JP2770109B2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2770109B2
JP2770109B2 JP5117522A JP11752293A JP2770109B2 JP 2770109 B2 JP2770109 B2 JP 2770109B2 JP 5117522 A JP5117522 A JP 5117522A JP 11752293 A JP11752293 A JP 11752293A JP 2770109 B2 JP2770109 B2 JP 2770109B2
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seat
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seat mounting
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backrest
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友成 山口
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Okamura Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、執務姿勢より安楽姿勢
へ、又はその逆方向へ従来より快適に傾動させうるよう
にした椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】座席と背もたれが連動して傾動する椅子
は、通常ガススプリングや各種のばねを使用して、座
席と背もたれを、それぞれ水平位置と垂直位置に向けて
付勢している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしたとえば特公
平2−24527号公報にみられるように、ガススプリ
ング等の付勢手段を、左右いずれかに片寄せて取り付け
た椅子は、左右非対称の付勢力が各部に作用するため、
座席の傾動が不円滑になるとともに、可動部が偏摩耗し
各部のがたつきが大きくなる。
【0004】また付勢手段が、基枠の左右方向の中心に
取り付けられた場合でも、座席や背もたれに左右に偏心
した荷重が加わった場合には、基枠と座席取付枠を連係
する軸を中心として、各部大きな偏荷重がかかり、上
記と同様に座席の傾動が不円滑となったり、偏摩耗が
生じるおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、座席等の復帰用の付勢力を、座席に左
右のバランスよく伝達することができるとともに、偏心
した荷重が座席に作用した場合でも、それを効果的に吸
収して座席を円滑に傾動しうるようにした椅子を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の椅子は、脚柱の上端に固着した基枠の前部
に、座席の下面に固着した座席取付枠の前部を、基枠に
対して前後移動自在とした左右方向を向く軸をもって
枢支し、かつ前記枢軸より後方へ離れた位置において、
前記座席取付枠に、前下方を向く前後の脚を有する2脚
式ねじりコイルばねの中心部を支持させ、その前側の脚
の先端を座席取付枠の一部に、また後側の脚の先端を基
枠の一部に係止することにより、座席の前部を前方及び
上方へ向つて付勢したことを特徴としている。
【0007】
【作用】基枠の両側部と座席取付枠との間に、座席を前
方および上方へ付勢する左右1対の2脚式ねじりコイル
ばねを設けたことにより、このねじりコイルばねの力
左右対称的に装置の各部に作用するため、円滑な座
席の傾動が可能となり、かつ可動部の摩耗が少なく、各
部のがたつきは小さくなる。また、座席に加わる左右の
偏心荷重は、左右の2脚式ねじりコイルばねによって
されるため、各部への負荷軽減される
【0008】
【実施例】図面は、本発明の一実施例を示すもので、椅
子の脚柱(1)の上端には、上面開口する方形箱状の基
枠(2)が固着されている。
【0009】基枠(2)には、上面に座席(3)を取付
けた座席取付枠(4)が、上方より十分の余裕を設けて
外嵌され、基枠(2)の両側板(2a)の前部に穿設し
た前後方向を向く長孔(5)には、座席取付枠(4)の
左右両側における上向支持片(6)(6)に架設した左
右方向を向く枢軸(7)が前後移動自在に嵌合され
いる。
【0010】前記枢軸(7)より後方へかなり離れた位
置において、座席取付枠(4)の左右の側板(4a)の
内面には、内方を向く支軸(8)が固着され、支軸
(8)には、2脚式ねじりコイルばね(9)が支持され
ている。 2脚式ねじりコイルばね(9)の脚は前下方を
向き、その前位の脚の下端は、座席取付枠(4)の底面
に穿設した係止孔(10)に係止され、後位の脚の下端
は、基枠(2)の側板(2a)の外側面に突設した係止
突起(11)の前面に係止している。かくして座席取付
枠(4)はほぼ前方及び上方に向けて付勢されてい
る。
【0011】基枠(2)の両側板(2a)の後下部と、
座席取付枠(4)の両側板(4a)の後上部とには、
れぞれ、前下方に傾斜するリンク(13)の及び後
左右方向を向く枢軸(12)をもって枢着され
いる。リンク(13)の中間部には、ほぼリンク(1
3)の長手方向を向長孔(14)が穿設されている。
【0012】基枠(2)の後上部には、背もたれ(1
5)の背杆(16)の下端に固着された、前方を向く背
支持枠(17)の前端が、左右方向を向く枢軸(17
a)をもって枢支され、背支持枠(17)の中間部外側
面に突設した左右方向を向く軸(18)が、リンク
(13)の長孔(14)に係合している。
【0013】基枠(2)の後下部と背支持枠(17)の
後上部とには、公知のガススプリング(19)の前後
がそれぞれ枢着されている。
【0014】上述構成の椅子における座席(3)は、基
枠(2)に長孔(5)の長さの範囲内で前後移動自在か
つ傾動自在に支持されており、空席時2脚式ねじり
コイ ばね(9)の付勢により前限に位置し、かつリン
ク(13)の作用によりほぼ水平となっている。
【0015】背もたれ(15)は、ガススプリング(1
9)の付勢力により前方に向けて付勢され、空席時
は、図1に示すように、突軸(18)が長孔(14)の
後上端に当接して、背もたれ(15)はほぼ垂直となっ
ている。
【0016】図3に示すように、ガススプリング(1
9)の後端のプッシュボタン(19a)を押し込んだ状
態で、背もたれ(15)を後傾させると、背支持枠(1
7)が背もたれ(15)及び背杆(16)と一体となっ
て後傾し、それに伴って、背支持枠(17)に中間部が
連結されたリンク(13)が後下方傾動し座席取付
枠(4)は、前方の枢軸(7)を支点にして後下方に傾
動しつつ後退する。
【0017】このように、背もたれ(15)が後傾する
のに伴って、座席(3)は後退しつつ後下方に回動する
ので、着座者の腰部のシャツがめくれたり、膝が持ち上
げられて足先が床から浮き上がったり、又は膝の折り曲
げ角度が狭められたりすることなく、自然な動きで快適
に安楽姿勢に移行することができる。
【0018】背もたれ(15)を所望角度後傾させた状
態で、ガススプリング(19)のプッシュボタン(19
a)を元の位置まで突出させると、背もたれ(15)と
座席(3)とは、若干の緩衝作用を持たせて、その位置
で固定される。
【0019】任意の状態から、背もたれ(15)に後方
への負荷を掛けることなく、ガススプリング(19)の
プッシュボタン(19a)を押すと、ガススプリング
(19)自体の付勢力と、2脚式ねじりコイルばね
(9)の付勢力とにより、背もたれ(15)は枢軸(1
7a)を支点として、垂直位置まで前向きに起立するよ
うに回動させられ、また座席(3)は、ほぼ水平位置ま
で、前進しつつ後端が持ち上げられるように回動させら
れる。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a)基枠の両側部と座席取付枠との間に、座席を前方
および上方へ付勢する左右1対の2脚式ねじりコイルば
を設けたことにより、2脚式ねじりコイルばねからの
力が左右対照的に装置の各部に作用し、円滑な座席の傾
動が可能となり、かつ可動部の摩耗が小さく、また各部
のがたつきを小さくできる。座席に加わる左右の偏心荷
は、左右の2脚式ねじりコイルばねにより吸収され
ため、各部への負荷軽減される
【0021】 (b)2脚式ねじりコイルばねの取付位置を、左右方向
を向く軸の後方へ離れた位置としてあるから、2脚式
ねじりコイルばねの中心位置が、座席取付枠の後傾に伴
って下方に移動することとなり、基枠側に係止された
脚式ねじりコイルばねの脚は大きく変形し、強い付勢力
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の執務姿勢時の要部の縦断側
面図である。
【図2】同じく座席と背もたれを取り除いて示す平面図
である。
【図3】同じく安楽姿勢時の要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)脚柱 (2)基枠 (2a)側板 (3)座席 (4)座席取付枠 (4a)側板 (5)長孔 (6)上向支持片 (7)枢軸 (8)支軸 (9)2脚式ねじりコイルばね (10)係止孔 (11)突起 (12)枢軸 (13)リンク (14)長孔 (15)背もたれ (16)背杆 (17)背支持枠 (17a)枢軸 (18)軸 (19)ガススプリング (19a)プッシュボタン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚柱の上端に固着した基枠の前部に、座
    席の下面に固着した座席取付枠の前部を、基枠に対して
    前後移動自在とした左右方向を向く軸をもって枢支
    し、かつ前記枢軸より後方へ離れた位置において、前記
    座席取付枠に、前下方を向く前後の脚を有する2脚式ね
    じりコイルばねの中心部を支持させ、その前側の脚の先
    端を座席取付枠の一部に、また後側の脚の先端を基枠の
    一部に係止することにより、座席の前部を前方及び上方
    へ向って付勢してなる椅子。
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JPH085638Y2 (ja) * 1990-12-26 1996-02-21 株式会社イトーキクレビオ 椅子の傾動制御装置

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