JP2775521B2 - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴

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JP2775521B2
JP2775521B2 JP2305428A JP30542890A JP2775521B2 JP 2775521 B2 JP2775521 B2 JP 2775521B2 JP 2305428 A JP2305428 A JP 2305428A JP 30542890 A JP30542890 A JP 30542890A JP 2775521 B2 JP2775521 B2 JP 2775521B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種のカメラと組み合わされるズームレ
ンズユニット及びその製造方法の改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
先ず、この発明の理解を容易にするため、一般的な従
来型ズームレンズの構造例を第12図に従って説明する。
この従来例に係るズームレンズ鏡胴10では、被写界側
からみて、最先頭に位置する第1レンズ群L1と第3番目
に位置する第3レンズ群L3とが、固定レンズ群として構
成され、第2番目に位置する第2レンズ群L2(以下、バ
リエータと称する)と最後尾の第4レンズ群L4(以下、
マスターレンズという)とが、可動レンズ群として構成
されている。該鏡胴10内に収納されたズームレンズ系
Z′は、これらレンズ群と自動絞り機構、駆動系などか
らなっている。
そして、変倍時には、バリエータL2が第13図に示す移
動線図Aに則って光軸上を移動し、マスターレンズL
4が、そのときの被写体距離に応じて、第13図の移動線
図B1〜B2の間に設定された移動線図に則って同時に光軸
上を追従移動することにより、ズームレンズ系Z′の合
焦状態を維持できるように構成されている。
この場合、バリエータL2は、後述するズームモータ51
により駆動され、そのときの光軸上の位置がエンコーダ
61によりデジタル的に検出されるように、また、マスタ
ーレンズL4は、ステッピングモータ71により駆動され、
そのときの光軸上の位置が基準位置検出装置81で検出さ
れる基準位置からのパルス数として検出されるように構
成されている。
そして、実際のズーム駆動系は、予め前述の移動線図
AおよびB1〜B2をエンコーダ61の分割数および前述の基
準位置からのパルス数に換算してマップ(ないしテーブ
ル)化し、これを変倍制御システム内に記憶させて置
き、バリエータL2とマスターレンズL4との移動を制御す
るように構成されている。
一方、フォーカシングの場合には、適宜の手段を利用
してマスターレンズL4を光軸方向に微小振動させるとと
もに、焦点面側に置かれた撮像素子(図示せず)から高
周波成分を出力させ、第14図の原理説明図に示すよう
に、この高周波成分のレベル変化を検出して前ピン・後
ピンを判別し、さらに、高周波成分のピークが得られる
位置までマスターレンズL4を移動させるという方法によ
って、フォーカシングを行うように構成されている。
さて、前述した4つのレンズ群L1〜L4を最終的に保持
するズームレンズ鏡胴10は、鏡胴の前半部を構成する固
定胴2と鏡胴の後半部を構成する取付け座部材3とから
構成されている。
この場合、固定胴2の前端部には押えリング4aが設け
られ、第1レンズ群L1は、この押えリング4aによって固
定胴2に直接固定されている。
また、固定胴2の中間壁2aと後端部に固定された抜け
止めリング4bとの間の固定胴2の内周面には、カム筒11
が光軸回りに回転可能、かつ光軸方向には移動しないよ
うに収納されている。
このカム筒11の周壁部には、バリエータL2を所定の移
動線図Aに沿って移動させるためのカム溝12が形成さ
れ、後端部にはズームモータ51の駆動ギア52と連結する
ギア部13が形成されている。
また、このカム筒12の内部空間であって、固定胴2の
内周中間壁2aと抜け止めリング4bとの間には、ズームガ
イドピン14と旋回運動阻止ピン15とが、互いに光軸Oに
対して平行になるように配設されている。
ところで、可動レンズ群の一つであるバリエータL
2は、バリエータ保持枠21によって保持されるように構
成されている。
このバリエータ保持枠21は、自身の上部に設けられた
ブッシュ22がズームガイドピン14に摺動可能に嵌入し、
また、下部に形成されたU字溝23が旋回運動阻止ピン15
に係合し、さらに、ブッシュ22の上部に形成されたカム
フォロアー24が、前述のバリエータ用カム溝12内に精密
係合するように構成されている。
そのため、変倍に際してカム筒11が回転したときに
は、このカム溝12に沿って移動するカムフォロアー24に
より駆動され、バリエータ保持枠21(バリエータL2)は
回転することなく光軸方向へ移動することになる。
そして、このときのバリエータ保持枠21の光軸上の位
置情報は、カム筒11のギア部13に連結されたエンコーダ
61によってデジタル的な回転数(回転角度)情報として
検出されるように構成されている。なお、エンコーダ61
とカム筒11のギア部13とは、適宜の中間ギア列62・63を
介して互いに連結されている。
一方、鏡胴の後半部を構成する取付け座部材3は、適
宜のオートアイリス絞り手段91の絞り羽根群92を挟んで
固定胴2に係合しており、第3レンズ群L3がこの取付け
座部材3に直接固定されている。そして、マスターレン
ズL4を保持するマスター保持枠41は、下側部分に設けた
ブッシュ42が取付け座部材3の前方壁部3aと後方壁部3b
との間に平行に設置されたマスターレンズガイドピン31
に嵌合することによって、光軸Oに沿って直進可能に案
内されるように構成されている。
また、マスター保持枠41の上側部分に設けた係合ピン
43が、取付け座部材3の上壁部3cに形成されたV字溝34
に精密に係合すして、マスター保持枠41の旋回運動を阻
止する。
このマスター保持枠41は、前述したように適宜のステ
ッピングモータ71の回転動作により光軸方向に移動され
るように構成されている。
即ち、ステッピングモータ71の出力軸に形成されたリ
ードスクリュー72にはナット73が螺合していて、このナ
ット73の外周に形成された突起73aが、マスター保持枠4
1に備えられたゴム係合部材の溝33内に嵌入し、ナット7
3の回転を阻止している。さらに、マスター保持枠41の
下側部分に突設されたアーム44が、コイルバネ35により
矢印方向に付勢されており、常に、ナット73の端面に押
圧されるようになっている。
そのため、ステッピングモータ71によりリードスクリ
ュー72が回転されると、ナット73は光軸方向に直進的に
移動し、このナット73の移動に追従してアーム44(マス
ター保持枠41)が光軸方向に直進的に移動することにな
る。
なお、この場合のコイルバネ35は、リードスクリュー
72とナット73との間のバックラッシュ、および、ステッ
ピングモータ71とリードスクリュー72との間の軸方向ガ
タを除く作用をも果たしている。
さて、マスター保持枠41は、数値制御で回転するステ
ッピングモータ71によりオープンループで移動させられ
るため、基準とすべき位置を設定する必要がある。この
基準位置を検出するため、取付け座部材3の上壁部3cの
上には、適宜構造の基準位置検出装置(例えば、フォト
インタラプタ)81が設けられている。
このように構成された従来のズームレンズ鏡胴の構造
には、次項で述べるような幾多の構造上および製造上の
問題点が存在する。
〔発明が解決しようとする課題〕
すなわち、従来の鏡胴構造は、カム筒11を使用する構
成になっているために、固定胴2の外径寸法がレンズ有
効径の2倍近くにまでなり、ズームレンズ鏡胴のコンパ
クト化を阻害する一大要因になっていた。
また、このカム筒11は、当然、円筒形に作られること
になるわけであるが、カム筒11がある直径を持った円筒
状である以上、カム筒11を内蔵する固定胴2も円筒形に
構成しなければならない。また、カム筒を収納する部品
は、固定胴2と取り付け座部材3、の2点構成としなけ
ればならず、部品点数削減の大きな妨げとなる。
しかし、固定胴2の内部に配設されるズームレンズ系
Z′の構成要素(例えば、モータ等)は必ずしも円筒形
に作られているとは限らず、固定胴2の内部にこれらの
部材を収納することは、空間利用効率を著しく悪くす
る。これも、ズームレンズのコンパクト化を阻害する一
因となる。
また、従来の鏡胴では、第15図に示すように、ズーム
レンズ系を構成するレンズ群L4〜L1などの各種部材を、
光軸O方向から順次組み付けていかねばならない。この
組立て作業は、「井戸の底から部品を順次組み付けてい
くような作業」であり、非常に複雑となる。そのため、
作業コストの増大という基本的な問題を生じるが、それ
だけに止まらず、ズームレンズ鏡胴の自動組立てを実現
しようとするときには、極めて重大な障害となる側面を
も有している。
しかも、従来の鏡胴では、回転カムをはじめとする駆
動系の構成部材を高精度に加工しなければならず、低コ
スト化を妨げる結果となる。
この発明は、上記の背景に鑑みてなされたもので、ズ
ームレンズ系を構成する部品点数が少なく、組立が簡単
で、しかも、低コストで高精度加工できる部材を用いて
設計目的を達成できるズームレンズユニット及びその製
造方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
特許請求の範囲第1項に記載のズームレンズユニット
は、少なくとも可動レンズを有し、該可動レンズを光軸
方向に移動可能に案内するズームレンズユニットにおい
て、開口部を有する函体と、前記函体の前記開口部を覆
う蓋部材と、前記可動レンズの光軸方向への移動を案内
する第1案内軸および第2案内軸と、前記第1案内軸を
光軸と平行な方向に支持するように、前記函体の内壁面
上で光軸方向に所定距離離間して設けられた一対の凹部
により構成される第1案内軸支持部と、前記第2案内軸
を光軸と平行な方向に支持するように、前記函体の内壁
面上で光軸方向に所定距離離間して設けられた一対の凹
部により構成される第2案内軸支持部とを有し、前記第
1案内軸支持部を構成する前記凹部の開き口および前記
第2案内軸支持部を構成する前記凹部の開き口が、光軸
方向にみて同一方向であって前記函体の前記開口部を向
くように、前記第1案内軸支持部および前記第2案内軸
支持部は前記函体の内壁面上に一体的に形成されている
とともに、前記第1案内軸および前記第2案内軸は、そ
れぞれ対応する前記第1案内軸支持部の前記凹部および
前記第2案内軸支持部の前記凹部に支持されて該凹部上
に固定され、前記函体内に収納されていることを特徴と
する。
また、特許請求の範囲第2項に記載のズームレンズユ
ニットの製造方法は、少なくとも可動レンズを有し、該
可動レンズを光軸方向に移動可能に案内するズームレン
ズユニットの製造方法において、函体の内壁面上で光軸
方向に所定距離だけ離間して設けられ、光軸方向にみて
同一方向に開き口が向く一対の凹部により構成される案
内軸支持部に、前記可動レンズを移動可能に保持した案
内軸を、光軸と交わる方向であって且つ前記開き口の向
きに対して装填可能な方向から前記凹部に挿入して支持
させた後、前記可動レンズを光軸方向に移動せしめる駆
動手段、および該駆動手段の駆動力を前記可動レンズに
伝達する伝達手段とを光軸と交わる方向から組み込むこ
とを特徴とする 〔実施例〕 以下、この発明のズームレンズユニット及びその製造
方法を、撮像AF方式のビデオカメラに装備するズームレ
ンズに適用する場合の一実施例に基いて、詳細に説明す
る。
第1図は、この発明のズームレンズの一例に係る主要
構成図、第2図は第1図におけるA−A′視の断面図、
第3図は函体の基本構成を示す断面図、第4図は被写体
側から見た正面図、第5図は後面図、第6図は第3図B
−B′視の断面図、第7図は第3図C−C′視の断面
図、第8図は蓋部材の断面図である。第9図は第3図に
示す函体の前面壁に装置されたAF測距手段の測距光学系
の窓部を示す斜視図、第10図は蓋部材をプリント基板と
して構成した場合の変形例の斜視図、第11図はビデオカ
メラの一部を蓋部材として利用した場合の変形例の説明
図、第13図はバリエータとマスターレンズの移動相関を
示す特性図である。
このズームレンズ鏡胴101のズームレンズ系Zは、5
群のレンズ群からなる光学系L11、L12、L13、L14、L15
と1個のCCD光学部材102、これらの光学部材を固定する
固定部材、ないしは駆動する駆動機構、及び絞り機構な
どから構成されている。ここで、後述のように、該ズー
ムレンズ系Zを構成するすべての部材は、基体となる函
体103の内部に収納されている。
まず、この光学系では、第1図に示すように、被写界
側から見て、光学系の最先頭に位置する第1レンズ群L
11と、第3番目に位置する第3レンズ群L13と、5番目
に位置する第5レンズ群とが、いずれも固定レンズ群と
して構成され、第2番目と第4番目に位置する第2レン
ズ群(バリエータ)L12と第4レンズ群(マスターレン
ズ)L14とが、ともに可動レンズ群として構成されてい
る。さらに、最後尾に位置する光学部材102は、撮像素
子(CCD)および水晶板を備え、全体として四角形の外
周を持つCCD光学部材からなっている。
この場合、前方の可動レンズ群であるバリエータL12
は、変倍時に、前記第13図に示す移動特性線図Aに則っ
て光軸O上を移動し、ズームレンズ系Zの焦点距離を連
続的に変更し得るように構成されている。
一方、後方のマスターレンズL14は、このバリエータL
12の動きに同期して、前記第13図の移動特性線図B1〜B2
間の適宜特性に則って光軸上を移動することにより、変
倍時における焦点面の移動を補正するとともに、被写体
距離に応じたフォーカシングを行うように構成されてい
る。
尚、このマスターレンズL14のフォーカシング原理
は、前述した第14図に示す従来型ズームレンズでのフォ
ーカシング原理と同じであるから説明を省略する。
さらに、CCD光学部材102は、このズームレンズ鏡胴10
1内に設けられたビデオ信号回路、または、外部に用意
された制御ボックス、または、例えばビデオカメラ(い
ずれも、図示せず)に接続されるように構成されてい
る。
さて、これらのレンズ群L11〜L15およびCCD光学部材1
02は、それぞれの機能を発揮し得る状態でズームレンズ
鏡胴101内に収納されるわけであるが、この鏡胴101は、
鏡胴の基体をなす函体103と後述する蓋部材201とから構
成されている。
先ず、鏡胴本体を構成する函体103であるが、該函体1
03は、第3図〜第7図に示すように、撮影のための撮影
光学系の光軸に対して直交する対物側及び受光側の2つ
の面およびこれら両面を所定距離に保持する保持部を有
する1個物の函体に形成され、光軸Oに平行な4つの面
のうち、例えば、第1図において、紙面に平行な手前側
壁面だけが開口104として構成され、他の5つの面はそ
れぞれ所定の肉厚を持つ平面壁として構成されている。
そして、光軸Oと垂直な前面壁105の外側には第1レ
ンズ群L11を保持する円形枠部106が、また、該前面壁10
5と平行な後面壁107の内側には第5レンズ群L15を保持
する円形枠部108が、さらに、該後面壁107の外側にはCC
D光学部材102を収納・保持する四角形枠部109がそれぞ
れ形成されている。
この場合、函体103の外部に位置する第1レンズ群L11
と第5レンズ群L15は、従来技術と同様に、先ず、レン
ズ落し込み法でそれぞれの枠部106・108内に落し込み、
その後、熱加締め法によってレンズ縁部を枠部に固定す
ることで組み付けられている。
111〜114は各々の端部に軸支凹部111a〜114aを有する
函体103の内面に設けられた4個所のガイドピン支持部
で、該ガイドピン支持部111〜114は、第3図に示すよう
に、前方2箇所のガイドピン支持部111および112が、前
記壁105の内側面で光軸Oを挟む位置に設定され、ま
た、後方2箇所の支持部113および114は、後面壁107の
内側面でそれぞれ光軸Oを挟む位置に設定され、それぞ
れ函体103の内壁に接するリブ状構造になっている。
この場合、上側に位置する一対のガイドピン支持部11
1・113(第1案内軸支持部)は、後述する上側ガイドピ
ン121(第1案内軸)の両端部支持用として、また、下
側に位置する一対のガイドピン支持部112・114(第2案
内軸支持部)は、後述する下側ガイドピン122(第2案
内軸)の両端部支持用として使用されるように構成され
ている。
そのため、上側2個所の軸支凹部111a・113aの中心点
を通る仮想直線イと、下側2個所の軸支凹部112a・114a
の中心点を通る仮想直線ロとは、光軸Oに対して互いに
平行になるように設定されている。
さて、4つの軸支凹部111a・112a・113a・114aは、第
6図および第7図に示すように、それぞれの軸支凹部の
開き口が、いずれも函体103の開口104に向くような「横
向きU字形」の凹部として形成されている。
そして、上側の2つの軸支凹部111a・113aは、上側ガ
イドピン121の両端部と円筒嵌合するように構成され、
その深さは、上側ガイドピン121の直径と実質的に同一
の値に設定されている。
また、下側の2つの軸支凹部112a・114aは、下側ガイ
ドピン122の両端部と円筒嵌合するように構成され、そ
れぞれの深さは、後述の下側ガイドピン122の直径と実
質的に同一の値に設定されている。
なお、図示実施例では、4本のガイドピン支持部111
〜114が、いずれも函体103の背面壁110から突出するよ
うな状態に設けられているが、これらは、前面壁105お
よび後面壁107の内側面に突設されたリブ状部材であっ
て、各凹部111a〜114aの近傍で所定の肉厚を備えたもの
であればよい。
121および122は例えば円形断面を有する上側および下
側のガイドピンで、それぞれの両端部が、一対の上側ガ
イドピン支持部111・113の軸支凹部111a・113aおよび一
対の下側ガイドピン支持部112・114の軸支凹部112a・11
4aに、それぞれ着脱可能な状態で係合できるようになっ
ている。
そして、第1図の状態では、これらのガイドピン121
・122がそれぞれの軸支凹部111a〜114aに係合して、光
軸Oに平行な2本の棒状案内部材を構成している。
なお、この2本のガイドピン121・122の直径は、異な
る値に設定することもできるが、製造コストや組み立て
工程上の便宜から、同一直径に設定するのが好ましい。
123はバリエータL12を光軸Oに沿って移動可能に保持
するための第1可動保持枠で、その上側部位には、上側
ガイドピン121に摺動可能に係合するブッシュ123aが、
下側部位には、下側ガイドピン122と摺動可能、かつ着
脱可能に係合する下向きのU字溝123bがそれぞれ設けら
れている。
そして、この第1可動保持枠123には、第2図に示す
ように、後述の一方のズーム用ナット143とワッシャー1
45との間に挟持されるフォーク状の突起123cが形成さ
れ、さらに、その近傍位置には、中央に適宜の溝を有す
るゴム係合部材123dが取付けられている。
124は第3レンズ群L13を固定的に保持する固定保持枠
で、先の第1可動保持枠123とは逆に、その下側部位に
は、下側ガイドピン122に摺動可能に係合するブッシュ1
24aが、上側の部位には、上側ガイドピン121と摺動可
能、かつ着脱し易いように係合する上向きのU字溝124b
がそれぞれ設けられている。
この固定保持枠124は、本来、上下のガイドピン121・
122に案内されて光軸方向に移動可能に設けられている
ものであるが、函体103内に組み込む際に、函体103の適
宜個所に設けられた位置固定用の手段(図示せず)によ
って光軸上の所定位置に固定されるように構成されてい
る。
125はマスターレンズL14を光軸Oに沿って移動可能に
保持する第2可動保持枠で、固定保持枠124と同様に、
その下側部位には、下側ガイドピン122に摺動可能に係
合するブッシュ125aが、上側の部位には、上側ガイドピ
ン121と摺動可能、かつ着脱し易いように係合する上向
きのU字溝125bがそれぞれ設けられている。
そして、この第2可動保持枠125には、第2図に示す
ように、後述のAF用ナット163と接触するフォーク状の
突起125cが形成され、さらに、その近傍位置には、中央
に適宜の溝を有するゴム係合部材125dが取付けられてい
る。
141は第1可動保持枠(バリエータL12)123を光軸に
沿って移動させるためのズーム用モータで、該モータ14
1は、前記開口104から挿入した後、そのままの姿勢で函
体103の壁面に固定できるように構成されている。
図示の実施例では、このズーム用モータ141としてス
テッピングモータ(例えば、PM型ステッピングモータ)
を使用し、これをオープンループ制御によって作動させ
るように構成している。
このステッピングモータは、デジタル制御が簡単で、
高力率でもあるので、ズームレンズの可動レンズ群を定
速移動させるのに好適なモータであるといえる。
142はこのモータ141の出力軸に固定されたズーム用リ
ードスクリューであるが、これを、出力軸と一体的に形
成することも可能である。
143および144は該リードスクリュー142に螺合してい
る2つのズーム用ナットで、それぞれのナット143・144
には、第1可動保持枠123のゴム係合部材123dの溝内に
嵌入可能な突起143aおよび144aが設けられている。これ
は、ズーム用リードスクリュー142が回転したときに、
この回転につれてナット143・144自信が連れ回りしない
ようにするためである。
145は一方のズーム用ナット143と協同して第1可動保
持枠123のフォーク状突起123cを挟持するワッシャーで
ある。
146はズーム用モータ141の過渡現象を消去するための
第1フライホイールで該第1フライホイール146は、ズ
ーム用モータ141の後方出力軸上に固定され、モータ141
に生じる急峻な回転変動を適宜平滑化して、振動や騒音
の発生を抑制するようになっている。147は該第1フラ
イホイールの後方出力軸上の位置を規制するためのOリ
ングである。
148はワッシャー145と他方のズーム用ナット144との
間でズーム用リードスクリュー142の周囲に巻回された
第1コイルバネで、該第1コイルバネ148は、ワッシャ
ー145を介して、両ナット145・144を反発方向へ付勢す
るように設けられている。
即ち、第1コイルバネ148の付勢力は、ワッシャー145
および第1可動保持枠123のフォーク状突起123cを介し
て、一方のズーム用ナット143を光軸Oに沿って被写界
方向に押圧し、一方のズーム用ナット143とズーム用リ
ードスクリュー142との間に存在するバックラッシュを
除去することとなり、第1可動保持枠123は、ズーム用
モータ141の回転動作に精確に追従して移動できるよう
に構成されている。
ところで、一方のズーム用ナット143とズーム用リー
ドスクリュー142との間に存在するバックラッシュを除
去するに当って、図示のようにバネ148の両端にナット
が圧接するバネ掛け方式を採用したのは、以下の理由に
よる。
それは、後述の第2可動保持枠125に用いているよう
な片寄せのバネ掛け方式、すなわち、下側ガイドピン12
2に第2コイルばね166を巻回して、第2可動保持枠125
を一方の方向に押圧する方式を用いたとすると、ズーム
レンズのコンパクト化が達せられなくなるからである。
即ち、第1可動保持枠123の場合には、第2可動保持枠1
25に比べて光軸方向の移動量が大きいために、使用する
コイルばねのコイル径に対する第1可動保持枠123の移
動時における圧縮量の変動が大きくなり、一方の移動端
(例えば、ワイド端)では、バネ荷重が著しく軽くな
り、他方の移動端(例えば、テレ端)では、バネ荷重が
著しく重くなるという現象が発生する。
従って、いずれか一方の移動端(例えば、ワイド端)
においてズーミング操作に必要な最小限のバネ圧を設定
したとすると、他方の移動端(テレ端)では過大なバネ
圧になってしまう。
一方、ズーム用モータ141にステッピングモータを用
いる場合には、このステッピングモータをオープンルー
プ制御するためのトルクとして、前述の必要最小限のト
ルクに1.5〜2の安全率を乗じた値のトルクが必要にな
る。従って、前述した他方の移動端(テレ端)でのバネ
荷重の増大現象は、そのままステッピングモータの出力
増大、即ち、大型化につながりコンパクト化の大きな妨
げとなるわけである。
これに対し、第1図示の第1コイルバネ148のバネ圧
は、通常の片寄せバネ方式の場合とは異って、移動物体
の重量よりも大きな値であればその目的を達し、しか
も、第1可動保持枠123が移動した場合でも全く荷重の
変化が生じないから、駆動モータの選定に当たっては、
必要最小限の荷重値に安全率を乗じたトルクを発生でき
れば十分であることになる。
なお、この第1コイルバネ148は、ズーム用モータ141
に対するズーム用リードスクリュー142の軸方向ガタを
除去することはできないが、この種のガタも除去したい
場合には、例えば、特開平2−20814号公報に開示され
ているような公知技術を用いて、適宜に除去することが
できる。
161は第2可動保持枠(マスターレンズL14)125を光
軸Oに沿って移動させるためのAF用モータで、該AF用モ
ータ161は、例えばPM型ステッピングモータから構成さ
れており、函体103内に取り付けるには、開口104から挿
入した後、そのままの姿勢で函体103の壁面に固定でき
るように構成されている。
162はこのモータ161の出力軸に固定されたAF用リード
スクリューであるが、これを、出力軸と一体的に形成す
ることも可能である。
163はこのリードスクリュー162に螺合しているAF用ナ
ットで、該ナット163は第2可動保持枠125のゴム部材12
5dの溝内に嵌入可能な突起163aを有している。これは、
AF用リードスクリュー162が回転したときに、ナット163
自身が連れ回りしないようにするためのものである。
164はこのAF用モータ161の過渡現象を消去するための
第2フライホイール、165はこのフライホイール164の軸
方向の位置を制限するための第2のOリングである。
166は前述した第2可動保持枠125を矢印方向に付勢す
る第2コイルバネで、固定保持枠124と第2可動保持枠1
25との間の下側ガイドピン122の周囲に巻回されてい
る。
この第2コイルバネ166は、AF用リードスクリュー162
とAF用ナット163との間に存在する「がた」と、AF用モ
ータ161に対するAF用リードスクリュー162の軸方向「が
た」の双方を取り除くためのものである。
従って、第2可動保持枠125は、この第2コイルバネ1
66の作用によりAF用モータ161の回転動作に精確に追従
して移動することができる。
この場合、第2コイルバネ166のバネ圧は、使用時に
おけるズームレンズ鏡胴101の姿勢に関わりなく機能し
うるように、第2可動保持枠125に関係する移動部品とA
F用リードスクリュー162を含む部品との合計重量よりも
大きな値に設定しておくものとする。
ところで、第1可動保持枠123および第2可動保持枠1
25の光軸方向の位置制御は、いずれも、ズーム用モータ
141とAF用モータ161のオープンループ制御で行われる
が、この場合、モータ起動時に、まず第1可動保持枠12
3と第2可動保持枠125とが基準位置まで移動して基準信
号を検知し、その後に、基準位置からのパルス数により
それぞれの保持枠123・125の位置設定を行うシステムで
あるため、基準位置を知るための検知手段が必要にな
る。
そこで、本願実施例では、この基準位置検知手段とし
て、第1可動保持枠123のためのズーム用光電位置検出
手段170と、第2可動保持枠125のためのAF用光電位置検
出手段175とを設けている。
ズーム用光電位置検出手段170は、函体103内の適宜位
置に固定的に設けられたフォトインタラプタ171と、第
1可動保持枠123に取付けられた遮光板部172と、図示な
き適宜の検出回路とから構成されている。このうちのフ
ォトインタラプタ171は、以下に述べるように、それ自
体公知の構造を持つ部材として構成されている。
すなわち、第2図の上部に示すように、その本体部
は、光軸方向(紙面に垂直な方向)に適度の長さを有す
る「コの字形断面」を持つ部材として構成されている。
そして、この「コの字形断面」の凹み部分に、第1可
動保持枠123の位置を光電的に読み取るのに必要な数の
投光器−受光器群が光軸Oに沿って整列的に配列されて
いて、これが、フォトインタラプタ171の光電検出光路
部となっている。
また、遮光板部172は、このフォトインタラプタ171の
光電検出光路部に突出するような状態で第1可動保持枠
123に取付けられ、第1可動保持枠123が光軸に沿って移
動したときに、この遮光板部172が、光電検出光路部の
投−受光部を遮るように構成されている。
その結果、第1可動保持枠123が光軸に沿って移動し
たときには、検出回路が遮光板部172により遮られた投
−受光部の位置を検出して、このときの第1可動保持枠
123の光軸方向の位置を検出できることになる。
一方、AF用光電位置検出手段175も、このズーム用光
電位置検出手段170の場合と同様に構成されている。
即ち、第2図の下部に示すように、このAF用光電位置
検出手段175は、函体103内の適宜位置に固設されたフォ
トインタラプタ177と、第2可動保持枠125に突出的に取
付けられた遮光板部176と、適宜の検出回路とから構成
され、さらに、第2可動保持枠125が光軸に沿って移動
したときに、遮光板部176が、フォトインタラプタ177に
形成された投受光部を遮ることができるように構成され
ている。
そして、検出回路が遮光板部176により遮られた投−
受光部の位置を検出して、このときの第2可動保持枠12
5の光軸方向の位置を検出できるようになっている。
191はこのズームレンズ101の絞り装置を構成するオー
トアイリスユニットである。
ところで、本願ズームレンズ鏡胴101では、変倍時の
バリエータL12(第1可動保持枠123)の移動と、変倍補
正時およびフォーカシング時におけるマスターレンズL
14(第2可動保持枠125)の移動とが、ズーム用モータ1
41およびAF用モータ161のオープンループ制御により行
なわれ、さらに、それらの移動位置の設定が、ズーム用
光電位置検出手段170とAF用光電位置検出手段175との検
知作用で行われるように構成されている。
この制御手段は、例えば小型CPU(図示せず)によ
り、2つのモータ141・161、2つの光電位置検出手段17
0・175、オートアイリスユニット191などを統御し、所
望の移動特性を実現しつつ可動レンズ群を移動できるよ
うになっている。また、該CPUのメモリーには、変倍時
のバリエータL12の移動線図Aおよび変倍補正時および
フォーカシング時の移動線図Bを指令するデータがマッ
プ(ないしテーブル)として蓄えられている。
この制御手段は、任意の個所に設置でき、例えば、ズ
ームレンズ鏡胴101の函体103内部に設けてもよいし、或
いは、外部の制御ボックス内または、例えば、ビデオカ
メラの本体内に配設することもできる。
201は函体103の開口104を塞ぐための蓋部材で、第8
図に示すように、その外周縁の形状・大きさは、函体10
3の外周縁形状・大きさと同寸法に設定され、適宜の取
付け方法によって函体103の開口104に着脱可能に取付け
られるように構成されている。
なお、ズームレンズ鏡胴101を湿気防止構造または水
密構造にするときには、この蓋部材201と函体103との取
付け面に適宜のゴムパッキングを介在させるようにす
る。
202〜205は、この蓋部材201の内側の面にリブ状に形
成された4本の軸抑え突起(軸抑え部材)で、その位置
は、前述のガイドピン支持部111〜114の形成位置に対応
する位置に設定されている。
そして、上側に位置する2本の軸抑え突起202・204の
高さは、蓋部材201を函体103の開口104に取り付けた状
態において、この軸抑え突起の端面202a・204aが対応す
るガイドピン支持部111・113の端面と一致するような値
に設定され、下側に位置する2本の軸抑え突起203・203
の高さは、この軸抑え突起の端面203a・205aが対応する
ガイドピン支持部112・114の端面と一致するような値に
設定されている。
そのため、蓋部材201が函体103の開口104に取付けら
れたときには、上側ガイドピン121は、上側に位置する
ガイドピン支持部111・113の軸支凹部111a・113aとこの
軸抑え突起202・204の端面202a・204aとの間で挟持的に
軸支されることになる。
また、下側のガイドピン122も、同様に下側に位置す
るガイドピン支持部112・114の軸支凹部112a・114aと軸
抑え突起203・205の端面203a・205aとの間で挟持的に軸
支されることになる。
なお、2本のガイドピン121・122と各ガイドピン支持
部111〜114の軸支凹部111a〜114aとの嵌合の度合いを締
り嵌めの状態に設定し、さらに、外部から衝撃が加わっ
ても外れないように、両者の結合部分を適宜の接着剤で
固定したときには、この軸抑え突起202〜205を省略し
て、蓋部材201を単純な平板状部材として製作すること
ができる。
251は例えば函体103の背面壁110の適宜個所または蓋
部材201の適宜個所に設けられた電気的通信端子手段
で、該端子手段251は、函体103内に設置されたCCD光学
部材102、2つのモータ141・161、2つの光電位置検出
手段170・175、オートアイリスユニット191、AF測距手
段などの電気的部材を、外部の制御ボックス内または例
えばビデオカメラに接続できるように構成されている。
さて、このように構成された図示例のズームレンズ鏡
胴101は、次のような組立て方法によって組立てられ
る。
この方法での組立て作業は、ズームレンズ鏡胴101の
基体である函体103(鏡胴本体)の内部に組み込むべき
各ユニットの事前準備作業から開始される。
先ず、函体103(鏡胴本体)の開口104から組み込まれ
る3つの保持枠ユニットの組立て作業について説明す
る。
第1及び第2可動保持枠123・125のフォーク状突起12
3c・125cにゴム係合部材123d・125dを取付ける。その
後、バリエータL12、第3レンズ群L13、マスターレンズ
L14を、それぞれ落し込み法により第1可動保持枠123、
固定保持枠124、第2可動保持枠125内に挿入し、かつ固
定する。
さらに、このような組立て状態にある3つの保持枠12
3、124、125と、上下のガイドピン121、122との組立て
作業を行う。すなわち、第1可動保持枠123と一体成形
されているブッシュ123aを、上側ガイドピン121に嵌合
させ、その下向きU字溝123bを、下側ガイドピン122に
係合させる。
同様に、固定保持枠124と第2可動保持枠125にそれぞ
れ一体成形されているブッシュ124a・125aを、それぞれ
下側ガイドピン122に嵌合させ、両方の上向きU字溝124
b・125bを、それぞれ上側ガイドピン121に係合させる。
この時、ブッシュ124aと125aの間のガイドピン122のま
わりに、コイルバネ166を取り付ける。
次に、ズーム用モータユニットとAF用モータユニット
の組立て作業について説明する。
まず、ズーム用モータ141の後方出力軸に、第1フラ
イホイール146と第1のOリング147とを取付け、ズーム
用リードスクリュー142の先端領域に、2つのズーム用
ナット143および144、ワッシャー145、第1コイルバネ1
48をそれぞれ取付ける。
同様に、AF用モータ161の後方出力軸に、第2フライ
ホイール164と第2「O」リング165とを取付け、AF用リ
ードスクリュー162の中間領域に、AF用ナット163を取付
ける。
このような準備作業が終了したならば、函体103の前
面壁105に形成された円形枠部106内に第1レンズ群L11
を、また、後面壁107に形成された円形枠部108内および
四角枠部109内に、それぞれ第5レンズ群L15およびCCD
光学部材102を組み込む。
ここで、従来例では被写体側の固定レンズ群は、製造
段階で生じるその光学的なばらつきを調整するために、
取り付け時に光軸方向へ微移動させることができるよう
になっていた。しかし、こうした構成は組み立て・加工
精度を高精度化しなければならない上、調整作業に時間
がかかるという問題点を有していた。そこで、本実施例
では、先頭の固定レンズ群L11は函体103の所定位置に固
定し、前述の光学的ばらつきは、ソフトウエアで補正で
きるように構成されている。即ち、固定レンズ群L11
よる変動に応じて、前記したマスターレンズL14の移動
特性を支配するCPUのメモリー内のマップを適宜選択
し、固定レンズ群を光軸方向へ微移動させた場合と光学
的に同じ状態を実現できるようになっている。従って、
レンズ群L11の取り付け作業は簡潔である。
尚、本実施例では、レンズ系だけでなく、CCD保持枠
までを函体と一体化し、部品点数の削減を図っている
が、このCCD保持枠を函体103と別体に構成して、いろい
ろなCCDないし撮像素子を選択できるようにしてもよ
い。
その後、ズーム用光電位置検出手段170およびAF用光
電位置検出手段175のフォトインタラプタ171・176を、
函体103の開口104から挿入してそれぞれの所定個所に取
付ける。
次に、3つの保持枠ユニット123〜125が取付けられた
状態の上側ガイドピン121と下側ガイドピン122とを、開
口104から函体103内に挿入し、2対のガイドピン支持部
111・113および112・114の軸支凹部111a・112a・113a・
114a内にそれぞれ嵌着する。
この場合、固定保持枠124は、函体103側の位置固定用
部材(図示せず)によって光軸上の所定位置に固定され
るが、第1可動保持枠123と第2可動保持枠125とは、上
側ガイドピン121と下側ガイドピン122とに案内されて光
軸方向に移動できるように組み込まれることになる。
この後に、ズーム用モータ141のユニットとAF用モー
タ161のユニットとを、開口104からそれぞれ函体103内
に挿入して所定の位置に取付ける。
この場合、第1可動保持枠123のフォーク状突起123c
を、一方のズーム用ナット143とワッシャー145との間に
挟み込ませながら、また、2つのズーム用ナット143・1
44の突起143a・144aを、このフォーク状突起123cのゴム
係合部材123dの溝内に係合させながら、第1可動保持枠
123とズーム用モータ141のユニットとを結合する。
一方、第2可動保持枠125の場合には、フォーク状突
起125cをAF用ナット163に圧接させながら、しかも、AF
用ナット163の突起163aをこのフォーク状突起125cのゴ
ム係合部材125d溝内に係合させながら、第2可動保持枠
125とAF用モータ161のユニットとを結合する。
さらに、第1可動保持枠123側の遮光板部172と第2可
動保持枠125側の遮光板部177とを、それぞれの光電位置
検出手段170・175のフォトインタラプタ171・176の光電
検出光路部内に位置させ、ズーム用光電位置検出手段17
0およびAF用光電位置検出手段175による位置検出が可能
な状態にセットする。
尚、オートアイリスユニット191は、通常、駆動源と
調光機構が直線的に配設され、(光軸方向からみて)略
「I」字形の外形形状を有しているが、本構成では、光
軸方向からみて、略「L」字形の外形形状を持つように
構成し、函体103内にコンパクトに収納できるように構
成されている。このオートアイリスユニット191の組み
込みについては、組立て作業中の適宜の時期に行うもの
とする。
このようにして、ズームレンズ系Zを函体103に構成
した後、これら各部材間の電気的結線を行い、さらに、
それらの最終的なリード線端部を、例えば、函体103の
背面壁110に設けられた電気的通信端子手段251に接続さ
せる。
最後に、蓋部材201を例えば小ねじ等の結合手段を用
いて函体103の開口104に取付けることによって組立て作
業の全てを完了する。
この場合、蓋部材201に形成された軸抑え突起202〜20
5の各端面202a・203a・204a・205aが、函体103の各ガイ
ドピン支持部111〜114に接して、上側ガイドピン121お
よび下側ガイドピン122の浮き上りを防止する。
また、蓋部材201を函体103に取付けるに当って、蓋部
材201と函体103の開口104との間に適当なパッキングを
介在させたときには、レンズ鏡胴が水密構造または湿気
防止構造になる。
次に、蓋部材201に関する変形実施例についてその概
要を説明する。
前述した通り、2本のガイドピン121・122と各ガイド
ピン支持部111〜114とを締り嵌めの状態に嵌合させ、さ
らに、両者の結合部分を接着剤で固定した場合には、蓋
部材201を単純な平板状部材として製作することが可能
である。
このように構成した場合には、蓋部材201に関して種
々の利用法が考えられるようになる。
例えば、この蓋部材201を、その外表面に第10図に示
すような端子パターン(斜線領域)を備えたプリント基
板として構成し、さらに、函体103内に内蔵した電気的
部品の全てのリード線を集中的にこの端子パターンに結
線した場合には、組立て完了後のズームレンズ鏡胴101
をビデオカメラに組み込む際に、ズームレンズ鏡胴101
とビデオカメラとの電気的結合をワンタッチで行い得る
という効果を生じる。
なお、蓋部材201を単なる平板状部材として構成し、
第10図に示すような端子パターンをフレキシブル基板と
して形成し、それを蓋部材201の外表面に張り付けるよ
うに構成した場合にも、同様な効果が得られる。
しかも、蓋部材201をプリント基板として構成したと
きには、これにAF回路やビデオ信号回路を組み込むこと
ことも出来る。
この場合、蓋部材201の外表面のみに限らず、内側面
にもスペースを選んで電気的部品を取付けることが出来
るので、従来の円筒型のレンズ鏡胴に比べて、スペース
の有効利用を図ることができるようになる。
さらに、第11図に示すように、この蓋部材201を、ビ
デオカメラの一部を構成する部材として構成することも
可能である。
例えば、第11図に示すように、組合わせるビデオカメ
ラ300を、光軸Oを含む面を分割面として2つのカメラ
部分301・302に2分割可能な構造に構成し、必要な部材
を内蔵させた函体103を、適宜の小ねじ手段303を用いて
一方のカメラ部分301の内面に取付るようにすることも
できる。
また、第11図示例では、カメラ外装体の内部に鏡胴全
体が収納されてしまう構造になっているが、蓋部材201
以外の鏡胴の壁部分を、カメラの外装体となり得るよう
に構成してもよい。さらに、この場合、カメラ外装体で
ある鏡胴壁に、撮影のための各種操作スイッチなどを取
りつけてもよい。
以上、一実施例について説明したが、この発明はこれ
に限定されることはなく、その要旨を変更しない範囲内
において、種々に変形実施することが出来る。
例えば、図示実施例では、撮像AF方式のビデオカメラ
を例にして説明したが、他の形式のビデオカメラ、例え
ばTCL等のパッシブAF方式或いはIR等のアクティブAF方
式のビデオカメラにも適用し得ることは云うまでもな
い。
さらに、第9図示のように、この鏡胴101の適所にAF
光学系192を組み込み、蓋部材201にその処理回路を組み
付けてしまう構成としてもよい。
また、第1図の構成から、最後尾に位置するCCD光学
部材102を取外してズームレンズを構成し、ズーム光学
系L11〜L15からの出射光を直接フィルム面に結像させ得
るように構成したときには、この発明を通常型カメラに
も適用することができる。
この場合、ズームレンズしての構成は、ズーム光学系
L11〜L15からの出射光がCCD光学部材102上に結像するの
か、または、フィルム面上に結像するのかという相違点
を除いて、全て同一構成となる。
また、図示実施例では、ズーム用モータおよびAF用モ
ータにPM型ステッピングモータを使用しているが、第1
可動保持枠および第2可動保持枠の一方または双方を、
光軸に沿って精密に移動させ得る性能を有するものであ
れば、他形式のモータを使用してもよい。
〔発明の効果〕
上記のように、本願発明のズームレンズユニットによ
れば、従来のカム筒を使用したズームレンズユニットに
比して、部品点数を少なくすることができるとともにズ
ームレンズユニットのコンパクト化を計ることができ
る。
また、案内軸支持部は、その凹部の開き口が函体の開
口部を向くように函体の内壁面上に一体的に形成され、
該案内軸支持部の凹部に案内軸を支持させるよう構成し
て、案内軸どうしの平行度および光軸に対する案内軸の
平行度をだすようにしたので、簡単な構成で精度の高い
ズームレンズユニットを得ることができ、また、案内軸
は光軸とは異なる方向から、更には函体の開口部を通し
て凹部に装填させるよう構成することが可能となる。
更に、函体は開口部を有するので、可動レンズや案内
軸の取り付け位置の調整あるいは確認を行う際に、直接
目視することも可能となる。
また、本願発明のズームレンズユニットの製造方法に
よれば、光軸と異なる一方向に開き口が向いた案内軸支
持部の凹部に、可動レンズを保持した案内軸を光軸と異
なる方向から支持させるようしたので、ズームレンズユ
ニットの組み立て工程の大幅な簡素化ができ、作業時間
の短縮、コスト低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一例に係る主要構成図を示し、第
2図は第1図におけるA−A′視の断面図、第3図は函
体の基本構成を示す断面図、第4図は被写体側から見た
正面図、第5図は後面図、第6図は第3図B−B′視の
断面図、第7図は第3図C−C′視の断面図、第8図は
蓋部材の断面図である。 第9図は、第3図に示す函体の前面壁に装置されたAF測
距手段の測距光学系の窓部を示す斜視図、第10図は、蓋
部材をプリント基板として構成した場合の変形例に係る
斜視構成図、第11図は、ビデオカメラの一部を蓋部材と
して利用した場合の斜視図である。 第12図は、従来型ズームレンズに用いられている円筒状
レンズ鏡胴の構成を説明するための構成説明図、第13図
は、従来型ズームレンズおよびこの発明に係るズームレ
ンズにおけるバリエータとマスターレンズの変倍時の移
動線図、第14図は、従来型ズームレンズおよびこの発明
に係るズームレンズにおけるマスターレンズのフォーカ
シング作用を説明するための説明図、第15図は、従来型
ズームレンズの円筒状レンズ鏡胴における組立て作業の
説明図である。 O……光軸、L1……第1レンズ群 L2……バリエータ、L3……第3レンズ群 L4……マスターレンズ、10……ズームレンズ鏡胴 2……固定胴、2a……内周中間壁 3……取付け座部材、3a……前方壁部 3b……後方壁部、3c……上壁部 3d……下壁部 4a……押えリング、4b……抜け止めリング 11……カム筒 12……バリエータ用カム溝、13……ギア部 14……ズームガイドピン、15……旋回運動阻止ピン 21……バリエータ保持枠、22……ブッシュ 23……U字溝、24……カムフォロアー 25……ガタ取り用バネ 31……マスター用カム溝 32……マスターレンズガイドピン 33……直進案内溝 34……U字溝 35……コイルバネ 41……マスター保持枠、42……ブッシュ 43……係合ピン、44……アーム 51……ズームモータ、52……駆動ギア 61……エンコーダ 62・63……中間ギア列 71……ステッピングモータ 72……リードスクリュー、73……ナット 73a……突起、81……基準位置検出装 L11……第1レンズ群、L12……バリエータ L13……第3レンズ群、L14……マスターレンズ L15……第5レンズ群、101……ズームレンズ鏡胴 102……CCD光学部材、103 201……レンズ鏡胴 103……函体(鏡胴本体)、104……開口 105……前面壁、106……円形枠部 107……後面壁、108……円形枠部 109……四角枠部、110……背面壁 111 112……前方のガイドピン支持部 113 114……後方のガイドピン支持部 111a・112a・113a・114a……軸支凹部 121……上側ガイドピン、122……下側ガイドピン 123……第1可動保持枠、123a……ブッシュ 123b……下向きU字溝、123c……フォーク状突起 123d……ゴム係合部材、124……固定保持枠 124a……ブッシュ、124b……上向きU字溝 125……第2可動保持枠、125a……ブッシュ 125b……上向きU字溝、125c……フォーク状突起 125d……ゴム係合部材、141……ズーム用モータ 142……ズーム用リードスクリュー 143、144……ズーム用ナット 143a・144a……突起、145……ワッシャー 146……第1フライホイール 147……第1のOリング、148……第1コイルバネ 161……AF用モータ 162……AF用リードスクリュー 163……AF用ナット、163a……突起 164……第2フライホイール 165……第2のOリング、165……第2コイルバネ 170……ズーム用光電位置検出手段 175……AF用光電位置検出手段 171、177……フォトインタラプタ 172、176……遮光板部 191……オートアイリスユニット 192……AF測距手段 201……蓋部材 202〜205……軸抑え突起 202a・203a・204a・205a……端面 300……ビデオカメラ 301 302……2つのカメラ部分 303……小ねじ手段 Z、Z′……ズームレンズ系

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも可動レンズを有し、該可動レン
    ズを光軸方向に移動可能に案内するズームレンズユニッ
    トにおいて、 開口部を有する函体と、 前記函体の前記開口部を覆う蓋部材と、 前記可動レンズの光軸方向への移動を案内する第1案内
    軸および第2案内軸と、 前記第1案内軸を光軸と平行な方向に支持するように、
    前記函体の内壁面上で光軸方向に所定距離離間して設け
    られた一対の凹部により構成される第1案内軸支持部
    と、 前記第2案内軸を光軸と平行な方向に支持するように、
    前記函体の内壁面上で光軸方向に所定距離離間して設け
    られた一対の凹部により構成される第2案内軸支持部と
    を有し、 前記第1案内軸支持部を構成する前記凹部の開き口およ
    び前記第2案内軸支持部を構成する前記凹部の開き口
    が、光軸方向にみて同一方向であって前記函体の前記開
    口部を向くように、前記第1案内軸支持部および前記第
    2案内軸支持部は前記函体の内壁面上に一体的に形成さ
    れているとともに、 前記第1案内軸および前記第2案内軸は、それぞれ対応
    する前記第1案内軸支持部の前記凹部および前記第2案
    内軸支持部の前記凹部に支持されて該凹部上に固定さ
    れ、前記函体内に収納されていることを特徴とするズー
    ムレンズユニット。
  2. 【請求項2】少なくとも可動レンズを有し、該可動レン
    ズを光軸方向に移動可能に案内するズームレンズユニッ
    トの製造方法において、 函体の内壁面上で光軸方向に所定距離だけ離間して設け
    られ、光軸方向にみて同一方向に開き口が向く一対の凹
    部により構成される案内軸支持部に、前記可動レンズを
    移動可能に保持した案内軸を、光軸と交わる方向であっ
    て且つ前記開き口の向きに対して装填可能な方向から前
    記凹部に挿入して支持させた後、前記可動レンズを光軸
    方向に移動せしめる駆動手段、および該駆動手段の駆動
    力を前記可動レンズに伝達する伝達手段とを光軸と交わ
    る方向から組み込むことを特徴とするズームレンズユニ
    ットの製造方法。
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