JP2772840B2 - 合成樹脂製成形品のバリ取り方法及びその装置 - Google Patents
合成樹脂製成形品のバリ取り方法及びその装置Info
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- JP2772840B2 JP2772840B2 JP1287600A JP28760089A JP2772840B2 JP 2772840 B2 JP2772840 B2 JP 2772840B2 JP 1287600 A JP1287600 A JP 1287600A JP 28760089 A JP28760089 A JP 28760089A JP 2772840 B2 JP2772840 B2 JP 2772840B2
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- JP
- Japan
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- nozzle
- fuel gas
- deburring
- molded product
- synthetic resin
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C37/00—Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
- B29C37/02—Deburring or deflashing
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ．発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は合成樹脂製成形品、殊にブロー成形品から
張り出したバリを除去する装置に関する。
張り出したバリを除去する装置に関する。
（従来技術） 従来この種のバリは成形品を、これがまだ熱く柔らか
いうちに、製品金型内でプレス型のバリ切除装置で切除
するか、或は成形品を金型から離型した直後のブロー成
形品がまだ熱く柔らかいうちに、ナイフ乃至サンダーに
よって手作業で切除している。
いうちに、製品金型内でプレス型のバリ切除装置で切除
するか、或は成形品を金型から離型した直後のブロー成
形品がまだ熱く柔らかいうちに、ナイフ乃至サンダーに
よって手作業で切除している。
（発明が解決しようとする課題） ところが前記先行技術のものは、切除すべき部分のバ
リが少ない時、若しくは単純な形状の時は良いが、総バ
リのときや複雑な形状のときはバリ打ち抜き金型のコス
トが高く、且つ性格に打ち抜けず、然も打ち抜き後の部
分が滑らかにならない欠点があった。また後者のものは
手作業であるため、作業の出来不出来の作業班があり、
且つ人件費が嵩む。
リが少ない時、若しくは単純な形状の時は良いが、総バ
リのときや複雑な形状のときはバリ打ち抜き金型のコス
トが高く、且つ性格に打ち抜けず、然も打ち抜き後の部
分が滑らかにならない欠点があった。また後者のものは
手作業であるため、作業の出来不出来の作業班があり、
且つ人件費が嵩む。
近年前記後者の手作業に代え、ナイフを作業用ロボッ
トの腕に搭載した実験的なものが一部市場に見受けられ
るが、ナイフは常に切刃を先頭にしてロボットを作動さ
せなければならず、この出願時の汎用作業用ロボットは
そこまでの機能はなく、さらに前記ナイフは刃幅がある
為、細かいバリ取り作業は出来ないものである。従って
この様な複雑な作業のできる高性能なロボットを採用す
ればロボットに要するコストが非常に高くなり、実用性
に乏しいものとなる。
トの腕に搭載した実験的なものが一部市場に見受けられ
るが、ナイフは常に切刃を先頭にしてロボットを作動さ
せなければならず、この出願時の汎用作業用ロボットは
そこまでの機能はなく、さらに前記ナイフは刃幅がある
為、細かいバリ取り作業は出来ないものである。従って
この様な複雑な作業のできる高性能なロボットを採用す
ればロボットに要するコストが非常に高くなり、実用性
に乏しいものとなる。
そこでこの発明はバリ取り作業が容易かつ迅速に行な
え、バリ除去後の製品がきれいに、能率よく仕上がり、
然も汎用の作業用ロボットを利用して容易にバリ取りを
実施できる方法および装置を市場に提供することを目的
とする。
え、バリ除去後の製品がきれいに、能率よく仕上がり、
然も汎用の作業用ロボットを利用して容易にバリ取りを
実施できる方法および装置を市場に提供することを目的
とする。
ロ．発明の構成 （課題を解決するための手段） 前記課題を達成するために、特定発明は、熱可塑性樹
脂溶融可能温度の燃料ガスを内外２重ノズルのうち、外
側のノズルから噴出させると共に、内側のノズルからエ
ア乃至ホットエアを噴出中の燃料ガス中央部で前記バリ
付け根に向け同様に噴射し、この２重ノズル外での燃料
ガスの燃焼を補助して合成樹脂製成形品から突出する切
除すべきバリと成形品の際に燃焼ガスを当てて前記バリ
付け根を順次溶融して切除することを特徴とする合成樹
脂製成形品のバリ取り方法としてある。
脂溶融可能温度の燃料ガスを内外２重ノズルのうち、外
側のノズルから噴出させると共に、内側のノズルからエ
ア乃至ホットエアを噴出中の燃料ガス中央部で前記バリ
付け根に向け同様に噴射し、この２重ノズル外での燃料
ガスの燃焼を補助して合成樹脂製成形品から突出する切
除すべきバリと成形品の際に燃焼ガスを当てて前記バリ
付け根を順次溶融して切除することを特徴とする合成樹
脂製成形品のバリ取り方法としてある。
また前記課題を達成するために、関連発明は、ペン型
の軸部の先端には、軸方向に開口した細い内外２重ノズ
ルが設けてあり、内側のノズルはエア乃至ホットエア噴
出ノズルとしてあり、その先端は、外側のノズル先端よ
り外方へ若干突出させてあり、この外側のノズルは燃料
ガス噴出ノズルとしてあり、外側のノズル上流端は、燃
料ガス供給源に接続自在としてあり、内側のノズル上流
端は加圧空気供給源に接続自在としてあることを特徴と
する合成樹脂製成形品のバリ取り装置としてある。
の軸部の先端には、軸方向に開口した細い内外２重ノズ
ルが設けてあり、内側のノズルはエア乃至ホットエア噴
出ノズルとしてあり、その先端は、外側のノズル先端よ
り外方へ若干突出させてあり、この外側のノズルは燃料
ガス噴出ノズルとしてあり、外側のノズル上流端は、燃
料ガス供給源に接続自在としてあり、内側のノズル上流
端は加圧空気供給源に接続自在としてあることを特徴と
する合成樹脂製成形品のバリ取り装置としてある。
（作用） 前述の通り構成する関連発明のバリ取り装置の作用を
特定発明のバリ取り方法と共に次に説明する。
特定発明のバリ取り方法と共に次に説明する。
まず燃料ガスを前記外側のノズルから噴出させる。
これと同時に内側のノズルからエア又ホットエアを前
記燃料ガスの中心部に噴出させ、この燃料ガスの二重ノ
ズルでの燃焼を促進し燃焼ガスの動圧を高くする。
記燃料ガスの中心部に噴出させ、この燃料ガスの二重ノ
ズルでの燃焼を促進し燃焼ガスの動圧を高くする。
この燃焼ガス（1500〜3000℃）を切除すべきバリの際
に当てて移動させると、前記バリの付け根が前記ガス流
の熱によって溶融し、この溶融された樹脂は、内側のノ
ズルより噴出されるエアの動圧により、バリ側と成形品
側へ強制的に分断されバリと成形品の間に隙間が形成さ
れてバリは成形品から分離され、バリが除去された部分
の成形品は溶融樹脂の流動によって滑らかになり、前記
ガス流の当たる場所と成形品との相対的移動に伴って、
順次バリの除去された部分は加熱ガス雰囲気外となっ
て、周囲の空気によって冷却固化する。
に当てて移動させると、前記バリの付け根が前記ガス流
の熱によって溶融し、この溶融された樹脂は、内側のノ
ズルより噴出されるエアの動圧により、バリ側と成形品
側へ強制的に分断されバリと成形品の間に隙間が形成さ
れてバリは成形品から分離され、バリが除去された部分
の成形品は溶融樹脂の流動によって滑らかになり、前記
ガス流の当たる場所と成形品との相対的移動に伴って、
順次バリの除去された部分は加熱ガス雰囲気外となっ
て、周囲の空気によって冷却固化する。
燃焼ガスとして水素ガスの燃焼ガスを用いる場合は水
素ガスボンベ若しくは水より水素を分解する装置より水
素ガスを供給し、ノズル外でこれを燃焼させて燃焼ガス
として、この燃焼ガスを用いて行う。
素ガスボンベ若しくは水より水素を分解する装置より水
素ガスを供給し、ノズル外でこれを燃焼させて燃焼ガス
として、この燃焼ガスを用いて行う。
（実施例） 次にこの装置発明の代表的な実施例を説明する。
第１図において、Ａは第３図に示す合成樹脂製ブロー
成形品ＣのバリＤを除去するための手持式のバリ取り装
置であり、そのベン型の軸部10の先端には、軸方向には
開口した内外２重ノズル11が設けてある。
成形品ＣのバリＤを除去するための手持式のバリ取り装
置であり、そのベン型の軸部10の先端には、軸方向には
開口した内外２重ノズル11が設けてある。
この内外２重ノズル11のうち、内側のノズル12はエア
乃至ホットエア噴出ノズルとしてあり、その先端12aは
外側のノズル13の先端13aより若干（好適には5mm程度）
突出している。内側ノズルの内径は0.4mm乃至0.8mm、外
径は約1.0mmとしてある。
乃至ホットエア噴出ノズルとしてあり、その先端12aは
外側のノズル13の先端13aより若干（好適には5mm程度）
突出している。内側ノズルの内径は0.4mm乃至0.8mm、外
径は約1.0mmとしてある。
他方外側のノズル13は燃料ガス噴出ノズルとしてあ
り、内側のノズル12の上流端12bはこの軸部10後端に設
けたエアチャンバ14に連通させてあり、このエアチャン
バ14は加圧空気供給源15に接続自在としてある。この最
加圧空気の圧力はゲージ圧で２〜4kg/cm2としてある。
り、内側のノズル12の上流端12bはこの軸部10後端に設
けたエアチャンバ14に連通させてあり、このエアチャン
バ14は加圧空気供給源15に接続自在としてある。この最
加圧空気の圧力はゲージ圧で２〜4kg/cm2としてある。
更に外側のノズル13の上流端13bは燃料ガス供給源好
適には水素ガス又は水素と酸素の混合ガス（ゲージ圧で
0.2〜0.4kg/cm2）の供給源16に接続自在としてある。
適には水素ガス又は水素と酸素の混合ガス（ゲージ圧で
0.2〜0.4kg/cm2）の供給源16に接続自在としてある。
またこの外側のノズル13の内径は1.2mm乃至1.5mm、外
径は1.6mm乃至2mmとしてある。
径は1.6mm乃至2mmとしてある。
この実施例のバリ取り装置の作用は本件発明のバリ取
り方法と同じため、ここでの説明を省略する。
り方法と同じため、ここでの説明を省略する。
ハ．考案の効果 前記構成のバリ取り方法により、ノズル外に噴出され
使用される燃料ガスをエア乃至ホットエアに対して少量
（好適には1:50の比）として、高温化することができ、
合成樹脂製成形品からバリを迅速、かつ美麗に溶融及び
切除できる。
使用される燃料ガスをエア乃至ホットエアに対して少量
（好適には1:50の比）として、高温化することができ、
合成樹脂製成形品からバリを迅速、かつ美麗に溶融及び
切除できる。
またこの発明のバリ取り装置により前記バリ取り方法
が実施できると共に、前記内側ノズルの先端は外側ノズ
ルの先端より約5mm程度前方へ突出してあるため、外側
ノズルから噴出し燃焼するガスを吹き消すことなく燃料
ガスを完全燃焼させ燃料ガスの高温化（1500℃〜3000
℃）をより促進でき、かつ、前記噴出する高速空気流に
より、溶融状態の樹脂を成形品Ｃ側とバリＤ側に強制的
に分断し、成形品ＣとバリＤに隙間を形成しバリＤを確
実に成形品Ｃから再融着のおそれなく分離でき、バリ除
去部分を順次冷却効果できる。従って成形品Ｃよりのバ
リＤの分離を迅速完全に行なうことができる。
が実施できると共に、前記内側ノズルの先端は外側ノズ
ルの先端より約5mm程度前方へ突出してあるため、外側
ノズルから噴出し燃焼するガスを吹き消すことなく燃料
ガスを完全燃焼させ燃料ガスの高温化（1500℃〜3000
℃）をより促進でき、かつ、前記噴出する高速空気流に
より、溶融状態の樹脂を成形品Ｃ側とバリＤ側に強制的
に分断し、成形品ＣとバリＤに隙間を形成しバリＤを確
実に成形品Ｃから再融着のおそれなく分離でき、バリ除
去部分を順次冷却効果できる。従って成形品Ｃよりのバ
リＤの分離を迅速完全に行なうことができる。
この方法及び装置は、ブロー成形品で、カッターでは
切断し難いエンジニアリングプラスチックによる成形品
のバリ除去作業に最適である。
切断し難いエンジニアリングプラスチックによる成形品
のバリ除去作業に最適である。
実施例 対象物 １） ブロー成形品の材質：ポリプロピレン ２） バリの肉厚:1.0mm バリ取り条件 １） 燃料ガス：水素ガス ゲージ圧/0.2kg/cm2 ２） エア:300℃ ゲージ圧／ 2kg/cm2 ３） 内側ノズル内径0.6φmm 外径1.0φmm ４） 外側ノズル内径1.2φmm 外径1.6φmm ５） 燃料ガス温度1500℃〜3000℃ 前記条件でバリ取り加工を行なったところ、バリ取り
速度を40mm/secとして良好なバリ取りを行なうことがで
きた。
速度を40mm/secとして良好なバリ取りを行なうことがで
きた。
図はこの発明に係るもので、第１図はこの装置発明の代
表的な実施例１の縦断面図、第２図はバリ取り作業の一
例を示す成形品の断面図である。 図中主な符号 12……内側ノズル 13……外側ノズル Ｃ……成形品 Ｄ……バリ
表的な実施例１の縦断面図、第２図はバリ取り作業の一
例を示す成形品の断面図である。 図中主な符号 12……内側ノズル 13……外側ノズル Ｃ……成形品 Ｄ……バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 37/02 B29C 49/72 B26F 3/06
Claims (2)
- 【請求項１】熱可塑性樹脂溶融可能温度の燃料ガスを内
外２重ノズルのうち、外側のノズルから噴出させると共
に、内側のノズルからエア乃至ホットエアを噴出中の燃
料ガス中央部で前記バリ付け根に向け同様に噴射し、こ
の２重ノズル外での燃料ガスの燃焼を補助して合成樹脂
製成形品から突出する切除すべきバリと成形品の際に燃
焼ガスを当てて前記バリ付け根を順次溶融して切除する
ことを特徴とする合成樹脂製成形品のバリ取り方法。 - 【請求項２】ペン型の軸部の先端には、軸方向に開口し
た細い内外２重ノズルが設けてあり、内側のノズルはエ
ア乃至ホットエア噴出ノズルとしてあり、その先端は、
外側のノズル先端より外方へ若干突出させてあり、この
外側のノズルは燃料ガス噴出ノズルとしてあり、外側の
ノズル上流端は、燃料ガス供給源に接続自在としてあ
り、内側のノズル上流端は加圧空気供給源に接続自在と
してあることを特徴とする合成樹脂製成形品のバリ取り
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1287600A JP2772840B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 合成樹脂製成形品のバリ取り方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1287600A JP2772840B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 合成樹脂製成形品のバリ取り方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03147814A JPH03147814A (ja) | 1991-06-24 |
| JP2772840B2 true JP2772840B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17719383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1287600A Expired - Lifetime JP2772840B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 合成樹脂製成形品のバリ取り方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2772840B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3555118B2 (ja) * | 1995-02-13 | 2004-08-18 | 株式会社ユアサコーポレーション | ペースト式電極の製造法 |
| JP4822357B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2011-11-24 | 信越化学工業株式会社 | ペリクル収納容器、および、その製造方法 |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1287600A patent/JP2772840B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03147814A (ja) | 1991-06-24 |
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