JP2770131B2 - 射出成形方法及び射出成形機 - Google Patents
射出成形方法及び射出成形機Info
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計量した樹脂を押出部材
により金型に射出充填して成形を行う射出成形方法及び
射出成形機に関する。
により金型に射出充填して成形を行う射出成形方法及び
射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機、例えば、インライン
スクリュ式射出成形機により成形を行う場合には、ま
ず、計量工程において樹脂の計量が行われる。計量工程
では、加熱筒の後部に配したホッパから供給される成形
材料が、スクリュの回転により可塑化溶融され、スクリ
ュの前方に蓄積(計量)される。一方、計量工程が終了
したなら射出工程に移行する。射出工程では、速度制御
によりスクリュが前進せしめられ、計量された樹脂が金
型に射出充填されるとともに、充填が終了、即ち、速度
−圧力切換位置(V−P切換位置)に達したなら保圧工
程に移行する。そして、保圧工程では、金型内の充填樹
脂に対して圧力制御により所定の保圧力が付与される
(例えば、特開平3−221427号公報等参照)。
スクリュ式射出成形機により成形を行う場合には、ま
ず、計量工程において樹脂の計量が行われる。計量工程
では、加熱筒の後部に配したホッパから供給される成形
材料が、スクリュの回転により可塑化溶融され、スクリ
ュの前方に蓄積(計量)される。一方、計量工程が終了
したなら射出工程に移行する。射出工程では、速度制御
によりスクリュが前進せしめられ、計量された樹脂が金
型に射出充填されるとともに、充填が終了、即ち、速度
−圧力切換位置(V−P切換位置)に達したなら保圧工
程に移行する。そして、保圧工程では、金型内の充填樹
脂に対して圧力制御により所定の保圧力が付与される
(例えば、特開平3−221427号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の射出成形機では、少なくとも計量工程、射出工程及
び保圧工程を必要とするため、次のような問題点があっ
た。
来の射出成形機では、少なくとも計量工程、射出工程及
び保圧工程を必要とするため、次のような問題点があっ
た。
【0004】第一に、圧力制御を伴う保圧工程を含むた
め、金型に対する樹脂の充填終了後、スクリュの前方に
樹脂を残留させることによりクッション量を確保する必
要がある。したがって、金型に充填された樹脂には、溶
融時間の異なる残留樹脂と新しい溶融樹脂が相前後して
混在し、成形品のバラつき及び品質低下を招く。
め、金型に対する樹脂の充填終了後、スクリュの前方に
樹脂を残留させることによりクッション量を確保する必
要がある。したがって、金型に充填された樹脂には、溶
融時間の異なる残留樹脂と新しい溶融樹脂が相前後して
混在し、成形品のバラつき及び品質低下を招く。
【0005】第二に、保圧工程を含むことから、保圧制
御に使用する圧力制御弁や制御回路等が必要になるとと
もに、速度制御を行う射出工程から圧力制御を行う保圧
工程に切換えるV−P切換位置では、フィードバック制
御に伴うオーバシュートを発生することから、制御の安
定性及び円滑性を確保するための複雑な制御回路が必要
になるなど、制御系のコストアップ及び大型化を招く。
御に使用する圧力制御弁や制御回路等が必要になるとと
もに、速度制御を行う射出工程から圧力制御を行う保圧
工程に切換えるV−P切換位置では、フィードバック制
御に伴うオーバシュートを発生することから、制御の安
定性及び円滑性を確保するための複雑な制御回路が必要
になるなど、制御系のコストアップ及び大型化を招く。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、成形品の均一化及び高品質
化を図るとともに、制御系のコストダウン及び小型化を
図ることができる射出成形方法及び射出成形機の提供を
目的とする。
課題を解決したものであり、成形品の均一化及び高品質
化を図るとともに、制御系のコストダウン及び小型化を
図ることができる射出成形方法及び射出成形機の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形方
法は、計量した樹脂を押出部材2により金型Mに射出充
填して成形を行うに際し、予め、押出部材2を押し切っ
た最前進位置Xfまで前進させた際に所定の目標樹脂圧
Prが生ずる樹脂の計量値Sを、押出部材2に一定の背
圧Pmを付与して計量を行う背圧計量ストロークSmと
この背圧計量ストロークSmから押出部材を後退させて
圧抜きを行う圧抜ストロークSoにより設定し、計量時
に、計量値Sに基づいて押出部材2を最前進位置Xfか
ら計量を行うとともに、射出時に、押出部材2を計量終
了位置Xeから最前進位置Xfまで所定の射出速度によ
り押し切ることにより射出を行うことを特徴とする。こ
の場合、射出終了後の押出部材2は最前進位置Xfに停
止させる。また、背圧計量ストロークSmと圧抜ストロ
ークSoは、既知の物理量及び計算式により算出する。
法は、計量した樹脂を押出部材2により金型Mに射出充
填して成形を行うに際し、予め、押出部材2を押し切っ
た最前進位置Xfまで前進させた際に所定の目標樹脂圧
Prが生ずる樹脂の計量値Sを、押出部材2に一定の背
圧Pmを付与して計量を行う背圧計量ストロークSmと
この背圧計量ストロークSmから押出部材を後退させて
圧抜きを行う圧抜ストロークSoにより設定し、計量時
に、計量値Sに基づいて押出部材2を最前進位置Xfか
ら計量を行うとともに、射出時に、押出部材2を計量終
了位置Xeから最前進位置Xfまで所定の射出速度によ
り押し切ることにより射出を行うことを特徴とする。こ
の場合、射出終了後の押出部材2は最前進位置Xfに停
止させる。また、背圧計量ストロークSmと圧抜ストロ
ークSoは、既知の物理量及び計算式により算出する。
【0008】一方、上記射出成形方法を実施する本発明
に係る射出成形機1は、押出部材2を押し切った最前進
位置Xfまで前進させた際に所定の目標樹脂圧Prが生
ずる樹脂の計量値Sを、押出部材2に一定の背圧Pmを
付与して計量を行う背圧計量ストロークSmとこの背圧
計量ストロークSmから押出部材を後退させて圧抜きを
行う圧抜ストロークSoにより設定する設定機能部3
と、計量時に、計量値Sに基づいて押出部材2を最前進
位置Xfから計量を行うとともに、射出時に、押出部材
2を計量終了位置Xeから最前進位置Xfまで所定の射
出速度により押し切ることにより射出を行うように制御
する制御機能部4を備えることを特徴とする。なお、射
出成形機1としては、プリプラ式射出成形機1a、イン
ラインスクリュ式射出成形機1bに適用できる。
に係る射出成形機1は、押出部材2を押し切った最前進
位置Xfまで前進させた際に所定の目標樹脂圧Prが生
ずる樹脂の計量値Sを、押出部材2に一定の背圧Pmを
付与して計量を行う背圧計量ストロークSmとこの背圧
計量ストロークSmから押出部材を後退させて圧抜きを
行う圧抜ストロークSoにより設定する設定機能部3
と、計量時に、計量値Sに基づいて押出部材2を最前進
位置Xfから計量を行うとともに、射出時に、押出部材
2を計量終了位置Xeから最前進位置Xfまで所定の射
出速度により押し切ることにより射出を行うように制御
する制御機能部4を備えることを特徴とする。なお、射
出成形機1としては、プリプラ式射出成形機1a、イン
ラインスクリュ式射出成形機1bに適用できる。
【0009】
【作用】本発明に係る射出成形方法(射出成形機1)に
よれば、まず、設定機能部3により、予め、押出部材2
を押し切った最前進位置Xfまで前進させた際に所定の
目標樹脂圧Prが生ずる樹脂の計量値Sを設定する。こ
の計量値Sには、押出部材2に一定の背圧Pmを付与し
て計量を行う背圧計量ストロークSmとこの背圧計量ス
トロークSmから押出部材を後退させて圧抜きを行う圧
抜ストロークSoを含む。したがって、計量値Sの設定
と同時に目標樹脂圧Prが設定される。
よれば、まず、設定機能部3により、予め、押出部材2
を押し切った最前進位置Xfまで前進させた際に所定の
目標樹脂圧Prが生ずる樹脂の計量値Sを設定する。こ
の計量値Sには、押出部材2に一定の背圧Pmを付与し
て計量を行う背圧計量ストロークSmとこの背圧計量ス
トロークSmから押出部材を後退させて圧抜きを行う圧
抜ストロークSoを含む。したがって、計量値Sの設定
と同時に目標樹脂圧Prが設定される。
【0010】そして、成形時における計量工程では、制
御機能部4の制御により、設定した計量値Sに基づいて
押出部材2を最前進位置Xfから計量を行う。この場
合、最初に、押出部材2に対して一定の背圧Pmを付与
し、最前進位置Xfから背圧計量ストロークSmを計量
する。次いで、背圧計量ストロークSmを計量した位置
から、さらに、押出部材2を圧抜ストロークSoだけ後
退させて圧抜きを行う。これにより、圧抜ストロークS
o分を後退させた押出部材2の位置が最終的な計量終了
位置Xeとなる。
御機能部4の制御により、設定した計量値Sに基づいて
押出部材2を最前進位置Xfから計量を行う。この場
合、最初に、押出部材2に対して一定の背圧Pmを付与
し、最前進位置Xfから背圧計量ストロークSmを計量
する。次いで、背圧計量ストロークSmを計量した位置
から、さらに、押出部材2を圧抜ストロークSoだけ後
退させて圧抜きを行う。これにより、圧抜ストロークS
o分を後退させた押出部材2の位置が最終的な計量終了
位置Xeとなる。
【0011】また、計量工程後の射出工程では、押出部
材2を計量終了位置Xeから最前進位置Xfまで所定の
射出速度により押し切ることにより射出を行う。これに
より、計量値Sに基づく全樹脂量が金型Mに射出充填さ
れるとともに、充填後は金型M内の樹脂に対して所定の
目標樹脂圧Prが付与される。この場合、目標樹脂圧P
rは保圧力ではないため、充填終了後は徐々に低下す
る。
材2を計量終了位置Xeから最前進位置Xfまで所定の
射出速度により押し切ることにより射出を行う。これに
より、計量値Sに基づく全樹脂量が金型Mに射出充填さ
れるとともに、充填後は金型M内の樹脂に対して所定の
目標樹脂圧Prが付与される。この場合、目標樹脂圧P
rは保圧力ではないため、充填終了後は徐々に低下す
る。
【0012】よって、圧力制御を伴う保圧工程が不要に
なるとともに、クッション量の確保も不要となる。ま
た、常に一定の溶融時間に基づく樹脂が金型Mに充填さ
れるため、成形品の均一化が図られる。
なるとともに、クッション量の確保も不要となる。ま
た、常に一定の溶融時間に基づく樹脂が金型Mに充填さ
れるため、成形品の均一化が図られる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、第一実施例について説明する。図1
〜図4は第一実施例に係るスクリュプリプラ式射出成形
機1aを示す。
〜図4は第一実施例に係るスクリュプリプラ式射出成形
機1aを示す。
【0015】最初に、スクリュプリプラ式射出成形機1
aの構成について、図2を参照して説明する。
aの構成について、図2を参照して説明する。
【0016】図2中、10は射出装置を示す。射出装置
10は押出部材2を構成する射出プランジャ11を内蔵
する射出用加熱シリンダ12を備え、この射出用加熱シ
リンダ12の後端は射出シリンダ13の前端に結合す
る。そして、射出シリンダ13には射出ラム14を内蔵
し、この射出ラム14に射出プランジャ11の後端を結
合する。また、射出用加熱シリンダ12の前端には射出
ノズル15を備え、この射出ノズル15の先端は金型M
に当接する。
10は押出部材2を構成する射出プランジャ11を内蔵
する射出用加熱シリンダ12を備え、この射出用加熱シ
リンダ12の後端は射出シリンダ13の前端に結合す
る。そして、射出シリンダ13には射出ラム14を内蔵
し、この射出ラム14に射出プランジャ11の後端を結
合する。また、射出用加熱シリンダ12の前端には射出
ノズル15を備え、この射出ノズル15の先端は金型M
に当接する。
【0017】他方、射出用加熱シリンダ12の上方に
は、当該射出用加熱シリンダ12に溶融樹脂を供給する
プリプラシリンダ16を配設する。プリプラシリンダ1
6はスクリュ17を内蔵し、プリプラシリンダ16の後
端に配したオイルモータ18により回転せしめられる。
なお、19は成形材料を供給するホッパ、20は射出ノ
ズル15側の開閉弁、21はプリプラシリンダ16側の
開閉弁、22は射出プランジャ11の位置を検出する位
置センサである。
は、当該射出用加熱シリンダ12に溶融樹脂を供給する
プリプラシリンダ16を配設する。プリプラシリンダ1
6はスクリュ17を内蔵し、プリプラシリンダ16の後
端に配したオイルモータ18により回転せしめられる。
なお、19は成形材料を供給するホッパ、20は射出ノ
ズル15側の開閉弁、21はプリプラシリンダ16側の
開閉弁、22は射出プランジャ11の位置を検出する位
置センサである。
【0018】一方、30は射出シリンダ13及びオイル
モータ18に接続した油圧供給回路を示す。油圧供給回
路30において、31は油圧ポンプ、32はオイルタン
ク、33及び34は四ポートの方向切換弁、35は射出
プランジャ11に一定の背圧Pmを付与するための背圧
制御回路、36は射出プランジャ11の前進速度を制御
する流量制御回路、37は油圧ポンプ31のロード/ア
ンロード切換回路をそれぞれ示す。したがって、油圧供
給回路30には保圧制御を行うための保圧制御回路は存
在しない。
モータ18に接続した油圧供給回路を示す。油圧供給回
路30において、31は油圧ポンプ、32はオイルタン
ク、33及び34は四ポートの方向切換弁、35は射出
プランジャ11に一定の背圧Pmを付与するための背圧
制御回路、36は射出プランジャ11の前進速度を制御
する流量制御回路、37は油圧ポンプ31のロード/ア
ンロード切換回路をそれぞれ示す。したがって、油圧供
給回路30には保圧制御を行うための保圧制御回路は存
在しない。
【0019】また、3は設定機能部であり、射出プラン
ジャ11を最前進位置Xf(押し切った位置)まで前進
させた際に所定の目標樹脂圧Prが生ずる樹脂の計量値
Sを設定する機能を備える。さらに、4は制御機能部で
あり、本発明に係る射出成形方法を実施するための各種
制御機能を備える。
ジャ11を最前進位置Xf(押し切った位置)まで前進
させた際に所定の目標樹脂圧Prが生ずる樹脂の計量値
Sを設定する機能を備える。さらに、4は制御機能部で
あり、本発明に係る射出成形方法を実施するための各種
制御機能を備える。
【0020】次に、第一実施例に係るスクリュプリプラ
式射出成形機の動作とともに、本発明に係る射出成形方
法について、図1〜図5を参照して説明する。
式射出成形機の動作とともに、本発明に係る射出成形方
法について、図1〜図5を参照して説明する。
【0021】まず、予め、設定機能部3により、押出部
材2を最前進位置Xfまで前進させた際に所定の目標樹
脂圧Prが生ずる計量値Sを設定する。計量値Sには、
押出部材2に一定の背圧Pmを付与して計量を行う背圧
計量ストロークSmと、この背圧計量ストロークSmか
ら押出部材を後退させて圧抜きを行う圧抜ストロークS
oを含む。
材2を最前進位置Xfまで前進させた際に所定の目標樹
脂圧Prが生ずる計量値Sを設定する。計量値Sには、
押出部材2に一定の背圧Pmを付与して計量を行う背圧
計量ストロークSmと、この背圧計量ストロークSmか
ら押出部材を後退させて圧抜きを行う圧抜ストロークS
oを含む。
【0022】背圧計量ストロークSmは、Sm=(4・
v1・V)/(π・do2・v2)(ただし、v1は背圧P
mが付与された際の樹脂比容積、Vは金型キャビティの
容積、doは射出プランジャ径、v2は目標樹脂圧Pr
が発生する樹脂比容積)により算出できる。一方、状態
方程式は、(P+π)・(v−ω)=Rm・T(ただ
し、Pは樹脂圧、vは樹脂比容積、Tは樹脂温度、π,
ω,Rmはそれぞれ樹脂圧,樹脂比容積,樹脂温度に係
わる常数を示す)で表されるため、この状態方程式から
前式における樹脂比容積v1及びv2を求めることができ
る。
v1・V)/(π・do2・v2)(ただし、v1は背圧P
mが付与された際の樹脂比容積、Vは金型キャビティの
容積、doは射出プランジャ径、v2は目標樹脂圧Pr
が発生する樹脂比容積)により算出できる。一方、状態
方程式は、(P+π)・(v−ω)=Rm・T(ただ
し、Pは樹脂圧、vは樹脂比容積、Tは樹脂温度、π,
ω,Rmはそれぞれ樹脂圧,樹脂比容積,樹脂温度に係
わる常数を示す)で表されるため、この状態方程式から
前式における樹脂比容積v1及びv2を求めることができ
る。
【0023】また、圧抜きを行うための圧抜ストローク
Soは、So={(v0/v1)−1}・Sm(ただし、
v0は零圧時における樹脂比容積)により算出できる。
Soは、So={(v0/v1)−1}・Sm(ただし、
v0は零圧時における樹脂比容積)により算出できる。
【0024】よって、背圧計量ストロークSmと圧抜ス
トロークSoを加えたストローク、即ち、Sm+Soが
本発明における計量値S(射出ストローク)となる。
トロークSoを加えたストローク、即ち、Sm+Soが
本発明における計量値S(射出ストローク)となる。
【0025】一方、成形時には制御機能部4により次の
制御を行う。まず、計量工程では、図3に示すように、
射出ノズル15側の開閉弁20を閉じるとともに、プリ
プラシリンダ16側の開閉弁21を開く。また、射出プ
ランジャ11は最前進位置Xf、即ち、射出プランジャ
11を押し切った位置に停止させる。
制御を行う。まず、計量工程では、図3に示すように、
射出ノズル15側の開閉弁20を閉じるとともに、プリ
プラシリンダ16側の開閉弁21を開く。また、射出プ
ランジャ11は最前進位置Xf、即ち、射出プランジャ
11を押し切った位置に停止させる。
【0026】そして、設定機能部3で設定した計量値S
に基づいて計量を行う。計量時には、スクリュ17の回
転により、ホッパ19から供給された成形材料が可塑化
溶融せしめられ、この可塑化溶融した樹脂が射出用加熱
シリンダ12に供給される。この結果、図1に示すよう
に、一定の背圧Pmが付与された射出プランジャ11は
後退する。よって、背圧計量ストロークSm分を計量し
たなら射出用加熱シリンダ12に対する樹脂の供給を停
止し、プリプラシリンダ16側の開閉弁21を閉じる
(図1参照)。
に基づいて計量を行う。計量時には、スクリュ17の回
転により、ホッパ19から供給された成形材料が可塑化
溶融せしめられ、この可塑化溶融した樹脂が射出用加熱
シリンダ12に供給される。この結果、図1に示すよう
に、一定の背圧Pmが付与された射出プランジャ11は
後退する。よって、背圧計量ストロークSm分を計量し
たなら射出用加熱シリンダ12に対する樹脂の供給を停
止し、プリプラシリンダ16側の開閉弁21を閉じる
(図1参照)。
【0027】また、射出プランジャ11を背圧計量スト
ロークSm分の計量終了位置から、さらに、圧抜ストロ
ークSo分だけ後退させることにより圧抜きを行う。こ
れにより、樹脂圧Pは図1に示すように零になる。そし
て、背圧計量ストロークSmと圧抜ストロークSoを加
えたストロークは射出ストローク(計量値S)になると
ともに、射出プランジャ11は位置決め制御されて計量
終了位置Xeに停止する。
ロークSm分の計量終了位置から、さらに、圧抜ストロ
ークSo分だけ後退させることにより圧抜きを行う。こ
れにより、樹脂圧Pは図1に示すように零になる。そし
て、背圧計量ストロークSmと圧抜ストロークSoを加
えたストロークは射出ストローク(計量値S)になると
ともに、射出プランジャ11は位置決め制御されて計量
終了位置Xeに停止する。
【0028】次いで、射出工程に移行する。射出工程で
は、図4に示すように、射出ノズル15側の開閉弁20
を開くとともに、射出プランジャ11を計量終了位置X
eから最前進位置Xfまで前進させて射出を行う。即
ち、射出プランジャ11を計量終了位置Xeから最前進
位置Xfまで押し切る。これにより、計量値Sに基づく
射出用加熱シリンダ12における全樹脂量が金型Mに射
出充填される。また、この際、図1に示すように、金型
Mのキャビティ内における樹脂圧Pは次第に上昇し、最
終的には目標樹脂圧Prとなる。
は、図4に示すように、射出ノズル15側の開閉弁20
を開くとともに、射出プランジャ11を計量終了位置X
eから最前進位置Xfまで前進させて射出を行う。即
ち、射出プランジャ11を計量終了位置Xeから最前進
位置Xfまで押し切る。これにより、計量値Sに基づく
射出用加熱シリンダ12における全樹脂量が金型Mに射
出充填される。また、この際、図1に示すように、金型
Mのキャビティ内における樹脂圧Pは次第に上昇し、最
終的には目標樹脂圧Prとなる。
【0029】ところで、金型Mに充填された樹脂は、時
間の経過に伴って次第に固化し、比容積は小さくなる。
この結果、樹脂圧Pも時間の経過とともに低下する。こ
のため、できるだけ短時間に射出充填を完了させること
が望ましく、例えば、射出充填時間は0.3秒以内とな
るように射出プランジャ11の射出速度を設定する。本
発明に係る射出成形方法では、射出プランジャ11を最
前進位置Xfまで押し切るため、射出速度を容易に高速
化することができる。なお、成形材料の種類等により射
出速度を高速化できない場合には、状態方程式に温度項
を含むため、温度変化分を考慮した計量値Sを算出でき
る。
間の経過に伴って次第に固化し、比容積は小さくなる。
この結果、樹脂圧Pも時間の経過とともに低下する。こ
のため、できるだけ短時間に射出充填を完了させること
が望ましく、例えば、射出充填時間は0.3秒以内とな
るように射出プランジャ11の射出速度を設定する。本
発明に係る射出成形方法では、射出プランジャ11を最
前進位置Xfまで押し切るため、射出速度を容易に高速
化することができる。なお、成形材料の種類等により射
出速度を高速化できない場合には、状態方程式に温度項
を含むため、温度変化分を考慮した計量値Sを算出でき
る。
【0030】図5には成形時における時間に対する押出
部材2の位置Xと金型M内の樹脂圧Pの変化特性を示
す。図中、点線は従来方法による特性曲線、実線は本発
明方法による特性曲線をそれぞれ示す。同図から明らか
なように、従来方法ではV−P切換位置において圧力制
御に切換え、ゲートシールされるGs点まで保圧工程を
行うとともに、この後、冷却工程に移行する。一方、本
発明方法では、最前進位置Xfにおいて押出部材2が停
止(固定)するため、圧力制御を伴う保圧工程は無くな
るとともに、押出部材2が最前進位置Xfに達すること
で自動的に冷却工程に移行するため、V−P切換制御も
不要になり、制御系のコストダウン及び小型化を図るこ
とができる。また、これにより、本発明方法では従来方
法に比べ、図中Toで示す時間だけ成形サイクル時間が
短くなり、量産性を高めることができる。さらにまた、
本発明方法では、クッション量の確保が不要になり、常
に一定の溶融時間に基づく樹脂が金型Mに充填されるた
め、成形品の均一化及び高品質化を図ることができる。
部材2の位置Xと金型M内の樹脂圧Pの変化特性を示
す。図中、点線は従来方法による特性曲線、実線は本発
明方法による特性曲線をそれぞれ示す。同図から明らか
なように、従来方法ではV−P切換位置において圧力制
御に切換え、ゲートシールされるGs点まで保圧工程を
行うとともに、この後、冷却工程に移行する。一方、本
発明方法では、最前進位置Xfにおいて押出部材2が停
止(固定)するため、圧力制御を伴う保圧工程は無くな
るとともに、押出部材2が最前進位置Xfに達すること
で自動的に冷却工程に移行するため、V−P切換制御も
不要になり、制御系のコストダウン及び小型化を図るこ
とができる。また、これにより、本発明方法では従来方
法に比べ、図中Toで示す時間だけ成形サイクル時間が
短くなり、量産性を高めることができる。さらにまた、
本発明方法では、クッション量の確保が不要になり、常
に一定の溶融時間に基づく樹脂が金型Mに充填されるた
め、成形品の均一化及び高品質化を図ることができる。
【0031】次に、第二実施例について説明する。第二
実施例はインラインスクリュ式射出成形機に適用した場
合を示す。図6はインラインスクリュ式射出成形機1b
を示す。
実施例はインラインスクリュ式射出成形機に適用した場
合を示す。図6はインラインスクリュ式射出成形機1b
を示す。
【0032】図6中、50は射出装置を示す。射出装置
50は押出部材2を構成するスクリュ51を内蔵する加
熱シリンダ52を備え、この加熱シリンダ52の後端は
射出シリンダ53の前端に結合する。そして、射出シリ
ンダ53には射出ラム54を内蔵し、射出ラム54には
スクリュ51の後端を結合する。また、加熱シリンダ5
2の前端には射出ノズル55を備え、この射出ノズル5
5の先端は不図示の金型に当接する。さらに、射出シリ
ンダ53の後端にはオイルモータ56を配設し、オイル
モータ56の回転シャフト56sは射出ラム54の後端
にスプライン結合する。なお、57はスクリュ51の位
置を検出する位置センサである。他方、60は射出シリ
ンダ53及びオイルモータ56に接続する油圧供給回路
である。なお、油圧供給回路60において、図2と同一
機能部分には同一符号を付し、その構成を明確にすると
ともに、その詳細な説明は省略する。また、図6におい
ても、図2における設定機能部3及び制御機能部4と同
様の機能部を備えるが、図示は省略した。
50は押出部材2を構成するスクリュ51を内蔵する加
熱シリンダ52を備え、この加熱シリンダ52の後端は
射出シリンダ53の前端に結合する。そして、射出シリ
ンダ53には射出ラム54を内蔵し、射出ラム54には
スクリュ51の後端を結合する。また、加熱シリンダ5
2の前端には射出ノズル55を備え、この射出ノズル5
5の先端は不図示の金型に当接する。さらに、射出シリ
ンダ53の後端にはオイルモータ56を配設し、オイル
モータ56の回転シャフト56sは射出ラム54の後端
にスプライン結合する。なお、57はスクリュ51の位
置を検出する位置センサである。他方、60は射出シリ
ンダ53及びオイルモータ56に接続する油圧供給回路
である。なお、油圧供給回路60において、図2と同一
機能部分には同一符号を付し、その構成を明確にすると
ともに、その詳細な説明は省略する。また、図6におい
ても、図2における設定機能部3及び制御機能部4と同
様の機能部を備えるが、図示は省略した。
【0033】よって、インラインスクリュ式射出成形機
1bの場合にも、計量工程では、スクリュ51を最前進
位置、即ち、押し切った位置に停止させ、スクリュ51
を回転させることにより設定機能部3(図2参照)にお
いて設定した背圧計量ストロークSmに基づいて計量を
行うとともに、計量が終了したならスクリュ51を圧抜
ストロークSo分だけ後退させた計量終了位置Xeに停
止させ、この後、射出工程では、スクリュ51を計量終
了位置Xeから最前進位置Xfまで前進させて射出を行
えばよく、基本的には、第一実施例におけるスクリュプ
リプラ式射出成形機1aの場合と同様に実施できる。
1bの場合にも、計量工程では、スクリュ51を最前進
位置、即ち、押し切った位置に停止させ、スクリュ51
を回転させることにより設定機能部3(図2参照)にお
いて設定した背圧計量ストロークSmに基づいて計量を
行うとともに、計量が終了したならスクリュ51を圧抜
ストロークSo分だけ後退させた計量終了位置Xeに停
止させ、この後、射出工程では、スクリュ51を計量終
了位置Xeから最前進位置Xfまで前進させて射出を行
えばよく、基本的には、第一実施例におけるスクリュプ
リプラ式射出成形機1aの場合と同様に実施できる。
【0034】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成(油圧回路等)、形状、形式等において、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成(油圧回路等)、形状、形式等において、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0035】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形方法
は、計量した樹脂を押出部材により金型に射出充填して
成形を行うに際し、予め、押出部材を押し切った最前進
位置まで前進させた際に所定の目標樹脂圧が生ずる樹脂
の計量値を、押出部材に一定の背圧を付与して計量を行
う背圧計量ストロークとこの背圧計量ストロークから押
出部材を後退させて圧抜きを行う圧抜ストロークにより
設定し、計量時に、前記計量値に基づいて押出部材を最
前進位置から計量を行うとともに、射出時に、押出部材
を計量終了位置から最前進位置まで所定の射出速度によ
り押し切ることにより射出を行うようにしたため、次の
ような顕著な効果を奏する。
は、計量した樹脂を押出部材により金型に射出充填して
成形を行うに際し、予め、押出部材を押し切った最前進
位置まで前進させた際に所定の目標樹脂圧が生ずる樹脂
の計量値を、押出部材に一定の背圧を付与して計量を行
う背圧計量ストロークとこの背圧計量ストロークから押
出部材を後退させて圧抜きを行う圧抜ストロークにより
設定し、計量時に、前記計量値に基づいて押出部材を最
前進位置から計量を行うとともに、射出時に、押出部材
を計量終了位置から最前進位置まで所定の射出速度によ
り押し切ることにより射出を行うようにしたため、次の
ような顕著な効果を奏する。
【0036】 クッション量の確保が不要になり、常
に一定の溶融時間に基づく樹脂が金型に充填されるた
め、成形品の均一化及び高品質化を図ることができる。
に一定の溶融時間に基づく樹脂が金型に充填されるた
め、成形品の均一化及び高品質化を図ることができる。
【0037】 圧力制御を伴う保圧工程及びV−P切
換制御が不要になるため、制御系のコストダウン及び小
型化を図ることができる。また、成形サイクルの時間短
縮により、量産性を高めることができる。
換制御が不要になるため、制御系のコストダウン及び小
型化を図ることができる。また、成形サイクルの時間短
縮により、量産性を高めることができる。
【0038】また、本発明に係る射出成形機は、押出部
材を押し切った最前進位置まで前進させた際に所定の目
標樹脂圧が生ずる樹脂の計量値を、押出部材に一定の背
圧を付与して計量を行う背圧計量ストロークとこの背圧
計量ストロークから押出部材を後退させて圧抜きを行う
圧抜ストロークにより設定する設定機能部と、計量時
に、計量値に基づいて押出部材を最前進位置から計量を
行うとともに、射出時に、押出部材を計量終了位置から
最前進位置まで所定の射出速度により押し切ることによ
り射出を行うように制御する制御機能部を備えるため、
上記効果に加え、上記射出成形方法を容易かつ確実に実
施できるという顕著な効果を奏する。
材を押し切った最前進位置まで前進させた際に所定の目
標樹脂圧が生ずる樹脂の計量値を、押出部材に一定の背
圧を付与して計量を行う背圧計量ストロークとこの背圧
計量ストロークから押出部材を後退させて圧抜きを行う
圧抜ストロークにより設定する設定機能部と、計量時
に、計量値に基づいて押出部材を最前進位置から計量を
行うとともに、射出時に、押出部材を計量終了位置から
最前進位置まで所定の射出速度により押し切ることによ
り射出を行うように制御する制御機能部を備えるため、
上記効果に加え、上記射出成形方法を容易かつ確実に実
施できるという顕著な効果を奏する。
【図1】本発明の第一実施例に係る射出成形方法を説明
するための作用説明図、
するための作用説明図、
【図2】本発明の第一実施例に係るプリプラ式射出成形
機の構成図、
機の構成図、
【図3】本発明の第一実施例に係る射出成形方法を説明
するための他の作用説明図、
するための他の作用説明図、
【図4】本発明の第一実施例に係る射出成形方法を説明
するための他の作用説明図、
するための他の作用説明図、
【図5】成形時の時間に対するスクリュ位置及び金型内
の樹脂圧の変化特性図、
の樹脂圧の変化特性図、
【図6】本発明の第二実施例に係るインラインスクリュ
式射出成形機の構成図、
式射出成形機の構成図、
1 射出成形機 1a プリプラ式射出成形機 1b インラインスクリュ式射出成形機 2 押出部材 3 設定機能部 4 制御機能部 S 計量値 Sm 背圧計量ストローク So 圧抜ストローク M 金型 Xf 最前進位置 Xe 計量終了位置 Pr 目標樹脂圧 Pm 背圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00,45/03 - 45/08 B29C 45/46 - 45/63 B29C 45/76 - 45/82
Claims (6)
- 【請求項1】 計量した樹脂を押出部材により金型に射
出充填して成形を行う射出成形方法において、予め、押
出部材を押し切った最前進位置まで前進させた際に所定
の目標樹脂圧が生ずる樹脂の計量値を、押出部材に一定
の背圧を付与して計量を行う背圧計量ストロークとこの
背圧計量ストロークから押出部材を後退させて圧抜きを
行う圧抜ストロークにより設定し、計量時に、前記計量
値に基づいて押出部材を最前進位置から計量を行うとと
もに、射出時に、前記押出部材を計量終了位置から最前
進位置まで所定の射出速度により押し切ることにより射
出を行うようにしたことを特徴とする射出成形方法。 - 【請求項2】 射出終了後の押出部材は最前進位置に停
止させることを特徴とする請求項1記載の射出成形方
法。 - 【請求項3】 背圧計量ストローク及び圧抜ストローク
は既知の物理量及び計算式から算出することを特徴とす
る請求項1記載の射出成形方法。 - 【請求項4】 計量した樹脂を押出部材により金型に射
出充填して成形を行う射出成形機において、押出部材を
押し切った最前進位置まで前進させた際に所定の目標樹
脂圧が生ずる樹脂の計量値を、押出部材に一定の背圧を
付与して計量を行う背圧計量ストロークとこの背圧計量
ストロークから押出部材を後退させて圧抜きを行う圧抜
ストロークにより設定する設定機能部と、計量時に、前
記計量値に基づいて押出部材を最前進位置から計量を行
うとともに、射出時に、前記押出部材を計量終了位置か
ら最前進位置まで所定の射出速度により押し切ることに
より射出を行うように制御する制御機能部を備えてなる
ことを特徴とする射出成形機。 - 【請求項5】 プリプラ式射出成形機に適用することを
特徴とする請求項4記載の射出成形機。 - 【請求項6】 インラインスクリュ式射出成形機に適用
することを特徴とする請求項4記載の射出成形機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190982A JP2770131B2 (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 射出成形方法及び射出成形機 |
US08/501,541 US5665282A (en) | 1994-07-20 | 1995-07-12 | Injection molding method of an injection molding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190982A JP2770131B2 (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 射出成形方法及び射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825437A JPH0825437A (ja) | 1996-01-30 |
JP2770131B2 true JP2770131B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=16266899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6190982A Expired - Fee Related JP2770131B2 (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 射出成形方法及び射出成形機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5665282A (ja) |
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JP3725323B2 (ja) | 1998-02-23 | 2005-12-07 | 日創電機株式会社 | 駆動モータ及び成形機用駆動装置 |
JP3316800B2 (ja) | 1998-10-20 | 2002-08-19 | 日精樹脂工業株式会社 | プリプラ式射出成形機の可塑化装置 |
DE19948278A1 (de) | 1999-10-06 | 2001-04-19 | Battenfeld Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Mehrkomponenten-Spritzgießen von Kunststoff-Formteilen |
JP3404652B2 (ja) * | 2000-04-04 | 2003-05-12 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機の充填工程制御方法及び制御装置 |
DE10031087A1 (de) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | Krauss Maffei Kunststofftech | Spritzgießmaschine mit kontinuierlich arbeitender Plastifiziereinheit |
US6680012B2 (en) * | 2002-03-07 | 2004-01-20 | Engel Maschinenbau Gesellschaft M.B.H. | Injection moulding method |
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AT6790U1 (de) * | 2002-11-07 | 2004-04-26 | Engel Austria Gmbh | Verfahren zur steuerung einer spritzgiessmaschine |
KR100592140B1 (ko) * | 2002-11-26 | 2006-06-23 | 도시미치 니시자와 | 사출 성형기 |
US7588434B2 (en) * | 2006-08-15 | 2009-09-15 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Fluid distributor and translatable drive apparatus for a molding |
US20080041460A1 (en) * | 2006-08-15 | 2008-02-21 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Fluid distributor and bidirectional drive apparatus for a molding machine |
US8256645B2 (en) * | 2009-09-28 | 2012-09-04 | Fishman Corporation | Fluid dispensing system |
US9902101B2 (en) * | 2012-01-26 | 2018-02-27 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Screw-moving assembly including screw-moving actuator and bias-adjustment mechanism |
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JP6840717B2 (ja) * | 2018-12-27 | 2021-03-10 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形装置 |
JP6777958B1 (ja) * | 2020-05-19 | 2020-10-28 | 株式会社青木固研究所 | 溶融樹脂の射出方法と射出装置、及びこの射出装置を用いた射出延伸ブロー成形機 |
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-
1994
- 1994-07-20 JP JP6190982A patent/JP2770131B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-07-12 US US08/501,541 patent/US5665282A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5665282A (en) | 1997-09-09 |
JPH0825437A (ja) | 1996-01-30 |
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