JP2891153B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

移動間仕切装置

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JP2891153B2
JP2891153B2 JP11696A JP11696A JP2891153B2 JP 2891153 B2 JP2891153 B2 JP 2891153B2 JP 11696 A JP11696 A JP 11696A JP 11696 A JP11696 A JP 11696A JP 2891153 B2 JP2891153 B2 JP 2891153B2
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康博 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルやオフィス
等のフロアーを必要に応じて仕切る場合に使用される移
動間仕切装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の移動間仕切装置は、底壁に連続
的な開口部を有してなる天井レールを建物の天井に固設
し、この天井レール内に複数の走行体を走行可能に配設
するとともに、これら各走行体の中間部分に懸吊杆を装
着し、それら懸吊杆の下端側を前記開口部を通過させて
天井レールの下方に垂下させている。そして、対をなす
懸吊杆に移動壁をそれぞれ懸吊支持させ、その移動壁を
前記天井レールに沿って移動させ得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の移
動壁は、使用位置と収納位置との間を種々の態様で移動
させ得るようになっており、移動壁を直接に作業者が押
圧して移動させる手動式のものや、移動壁駆動機構によ
り移動壁を強制的に駆動して所望位置に移動させる自動
式のもの、あるいは、必要な箇所だけ移動壁駆動機構に
より移動壁を付勢するようにした半自動式のもの等が開
発されている。
【0004】ところが、従来のものはいずれも走行体又
は懸吊杆を移動壁駆動機構により付勢する構造をなして
おり、移動壁駆動機構の構成部品を移動壁の内部や天井
レールの内部に組み込んでいる。そのため、手動式のも
のと、自動又は半自動式のものとでは、天井レールの種
類や寸法等が全く異なったものになっており、部品の製
造や管理、あるいは、組立作業の煩雑化を招いている。
特に、半自動式のものは、手動で移動壁を移動させる箇
所と、移動壁駆動機構により移動壁を付勢する箇所とが
混在しているため、共通の天井レールを使用することが
できないことになり、設置作業がとりわけ煩雑化すると
いう問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消するために、移動壁に懸吊杆とは別途に起立杆
を設けておき、この起立杆を必要箇所に配設した移動壁
駆動機構により付勢し得るようにしている。このような
構成によれば前記起立杆を移動壁駆動機構のアーム等に
より付勢することによって移動壁に移動力を付与するこ
とができるため、移動壁駆動機構を天井レール外に配置
することが容易になる。特に、移動壁を厚み方向に移動
させる場合には、走行体及び懸吊杆を案内する平行な天
井レール間に形成される空間を起立杆が通過することに
なるため、平行な天井レール間に移動壁駆動機構を配置
するだけで、移動壁収納作業の半自動化が可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る移動間仕切装置は、
底壁に連続した開口部を有する天井レールと、この天井
レール内に走行可能に配設した走行体と、この走行体か
ら前記開口部を通過させて下方に垂下させた懸吊杆と、
前記走行体及び懸吊杆を介して天井レールに懸吊支持さ
れた移動壁と、この移動壁の上端面における懸吊杆と干
渉しない位置から上方に向けて突設されその上端部を開
口部を通して天井レール内に挿入した起立杆と、前記天
井レール外に配置されこの起立杆を必要な箇所において
付勢して移動壁を駆動する移動壁駆動機構とを具備して
なることを特徴とする。
【0007】天井レールの共通化を最も図り易い態様と
しては、1枚の移動壁を対をなす走行体及び懸吊杆を用
いて天井レールに懸吊支持させるように構成するととも
に、各移動壁の両走行体を同時に支持する案内用天井レ
ールに、各移動壁の走行体を各別に支持する平行な収納
用天井レールを略直交させて設けておき、移動壁を収納
用天井レールに沿って厚み方向に移動させる際に、前記
移動壁駆動機構により起立杆に駆動力を付与するように
したものを挙げることができる。その場合、対をなす懸
吊杆の中間位置に起立杆を立設しておき、収納用天井レ
ール間に配設した移動壁駆動機構により前記起立杆を付
勢するようにしておけば、平行な天井レール間に形成さ
れる空間を有効に利用して、移動壁駆動機構を配設する
ことが可能となる。なお、このような構成によれば、案
内用天井レールの片側に、収納用天井レールに沿って厚
み方向に移動する移動壁の起立杆の通過を許容する切欠
部を設けておく必要があり、そのままでは、案内用天井
レールに沿って移動する移動壁の走行体がその切欠部に
落ち込むおそれがあるが、これを防止するには、天井レ
ールの底壁におけるこの切欠部を挟む位置に、走行体の
底面を転接支持するための支持ローラをそれぞれ配設し
ておけばよい。
【0008】この起立杆を利用して、該移動間仕切装置
の安全性をより高めたい場合には、起立杆の天井レール
への挿入長さ寸法を、移動中に移動壁の下縁と床面との
間に形成される隙間寸法よりも大きく設定しておくのが
よい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図1
5を参照して説明する。図面に示す移動間仕切装置は、
案内用天井レール1と、この案内用天井レール1に直交
させて配設した2本の平行な収納用天井レール2と、こ
の天井レール1、2内に走行可能に配設した走行体3
と、この走行体3から天井レール1、2の開口部1a、
2aを通過させて下方に垂下させた懸吊杆4と、対をな
す走行体3及び懸吊杆4を介して天井レール1,2に懸
吊支持された移動壁5と、各収納用天井レール2と案内
用天井レール1との交差部分にそれぞれ配設されたター
ンテーブル6,7と、対をなす走行体3を各収納用天井
レール2に支持させつつ各移動壁5を厚み方向に移動さ
せる移動壁駆動機構8とを具備してなる。
【0010】案内用天井レール1は、図3〜図5に示す
ように、底壁11と、左右の側壁12と、これら両側壁
12を包持する保持金具13とを具備してなるもので、
前記底壁11の中央部には連続した開口部1aが形成さ
れている。保持金具13は間欠的に設けられており、前
記側壁12を図示しない建築構造体に固定する役割を担
っている。収納用天井レール2も案内用天井レール1と
同一の構成をなすもので、底壁14と、左右の側壁15
と、これら両側壁15を包持する保持金具16とを具備
しており、前記底壁14の中央部には、連続した開口部
2aが形成されている。しかして、前記収納用天井レー
ル2は、大広間17と扉18を有した開口部19を介し
て連通している収納庫21の天井Cに配設されており、
前記案内用天井レール1は、大広間17の天井Cから開
口部19を通して収納庫21の天井Cにまで延出させて
設けてある。
【0011】走行体3は、図5に示すように、中央部に
上下貫通孔を有してなる本体22に、4つの車輪23を
軸着し、その車輪23を天井レール1、2の底壁11、
14の上面11a、14aに転動可能に支持させてな
る。なお、走行体3の車輪23は、軸24に外嵌したベ
アリング25と、このベアリング25のアウターリング
26の外周に嵌着した外装輪27とを具備してなるもの
で、前記外装輪27は、その外周27a及びその近傍部
分のみに焼入れ処理が成されている。このような外装輪
27は、非焼入部分が残存しているため靭性に富み、ベ
アリングを直接車輪として使用する場合に比べて耐久性
を高めることができる。
【0012】懸吊杆4は、上端に係止鍔4aを有すると
ともに、下半部外周に図示しないねじ部を備えており、
そのねじ部に螺着したナット等により移動壁5を落下不
能に保持している。
【0013】移動壁5は、図13及び図14に示すよう
に、枠体28の前後両面に化粧パネル29を添設してな
るもので、端縁の突合せに特殊な構造を採用している。
すなわち、この移動壁5の一端縁には凹溝31が形成し
てあり、他端縁には突条32が設けてある。凹溝31は
枠体28に固設した剛性を有する構造材33間に形成さ
れたもので、外方に向けて漸次拡開する形態をなしてお
り、その開口縁には、移動壁5の突き合わせ方向と直交
する方向に延出する板状をなす弾性片34が上下に連続
させて設けてある。また、凹溝31の奥部内側面には、
中空体状をなす弾性体35が設けてある。突条32は、
枠体28の端面に構造材36を取着し、その構造材36
の先端に上下に延びる弾性材製の管材37を装着したも
ので、前記管材37は前記凹溝31に対応させて平断面
略三角形状をなしている。そして、図13に示すよう
に、突条32を凹溝31に遊嵌させるようにして隣接す
る移動壁5同士を突合せることによって、凹溝31の開
口縁に設けた弾性片34が突条32の両側面に弾接して
光及び音の漏洩を遮断するようになっており、突条32
の凹溝31への侵入深さが多少変動しても前記弾性片3
4が常時突条32に弾接してシール性が維持されるよう
にしてある。なお、これら凹溝31及び突条32につい
ては、図13、及び、図14以外の図面においては、そ
の図示を省略してある。
【0014】また、移動壁5の上端面における両懸吊杆
4の間に位置する部位に、対をなす起立杆38を立設し
ている。起立杆38は剛性を有する金属製のもので、移
動壁5の枠体28に剛結されている。これら起立杆38
の上端側は、開口部1a、2aを通して天井レール1,
2内に挿入されており、その挿入長さ寸法Pは、図15
に示すように、移動中に移動壁5の下縁と床面Fとの間
に形成される隙間寸法Qよりも大きく設定してある。そ
して、案内用天井レール1の片側に、図2〜図4に示す
ように、収納用天井レール2に沿って厚み方向に移動す
る移動壁5の起立杆38の通過を許容する切欠部1bを
設けておき、天井レール1の底壁11におけるこの切欠
部1bを挟む位置に、走行体3の底面3aを転接支持す
るための支持ローラ41をそれぞれ配設している。すな
わち、この支持ローラ41は、図6に示すように、走行
体3の車輪23が、前記切欠部1bに落ち込む直前に、
その走行体3の下面3aを転接支持し得る位置に軸着さ
れている。
【0015】ターンテーブル6、7は、図示しない建築
構造体に固設されたフレーム42に、可動レール43を
水平旋回可能に枢支させた通常のもので、可動レール4
3は、前記天井レール1、2と同様に、連続した開口部
43aを有する底壁44と、左右の側壁45とを備えて
いる。そして、左右の側壁45を、保持金具46により
包持しており、この保持金具46を図示しないベアリン
グ等を介して前記フレーム42に水平旋回可能に支承さ
せている。保持金具46は、図示しないアクチュエータ
に接続されており、このアクチュエータの作動により可
動レール43とともに水平旋回するようになっている。
【0016】移動壁駆動機構8は、図7〜図11に示す
ように、収納用天井レール2の長手方向に沿って所定の
ピッチで配列されその収納用天井レール2に沿って移動
する複数の作動子47と、各作動子47に枢着され先端
部で収納用天井レール2に懸吊支持された各移動壁5の
起立杆38をそれぞれ押圧する複数の付勢アーム48
と、各付勢アーム48の各作動子47に対する回動姿勢
を制御するカム体49とを具備してなるものであり、各
移動壁5が案内用天井レール1の手前に達した段階で該
移動壁5を押圧している付勢アーム48を進行方向前方
へ回動させ得るように前記カム体49の形状を設定して
いる。具体的に説明すれば、両収納用天井レール2間に
形成される空間に、対をなすメインフレーム51を配設
するとともに、これらメインフレーム51間に対をなす
サブフレーム52を配設している。メインフレーム51
は懸吊材53を介して図示しない建築構造体に固定され
ており、サブフレーム52は懸吊材54を介して図示し
ない建築構造体に固定されている。各メインフレーム5
1と各サブフレーム52間には、それぞれチェーン55
が張設されている。すなわち、メインフレーム51の前
端部間に架設した軸56に対をなす第1のスプロケット
57を回転自在に外装するとともに、メインフレーム5
1の後端部間に架設した軸58に対をなす第2のスプロ
ケット59を回転自在に外装し、各第1のスプロケット
57と各第2のスプロケット59との間に、それぞれチ
ェーン55を張設している。そして、これら各チェーン
55に、前記作動子47を所定のピッチで装着し、前記
チェーン55を図示しない電動機等により正逆駆動する
ことによって、前記各作動子47を収納用天井レール2
に沿って、往復動作させることができるようにしてい
る。作動子47は、図11に示すように、チェーン55
のリンクメンバー55aに取着されたブロック状の基端
部61と、この基端部61の下面中央部分から下方に垂
下させた垂下部62とを具備してなるもので、この垂下
部62の両側に付勢アーム48を軸着している。付勢ア
ーム48は、中間に屈曲部48aを有する側面視くの字
形のものであり、該付勢アーム48の一端48bを作動
子47に軸63を介して枢着するとともに、他端48c
を移動壁5を付勢するための先端部とし、屈曲部48a
にカム体49のカム面49a上を転動する案内ローラ6
4を軸着している。具体的には、各作動子47に枢着さ
れた対をなす付勢アーム48の他端48c間に押圧ロー
ラ65を軸着し、その押圧ローラ65で移動壁5の起立
杆38を押圧するようにしている。カム体49は、図7
及び図11に示すように、付勢アーム48の通過領域の
両側に配設されたレール状のもので、底壁66と起立壁
67とを具備してなる。そして、底壁67の上面をカム
面49aとし、このカム面49aに各付勢アーム48の
屈曲部48aに設けた案内ローラ64を転接させてい
る。このカム体49は、収納用天井レール2に支持され
た複数の移動壁5をそれぞれ押圧するための付勢アーム
48の案内ローラ64を転接支持する第1の水平部49
bと、案内用天井レール1に最も近い先頭の移動壁5を
押圧するための付勢アーム48の案内ローラ64を転接
支持する第2の水平部49cと、これら両水平部49
b、49cを接続する傾斜部49dとからなるもので、
第2の水平部49cは第1の水平部49bに対して高さ
Hだけ高く位置させてある。
【0017】次いで、この移動間仕切装置の作動を説明
する。まず、複数の移動壁5が収納庫に収納されている
状態では、各移動壁5が相互に接近した姿勢で厚み方向
に重合配置されている。この状態から各移動壁5を大広
間17に導出させるには、まず、移動壁駆動機構8を作
動させて、作動子47を取付間隔(1ピッチA)分だけ
案内用天井レール1方向に移動させる。その結果、作動
子47に枢着された付勢アーム48が案内用天井レール
1に接近する方向に移動し、その先端部に設けた押圧ロ
ーラ65で各移動壁5の起立杆38を押圧することにな
る。そのため、各移動壁5が1ピッチAづつ案内用天井
レール1方向に搬送される。その際に、先頭の移動壁5
を押圧する付勢アーム48の案内ローラ64は、カム体
49の第1の水平部49bから傾斜部49dを通過して
第2の水平部49cに達するため、その付勢アーム48
の屈曲部48aが上方に高さHだけ持ち上げられ、該付
勢アーム48が作動子47に対して進行方向前方に回動
することになる。そのため、先頭の移動壁5だけは、他
の移動壁5よりも早い速度で前方に送り出されることに
なり、前述した1ピッチAよりも大きく移動して案内用
天井レール1の下に押し出される。案内用天井レール1
の下に押し出された移動壁5を支持する両走行体3は、
収納用天井レール2上からターンテーブル6,7の可動
レール43上に移行することになる(図3参照)。この
段階で、両ターンテーブル6,7をそれぞれ90度水平
旋回させることによって、両走行体3の向きを案内用天
井レール1に沿う方向に変更することができる。この状
態で、その移動壁5を幅方向に押圧することによって、
走行体3が案内用天井レール1上に移行することにな
り、該移動壁5を該案内用天井レール1に沿って移動さ
せて大広間17の使用位置まで誘導することが可能とな
る(図4参照)。使用位置に懸吊されている移動壁5を
収納位置まで復帰させるには、基本的には以上説明した
動作を逆に行えばよいが、付勢アーム48は、逆作動す
る際にはカム体49による姿勢制御を受けない。すなわ
ち、付勢アーム48の押圧ローラ65で移動壁5の起立
杆38を後方へ押圧する際には、付勢アーム48は、図
12に示すように、そのストッパ48dが作動子47の
下面に当接する位置まで回動して係止されることにな
る。
【0018】このような構成のものであれば、懸吊杆4
や走行体3とは独立した起立杆38を付勢することによ
って、移動壁5を作動させることができるため、移動壁
駆動機構8を組み込むために、収納用天井レール2を案
内用天井レール1と異なった形態のものにする必要がな
く、全ての天井レール1,2を共通化することができ
る。移動壁5の荷重を全面的に受ける天井レール1、2
の設置には、保持金具13、16や、その保持金具1
3、16を建築構造体に接続するための懸吊材等、多く
の付属部品が必要になるため、全ての天井レール1、2
を共通化することができると、部品の製造や管理の煩雑
化を効果的に抑制することができる上に、組み立て作業
の簡素化を図ることができる。
【0019】また、図15(a)に示すように、起立杆
38の天井レール1、2への挿入長さ寸法Pを、移動中
に移動壁5の下縁と床面Fとの間に形成される隙間寸法
Qよりも大きく設定しておけば、図15(b)に示すよ
うに、不測の事態により懸吊杆4が万が一破断して移動
壁5が床面F上に落下しても、起立杆38の上端部分が
天井レール1,2内に残留するため、移動壁5が転倒す
るのを防止することができる。
【0020】なお、以上説明した実施例では、案内用天
井レールと収納用天井レールとの交差部分にターンテー
ブルを設けたものについて説明したが、本発明は必ずし
もこのようなものに限定されるものではなく、例えば、
図16に示すように、周囲4面にそれぞれ車輪123を
有し、ターンテーブルを要することなしに90度走行方
向を変更することが可能な走行体103を備えたものに
も同様に適用が可能である。
【0021】また、移動壁駆動機構の構成も、前記実施
例のものに限定されるものではなく、例えば、図17に
模式的に示す移動壁駆動機構108のように、常時一定
したピッチで起立杆38を付勢するように構成された二
股状の作動子147を具備してなるようなものであって
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、懸吊杆
や走行体とは独立した起立杆を付勢することによって、
移動壁を作動させることができるようにしているため、
移動壁駆動機構を組み込むために、特定の天井レールを
他の天井レールと異なった形態のものにする必要がな
く、全ての天井レールを共通化することが容易になる。
そのため、部品の製造や管理の煩雑化を効果的に抑制す
ることができる上に、組み立て作業の簡素化を図ること
ができる。
【0023】特に、案内用天井レールに収納用天井レー
ルを略直交させて設けておき、移動壁を収納用天井レー
ルに沿って厚み方向に移動させる際に、移動壁駆動機構
により起立杆に駆動力を付与するような態様で実施する
場合には、移動壁駆動機構を天井レールと干渉しない位
置に配置し易く、実施がとりわけ容易になる。この場合
には、案内用天井レールの片側に、収納用天井レールに
沿って厚み方向に移動する移動壁の起立杆の通過を許容
する切欠部を設ける必要が生じるが、その案内用天井レ
ールの底壁におけるこの切欠部を挟む位置に、走行体の
底面を転接支持するための支持ローラをそれぞれ配設し
ておけば、案内用天井レールを通過中の走行体の車輪
が、その切欠部に落ち込むのを防止することができ、作
動の円滑化を図ることができる。
【0024】また、起立杆の天井レールへの挿入長さ寸
法を、移動中に移動壁の下縁と床面との間に形成される
隙間寸法よりも大きく設定しておけば、万が一懸吊杆が
破断して、移動壁が床上に落下するようなことがあって
も、該移動壁の転倒を有効に防止することができ、安全
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例を示す一部省略した平断面図。
【図3】同実施例を示す一部省略した拡大平断面。
【図4】同実施例を示す一部省略した拡大平断面。
【図5】同実施例の走行体部分を示す横断面図。
【図6】同実施例の走行体及び切欠部を示す縦断面図。
【図7】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す側
断面図。
【図8】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す正
面図。
【図9】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す概
略的な斜視図。
【図10】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す
概略的な斜視図。
【図11】同実施例における移動壁駆動機構部分の詳細
を示す部分斜視図。
【図12】同実施例における移動壁駆動機構部分を示す
概略的な部分側断面図。
【図13】同実施例における移動壁の接合部分を示す平
断面図。
【図14】同実施例における移動壁の接合部分を示す平
断面図。
【図15】同実施例の作用を説明するための作用説明
図。
【図16】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図17】本発明のさらに他の実施例を模式的に示す側
面図。
【符号の説明】
1…案内用天井レール 1a…開口部 1b…切欠部 2…収納用天井レール 3…走行体 4…懸吊杆 5…移動壁 8…移動壁駆動機構 38…起立杆 41…支持ローラ 103…走行体 108…移動壁駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 15/00 E04B 2/74 561

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁に連続した開口部を有する天井レール
    と、この天井レール内に走行可能に配設した走行体と、
    この走行体から前記開口部を通過させて下方に垂下させ
    た懸吊杆と、前記走行体及び懸吊杆を介して天井レール
    に懸吊支持された移動壁と、この移動壁の上端面におけ
    る懸吊杆と干渉しない位置から上方に向けて突設されそ
    の上端部を開口部を通して天井レール内に挿入した起立
    杆と、前記天井レール外に配置されこの起立杆を必要な
    箇所において付勢して移動壁を駆動する移動壁駆動機構
    とを具備してなることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 【請求項2】1枚の移動壁を対をなす走行体及び懸吊杆
    を用いて天井レールに懸吊支持させるように構成すると
    ともに、各移動壁の両走行体を支持する案内用天井レー
    ルに、各移動壁の走行体を各別に支持する平行な収納用
    天井レールを略直交させて設けておき、移動壁を収納用
    天井レールに沿って厚み方向に移動させる際に、前記移
    動壁駆動機構により起立杆に駆動力を付与するようにし
    た請求項1記載の移動間仕切装置。
  3. 【請求項3】底壁に連続した開口部を有する天井レール
    と、この天井レール内に走行可能に配設した走行体と、
    この走行体から前記開口部を通過させて下方に垂下させ
    た懸吊杆と、前記走行体及び懸吊杆を介して天井レール
    に懸吊支持された移動壁と、この移動壁の上端面におけ
    る懸吊杆と干渉しない位置から上方に向けて突設されそ
    の上端部を開口部を通して天井レール内に挿入した起立
    杆と、この起立杆を必要な箇所において付勢して移動壁
    を駆動する移動壁駆動機構とを具備してなり、1枚の移
    動壁を対をなす走行体及び懸吊杆を用いて天井レールに
    懸吊支持させるように構成するとともに、各移動壁の両
    走行体を支持する案内用天井レールに、各移動壁の走行
    体を各別に支持する平行な収納用天井レールを略直交さ
    せて設けておき、移動壁を収納用天井レールに沿って厚
    み方向に移動させる際に、前記移動壁駆動機構により起
    立杆に駆動力を付与するようにし、案内用天井レールの
    片側に、収納用天井レールに沿って厚み方向に移動する
    移動壁の起立杆の通過を許容する切欠部を設けておき、
    天井レールの底壁におけるこの切欠部を挟む位置に、走
    行体の底面を転接支持するための支持ローラをそれぞれ
    配設していることを特徴とする移動間仕切装置。
  4. 【請求項4】起立杆の天井レールへの挿入長さ寸法を、
    移動中に移動壁の下縁と床面との間に形成される隙間寸
    法よりも大きく設定している請求項1、2又は3記載の
    移動間仕切装置。
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