JP2777585B2 - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

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JP2777585B2 JP63073618A JP7361888A JP2777585B2 JP 2777585 B2 JP2777585 B2 JP 2777585B2 JP 63073618 A JP63073618 A JP 63073618A JP 7361888 A JP7361888 A JP 7361888A JP 2777585 B2 JP2777585 B2 JP 2777585B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電話内蔵型ファクシミリ装置のように、電
話回線による情報通信だけでなく通話の機能をも備えた
情報通信装置に関し、特にオートダイヤリング機能を有
する同様の情報通信装置に関する。
従来の技術 従来、この種の情報通信装置として第4図に簡略化し
て示すような電話内蔵型ファクシミリ装置が知られてい
る。
このファクシミリ装置は、停電時にも通話のためのダ
イヤリングを可能とするために二つのダイヤル送出部1,
2を備えている。一方のダイヤル送出部2は、通常時に
画像通信または通話の発呼のためのダイヤル信号(ダイ
ヤルパルスまたはDTMF信号)の送出に利用されるもの
で、図示されていない装置電源より作動電力が供給され
るようになっている。他方のダイヤル送出部1は、停電
時のダイヤル信号の送出に利用されるもので、電話回線
から供給される電力により作動するようになっている。
3は電話回線の接続を電話側またはファクシミリ側に
切り替えるためのスイッチ、4は電話回線とダイヤル送
出部1,2との接続を切り替えるためのスイッチである。
5は網制御回路や変復調器などからなるファクシミリ
回線制御部である。6はダイヤリング制御、ファクシミ
リ通信の制御、装置全体の制御などを行う制御部であ
る。7はオートダイヤリング(所謂ワンタッチダイヤ
ル、短縮ダイヤル、リダイヤル)のためのダイヤル情報
を記憶するためのメモリ部であり、その読み出しおよび
書込みは制御部6により制御される。
ファクシミリ回線制御部5、制御部6およびメモリ部
7の作動電力は装置電源より供給される。
8はキーボード(図示せず)上のキー操作に応答して
ダイヤル情報またはオートダイヤル情報などを入力する
ためのキーボードマトリックスであり、入力情報はダイ
ヤル送出部1および制御部6に送られる。ダイヤル送出
部1と制御部6とは電気的分離(アイソレーション)が
必要であるため、キーボードマトリックス8としてダイ
ヤル送出回路1と制御部6のそれぞれ用に独立の接点を
持った二重接点型のものを用い、その分離を行ってい
る。
装置電源が作動している通常時においては、制御部6
によりスイッチ4はダイヤル送出部2側に設定されてい
る。ファクシミリ通信のための発呼を行う場合、キーボ
ード上のキーを操作し、キーボードマトリックス8より
ダイヤル情報(ファクシミリ番号もしくは電話番号)ま
たはオートダイヤル情報を入力する。
ダイヤル情報を直接入力した場合、そのダイヤル情報
が制御部6よりダイヤル送出部2へ送られ(ダイヤル送
出部1へも送られる)、対応したダイヤル信号がダイヤ
ル送出部2によって電話回線に送出される。
オートダイヤル情報(ワンタッチダイヤル、短縮ダイ
ヤルまたはリダイヤルの情報)が入力された場合の動作
は次のようになる。第5図はその動作のフローチャーで
ある。
まず、オートダイヤル情報が入力されると、(ステッ
プ10)、制御部6は対応のダイヤル情報をメモリ部7か
ら読み出し(ステップ11)、このダイヤル情報を1桁ず
つダイヤル送出部2へ送り、同時に制御部6内のタイマ
を起動する(ステップ13)。ダイヤル送出部2は、与え
られたダイヤル情報に対応したダイヤル信号を電話回線
に送出する。
制御部6はタイマがタイムアウトすると、1桁分のダ
イヤル信号が送出されたと判断し、最後の桁までダイヤ
ル情報がダイヤル送出部2に送られたかを調べる(ステ
ップ14)、残り桁があるならばステップ12に戻る。
制御部6は、ステップ14で残り桁がないと判定する
と、ダイヤリングが終了したと判断し、スイッチ3をフ
ァクシミリ側に切り替え、ファクシミリ回線制御部5に
よる回線極性反転の検出待ち、すなわち相手側ファクシ
ミリ装置との回線の接続待機状態に移行する(ステップ
15)。回線の極性反転が検出されると、ファクシミリ通
信の制御手順に移行する。
なお、ここでは極性反転を行う電話回線を想定したた
め、回線の極性反転待ちを行ったが、極性反転を行わな
い回線の場合には、ステップ15を飛ばし、直ちにファク
シミリ制御信号の検出などを行う。
他方、停電時には装置電源からの電力供給が断たれる
ため、制御部6による制御が不能となる。この状態で
は、スイッチ3,4はそれぞれ電話側およびダイヤル送出
部1側に接続するようになっている。ダイヤル送出部1
は回線からの電力によって作動しているため、キーボー
ド上のキーを操作してキーボードマトリックス8よりダ
イヤル情報を一桁ずつ入力すれば、ダイヤル送出部1よ
り対応のダイヤル信号が電話回線に送出される。したが
って、停電中においてもマニュアルダイヤリングによっ
て通話が可能である。
しかし、オートダイヤリング機能は利用できない。フ
ァクシミリ通信は当然不可能である。
なお、通常時において、マニュアルダイヤリングまた
はオートダイヤリングによって相手側を呼び出して通話
を行うことができることは、当然である。
発明が解決しようとする課題 しかし、かかる構成によれば、以下に述べるような問
題点があった。
まず、ダイヤリングに関する問題点である。ダイヤル
信号に関してはDTMF信号の形で送出する方式とダイヤル
パルスとして送出する方式がある。また、ダイヤルパル
スとして送出する方式には、1秒間に最高10個のダイヤ
ルパルスを送出するDP10PPS方式と、1秒間に最高20個
のダイヤルパルスを送出するDP20PPS方式とがある。
従来は、オートダイヤリングの場合においても、タイ
マによってダイヤル信号の1桁の送出を調べ、タイマの
タイムアウトによって次の桁のダイヤル信号の送出を行
い、送出桁数からダイヤリングの完了を判定しているた
め、上述の3種類のいずれのダイヤル信号方式にも対応
できるように、最も時間のかかるDP10PPS方式に合わせ
て、タイマの時間を約1秒に設定している。
その結果、ダイヤル信号をDTMF信号の形で高速に送出
可能な場合であっても、ダイヤル信号の1桁当たりの送
出時間を約1秒より短くすることが不可能であるため、
ダイヤリングの完了までに、少なくともダイヤル信号の
桁数に約1秒を掛けただけの時間が必要となり、ダイヤ
ル操作からファクシミリ通信の制御手順を開始するまで
の時間が長くなってしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、上
述のような情報通信装置において、オートダイヤリング
の高速化を可能とし、またダイヤリングに関連した装置
構成を簡単化することを目的とする。
課題を解決するための手段 第1の発明は、ダイヤルキーと、ダイヤル情報を格納
したメモリと、前記ダイヤルキー及び前記メモリからの
信号に応じてダイヤル信号を回線に送出するとともに送
出が完了すると送出完了信号を出力するダイヤル信号送
出手段と、このダイヤル信号送出手段から出力される送
出完了信号を検出した後の一定時間内に再び送出完了信
号を検出しなければ情報通信の手順に移行する制御手段
とを有するという構成を備えたものである。第2の発明
は、ダイヤルキーと、このダイヤルキーからの信号に応
じてダイヤル信号を回線に送出するとともに送出が完了
すると送出完了信号を出力するダイヤル信号送出手段
と、送信原稿の有無を検出する原稿検出手段と、この原
稿検出手段が原稿を検出していれば前記ダイヤル信号送
出手段が出力する送出完了信号に基づいて情報通信の手
順に移行する制御手段とを有するという構成を備えたも
のである。
作用 上述の第1の発明の構成によれば、タイマ監視による
ことなく、例えばミュート信号(この信号は、従来より
自動着信検出回路の検出出力を発信中に抑止する目的
で、ダイヤル送出部で発生している信号である)の監視
によってダイヤリングの完了を判定するため、ダイヤル
信号の送出速度がどのようなものであっても、支障なく
ダイヤリングの完了を認識することができる。また、ミ
ュート信号の発生タイミングをも併せて監視しているた
め、オートダイヤリング、マニュアルダイヤリングいづ
れの場合であっても可能となる。
上述の第2の発明の構成によれば、第1の発明と同様
に、可能な最も速い速度でダイヤル信号の送出を行って
ダイヤリング時間を短縮し、速やかに回線接続待機状態
または情報通信制御に移行することができる。
また、上述の第2の発明の構成によれば、送信原稿の
有無によって、ダイヤル送出完了信号(例えばミュート
信号)に基づく動作制御を決定するため、簡易な構成で
通話、通信の切換えが可能となる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の一実施例による電話内蔵型ファクシ
ミリ装置の概略構成図である。ただし、本発明の要旨に
直接関連しない部分は省略されている。
第1図において、20は電話回線の接続端子である。21
はファクシミリ通信および通話の発呼のためのダイヤリ
ング(オートダイヤリング、マニュアルダイヤリング)
と通話の機能を司る電話回路部(第1回路部)である。
22はファクシミリ通信の制御および装置全体の制御を行
うファクシミリ制御部である。電話回路部21とファクシ
ミリ制御部22の相互間は電気的分離(アイソレーショ
ン)がとられている。
23は電話回線の極性検知および直流ループのオン,オ
フの検出を行うための極性・ループ検知回路である。24
は網制御回路であり、回線の極性整流回路やループ制御
回路などを含んでいる。25はハイブリッド回路、26は変
復調器である。27は電話回線と網制御回路24または電話
回路部21との切り換え接続を行うためのスイッチであ
る。
28は送信原稿読取り用スキャナ内の原稿の有無を検出
する原稿検出器であり、その検出信号はファクシミリ制
御部22に入力する。
29は電話回路部21から出力されるミュート信号Mをフ
ァクシミリ制御部22に伝達するための手段としてのフォ
トカプラである。ファクシミリ制御部22には、このフォ
トカプラ29を介して入力されるミュート信号を監視する
ことにより、電話回路部21によるダイヤリングの終了判
定を行う判定回路32が設けられている。
30は商用交流によって作動する装置電源である。ファ
クシミリ制御部22、変復調器26、原稿検出器28、フォト
カプラ29のフォトトランジスタ31の作動電力は、装置電
源30より供給される。したがって、停電時にはこれらの
回路部分は作動を停止する。
他方、電話回路部21は電話回線から供給される電力を
作動電力とするもので、停電時においても作動できる。
この電話回路部21の構成要素は次の通りである。
33は電話回線の極性整流のための整流回路、34は電話
回線から供給される電力を安定化し各部に作動電力とし
て供給する安定化電源回路である。
35は電話回線にダイヤル信号(ダイヤルパルスまたは
DTMF信号)を送出するダイヤル送出回路であるが、これ
にはダイヤル信号の送出動作に関連したミュート信号m
を発生する回路と、送受話器36のフックアップ、キーボ
ードのオンフックダイヤルキーまたはオートダイヤルキ
ー押下に応答し、回線の直流ループをオンする回路も含
まれている。
トランジスタ38のエミッタフォロワ回路は、ミュート
信号mの外部出力のためのものである。このエミッタフ
ォロワ回路を経たミュート信号Mにより、フォトカプラ
29の発光ダイオード39が駆動される。
40はダイヤル情報またはオートダイヤル情報などを入
力するためのキーボードマトリックスである。このキー
ボードマトリックス40は、従来のような電気的分離を行
う必要がないので、単接点型のものが用いられる。41は
ダイヤリングの制御および送受話器36による通話の制御
を行う制御回路である。43はオートダイヤリング(ワン
タッチダイヤル、短縮ダイヤル、リダイヤル)のための
ダイヤル情報(電話番号またはファクシミリ番号)を記
憶するためのメモリであり、その読み書きは制御回路41
によって制御される。
なお、44は着信検出のための呼び出し信号検出回路で
ある。
以上のように構成されたファクシミリ装置について、
以下その動作を説明する。
通常時(装置電源30が作動中)において、オートダイ
ヤリング機能を使用してファクシミリ通信のための発呼
を行う場合の動作の概略について、第2図のフローチャ
ートを参照し説明する。
まず、送受話器36をフックアップするか、あるいはキ
ーボードのオンフックダイヤルキーを押下すると、ダイ
ヤル送出回路35は電話回線の直流ループをオンする。な
お、スイッチ27は電話側(図中、上側)に設定されてい
る。
そして、キーボード(図示されていない)上のオート
ダイヤルキーを押下し、キーマトリックス40よりオート
ダイヤル情報を入力すると(ステップ50)、制御回路41
は対応するダイヤル情報(ファクシミリ番号)をメモリ
43から読み出す(ステップ51)。
次に、制御回路41はそのダイヤル情報を全桁分、ダイ
ヤル送出回路35に渡し、ダイヤル送出回路35は可能な最
高速度でダイヤル情報に対応したダイヤル信号を連続的
に電話回線に送出する(ステップ52)。この場合、各桁
のダイヤル信号が連続的に送出されるため、ミュート信
号mは最初の桁の送出開始時点から最後の桁の送出終了
時点までオン(Hレベル)に保持され、最終桁の送出終
了後にオフ(Lレベル)に復帰する。
ファクシミリ制御部22は、ミュート信号監視によるダ
イヤリング終了判定を開始する(ステップ53)。
ダイヤル送出回路35によるダイヤル信号の送出が終了
し、ミュート信号mがオフすると、ファクシミリ制御部
22はダイヤリングが終了したと判断し、適性・ループ検
出回路23による電話回線の極性反転の検出待ち状態(回
線接続待機状態)になる(ステップ54)。
極性反転が検出されると、ファクシミリ制御部22はス
イッチ27をファクシミリ側(図中、下側)に切り換え、
ファクシミリ手順に移行する。
ただし、極性反転を行わない回線の場合には、ステッ
プ54は省かれる。
上述のように、ファクシミリ制御部22でミュート信号
の監視によってダイヤリングの終了判定を行い、制御を
移行するため、従来のように最低のダイヤル信号送出速
度を前提にする必要がない。したがって、オートダイヤ
リングの場合、電話回路部21は可能な最も早い速度でダ
イヤル信号の送出を行うことが可能であり、ダイヤリン
グ時間を短縮し、迅速に回線接続待機状態またはファク
シミリ通信手順に移行することができる。
次に、通話またはファクシミリ通信の発呼の場合の動
作を詳細に説明する。なお、ファクシミリ通信を行う場
合、スキャナに送信原稿を予めセットしておく。
まず、送受話器36をフックアップするか、あるいはキ
ーボードのオンフックダイヤルキーを押下する。これに
より、ダイヤル送出回路35は電話回線の直流ループをオ
ンにする。なお、スイッチ27は電話側に設定されてい
る。
次にマニュアルダイヤリングの場合にはキーボードの
ダイヤルキーを順に押下し、キーボードマトリックス40
よりダイヤル情報を1桁ずつ入力する。このダイヤル情
報は制御回路41を介してダイヤル送出回路35に送られ、
1桁ずつダイヤル信号が回線に送出される。ミュート信
号mは、ダイヤル信号の送出開始でオンし、送出が終了
するとオフする。すなわち、1桁毎にオン、オフするこ
とになる。ただし、桁間隔が短い場合は、オートダイヤ
リングの場合と同様に2桁以上にわたって連続的にオン
する。
オートダイヤリングの場合、キーボード上のオートダ
イヤルキーを押下する。この場合の電話回路部21の動作
は既に説明した通りである。以下、第3図のフローチャ
ートを参照して説明する。
ファクシミリ制御部22は、原稿検出器28からの検出信
号をチェックし、送信原稿の有無を判定する(ステップ
60)。スキャナに送信原稿がセットされていないと判定
した場合、通話のための発呼であるから、ファクシミリ
制御部21の制御は終了する。この場合、制御回路41およ
びダイヤル送出回路35を介して電話回線に接続された送
受話器36により、通常の電話機と同様に通話を行うこと
ができる。
ステップ60で原稿有りと判定した場合、ファクシミリ
通信(送信)のための発呼であるから、ファクシミリ制
御部22は、ダイヤリング終了判定(ステップ61からステ
ップ67)に進む。これらのステップは判定回路32の機能
である。
なお、本実施例では、オートダイヤリングとマニュア
ルダイヤリングの区別が電話回路部21からファクシミリ
制御部22へ通知されないため、そのどちらのダイヤリン
グにも対応できるように判定アルゴリズムが決められて
いる。また、極性反転を行わない回線にも対応できるよ
うになっている。
ステップ61でミュート信号のオンが調べられる。ミュ
ート信号がオンすると、ステップ62でミュート信号のオ
フが調べられる。
オートダイヤリングを前提とするならば、ミュート信
号がオンしてからオフすれば、ダイヤリングが終了した
と判定してよい。すなわち、オートダイヤリングの場合
は、ステップ62から極性反転待ちまたはステップ68に進
むことができる。しかし、上述のように、オートダイヤ
リングであるかマニュアルダイヤリングであるかがファ
クシミリ制御部22では不明であり、またマニュアルダイ
ヤリングにも対応するため、ステップ62からステップ67
の判定ループに進む。
ステップ63で桁間タイマを起動し、ステップ64で桁間
タイマのタイムアウトを調べる。なお、桁間タイマの設
定時間は、最も遅いダイヤル信号速度の場合の1桁当た
りの送出時間に合わせられている。タイムアウトしてい
ないと、ステップ65で回線の極性反転が検出されたがを
調べ、未検出であればステップ66でミュート信号のオン
を調べる。オフのときはステップ64に戻る。
オートダイヤリングの場合、直ぐに再ダイヤリングを
行わない限り、ミュート信号が再びオンすることはない
から、桁間タイマの最初のスタート時点から設定時間後
にタイムアウトし、ダイヤリングが終了したと判定され
る。すなわち、本実施例においては、オートダイヤリン
グの場合、桁間タイマの設定時間分だけ、ミュート信号
のオフから終了判定が遅れることになる。
なお、桁間タイマのタイムアウトの前に回線の極性反
転が検出された場合、ステップ65でダイヤリングの終了
と判定される。このように、極性反転の判定を判定ルー
プ内で行うのは、極性反転を行わない回線にも対応でき
るようにするためである。
ステップ64またはステップ65でダイヤリングの終了判
定がなされると、ファクシミリ制御部22は、スイッチ27
をファクシミリ側に切り換え(ステップ68)、次にファ
クシミリ手順に移行し、網制御回路24および変復調器26
を介してファクシミリ制御信号の交信などを行うことに
なる。
なお、極性反転を行う電話回線だけを対象とするなら
ば、ステップ65を判定ループから除き、ステップ68の直
前で極性反転待ちを行ってもよい。
他方、マニュアルダイヤリングの場合、最初の1桁の
ダイヤル信号が送出されると、ステップ63に進み桁間タ
イマをスタートさせ、ステップ64からステップ67のルー
プを繰り返す。1桁のダイヤル信号が送出されるたびに
ステップ63に戻って桁間タイマをスタートさせる。最後
の桁のダイヤル信号の送出が終了すると、ステップ64ま
たはステップ65でダイヤリングの終了が判定されてルー
プを抜ける。
さて、停電時においては、装置電源30より作動電力を
供給されるファクシミリ制御部22などは作動不能となる
が、電話回路部21は作動可能である。また、スイッチ27
は、ファクシミリ制御部22から制御されない限り電話側
に設定されるようになっている。
したがって、ダイヤリングを行って通話を行うことが
でき、またマニュアルダイヤリング、オートダイヤリン
グのいずれも可能である。ただし、ファクシミリ通信は
不可能である。
着信の場合の動作は従来と同様であるので、説明を省
略する。
なお、電話回路部21よりファクシミリ制御部22へ、オ
ートダイヤリングとマニュアルダイヤリングの区別のた
めの信号をフォトカプラなどを介して送り、ファクシミ
リ制御部22において、上述のようにオートダイヤリング
の場合にはミュート信号のオンからオフへの変化により
直ちにダイヤリング終了判定を行うようにしてもよい。
ミュート信号の伝達のためのフォトカプラ29に代え
て、変成器などを用いることもできる。
判定回路32は、マイクロプロセッサなどを用いプログ
ラムにより実現してもよい。
また本発明は、ファクシミリ装置以外の同様の情報通
信装置においても適用できるものである。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、第1の発明は、可能
な最も速い速度でダイヤル信号の送出を行ってダイヤリ
ング時間を短縮するため、迅速な情報通信の開始を可能
とし、また、第2の発明は、送信原稿の有無によって、
ダイヤル送出完了信号に基づく動作制御を決定するた
め、簡易な構成で通話、通信の切換えを可能にするとい
う効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による電話内蔵型ファクシミ
リ装置の概略構成図、第2図は同ファクシミリ装置にお
けるオートダイヤリングの場合の動作の概略説明用フロ
ーチャート、第3図は同ファクシミリ装置におけるファ
クシミリ制御部の詳細動作を示すフローチャート、第4
図は従来の電話内蔵型ファクシミリ装置の概略構成図、
第5図は同従来装置におけるオートダイヤリングの場合
の動作の概略説明用フローチャートである。 21……電話回路部(第1回路部)、22……ファクシミリ
制御部(第2回路部)、29……フォトカプラ(信号伝達
手段)、30……装置電源、34……安定化電源回路、35…
…ダイヤル送出回路、40……キーボードマトリックス、
41……制御回路、43……メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福富 二三男 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送株式会社内 (72)発明者 浅田 信雄 京都府京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株式会社内 (72)発明者 島本 英孝 京都府京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−293065(JP,A) 特開 昭62−81866(JP,A) 特開 昭62−172846(JP,A) 特開 昭62−38664(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤルキーと、複数桁のダイヤル情報を
    格納したメモリと、手動発呼に基づく前記ダイヤルキー
    及び自動発呼に基づく前記メモリからの信号に応じてダ
    イヤル信号を1桁ずつ回線に送出するとともに、回線へ
    の1桁のダイヤル信号送出が完了すると、この1桁のダ
    イヤル信号送出が完了したことを示す送出完了信号を出
    力するダイヤル信号送出手段と、このダイヤル信号送出
    手段から出力される送出完了信号の検出に応じて設定時
    間の計時を開始するタイマと、このタイマの計時内に再
    び送出完了信号を検出しなければ情報通信の手順に移行
    する制御手段とを有することを特徴とする情報通信装
    置。
  2. 【請求項2】ダイヤルキーと、このダイヤルキーからの
    信号に応じてダイヤル信号を1桁ずつ回線に送出すると
    ともに、回線への1桁のダイヤル信号送出が完了する
    と、この1桁のダイヤル信号送出が完了したことを示す
    送出完了信号を出力するダイヤル信号送出手段と、送信
    原稿の有無を検出する原稿検出手段と、この原稿検出手
    段が原稿を検出していれば前記ダイヤル信号送出手段が
    出力する送出完了信号に基づいて情報通信の手順に移行
    するとともに、前記原稿検出手段が原稿を検出していな
    ければ前記ダイヤル信号送出手段に送出完了信号を出力
    させることなくダイヤル信号を回線に送出させる制御手
    段とを有することを特徴とする情報通信装置。
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JPS6281866A (ja) * 1985-10-05 1987-04-15 Ricoh Co Ltd 電話機能を有する端末装置

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