JP2772315B2 - 照光式押釦スイッチ用カバー部材の製造方法 - Google Patents

照光式押釦スイッチ用カバー部材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照光式押釦スイッチ用カ
バー部材、特には押釦スイッチ用カバー部材と遮光性着
色層および透光性着色層を一体成形してなる、高級感を
もつ照光性押釦スイッチ用カバー部材の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】押釦スイッチの押釦部にはゴム製のスイ
ッチ用カバー部材が多用されており、このものは外装が
優れているし、また多数のキー部が一体成形されている
ことから、各種産業用機器における入力用として広く利
用されている。しかして、この種のゴム製スイッチ用カ
バー部材については図6(a)に示したようにキートッ
プ部22、薄肉部23、ベース部24、よりなる基体25に導電
性接点部26を設けたものとされているが、これには押釦
スイッチが確実に押されたかどうかを確認するために、
また暗い場所での操作性をあげるために、その一部に透
明または半透明の光透過部と共にその背面に光源を置い
た照光式のものも作られている。
【0003】この照光式押釦スイッチ用カバー部材21
製造方法は例えば図6(b)〜(d)で示されるものと
されるが、これは図6(b)に示したように図6(a)
に示されている押釦スイッチ用カバー部材のキートップ
部天面に透光性着色層27を設けると共に、図6(c)に
示したように基体25の表面に遮光層28を塗装し、さらに
図6(d)に示したようにこの遮光層28にレーザー光を
照射してここに透光部29を設けるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来公知
の照光式押釦スイッチ用カバー部材の製造方法では押釦
スイッチ用カバー部材の文字表示部がスクリーン印刷ま
たは塗装により行なわれるのが主流であり、この方法で
はキートップ部天面に文字表示部が盛り上がるし、この
文字表示部が崩れて薄くなり、反りや欠けが発生し易
く、さらにはキートップ部天面に段差がつくので外観、
デザイン上見栄えもよくないという欠点があり、これに
はまた文字表示色が多くなると塗装の工程が増え作業効
率が悪くなるし、コスト高となり、品質の面でもゴミ、
異物の付着により不良が多発するという不利がある。
【0005】また、この従来法ではこれに遮光性着色層
を塗布することも行なわれているが、文字表示部をレー
ザー光の照射により除去して形成するが、遮光性着色層
の厚みやレーザーマーカーのエネルギーのばらつきによ
り、遮光性着色層が残ったり、逆に透光性着色層までも
一部除去されたりし、透光性着色層の色の濃淡によって
外観が見苦しくなるため、遮光性着色層の厚みやレーザ
ーマーカーのエネルギー設定などの製造条件の管理が難
しく、歩留りも著しく低下するという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決した照光式押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法に関するものであり、これはローター粘度計で
測定した粘度が 1,000〜3,000ポイズである透明または
半透明の液状シリコーンゴム組成物を真空圧縮成形で成
形したキートップ部、薄肉部およびベース部からなる押
釦スイッチ用カバー部材と、薄膜の遮光性着色層および
極薄の透光性着色層とを成形一体化してなることを特徴
とするものである。
【0007】すなわち、本発明者は上記したような問題
点を解決した照光式押釦スイッチ用カバー部材の製造方
法を開発すべく種々検討した結果、これについては液状
シリコーンゴム組成物を真空圧縮成形で押釦スイッチ用
カバー部材に成形すると共に、これと同種類の液状シリ
コーンゴム組成物を圧縮成形し、薄く成形転写して遮光
性着色層と透光性着色層を形成し、これらを一体成形す
れば歩留りよく照光式押釦スイッチ用カバー部材を得る
ことができることを見出し、これによれば工程が短くな
るので、目的とする照光式押釦スイッチ用カバー部材を
容易に、かつ安価に得ることができることを確認して本
発明を完成させた。以下にこれをさらに詳述する。
【0008】
【作用】本発明は照光式押釦スイッチ用カバー部材の製
造方法に関するものであり、これは液状シリコーンゴム
から作られたキートップ部、薄肉部およびベース部から
なる押釦スイッチ用カバー部材と、同種類の液状シリコ
ーンゴムから作られた遮光性着色層と透光性着色層とを
金型内で成形すると、これらが共架橋されて目的とする
照光性押釦スイッチ用カバー部材を一体化成形体として
取得するができるというものであるが、この本発明によ
り得られる照光式押釦スイッチ用カバー部材は図1に示
されたものとされる。図1は本発明により得られる照光
式押釦スイッチ用カバー部材の縦断面図を例示したもの
であるが、この照光式押釦スイッチ用カバー部材は遮
光性着色液状シリコーンゴム組成物を圧縮成形して作っ
た遮光性着色層2と、着色液状シリコーンゴム組成物を
転写、加熱成形して作った透光性着色層3を予め作製
し、ついで透明または半透明の液状シリコーンゴムから
キートップ部4、薄肉部5、ベース部6よりなる基体7
を真空圧縮成形で成形するときにこの遮光性着色層2と
透光性着色層3を金型内で一体成形すればよいが、これ
には必要に応じ導電性接点部9が備えられていてもよ
い。
【0009】この遮光性着色層2の作製は、多種のキー
トップにも対応可能にするために液状シリコーンゴム組
成物から作られたものとすることが好ましいものとされ
るので、これはローター粘度計での粘度が 500〜 1,000
ポイズ、好ましくは 600〜 700ポイズのものから作るこ
とがよい。このものは図2(a)に示したようにこれを
彫り込み金型10のキートップ部に吐出して圧縮成形すれ
ばよいが、この吐出は遮光性着色液状シリコーンゴム組
成物12を定量押し出し機構としてのディスペンサ16を用
いて行えばよい。この彫り込み金型10のキートップ部に
吐出された遮光性着色液状シリコーンゴム組成物は図2
(b)に示したように遮光部成形用金型11による圧縮成
型によって図2(c)に示したようにその遮光性に応じ
て厚さが50〜 180μm程度の遮光性着色層の薄膜とされ
る。
【0010】なお、遮光性着色液状シリコーンゴム組成
物の定量押し出しは空気圧力値と圧空を加えている時間
により決まるシリンジ式、一定空気圧力値と流路開放時
間により決まるタンクバルブ式やゲンバン式、ロータリ
ー式、ギャポンプ式、プランジャー式などの引っぱり込
んで押し出すという公知の制御方法で行えばよいが、こ
のとき要求される定量吐出精度は±0.01mlよりも優れた
繰り返し精度であればよい。また、この遮光式着色液状
シリコーンゴム組成物の圧縮成形は 100〜200kg/cm2
120〜 150℃の条件で成形転写すればよいが、この液状
シリコーンゴム組成物の成形加工性をあげ、かつ成形後
彫り込み金型10内に残るようにするためには、遮光部成
形金型11の方に抜き勾配を2〜5℃設定し、離型するメ
ッキを施こすか、離型剤を塗布しておくことがよい。
【0011】つぎにこの透光性着色層3の製造は、上記
した彫り込み金型10上の遮光性着色層2の上に液状シリ
コーンゴム組成物を用いて成形すればよいが、これは図
3(a)に示したように透光性着色液状シリコーンゴム
組成物17を貯留槽14から引き上げ、ピン13で滴下し、図
3(b)に示したように前記した遮光性着色層2の上に
滴下された液状シリコーンゴム組成物を透光部成形用金
型15で圧縮成形し、図3(c)に示したようにこれを透
光性着色層3として成形すればよい。この透光式着色層
3は液状シリコーンゴム組成物17を供給するピン13で転
写されるが、粘度が高いと糸ひきが起こり、不要な部分
に付着してしまい易いので、これは粘度がローター粘度
計で20〜 100ポイズ、好ましくは40〜60ポイズのものと
すればよいが、キートップ部の形状、成形温度によりこ
れが早めに硬化してしまうときには制御剤を8〜10%添
加して硬化を遅くすることがよい。
【0012】この透光性着色層の厚みは予め透光部成形
用金型15と彫り込み金型10とのクリアランスを40〜80μ
m程度、好ましくは50〜60μmとし、透光性着色液状シ
リコーンゴム組成物17を彫り込み金型10の上の遮光性着
色層2に転写し、透光部成形用金型15の自重のみの低加
重で加熱成形(120 〜 150℃)すれば、厚みが50〜60μ
mの透光性着色層が成形される。
【0013】なお、前記した遮光性着色液状シリコーン
ゴム組成物12およびこの透光性着色シリコーンゴム組成
物17の製造は、液状シリコーンゴム組成物と着色剤とを
オーブルロール、ニーダー、チョッパーコロイドミル、
ボールミル、ホモジナイザー、三本ロール、羽型撹拌機
などの一般混合機で混合すればよいが、これは架橋反応
を大きく成長させない、温和な条件で混合する必要があ
ることから、撹拌時に発生する撹拌熱をできるだけ抑え
るべく、羽型撹拌機で 200〜500rpmの速度で撹拌するこ
とがよい。
【0014】また、本発明の照光式押釦スイッチ用カバ
ー部材1における基体7を形成するための液状シリコー
ンゴム組成物は、ビニルシロキサンとオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンおよび白金系触媒とからなる付加
反応型の液状シリコーンゴム組成物とすることがよい
が、この成形は金型中における真空圧縮成形とすること
がよい。なお、ここに使用される液状シリコーンゴム組
成物は成形し架橋したものの硬度が1RHDで80以下で
あり、反発弾性が70%以上、伸びが 200%以上、引っ張
り強度が60%以上、圧縮永久歪が20%以下( 150℃、22
時間)のものとなるものとすることがよいが、この液状
シリコーンゴム組成物の粘度はローター粘度計での測定
値が 1,000〜 3,000ポイズ、好ましくは 1,500〜 2,500
ポイズのものとされる。
【0015】なお、この液状シリコーンゴム組成物から
の基材7の成形は、図4(a)に示したように液状シリ
コーンゴム組成物19をディスペンサー16から彫り込み金
型10上の遮光性着色層2、透光性着色層3の上に滴下す
ればよく、この滴下された液状シリコーンゴム組成物19
を図4(b)に示したように浮き出し金型18で真空度0.
7 〜 0.9Torr、 100〜 200kg/cm2、 120〜 150℃という
条件で成形すると、これが図4(c)に示したように押
釦スイッチ用カバー部材7に成形され、これがさらに遮
光性着色層2、透光性着色層3と架橋されて本発明の照
光式押釦スイッチ用カバー部材が形成される。
【0016】このようにして成形された照光式押釦スイ
ッチ用カバー部材はまだ図1に示した透光部8が設けら
れていないので、これは公知の方法によるレーザーマー
カーの照射で透光部8を作製する必要があるが、これは
図5に示したように図4に示した方法で作製された遮光
性着色層2、透光性着色層3および基体7の一体成形で
作られた照光式押釦スイッチ用カバー部材の遮光性着色
層2にレーザーマーカー20(例えばNd:YAGレーザ
ー)からの光束を、透光部としたい符号形状のマスクを
通過させたのち、レンズで焦点を合わせるか、あるいは
細く絞ったレーザー光束を透光部とした異符号の形状に
走査し、照射すればよい。
【0017】
【実施例】つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例 付加反応型の液状シリコーンゴム組成物材料としてKE
−1935A/B[信越化学工業(株)製商品名]のAとB
とを 100:100 の比で混合したのち、この 100重量部に
シリコーンゴム用着色剤・K−Color −BK−02[信越
化学工業(株)製商品名]を10重量部添加し、羽型撹拌
機で500rpmで回転混合して、25℃の粘度が 700ポイズで
ある遮光性着色液状シリコーンゴム組成物12を調製し
た。
【0018】ついで、この遮光性着色液状シリコーンゴ
ム組成物12をシリンジに注入し、このシリンジからディ
スペンサー16を用いて彫り込み金型10に1g 吐出し、遮
光部成形金型11を重ねて閉じ、これを 150kg/cm2、 120
℃の条件下に1分30秒加圧加熱成形したところ、薄膜の
基体形状に硬化成形され、天面厚みが 180μmで20キー
が連なった薄膜の遮光性着色層2が得られた。
【0019】また、付加反応型の液状シリコーンゴム組
成物のノンフィラータイプの液状シリコーンゴム組成物
材料としてKE-106[信越化学工業(株)製商品名]と
触媒CAT−RG[信越化学工業(株)製商品名]とを
100:10の比で混合したところ、25℃における粘度が40
ポイズの液状シリコーンゴム組成物が得られたので、こ
の20重量部にシリコーンゴム用着色剤・K−Color −W
−10、K−Color −R−21、K−Color −GN−60[い
ずれも信越化学工業(株)製商品名]を各1重量部宛添
加し、羽型撹拌機で300rpmで回転混合し、三本ロールで
5rpm で回転分散させたところ、色相の異なる3種の透
光性着色液状シリコーンゴム組成物17が得られた。
【0020】ついで、この透光性着色液状シリコーンゴ
ム組成物17を貯留槽14に各色調別に注入し、これをピン
13を用いて先端部分のみにこの透光性着色液状シリコー
ンゴム組成物17を付着させてキートップ部に転写し、50
μmクリアランスの透光部成形金型15を重ねて閉じ、自
重で透光性着色液状シリコーンゴム組成物17を押し、12
0℃の条件下で2分間加熱成形したところ、このものは
キートップ部内で流動性を失って硬化したので、各色調
別で50μmの均一に成膜した透光性着色層3が得られ
た。
【0021】つぎに、付加反応型の液状シリコーンゴム
組成物材料としてKE1990A/B[信越化学工業(株)
製商品名]のAとBとを 100:100 の比でスタティック
ミキサーで混合し、得られた25℃における粘度が 2,000
ポイズである液状シリコーンゴム組成物19をディスペン
サー16を用いて彫り込み金型10に10g 吐出し、これに浮
き出し金型18を重ねて閉じ、これを 150kg/cm2、 120℃
の条件下に0.85Torrの真空下で真空加圧加熱成形したと
ころ、キートップ部4、薄肉可動部5、ベース部6より
なる基体7が形成され、これが遮光性着色層2、透光性
着色層3と共架橋されて成形一体化されたので、これを
脱型したところ、遮光性着色層2と透光性着色層3を備
えた20キーが連なったカバー部材が得られた。
【0022】なお、このようにして得られた各種着色層
を有するカバー部材のキートップ部上の遮光性着色層2
の上に、Nd:YAGレーザーマーカー・20SL-478U
[日本電気(株)製商品名]を用いて“CS”の文字の
形を抜きアルミ蒸着されたガラスマスクを通して、15ジ
ュールのエネルギーを数パルス照射して文字の形状の透
光部8を穿設したところ、図1に示したような照光式押
釦スイッチ用カバー部材が得られた。
【0023】
【発明の効果】本発明は照光式押釦スイッチ用カバー部
材の製造方法に関するもので、これは前記したようにロ
ーター粘度計で測定した粘度が 1,000〜 3,000ポイズで
ある透明または半透明の液状シリコーンゴム組成物の真
空圧縮成形で製作したキートップ部、薄肉部およびベー
ス部からなる押釦スイッチ用カバー部材と、薄膜の遮光
性着色剤および極薄の透光性着色層とを成形一体化して
なることを特徴とするものであるが、このものは遮光性
着色層、透光性着色層が予め作製されており、これらが
押釦スイッチ用カバー部材成形用金型内で一体成形され
るので、短い工程で効率よく、容易に、かつ安価に、し
かもゴミ、異物などの付着もなく、品質が向上し、外観
的にも見栄えのする目的とする照光式押釦スイッチ用カ
バー部材を得ることができるという有利性が与えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られた照光式押釦スイッチ用カ
バー部材の一実施例の縦断面図を示したものである。
【図2】本発明により得られた照光式押釦スイッチ用カ
バー部材における遮光性着色層の製造工程を図示したも
ので、(a)は液状シリコーンゴム組成物の定量押し出
し機構の縦断面図、(b)はこれを圧縮成形する装置の
縦断面図、(c)はこの成形された遮光性着色層の縦断
面図を示したものである。
【図3】本発明により得られた照光式押釦スイッチ用カ
バー部材における透光性着色層の製造工程を図示したも
ので、(a)は液状シリコーンゴム組成物の滴下機構の
縦断面図、(b)はこの圧縮成形装置の縦断面図、
(c)はこの成形された透光性着色層の縦断面図を示し
たものである。
【図4】本発明の照光式押釦スイッチ用カバー部材製造
方法の成形工程を図示したもので、(a)は液状シリコ
ーンゴム組成物のディスペンサーによる滴下機構の縦断
面図、(b)は浮き出し金型による成形装置の縦断面
図、(c)はこの成形された押釦スイッチ用カバー部材
の縦断面図を示したものである。
【図5】押釦スイッチ用カバー部材にレーザーマーカー
からのレーザー照射で透光部を形成する装置の縦断面図
を示したものである。
【図6】従来法による照光式押釦スイッチ用カバー部材
の製造工程図を図示したもので、(a)はキートップ
部、薄肉部、ベース部からなる基体の縦断面図、(b)
はこれに透光性着色層を設けたものの縦断面図、(c)
はこれに遮光層を塗装したものの縦断面図、(d)はこ
れに透光部を設けたものの縦断面図を示したものであ
る。
【符号の説明】21…照光式押釦スイッチ用カバー部材、 2,28…遮光性着色層、 3,27…透光性着色層、 4,22…キートップ部、 5,23…薄肉部、 6,24…ベース部、 7,25…基体、 8,29…透光部、 9,26…導電性接点部、 10…彫り込み金型、 11…遮光部成形金型、 12…遮光性着色液状シリコーンゴム組成物、 13…ピン、 14…透光性着色液状シリコーンゴム組成物貯留槽、 15…透光部成形金型、 16…ディスペンサー、 17…透光性着色液状シリコーンゴム組成物、 18…浮き出し金型、 19…液状シリコーンゴム組成物、 20…レーザーマーカー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−59340(JP,A) 特開 昭58−18821(JP,A) 特開 昭60−235317(JP,A) 特開 昭61−138421(JP,A) 特開 昭63−34813(JP,A) 特開 平1−154414(JP,A) 特開 平2−24924(JP,A) 特開 平2−207432(JP,A) 特開 平5−67410(JP,A) 特開 平5−174658(JP,A) 特開 平5−274956(JP,A) 特開 平6−44855(JP,A) 特開 平6−84423(JP,A) 特開 平6−181022(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローター粘度計で測定した粘度が 1,000〜
    3,000ポイズである透明または半透明の液状シリコーン
    ゴム組成物の真空圧縮成形で成形したキートップ部、薄
    肉部およびベース部からなる押釦スイッチ用カバー部材
    と、薄膜の遮光性着色層および極薄の透光性着色層とを
    成形一体化してなることを特徴とする照光式押釦スイッ
    チ用カバー部材の製造方法。
  2. 【請求項2】遮光性着色層がローター粘度計で測定した
    粘度が 500〜 1,000ポイズある遮光性液状シリコーンゴ
    ム組成物の圧縮成形で作られた厚さが50〜 180μmの薄
    膜を金型で成形したものである請求項1に記載した照光
    式押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
  3. 【請求項3】透光性着色層がローター粘度計で測定した
    粘度が20〜 100ポイズである透光性着色液状シリコーン
    ゴム組成物の転写、加熱成形で作られた厚さが40〜80μ
    mの極薄層を成形したものである請求項1に記載した照
    光式押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
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