JP4054486B2 - ロボットア−ムによる合成樹脂成形品のバリ取り方法及びその装置 - Google Patents

ロボットア−ムによる合成樹脂成形品のバリ取り方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロー成形などによって合成樹脂成形品が製造されたときに、金型の合わせ面の間隙からはみ出して固化される所謂バリを、ロボットアームを用いて成形品本体から取り除く方法と、その方法を実施するためのバリ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロー成形などによって合成樹脂成形品を製造する時に、金型の合わせ面の間隙から樹脂原料がはみ出したまま硬化する。そのはみ出し部分(バリ)は成形品本体から除去しなければ完成した樹脂製品とはならない。言い換えると、バリ取りは仕上げ工程に不可欠の作業となっている。
当初には、製品完成のために作業員がカッターや鋏などの工具を用いて一個づづバリを切除する方法によっていたが、大変に手間が掛かり、製造コストの削減を困難とする難点があった。
そこで、これまでに、人手によらず、機械的にバリを取り除く方法や装置が各種提案されている。
【0003】
例えば、、特開平9−290426号に示されるように成形品の輪郭に沿う形に形成した連続刃型によって一気にパンチング切断する方法がある。
このパンチングによる方法の場合には刃型を成形品の輪郭に合ったものを用いる必要がある。
このため、単一形状の刃型を長期間継続して単位成形品を製造するには適しているかもしれないが、多種類の形状をした成形品を少量注文生産するような場合には、それら各個別形状の製品に対応させて刃型を用意する必要があり、不経済極まりない。形状の複雑な刃型の場合にはことさらコスト高となって到底採用しがたい。
【0004】
また別に、機械的に形成品の輪郭線に沿ってカッターでバリを切断し除去する方法として特開平4−235006号、特開平5−57686号、特開平6−317475号、特開平9−216236号などの公報に示される技術が提案されている。
また、特開平8−142066号公報には、ロボットア−ムを用いて回転刃を移動させてバリを切り取る方法と装置が示されている。
【0005】
また、特開平7−1473号公報には、ロボットア−ムを用いて掛止工具をバリに引っかけ、それを引っ張って切り取る方法と装置が示されている。
この方法と装置においては、掛止工具を何度も往復運動させて繰り返し引掛け動作することにより最終的に全部のバリを取り去るものである。しかしこの方法では、掛止工具を移動させつつ正確な位置決めして往復運動させるための操作が容易ではなく、また各形成品に対して何度も反復動作を繰り返すので大変時間が掛かる難点があった。
【0006】
また、特開平6−317475号公報には、回転カッターがバリに切れ目を入れたうえカッター刃で切断する態様のものが示されている。
いずれにしても、このように輪郭線に沿ってカッターを移動させるものは、上記パンチングによるような刃型で一気に切断する方法に比べると大変に時間を要する難点があった。
また、そのように輪郭線に沿ってカッターを移動させること自体が技術的に複雑且つ高度とならざるを得なかった。
【0007】
さらにまた、最近になって、レーザーによってバリ部分を成形品本体の輪郭に沿って焼き切って分離除去する方法が提案されている。
しかしこの方法の場合には、焼き切ることによって切り口に燃焼痕が発生し、輪郭部分の材質が黒く変質することによって成形した製品の品質を低下させる欠点がある。
また、レーザーで一個毎に輪郭をなぞることは上記刃型で一気に切断する方法に比べると大変に時間を要する難点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、カッターやレーザーなどの工具で成形品の輪郭全部を切断することはせずに、ロボットア−ムを用いて合成樹脂成形品のバリを確実且つ容易に効率よく取り除く方法と、その方法を実施するためのバリ取り装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、バリ1付き合成樹脂成形品2をロボットア−ム3で把持してバリ取り台4上の成形品固定部5に載せて、複数本の押さえ付け部6a,6b,6cを備えた把持アーム7a,7b,7cにより前記成形品2を押さえ付け、ロボットア−ム3に装着したカッター8で前記成形品2のバリ1の付け根1aに一個所切れ目9を入れ、ロボットア−ム3でその切れ目9近くのバリ1部分を把持する。
【0010】
そして、その一個所の切れ目9部分側から順に前記押さえ付け部6a,6b,6cによる成形品2の押さえ付けを解除しつつ、その押さえ付けの解除に従って順に成形品2からロボットア−ム3でバリ1を上方に剥ぎ取って、そのバリ1の剥ぎ取られ部分を前記押さえ付け部6a,6b,6cと成形品2の間を通過させ、そのバリ1の剥ぎ取られ部分が前記押さえ付け部6a,6b,6cと成形品2の間を順に通過する毎に再度把持アーム7a,7b,7cの押さえ付け部6a,6b,6cで成形品2を押さえ付け、他の押さえ付け部6a,6b,6cで成形品2を保持した状態で最後の押さえ付け部6cの解除によりバリ1を成形品2から完全に剥ぎ取ることを特徴とするロボットア−ムによる合成樹脂成形品のバリ取り方法である。
【0011】
また、バリ取り台4上に、バリ1付き合成樹脂成形品2を載せる成形品固定部5を設け、その成形品固定部5に向けて成形品2の把持と解除を可能とする複数本の押さえ付け部6a,6b,6cを備えた把持アーム7a,7b,7cを設け、前記成形品固定部5にバリ1付き成形品2をロボットア−ム3で把持して載置できるようにし、またロボットア−ム3に装着したカッター8で前記成形品2のバリ1の付け根1aに一個所切れ目9を入れられるようにする。
【0012】
そして、またロボットア−ム3で切れ目9近くのバリ1部分を把持して引き剥がすことができるようにし、前記ロボットア−ム3と把持アーム7a,7b,7cの制御を関連して制御する制御部10を設けて、前記成形品固定部5に成形品2を保持したままでその成形品2からロボットア−ム3によりバリ1を完全に剥ぎ取ることができるようにした上記方法を実施するための合成樹脂成形品のバリ取り装置である。
【0013】
さらに、上記構成において、前記複数本の把持アーム7a,7b,7cを成形品固定部5に対して把持と解除を行う把持機構が、把持アーム台11に把持アーム7a,7b,7cの基端部を枢支する枢支部12を有し、その枢支部12に前記把持アーム7a,7b,7cを枢支し、前記把持アーム7a,7b,7cを上下させる駆動手段13を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
さらに、上記構成において、前記各個の把持アーム7a,7b,7cにそれぞれ操作杆14を設け、その操作杆14を操作して各押さえ付け部6a,6b,6cを上げ下ろし操作できるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下に説明する。
まず、本発明のロボットア−ムによる合成樹脂成形品のバリ取り方法について説明する。
そのバリ取り方法は、図7から図18までに示すように、バリ1付き合成樹脂成形品2をロボットア−ム3で把持してバリ取り台4上の成形品固定部5に載せて、複数本(図面では3本の例を示す)の押さえ付け部6a,6b,6cを備えた把持アーム7a,7b,7cにより前記成形品2を押さえ付け、ロボットア−ム3に装着したカッター8で前記成形品2のバリ1の付け根1aに一個所切れ目9を入れる。
【0016】
そして、ロボットア−ム3でその切れ目9近くのバリ1部分を把持し、その切れ目9部分側から順に前記押さえ付け部6a,6b,6cによる成形品2の押さえ付けを解除しつつ、その押さえ付けの解除に従って順に成形品2からロボットア−ム3でバリ1を上方に剥ぎ取って、そのバリ1の剥ぎ取られ部分を前記押さえ付け部6a,6b,6cと形成品2の間を通過させ、そのバリ1の剥ぎ取られ部分が前記押さえ付け部6a,6b,6cと形成品2の間を順に通過する毎に再度把持アーム7の押さえ付け部6a,6b,6cで成形品2を押さえ付け、他の押さえ付け部6a,6b,6cで成形品2を保持した状態で最後の押さえ付け部6cの解除によりバリ1を成形成2から完全に剥ぎ取る。
【0017】
次に上記方法を実施するための合成樹脂形成品のバリ取り装置について説明する。
そのバリ取り装置は、図1に示すように、前記バリ取り台4上に、バリ1付き合成樹脂成形品2を載せる成形品固定部5を設け、その成形品固定部5に向けて成形品2の把持と解除を可能とする複数本(図面では3本の例を示す)の押さえ付け部6a,6b,6cを備えた把持アーム7a,7b,7cを設ける。
前記把持アームは、2本でも可能であり、長いも成形品2の場合にはその長さに応じてその数を増やすこともできる。
【0018】
また、図7に示すように、前記成形品固定部5にバリ1付き合成樹脂成形品2をロボットア−ム3で把持して載置できるようにし、またロボットア−ム3に装着したカッター8で前記成形品2のバリ1の付け根1aに一個所切れ目9を入れられるようにし、また、図12に示すように、ロボットア−ム3で切れ目9近くのバリ1部分を把持して、図14に示すように、引き剥がすことができるようにし、前記ロボットア−ム3と把持アーム7a,7b,7cの制御を関連して制御する制御部10を設けて、前記成形品固定部5に成形品2を保持したままでその成形品2からロボットア−ム3によりバリ1を完全に剥ぎ取ることができるようにする。
【0019】
また、図1に示すように、前記複数本の把持アーム7a,7b,7cを成形品固定部5に対して把持と解除を行う把持機構が、把持アーム台11に把持アーム7a,7b,7cの基端部を枢支する枢支部12を有し、その枢支部12に前記把持アーム7a,7b,7cを枢支し、前記把持アーム7a,7b,7cを上下させる駆動手段13を設ける。
前記各個の把持アーム7a,7b,7cにそれぞれ操作杆14を設け、その操作杆14を操作して各押さえ付け部6を上げ下ろし操作できるようにする。
【0020】
前記駆動手段13は、図1ではシリンダー15にピストンを往復して操作杆14を操作する形態を示しているが、モーター,油圧機構,空気コンプレッサーなどの使用が可能である。
【0021】
【操作手順】
本発明の手順を、図7から図18までのロボットア−ム3と把持アーム7a,7b,7cとの作動状態を示すに図に基づいて以下説明する。
本発明は、図7に示すように、合成樹脂製のバリ1付き成形品2をロボットア−ム3で把持し、図8に示すように、バリ取り台4上の成形品固定部5に載せる。
そして、図9に示すように、複数本(図面では3本の例を示す)の押さえ付け部6a,6b,6cを備えた把持アーム7a,7b,7cにより前記成形品2を押さえ付ける。
次に、図10に示すように、ロボットア−ム3にカッター8を装着し、図11に示すように、そのロボットア−ム3に装着したカッター8で前記成形品2のバリ1の付け根1aに一個所切れ目9を入れる。
次に、図12に示すように、ロボットア−ム3でその切れ目9近くのバリ1部分を把持させる。
【0022】
そして、図13に示すように、その切れ目9部分側から順に前記押さえ付け部6a,6b,6cによる成形品2の押さえ付けを解除しつつ、その押さえ付けの解除に従って押さえ付け部6a,6b,6cの順に成形品2からロボットア−ム3でバリ1を上方に剥ぎ取って、図14及び図15に示すように、そのバリ1の剥ぎ取られ部分を前記押さえ付け部6a,6b,6cと成形品2の間を通過させ、そのバリ1の剥ぎ取られ部分が前記押さえ付け部6a,6b,6cと成形品2の間を押さえ付け部6a,6b,6cの順に通過する毎に再度把持アーム7a,7b,7cの押さえ付け部6a,6b,6cで成形品2を押さえ付け、図15に示すように、他の押さえ付け部6a,6b,6cで成形品2を保持した状態で最後の押さえ付け部6cの解除によりバリ1を成形品2から完全に剥ぎ取る(図16に示す)。
【0023】
この工程をさらに詳しく、図2から図6示す模式図に基づいて説明する。
まず、図2に示すように、ロボットア−ム3で切れ目9近くのバリ1部分を把持する。
次に、図3に示すように、切れ目9部分側の押さえ付け部6aを上げて成形品2からロボットア−ム3でバリ1を上方に2番目の押さえ付け部6bの前まで剥ぎ取る。
【0024】
バリ1の切れ目9部分を引っ張ると、切れ目9から裂けて成形品2の縁に沿ってひ切断する性質がある。本発明はこの性質に着眼したものである。
そして、図4に示すように、1番目の押さえ付け部6aを下げて成形品2を把持させ、2番目の押さえ付け部6bを上げて、ロボットア−ム3でバリ1を3番目の押さえ付け部6cの前まで剥ぎ取る。
【0025】
そしてさらに、図5に示すように、2番目の押さえ付け部6bを下げて成形品2を保持した状態で、最後の3番目の押さえ付け部6cを上げる。そして3番目の押さえ付け部6cの後ろまで剥ぎ取る。
最後に、3番目の押さえ付け部6cを下げて、図6に示すように、バリ1を成形品2から完全に剥ぎ取る。
【0026】
バリ1を成形品2から完全に剥ぎつたら、図17に示すように、ロボットア−ム3の把持爪でバリのない成形品2を把持し、図18に示すように、把持した成形品2を上方に移動してその成形品2を所定の場所に置き、最初の手順(図7に示す)に移る。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上のようで、合成樹脂成形品2の製造によりその成形品2の縁部分にバリ1が発生するが、そのバリ1付き形成品2を成形品固定部4に載せて押さえ付け部6a,6b,6cを交互に持ち替えて成形品2を押さえ付けたままで、その成形品2からバリ1を完全に引き剥がすことができる。
【0028】
その際に、ロボットア−ム3に装着したカッターで成形品2のバリ1の付け根1aに一個所切れ目9を入れて、その切れ目9部分からロボットア−ム3でバリ1を把持したままそのバリ1を成形品2本体から引き剥がすものなので、これまでの成形品の輪郭線に沿ってカッターやレーザーを移動させて輪郭全部を切断する方法に比べると、バリ1の切断操作が大変単純で簡単且つ素早くでき、且つバリ1を成形品2の本体の輪郭線からカッターの操作ズレによる切り残しや切り込み過ぎがなく確実に効率よく取り除くことが可能となった。
また、カッターやレーザーを輪郭線に沿って移動させるための複雑で高度な機械構造が必要ないので、装置全体のコンパクト化とコストダウンが実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を示す斜視図。
【図2】ロボットア−ムの操作とバリ取り台上の把持アームの作動状態を示す模式的側面図。
【図3】図2における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図4】図3における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図5】図4における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図6】図5における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図7】ロボットア−ムと把持アームとの作動状態を示す別の模式的側面図。
【図8】図7における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図9】図8における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図10】図9における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図11】図10における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図12】図11における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図13】図12における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図14】図13における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図15】図14における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図16】図15における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図17】図16における次の作動状態を示す模式的側面図。
【図18】図17における次の作動状態を示す模式的側面図。
【符号の説明】
1 バリ
1a バリの付け根
2 成形品
3 ロボットア−ム
4 バリ取り台
5 成形品固定部
6a 押さえ付け部
6b 押さえ付け部
6c 押さえ付け部
7a 把持アーム
7b 把持アーム
7c 把持アーム
8 カッター
9 切れ目
10 制御部
11 把持アーム台
12 枢支部
13 駆動手段
14 操作杆
15 シリンダー

Claims (4)

  1. バリ(1)付き合成樹脂成形品(2)をロボットア−ム(3)で把持してバリ取り台(4)上の成形品固定部(5)に載せて、複数本の押さえ付け部(6a),(6b),(6c)を備えた把持アーム(7a),(7b),(7c)により前記成形品(2)を押さえ付け、ロボットア−ム(3)に装着したカッター(8)で前記成形品(2)のバリ(1)の付け根(1a)に一個所切れ目(9)を入れ、ロボットア−ム(3)でその切れ目(9)近くのバリ(1)部分を把持し、その切れ目(9)部分側から順に前記押さえ付け部(6a),(6b),(6c)による成形品(2)の押さえ付けを解除しつつ、その押さえ付けの解除に従って順に成形品(2)からロボットア−ム(3)でバリ(1)を上方に剥ぎ取って、そのバリ(1)の剥ぎ取られ部分を前記押さえ付け部(6a),(6b),(6c)と成形品(2)の間を通過させ、そのバリ(1)の剥ぎ取られ部分が前記押さえ付け部(6a),(6b),(6c)と成形品(2)の間を順に通過する毎に再度把持アーム(7a),(7b),(7c)の押さえ付け部(6a),(6b),(6c)で成形品(2)を押さえ付け、他の押さえ付け部(6a),(6b),(6c)で成形品(2)を保持した状態で最後の押さえ付け部(6c)の解除によりバリ(1)を成形品(2)から完全に剥ぎ取ることを特徴とするロボットア−ムによる合成樹脂成形品のバリ取り方法。
  2. バリ取り台(4)上に、バリ(1)付き合成樹脂成形品(2)を載せる成形品固定部(5)を設け、その成形品固定部(5)に向けて成形品(2)の把持と解除を可能とする複数本の押さえ付け部(6a),(6b),(6c)を備えた把持アーム(7a),(7b),(7c)を設け、前記成形品固定部(5)にバリ(1)付き成形品(2)をロボットア−ム(3)で把持して載置できるようにし、またロボットア−ム(3)に装着したカッター(8)で前記成形品(2)のバリ(1)の付け根(1a)に一個所切れ目(9)を入れられるようにし、またロボットア−ム(3)で切れ目(9)近くのバリ(1)部分を把持して引き剥がすことができるようにし、前記ロボットア−ム(3)と把持アーム(7a),(7b),(7c)の制御を関連して制御する制御部(10)を設けて、前記成形品固定部(5)に成形品(2)を保持したままでその成形品(2)からロボットア−ム(3)によりバリ(1)を完全に剥ぎ取ることができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の方法を実施するための合成樹脂成形品のバリ取り装置。
  3. 複数本の把持アーム(7a),(7b),(7c)を成形品固定部(5)に対して把持と解除を行う把持機構が、把持アーム台(11)に把持アーム(7a),(7b),(7c)の基端部を枢支する枢支部(12)を有し、その枢支部(12)に前記把持アーム(7a),(7b),(7c)を枢支し、前記把持アーム(7a),(7b),(7c)を上下させる駆動手段(13)を設けたことを特徴とする請求項2記載の合成樹脂成形品のバリ取り装置。
  4. 各個の把持アーム(7a),(7b),(7c)にそれぞれ操作杆(14)を設け、その操作杆(14)を操作して各押さえ付け部(6a),(6b),(6c)を上げ下ろし操作できるようにした請求項2又は3記載の合成樹脂成形品のバリ取り装置。
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