JP2776490B2 - ディスク記憶装置のための潤滑剤供給システム - Google Patents

ディスク記憶装置のための潤滑剤供給システム

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JP2776490B2
JP2776490B2 JP5313059A JP31305993A JP2776490B2 JP 2776490 B2 JP2776490 B2 JP 2776490B2 JP 5313059 A JP5313059 A JP 5313059A JP 31305993 A JP31305993 A JP 31305993A JP 2776490 B2 JP2776490 B2 JP 2776490B2
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク記憶装置、特
に、磁気ヘッド若しくはスライダの非破壊なスタート及
び動作を容易に行うために磁気ディスクの表面に潤滑剤
を連続して塗布するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録密度はディスク面からの磁気磁
気変換器の高さと逆の関係がある。一般論として、ヘッ
ドをディスク面により近づけて飛行させることにより記
憶容量を増やすことができる。ヘッドがごく接近すると
き、ディスク面との多少の接触は避けられない。典型的
には、ディスクが動作速度に達するまでの間や停止する
までの間の場合がある。
【0003】潤滑剤は、製造工程の一部としてディスク
面に塗布される。この技術は、コンタミネーションやス
ピンオフによって潤滑剤が損失する可能性があるが、従
来のシステムの要求を満たすには一般的に十分であっ
た。しかし、ヘッドとディスクの間隔は減少し、潤滑剤
の塗布は製造工程中にしか行われないので、ディスク記
憶装置の寿命を通じて信頼性を保証するには不十分であ
る。
【0004】ディスクの表面に潤滑剤を連続して塗布す
ることは、ディスク記憶装置の開発のかなり初期から知
られていた。例えば、"Oil Film Spacer for Magnetic
recording Device" と題する米国特許2,969,43
5号(1961年1月24日発行)には、磁気変換器の
先頭部に潤滑剤排出口を設けた磁気変換器が示されてい
る。ディスクの表面に塗布するために排出口から潤滑剤
が排出され、潤滑剤の膜を作る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】低浮上量記録装置に対
する潤滑の必須条件は、スライダとディスク面が必要な
だけ接近できるようにするため、低粘度の潤滑剤を使用
することである。低粘度の潤滑剤は時間が経つとディス
クから流れ去り、蒸発し、凝結して、ディスク記憶装置
の最も温度の低い点に移動するが、その点はディスク上
ではなく、カバー上であることが多い。必要な位置から
潤滑剤が移動するため、ディスク記憶装置が動作してい
ないときにはスタート・ストップ・ゾーンにあるスライ
ダのごく近くに潤滑剤排出器はなくてはならない。スタ
ートの瞬間におけるヘッドの下の潤滑が主な課題であ
る。
【0006】前記特許に記載されたような与圧による貯
蔵器及び排出方法に始まり、潤滑剤をスライダの近くの
所望の位置に移動させるための種々のシステムが考えら
れてきた。しかし与圧による排出方法は複雑かつ高コス
トであるため、代替の方法が研究されてきた。潤滑剤排
出システムは、ポンプ形式で余計な電力を必要としない
のが理想である。潤滑剤排出システムは、回転が始まる
前に潤滑剤の流れを調節するためスタートを遅延させる
ものであってはならず、スタート時のごく初期から適量
の潤滑剤を供給するものでなければならない。
【0007】ウィック(芯)を使用して潤滑剤をスライ
ダに伝えることにより、他の方法では困難なことの多く
が解決されることがわかっている。しかし、潤滑剤を適
量供給するためには、特にスタート時には、ウィックが
ディスクにしっかりと接触していなければならない。ウ
ィックをディスクと接触させて使用すると、潤滑剤を汚
染し、また、スライダとともに動かさなければならない
ので全体にわたる機械的に複雑なアクチュエータを付け
加えることになる。そのような設計は大変複雑で、うま
くいったとしても極めて複雑なスライダ・サスペンショ
ン・システムを破壊してしまうので、明らかに実際的な
解決策ではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク面の
停止時及び動作時に潤滑剤を直接スライダに流す、ディ
スク記憶装置の潤滑剤供給ウィックの構成を提供する。
潤滑剤は、貯蔵器から可撓性のウィックを通りスライダ
の近くの範囲に流される。ヘッド・サスペンション・ウ
ィック統合アームの複数の毛細管状の溝(以下毛細溝と
呼ぶ)はスライダの下及び近辺に潤滑剤を供給するため
に潤滑剤をスライダの底面に運ぶ。毛細溝はディスク面
に接するスライダの下部を終端とするため、システムは
スライダの底面とディスク面の間に適量の潤滑剤がある
ことを保証し、安全にディスクをスタートさせる。ま
た、ディスク面からスピン・オフした潤滑剤をウィック
と毛細溝を介する再供給のために織物状の裏張りを含む
貯蔵器の中に復帰させることにより、継続的に潤滑剤を
供給する。
【0009】本発明の一つの実施例によれば、ヘッド・
サスペンション・ウィック統合システムが提供される。
ヘッド・サスペンション・ウィック統合アームはアクチ
ュエータのシャフトに据え付けられる。織物状の裏張り
を含む潤滑剤貯蔵器は、ヘッド・サスペンション・ウィ
ック統合アームの可撓性ウィックと複数の毛細溝を通し
てディスク面上のヘッドに潤滑剤を供給する。
【0010】本発明の一つの重要な特徴は、潤滑剤を貯
蔵器からヘッド・ディスク界面まで可撓性ウィック及び
毛細溝によって運ぶことである。
【0011】二つ目の重要な特徴は、ヘッド・サスペン
ション・ウィック統合アームの下部に組み込まれた毛細
溝を使用することである。
【0012】三つ目の重要な特徴は、ヘッドの周辺とヘ
ッド・ディスク面間の潤滑剤のメニスカス面である。
【0013】四つ目の重要な特徴は、スタートさせる前
にスライダのディスクと接している面に潤滑剤を供給す
ることである。
【0014】五つ目の重要な特徴は、回転ディスク上の
余分の潤滑剤を集めて再使用することである。
【0015】従って、停止、スタート及び操作モードで
のヘッドとディスク面の間の範囲を潤滑させるためのヘ
ッド・サスペンション・ウィック統合システムを提供す
ることが、本発明の主な目的である。
【0016】
【実施例】図1は、ロータリ・アクチュエータ・シャフ
ト14に搭載したヘッド・サスペンション・ウィック統
合アーム12を含む、磁気記録のためのヘッド・サスペ
ンション・ウィック統合システム10の平面図である。
ロータリ・アクチュエータ・シャフト14は磁気ディス
ク上の所望の磁気トラック上にヘッドを位置決めするた
めに適当なアクチュエータによって作動させられる。
【0017】ヘッド・サスペンション・ウィック統合ア
ーム12の下部にある毛細溝15a−15nは、潤滑剤
収集システム又は貯蔵器18についているウィック16
から磁気ディスク22のディスク面20まで潤滑剤を運
ぶ。潤滑剤収集システム又は貯蔵器18はディスク・エ
ンクロージャの内側を覆う織物状の裏張り19を含む。
磁気変換器24はヘッド・サスペンション・ウィック統
合アーム12の中で、磁気ディスク22のディスク面2
0に読み書きができる位置に埋め込まれる。
【0018】潤滑剤貯蔵器の織物状の裏張り19にある
潤滑剤30は、ヘッド・サスペンション・ウィック統合
アーム12の下側にある毛細溝15a〜15nまでウィ
ック16により吸い上げられる。毛細溝15a〜15n
に沿った毛細管現象は、潤滑剤30をヘッド27の底面
に移動させ、そこで潤滑膜のメニスカス面25がヘッド
27及び磁気ディスク22のディスク面20の間に形成
される。このように始動時のヘッド・ディスク間の潤滑
を容易にするために底面27aとディスク面20との間
に配置された潤滑剤の膜を提供する。メニスカス面25
は、潤滑剤30がディスク面20に流れるのをせき止
め、それによって自己制限動作をする。これは重要な要
素である。なぜなら、ディスク22が停止しているとき
に余分の潤滑剤30がディスク面20に加えられるのを
防ぐからである。メニスカス面25はディスクの回転動
作により破壊され、ウィック16を通りヘッド・サスペ
ンション・ウィック統合アーム12の毛細溝15a〜1
5nに沿って潤滑剤を連続して流すことができる。
【0019】図2は、ヘッド・サスペンション・ウィッ
ク統合アーム12の図1における線2−2に沿った断面
図で、符号は図1のものに対応している。潤滑剤30を
図1のヘッド27に移動させるためにヘッド・サスペン
ション・ウィック統合アーム12の底面に沿って整列し
た毛細溝15a〜15nを特に描いている。ヘッド・サ
スペンション・ウィック統合アーム12は、従来の薄
膜、スパッタリング、めっき及びエッチングの技術によ
り作られる。毛細溝15a〜15nは現行の工程及びそ
の後のエッチングに用いられるマスクの簡単な変更によ
り加えることができる。他の方法としては、毛細溝15
a〜15nを画定する目的でエッチング・ステップを特
別に最後に付け加えてもよい。さらに、毛細溝15a〜
15nを有するアーム部分とスライダが一体構造であっ
てもよい。
【0020】図3は、図2とは別の溝の構成を示す。こ
の構成では、毛細溝15a'〜15n'はヘッド・サスペ
ンション・ウィック統合アーム12の中で完全に囲われ
た管である。
【0021】図2及び図3は好ましい構成であるが、溝
を他のもの、浸透性のある又は荒くしたヘッド・サスペ
ンション・ウィック統合アーム12の表面のような同等
な毛細手段で置き換えることも可能である。
【0022】図4は、潤滑剤30が毛細溝15a〜15
nに沿った毛細管現象により移動することを示してい
る。ここで、符号は今までの図に対応している。
【0023】動作モード 図5は、ヘッド・サスペンション・ウィック統合システ
ム10の動作モードを最もよく示している。ここで、符
号は今までの図に対応している。ヘッド27とディスク
面20の間で潤滑剤が提供される、ディスク始動のため
の潤滑が図1で論じられた。回転しているディスク面2
0の潤滑方法は以下に詳説するように図1と同じ部品を
使用する。潤滑剤収集システム又は貯蔵器18は、ディ
スクの外縁から落ちた潤滑剤を集めるために磁気ディス
ク22の周囲を囲んでいて、織物状の裏張り19ととも
に提供される。織物状の裏張り19は、潤滑剤30を含
んでいるが、過度に飽和する程、すなわちしずくが垂れ
る程ではない。潤滑剤収集システム又は貯蔵器18は、
ディスク22から落ちた潤滑剤を集めるためにディスク
22の真下及び側面の周囲に広がっている。貯蔵器はま
た、ディスクの真上にまで広げてもよい。潤滑剤収集シ
ステム又は貯蔵器18は必ずしもディスク・エンクロー
ジャの底になくてもよい。潤滑剤収集システム又は貯蔵
器18は、ディスク・エンクロージャの内側の壁に位置
する織物状の裏張り19を含む。ウィック16の低い方
の端は、潤滑剤収集システム又は貯蔵器18の織物状の
裏張り19に接続してあり、ヘッド・サスペンション・
ウィック統合アーム12の動作を妨げたり干渉したりし
ないように可撓性になっている。ウィック16は、1個
以上の留め金32でヘッド・サスペンション・ウィック
統合アーム12に付けてある。ウィック16は、織物状
の裏張り19と同じ織物で作ることができる。可撓性ウ
ィック16の上端はヘッド・サスペンション・ウィック
統合アーム12の下部の毛細溝15a〜15nに常に接
した状態になっている。ウィック16は可撓性なので、
ヘッド・サスペンション・ウィック統合アーム12の回
転動作の妨げにならず、それぞれは実質的に他の存在に
よって影響されない。ヘッド・サスペンション・ウィッ
ク統合アーム12の下側にある毛細溝15a〜15nに
ウィック16により運ばれた潤滑剤30は、毛細溝15
a〜15nに沿った毛細現象により、毛細溝15a〜1
5nの傾斜部17a〜17nによってヘッド27に運ば
れ、ディスク面20に供給される。回転しているディス
ク面20上の又は供給された余剰潤滑剤は、矢印34で
示すように遠心力によってディスク面20から半径方向
へ流れる。飛び出した潤滑剤のしずくは潤滑剤収集シス
テム又は貯蔵器18の織物状の裏張り19につき当た
る。織物状の裏張り19は、その後の潤滑作用のために
潤滑剤30を再び供給する、それ自身が毛細管網であ
る。
【0024】好ましい潤滑剤の主成分は、極圧境界の潤
滑剤(1〜5重量%)を溶かした低粘度の流体である。
1つの例は、ヘキサデカン(99%)及びステアリン酸
(1%)である。もう一つの例はパーフルオレクサン
(perfluorexane)(99%)及びZdo
l 4000(1%)である。
【0025】図6は、ドライブの断面立面図をアーム1
2と共に示す。図は、ボイス・コイル・モータ(VC
M)駆動のロータリ・アクチュエータ40を搭載した典
型的な固定ディスク・ドライブである。ロータリ・アク
チュエータ40は、ヘッド・サスペンション・ウィック
統合アーム12を含むヘッド・アーム・アセンブリを駆
動する。ヘッド・サスペンション・ウィック統合アーム
12は、鋳造ベース部材42と、シールするためにベー
ス部材42の上向きの平面に対してパッキング45を圧
縮するフランジ44を有するカバー43とを含むエンク
ロージャに含まれる。磁気ディスク22は、鋳造ベース
部材42の上方に広がる凹部の範囲内に位置するスピン
ドル・モータのロータと一致して回転するように載せら
れたハブ48により駆動される。モータ・シャフトは、
ハブ48に接続させるためにベアリングを通じて延び
る。
【0026】本発明のシステムに使用される潤滑剤とし
ては、熱的に安定で、非常に低粘度でかつ非反応性を有
することが必要である。単純な、直線連鎖の炭化水素
は、粘度が低くかつ劣化しない単純な分子を持つので勧
められる。実施例では、ヘキサデカンが使用された。通
常ディスク面に使用されるもので、ずっと粘度を低くし
た潤滑剤が望ましい。しかし、普通のディスク面だけに
適用するのに要する量に比べて本技術に使用される潤滑
剤の量の方が多いので、物質のコストが潤滑剤を選択す
る際の要素となる。ウィック16はプラスチック、セラ
ミック及び紙のような多孔性の物質から形成される。ウ
ィック16は、媒体面上の潤滑膜に微量の潤滑剤を補充
し維持するため、潤滑剤が毛細管現象によって潤滑剤収
集システム又は貯蔵器18からディスク面20に移動で
きるよう、多孔性を有していなければならない。ウィッ
ク16は毛細管経路を提供するが、粒子を発することで
エンクロージャ中の粒子物質の発生源になってはならな
い。膜厚は、1μmが好ましいが、膜厚が増加するに従
って潤滑膜を通してヘッドを起動するのに要する力が増
加するので5μmを超えてはならない。潤滑剤がディス
クから飛び出して置換されたとき、潤滑剤中に捕えた粒
子が媒体表面に戻る再循環を防止するため、潤滑剤収集
システム又は貯蔵器18は潤滑剤フィルタとしても機能
する。
【0027】ここに明らかにされた範囲に反しない限
り、本発明の種々の変更が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッド・サスペンショ
ン・ウィック統合システムはスライダの底面とディスク
面の間に適量の潤滑剤があることを保証し、従ってヘッ
ドの下にあるディスクは保管の期間や状態にかかわらず
乾燥しないので安全にスタートする。回転時にディスク
面からスピン・オフした潤滑剤をウィックと毛細溝を介
する再供給のために織物状の裏張りを含む貯蔵器の中に
復帰させることにより、継続的に潤滑剤を供給する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッド・サスペンション・ウィック統
合システムの側面図である。
【図2】図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図2の別の溝の構成を示す断面図である。
【図4】図2の毛細管状の溝に沿った潤滑剤の流れを示
す断面図である。
【図5】潤滑剤回復貯蔵器及び覆いを示す発明を利用し
たディスク記憶装置の一部を示す略透視図である。
【図6】本発明を組み入れたディスク記憶装置を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
10…ヘッド・サスペンション・ウィック統合システム 12…ヘッド・サスペンション・ウィック統合アーム 14…ロータリ・アクチュエータ・シャフト 15a−15n…毛細溝(毛細管状の溝) 16…ウィック 17a−17n…毛細溝の傾斜部 18…潤滑剤収集システム又は貯蔵器 19…織物状の裏張り 20…ディスク面 22…磁気ディスク 24…磁気変換器 25…メニスカス面 27…ヘッド 27a…ヘッド底面 30…潤滑剤 32…留め金 40…ロータリ・アクチュエータ 42…鋳造ベース部材 43…カバー 44…フランジ 45…パッキング 48…ハブ
フロントページの続き (72)発明者 クリストファー・ギルド・ケラー アメリカ合衆国カリフォルニア州アルバ ニー モンロー・ストリート ナンバー 7ビー 1059 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 25/04 G11B 21/21 G11B 5/60 G11B 33/14

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスクと相互作用するアクチュエー
    タの一端に位置するスライダのヘッド及びディスクの界
    面に潤滑剤を供給するシステムであって、 a.磁気ディスクの外縁から落ちた潤滑剤のしずくを集
    めるための貯蔵器と、 b.前記ディスクに面している前記スライダまで、前記
    アクチュエータの部分に沿って延びる複数の毛細溝から
    なる毛細管手段と、 c.前記貯蔵器から前記毛細管手段の複数の毛細溝
    端に伸びたウィックとを含み 記貯蔵器に存在する潤滑剤は、前記ウィックにより前
    記毛細管手段の複数の毛細溝一端に運ばれ、該複数の
    毛細溝の一端から前記毛細管手段によって前記スライダ
    の前記ディスクに面する部分に運ばれることを特徴とす
    る、 ディスク記憶装置のための潤滑剤供給システム。
  2. 【請求項2】前記潤滑剤が低粘度の流体である、請求項
    1のシステム。
  3. 【請求項3】前記貯蔵器が前記ディスクの周辺の覆いで
    ある、請求項1のシステム。
  4. 【請求項4】前記ディスクが停止しているとき、前記ス
    ライダ及び前記ディスクの間の領域で潤滑剤がメニスカ
    ス面を形成する、請求項3のシステム。
  5. 【請求項5】前記メニスカス面は、潤滑剤が前記毛細管
    手段上を流れないように妨げる動作をする、請求項4の
    システム。
  6. 【請求項6】前記メニスカス面が前記ディスクの回転動
    作により破壊され、前記毛細管手段に沿って前記ディス
    クに面している前記スライダの部分に連続して潤滑剤を
    流すことができる、請求項5のシステム。
  7. 【請求項7】前記貯蔵器から前記毛細管手段の前記一端
    に伸びる前記ウィックが、前記貯蔵器に関して前記アク
    チュエータの動きを自由にするために、可撓性である、
    請求項1のシステム。
  8. 【請求項8】前記毛細管手段がエッチングにより形成さ
    れた、請求項1のシステム。
  9. 【請求項9】前記毛細管手段を有する前記アクチュエー
    タの一部と前記スライダが一体構造である、請求項8の
    システム。
  10. 【請求項10】前記貯蔵器の少なくとも一部が織物状に
    形成されている、請求項1のシステム。
  11. 【請求項11】 a.回転データ面を有する回転記憶媒体と、b.潤滑剤を蓄える貯蔵器と、 .磁気変換器と該磁気変換器まで延びる複数の毛細溝
    からなる毛細管手段とを含む統合アームと、d.前記貯蔵器から前記毛細管手段の複数の毛細溝の一
    端に伸びたウィックとを備え、 前記貯蔵器に存在する潤滑剤は、前記ウィックにより前
    記毛細管手段の複数の毛細溝の一端に運ばれ、該複数の
    毛細溝の一端から前記毛細管手段によって前記磁気変換
    器の前記回転ディスクに面する部分に運ばれ、前記回転
    データ面上の潤滑膜の供給を維持し、 前記磁気変換器
    は、前記潤滑剤膜により前記回転データ面の上に支えら
    れていることを特徴とする、 回転記憶装置。
  12. 【請求項12】前記貯蔵器が前記データ面上の潤滑剤を
    集めて、前記潤滑材を再循環させることを特徴とする、
    請求項11の回転記憶装置。
JP5313059A 1992-12-29 1993-12-14 ディスク記憶装置のための潤滑剤供給システム Expired - Lifetime JP2776490B2 (ja)

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US997098 1992-12-29
US07/997,098 US5396383A (en) 1992-12-29 1992-12-29 Integral lubricating fluid delivery system for a flying head in a magnetic disk storage system

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JPH06223533A JPH06223533A (ja) 1994-08-12
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