録材料、衣
料、装飾等に有用なフォトクロミック化合物に関する。
[従来技術] 重合性官能基を有するスピロオキサジン化合物は特開
昭63−93788号公報、特開昭63−199279号公報、特開昭6
3−250380号公報にて開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の重合性スピロオキサジン化合物を
用いたフォトクロミックポリマーは、発消色速度が遅
く、実用範囲が制限されていた。
本発明は、かかる従来技術の欠点を解消しようとする
ものであり、発消色速度が速い重合性フォトクロミック
化合物を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために下記の構成を有
する。
「分子内に で表される置換基を少くとも一つ有する、一般式(A)
で表されることを特徴とする重合性フォトクロミック化
合物。
(式中、α環は、窒素原子1個を含む五員環、ベンゼン
環またはナフタレン環と連結した窒素原子1個を含む五
員環、および窒素原子1個を含む六員環から選ばれる1
種であり、かつα環中の窒素原子は、有機基R1と結合し
たものである。ここで、R1は炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜20のアラ
ルキル基、炭素数6〜19のアリール基から選ばれる置換
基を表す。
β環は、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン
環、フェナンスレン環、キノリン環、ジベンゾフラン
環、ジベンゾチオフェン環、カルバゾール環およびベン
ゾナフトチオフェン環から選ばれる1種である。
R2は水素、無置換または置換アミノ基、炭素数1〜20
のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラルコキシ基、炭素
数6〜14のアリーロキシ基、炭素数2〜20のアシルオキ
シ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数7〜20のアラ
ルキル基および炭素数6〜19のアリール基から選ばれる
置換基を表す。
XはO、SおよびN−R4から選ばれる1種であり、こ
こでR4は水素、炭素数が1〜20のアルキル基、炭素数7
〜20のアラルキル基、炭素数6〜19のアリール基および
炭素数2〜20のアシル基から選ばれる1種である。
R3は付加重合性官能基を表す。nは1以上の整数を表
す。)」 一般式(A)で表される本発明の化合物において、α
環とは窒素原子1個を含む五員環または六員環、また
は、窒素原子1個を含む五員環とベンゼン環またはナフ
タレン環とが連結したものである。その具体例として
は、ピロリジン環、ピロール環、ピペリジン環、テトラ
ヒドロピリジン環、ジヒドロピリジン環、インドリン
環、ベンズインドリン環、テトラヒドロキノリン環、ア
クリジン環などが挙げられる。
このα環に含まれる窒素原子は、有機基R1と結合して
存在するものであり、N−R1で表される。
ここで、置換基R1の具体例としては、メチル基、エチ
ル基、オクタデシル基などの炭素数1〜20の鎖状アルキ
ル基、tert−ブチル基、2−メチルペンチル基などの炭
素数3〜20の分枝状アルキル基、シクロヘキシル基、ノ
ルボルニル基、アダマンチル基などの炭素数3〜10のシ
クロアルキル基、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基、
1,3−ブタジエニル基、イソプロペニル基などの炭素数
2〜20のアルケニル基、ベンジル基、フェネチル基、
(2−ナフチル)メチル基などの炭素数7〜20のアラル
キル基、フェニル基、2−ナフチル基などの炭素数6〜
19のアリール基を表す。R1は置換されていてもよく、そ
のような場合、置換基の具体例としては、ヒドロキシ
基;無置換アミノ基、ジベンジルアミノ基、(2−メタ
クリロキシエチル)アミノ基等のアミノ基;メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基;ベン
ゾイルオキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基等
のアシルオキシ基;メチル基、エチル基、トリフルオロ
メチル基、ブチル基などのアルキル基;ベンジル基、4
−(2,3−エポキシプロピル)フェネチル基等のアラル
キル基;フェニル基、スチリル基等のアリール基;フロ
ロ基、クロロ基等のハロゲン基;シアノ基;カロボキシ
基;ニトロ基;アセチル基、メタクリル基等のアシル
基;エトキシカルボニル基、3,4−エポキシブチルオキ
シカルボニル基等のアルコキシカルボニル基;カルバモ
イル基、N−フェニルカルバモイル基、N−(2−メタ
クリロキシ)エチルカルバモイル基等のカロバモイル
基;(N−(3−アクリロキシ)プロピルカルバモイ
ル)オキシ基等のカルバモイルオキシ基;スルホン酸、
その金属塩(例えばナトリウム、リチウム塩など)等の
スルホン酸基が挙げられる。
一方、α環と同様に一般式(A)に含まれるところの
β環はベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フ
ェナンスレン環、キノリン環、ジベンゾフラン環、ジベ
ンゾチオフェン環、カルバゾール環、またはベンゾナフ
トチオフェン環から成るものである。
次に一般式(A)に含まれる他の構成要素について説
明する。
R2は水素;無置換アミノ基、ジメチルアミノ基、ジ
(2−ヒドロキシエチル)アミノ基、2−メタクリロキ
シエチルアミン基などのアミノ基;メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基などの炭素数1〜20の
アルコキシ基;ベンジロキシ基、フェネチロキシ基など
の炭素数7〜20のアラルコキシ基;フェノキシ基、ナフ
トキシ基などの炭素数6〜14のアリーロキシ基;ベンゾ
イルオキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基など
の炭素数2〜20のアシルオキシ基;メチル基、エチル
基、グリシジル基、プロピル基、ブチル基、tert−ブチ
ル基、オクタデシル基などの炭素数1〜20のアルキル
基、または置換アルキル基;ベンジル基、フェネチル
基、ナフチルメチル基などの炭素数7〜20のアラルキル
基;フェニル基、ナフチル基などの炭素数6〜19のアリ
ール基が挙げられる。
XはO、SおよびN−R4から選ばれる1種であり、こ
こでR4は水素、炭素数が1〜20のアルキル基、炭素数7
〜20のアラルキル基、炭素数6〜19のアリール基、およ
び炭素数2〜20のアシル基から選ばれる1種である。
特に合成が容易であるなどの点から、Xとしては、O
が好ましく適用される。
R4の具体例としては水素;メチル基、シクロヘキシル
基、4−エチルヘキシル基などの炭素数1〜20の(シク
ロ)アルキル基;アセチル基、メタクリル基、ベンゾイ
ル基などの炭素数2〜20のアシル基;ベンジル基、フェ
ニチル基などの炭素数7〜20のアラルキル基;フェニル
基、1−ナフチル基などの炭素数6〜20のアリール基が
挙げられる。R4が置換されている場合、前述のR1の置換
基と同様である。
R3は付加重合性有機官能基であり、ラジカル重合性官
能基、開環重合性官能基などの官能基を挙げることがで
きる。具体例としては、アクリロキシエチル基、メタク
リロキシエチル基、メタクリルアミドプロピル基、p−
ビニルベンゾイロキシエチル基、m−ビニルベンジル
基、3,4−エポキシブチル基などが挙げられる。
nは1以上の整数を表すが、2以上の整数の時には、 は同種であっても異種であってもよい。
本発明における一般式(A)で表されるスピロオキサ
ジン化合物の具体例としては、次の化合物が挙げられ
る。
(イ) 一般式(B)で表されるスピロオキサジン化合
物。
(式中、R1、R2、R3、Xは一般式(A)において記載の
ものと同一である。R5、R6は、独立の場合は炭素数1〜
20のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭
素数6〜19のアリール基から選ばれた置換基を表し、非
独立の場合は、3′位の炭素を含めて炭素数3〜10のシ
クロアルキル基を表す。R7、R8、R9はヒドロキシ基、無
置換または置換アミノ基、炭素数1〜20のアルコキシ
基、炭素数7〜20のアラルコキシ基、炭素数6〜19のア
リーロキシ基、炭素数2〜20のアシルオキシ基、炭素数
1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭
素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜19のアリール
基、ハロゲン基、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ基、
炭素数2〜20のアシル基、炭素数2〜20のアルコキシカ
ルボニル基、カルバモイル基、カルバモイルオキシ基、
およびスルホン酸基から選ばれる置換基を表す。lは0
〜2の整数、k、mは0〜4の整数、nは1以上の整数
を表す。) 前記一般式(B)で表されるスピロオキサジン化合物
におけるR5、R6の具体例としては、R5、R6が独立の場合
はメチル基、エチル基、オクタデシル基などの炭素数1
〜20の鎖状アルキル基、2−メチルペンチル基などの炭
素数3〜20の分枝状アルキル基、シクロヘキシル基など
の炭素数3〜10のシクロアルキル基、ベンジル基、フェ
ネチル基などの炭素数7〜20のアラルキル基、フェニル
基などの炭素数6〜19のアリール基が、非独立の場合は
3′位の炭素を含めてシクロヘキシル基、ノルボニル
基、アダマンチル基などの炭素数3〜10のシクロアルキ
ル基が挙げられる。
R5、R6は置換されていてもよく、その場合、R5、R6
置換基は、前述のR1の置換基と同様である。
さらにR7、R8、R9の具体例としては、ヒドロキシ基;
無置換アミノ基、ジメチルアミノ基、ジベンジルアミノ
基、(2−メタクリロキシエチル)アミノ基などのアミ
ノ基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基などの炭素数1〜20のアルコキシ基;ベンジロキシ
基、フェネチロキシ基などの炭素数7〜20のアラルコキ
シ基;フェノキシ基、ナフトキシ基などの炭素数6〜19
のアリーロキシ基;ベンゾイルオキシ基、アクリロキシ
基、メタクリロキシ基などの炭素数2〜20のアシルオキ
シ基;メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、te
rt−ブチル基、オクタデシル基、グリシジル基、トリフ
ルオロメチル基などの炭素数1〜20のアルキル基、また
は置換アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニ
ル基などの炭素数2〜20のアルケニル基;ベンジル基、
フェネチル基、ナフチルメチル基などの炭素数7〜20の
アラルキル基;フェニル基、ナフチル基などの炭素数6
〜19のアリール基;クロロ基、フロロ基、ブロモ基など
のハロゲン基;シアノ基;カルボキシ基;ニトロ基(た
だし、R3には含まれない);アセチル基、メタクリル
基、アクリル基などの炭素数2〜20のアシル基;エトキ
シカルボニル基、3,4−エポキシブチルオキシカルボニ
ル基などの炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基;カ
ルバモイル基およびN−フェニルカルバモイル基、N−
(2−メタクリロキシ)エチルカルバモイル基などの無
置換または置換カルバモイル基;N−(3−アクリロキ
シ)プロピルカルバモイル)オキシ基、(N−(3−メ
タクリロキシ)プロピルカルバモイル)オキシ基などの
カルバモイルオキシ基;スルホン酸、その金属塩(例え
ばナトリウム、リチウム塩など)などのスルホン酸基な
どが挙げられる。
また、k、l、mは前述のとおりであるが、それぞれ
が2以上の整数の時には、R7、R8、R9は、それぞれ、同
種であっても異種であってもよい。
本発明の式(A)の化合物は、他モノマーとの共重合
もしくは単独重合によってポリマー化することが可能で
ある。式(A)の化合物と共重合可能な重合性化合物と
しては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、(メタ)
アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、スチレン、置換
スチレン誘導体、N−置換マレイミド、無水マレイン
酸、(メタ)アクリロニトリル、メチルビニルケトン、
酢酸ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、グリシジル
(メタ)アクリレート、クロロプレンなどの単官能重合
性化合物、さらにはジビニルベンゼン、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、イソプロパンジオールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンやペン
タエリスリトールのジ−,トリ−あるいはテトラ−(メ
タ)アクリレート、などの多官能重合性化合物が挙げら
れる。かかる共重合成分を適宜選択することによって着
色体の色調、発消色速度などをかなりの範囲でコントロ
ールすることができる。
本発明の式(A)の化合物は、重合性官能基とスピロ
オキサジン骨格の間に 構造が入るため、ポリマー主鎖とスピロオキサジン分子
間のフレキシビリティが増大し、発消色速度、とくに消
色速度が非常に大きくなるという特徴を有する。このこ
とは従来の欠点を改良するものであり、その応用範囲が
著しく広がるものとなった。
本発明の重合性スピロオキサジン化合物は、前述のよ
うにポリマー化して使用する以外に、それ単独で樹脂類
に配合して使用することも可能である。
本発明の式(A)で表される化合物は、例えば次の製
造方法によって製造される。
まず、一般式(I) で表されるメチレン化合物と一般式(II) で表されるニトロソ化物を反応させて式(A)の化合物
の前駆体を合成する。この前駆体中に含まれるヒドロキ
シ基、無置換または一置換アミノ基、またはメルカプト
基と、R3NCOで表されるイソシアネート化合物を反応さ
せることにより、式(A)の化合物を製造する。
他の方法として、式(I)の化合物に含まれるヒドロ
キシ基、無置換または置換アミノ基、またはメルカプト
基とR3NCOで表されるイソシアネート化合物との反応で
得られる化合物と、式(II)の化合物とを反応させて式
(A)の化合物を製造する方法もある。
もう一つの方法としては、式(II)の化合物に含まれ
るヒドロキシ基、無置換または置換アミノ基、またはメ
ルカプト基とR3NCOで表されるイソシアネート化合物と
の反応で得られる化合物と、式(I)の化合物とを反応
させて式(A)の化合物を製造する方法もある。
本発明の化合物は、フォトクロミック材料として有用
であり、発消色特性、とくに消色速度が速いことから、
眼鏡用レンズ、ゴーグル、オートバイザーなどの光学用
途、衣料用途、フロントガラス、サンバイザーなどの自
動車用途、ホログラフィーなどの記録材料、テレフィン
カード、オレンジカードなどのカード類、マニキュア、
ヘアスプレーなどの化粧品類などの多くの用途に適用可
能である。
[実施例] 次に、実施例を挙げて説明するが、本発明は、これら
に限定されるものではない。
実施例1 下記式(C′)のスピロオキサジンの合成 1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン10gと1
−ニトロソ−2,7−ジヒドロキシナフタレン10gを、100m
lの無水エタノールに溶解し、2時間還流温度で反応を
行った。反応後、濃縮し、ヘキサンで洗浄した後、ベン
ゼンでソックスレー抽出を行った。ベンゼンを半分留去
し、室温で放置しておくと結晶が析出して来た。ろ過
し、ろ取した粗結晶をメタノールから再結晶し、式
(C′)のスピロオキサジンの白色結晶を得た。
式(C)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物2gを塩化メチレン25mlに溶解した
溶液に、メタクリロキシエチルイソシアネート5gを滴下
した。滴下終了後、30分間攪拌を続けた。反応後、アル
ミナを支持担体、塩化メチレンを展開溶媒としてカラム
クロマト分離を行った。塩化メチレンを留去すると、灰
色の粗結晶が得られ、この粗結晶をアセトンから再結晶
し、式(C)のスピロオキサジンの白色結晶を得た。
式(C)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 69.4 69.7 H 5.6 5.8 N 8.4 8.4 (NMR) 1.3ppm(6H)、2.0ppm(3H)、2.8ppm(3
H)、3.7ppm(2H)、4.3ppm(2H)、5.4ppm(1H)、5.5
ppm(1H)、6.2ppm(1H)、6.6ppm(1H)、6.9ppm(1
H)、7.0ppm(1H)、7.1ppm(1H)、7.2ppm(2H)、7.6
〜7.8ppm(3H)、8.3ppm(1H)、 (IR) 3300cm-1、1740cm-1、1717cm-1 フォトクロミックガラス板の作成および特性 酢酸エチル30mlを70℃に加熱した溶液に、式(C)の
化合物2g、ヒドロキシエチルメタクリレート1g、アクリ
ル酸アミド0.5g、ヘキシルメタクリレート15g、アゾビ
スイソブチロニトリル0.1gおよび酢酸エチル20mlよりな
る溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間攪
拌を続けた。このようにして得たポリマー溶液をガラス
板上に塗布し、乾燥しフォトクロミックガラス板を作成
した。このガラス板は紫外線の照射により、青色にな
り、光を除き暗所に放置するともとの無色に戻った。次
に以下の特性テストを行い、結果を表1に示した。
(耐光性) フェードメーターにて20時間の光照射を行
い、テスト前と同様のフォトクロミック性を示す物を良
好とした。
(消色速度) TOKI製FL6BL−K(6ワット)ランプを
用い、2mW/cm2の光強度で10秒間紫外光照射した後、室
温(23±4℃)で消色するのに要する時間により求め
た。
実施例2 式(D′)のスピロオキサジの合成 1−ニトロソ−6−メチル−2−ナフトール15g、4
−ヒドロキシピペリジン20gおよびトリクロロエチレン8
0mlよりなる溶液を還流するまで加熱した。この還流溶
液中に、1−ベンジル−2−メチレン−3,3−ジメチル
−4,6−ジクロロインドリン14gおよびトリクロロエチレ
ン20mlよりなる溶液を30分間かけて滴下した。その後、
3時間、還流温度で攪拌を行った。反応後、濃縮し、シ
リカゲルを支持担体、酢酸エチルを展開溶媒としてカラ
ムクロマト分離を行なった。溶媒を除去すると、緑色の
固体が得られた。該固体を、水−メタノール混合溶媒か
ら再結晶し、式(D′)のスピロオキサジンの淡黄色結
晶を得た。
式(D)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物の代わりに式(D′)の化合物、
メタクリロキシエチルイソシアネートの代わりにメタク
リロイルイソシアネートを用いる他は、実施例1のと
同様にして行ない、式(D)のスピロオキサジンの灰白
色結晶を得た。
式(D)の化合物の分析結果 (元素分析) 実測値(%) 計算値(%) C 67.0 67.1 H 5.2 5.5 N 8.0 8.0 式(D)の化合物について、実施例1と同様にして
ガラス板を作成し、その特性を評価した結果を表1に示
した。
実施例3 式(E′)のスピロオキサジンの合成 1−(6−ヒドロキシヘキシル)−2,3,3−トリメチ
ル−4,7−ジクロロインドレニウムアイオダイド18g、ト
リエチルアミン4gおよびエタノール70mlよりなる溶液を
30分間攪拌した後、1−ニトロソ−2−ナフトール6gを
加え、窒素気流中、還流温度で4時間反応を行なった。
反応後、実施例3のと同様にして精製し、式(E′)
のスピロオキサジンを得た。
式(E)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物の代わりに式(E′)の化合物を
用いる他は、実施例1のと同様にして行い、式(E)
のスピロオキサジンの淡黄色結晶を得た。
式(E)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 63.7 64.0 H 5.8 5.8 N 6.4 6.6 式(E)の化合物について、実施例1と同様にして
ガラス板を作成し、その特性を評価した結果を表1に示
した。
実施例4 5−ヒドロキシフェニルヒドラジン塩酸塩の合成 濃塩酸50mlおよび砕いた氷25gを氷浴中冷却し、そこ
にp−アミノフェノール20gを加え、5分間攪拌した。
砕いた氷25gを加えた後、32wt%亜硝酸水溶液45gを30分
間かけて滴下した。さらに30分間攪拌した後、液温を5
℃前後に保ちながら30wt%亜硫酸ソーダ水溶液430gを加
えた。さらに砕いた氷25gを加えた後、1時間攪拌し
た。次に30℃で1時間攪拌し、さらに60〜70℃で1時間
攪拌した。濃塩酸を加え中和し、60〜70℃で20時間攪拌
した後、濃塩酸を加え冷却すると結晶が析出してきた。
この結晶を濾取し、乾燥し、5−ヒドロキシフェニルヒ
ドラジン塩酸塩の灰白色結晶を得た。
2,3,3−トリメチル−5−ヒドロキシインドレニン
の合成 5−ヒドロキシフェニルヒドラジン塩酸塩80g、3−
メチル−2−ブタノン50gおよびエタノール150mlよりな
る溶液中に、濃硫酸45mlを滴下した。その後、6時間還
流温度で反応を行なった後、エタノールを留去し、30wt
%水酸化ナトリウム水溶液で弱アルカリ性にした。エー
テルで抽出し、2,3,3−トリメチル−5−ヒドロキシイ
ンドレニンを65g得た。
1,2,3,3−テトラメチル−5−ヒドロキシインドレ
ニウムアイオダイドの合成 2,3,3−トリメチル−5−ヒドロキシインドレニン20g
およびヨウ化メチル50gよりなる溶液を、還流温度で2
時間反応を行なった。析出してきた結晶を濾取し、アセ
トンで洗浄後乾燥し、1,2,3,3−テトラメチル−5−ヒ
ドロキシインドレニウムアイオダイドの白色結晶21gを
得た。
式(F′)のスピロオキサジンの合成 1−(6−ヒドロキシヘキシル)−2,3,3−トリメチ
ル−4,7−ジクロロインドレニウムアイオダイドの代わ
りに、1,2,3,3−テトラメチル−5−ヒドロキシインド
レニウムアイドダイドを用いる他は実施例4のと同様
にして行ない、式(F′)のスピロオキサジンの白色結
晶を得た。
式(F)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物の代わりに式(F′)の化合物、
メタクリロキシエチルイソシアネートの代わりにメタク
リロキシプロピルイソシアネートを用いる他は実施例1
のと同様にして行ない、式(F)のスピロオキサジン
の白色結晶を得た。
式(F)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 70.1 70.2 H 5.9 6.0 N 8.1 8.2 式(F)の化合物について、実施例1と同様にして
ガラス板を作成し、その特性を評価した結果を表1に示
した。
比較例1 式(G)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物3g、トリエチルアミン3gおよび塩
化メチレン30mlからなる溶液を攪拌しながら、メタクリ
ル酸クロライド2gおよび塩化メチレン15mlよりなる溶液
を20分かけて滴下した。滴下終了後、1時間攪拌を続け
た。濃縮し、アルミナを支持担体、トリクロロエチレン
を展開溶媒としてカラムクロマト分離を行なった。濃縮
し得られた固体を、メタノールから再結晶し式(G)の
スピロオキサジンの白色結晶を得た。
式(G)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 75.3 75.7 H 5.6 5.8 N 6.4 6.8 式(F)の化合物について、実施例1と同様にして
ガラス板を作成し、その特性を評価した結果を表1に示
した。
実施例5 式(H′)のスピロオキサジンの合成 1−ニトロソ−6−メチル−2−ナフトールの代わり
に1−ニトロソ−6−ブロモ−2−ナフトール、4−ヒ
ドロキシピペリジンの代わりにジエタノールアミン、1
−ベンジル−2−メチレン−3,3−ジメチル−4,6−ジク
ロロインドリンの代わりに1−(3−メチルベンジル)
−2−メチレン−3,3−ジメチルインドリンを用いる他
は実施例3のと同様にして合成し、式(H′)のスピ
ロオキサジンを得た。
式(H)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物の代わりに式(H′)の化合物を
用いる他は実施例1のと同様にして行い、式(H)の
スピロオキサジンの淡黄色結晶を得た。
式(H)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 61.7 62.0 H 5.7 5.7 N 7.7 7.7 メチルメタクリレート10g、オクチルメタクリレー
ト30g、式(H)の化合物1g、ジメチルアミノエチルメ
タクリレート2gおよびアゾビスイソブチロニトリル0.4g
を60℃×20hrの条件でキャスト重合して、ポリメタクリ
レート板を作成した。この板のテスト結果を表2に示し
た。
実施例6 式(I)のスピロオキサジンの合成 1,3,3−トリメチル−2−メチレンベンズ〔g〕イン
ドリン10g、1−ニトロソ−2−ヒドロキシ−3−(N
−メタクリロイル)カルバモイルオキシメチルアントラ
セン13gおよびハイドロキノン0.1gを酢酸エチル110mlに
溶解し、3時間還流温度で反応を行なった。反応後、ア
ルミナを支持担体、酢酸エチル−塩化メチレン混合溶媒
を展開溶媒としてカラムクロマト分離を行なった。溶媒
を留去して得られた粗結晶を、アセトン−メタノール−
水混合溶媒から再結晶し、式(I)のスピロオキサジン
の白色結晶を得た。
式(I)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 75.8 75.9 H 5.1 5.4 N 7.4 7.4 式(I)の化合物について、実施例5と同様にして
ガラス板を作成し、その特性を評価した結果を表2に示
した。
実施例7 式(I′)のスピロオキサジンの合成 実施例5ので得た1,2,3,3−テトラメチル−5−ヒ
ドロキシインドレニムアイドダイド16g、トリエチルア
ミン5gおよびエタノール30mlよりなる溶液を30分間攪拌
した。この溶液を、1−ニトロソ−2−ヒドロキシベン
ゾフラン10gおよびトルエン70mlよるなる溶液を70℃に
加熱し、攪拌しながら滴下した。滴下終了後、還流温度
で2時間反応を行なった。濃縮し、実施例3のと同様
にして精製し、式(J′)のスピロオキサジンの淡黄色
固体を得た。
式(J)のスピロオキサジンの合成 式(C′)の化合物の代わりに式(J′)の化合物を
用いる他は実施例1のと同様にして行ない、式(J)
のスピロオキサジンの淡黄色結晶を得た。
式(J)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 68.9 69.0 H 5.4 5.4 N 7.7 7.8 式(J)の化合物について、実施例5と同様にして
ガラス板を作成し、その特性を評価した結果を表2に示
した。
実施例8 式(K)の化合物の合成 1−(2−ヒドロキシエチル)−2,3,3−トリメチル
−3,4,5,6−テトラヒドロピリジニウムアイオダイド10g
を5%水酸化ナトリウム水溶液中に加え、30分間攪拌し
た。塩化メチレンにより抽出し、その溶液に3−メタク
リロキシプロピルイソシアネート10g、スズ触媒0.2gを
加え、室温で30分間攪拌した。濃縮し、ろ過し、ろ液を
濃縮すると式(K)の化合物の淡黄色液体が得られた。
式(L)のスピロオキサジンの合成 式(K)の化合物5gおよび9−ニトロソ−8−ヒドロ
キシジュロリジン4gを無水エタノール40mlに溶解し、窒
素気流中還流温度で2時間反応を行った。反応後、濃縮
し、シリカゲルを支持担体、酢酸エチル/エチルエーテ
ル混合溶媒を展開溶媒としてカラムクロマト分離を行っ
た。溶媒を留去するとオレンジ色固体が得られた。該固
体をエタノールから再結晶し、式(L)のスピロオキサ
ジンの褐色がかった白色の結果を得た。
式(L)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 66.7 66.9 H 7.7 7.8 N 10.1 10.4 (IR) 1720cm-1 式(L)の化合物について、実施例5と同様にして
ポリメタクリレート板を作成し、その特性を評価した結
果を表2に示した。
比較例2 式(M)のスピロオキサジンの合成 1−(4−ビニルベンジル)−2−メチレン−3,3−
ジメチルインドリン20gおよび1−ニトロソ−2−ナフ
トール12gをイソプロパノールに溶解し、窒素気流中還
流温度で3時間反応を行った。反応後、濃縮し、シリカ
ゲルを支持担体、ベンゼンを展開溶媒としてカラムクロ
マト分離を行った。濃縮して得られた粗結晶を、エタノ
ールから再結晶し、式(M)のスピロオキサジンの白色
結晶を得た。
式(M)の化合物の分析結果 (元素分析値) 実測値(%) 計算値(%) C 83.5 83.7 H 6.1 6.1 N 6.3 6.5 式(M)の化合物について、実施例5と同様にして
ポリメタクリレート板を作成し、その特性を評価した結
果を表2に示した。
[発明の効果] 本発明の化合物は XCNHR3で表される重合性官能基を
有している。そのため、ポリマー化した際、高分子主鎖
とスピロオキサジン骨格の間のフレキシビリティが大き
く、発消色速度が大きくなるという大きな利点を有す
る。また、耐光性も良好であり、実用価値の大きな化合
物である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 265:00) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 498/10 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子内に で表される置換基を少くとも一つ有する、一般式(A)
    で表されることを特徴とする重合性フォトクロミック化
    合物。 (式中、α環は、窒素原子1個を含む五員環、ベンゼン
    環またはナフタレン環と連結した窒素原子1個を含む五
    員環、および窒素原子1個を含む六員環から選ばれる1
    種であり、かつα環中の窒素原子は、有機基R1と結合し
    たものである。ここで、R1は炭素数1〜20のアルキル
    基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜20のアラ
    ルキル基、炭素数6〜19のアリール基から選ばれる置換
    基を表す。 β環は、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、
    フェナンスレン環、キノリン環、ジベンゾフラン環、ジ
    ベンゾチオフェン環、カルバゾール環およびベンゾナフ
    トチオフェン環から選ばれる1種である。 R2は水素、無置換または置換アミノ基、炭素数1〜20の
    アルコキシ基、炭素数7〜20のアラルコキシ基、炭素数
    6〜14のアリーロキシ基、炭素数2〜20のアシルオキシ
    基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数7〜20のアラル
    キル基および炭素数6〜19のアリール基から選ばれる置
    換基を表す。 XはO、SおよびN−R4から選ばれる1種であり、ここ
    でR4は水素、炭素数が1〜20のアルキル基、炭素数7〜
    20のアラルキル基、炭素数6〜19のアリール基および炭
    素数2〜20のアシル基から選ばれる1種である。 R3は付加重合性官能基を表す。nは1以上の整数を表
    す。)
  2. 【請求項2】一般式(B)で表されることを特徴とする
    重合性フォトクロミック化合物。 (式中、R1、R2、R3、Xは請求項(1)において記載の
    ものと同一である。R5、R6は、独立の場合は炭素数1〜
    20のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭
    素数6〜19のアリール基から選ばれた置換基を表し、非
    独立の場合は、3′位の炭素を含めて炭素数3〜10のシ
    クロアルキル基を表す。R7、R8、R9はヒドロキシ基、ア
    ミノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20の
    アラルコキシ基、炭素数6〜19のアリーロキシ基、炭素
    数2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル
    基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜20のアラ
    ルキル基、炭素数6〜19のアリール基、ハロゲン基、シ
    アノ基、カルボキシ基、ニトロ基、炭素数2〜20のアシ
    ル基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基、カルバ
    モイル基、カルバモイルオキシ基、およびスルホン酸基
    から選ばれる置換基を表す。lは0〜2の整数、k、m
    は0〜4の整数、nは1以上の整数を表す。)
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