JP2768718B2 - 壁パネルの取付部構造 - Google Patents

壁パネルの取付部構造

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JP2768718B2 JP1040844A JP4084489A JP2768718B2 JP 2768718 B2 JP2768718 B2 JP 2768718B2 JP 1040844 A JP1040844 A JP 1040844A JP 4084489 A JP4084489 A JP 4084489A JP 2768718 B2 JP2768718 B2 JP 2768718B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セラミックパネルや石材、成形パネル、ガ
ラス質パネル等をパネル本体とし、そのパネル本体の端
部分に、そのパネル本体を下地に支持させるための取付
部を形成してある壁パネルの前記取付部の構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来では、第7図に示すように、パネル本体(1A)の
端面に差込具(7′)を下地(2)に対する遠近方向で
係合する状態に挿入し、その差込具(7′)のうちパネ
ル本体(1A)の端面から突出する部分に下地(2)側へ
の連結板(6)を固着して前記の取付部(1B)を構成し
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来構造によるときは、差込具のうち
パネル本体の端面から突出する部分、つまり、パネル本
体によって拘束されない部分に連結板が固着されている
ので、壁パネルを下地に取付けた状態においてその壁パ
ネルの倒れを防止するための連結板に引張力が作用した
とき、パネル本体のうち、差込具を差込ませて拘束して
いる接触部分の端、つまり、角部に差込具が当り、その
当った角部に応力が集中してその角部が崩壊し易い。そ
して、一担、角部が崩壊すると、その崩壊が差込側に順
次進行し、遂には、差込具を拘束する部分がなくなって
しまう。つまり、取付部が破損するおそれがあった。
本発明の目的は、取付けの確実性を図ろうとする点に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による壁パネルの取付部構造の特徴構成は、前
記取付部を構成するに、前記パネル本体の下地側の面
に、下地側への連結部を備えたアンカーを挿入し、前記
アンカーの抜出しを阻止するように前記パネル本体の端
面から前記アンカーの挿入部に対して抜止具の一端部を
挿入設置すると共に、前記抜止具の両端部のうち、前記
パネル本体の端面から突出した側の端部が、隣接するパ
ネル本体の端面に形成した凹部に挿入する位置決め用の
突出部として形成した点にある。
〔作 用〕
下地に取付けられた壁パネルの倒れ防止においてアン
カーに引張力が作用したとき、その引張力に抗して、ア
ンカーに係合する抜止具によってアンカーを抜止めし、
それによって、壁パネルの倒れ防止を行なうのである
が、抜止具のうち、パネル本体内に挿入されて拘束され
ている部分でアンカーに抜止め状態に係合させてあるた
め、引張力を、抜止具のうちのパネル本体内への挿入部
分の全長に分散させることができ、それによって、パネ
ル本体の抜止具に接触部分に局部的に応力を集中させて
作用させることがない。
また、本構成のごとく、パネル本体の端面からアンカ
ーの挿入部に対して抜止具の一端部を挿入設置したこと
により、アンカーボルトが抜止具によって回り止めされ
るため、アンカーボルトへのパネル支持具の固定を確実
に行なえる。
さらに、前記抜止具の両端部のうち、前記パネル本体
の端面から突出した側の端部を、隣接するパネル本体の
端面に形成した凹部に挿入する位置決め用の突出部とし
て形成してあるから、一つのアンカーボルトによって隣
接する二枚の壁パネルを固定することができ、壁パネル
の取付部構造を簡略化できると共に、壁パネルの取付作
業の効率を向上させることも可能となる。
〔発明の効果〕
以上の結果、パネル支持具の構造を簡略化しつつ、パ
ネル本体の接触部分の崩壊を防止し、アンカーボルトの
抜止め及び回り止めが確実であって、壁パネルの取付作
業を効率的に行える壁パネルの取付部構造を得ることが
できた。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
第1図、第2図に示すように、複数の壁パネル(1)
を縦横碁盤目の配置状態でコンクリート製の下地(2)
に取付けて建物の外装を構成する。
前記壁パネル(1)は、セラミックパネルや石板、成
形パネル、ガラス質パネル等をパネル本体(1A)とする
ものであり、パネル本体(1A)の上端面および下端面の
夫々には、左右一対づつダボ穴(1a),(1b)が形成さ
れている。
前記壁パネル(1)を下地(2)に取付ける構造は、
第1図、第3図に示すように、前記パネル本体(1A)の
上端部分に装着した左右一対のパネル支持具(3)を前
記下地(2)に固定し、パネル本体(1A)と下地(2)
との間のうち前記パネル支持具(3)を含む局所箇所
に、パネル本体(1A)を下地(2)に支持させるための
モルタル(4)を充填して構成してある。
前記壁パネル(1)のうち前記パネル支持具(3)を
装着する、つまり、パネル本体(1A)を下地(2)に支
持させるための取付部(1B)は、第1図、第3図、第4
図に示すように、前記パネル本体(1A)の下地(2)側
の面に、前記パネル支持具(3)をナット(5)を介し
て取付けるためのボルト部(6a)を備えたアンカーボル
ト(6)を、前記パネル本体(1A)の上端面に形成した
ダボ穴(1a)に達する状態に挿入し、前記ダボ穴(1a)
にピン状の抜止具(7)を、前記アンカーボルト(6)
の挿入部に形成の孔(8)に貫通する状態、つまり、ア
ンカーボルト(6)の挿入部にアンカー挿抜方向で係合
する抜止め状態で、かつ、アンカーボルト(6)を回り
止めする回り止め状態に挿入設置して構成してある。
前記抜止具(7)は、充填したエポキシ等の樹脂
(9)によりダボ穴(1a)に固定されており、そして、
隣接する上方のパネル本体(1A)の下端面に形成したダ
ボ穴(1b)に下地(2)に対する遠近方向で係合する状
態に挿入する位置決め用の突出部(7A)を一体に備えて
いる。従って、パネル本体(1A)は、取付部(1B)での
下地(2)への取付けと、下端での突出部(7A)との係
合とにより、下地(2)に対する遠近方向位置を決めら
れることになる。
前記パネル支持具(3)は、第3図に示すように、平
面視においてクランク形状に折曲するものであって、そ
れの下地(2)への固定手段は、下地(2)にアンカー
ボルト(10)を固定し、そのアンカーボルト(10)に2
つのナット(11)を介して取付ける手段である。つま
り、ナット(11)による取付け位置をアンカーボルト
(10)の長手方向で調整することにより、下地(2)に
対する遠近方向位置を調整できるようになっている。ま
た、パネル本体(1A)側のアンカーボルト(6)に対す
るボルト挿通孔(3a)は長孔に形成されており、下地
(2)側のアンカーボルト(10)に対するボルト挿通孔
(3a′)は、前記長孔(3a)に対して直交する方向の長
孔に形成されている。
(12)は目地材である。
上記の実施例構成によれば、パネル支持具(3)をパ
ネル本体(1A)に取付けるためのアンカーボルト(6)
が抜止具(7)により抜止めのみならず、回り止めされ
るため、アンカーボルト(6)へのパネル支持具(3)
の固定を確実に行なえる。そして、パネル本体(1A)の
倒れ防止のためにアンカーボルト(6)に引張力が作用
したとき、抜止具(7)のうち、パネル本体(1A)内に
挿入位置してそのパネル本体(1A)で拘束されている部
分にアンカーボルト(6)が係合している関係上、パネ
ル本体(1A)のうちその抜止具(7)に接している部分
に均等に引張力が作用し、パネル本体(1A)の崩壊がな
い。
〔別実施例〕
以下、本発明の別実施例を示す。
[1]上記実施例では、パネル支持具(3)として一体
のものを示したが、パネル支持具(3)としては、第5
図に示すように、パネル本体(1A)側に取付けられる第
1金具(3A)と、下地(2)側に取付けられる第2金具
(3B)とをボルト・ナット(3C)で連結し、第1金具
(3A)および第2金具(3B)のボルト挿通孔(3b),
(3c)の一方を下地(2)に対する遠近方向に沿った長
孔に形成し、かつ、第2金具(3B)のアンカーボルト挿
通孔(3d)を上下方向の長孔に形成した構造のものであ
っても良い。
[2]上記実施例では、モルタル(4)を併用して壁パ
ネル(1)を下地(2)に取付けるようにしたが、第5
図に示すように、パネル支持具(3)のみによって壁パ
ネル(1)を下地(2)に取付けても良い。
[3]上記実施例では、抜止具(7)をアンカー(6)
に貫通させることにより、アンカー(6)の抜止めと回
り止めを行なうようにしたが、第6図に示すように、ア
ンカー(6)に一対のスリット(13)を形成し、そのス
リット(13)の底面(13a)に偏平を形成し、抜止具
(7)に、スリット(13)に嵌入してアンカー(6)を
抜止めする抜止め片(14)を形成させ、この抜止め片
(14)にスリット(13)の底面に接当することによりア
ンカー(6)を回り止めす扁平面(14a)を形成して実
施しても良い。
[4]上記実施例では、アンカー(6)としてアンカー
ボルトを示したが、アンカー(6)としては、下地
(2)側の部材に溶接等の他の手段で連結するための連
結部(6a)を備えたものであっても良い。
[5]上記実施例では、抜止具(7)としてピン状のも
のを示したが、抜止具(7)としては、第6図に示すよ
うな板状、或いは、より幅が広い板状のものであっても
良い。
[6]上記実施例では、取付部(1B)をパネル本体(1
A)の上端部分に設けたが、取付部(1B)は、パネル本
体(1A)の下端部分や左右の端部分に形成しても良い。
[7]尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の実施例を示し、第1図は要
部の縦断面図、第2図は正面図、第3図は要部の横断面
図であり、第4図は要部の分解斜視図であり、第5図と
第6図は本発明の別実施例に示す要部の縦断面図と要部
の分解斜視である。第7図は従来例を示す要部の縦断面
図である。 (1A)……パネル本体、(1B)……取付部、(2)……
下地、(6)……アンカー、(7)……抜止具、(6a)
……連結部、(1b)……凹部、(7A)……突出部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル本体(1A)の端部分に、そのパネル
    本体(1A)を下地(2)に支持させるための取付部(1
    B)を形成してある壁パネルにおいて、前記取付部(1
    B)を構成するに、前記パネル本体(1A)の下地(2)
    側の面に、下地(2)側への連結部(6a)を備えたアン
    カー(6)を挿入し、 前記アンカー(6)の抜出しを阻止するように前記パネ
    ル本体(1A)の端面から前記アンカー(6)の挿入部に
    対して抜止具(7)の一端部を挿入設置すると共に、 前記抜止具(7)の両端部のうち、前記パネル本体(1
    A)の端面から突出した側の端部が、隣接するパネル本
    体(1A)の端面に形成した凹部(1b)に挿入する位置決
    め用の突出部(7A)として形成してある壁パネルの取付
    部構造。
  2. 【請求項2】前記アンカー(6)がアンカーボルトであ
    り、前記抜止具(7)が前記の抜止状態およびアンカー
    (6)を回止めする回止状態でアンカーボルト(6)の
    挿入部に係合するものである請求項1記載の壁パネルの
    取付部構造。
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