JP2583063B2 - 乳母車 - Google Patents
乳母車Info
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- JP2583063B2 JP2583063B2 JP62160668A JP16066887A JP2583063B2 JP 2583063 B2 JP2583063 B2 JP 2583063B2 JP 62160668 A JP62160668 A JP 62160668A JP 16066887 A JP16066887 A JP 16066887A JP 2583063 B2 JP2583063 B2 JP 2583063B2
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- JP
- Japan
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- stroller
- push rod
- rotatably connected
- side frame
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B7/00—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
- B62B7/04—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
- B62B7/06—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor collapsible or foldable
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62B7/00—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
- B62B7/04—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
- B62B7/06—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor collapsible or foldable
- B62B7/08—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor collapsible or foldable in the direction of, or at right angles to, the wheel axis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B2205/00—Hand-propelled vehicles or sledges being foldable or dismountable when not in use
- B62B2205/02—Hand-propelled vehicles or sledges being foldable or dismountable when not in use foldable widthwise
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B2205/00—Hand-propelled vehicles or sledges being foldable or dismountable when not in use
- B62B2205/20—Catches; Locking or releasing an articulation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62B7/00—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
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- B62B7/06—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor collapsible or foldable
- B62B7/064—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor collapsible or foldable the handle bar being parallel to the front leg
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、幅方向の間隔を狭めながら折りたたま
れ、折りたたみ状態においては１対の前輪と１対の後輪
とが同じ高さに位置して自立が可能になる乳母車に関す
るものである。
れ、折りたたみ状態においては１対の前輪と１対の後輪
とが同じ高さに位置して自立が可能になる乳母車に関す
るものである。
［従来の技術］および［発明が解決しようとする問題
点］ 現在、市場には多種多様の乳母車が流通している。需
要者は、これらの中から自分の好みや要求に合致した乳
母車を選ぶ。この選択の決め手となるものは各人各様で
あるが、その中の１つに「軽量」という条件がある。す
なわち、構造がシンプルで軽量であることは、乳母車の
商品価値を高めるための１つの要素であると言える。
点］ 現在、市場には多種多様の乳母車が流通している。需
要者は、これらの中から自分の好みや要求に合致した乳
母車を選ぶ。この選択の決め手となるものは各人各様で
あるが、その中の１つに「軽量」という条件がある。す
なわち、構造がシンプルで軽量であることは、乳母車の
商品価値を高めるための１つの要素であると言える。
この発明にとって興味ある先行技術として、実公昭56
-15100号公報に示された乳母車がある。この公報に開示
されている乳母車は、構造はシンプルであり、軽量化の
実現に大きく寄与していると思われる。しかし、改善す
べき問題点がある。この乳母車は折りたたみ可能に設け
られているが、折りたたまれるとき前輪と後輪とが互い
に遠ざかるように移動する。そのため、折りたたまれた
状態では、乳母車は地面に沿ってほぼ平らになる。言換
えれば、乳母車は単独で自立することができない。その
ために、乳母車を持ち運ぶ際、あるいは適当な場所に収
納する際などに不便をきたす。
-15100号公報に示された乳母車がある。この公報に開示
されている乳母車は、構造はシンプルであり、軽量化の
実現に大きく寄与していると思われる。しかし、改善す
べき問題点がある。この乳母車は折りたたみ可能に設け
られているが、折りたたまれるとき前輪と後輪とが互い
に遠ざかるように移動する。そのため、折りたたまれた
状態では、乳母車は地面に沿ってほぼ平らになる。言換
えれば、乳母車は単独で自立することができない。その
ために、乳母車を持ち運ぶ際、あるいは適当な場所に収
納する際などに不便をきたす。
また、乳母車の骨組を構成する部材の数を少なくすれ
ば、構造がシンプルとなる。しかし、そのために、安全
性が損われてはならない。
ば、構造がシンプルとなる。しかし、そのために、安全
性が損われてはならない。
それゆえに、この発明の目的は、安全性に優れるとと
もに構造がシンプルで軽量化を実現でき、なおかつ折り
たたんだ状態のとき単独で自立し得る乳母車を提供する
ことである。
もに構造がシンプルで軽量化を実現でき、なおかつ折り
たたんだ状態のとき単独で自立し得る乳母車を提供する
ことである。
［問題点を解決するための手段］ この発明は、幅方向の間隔を狭めながら折りたたま
れ、折りたたみ状態においては１対の前脚と１対の後輪
とが同じ高さに位置して自立が可能になる乳母車であっ
て、以下のものを備える。
れ、折りたたみ状態においては１対の前脚と１対の後輪
とが同じ高さに位置して自立が可能になる乳母車であっ
て、以下のものを備える。
a.それぞれがその下端部に前輪を有する１対の前脚。
b.それぞれが、その下端部に後輪を有し、かつ前記前脚
と交差するように配置されその交差部分がピンを介して
回動可能に連結されている１対の後脚。
と交差するように配置されその交差部分がピンを介して
回動可能に連結されている１対の後脚。
c.それぞれ、その下端部が前記前脚の上端部に回動可能
に連結されている１対の押棒。
に連結されている１対の押棒。
d.X字状に交差し、その上端部が前記１対の押棒に回動
可能に連結され、その下端部が前記１対の後脚に回動可
能に連結されている１対の交差棒。
可能に連結され、その下端部が前記１対の後脚に回動可
能に連結されている１対の交差棒。
e.それぞれ、その前端部が前記後脚の上端部に回動可能
に連結され、その後端部が前記押棒に回動可能に連結さ
れている１対の側枠部材。
に連結され、その後端部が前記押棒に回動可能に連結さ
れている１対の側枠部材。
f.折れ曲がり可能に設けられ、前記各前脚、各後脚、各
押棒および各側枠部材でそれぞれ構成された当該乳母車
の左右の各側面の間を連結し、当該乳母車の開状態にお
ける幅寸法を規定する幅方向連結部材。
押棒および各側枠部材でそれぞれ構成された当該乳母車
の左右の各側面の間を連結し、当該乳母車の開状態にお
ける幅寸法を規定する幅方向連結部材。
g.当該乳母車が開状態とされたとき、前記前脚に対する
前記押棒の回動を禁止する押棒ロック手段。
前記押棒の回動を禁止する押棒ロック手段。
h.前記側枠部材の後端部に設けられ、当該乳母車が開状
態とされたとき、前記１対の交差棒の上端部に当接し、
この交差棒の上端部の上方への移動を禁止する交差棒ロ
ック手段。
態とされたとき、前記１対の交差棒の上端部に当接し、
この交差棒の上端部の上方への移動を禁止する交差棒ロ
ック手段。
交差棒ロック手段は、連結部材と、押え壁とを含む。
連結部材は、乳母車の幅方向に向くピンを介して押棒お
よび側枠部材に回動可能に保持され、かつ乳母車の前後
方向に向くピンを介して交差棒の上端部に回動可能に連
結されている。押え壁は、側枠部材の後端部に形成さ
れ、乳母車が開状態にされたとき連結部材の上面に当接
してこの連結部材の回動を禁止する。
連結部材は、乳母車の幅方向に向くピンを介して押棒お
よび側枠部材に回動可能に保持され、かつ乳母車の前後
方向に向くピンを介して交差棒の上端部に回動可能に連
結されている。押え壁は、側枠部材の後端部に形成さ
れ、乳母車が開状態にされたとき連結部材の上面に当接
してこの連結部材の回動を禁止する。
［発明の作用効果］ 乳母車の骨組を構成する部材の数が少なく、構造がシ
ンプルであり、また軽量となる。
ンプルであり、また軽量となる。
乳母車の開状態は、押棒ロック手段および交差棒ロッ
ク手段の作用によって堅く維持される。すなわち、押棒
ロック手段は、前脚に対する押棒の回動を禁止し、交差
棒ロック手段は、１対の交差棒の交差角度を固定してい
る。
ク手段の作用によって堅く維持される。すなわち、押棒
ロック手段は、前脚に対する押棒の回動を禁止し、交差
棒ロック手段は、１対の交差棒の交差角度を固定してい
る。
乳母車を折りたたもうとするときには、まず押棒ロッ
ク手段によるロックを解除する。１対の側枠部材の後端
部は押棒に回動可能に連結され、また交差棒ロック手段
はこの側枠部材の後端部に設けられている。したがっ
て、押棒を前方に向かって回動操作すれば、交差棒ロッ
ク手段によるロックも解除される。こうして、乳母車
は、幅方向の間隔を狭めながら折りたたまれる。また、
前輪と後輪とは互いに近づく方向に移動する。そして、
乳母車が折りたたまれた状態にあるときには、後輪と前
輪とはほぼ同じ高さに位置し、当該乳母車の自立を可能
にする。
ク手段によるロックを解除する。１対の側枠部材の後端
部は押棒に回動可能に連結され、また交差棒ロック手段
はこの側枠部材の後端部に設けられている。したがっ
て、押棒を前方に向かって回動操作すれば、交差棒ロッ
ク手段によるロックも解除される。こうして、乳母車
は、幅方向の間隔を狭めながら折りたたまれる。また、
前輪と後輪とは互いに近づく方向に移動する。そして、
乳母車が折りたたまれた状態にあるときには、後輪と前
輪とはほぼ同じ高さに位置し、当該乳母車の自立を可能
にする。
再び乳母車を開状態で固定する場合には、押棒ロック
手段によるロックを働かせて前脚に対する押棒の回動を
禁止すればよい。その状態では、交差棒ロック手段は１
対の交差棒の上端部に当接し、交差棒の上端部の上方へ
の移動を禁止することによって、この交差棒の交差角度
を固定する。
手段によるロックを働かせて前脚に対する押棒の回動を
禁止すればよい。その状態では、交差棒ロック手段は１
対の交差棒の上端部に当接し、交差棒の上端部の上方へ
の移動を禁止することによって、この交差棒の交差角度
を固定する。
以上のように、この発明に従った乳母車によれば、乳
母車の開状態を固定するための操作、およびその固定状
態を解除するための操作が非常に簡単である。
母車の開状態を固定するための操作、およびその固定状
態を解除するための操作が非常に簡単である。
さらに、１対の側枠部材は、乳母車の座席の左側面お
よび右側面に沿って延びている。したがって、この側枠
部材を利用して側板を取付けるようにすれば、乳母車側
方からの風などの侵入を防ぐことができるとともに、安
全上好ましいものとなる。
よび右側面に沿って延びている。したがって、この側枠
部材を利用して側板を取付けるようにすれば、乳母車側
方からの風などの侵入を防ぐことができるとともに、安
全上好ましいものとなる。
［実施例］ 第１図および第２図は、この発明の第１の実施例の左
側面図である。第１図は、乳母車の開状態を示し、第２
図は折りたたみ状態を示している。第１図および第２図
には乳母車の左側面が図示されているが、右側面に現わ
れる形態は、第１図および第２図に示した左側面とほぼ
対称に現われる。
側面図である。第１図は、乳母車の開状態を示し、第２
図は折りたたみ状態を示している。第１図および第２図
には乳母車の左側面が図示されているが、右側面に現わ
れる形態は、第１図および第２図に示した左側面とほぼ
対称に現われる。
図示する乳母車は、その下端部に前輪１を有する前脚
２と、その下端部に後輪３を有し、かつ前脚２と交差す
るように配置されその交差部分がピン５を介して回動可
能に連結されている１対の後脚４と、その下端部が前脚
２の上端部にピン６を介して回動可能に連結されている
１対の押棒７と、Ｘ字状に交差し、その上端部が１対の
押棒７に回動可能に連結され、その下端部が１対の後脚
４に回動可能に連結されている１対の交差棒8,9と、そ
の前端部がピン10を介して後脚４の上端部に回動可能に
連結され、その後端部が押棒７に回動可能に連結されて
いる１対の側枠部材11と、乳母車の左右の各側面の間を
連結する幅方向連結部材と、乳母車が第１図に示す開状
態とされたとき前脚２に対する押棒７の回動を禁止する
押棒ロック手段12と、乳母車が開状態とされたとき交差
棒8,9の上端部の上方への移動を禁止する交差棒ロック
手段と、を備えている。幅方向連結部材は、折れ曲がり
可能に設けられ、乳母車の開状態における幅寸法を規定
する。交差棒ロック手段は、側枠部材11の後端部に設け
られているが、第１図および第２図では明らかにされて
いない。この交差棒ロック手段については、後述する。
２と、その下端部に後輪３を有し、かつ前脚２と交差す
るように配置されその交差部分がピン５を介して回動可
能に連結されている１対の後脚４と、その下端部が前脚
２の上端部にピン６を介して回動可能に連結されている
１対の押棒７と、Ｘ字状に交差し、その上端部が１対の
押棒７に回動可能に連結され、その下端部が１対の後脚
４に回動可能に連結されている１対の交差棒8,9と、そ
の前端部がピン10を介して後脚４の上端部に回動可能に
連結され、その後端部が押棒７に回動可能に連結されて
いる１対の側枠部材11と、乳母車の左右の各側面の間を
連結する幅方向連結部材と、乳母車が第１図に示す開状
態とされたとき前脚２に対する押棒７の回動を禁止する
押棒ロック手段12と、乳母車が開状態とされたとき交差
棒8,9の上端部の上方への移動を禁止する交差棒ロック
手段と、を備えている。幅方向連結部材は、折れ曲がり
可能に設けられ、乳母車の開状態における幅寸法を規定
する。交差棒ロック手段は、側枠部材11の後端部に設け
られているが、第１図および第２図では明らかにされて
いない。この交差棒ロック手段については、後述する。
第３図および第４図には、前脚２に対する押棒７の回
動を禁止するための押棒ロック手段12の側面断面図が図
示されている。図示する押棒ロック手段12は、スライド
部材13と、ばね14と、互いに嵌まり合う係合凸部15およ
び係合凹部16,17と、係合壁18とを備えている。
動を禁止するための押棒ロック手段12の側面断面図が図
示されている。図示する押棒ロック手段12は、スライド
部材13と、ばね14と、互いに嵌まり合う係合凸部15およ
び係合凹部16,17と、係合壁18とを備えている。
第５図〜第７図には、第３図に示されているスライド
部材13が単独で図示されており、また第11図にはスライ
ド部材13と前脚２との連結部分の側面断面図が示されて
いる。これらの図を参照して、スライド部材13は、前脚
２の上端部上をその長さ方向に沿って相対的に上方に位
置する第１の位置と相対的に下方に位置する第２の位置
との間をスライドし得るように設けられている。具体的
に説明する。前脚２の上端部の内部には、ピン19を介し
てばねケース20が固定して取付けられている。このばね
ケース20および前脚２には、上下方向に長い長孔21が貫
通して設けられている。この長孔21を挿通するようにピ
ン22が配置されており、このピン22にスライド部材13が
固定して取付けられる。第５図および第７図に示す貫通
穴23は、ピン22を挿通させるためのものである。こうし
てスライド部材13は、ピン22が長孔21内を移動できる範
囲とほぼ同じ量だけ上下方向にスライドすることができ
る。
部材13が単独で図示されており、また第11図にはスライ
ド部材13と前脚２との連結部分の側面断面図が示されて
いる。これらの図を参照して、スライド部材13は、前脚
２の上端部上をその長さ方向に沿って相対的に上方に位
置する第１の位置と相対的に下方に位置する第２の位置
との間をスライドし得るように設けられている。具体的
に説明する。前脚２の上端部の内部には、ピン19を介し
てばねケース20が固定して取付けられている。このばね
ケース20および前脚２には、上下方向に長い長孔21が貫
通して設けられている。この長孔21を挿通するようにピ
ン22が配置されており、このピン22にスライド部材13が
固定して取付けられる。第５図および第７図に示す貫通
穴23は、ピン22を挿通させるためのものである。こうし
てスライド部材13は、ピン22が長孔21内を移動できる範
囲とほぼ同じ量だけ上下方向にスライドすることができ
る。
第11図に示すように、前脚２の内部においてピン22に
はばね受け部材24が固定して取付けられている。このば
ね受け部材24はばねケース20内に収容される。ばねケー
ス20の底壁とばね受け部材24との間にはばね25が配置さ
れる。このばね25は、ばね受け部材24を常に上方に移動
させるように付勢している。つまり、ばね25は、スライ
ド部材13を、相対的に上方に位置する第１の位置に復帰
させるように付勢している。
はばね受け部材24が固定して取付けられている。このば
ね受け部材24はばねケース20内に収容される。ばねケー
ス20の底壁とばね受け部材24との間にはばね25が配置さ
れる。このばね25は、ばね受け部材24を常に上方に移動
させるように付勢している。つまり、ばね25は、スライ
ド部材13を、相対的に上方に位置する第１の位置に復帰
させるように付勢している。
第５図〜第７図を参照して、スライド部材13は、該ス
ライド部材13内を挿通する前脚２に沿って伸びるように
形成された柱状部25を有しており、この柱状部25の上端
部分に係合凸部15が形成されている。また、第３図によ
く示されるように、スライド部材13には押棒７の下端部
に係合し得る係合壁18が形成されている。そして、この
係合壁18に連なって案内壁26も形成されている。さら
に、第６図に示すように、押棒７の下端部を受入れる対
向した壁には、次第にその間隔が狭められるようになっ
ている１対の傾斜面27が形成されている。係合壁18、案
内壁26および傾斜面27の作用については、後述する。
ライド部材13内を挿通する前脚２に沿って伸びるように
形成された柱状部25を有しており、この柱状部25の上端
部分に係合凸部15が形成されている。また、第３図によ
く示されるように、スライド部材13には押棒７の下端部
に係合し得る係合壁18が形成されている。そして、この
係合壁18に連なって案内壁26も形成されている。さら
に、第６図に示すように、押棒７の下端部を受入れる対
向した壁には、次第にその間隔が狭められるようになっ
ている１対の傾斜面27が形成されている。係合壁18、案
内壁26および傾斜面27の作用については、後述する。
第３図および第４図を参照して、押棒７の下端部に
は、該押棒７を囲む押棒スリーブ28がピン29および30を
介して固定して取付けられている。この押棒スリーブ28
は第８図〜第10図に示されており、また押棒スリーブ28
と押棒７との連結部の側面断面図が第12図に示されてい
る。これらの図を参照して、押棒スリーブ28は前方に突
出した１対の張出壁31を有しており、この張出壁31が第
３図および第４図に示されている連結軸６を介して前脚
２の上端部に回動可能に連結される。つまり、押棒７
は、連結軸６を回動軸心として回動する。第８図に示さ
れている貫通穴32および33は、それぞれピン29および30
を挿通させるためのものである。また、連結軸６は、第
８図に示されている貫通穴34および第11図に示されてい
る貫通穴35を挿通する。
は、該押棒７を囲む押棒スリーブ28がピン29および30を
介して固定して取付けられている。この押棒スリーブ28
は第８図〜第10図に示されており、また押棒スリーブ28
と押棒７との連結部の側面断面図が第12図に示されてい
る。これらの図を参照して、押棒スリーブ28は前方に突
出した１対の張出壁31を有しており、この張出壁31が第
３図および第４図に示されている連結軸６を介して前脚
２の上端部に回動可能に連結される。つまり、押棒７
は、連結軸６を回動軸心として回動する。第８図に示さ
れている貫通穴32および33は、それぞれピン29および30
を挿通させるためのものである。また、連結軸６は、第
８図に示されている貫通穴34および第11図に示されてい
る貫通穴35を挿通する。
押棒スリーブ28の張出壁31の前端面とスライド部材13
の柱状部25とは、乳母車が開いた状態において、対面す
る位置関係にある。そして、張出壁31の前端面には、ス
ライド部材13の係合凸部15と嵌合し得る係合凹部16およ
び17が形成されている。
の柱状部25とは、乳母車が開いた状態において、対面す
る位置関係にある。そして、張出壁31の前端面には、ス
ライド部材13の係合凸部15と嵌合し得る係合凹部16およ
び17が形成されている。
第３図に示すように、スライド部材13が相対的に上方
に位置する第１の位置にあるとき、スライド部材13の係
合凸部15は上方に位置する係合凹部16に嵌合する。一
方、第４図に示すようにスライド部材13が相対的に下方
に位置する第２の位置にあるとき、係合凸部15は下方に
位置する係合凹部17に嵌合している。
に位置する第１の位置にあるとき、スライド部材13の係
合凸部15は上方に位置する係合凹部16に嵌合する。一
方、第４図に示すようにスライド部材13が相対的に下方
に位置する第２の位置にあるとき、係合凸部15は下方に
位置する係合凹部17に嵌合している。
次に、第３図および第４図を参照して押棒ロック手段
12の動作について説明する。
12の動作について説明する。
乳母車が開状態にあるとき、前脚２の上端部と押棒７
の下端部とはほぼ平行に重なり合った状態で整列してい
る。スライド部材13が第３図に示す第１の位置にあると
き、係合壁18は押棒７の下端部と係合して、該押棒７の
回動を禁止している。このロック状態は、ばね14の作用
によって堅く維持される。また、係合凸部15と係合凹部
16との嵌合も、係合壁18によるロック状態を堅く維持す
るのに有効に作用する。
の下端部とはほぼ平行に重なり合った状態で整列してい
る。スライド部材13が第３図に示す第１の位置にあると
き、係合壁18は押棒７の下端部と係合して、該押棒７の
回動を禁止している。このロック状態は、ばね14の作用
によって堅く維持される。また、係合凸部15と係合凹部
16との嵌合も、係合壁18によるロック状態を堅く維持す
るのに有効に作用する。
次に、乳母車を折りたたもうとするときには、スライ
ド部材13を第４図に示す第２の位置にまでスライド操作
する。スライド部材13の移動に応じて柱状部13は一旦外
方に撓み、その後係合凸部15が押棒スリーブ28の係合凹
部17に嵌合する。ばね14はスライド部材13を上方に移動
させるように作用しているが、係合凸部15と係合凹部17
との嵌合がこの移動を阻止する。スライド部材13が第２
の位置にあるときには、係合壁18と押棒７の下端部との
係合は解除される。したがって、押棒７を前方へ向かっ
て押せば、押棒７とともに押棒スリーブ28が第４図にお
いて反時計方向に回動する。その結果、スライド部材13
の係合凸部15と押棒スリーブ28の係合凹部17との嵌合状
態が解除され、スライド部材13はばね14の作用によって
第３図に示す第１の位置にまで復帰する。
ド部材13を第４図に示す第２の位置にまでスライド操作
する。スライド部材13の移動に応じて柱状部13は一旦外
方に撓み、その後係合凸部15が押棒スリーブ28の係合凹
部17に嵌合する。ばね14はスライド部材13を上方に移動
させるように作用しているが、係合凸部15と係合凹部17
との嵌合がこの移動を阻止する。スライド部材13が第２
の位置にあるときには、係合壁18と押棒７の下端部との
係合は解除される。したがって、押棒７を前方へ向かっ
て押せば、押棒７とともに押棒スリーブ28が第４図にお
いて反時計方向に回動する。その結果、スライド部材13
の係合凸部15と押棒スリーブ28の係合凹部17との嵌合状
態が解除され、スライド部材13はばね14の作用によって
第３図に示す第１の位置にまで復帰する。
次に、乳母車が折りたたみ状態から開状態に移行する
ときの押棒ロック手段12の動作について説明する。乳母
車の開状態を実現させるために、押棒７を回動させる
と、まず第13図に示すように押棒７の下端部がスライド
部材13の案内壁26に当接する。その状態から押棒７をさ
らに時計方向に回動させると、案内壁26が押棒７の下端
部によって下方に押圧され、それによってスライド部材
13が下方にスライドする。そして、押棒７の下端部と前
脚２の上端部とがほぼ平行に整列したとき、スライド部
材13は、ばね14の作用によって上方にスライドし、第３
図に示す状態が得られる。こうして、案内壁26の存在に
よって、押棒ロック手段12をロック状態とするのに特別
な操作が必要とされない。しかし、操作性が多少悪くな
ることを許容し得るならば、案内壁26を設けなくもよ
い。その場合に、前脚２の上端部と押棒７の下端部とが
ほぼ平行に整列する直前に、スライド部材13を手で下方
にスライド操作することが必要になる。
ときの押棒ロック手段12の動作について説明する。乳母
車の開状態を実現させるために、押棒７を回動させる
と、まず第13図に示すように押棒７の下端部がスライド
部材13の案内壁26に当接する。その状態から押棒７をさ
らに時計方向に回動させると、案内壁26が押棒７の下端
部によって下方に押圧され、それによってスライド部材
13が下方にスライドする。そして、押棒７の下端部と前
脚２の上端部とがほぼ平行に整列したとき、スライド部
材13は、ばね14の作用によって上方にスライドし、第３
図に示す状態が得られる。こうして、案内壁26の存在に
よって、押棒ロック手段12をロック状態とするのに特別
な操作が必要とされない。しかし、操作性が多少悪くな
ることを許容し得るならば、案内壁26を設けなくもよ
い。その場合に、前脚２の上端部と押棒７の下端部とが
ほぼ平行に整列する直前に、スライド部材13を手で下方
にスライド操作することが必要になる。
なお、スライド部材13に形成されている傾斜面27は、
第13図において押棒７を時計方向へ回動させるときこの
押棒７の移動を滑らかに案内するように作用する。
第13図において押棒７を時計方向へ回動させるときこの
押棒７の移動を滑らかに案内するように作用する。
なお、図示されている押棒ロック手段12は乳母車の左
側面に位置するものであるが、乳母車の右側面にも同様
の押棒ロック手段が設けられる。
側面に位置するものであるが、乳母車の右側面にも同様
の押棒ロック手段が設けられる。
次に、第14図〜第17図を用いて、交差棒ロック手段に
ついて説明する。第14図は、１対の交差棒8,9に関連し
た部分を乳母車の後方から見た図である。第15図は、乳
母車の左側面に位置する側枠部材11の後端部分に関連し
た部分を示す側面図である。第16図は、第15図に示され
ている連結部材36を上方から見た図である。第17図は、
第15図に示されている構造を乳母車の後方から見た図で
ある。
ついて説明する。第14図は、１対の交差棒8,9に関連し
た部分を乳母車の後方から見た図である。第15図は、乳
母車の左側面に位置する側枠部材11の後端部分に関連し
た部分を示す側面図である。第16図は、第15図に示され
ている連結部材36を上方から見た図である。第17図は、
第15図に示されている構造を乳母車の後方から見た図で
ある。
第15図では、押棒スリーブ28が想像線で示されている
が、この押棒スリーブ28の内側面上には、乳母車の幅方
向に向くピン37を介して連結部材36が回動可能に取付け
られている。側枠部材11の後端部は、連結部材36にピン
37を介して回動可能に連結されている。連結部材36は、
第16図に示すように、Ｌ字状の形状をしている。
が、この押棒スリーブ28の内側面上には、乳母車の幅方
向に向くピン37を介して連結部材36が回動可能に取付け
られている。側枠部材11の後端部は、連結部材36にピン
37を介して回動可能に連結されている。連結部材36は、
第16図に示すように、Ｌ字状の形状をしている。
第15図および第17図を参照して、側枠部材11の後端部
には、連結部材36の上面に当接し得る押え壁39が形成さ
れている。この押え壁39は、乳母車が開状態にされたと
き連結部材36の上面に当接してこの連結部材36の回動を
禁止する。
には、連結部材36の上面に当接し得る押え壁39が形成さ
れている。この押え壁39は、乳母車が開状態にされたと
き連結部材36の上面に当接してこの連結部材36の回動を
禁止する。
第15図および第17図とともに第14図を参照して、１対
の交差棒8,9は、Ｘ字状に交差し、その交差部分がピン4
0を介して回動可能に連結されている。この交差棒8,9
は、その上端部が乳母車の前後方向に向くピン38,38を
介して、連結部材36,36に回動可能に連結されている。
第14図に示す状態は、乳母車が開状態にされている状態
であり、この状態から乳母車が折りたたみ動作に移行す
ると、１対の交差棒8,9の上端部は上方に移動し、それ
によって乳母車の左右の側面を互いに近づける。
の交差棒8,9は、Ｘ字状に交差し、その交差部分がピン4
0を介して回動可能に連結されている。この交差棒8,9
は、その上端部が乳母車の前後方向に向くピン38,38を
介して、連結部材36,36に回動可能に連結されている。
第14図に示す状態は、乳母車が開状態にされている状態
であり、この状態から乳母車が折りたたみ動作に移行す
ると、１対の交差棒8,9の上端部は上方に移動し、それ
によって乳母車の左右の側面を互いに近づける。
１対の交差棒8,9の下端部は、回動ブラケット44,44、
ストッパ46,46、後脚連結部材41a,41bを介して後脚4,4
に回動可能に連結されている。これに関連した構造を、
第１図、第14図、第18図および第19図を参照して説明す
る。なお、この構造は、乳母車の左右の側面において同
一に構成されているので、以下の説明では主に乳母車の
左側面に位置する部材を説明する。
ストッパ46,46、後脚連結部材41a,41bを介して後脚4,4
に回動可能に連結されている。これに関連した構造を、
第１図、第14図、第18図および第19図を参照して説明す
る。なお、この構造は、乳母車の左右の側面において同
一に構成されているので、以下の説明では主に乳母車の
左側面に位置する部材を説明する。
後脚４の下端部には、乳母車の幅方向に向くピン45を
介して回動ブラケット44が回動可能に取付けられてい
る。回動ブラケット44は、２枚の平板であり、後脚４を
間に挾むようにして配置されている。また、第18図およ
び第19図に示されているように、回動ブラケット44に
は、乳母車の幅方向に向くピン47を介してストッパ46が
回動可能に取付けられている。このストッパ46は、乳母
車が開状態にされたとき、後脚４に当接することによっ
て回動ブラケット44の回動を禁止する。第19図に示す状
態では、ストッパ46が後脚に当接し、それによって回動
ブラケット44の回動を禁止している。
介して回動ブラケット44が回動可能に取付けられてい
る。回動ブラケット44は、２枚の平板であり、後脚４を
間に挾むようにして配置されている。また、第18図およ
び第19図に示されているように、回動ブラケット44に
は、乳母車の幅方向に向くピン47を介してストッパ46が
回動可能に取付けられている。このストッパ46は、乳母
車が開状態にされたとき、後脚４に当接することによっ
て回動ブラケット44の回動を禁止する。第19図に示す状
態では、ストッパ46が後脚に当接し、それによって回動
ブラケット44の回動を禁止している。
１対の後脚4,4を連結するように延びている後脚連結
部材41a,41bは、その両端部が、乳母車の前後方向に向
くピン48,48を介してストッパ46,46に回動可能に連結さ
れている。後脚連結部材41a,41bは、ピン42を介して回
動可能に連結された２枚の板材から構成されている。一
方の板材41aは他方の板材41bに当接し得る当たり部43を
有している。第14図に示す状態では、当たり部43が他方
の板材41bに当接することによって、下方への折れ曲が
りを禁止している。乳母車が折りたたまれるときには、
後脚連結部材41a,41bはその中央部を上方に折り曲げる
ように動作し、１対の後脚4,4の間隔を狭める。１対の
交差棒8,9の下端部は、ピン49,49を介して後脚連結部材
41a,41bに回動可能に連結されている。
部材41a,41bは、その両端部が、乳母車の前後方向に向
くピン48,48を介してストッパ46,46に回動可能に連結さ
れている。後脚連結部材41a,41bは、ピン42を介して回
動可能に連結された２枚の板材から構成されている。一
方の板材41aは他方の板材41bに当接し得る当たり部43を
有している。第14図に示す状態では、当たり部43が他方
の板材41bに当接することによって、下方への折れ曲が
りを禁止している。乳母車が折りたたまれるときには、
後脚連結部材41a,41bはその中央部を上方に折り曲げる
ように動作し、１対の後脚4,4の間隔を狭める。１対の
交差棒8,9の下端部は、ピン49,49を介して後脚連結部材
41a,41bに回動可能に連結されている。
乳母車が開状態にされ、しかも押棒ロック手段12が前
脚２に対する押棒７の回動を禁止しているとき、第15図
に示すように、側枠部材11の押え壁39は、連結部材36の
上面に当接してこの連結部材36の回動を禁止している。
したがって、ピン38,38を介して連結部材36,36に連結さ
れている１対の交差棒8,9の上端部の上方への移動が禁
止される。また、第14図に示すように、交差棒8,9の下
端部は、下方への折れ曲がりを禁止されている後脚連結
部材41a,41bに連結されている。結局、１対の交差棒8,9
の交差角度は固定され、乳母車の左右の側面の間隔を一
定に保つ。
脚２に対する押棒７の回動を禁止しているとき、第15図
に示すように、側枠部材11の押え壁39は、連結部材36の
上面に当接してこの連結部材36の回動を禁止している。
したがって、ピン38,38を介して連結部材36,36に連結さ
れている１対の交差棒8,9の上端部の上方への移動が禁
止される。また、第14図に示すように、交差棒8,9の下
端部は、下方への折れ曲がりを禁止されている後脚連結
部材41a,41bに連結されている。結局、１対の交差棒8,9
の交差角度は固定され、乳母車の左右の側面の間隔を一
定に保つ。
なお、この実施例では、連結部材36および押え壁39
が、乳母車の開状態において交差棒8,9の上端部の上方
への移動を禁止する交差棒ロック手段を構成する。
が、乳母車の開状態において交差棒8,9の上端部の上方
への移動を禁止する交差棒ロック手段を構成する。
第15図を参照して、乳母車の折りたたみ動作に伴なっ
て、押棒スリーブ28が連結軸６を中心として反時計方向
に回動すると、ピン37もそれに伴なって反時計方向に回
動する。したがって、１対の交差棒8,9の上端部は共に
上方へ移動し、乳母車の左右のの側面を互いに近づけ
る。なお、このとき、第14図に示す連部材41a,41bは、
その中央部分を上方に折り曲げるように動作する。こう
して、最終的には、乳母車は第２図に示す折りたたみ状
態となる。この折りたたみ状態においては、前輪１と後
輪３とが同じ高さに位置し乳母車の自立を可能にすると
ともに、左右の側面の間隔も狭められている。
て、押棒スリーブ28が連結軸６を中心として反時計方向
に回動すると、ピン37もそれに伴なって反時計方向に回
動する。したがって、１対の交差棒8,9の上端部は共に
上方へ移動し、乳母車の左右のの側面を互いに近づけ
る。なお、このとき、第14図に示す連部材41a,41bは、
その中央部分を上方に折り曲げるように動作する。こう
して、最終的には、乳母車は第２図に示す折りたたみ状
態となる。この折りたたみ状態においては、前輪１と後
輪３とが同じ高さに位置し乳母車の自立を可能にすると
ともに、左右の側面の間隔も狭められている。
再度、乳母車を第１図に示す開状態にして前脚２に対
する押棒７の回動を禁止すると、側枠部材11の押え壁39
が、第15図に示すように、連結部材36の回動を禁止する
ようになる。つまり、１対の交差棒8,9の交差角度は、
自動的に固定されることになる。
する押棒７の回動を禁止すると、側枠部材11の押え壁39
が、第15図に示すように、連結部材36の回動を禁止する
ようになる。つまり、１対の交差棒8,9の交差角度は、
自動的に固定されることになる。
以上のように、第１図〜第19図に示した実施例によれ
ば、乳母車の開状態をロックするための操作およびその
ロック状態を解除するための操作が非常に簡単である。
また、１対の側枠部材11は、乳母車の座席の左側面およ
び右側面に沿って延びている。また、この側枠11の形状
は、好ましくは、第１図に示すように、その前端部から
上方に向かって延び、そのほぼ中央部分において折れ曲
がり、この折曲点からは後方に向かってほぼ水平方向に
延びる形状とされる。このような形状の側枠部材11を利
用して側板を取付けるようにすれば、乳母車の側方から
の風の侵入を防ぐことができ、なおかつ安全性にも優れ
たものとなる。乳母車の座席は、第１図に示した実施例
では、押棒７および前脚２などを利用して取付けられ
る。
ば、乳母車の開状態をロックするための操作およびその
ロック状態を解除するための操作が非常に簡単である。
また、１対の側枠部材11は、乳母車の座席の左側面およ
び右側面に沿って延びている。また、この側枠11の形状
は、好ましくは、第１図に示すように、その前端部から
上方に向かって延び、そのほぼ中央部分において折れ曲
がり、この折曲点からは後方に向かってほぼ水平方向に
延びる形状とされる。このような形状の側枠部材11を利
用して側板を取付けるようにすれば、乳母車の側方から
の風の侵入を防ぐことができ、なおかつ安全性にも優れ
たものとなる。乳母車の座席は、第１図に示した実施例
では、押棒７および前脚２などを利用して取付けられ
る。
さらに、乳母車の左右の各側面の間を連結し、当該乳
母車の開状態における幅寸法を規定する幅方向連結部材
として、後脚連結部材41a,41bが示された。しかし、そ
のような幅方向連結部材は、たとえば１対の前脚２間に
も設けられ、また１対の押棒７間にも設けられることに
なろう。また、図示した実施例では、１対の押棒７が用
いられていたが、この１対の押棒７の代わりに、２本の
脚部とこの脚部の上端部間を連結する上端連結部とから
なる逆Ｕ字形状の１個の押棒を用いるようにしてもよ
い。この場合、上端連結部は、その中央部において折曲
可能にされる。
母車の開状態における幅寸法を規定する幅方向連結部材
として、後脚連結部材41a,41bが示された。しかし、そ
のような幅方向連結部材は、たとえば１対の前脚２間に
も設けられ、また１対の押棒７間にも設けられることに
なろう。また、図示した実施例では、１対の押棒７が用
いられていたが、この１対の押棒７の代わりに、２本の
脚部とこの脚部の上端部間を連結する上端連結部とから
なる逆Ｕ字形状の１個の押棒を用いるようにしてもよ
い。この場合、上端連結部は、その中央部において折曲
可能にされる。
第20図は、この発明の第２の実施例を示す側面図であ
る。この第２実施例において、第１図に示した第１実施
例と同一または相当の部材に関しては同一の番号を付す
ことによって、その説明を省略する。
る。この第２実施例において、第１図に示した第１実施
例と同一または相当の部材に関しては同一の番号を付す
ことによって、その説明を省略する。
第20図に示した第２実施例は、第１実施例の構成部材
に加えて、１対の座席支持棒50と、１対のリンク棒52
と、１対の背もたれ支持部材53と、１対の突張棒55と、
前脚連結部材56と、足乗せ部材57とをさらに備えてい
る。座席支持棒50は、その前端部がピン51を介して後脚
４の上端部に回動可能に連結されている。また、座席支
持棒50の後端部と回動ブラケット44とはリンク棒52を介
して連結されている。背もたれ支持部材53は、その下端
部が、ピン54を介して座席支持棒50の後端部に回動可能
に取付けられている。
に加えて、１対の座席支持棒50と、１対のリンク棒52
と、１対の背もたれ支持部材53と、１対の突張棒55と、
前脚連結部材56と、足乗せ部材57とをさらに備えてい
る。座席支持棒50は、その前端部がピン51を介して後脚
４の上端部に回動可能に連結されている。また、座席支
持棒50の後端部と回動ブラケット44とはリンク棒52を介
して連結されている。背もたれ支持部材53は、その下端
部が、ピン54を介して座席支持棒50の後端部に回動可能
に取付けられている。
第21図は、１対の前脚２間を連結するように延びてい
る前脚連結部材56に関連した部分を乳母車の正面から見
た図である。前脚連結部材56は、その中央部分が折れ曲
がり可能に設けられている。この第21図において、下方
に折れ曲がった状態を想像線で示している。１対の突張
棒55は、１対の座席支持棒50の後端部と前脚連結部材56
の中央部とを連結している。したがって、乳母車の折り
たたみ動作に伴なって座席支持棒50が第20図において時
計方向に回動すると、前脚連結部材56は突張棒55に押さ
れて下方に折れ曲がる。その結果、１対の前脚２間の間
隔は狭められる。なお、前脚連結部材56上には、子供の
足を乗せるための足乗せ部材57が取付けられている。
る前脚連結部材56に関連した部分を乳母車の正面から見
た図である。前脚連結部材56は、その中央部分が折れ曲
がり可能に設けられている。この第21図において、下方
に折れ曲がった状態を想像線で示している。１対の突張
棒55は、１対の座席支持棒50の後端部と前脚連結部材56
の中央部とを連結している。したがって、乳母車の折り
たたみ動作に伴なって座席支持棒50が第20図において時
計方向に回動すると、前脚連結部材56は突張棒55に押さ
れて下方に折れ曲がる。その結果、１対の前脚２間の間
隔は狭められる。なお、前脚連結部材56上には、子供の
足を乗せるための足乗せ部材57が取付けられている。
乳母車の開状態においては、回動ブラケット44の回動
が禁止されている。したがって、リンク棒52を介して回
動ブラケット44に支持された座席支持棒50の位置はしっ
かりと固定される。
が禁止されている。したがって、リンク棒52を介して回
動ブラケット44に支持された座席支持棒50の位置はしっ
かりと固定される。
第22図は、背もたれ支持部材53に関連した部分の構造
を示す側面図である。この図では、説明に関係のない部
分の図示を省略している。背もたれ支持部材53は、リク
ライニング調整手段によって任意の傾斜角度の位置で固
定されるようになっている。具体的に説明すると、前脚
２にはピン59を介してリクライニング調整部材58が回動
可能に取付けられている。このリクライニング調整部材
58は長孔60を有している。そして、背もたれ支持部材53
上には、つまみ61が配置されている。このつまみ61は、
リクライニング調整部材58の長孔60内に位置している。
第22図においてつまみ61を堅く締付ければ、リクライニ
ング調整部材58と背もたれ支持部材53との交差角度が固
定され、背もたれ支持部材53は図示する傾斜状態で固定
される。その状態から、つまみ61を緩めれば、リクライ
ニング調整部材58と背もたれ支持部材53との間の固定状
態が解除され、背もたれ支持部材53を回動させることが
可能になる。そして、背もたれ支持部材53を任意の傾斜
角度にもたらした後に、つまみ61を再度締付ければ、背
もたれ支持部材53はその位置で固定されることになる。
第22図では、背もたれ支持部材53がより後方に倒された
状態を想像線で示している。なお、この第22図に示した
リクライニング調整手段は、あくまで例示的なものであ
り、その他の形態のリクライニング調整手段を採用し得
ることは言うまでもない。
を示す側面図である。この図では、説明に関係のない部
分の図示を省略している。背もたれ支持部材53は、リク
ライニング調整手段によって任意の傾斜角度の位置で固
定されるようになっている。具体的に説明すると、前脚
２にはピン59を介してリクライニング調整部材58が回動
可能に取付けられている。このリクライニング調整部材
58は長孔60を有している。そして、背もたれ支持部材53
上には、つまみ61が配置されている。このつまみ61は、
リクライニング調整部材58の長孔60内に位置している。
第22図においてつまみ61を堅く締付ければ、リクライニ
ング調整部材58と背もたれ支持部材53との交差角度が固
定され、背もたれ支持部材53は図示する傾斜状態で固定
される。その状態から、つまみ61を緩めれば、リクライ
ニング調整部材58と背もたれ支持部材53との間の固定状
態が解除され、背もたれ支持部材53を回動させることが
可能になる。そして、背もたれ支持部材53を任意の傾斜
角度にもたらした後に、つまみ61を再度締付ければ、背
もたれ支持部材53はその位置で固定されることになる。
第22図では、背もたれ支持部材53がより後方に倒された
状態を想像線で示している。なお、この第22図に示した
リクライニング調整手段は、あくまで例示的なものであ
り、その他の形態のリクライニング調整手段を採用し得
ることは言うまでもない。
第20図に示した第２実施例によれば、座席支持棒50と
背もたれ支持部材53とを備えているので、より安定した
構造の乳母車となる。
背もたれ支持部材53とを備えているので、より安定した
構造の乳母車となる。
第１図は、この発明の第１の実施例を示す側面図であ
る。第２図は、第１図に示す乳母車が折りたたまれてい
る状態を示す側面図である。 第３図は、第１図の乳母車に適用された押棒ロック手段
12を示す側面断面図である。第４図は、第３図に示す状
態からスライド部材13を下方に移動させた後の状態を示
す図である。 第５図は、第３図および第４図に示されているスライド
部材13の側面図である。第６図は、スライド部材13の平
面図である。第７図は、スライド部材13の側面断面図で
ある。 第８図は、第３図および第４図に示されている押棒スリ
ーブ28の側面図である。第９図は、押棒スリーブ28の正
面図である。第10図は、押棒スリーブ28の平面図であ
る。 第11図は、スライド部材13と前脚２との連結部分の側面
断面図である。第12図は、押棒スリーブ28と押棒７との
連結部分の側面断面図である。 第13図は、押棒７の下端部がスライド部材13の案内壁26
に当接している状態を示す図である。 第14図は、１対の交差棒8,9に関連した構造を乳母車の
後方から見た図である。 第15図は、側枠部材11の後端部に関連した部分の構造を
示す側面図である。第16図は、第15図に示されている連
結部材36の平面図である。第17図は、第15図に示した構
造を乳母車の後方から見た図である。 第18図は、交差棒９と後脚４との連結部分の構造を上方
から見た図、すなわち第14図の線VIII-VIIIに沿って見
た断面図である。第19図は、第18図に示した部分を乳母
車の側面側から見た図である。 第20図は、この発明の第２の実施例を示す側面図であ
る。第21図は、第20図に示した乳母車の前脚連結部材56
に関連した部分の構造を乳母車の正面側から見た図であ
る。第22図は、第20図の乳母車に採用されたリクライニ
ング調整手段を示す図である。 図において、２は前脚、４は後脚、７は押棒、8,9は交
差棒、11は側枠部材、41a,41bは後脚連結部材、12は押
棒ロック手段を示す。
る。第２図は、第１図に示す乳母車が折りたたまれてい
る状態を示す側面図である。 第３図は、第１図の乳母車に適用された押棒ロック手段
12を示す側面断面図である。第４図は、第３図に示す状
態からスライド部材13を下方に移動させた後の状態を示
す図である。 第５図は、第３図および第４図に示されているスライド
部材13の側面図である。第６図は、スライド部材13の平
面図である。第７図は、スライド部材13の側面断面図で
ある。 第８図は、第３図および第４図に示されている押棒スリ
ーブ28の側面図である。第９図は、押棒スリーブ28の正
面図である。第10図は、押棒スリーブ28の平面図であ
る。 第11図は、スライド部材13と前脚２との連結部分の側面
断面図である。第12図は、押棒スリーブ28と押棒７との
連結部分の側面断面図である。 第13図は、押棒７の下端部がスライド部材13の案内壁26
に当接している状態を示す図である。 第14図は、１対の交差棒8,9に関連した構造を乳母車の
後方から見た図である。 第15図は、側枠部材11の後端部に関連した部分の構造を
示す側面図である。第16図は、第15図に示されている連
結部材36の平面図である。第17図は、第15図に示した構
造を乳母車の後方から見た図である。 第18図は、交差棒９と後脚４との連結部分の構造を上方
から見た図、すなわち第14図の線VIII-VIIIに沿って見
た断面図である。第19図は、第18図に示した部分を乳母
車の側面側から見た図である。 第20図は、この発明の第２の実施例を示す側面図であ
る。第21図は、第20図に示した乳母車の前脚連結部材56
に関連した部分の構造を乳母車の正面側から見た図であ
る。第22図は、第20図の乳母車に採用されたリクライニ
ング調整手段を示す図である。 図において、２は前脚、４は後脚、７は押棒、8,9は交
差棒、11は側枠部材、41a,41bは後脚連結部材、12は押
棒ロック手段を示す。
Claims (3)
- 【請求項１】幅方向の間隔を狭めながら折畳まれ、折畳
み状態においては１対の前輪と１対の後輪とが同じ高さ
に位置して自立が可能になる乳母車であって、 それぞれがその下端部に前輪を有する１対の前脚と、 それぞれが、その下端部に後輪を有し、かつ前記前脚と
交差するように配置されその交差部分がピンを介して回
動可能に連結されている１対の後脚と、 それぞれ、その下端部が前記前脚の上端部に回動可能に
連結されている１対の押棒と、 Ｘ字状に交差し、その上端部が前記１対の押棒に回動可
能に連結され、その下端部が前記１対の後脚に回動可能
に連結されている１対の交差棒と、 それぞれ、その前端部が前記後脚の上端部に回動可能に
連結され、その後端部が前記押棒に回動可能に連結され
ている１対の側枠部材と、 折れ曲がり可能に設けられ、前記各前脚、各後脚、各押
棒および各側枠部材でそれぞれ構成された当該乳母車の
左右の各側面の間を連結し、当該乳母車の開状態におけ
る幅寸法を規定する幅方向連結部材と、 当該乳母車が開状態とされたとき、前記前脚に対する前
記押棒の回動を禁止する押棒ロック手段と、 前記側枠部材の後端部に設けられ、当該乳母車が開状態
とされたとき、前記１対の交差棒の上端部に当接し、こ
の交差棒の上端部の上方への移動を禁止する交差棒ロッ
ク手段と を備え、 前記交差棒ロック手段は、 当該乳母車の幅方向に向くピンを介して前記押棒および
前記側枠部材に回動可能に保持され、かつ当該乳母車の
前後方向に向くピンを介して前記交差棒の上端部に回動
可能に連結されている連結部材と、 前記側枠部材の後端部に形成され、当該乳母車が開状態
にされたとき前記連結部材の上面に当接してこの連結部
材の回動を禁止する押え壁と を含む乳母車。 - 【請求項２】前記幅方向連結部材は、中央部において折
れ曲がり可能に設けられ、かつその両端部が前記１対の
後脚に回動可能に連結されている後脚連結部材を含み、 前記１対の交差棒の下端部は、前記後脚連結部材の両端
部に回動可能に連結されている、特許請求の範囲第１項
に記載の乳母車。 - 【請求項３】前記側枠部材は、その前端部から上方に向
かって延び、そのほぼ中央部分において折れ曲がり、こ
の折曲点からは後方に向かってほぼ水平方向に延びる形
状とされている、特許請求の範囲第１項または第２項に
記載の乳母車。
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1988
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