JP2773709B2 - 半導体装置の試験方法および試験装置 - Google Patents

半導体装置の試験方法および試験装置

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JP2773709B2
JP2773709B2 JP7282958A JP28295895A JP2773709B2 JP 2773709 B2 JP2773709 B2 JP 2773709B2 JP 7282958 A JP7282958 A JP 7282958A JP 28295895 A JP28295895 A JP 28295895A JP 2773709 B2 JP2773709 B2 JP 2773709B2
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昌幸 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の試験方
法および試験装置に係わり、特に高温選別検査時におけ
る加熱手段を効率化する半導体装置の試験方法および試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置は、高集積化および高
速化の進展に伴ない、特に高速化が要求されるRISC
型マイクロプロセッサのなかには、相補型半導体装置
(以下、(CMOS半導体装置と称す)でありながらダ
イナミック回路を含むために、消費電力が15Wを超え
るものも製品化されている。
【0003】一方、半導体装置の製造工程のうちの一工
程である選別検査工程において、被試験半導体装置を動
作保証温度の最大温度まで上昇させてその電気的特性を
試験する高温選別テストが実施されている。
【0004】この場合、被試験半導体装置を高温に上昇
させる方法として、組立て完了しかつ高温加熱した半導
体装置を自動的に半導体試験装置に供給し、選別検査、
良品、不良品の分類等テスト経過に基づいて自動的に分
類収拾する高温ハンドラ装置と称する試験用装置が一般
的に用いられている。
【0005】しかしながら、消費電力が多い半導体装置
の場合、熱抵抗を小さくするために半導体装置のパッケ
ージ上面に放熱用のヒートシンクを搭載する等の、特殊
な半導体パッケージ形状の場合が多く、そのため既存の
ハンドラでは対応が困難または不可能な場合が多い。
【0006】このような場合には、図6に示したホット
プレートと称する加熱装置を用いて、被試験半導体装置
をプレート上で無通電状態で加熱して被試験半導体装置
自体の温度を上昇させた後、選別作業者が手作業でデバ
イスを試験装置に移し、高温選別試験を実施していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
半導体装置の試験方法および試験装置においては、試験
装置が被試験半導体装置自体の温度を上昇させるホット
プレート機能をもっていないので、高温選別試験を実施
する場合は、高温ハンドラ装置等の外部装置を用いる必
要がある。
【0008】この高温ハンドラ装置にホットプレート機
能をもたせるには、半導体パッケージごとに対応したハ
ンドラ側の改造に設備投資を行なう必要がある。
【0009】また、高温ハンドラ装置が使用不可能な場
合は、ホットプレート等を用いることになるが、被試験
半導体装置の取り扱いは選別試験作業者の手作業に頼ら
ざるを得なくなり、したがって作業効率が悪く、作業の
安全性の観点からも改善の必要があった。
【0010】本発明の目的は、上述した問題点に鑑みな
されたものであり、ダイナミック回路を含むCMOS半
導体回路の高温選別時に、設定温度に達するまでの間被
試験半導体装置に供給するクロックをハイレベルに固定
し、被試験半導体装置の自己発熱を利用してそのパッケ
ージ温度を上昇させることにより、ホトプレート等の発
熱装置が不用な半導体装置の試験方法および試験装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の試
験方法の特徴は、被検査半導体装置自体の機能を実現す
るための内部回路が相補型の論理回路で構成され、この
相補型の前記被検査半導体装置を所定の加熱手段により
外部から加熱し前記被検査半導体装置動作保証温度の
最大温度まで上昇させた状態で高温選別試験を行なう半
導体装置の試験方法において、半導体試験装置が有する
制御手段であって前記被検査半導体装置のクロック入力
端子へのクロック供給を禁止し論理レベルのハイレベル
一定電圧に固定する発熱制御手段を新たに用い、この制
御手段により前記内部回路の動作を部分的に不定状態に
して生じた貫通電流で前記被検査半導体装置の半導体基
板を前記動作保証温度まで自己発熱させ、この自己発熱
を外部からの前記加熱手段に代えて用いることにある。
【0012】また、前記発熱制御手段は、前記被検査
導体装置の表面温度をセンサーで検出してあらかじめ
めた前記動作保証温度に設定した設定温度と比較する温
度制御器と、前記設定温度に達するまでの間前記半導体
試験装置内蔵のテストクロック生成用テスタチャネル部
から前記被検査半導体装置に供給する前記テストクロッ
前記温度制御器の比較出力信号によって禁止または
供給るテストクロック制御手段とからなり、前記発熱
制御手段を用いて、あらかじめ前記温度制御器内に前記
設定温度を設定し、テスト開始信号により前記被試験半
導体装置のパッケージ温度を測定させ、この温度が前記
設定温度に到達するまでは前記温度制御器の比較結果の
不一致出力信号により前記被試験半導体装置のクロック
端子を前記論理レベルのハイレベル一定電圧に固定し、
この一定電圧固定による前記被試験半導体装置の前記
己発熱でパッケージ温度を上昇させ、このパッケージ温
度を前記設定温度と比較し、一致したときその一致出力
信号により前記テストクロックを前記クロック入力端子
に供給させて前記被試験半導体装置を動作状態にした後
前記自己発熱で前記動作保証温度まで発熱した前記
前記被試験半導体装置の高温選別試験を開始させること
ができる。
【0013】本発明の半導体試験装置の特徴は、被検査
半導体装置自体の機能を実現するための内部回路が相補
型の論理回路で構成され、この相補型の前記被検査半導
体装置を所定の加熱手段により外部から加熱し前記被検
査半導体装置動作保証温度の最大温度まで上昇させた
状態で高温選別試験を行なう半導体試験装置において、
前記被検査半導体装置のクロック入力端子へのクロック
供給を禁止し論理レベルのハイレベル一定電圧に固定す
る発熱制御手段を新たに備え、この制御手段により前記
内部回路の動作を部分的に不定状態にして生じた貫通電
流で前記被検査半導体装置の半導体基板を前記動作保証
温度まで自己発熱させ、この自己発熱を外部からの前記
加熱手段に代えて用いることにある。
【0014】また、前記発熱制御手段、前記被検査
導体装置の表面温度をセンサーで検出してあらかじめ
めた前記動作保証温度に設定した設定温度と比較する温
度制御器と、前記設定温度に達するまでの間前記半導体
試験装置内蔵のテストクロック生成用テスタチャネル部
から前記被検査半導体装置に供給する前記テストクロッ
を前記温度制御器の比較出力信号によって禁止または
供給するテストクロック制御手段とからなる。
【0015】さらに、前記テストクロック制御手段は、
前記温度制御器から出力される前記比較出力信号と前記
テストクロック信号との論理積によって、前記比較出力
信号が不一致出力のときは論理レベルのハイレベル一定
電圧を、一致出力のときは前記クロック信号をそれぞれ
前記被検査半導体装置のクロック入力端子に供給するよ
うに構成され、前記テストクロック制御手段を搭載した
専用基板を内蔵することができる。
【0016】さらにまた、前記テストクロック制御手段
は、それぞれ前記テスタチャネル部から供給される信号
であって、供給された第1のテストクロック信号を有効
にするか無効にするかを制御する第1のクロック制御信
号および前記比較出力信号の論理和出力と前記第1クロ
ック信号との論理積を演算する第1の組合せ回路と、前
記テスタチャネル部から供給される第2のテストクロッ
ク信号を有効にするか無効にするかを制御する第2のク
ロック制御信号および前記比較出力信号の論理和出力と
前記第2のテストクロック信号との論理積を演算する第
2の組合せ回路とを有し、これら第1および第2の組合
せ回路は、前記比較出力信号が一致出力のときは前記第
1および前記第2のテストクロック制御信号を、不一致
出力信号のときは論理レベルのハイレベル一定電圧を前
被試験半導体装置の対応する第1および第2のクロッ
ク端子にそれぞれ供給するように構成され、前記テスト
クロック制御手段を前記テスタチャネル部のチャネルボ
ード内に内蔵させることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
半導体試験装置の第1の実施の形態を示す要部のブロッ
ク図であり、図2はその動作説明用のタイミングチャー
トであり、図3はその試験方法を説明するための高温選
別のフローチャートである。
【0018】図1を参照すると、CMOS半導体装置1
aの表面温度をCMOS半導体装置1aの表面に貼り付
けたセンサー2で検出して、その信号SENを半導体試
験装置の中央演算処理部(図示せず)から入力端子I1
を介して供給されるテストTESTバー信号が論理レベ
ルのロウレベルのときに、入力端子I2から供給される
クロックCLK信号に同期して、あらかじめ設定した設
定温度と比較する温度制御器3と、設定温度に達するま
での間試験装置内蔵のテストクロック生成用テスタチャ
ネル部から入力端子I3を介してCMOS型の被試験半
導体装置1aに供給するテストクロック(テスタチャネ
ル)信号の供給を、温度制御器3の比較出力ready
バー信号によって停止させるNAND回路4とからな
り、温度制御器3から出力される比較出力readyバ
ー信号とテスタチャネル部から供給されるテスタチャネ
ル信号との論理積によって、比較出力readyバー信
号がハイレベルのときのみテスタチャネル信号を被試験
半導体装置1aのクロック端子CLOCKに供給してい
る。
【0019】この半導体試験装置を用いた試験方法は、
図1、図2および図3を併せて参照すると、例えば被試
験半導体装置1aを室内温度で試験する場合、中央演算
処理部の指示により入力端子I1のテストTESTバー
信号をハイレベルに固定しておき、テストを開始する。
【0020】このとき、温度制御器3の出力は、テスト
TESTバー信号がハイレベルであり、センサー2の出
力もまだ設定温度に達していないからハイレベルをNA
ND回路4へ出力し、したがってNAND回路4の他方
の入力であるテスタチャネル信号は被試験半導体装置1
aのクロック入力端子CLOCKへ出力されて被試験半
導体装置1aは通常状態の動作をし、その測定が実行さ
れる。このときのパッケージ温度の上昇は通常動作状態
であり小さい。
【0021】次に被試験半導体装置1aを高温選別する
場合は、まず温度制御器3に中央演算処理装置から高温
選別時の温度を設定する(図3−31)。被試験半導体
装置1aに電源電圧を印加後入力端子I1から供給する
テストTESTバー信号をロウレベルにすると、ロウレ
ベルに変化した次のクロックCLKの立ち上りである
のa点のタイミングに同期して温度制御器3はこのb
点のロウレベルをサンプリングし、被試験半導体装置1
aの温度測定を開始する。
【0022】温度制御器3はセンサ2の出力SENを設
定温度と比較して(図3−32)、測定温度が設定温度
に達してない場合は(図3−33)さらに次のクロック
信号の立ち上りのタイミングに同期してローレベルの出
力readyバー信号を出力するので、この信号を一方
の入力端子に入力するNAND回路4は、他方の入力端
子に入力するテスタチャネル信号を被試験半導体装置1
aのクロック入力端子CLOCKへ出力するのを禁止
し、ハイレベルに固定する(図3−34)。
【0023】このテスタチャネル信号は、試験装置のテ
スタチャネル部においてテストプログラムおよびテスト
パタンを合成して生成された信号であり、被試験半導体
装置1aのクロック信号の入力端子CLOCKに供給さ
れるが、上述したように、NAND回路4により被試験
半導体装置1aが設定温度に達するまではCLOCK入
力端子はハイレベルに保たれる。
【0024】この状態を所定の時間維持すると、クロッ
クが停止した被試験半導体装置1aはクロック動作を停
止しているので、内部回路内の論理回路によっては出力
状態が不定となり、次段の回路の入力が中間レベルのま
ま固定され、CMOS回路であるからPチャネルトラン
ジスタとNチャネルトランジスタの両方がそれぞれ導通
状態になり、電源電位から接地電位へ貫通電流が流れた
状態を持続する。そのため、この貫通電流によってこの
回路部分の半導体基板が次第に発熱し、時間とともに温
度が上昇し、パッケージ全体も次第に温度が上昇する。
【0025】温度が上昇した結果、あらかじめ定めた設
定温度に図2のc点で達する。この設定温度はセンサー
2を介して温度制御器3に信号SENによって通知さ
れ、温度制御器3はこの信号を設定温度と比較し(図3
−33)、一致したので、クロックCLKの次の立ち上
りであるd点のタイミングでready信号を再びハイ
レベル(e点)に変化させる。
【0026】NAND回路4の一方の入力信号であるr
eadyバー信号がハイレベルになったので、他方の入
力端子に入力されるテスタチャネルで生成されたクロッ
ク信号そのものが、被試験半導体装置1aのクロック入
力端子CLOCKに入力される(図3−35)。このク
ロックが供給された状態で高温選別が開始される(図3
−36)。
【0027】つまり、被試験半導体装置1aの自己発熱
により高温に上昇した状態で試験装置のテスタチャネル
部から供給されるテスタチャネル信号に同期して通常の
高温選別が実行開始されることになるので、高温不良、
あるいは前述したクロック信号がハイレルに固定されて
貫通電流が流れたことにより破壊された被試験半導体装
置1aは除去されることになる。
【0028】なお、被試験半導体装置1aのクロック信
号入力端子CLOCKが複数個ある場合も、NAND回
路4を並列に並べることにより対応することが出来る。
【0029】また、本実施の形態における温度制御器1
およびNAND回路4は、それぞれ半導体試験装置側に
専用ボードを増設して内蔵させて構成するものである。
【0030】本発明の第2の実施の形態における試験装
置の要部をブロック図で示した図4およびその動作説明
用のタイミングチャートを示した図5を参照すると、第
1の実施の形態との相違点は、被試験半導体装置1bに
はクロック入力端子CLOCK1および2の2つの入力
端子があり、それぞれにクロック信号を供給するチャネ
ルボードAおよびBが接続されていることである。
【0031】このチャネルボードAは、それぞれ試験装
置のテスタチャネル部から供給される信号であって、入
力端子I5を介して供給された第1のテストクロック信
号(テスタチャネルA)を有効にするか無効にするかを
制御する第1のクロック制御信号(CLKValid
A)および温度制御器3から出力された信号ready
バーの2信号を論理和するOR5出力とテスタチャネル
Aとの論理積をとるNAND6とからなる第1の組合せ
回路からなる。
【0032】チャネルボードBも同様な構成であり、入
力端子I4とI6、I5とI7、CLKValidAと
CLKValidB、テスタチャネルAとテスタチャネ
ルB、第1の組み合せ回路と第2の組み合せ回路とがそ
れぞれ対応する。複数の被試験半導体装置に対応するテ
スタチャネルも同様な構成である。
【0033】なお、これらのチャネルボードでは、被試
験半導体装置1b側から入力する信号を処理するために
テスタへ出力する回路部分はここでの説明に直接関係し
ないので省略してある。
【0034】これらのチャネルボードAおよびBは、温
度制御器3の出力信号readyバーがハイレベル状態
のときのみチャネルボードAおよびBの出力を被試験半
導体装置1bの対応するクロック端子CLOCK1およ
び2にそれぞれ供給する。
【0035】ここで、試験装置はNピン対応のパーピン
テスタとすると、この試験装置を用いた試験方法は、ま
ずテスタチャネルA信号およびテスタチャネルB信号に
それぞれ対応するCLKValidAバーおよびCLK
ValidBバーはロウレベルに固定する。その他のN
−2個のCLKValidAバー信号およびBバー信号
は全てハイレベルに固定する。
【0036】第1の実施の形態と同様な手順で行なう。
すなわち、被試験半導体装置1bを高温選別する場合
は、まず温度制御器3に高温選別時の温度を設定し(図
3−31)、被試験半導体装置1bに電源電圧を印加後
テストTESTバー信号をロウレベルにすると、ロウレ
ベルに変化した次のクロックCLKの立ち上りのタイミ
ングに同期して温度制御器3はこのロウレベルをサンプ
リングする。
【0037】被試験半導体装置1bの温度測定を開始し
(図3−32)、測定温度が設定温度に達してない場合
は(図3−33)、さらに次のクロック信号の立ち上り
のタイミングに同期してローレベルの出力readyバ
ー信号を出力するので、この信号を入力したOR回路5
は、他方の入力端子に入力するCLKValidAバー
信号をそのまま出力ロウレベルで出力する。そのためこ
のロウレベルを入力するNAND回路6は一義的にハイ
レベルを被試験半導体装置1bに出力し、テスタチャネ
ルA信号がクロック入力端子CLOCK1へ入力される
のを禁止する。
【0038】同様に、クロック入力端子CLOCK2も
チャネルボードBによってテスタチャネルB信号の入力
が禁止されハイレベルに固定される。
【0039】このCLKValidAおよびB信号は、
テスタ側のテスタチャネル信号がクロック入力端子を対
象としているか否かを告知する信号であって、所定のタ
イミングにおいてテスタチャネル信号を有効にするか無
効にするかを制御する信号として使用されている。
【0040】NAND回路6により被試験半導体装置1
bは設定温度に達するまでCLOCK1および2の入力
端子がハイレベルに保たれ、この状態で所定の時間経過
すると、クロックが停止した被試験半導体装置1bは、
内部回路内の論理回路によっては出力状態が不定とな
り、次段の回路の入力が中間レベルのまま固定される。
【0041】この例もCMOS回路であるから中間レベ
ルの回路は電源電位から接地電位へ貫通電流が流れ、こ
の貫通電流によってこの回路部分の基板が次第に発熱
し、パッケージ全体も次第に温度が上昇する。
【0042】温度が上昇した結果、あらかじめ定めた設
定温度に達する(図3−34)と、センサー2から出力
される信号SENを制定温度と比較して温度制御器3は
クロック信号CLKの次の立ち上りのタイミングでre
adyバー信号を図5のf点のタイミングで再びハイレ
ベルに変化させる。
【0043】OR回路5の一方の入力信号であるrea
dyバー信号がハイレベルになったので、他方の入力端
子に入力されるCLKValidAおよびBバー信号に
よってNAND回路6はテスタチャネル部で生成された
テスタチャネルA信号およびB信号のクロック信号その
ものを反転させて図5のg点およびh点のタイミング
で、それぞれ被試験半導体装置1bのクロック入力端子
CLOCK1および2に出力する(図3−35)。
【0044】一方、クロック入力端子1および2以外の
入出力端子は、対応するテスタチャネルとの間で信号が
入出力されている。
【0045】したがって、被試験半導体装置1bの自己
発熱により高温に上昇した状態でテスタから供給される
テスタチャネルA信号およびB信号に同期して通常の高
温選別が実行開始されることになるので(図3−3
6)、高温不良、あるいは前述したクロック信号がハイ
レルに固定されて貫通電流が流れたことにより破壊され
た被試験半導体装置1bは除去されることになる。
【0046】本実施の形態における温度制御器1および
第1および第2の組み合せ回路(OR−NAND回路)
は、それぞれ半導体試験装置側に内蔵して構成するの
で、第1の実施の形態のように、専用ボード上に論理回
路を配置する必要がない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の試験方法および試験装置は、CMOS型半導体装置
からなる被検査半導体装置の表面温度をセンサーで検出
してあらかじめ設定した設定温度と比較する温度制御器
と、設定温度に達するまでの間試験装置内蔵のテストク
ロック生成用テスタチャネル部から相補型半導体装置に
供給するテストクロック信号の供給を温度制御器の比較
出力によって停止させるテストクロック制御手段とを用
いるので、高温選別時に、高温ハンドラが使用不可能な
場合でも、ホットプレート等で被試験半導体装置を温め
る必要がなく、選別作業の効率化および安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のブロック図である。
【図2】その動作説明用タイミングチャートである。
【図3】本発明の試験方法を説明するための高温選別の
フローチャートである。
【図4】第2の実施の形態のブロック図である。
【図5】その動作説明用タイミングチャートである。
【図6】従来の高温選別で用いられていたホットプレー
トの外観図である。
【符号の説明】
1 被試験半導体装置 2 センサ 3 温度制御器 4,6 NAND回路 5 OR回路 I1 TESTバー信号の入力端子 I2 CLKの入力端子 I3 テスタチャネルの入力端子 I4 CLKValidAバー信号の入力端子 I5 テスタチャネルAの入力端子 I6 CLKValidBバー信号の入力端子 I7 テスタチャネルBの入力端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112425(JP,A) 特開 平7−198777(JP,A) 特開 昭54−5667(JP,A) 特開 昭54−138344(JP,A) 特開 平6−84391(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11C 29/00 G01R 31/26 - 31/30 H04L 27/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査半導体装置自体の機能を実現する
    ための内部回路が相補型の論理回路で構成され、この相
    補型の前記被検査半導体装置を所定の加熱手段により外
    部から加熱し前記被検査半導体装置動作保証温度の最
    温度まで上昇させた状態で高温選別試験を行なう半導
    体装置の試験方法において、半導体試験装置が有する制
    御手段であって前記被検査半導体装置のクロック入力端
    へのクロック供給を禁止し論理レベルのハイレベル
    定電圧に固定する発熱制御手段を新たに用い、この制御
    手段により前記内部回路の動作を部分的に不定状態にし
    て生じた貫通電流で前記被検査半導体装置の半導体基板
    を前記動作保証温度まで自己発熱させ、この自己発熱を
    外部からの前記加熱手段に代えて用いることを特徴とす
    る半導体装置の試験方法。
  2. 【請求項2】 前記発熱制御手段は、前記被検査半導体
    装置の表面温度をセンサーで検出してあらかじめ定めた
    前記動作保証温度に設定した設定温度と比較する温度制
    御器と、前記設定温度に達するまでの間前記半導体試験
    装置内蔵のテストクロック生成用テスタチャネル部から
    前記被検査半導体装置に供給する前記テストクロック
    前記温度制御器の比較出力信号によって禁止または供給
    るテストクロック制御手段とからなり、前記発熱制御
    手段を用いて、あらかじめ前記温度制御器内に前記設定
    温度を設定し、テスト開始信号により前記被試験半導体
    装置のパッケージ温度を測定させ、この温度が前記設定
    温度に到達するまでは前記温度制御器の比較結果の不一
    致出力信号により前記被試験半導体装置のクロック端子
    前記論理レベルのハイレベル一定電圧に固定し、この
    一定電圧固定による前記被試験半導体装置の前記自己発
    熱でパッケージ温度を上昇させ、このパッケージ温度を
    前記設定温度と比較し、一致したときその一致出力信号
    により前記テストクロックを前記クロック入力端子に供
    給させて前記被試験半導体装置を動作状態にした後に
    前記自己発熱で前記動作保証温度まで発熱した前記前記
    被試験半導体装置の高温選別試験を開始させる請求項1
    記載の半導体装置の試験方法。
  3. 【請求項3】 被検査半導体装置自体の機能を実現する
    ための内部回路が相補型の論理回路で構成され、この相
    補型の前記被検査半導体装置を所定の加熱手 段により外
    部から加熱し前記被検査半導体装置動作保証温度の最
    大温度まで上昇させた状態で高温選別試験を行なう半導
    体試験装置において、前記被検査半導体装置のクロック
    入力端子へのクロック供給を禁止し論理レベルのハイレ
    ベル一定電圧に固定する発熱制御手段を新たに備え、こ
    の制御手段により前記内部回路の動作を部分的に不定状
    態にして生じた貫通電流で前記被検査半導体装置の半導
    体基板を前記動作保証温度まで自己発熱させ、この自己
    発熱を外部からの前記加熱手段に代えて用いることを特
    徴とする半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱制御手段、前記被検査半導体
    装置の表面温度をセンサーで検出してあらかじめ定めた
    前記動作保証温度に設定した設定温度と比較する温度制
    御器と、前記設定温度に達するまでの間前記半導体試験
    装置内蔵のテストクロック生成用テスタチャネル部から
    前記被検査半導体装置に供給する前記テストクロック
    前記温度制御器の比較出力信号によって禁止または供給
    るテストクロック制御手段とからなる請求項3記載の
    半導体試験装置。
  5. 【請求項5】 前記テストクロック制御手段は、前記温
    度制御器から出力される前記比較出力信号と前記テスト
    クロック信号との論理積によって、前記比較出力信号
    不一致出力のときは論理レベルのハイレベル一定電圧
    を、一致出力のときは前記クロック信号をそれぞれ前記
    被検査半導体装置のクロック入力端子に供給するように
    構成され、前記テストクロック制御手段を搭載した専用
    基板を内蔵する請求項4記載の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 前記テストクロック制御手段は、それぞ
    れ前記テスタチャネル部から供給される信号であって、
    供給された第1のテストクロック信号を有効にするか無
    効にするかを制御する第1のクロック制御信号および前
    記比較出力信号の論理和出力と前記第1クロック信号と
    の論理積を演算する第1の組合せ回路と、前記テスタチ
    ャネル部から供給される第2のテストクロック信号を有
    効にするか無効にするかを制御する第2のクロック制御
    信号および前記比較出力信号の論理和出力と前記第2の
    テストクロック信号との論理積を演算する第2の組合せ
    回路とを有し、これら第1および第2の組合せ回路は、
    前記比較出力信号が一致出力のときは前記第1および前
    記第2のテストクロック制御信号を、不一致出力信号
    ときは論理レベルのハイレベル一定電圧を前記被試験
    導体装置の対応する第1および第2のクロック端子にそ
    れぞれ供給するように構成され、前記テストクロック制
    御手段を前記テスタチャネル部のチャネルボード内に内
    蔵させた請求項5記載の半導体試験装置。
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