JP2773724B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

移動間仕切装置

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JP2773724B2
JP2773724B2 JP11896A JP11896A JP2773724B2 JP 2773724 B2 JP2773724 B2 JP 2773724B2 JP 11896 A JP11896 A JP 11896A JP 11896 A JP11896 A JP 11896A JP 2773724 B2 JP2773724 B2 JP 2773724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルやオフィス
等のフロアーを必要に応じて仕切る場合に使用される移
動間仕切装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動間仕切装置として、
底壁に連続した開口部を有する案内用天井レールと、底
壁に連続した開口部を有し前記案内用天井レールに略直
交させて配設した2本の平行な収納用天井レールと、前
記天井レール内に走行可能に配設した走行体と、この走
行体から前記開口部を通過させて下方に垂下させた懸吊
杆と、対をなす走行体及び懸吊杆を介して天井レールに
懸吊支持された移動壁と、各収納用天井レールと案内用
天井レールとの交差部分にそれぞれ配設され対をなす走
行体の向きをそれぞれ変更する1対のターンテーブルと
を具備してなるものが知られている。
【0003】このものは、前記両ターンテーブルの中心
間距離と、移動壁を懸吊支持する対をなす懸吊杆の軸心
間距離とが等しく設定してあり、両ターンテーブルの上
に走行体を、その懸吊杆の軸心がターンテーブルの軸心
と一致するように載置した上で、それら両ターンテーブ
ルを同一方向に水平旋回させるようになっており、それ
によって、前記両走行体の向きを、案内用天井レールに
沿う方向又は収納用天井レールに沿う方向に変更するこ
とができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のものは、懸吊杆の軸心とターンテーブルの中心と
が合致していない状態で両ターンテーブルを旋回させる
と、移動壁が平行移動することになり、旋回後も懸吊杆
の軸心とターンテーブルの中心とが偏位したままにな
る。また、その平行移動を阻止するような案内機能を付
与した場合には、旋回時に各走行体に進行方向とは異な
った向きの外力が作用して該走行体がターンテーブルの
可動レール上で横滑りを起こすこともある。そのため、
旋回後も両懸吊杆の軸心がターンテーブルの中心から偏
位した状態となり、該ターンテーブルから天井レールに
走行体を円滑に移動させるのが難しくなることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消するために、両ターンテーブルを同一方向に旋
回させる代わりに、相互に異なった方向に旋回させるよ
うにしたものであり、それによって懸吊杆の軸心を自動
的にターンテーブルの中心に合致させることができるよ
うにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る移動間仕切装置は、
底壁に連続した開口部を有する案内用天井レールと、底
壁に連続した開口部を有し前記案内用天井レールに略直
交させて配設した2本の平行な収納用天井レールと、前
記天井レール内に走行可能に配設した走行体と、この走
行体から前記開口部を通過させて下方に垂下させた懸吊
杆と、対をなす走行体及び懸吊杆を介して天井レールに
懸吊支持された移動壁と、各収納用天井レールと案内用
天井レールとの交差部分にそれぞれ配設され対をなす走
行体の向きをそれぞれ変更する1対のターンテーブルと
を具備してなるものであって、前記両ターンテーブルの
中心間距離と、移動壁を懸吊支持する対をなす懸吊杆の
軸心間距離とを等しく設定するとともに、前記両ターン
テーブルを相互に反対方向に旋回させて両走行体の向き
を案内用天井レールに沿う方向又は収納用天井レールに
沿う方向に変更するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明は、案内用天井レールに沿って移動
する移動壁の両走行体を、手動操作により両ターンテー
ブル上に侵入させるようにしたタイプの装置に適用すれ
ば、特に効果的である。手動操作により走行体をターン
テーブル上に侵入させる場合には、微妙な位置決めが困
難であり、懸吊杆の軸心がターンテーブルの中心から偏
位したままでターンテーブルを旋回させなければならな
い事態を招き易いからである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図1
7を参照して説明する。図面に示す移動間仕切装置は、
案内用天井レール1と、この案内用天井レール1に直交
させて配設した2本の平行な収納用天井レール2と、こ
の天井レール1、2内に走行可能に配設した走行体3
と、この走行体3から天井レール1、2の開口部1a、
2aを通過させて下方に垂下させた懸吊杆4と、対をな
す走行体3及び懸吊杆4を介して天井レール1,2に懸
吊支持された移動壁5と、各収納用天井レール2と案内
用天井レール1との交差部分にそれぞれ配設されたター
ンテーブル6,7と、対をなす走行体3を各収納用天井
レール2に支持させつつ各移動壁5を厚み方向に移動さ
せる移動壁駆動機構8とを具備してなる。
【0009】案内用天井レール1は、図3〜図5に示す
ように、底壁11と、左右の側壁12と、これら両側壁
12を包持する保持金具13とを具備してなるもので、
前記底壁11の中央部には連続した開口部1aが形成さ
れている。保持金具13は間欠的に設けられており、前
記側壁12を図示しない建築構造体に固定する役割を担
っている。収納用天井レール2も案内用天井レール1と
同一の構成をなすもので、底壁14と、左右の側壁15
と、これら両側壁15を包持する保持金具16とを具備
しており、前記底壁14の中央部には、連続した開口部
2aが形成されている。しかして、前記収納用天井レー
ル2は、大広間17と扉18を有した開口部19を介し
て連通している収納庫21の天井Cに配設されており、
前記案内用天井レール1は、大広間17の天井Cから開
口部19を通して収納庫21の天井Cにまで延出させて
設けてある。
【0010】走行体3は、図5に示すように、中央部に
上下貫通孔を有してなる本体22に、4つの車輪23を
軸着し、その車輪23を天井レール1、2の底壁11、
14の上面11a、14aに転動可能に支持させてな
る。なお、走行体3の車輪23は、軸24に外嵌したベ
アリング25と、このベアリング25のアウターリング
26の外周に嵌着した外装輪27とを具備してなるもの
で、前記外装輪27は、その外周27a及びその近傍部
分のみに焼入れ処理が成されている。このような外装輪
27は、非焼入部分が残存しているため靭性に富み、ベ
アリングを直接車輪として使用する場合に比べて耐久性
を高めることができる。
【0011】懸吊杆4は、上端に係止鍔4aを有すると
ともに、下半部外周に図示しないねじ部を備えており、
そのねじ部に螺着したナット等により移動壁5を落下不
能に保持している。
【0012】移動壁5は、図13及び図14に示すよう
に、枠体28の前後両面に化粧パネル29を添設してな
るもので、端縁の突合せに特殊な構造を採用している。
すなわち、この移動壁5の一端縁には凹溝31が形成し
てあり、他端縁には突条32が設けてある。凹溝31は
枠体28に固設した剛性を有する構造材33間に形成さ
れたもので、外方に向けて漸次拡開する形態をなしてお
り、その開口縁には、移動壁5の突き合わせ方向と直交
する方向に延出する板状をなす弾性片34が上下に連続
させて設けてある。また、凹溝31の奥部内側面には、
中空体状をなす弾性体35が設けてある。突条32は、
枠体28の端面に構造材36を取着し、その構造材36
の先端に上下に延びる弾性材製の管材37を装着したも
ので、前記管材37は前記凹溝31に対応させて平断面
略三角形状をなしている。そして、図13に示すよう
に、突条32を凹溝31に遊嵌させるようにして隣接す
る移動壁5同士を突合せることによって、凹溝31の開
口縁に設けた弾性片34が突条32の両側面に弾接して
光及び音の漏洩を遮断するようになっており、突条32
の凹溝31への侵入深さが多少変動しても前記弾性片3
4が常時突条32に弾接してシール性が維持されるよう
にしてある。なお、これら凹溝31及び突条32につい
ては、図13、及び、図14以外の図面においては、そ
の図示を省略してある。
【0013】また、移動壁5の上端面における両懸吊杆
4の間に位置する部位に、対をなす起立杆38を立設し
ている。起立杆38は剛性を有する金属製のもので、移
動壁5の枠体28に剛結されている。これら起立杆38
の上端側は、開口部1a、2aを通して天井レール1,
2内に挿入されており、その挿入長さ寸法は、移動中に
移動壁5の下縁と床面Fとの間に形成される隙間寸法よ
りも大きく設定してある。そして、案内用天井レール1
の片側に、図2〜図4に示すように、収納用天井レール
2に沿って厚み方向に移動する移動壁5の起立杆38の
通過を許容する切欠部1bを設けておき、天井レール1
の底壁11におけるこの切欠部1bを挟む位置に、走行
体3の底面3aを転接支持するための支持ローラ41を
それぞれ配設している。すなわち、この支持ローラ41
は、図6に示すように、走行体3の車輪23が、前記切
欠部1bに落ち込む直前に、その走行体3の下面3aを
転接支持し得る位置に軸着されている。
【0014】ターンテーブル6、7は、図示しない建築
構造体に固設されたフレーム42に、可動レール43を
水平旋回可能に枢支させた通常のもので、可動レール4
3は、前記天井レール1、2と同様に、連続した開口部
43aを有する底壁44と、左右の側壁45とを備えて
いる。そして、左右の側壁45を、保持金具46により
包持しており、この保持金具46を図示しないベアリン
グ等を介して前記フレーム42に水平旋回可能に支承さ
せている。保持金具46は、図示しないアクチュエータ
に接続されており、このアクチュエータの作動により可
動レール43とともに水平旋回するようになっている。
なお、一方のターンテーブル6を旋回させるためのアク
チュエータと、他方のターンテーブル7を旋回させるた
めのアクチュエータとは相互に独立させてあり、両ター
ンテーブル6、7の可動レール43を相互に反対方向に
旋回させて両走行体3の向きを案内用天井レール1に沿
う方向又は収納用天井レール2に沿う方向に変更するよ
うにしてある。
【0015】移動壁駆動機構8は、図7〜図11に示す
ように、収納用天井レール2の長手方向に沿って所定の
ピッチで配列されその収納用天井レール2に沿って移動
する複数の作動子47と、各作動子47に枢着され先端
部で収納用天井レール2に懸吊支持された各移動壁5の
起立杆38をそれぞれ押圧する複数の付勢アーム48
と、各付勢アーム48の各作動子47に対する回動姿勢
を制御するカム体49とを具備してなるものであり、各
移動壁5が案内用天井レール1の手前に達した段階で該
移動壁5を押圧している付勢アーム48を進行方向前方
へ回動させ得るように前記カム体49の形状を設定して
いる。具体的に説明すれば、両収納用天井レール2間に
形成される空間に、対をなすメインフレーム51を配設
するとともに、これらメインフレーム51間に対をなす
サブフレーム52を配設している。メインフレーム51
は懸吊材53を介して図示しない建築構造体に固定され
ており、サブフレーム52は懸吊材54を介して図示し
ない建築構造体に固定されている。各メインフレーム5
1と各サブフレーム52間には、それぞれチェーン55
が張設されている。すなわち、メインフレーム51の前
端部間に架設した軸56に対をなす第1のスプロケット
57を回転自在に外装するとともに、メインフレーム5
1の後端部間に架設した軸58に対をなす第2のスプロ
ケット59を回転自在に外装し、各第1のスプロケット
57と各第2のスプロケット59との間に、それぞれチ
ェーン55を張設している。そして、これら各チェーン
55に、前記作動子47を所定のピッチで装着し、前記
チェーン55を図示しない電動機等により正逆駆動する
ことによって、前記各作動子47を収納用天井レール2
に沿って、往復動作させることができるようにしてい
る。作動子47は、図11に示すように、チェーン55
のリンクメンバー55aに取着されたブロック状の基端
部61と、この基端部61の下面中央部分から下方に垂
下させた垂下部62とを具備してなるもので、この垂下
部62の両側に付勢アーム48を軸着している。付勢ア
ーム48は、中間に屈曲部48aを有する側面視くの字
形のものであり、該付勢アーム48の一端48bを作動
子47に軸63を介して枢着するとともに、他端48c
を移動壁5を付勢するための先端部とし、屈曲部48a
にカム体49のカム面49a上を転動する案内ローラ6
4を軸着している。具体的には、各作動子47に枢着さ
れた対をなす付勢アーム48の他端48c間に押圧ロー
ラ65を軸着し、その押圧ローラ65で移動壁5の起立
杆38を押圧するようにしている。カム体49は、図7
及び図11に示すように、付勢アーム48の通過領域の
両側に配設されたレール状のもので、底壁66と起立壁
67とを具備してなる。そして、底壁67の上面をカム
面49aとし、このカム面49aに各付勢アーム48の
屈曲部48aに設けた案内ローラ64を転接させてい
る。このカム体49は、収納用天井レール2に支持され
た複数の移動壁5をそれぞれ押圧するための付勢アーム
48の案内ローラ64を転接支持する第1の水平部49
bと、案内用天井レール1に最も近い先頭の移動壁5を
押圧するための付勢アーム48の案内ローラ64を転接
支持する第2の水平部49cと、これら両水平部49
b、49cを接続する傾斜部49dとからなるもので、
第2の水平部49cは第1の水平部49bに対して高さ
Hだけ高く位置させてある。
【0016】次いで、この移動間仕切装置の作動を説明
する。まず、複数の移動壁5が収納庫21に収納されて
いる状態では、各移動壁5が相互に接近した姿勢で厚み
方向に重合配置されている。この状態から各移動壁5を
大広間17に導出させるには、まず、移動壁駆動機構8
を作動させて、作動子47を取付間隔(1ピッチA)分
だけ案内用天井レール1方向に移動させる。その結果、
作動子47に枢着された付勢アーム48が案内用天井レ
ール1に接近する方向に移動し、その先端部に設けた押
圧ローラ65で各移動壁5の起立杆38を押圧すること
になる。そのため、各移動壁5が1ピッチAづつ案内用
天井レール1方向に搬送される。その際に、先頭の移動
壁5を押圧する付勢アーム48の案内ローラ64は、カ
ム体49の第1の水平部49bから傾斜部49dを通過
して第2の水平部49cに達するため、その付勢アーム
48の屈曲部48aが上方に高さHだけ持ち上げられ、
該付勢アーム48が作動子47に対して進行方向前方に
回動することになる。そのため、先頭の移動壁5だけ
は、他の移動壁5よりも早い速度で前方に送り出される
ことになり、前述した1ピッチAよりも大きく移動して
案内用天井レール1の下に押し出される。案内用天井レ
ール1の下に押し出された移動壁5を支持する両走行体
3は、収納用天井レール2上からターンテーブル6,7
の可動レール43上に移行することになる(図3参
照)。この段階で、両ターンテーブル6,7をそれぞれ
90度だけ逆方向に水平旋回させることによって、両走
行体3の向きを案内用天井レール1に沿う方向に変更す
ることができる。この状態で、その移動壁5を幅方向に
押圧することによって、走行体3が案内用天井レール1
上に移行することになり、該移動壁5を該案内用天井レ
ール1に沿って移動させて大広間17の使用位置まで誘
導することが可能となる(図4参照)。使用位置に懸吊
されている移動壁5を収納位置まで復帰させるには、基
本的には以上説明した動作を逆に行えばよいが、付勢ア
ーム48は、逆作動する際にはカム体49による姿勢制
御を受けない。すなわち、付勢アーム48の押圧ローラ
65で移動壁5の起立杆38を後方へ押圧する際には、
付勢アーム48は、図12に示すように、そのストッパ
48dが作動子47の下面に当接する位置まで回動して
係止されることになる。
【0017】このようにして移動壁5を大広間17の使
用位置と収納庫21内の収納位置間で自在に移動させる
ことができるが、本装置では、前記両ターンテーブル
6、7を相互に逆方向に旋回させて走行体3の向きを変
更するようにしているので、懸吊杆4の軸心4nをター
ンテーブル6、7の中心6n、7nに自動的に合致させ
ることが可能となり、移動壁5の移動を円滑に行うこと
ができる。具体的に説明すれば、例えば、図15に模式
的に示すように、案内用天井レール1に沿って手動操作
により移動させてきた移動壁5を収納庫21内に復帰さ
せ、その移動壁5を支持している走行体3を各ターンテ
ーブル6、7上に導入した場合、その懸吊杆4の軸心4
nが、各ターンテーブル6、7の中心6n、7nに対し
て偏位している場合がある。この状態でターンテーブル
6を図中反時計回り方向に旋回させるとともに、ターン
テーブル7を図中時計回り方向に旋回させると、図16
に示すように、一方のターンテーブル6上の走行体3か
ら垂下させた懸吊杆4は、図中右方向に移動し、他方の
ターンテーブル6上の走行体3から垂下させた懸吊杆4
は、図中左方向に移動するはずである。しかしながら、
両懸吊杆4の軸心4n間の距離はターンテーブル6、7
の中心6a、7a間の距離と等しく不変であり、移動壁
5が破断しない限り図16のような状態にはなり得な
い。しかして、実際には移動壁5の剛性により両懸吊杆
4には、ターンテーブル6、7の旋回中にその中心6
n、7nに向かう力が作用することになり、ターンテー
ブル6、7が旋回を終えた段階では、図17に示すよう
に、各懸吊杆4の軸心4nと、各ターンテーブル6、7
の中心6n、7nとが合致することになる。そのため、
この移動壁5から突設した起立杆38も正確に案内用天
井レール1の切欠部1bに臨むことになり、移動壁駆動
機構8の付勢アーム48に正しく押圧されて収納用天井
レール2間に搬送されることになる。
【0018】なお、以上説明した実施例では、収納用天
井レールに沿って移動壁を移動させる場合だけ移動壁駆
動機構に依存するようにした半自動式のものについて説
明したが、本発明は必ずしもこのようなものに限定され
ないのは勿論であり、例えば、移動壁のすべての移動を
自動化したり、全ての移動を手動で行うようにしたもの
にも同様に適用が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、案内用
天井レールと収納用天井レールとの交差部分に配設した
1対のターンテーブルを、相互に反対の方向に旋回させ
るようにしているので、各移動壁を支持する対をなす走
行体を多少不正確に両ターンテーブル上に載置しても、
該ターンテーブルを旋回させることによってその狂いを
是正することができ、両懸吊杆の軸心をターンテーブル
の中心に自動的に合致させることができる。そのため、
案内用天井レールと収納用天井レールとの間で移動壁を
円滑に移動させることが可能となる。
【0020】しかして、この発明は、走行体のターンテ
ーブルに対する位置決めを正確に行うことが難しい手動
式あるいは半自動式の装置に適用すれば、特に有用なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例を示す一部省略した平断面図。
【図3】同実施例を示す一部省略した拡大平断面図。
【図4】同実施例を示す一部省略した拡大平断面図。
【図5】同実施例の走行体部分を示す横断面図。
【図6】同実施例の走行体及び切欠部を示す縦断面図。
【図7】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す側
断面図。
【図8】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す正
面図。
【図9】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す概
略的な斜視図。
【図10】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す
概略的な斜視図。
【図11】同実施例における移動壁駆動機構部分の詳細
を示す部分斜視図。
【図12】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す
概略的な部分側断面図。
【図13】同実施例における移動壁の接合部分を示す平
断面図。
【図14】同実施例における移動壁の接合部分を示す平
断面図。
【図15】同実施例の作用を説明するための作用説明
図。
【図16】同実施例の作用を説明するための作用説明
図。
【図17】同実施例の作用を説明するための作用説明
図。
【符号の説明】
1…案内用天井レール 1a…開口部 1b…切欠部 2…収納用天井レール 3…走行体 4…懸吊杆 4n…軸心 5…移動壁 6…ターンテーブル 6n…中心 7…ターンテーブル 7n…中心 8…移動壁駆動機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁に連続した開口部を有する案内用天井
    レールと、底壁に連続した開口部を有し前記案内用天井
    レールに略直交させて配設した2本の平行な収納用天井
    レールと、前記天井レール内に走行可能に配設した走行
    体と、この走行体から前記開口部を通過させて下方に垂
    下させた懸吊杆と、対をなす走行体及び懸吊杆を介して
    天井レールに懸吊支持された移動壁と、各収納用天井レ
    ールと案内用天井レールとの交差部分にそれぞれ配設さ
    れ対をなす走行体の向きをそれぞれ変更する1対のター
    ンテーブルとを具備してなるものであって、前記両ター
    ンテーブルの中心間距離と、移動壁を懸吊支持する対を
    なす懸吊杆の軸心間距離とを等しく設定するとともに、
    前記両ターンテーブルを相互に反対方向に旋回させて両
    走行体の向きを案内用天井レールに沿う方向又は収納用
    天井レールに沿う方向に変更するようにしたことを特徴
    とする移動間仕切装置。
  2. 【請求項2】案内用天井レールに沿って移動する移動壁
    の両走行体を、手動操作により両ターンテーブル上に侵
    入させるようにしたものである請求項1記載の移動間仕
    切装置。
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