JP7004541B2 - シートアジャスタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートアジャスタ装置に関する。
従来、前後方向、高さ方向及びチルトの2つの調整機能を1つの構造で達成することができるシートアジャスタ装置が知られている。例えば、特許文献1には、車両用シートのスライドレールに取り付けられた4つのリンク部材によって、車両用シートを移動させることができるシートアジャスタ装置が記載されている。このシートアジャスタ装置では、特にフロントリンク部材とリアリンク部材の長さを異なるものとすることによって、リンク部材の角度を変更するという移動のみで、車両用シートの前後方向、高さ方向の移動に加え、チルトアジャスタとしての機能をも可能としている。
特開2016-20167号公報
特許文献1に記載のシートアジャスタ装置では、リンク部材の角度を変更するという移動のみで、車両用シートの前後方向、高さ方向の移動に加え、チルトアジャスタとしての機能も可能にしているが、シートに着座した状態で、容易にシートを傾けることが可能なシートアジャスタ装置が熱望されている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、使用者が着座した状態で、容易に座面を傾けることが可能なシートアジャスタ装置を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
本発明のシートアジャスタ装置は、
座面が設けられたシートフレームを支持する支持部と、
前記支持部を中心軸で揺動可能に支持する台座部と、
前記台座部を移動可能に支持する移動方向レールと、
前記支持部が揺動する際、揺動の動きを規制する傾斜レールと、
を備え、
前記支持部の揺動に伴って前記台座部が前記移動方向レールに沿って移動することを特徴とする、
ものである。
このシートアジャスタ装置は、座面が設けられたシートフレームを支持する支持部が中心軸で揺動可能に台座部に支持されており、この支持部が中心軸で揺動すると、移動方向レールに移動可能に支持された台座部が、支持部の揺動に伴って移動方向レールに沿って移動する。このとき、傾斜レールが支持部の揺動を規制するため、台座部が揺動すると、支持部が傾斜レールに沿って傾くと共に、台座部が移動方向レールに沿って連動して移動することができる。こうすることにより、中心軸の一端側に使用者の重心が移動した場合には、支持部の一端側に力がかかることで、支持部が傾斜レールに沿って一端側が移動方向レールに近づく方向に揺動すると共に、移動方向レールに沿って台座部が一端側に移動する。一方、中心軸の他端側に使用者の重心が移動した場合には、支持部の他端側に力がかかることで、支持部が傾斜レールに沿って他端側が移動方向レールに近づく方向に揺動すると共に、移動方向レールに沿って台座部が他端側に移動する。このように、使用者が重心を中心軸の一端側又は他端側に移動するという簡単な動きで座面の角度を調節することができる。
本発明のシートアジャスタ装置において、前記移動方向レールは、前記台座部の互いに対向する両端位置にそれぞれ取り付けられ、前記傾斜レールは、前記移動方向レールと前記移動方向レールの間の位置に取り付けられていることを特徴としてもよい。こうすることにより、座面に使用者が座した際、シートフレーム、支持部及び台座部を介して移動方向レールにかかる力が分散するため、座面の安定性を高めることができる。加えて、移動方向レールと移動方向レールの間の位置に傾斜レールを設けることにより、いずれかの移動方向レールの外側に位置する場合と比較して、座面がねじれの方向に傾く可能性を未然に低減することができる。
本発明のシートアジャスタ装置において、前記中心軸は、前記支持部の一端側及び他端側から等距離となる位置に設けられたことを特徴としてもよい。こうすることにより、支持部の中心よりも一端側に使用者の重心が移動した場合には、支持部の一端側に力がかかることで、支持部が傾斜レールに沿って一端側が移動方向レールに近づく方向に揺動すると共に、移動方向レールに沿って台座部が一端側に移動する。一方、支持部の中心よりも他端側に使用者の重心が移動した場合には、支持部の他端側に力がかかることで、支持部が傾斜レールに沿って他端側が移動方向レールに近づく方向に揺動すると共に、移動方向レールに沿って台座部が他端側に移動する。このように、使用者が重心を中心部より一端側又は他端側に移動するという簡単な動きで座面の角度を調節することができる。
本発明のシートアジャスタ装置において、前記支持部は、前記支持部の揺動を固定する固定部が設けられていることを特徴としてもよい。こうすることにより、支持部が使用者の意に反して揺動する可能性を未然に低減することができる。
本発明のシートアジャスタ装置において、前記傾斜レールは、前記台座部の移動を所定の移動範囲内に規制する規制部材が設けられていることを特徴としてもよい。こうすることにより、台座部が所定の移動範囲内を越えて移動する可能性を未然に低減することができる。付言すると、台座部の移動範囲を規制することによって、台座部が所定の移動範囲を超えて移動するに伴って、支持部が大きく傾き、使用者の意図しないほど大きな傾きとなる可能性を未然に防止することができる。なお、ここで「所定の移動範囲」とは、予め定められた所定の範囲であって、例えば、支持部の表面が移動方向レールに対して0°以上10°以下の角度で傾く範囲であっても良いし、6°の角度で傾く範囲であることが好ましい。こうすることにより、使用者が傾きすぎて不安を感じる可能性を未然に低減することができる。
本発明のシートアジャスタ装置において、前記移動方向レールは、前記台座部を前記移動方向レールの中心方向に付勢する弾性体を備えることを特徴としてもよい。こうすることにより、座面の角度を調節する際、弾性体によって台座部が台座部の中心方向に付勢されることになるため、台座部を元に戻す際の労力を低減することができる。
本発明のシートアジャスタ装置において、前記台座部は、前記台座部を移動するパワースライド機構を備えることを特徴としてもよい。こうすることにより、重心移動だけでなく、パワースライド機構を操作することで座面の角度調節を行うことができる。
図1は、シートアジャスタ装置20の構成の概略を示す背面図である。 図2は、シートアジャスタ装置20の構成の概略を示す右側面図である。 図3は、シートアジャスタ装置20の動きを説明するための説明図である。
次に、本発明の実施の形態の一例であるシートアジャスタ装置20について詳しく説明する。以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号を付す。また、シートアジャスタ装置20の使用方法の一例を示すことで、本発明のシートアジャスタ装置の使用方法の一例も明らかにする。
本発明の実施の形態の一例であるシートアジャスタ装置20は、図1及び図2に示すように、図示しない座面を有する図示しないシートフレームを支持する支持部30と、支持部30を中心軸42で揺動可能に支持する台座部40と、台座部40の両端側をそれぞれ支持する前側移動方向レール50a及び後側移動方向レール50b(以下、「移動方向レール50」とも言う。)と、支持部30と前側移動方向レール50aとをそれぞれ移動可能に支持する傾斜レール60と、を備えている。このシートアジャスタ装置20は、移動方向レール50が車両等のシートレールと略直交する向き(図1中、紙面方向側が着座した際に背面となる向き)で取り付けられ、左右方向に座席の角度を傾けることができる。このシートアジャスタ装置20では、支持部30と前側移動方向レール50aがそれぞれ移動可能に傾斜レール60に嵌合されているため、使用者の体重移動等により重心が一方側に偏ると、台座部40が一方側に傾くと共に、台座部40が他方側に移動する。こうすることにより、容易に座面の角度を調節することができる。
支持部30は、略矩形の板状部材であって、上面側で図示しない座面を有する図示しないシートフレームを支持する。この支持部30の下方側には、支持部30の中央位置(支持部30の右端側及び左端側から等しい距離となる位置)に設けられた中心軸42によって台座部40と揺動可能に連結されており、上下方向にそれぞれ揺動する。また、支持部30の左端側には、図示しないパワースライド機構及び図示しないストッパを含む第一嵌合部32が設けられており、移動方向レール50に対して傾斜して設けられた傾斜レール60と嵌合する。このため、使用者の重心移動等によって中心軸42よりも右側に力が加えられた場合には傾斜レール60に沿って第一嵌合部32が移動して支持部30が右側に移動するに伴って、後述するように、移動方向レール50に沿って後述する嵌合部44が移動して台座部40が右側に移動する。こうすることにより、使用者の重心移動によって容易に座面を傾けることができる。なお、上下方向に揺動する角度は、移動方向レール50に対して0°以上10°以下であることが好ましく、0°以上6°以下であることがより好ましい。概ね6°以上傾けることにより、使用者に十分な傾き感を与えることができる。また、第一嵌合部32には、公知のストッパ機構が設けられているため、図示しないストッパを用いて第一嵌合部32を傾斜レール60に固定することで、第一嵌合部32を固定すること、言い換えると、支持部30の揺動を固定し、図示しない座面が傾かない状態にすることができる。また、第一嵌合部32には、公知のパワースライド機構が含まれているため、図示しない操作レバーを使用して、パワースライド機構を用いて座面を傾けることもできる。
台座部40は、中央部から左右両端方向に向けて傾斜面を有する断面が略台形形状の部材であり、中央部に設けられた中心軸42により、支持部30が揺動可能に支持されている。また、台座部40の下側面には、前側移動方向レール50aと移動可能に嵌合する左方嵌合部44a及び後側移動方向レール50bと移動可能に嵌合する右方嵌合部44b(以下、「嵌合部44」とも言う。)が、それぞれ設けられている。こうすることにより、使用者の重心移動等によって中心軸42よりも右側に力が加えられた場合には傾斜レール60に沿って第一嵌合部32が移動して支持部30が右側に移動するに伴って、後述するように、移動方向レール50に沿って嵌合部44が移動して台座部40が左側に移動する。こうすることにより、使用者の重心移動によって容易に座面を傾けることができる。また、台座部40は、中央部から左右両端方向に向けて傾斜面を有しているため、支持部30が揺動した際、支持部30と台座部40とが接触し、支持部30の揺動が規制される可能性を未然に低減している。
移動方向レール50は、公知のガイドレールであり、台座部40の一方端側及び他方端側の下部に、それぞれ略平行に設けられている。この移動方向レール50は、嵌合部44とそれぞれ嵌合することにより、台座部40が移動方向レール50に沿って移動可能な状態で支持する。このように、一対の移動方向レール50を設けることにより、台座部40にかかる使用者の体重を左右均等に支えることができ、前側移動方向レール50a又は後側移動方向レール50bに強い負荷がかかり、スムーズな移動が妨げられる可能性を未然に低減することができる。
また、前側移動方向レール50aには、右方嵌合部44bを中心方向に付勢する弾性体54が設けられている。具体的には、右方嵌合部44bの右側側面と前側移動方向レール50aの右側端部近傍との間に後述する水平状態で弾性力が発生しない状態で弾性体54が設けられている。こうすることにより、右方嵌合部44bが右方向に移動した際には左向きの力が、右方嵌合部44bが左方向に移動した際には右向きの力が、それぞれ弾性体54から与えられる。こうすることにより、右方又は左方に座面を傾けた際、水平方向への復元力が発生するため、座面を水平に戻す際の労力を低減することができる。このとき、弾性体54として、例えば、コイルバネを使用した場合、傾きが大きいほど復元力も大きくなるため、座面を水平な状態に保ちやすくなる。
傾斜レール60は、公知のガイドレールであり、移動方向レール50の左方側であって、前側移動方向レール50aと後側移動方向レール50bとの中間位置に設けられている。こうすることにより、例えば、支持部30の一方側に力が加えられた場合であっても、前側移動方向レール50a又は後側移動方向レール50bの方向にねじれの力を発生させること無く、第一嵌合部32が傾斜レール60に沿ってスムーズに移動することができる。
また、傾斜レール60の両端部には、傾斜レール60の表面方向に突出し、第一嵌合部32の側面と当接することで第一嵌合部32の移動を規制する規制部材62a及び規制部材62b(以下、「規制部材62」とも言う。)がそれぞれ設けられており、傾斜レール60に沿って移動する第一嵌合部32の移動を規制する。こうすることにより、第一嵌合部32が大きく移動すること、言い換えると、第一嵌合部32が大きく移動することに伴って支持部30の傾きが大きくなること、すなわち、図示しない座面が大きく傾く可能性を未然に低減することができる。
次に、シートアジャスタ装置20を用いて図示しない座面を傾ける際の動きについて、図3を用いて詳しく説明する。ここで図3は、シートアジャスタ装置20の動きを説明するための説明図であり、図3(A)は、支持部30が水平な状態、すなわち、図示しない座面が水平に保たれている状態(水平状態)を、図3(B)は、支持部30が左方に傾いている状態(左傾斜状態)を、図3(C)は、支持部30が右方に傾いている状態(右傾斜状態)を、それぞれ示している。なお、説明の都合上、最初の状態は、水平な状態で図示しないストッパによりシートアジャスタ装置20が固定された状態であって、図示しないパワースライド機構が影響しない状態になっているものとする。
水平状態から左傾斜状態に傾斜する際には、まず、図示しないストッパを解除し、台座部40が揺動可能な状態にする。この状態において図示しない座面に座する使用者が重心を中心軸42よりも左側に移動すると、使用者の自重により台座部40の左側に下向きの力が加えられ、台座部40が左方向に揺動する。台座部40が左方向に揺動するに伴って、傾斜レール60に沿って第一嵌合部32が左側方向に移動すると共に移動方向レール50に沿って嵌合部44が左方向に移動して、左傾斜状態(図3(B)参照)になる。このように、使用者が重心を移動するという簡単な動きにより、図示しない座面を容易に傾けることができる。なお、所望の角度に傾いた場合には、図示しないストッパによって固定することが好ましい。また、重心の移動に変えて、図示しないパワースライド機構を用いて座面を傾けても良い。
一方、左傾斜状態から水平状態に戻す際には、重心を中心軸42上に移動する。こうすることにより、台座部40の左側への下向きの力がなくなる事に加え、弾性体54によって左方嵌合部44aが中央方向(図3中、中心方向)に付勢されているため、台座部40は右方向に揺動する。台座部40が右方向に揺動するに伴って、傾斜レール60に沿って第一嵌合部32が左方向に移動すると共に移動方向レール50に沿って嵌合部44が右方向に移動して、水平状態(図3(A)参照)になる。このように、使用者が重心を移動するという簡単な動きにより、弾性体54の付勢力(復元力)を利用して図示しない座面を容易に水平に戻すことができる。
続いて、水平状態から右傾斜状態に傾斜する場合の動きについて説明する。水平状態から右傾斜状態に傾斜する際には、図示しない座面に座する使用者が重心を中心軸42よりも右側に移動すると、使用者の自重により台座部40の右側に下向きの力が加えられ、台座部40が右方向に揺動する。台座部40が右方向に揺動するに伴って、傾斜レール60に沿って第一嵌合部32が右側方向に移動すると共に移動方向レール50に沿って嵌合部44が右方向に移動して、右傾斜状態(図3(C)参照)になる。このように、使用者が重心を移動するという簡単な動きにより、図示しない座面を容易に傾けることができる。
一方、右傾斜状態から水平状態に戻す際には、重心を中心軸42上に移動する。こうすることにより、台座部40の右側への下向きの力がなくなる事に加え、弾性体54によって左方嵌合部44aが中央方向(図3中、中心方向)に付勢されているため、台座部40は左方向に揺動する。台座部40が左方向に揺動するに伴って、傾斜レール60に沿って第一嵌合部32が右方向に移動すると共に移動方向レール50に沿って嵌合部44が左方向に移動して、水平状態(図3(A)参照)になる。このように、使用者が重心を移動するという簡単な動きにより、弾性体54の付勢力(復元力)を利用して図示しない座面を容易に水平に戻すことができる。
以上詳述した実施の形態のシートアジャスタ装置20によれば、台座部40の中心部に設けられた中心軸42で支持部30が揺動可能に支持されており、支持部30が傾斜レール60に、台座部40が移動方向レール50にそれぞれ移動可能に取り付けられているため、使用者が中心軸42の右方又は左方に重心を移動するという簡単な操作で、座面の角度を調節することができる。
また、移動方向レール50は、台座部40の前方及び後方の両端位置にそれぞれ取り付けられているため、使用者の体重が移動方向レール50の両方にかかることになり、座面の安定性を高めることができる。加えて、傾斜レール60は前側移動方向レール50aと後側移動方向レール50bの間の位置に位置するため、いずれかの移動方向レール50よりも外側に位置する場合と比較して、座面がねじれの方向に傾く可能性を未然に低減することができる。
更に、支持部30に設けられた第一嵌合部32には図示しないストッパが設けられているため、支持部30が使用者の意に反して揺動する可能性を未然に低減することができる。
更にまた、傾斜レール60には、規制部材62が設けられているため、第一嵌合部32の移動が規制部材62によって規制され、支持部30が大きく傾く可能性を未然に低減することができる。
そして、前側移動方向レール50aは、台座部40の中心方向に付勢する弾性体54を備えているため、支持部30を傾けた際、元の状態に戻す際の労力を低減することができる。
そしてまた、台座部40の第一嵌合部32にはパワースライド機構を備えているため、重心移動だけでなく、パワースライド機構を操作することで、台座部の傾き角度を調節することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態において、シートアジャスタ装置20は、移動方向レール50が車両等のシートレールと略直交する向きで取り付けられるものとしたが、移動方向レール50が車両等のシートレールと略平行の向きで取り付けてもよい。こうすれば、前後方向に座面を傾けることができる。
上述した実施の形態において、中心軸は支持部30の中央位置(支持部30の右端側及び左端側から等しい距離となる位置)に設けられるものとしたが、支持部30を揺動可能な位置であれば、中心軸の位置はこの位置に限定されるものではない。例えば、中央位置よりも右端側であってもよいし、左端側であってもよい。
上述した実施の形態において、傾斜レール60は、前側移動方向レール50aと後側移動方向レール50bの間の位置に設けられるものとしたが、前側移動方向レール50aと後側移動方向レール50bのいずれかに隣接する位置に設けるものとしてもよい。このような場合でも、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。また、前側移動方向レール50aと後側移動方向レール50bのそれぞれに隣接する位置に、それぞれ設けられる物としてもよい。こうすれば、支持部30を揺動する際、より安定性を高めることができる。
上述した実施の形態において、規制部材62は、傾斜レール60の表面方向に突出し、第一嵌合部32の側面と当接することで第一嵌合部32の移動を規制するものとしたが、規制部材62の位置は両端部に限定されるものではなく、第一嵌合部32の移動範囲を定めるための所望の位置に設けることができる。こうすることにより、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。また、規制部材62は、傾斜レール60の表面方向に突出する突出部の形に限定されるものではなく、第一嵌合部32の移動を規制することができればどのような形であってもよい。例えば、第一嵌合部32を傾斜レール60の中心方向に付勢する付勢部材を用いても良い。こうすれば、第一嵌合部32が中心から遠ざかるにつれて不勢力が強くなるため、第一嵌合部32の移動範囲を規制することができる。
上述した実施の形態において、第一嵌合部32には図示しないストッパ及びパワースライド機構が設けられているものとしたが、ストッパ及びパワースライド機構はいずれか一方が無くても良いし、両方が無くとも良い。いずれの場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態において、弾性体54は前側移動方向レール50aに設けられるものとしたが、後側移動方向レール50b又は傾斜レール60のいずれか一方に設けられていてもよい。このような場合も、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、後側移動方向レール50b及び傾斜レール60に更に設けられていても良い。こうすれば、台座部40が水平状態に戻ろうとする復元力が強くなるため、水平状態に戻す際の労力を更に低減することができる。更に、弾性体54は無くともよい。
上述した実施の形態で示すように、シートアジャスタ分野、特に車両用のシートアジャスタ装置として利用することができる。
20…シートアジャスタ装置、30…支持部、32…第一嵌合部、40…台座部、42…中心軸、44…嵌合部、44a…左方嵌合部、44b…右方嵌合部、50…移動方向レール、50a…前側移動方向レール、50b…後側移動方向レール、54…弾性体、60…傾斜レール、62…規制部材、62a…規制部材、62b…規制部材。

Claims (6)

  1. 座面が設けられたシートフレームを支持する支持部と、
    前記支持部を中心軸で揺動可能に支持する台座部と、
    前記台座部を移動可能に支持する移動方向レールと、
    前記支持部が揺動する際、揺動の動きを規制する傾斜レールと、
    を備え、
    前記移動方向レールは、前記台座部を前記移動方向レールの中心方向に付勢する弾性体を備え、
    前記支持部の揺動に伴って前記台座部が前記移動方向レールに沿って移動することを特徴とする、
    シートアジャスタ装置。
  2. 前記移動方向レールは、前記台座部の互いに対向する両端位置にそれぞれ取り付けられ、
    前記傾斜レールは、前記移動方向レールと前記移動方向レールの間の位置に取り付けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載のシートアジャスタ装置。
  3. 前記中心軸は、前記支持部の一端側及び他端側から等距離となる位置に設けられたことを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のシートアジャスタ装置。
  4. 前記支持部は、前記支持部の揺動を固定する固定部が設けられていることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のシートアジャスタ装置。
  5. 前記傾斜レールは、前記台座部の移動を所定の移動範囲内に規制する規制部材が設けられていることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のシートアジャスタ装置。
  6. 前記台座部は、前記台座部を移動するパワースライド機構を備えることを特徴とする、
    請求項1からのいずれか1項に記載のシートアジャスタ装置。
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