JP2768179B2 - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

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JP2768179B2
JP2768179B2 JP4302841A JP30284192A JP2768179B2 JP 2768179 B2 JP2768179 B2 JP 2768179B2 JP 4302841 A JP4302841 A JP 4302841A JP 30284192 A JP30284192 A JP 30284192A JP 2768179 B2 JP2768179 B2 JP 2768179B2
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毅 栄野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録及び/又は再
生装置に適用されるカセット装着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・テープレコーダ(VTR)や回
転式・デジタル・オーディオ・テープレコーダ(R−D
AT)などの磁気記録及び/又は再生装置(以下、装置
本体と記す)に適用されるカセット装着装置には各種の
構造形態があるが、このカセット装着装置における従来
例の一例として、図13に示したようなポップアップ方
式のカセット装着装置がある。一般的、ポップアップ方
式のカセット装着装置とは、磁気テープを収納したカセ
ットを挿入又は離脱するためのカセット挿脱位置が装置
本体から突出した上昇位置にあり、カセットを挿入した
ホルダが装置本体内に下降することにより、カセットを
装置及び装置本体の所定のカセット装着位置に装着する
構成となっているものである。
【0003】図13は従来のカセット装着装置を示した
図であり、(A)はカセット挿脱位置での状態を示した
図、(B)はカセット装着位置での状態を示した図であ
る。即ち、図13(A),(B)に示した従来のカセッ
ト装着装置100 は、磁気記録及び/又は再生装置120
(以下、装置本体120 とも記す)のシャーシベース121
上で、且つ、装置本体120 の前面側に設けられている。
上記カセット装着装置100 (以下、装置100 とも記す)
では、ホルダ101 の左右両側101a,101bを夫々一対の第
1,第2アーム102 ,103 の一端に軸104 ,105を介し
て回動自在に支持させ、且つ、第1,第2アーム102 ,
103 の他端をシャーシベース121 上に固定したホルダ支
持部材106 に軸107 ,108 を介して回動自在に支持させ
ている。また、第1,第2アーム102 ,103 間には引張
バネ109 が張架されており、この引張バネ109 によりホ
ルダ101 が上昇方向に付勢されている。
【0004】従って、図13(A)に示したように、第
1,第2アーム102 ,103 が軸107,108 を中心に反時
計方向に回動すると、ホルダ101 は引張バネ109 の付勢
力により装置本体120 の天板122 の上方に突出してカセ
ット挿脱位置に至り、この位置でホルダ101 のカセット
挿入口101c からカセット130 が矢印X方向に挿入さ
れたり、又は矢印X方向に離脱される。
【0005】一方、カセット130 をホルダ101 に挿入し
た後、ホルダ101 の上面101d に固定したトップカバー
110 を手動などにより矢印Z方向に押圧すると、第
1,第2アーム102 ,103 が引張バネ109 に抗しながら
軸107 ,108 を中心に時計方向に回動するので、ホルダ
101 は図13(B)に示したようにホルダロック手段
(図示せず)を介して所定のカセット装着位置に至る。
この際、ホルダ101 の下降時に、カセット130 の前蓋13
1 が装置本体120 内に固定した前蓋開蓋部材123 に当接
するこにより、前蓋131 が開蓋される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のカセット装着装置100 は、モータなどの駆動源を用
いることなく、ホルダ101 に挿入したカセット130 をカ
セット挿脱位置とカセット装着位置間で確実に上下動で
き、且つ、構造が簡単であるものの、装置100 及び装置
本体120 の高さHが高くなり、両者100 ,120 の小型
化が困難になっている。この小型化が困難な理由は、図
13(B)に示した如く、カセット130 の前蓋131 が開
蓋されると、前蓋131 はカセット130 の上面130aより上
方に高さHだけ突出するため、ホルダ101 の内部を前
蓋131 の突出を許容できる高さに形成しなければならな
い。従って、ホルダ101 の上面101dに固定したトップカ
バー110 の高さが高くなり、且つ、トップカバー110 と
ほぼ同一高さの天板122 の高さも高くなり、装置100及
び装置本体120 の高さHが高くなる。
【0007】そこで、カセット装着装置及び磁気記録及
び/又は再生装置の高さを低くすることができるカセッ
トを用いて、両装置の小型化を可能としたシステムが要
望されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、カセット筐体内に張架された磁
気テープを保護するための前蓋を回動自在に設けると共
に、前記前蓋の開蓋動作時のカセット筐体上面よりの高
さ位置が開蓋完了時に対して開蓋途中で最高位となるカ
セットが装着され、前記カセットを挿脱する第1位置
と、挿入された前記カセットを所定のカセット装着位置
に装着する第2位置との間を上下動するホルダと、前記
ホルダの上面に設けた装置側の外装の一部を構成するト
ップカバーと、一端を前記ホルダの両側板に支持すると
共に、他端を装置本体のカセット挿脱側位置に支持し、
前記ホルダを第1位置と第2位置間で上下動させる左右
一対のアーム部材と、前記ホルダの上下動時の姿勢をほ
ぼ水平状態に保持する姿勢保持手段とを備えたポップア
ップ式のカセット装着装置であって、前記ホルダ上面に
設けたトップカバーを、前記ホルダの上下動と連動して
上下動せしめ、前記ホルダが第1位置に在る時には上昇
して前記前蓋の開蓋動作の邪魔にならないように前記ホ
ルダ上面と前記トップカバーとの隙間を大とし、前記ホ
ルダが第2位置に在る時にはほぼ前記前蓋の開蓋完了時
の高さ位置まで下降して前記ホルダ上面と前記トップカ
バーとの隙間小としたことを特徴とするカセット装着装
置を提供するものである。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係わるカセット装着装置の一
実施例を図1乃至図12を参照して<第1〜第3実施例
に適用されるカセット>,<第1実施例のカセット装着
装置>,<第2実施例のカセット装着装置>,<第3実
施例のカセット装着装置>の順に詳細に説明する。
【0010】<第1〜第3実施例に適用されるカセット
>図1は本発明に係わる第1〜第3実施例のカセット装
着装置に適用されるカセットを一部分解して示した斜視
図、図2は同カセットの前蓋,後蓋,上蓋の開蓋動作を
説明するための側面図であり、(A)は閉蓋状態を示し
た図,(B)は開蓋途中状態を示した図,(C)は開蓋
完了状態を示した図である。
【0011】本発明に係わる第1〜第3実施例のカセッ
ト装着装置を説明する前に図1及び図2を用いて、第1
〜第3実施例のカセット装着装置に適用できるカセット
の一例について説明する。
【0012】本発明に係わる第1〜第3実施例のカセッ
ト装着装置に適用できるカセットは、カセット筐体内に
張架された磁気テープを保護するための前蓋を回動自在
に設け、前蓋の開蓋動作時のカセット筐体上面よりの高
さ位置が開蓋完了時に対して開蓋途中で最高位となるよ
う構成したものである。尚、上記のように構成したカセ
ットならば、いかなる構造形態でも第1〜第3実施例の
カセット装着装置に適用できるものである。
【0013】図1に示したカセット1は、上記思想に基
づく構造形態を備えて本発明に係わる第1〜第3実施例
のカセット装着装置20A(図4),40A(図8),
20B(図11),40B(図11)に適用できるよう
構成されており、且つ、記録媒体として磁気テープ2を
用い、この磁気テープ2を閉蓋時に前蓋6,後蓋7,上
蓋8で密閉状態で保護して構成したものである。
【0014】即ち、図1に示したカセット1において、
磁気テープ2が直方形状のカセット筐体3内に設けた供
給リール4と巻取リール5間に巻回して収納されてい
る。そして、供給リール4に巻回した磁気テープ2は、
カセット筐体3の前面3a側に形成した磁気テープ引き
出し用の開口部3aに沿って張架されながら巻取リー
ル5に巻取られている。上記開口部3aは、後述する
磁気記録及び/又は再生装置10(以下、装置本体10
とも記す)のテープローディグ部材13〜17(図3)
が入り込める大きさに肉抜き形成されている。
【0015】また、前面3a側の開口部3aに沿って
張架された磁気テープ2は、表面側の磁気記録面を覆う
開閉自在な前蓋6と、裏面側の非磁気記録面を覆う開閉
自在な後蓋7と、開口部3aの上方を覆う開閉自在な
上蓋8とで閉蓋時に三角状に密閉した状態で保護されて
いる。
【0016】即ち、前蓋6は、前面6aの両側に側面6
b,6cが互いに対向してほぼコ字形に連接形成されて
おり、これらの側面6b,6cに設けた軸(6b),
6cがカセット筐体3の側面3b,3c側に穿設した
軸孔(3b),3cに回動自在に嵌合している。こ
れらの軸(6b),6cは、前蓋6をカセット筐体
3に対して矢印W,W方向に回動自在に支持してお
り、前蓋6の閉蓋状態から前蓋6を矢印W方向に回動
した時に前蓋6が開蓋するようになっている。また、前
蓋6の前面6aの下端にはテーパ部6aが形成されて
おり、このテーパ部6aは後述する前蓋開蓋部材32
(図4)に当接して前蓋6が開蓋できるよう形成されて
いる。
【0017】また、上蓋8も上面8aの両側に側面8
b,8cが互いに対向してほぼコ字形に連接形成されて
おり、上面8aの前端両側に設けた軸8a,8a
前蓋6の前面6aの上端両側に形成した軸孔(図示せ
ず)に回動自在に嵌合し、これにより上蓋8が前蓋6に
連結されている。また、上蓋8の側面8b,8cに設け
た軸(8b),8cがカセット筐体3の側面3b,
3c側に形成した案内孔(3b),3cに摺動自在
に嵌合している。これらの案内孔(3b),3c
は、上辺3c22の両側に前方斜辺3c21,後方斜
辺3c23が連接形成されてほぼ台形状に形成されてお
り、上蓋8の開蓋軌跡を案内している。
【0018】また、後蓋7は、その上面7dの支持部
(図示せず)に設けた軸7d,(7d)が上蓋8の
裏面8dから下方に突出した支持部8d,(8d
に形成した軸孔(図示せず)に回動自在に嵌合し、これ
により後蓋7が上蓋8に懸架状態で連結されている。ま
た、後蓋7の側面7b,(7c)に設けた軸7b
(7c)がカセット筐体3の開口部3aの内側面3
d,3eに形成した案内孔3d,(3e)に摺動自
在に嵌合している。こららの案内孔3d,(3e
はほぼS字状に形成されており、後蓋7の開蓋軌跡を案
内している。従って、前蓋6に上蓋8が連結され、上蓋
8に後蓋7が連結されているので、前蓋6に対して後蓋
7,上蓋8が連結されたことになり、下記するように前
蓋6の開蓋動作に連動して後蓋7,上蓋8が一体的に開
蓋できるようになっている。
【0019】次に、上記構成によるカセット1の前蓋
6,後蓋7,上蓋8の開蓋動作を図1,図2(A)〜
(C)を併用して説明する。尚、図2(A)〜(C)は
巻取リール5側の側面3cから図示したものであり、説
明の便宜上、巻取リール5側の構成部材についてのみ図
示し、巻取リール5側と対称な供給リール4側の構成部
材については説明を省略する。
【0020】まず、図2(A)に示した状態は、前蓋
6,後蓋7,上蓋8が夫々閉蓋状態である。これら3者
6〜8の閉蓋時には、前蓋6が軸6cを介してカセッ
ト筐体3の開口部3aの前方に閉蓋状態で支持されて
おり、且つ、後蓋7に設けた軸7cがほぼS字状に形
成した案内孔3eの下端に位置しており、且つ、上蓋
8に設けた軸8cがほぼ台形状に形成した案内孔3c
の前方斜辺3c21の下端に位置しているので、開口
部3aに沿って張架された磁気テープ2が前蓋6に連
結した後蓋7,上蓋8とで三角状に囲まれて密閉した状
態で保護されている。
【0021】次に図2(B)に示した状態は、前蓋6,
後蓋7,上蓋8が夫々開蓋途中状態である。即ち、前蓋
6が軸6cを中心に反時計方向(矢印W方向)に開
蓋すると、前蓋6と連結した後蓋7,上蓋8も一体的に
連動して開蓋される。これら3者6〜8の開蓋途中で
は、後蓋7に設けた軸7cがほぼS字状に形成した案
内孔3eのほぼ中間位置に至り、且つ、上蓋8に設け
た軸8cがほぼ台形状に形成した案内孔3cの上辺
3c22に至り、これにより前蓋6の前面6aの傾斜に
対して後蓋7の前面7aもほぼ平行に開蓋され、且つ、
前蓋6の上部及び上蓋8の裏面8dがカセット筐体3の
上面3f(カセット1の上面1a)の上方まで開蓋され
る。また、上記の開蓋途中では、前蓋6の回動支点位置
の関係により前蓋6の上部の高さが筐体3の上面3fに
対して最高の高さ位置に至り、且つ、上蓋8を案内する
案内孔3cの上辺3c22が最高位の位置に形成され
ているので、上蓋8の上面8aの高さも筐体3の上面3
fに対して最高の高さ位置に至り、即ち、最高位高さH
だけ前蓋6及び上蓋8が上面3fの上方に突出する。
【0022】次に、図2(C)に示した状態は、前蓋
6,後蓋7,上蓋8が夫々開蓋を完了した状態である。
即ち、前蓋6が軸6cを中心に更に反時計方向(矢印
方向)に開蓋すると、後蓋7に設けた軸7cがほ
ぼS字状に形成した案内孔3eの上端に至り、且つ、
上蓋8に設けた軸8cがほぼ台形状に形成した案内孔
3cの後方斜辺3c23の下端に至るので、これによ
り前蓋6の前面6aと上蓋8の上面8aとがほぼ一直線
となってカセット筐体3の上面3f(カセット1の上面
1a)にほぼ平行に突出すると共に、前蓋6の裏面6d
及び上蓋8の裏面8dと、カセット筐体3の上面3fと
の間に後蓋7が入り込む。また、上記の開蓋完了時に
は、前蓋6の回動支点位置の関係により前蓋6の上面6
aの高さがカセット筐体3の上面3fに対して開蓋途中
時の最高位高さHよりも低い高さHとなり、且つ、
上蓋8を案内する案内孔3cの後方斜辺3c23の下
端が最高位の上辺3c22よりも低い位置に形成されて
いるので、上蓋8の上面8aの高さもカセット筐体3の
上面3fに対して開蓋途中時の最高位高さHよりも低
い高さHとなり、この高さH内で前蓋6,後蓋7,
上蓋8が保持されている。
【0023】このように、上記構成及び動作よるカセッ
ト1では、前蓋6が開蓋途中でカセット筐体3の上面3
fに対して最高位高さHに至り、開蓋完了時に最高位
高さHよりも低い高さH位置に保持されることが特
徴になっている。
【0024】<第1実施例のカセット装着装置>図3は
本発明に係わる第1実施例のカセット装着装置を適用し
た磁気記録及び/又は再生装置を説明するための平面図
であり、(A)は第1実施例のカセット装着装置を磁気
記録及び/又は再生装置に取り付けた状態を示し、且
つ、カセット装着装置のトップカバーを取り外して見た
図,(B)はカセット装着装置にカセットを挿入した状
態を示した図、図4は本発明に係わる第1実施例のカセ
ット装着装置を説明するための斜視図、図5乃至図7は
同第1実施例のカセット装着装置の動作を説明するため
の側面図である。
【0025】図3(A),(B)において、ビデオ・テ
ープレコーダ(VTR)や回転式・デジタル・オーディ
オ・テープレコーダ(R−DAT)などの磁気記録及び
/又は再生装置10には、本発明に係わる第1実施例の
カセット装着装置20Aが取り付けられている。
【0026】即ち、装置本体10の基台となるシャーシ
ベース11の前面側には、後述する第1実施例のカセッ
ト装着装置20A(以下、装置20Aとも記す)が一体
的に組み立てられた状態でシャーシベース11上に取り
付けられている。また、シャーシベース11上の奥方に
は、磁気ヘッド(図示せず)を備えた回転ドラム12が
回転自在に設けられている。また、回転ドラム12側で
装置20Aの下方には、磁気テープ2(図1)を回転ド
ラム方向に引き出すためのテープローディング部材が複
数図示位置で待機している。上記複数のテープローディ
ング部材としては、供給側ではテンションアーム(図示
せず)に支持されたテンションポール13と、ローディ
ングべース14Aに支持されたテープガイドローラ15
A及び傾斜ポール16Aとが後述するホルダ21の切欠
部21a内に入り込み、一方、巻取側では供給側とほ
ぼ対称なローディングべース14Bに支持された傾斜ポ
ール16B及びテープガイドローラ15Bと、ピンチロ
ーラアーム(図示せず)に支持されたピンチローラ17
とが切欠部21a内に入り込んでいる。更に、回転ド
ラム12の右方には磁気テープ2をピンチローラ17と
の間で挟持しながら走行するキャプスタン18が設けら
れている。
【0027】そして、図13(B)に示した如く、装置
20A及び装置本体10を使用する時には、後述する動
作により装置本体10の外に突出して第1位置(カセッ
ト挿脱位置)に至ったホルダ21に先に説明したカセッ
ト1を挿入し、カセット1が装置20A及び装置本体1
0内の第2位置(カセット装着位置)に至る。この後の
図示を省略するものの、待機していたテープローディン
グ部材13〜17がカセット1から磁気テープ2を引き
出しながら夫々所定の位置まで移動し、磁気テープ2を
回転ドラム12に所定の角度に亘って螺旋状に巻き付け
ながら所定のテープパスに装填し、且つ、磁気テープ2
をピンチローラ17とキャプスタン18とにより挟持し
ながら走行して回転ドラム12と一体に回転する磁気ヘ
ッド(図示せず)により記録及び/又は再生を行ってい
る。
【0028】ここで、本発明に係わる第1実施例のカセ
ット装着装置20Aについて、図4を用いて説明する。
【0029】この装置20Aは、前述したようにカセッ
ト筐体内に張架された磁気テープを保護するための前蓋
を回動自在に設け、前蓋の開蓋動作時のカセット筐体上
面よりの高さ位置が開蓋完了時に対して開蓋途中で最高
位となるよう構成したカセットを適用できるよう成され
ており、実施例では前述したカセット1を用いて説明す
る。
【0030】図4に示した第1実施例のカセット装着装
置20Aは、ポップアップ式に構成されており、まず、
上記カセット1を挿入するためのホルダ21について説
明する。
【0031】上記ホルダ21は、板金部材などを用いて
折り曲げ形成されており、底板21aの両端に互いに対
向して一対の側板21b,21cがほぼ直角上方に連接
して折り曲げ形成されている。また、底板21aと対向
する上側には、前面側のみホルダ21の上面となる上板
21dが側板21b,21c間に横架され、この上板2
1dの延長線上後方はカセット1の前蓋6,後蓋7,上
蓋8(図1)が開蓋できるように、側板21b,21c
間を開口した第1開口部21eが形成されている。従っ
て、ホルダ21の前面側は、底板21aと、側板21
b,21cと、上板21dとで囲ってほぼ矩形状に形成
されている。
【0032】また、ホルダ21の前面側には、カセット
1を矢印X方向から挿入したり、又はカセット1を矢
印X方向に離脱するためのカセット挿脱口21fが形
成されており、このカセット挿脱口21fはカセット1
が挿入できる大きさに形成されている。また、ホルダ2
1の奥側で、カセット挿入方向前方にはカセット1内の
磁気テープ2(図1)を引き出すための第2開口部21
gが形成されている。この第2開口部21gの上方には
1本の補強用シャフト22が側板21b,21cに横架
されており、補強用シャフト22により側板21b,2
1c間の拡開を防止している。
【0033】また、ホルダ21の底板21aには、カセ
ット1の供給リール4及び巻取リール5(図1)と対応
する位置に装置本体10側のリール駆動部材(図示せ
ず)が入り込むための孔21a,21aが穿設さ
れ、且つ、カセット1の挿入時の位置決めをするための
突部21aがカセット挿入方向前方に切り起こし形成
され、更に装置本体10側のテープローディング部材1
3〜17(図3)が入り込むための切欠部21aがカ
セット挿入方向前方に形成されている。この切欠部21
はカセット1の開口部3a(図1)と対応して形
成されている。
【0034】このようにほぼ矩形状に形成されたホルダ
21は、装置本体10のシャーシベース11上前面側に
ネジなどにより固定されたホルダ支持部材23に一対の
第1アーム部材24,24(以下、第1アーム24,2
4と記す)及び一対の第2アーム部材25,25(以
下、第2アーム25,25と記す)を介して回動自在に
支持され、即ち、後述するようにホルダ21がカセット
1を挿入又は離脱する第1位置(カセット挿脱位置)
と、装置20及び装置本体10の所定のカセット装着位
置となる第2位置(カセット装着位置)間を回動自在に
支持されて、ポップアップ式に構成されている。尚、図
4に示した状態は、ホルダ21が第1位置(カセット挿
脱位置)に至った状態のみを図示している。
【0035】また、ホルダ21を支持するホルダ支持部
材23は、板金部材などを用いて折り曲げ形成されてお
り、前板23aの両端に互いに対向して一対の側板23
b,23cがほぼ直角後方に向かって奥行き寸法を短く
折り曲げ形成されている。この際、側板23b,23c
は一体的に折り曲げ形成されているので、下記する一対
の第1アーム24,24及び一対の第2アーム25,2
5の左右位相合わせが容易となるよう夫々の軸孔(図示
せず)が対称に穿設されている。更に、側板23b,2
3cの奥行き寸法を短く形成したホルダ支持部材23
は、磁気テープ2を回転ドラム方向に引き出すためのテ
ープローディング部材13〜17(図3)を構成するテ
ンションアーム,ピンチローラアーム(図示せず)など
に支障のないようにシャーシベース11の前面側、即
ち、ホルダ21のカセット挿入又は離脱用のカセット挿
脱口21f側に固定されていることを特徴としている。
尚、この実施例では、ホルダ支持部材23をシャーシベ
ース11と別体に形成して説明したが、これに限ること
なく、シャーシベース11にホルダ支持部材23と同一
機能部材を一体に形成しても良い。
【0036】また、ホルダ21の側板21b,21c
と、ホルダ支持部材23の側板23b,23cとの間に
は、夫々一対の第1アーム24,24及び一対の第2ア
ーム25,25が夫々対称に連結され、且つ、下側の第
1アーム24,24と上側の第2アーム25,25とは
連結区間内でほぼ平行に連結されて平行リンク状に構成
されている。
【0037】ここで図示の都合上、右側について説明
し、右側と対称な左側については必要に応じて説明す
る。下側の第1アーム24は平坦な長尺板状に形成され
ており、この第1アーム24の一端側が軸26を介して
ホルダ21の側板21bに回動自在に支持され、他端側
が軸27を介してホルダ支持部材23の側板23bに回
動自在に支持されている。一方、上側の第2アーム25
は、ホルダ21の側板21b側の一端が外側に突出する
ように折り曲げられて曲げ部25aが形成され、この曲
げ部25aにカム溝25aが形成されており、更に曲
げ部25aの下方は第1アーム24とほぼ平行に平坦な
長尺板状に形成されている。この第2アーム25の曲げ
部25aの下方が軸28を介してホルダ21の側板21
bに回動自在に支持され、他端側がホルダ21の側板2
3b,23間に横架した一本のシャフト29を介してホ
ルダ支持部材23の側板23bに回動自在に支持されて
いる。上記シャフト29は左側の第2アーム25も共用
して支持しており、一対の第2アーム25,25の左右
位相合わせを行っている。この際、第1,第2アーム2
4,25のホルダ支持部材23側の回動支点は、軸2
7,シャフト29であり、これらの回動支点27,29
の位置もカセット挿脱口21f側に支持されているの
で、前記と同様にテープローディング部材13〜17
(図3)を構成するテンションアーム,ピンチローラア
ームなどに支障のない位置である。
【0038】また、ホルダ支持部材23の側板23bに
は、第1アーム24と第2アーム25間にはピン30が
固着され、このピン30にネジリバネ31が嵌入されて
いる。上記ネジリバネ31は一端部を第2アーム25の
係止部25bに掛止させ、他端部を側板23bの切り起
こし部23bに掛止させ、ネジリバネ31の付勢力に
よりホルダ21を常に第1位置(カセット挿脱位置)方
向,図示では上方に付勢している。尚、ネジリバネ31
を用いることなく、従来例で示したような引張バネによ
って付勢する方法もある。
【0039】そして、第1アーム24,25が回動支点
7,29を中心に反時計方向(矢印M方向)に回動す
ると、ネジリバネ31の付勢力によりホルダ21が上動
して第1位置(カセット挿脱位置)に至り、一方、第1
アーム24,25が回動支点27,29を中心に時計方
向(矢印M方向)に回動すると、ネジリバネ31の付
勢力に抗しながらホルダ21が下降して第2位置(カセ
ット装着位置)に至るようになっている。この際、第
1,第2アーム24,25が前述したように平行リンク
状に連結されているので、ホルダ21の上下動時の姿勢
はほぼ水平状態を保ちながら第1位置(カセット挿脱位
置)と第2位置(カセット装着位置)間を移動できるよ
うになっており、この実施例では第1,第2アーム2
4,25とでホルダ21の姿勢保持手段を構成してい
る。
【0040】尚、ホルダ21の姿勢保持手段は、実施例
に限ることなく、例えば、上側の第2アーム25を設
け、この第2アーム25に後述するように本発明の要部
となるトップカバー34を連動させる一方、第1アーム
24に置換してホルダ21の側板21b,21cと、ホ
ルダ支持部材23の側板23b,23cとの間にホルダ
21の姿勢制御用のピンとカム溝嵌合などを用いて構成
して良い。
【0041】再び、ホルダ21側に戻り、第1実施例の
要部について説明すると、ホルダ21の側板21b,2
1c側の内側面奥方には、弓形状カム面32a,32a
を形成した一対の前蓋開蓋部材32,32が互いに対向
して固着されている。この前蓋開蓋部材32の弓形状カ
ム面32aは、後述する動作時にカセット1の挿入動作
に伴って、カセット1の前蓋6の下端に形成したテーパ
部6a(図1)が当接することにより前蓋6が開蓋で
きるようになっている。尚、前蓋開蓋部材32,32は
一対形成する必要もなく、いずれか一方のみでも良い。
【0042】また、ホルダ21の上板21d上には、押
圧用のトップカバー33が固着されている。この押圧用
のトップカバー33は、樹脂材などを用いて上面33a
側が装置本体10の外装の一部を構成するよう形成され
ていると共に、奥行き寸法が上板21dの奥行き寸法と
ほぼ同等に短く形成され、横巾寸法は上板21dの巾寸
法より一回り大きく形成されて第1,第2アーム24,
25などの部材が見えにくいようにカバーしている。こ
の押圧用のトップカバー33の上面33aを手動などに
より矢印Z方向に押圧することにより、ホルダ21が
ネジリバネ31の付勢力に抗しながら第1位置(カセッ
ト挿脱位置)から第2位置(カセット装着位置)方向に
下動するようになっている。
【0043】一方、ホルダ21の上板(上面)21d側
後方には、トップカバー34がホルダ21の側板21
b,21cの後方上端部21b,21cに対して矢
印Z,Z方向にほぼ平行に移動自在に設けられてい
る。即ち、トップカバー34は、樹脂材などを用いて上
面34a側が装置本体10の外装の一部を構成するよう
形成されている共に、奥行き寸法が押圧用のトップカバ
ー33の後方から側板21b,21cの後方に至るまで
の寸法にほぼ形成され、横巾寸法は押圧用のトップカバ
ー33の巾寸法と同一に形成されている。また、トップ
カバー34の裏面34b側でホルダ21の側板21b,
21cの外側には、ほぼ中央部に一対の支持片34c,
34cが互いに対向して下方に夫々突出形成され、且
つ、一対の支持片34c,34cを挟んで前後に一対の
案内片34d,34d及び一対の案内片34e,34e
が互いに対向して下方に夫々突出形成されている。
【0044】また、トップカバー34の支持片34cに
は外側に向かって突出したピン35が固着されており、
このピン35は第2アーム25の曲げ部25aに形成し
たカム溝25aに摺動自在に嵌合して、トップカバー
34をカム溝25aに沿って支持している。更に、ト
ップカバー34の案内片34d,34eの内側には案内
溝34d,34eがほぼ平行に下方に向かって形成
されており、これらの案内溝34d,34eには側
板21bから外側に向かって突出したピン36,37が
夫々摺動自在に嵌合しており、トップカバー34を側板
21b,21cの後方上端部21b,21cに対し
て矢印Z,Z方向にほぼ平行に案内するようになっ
ている。
【0045】そして、トップカバー34が矢印Z方向
にほぼ平行に上動している時には、後述するように、第
1,第2アーム24,25の反時計方向(矢印M
向)の回動によりホルダ21がネジリバネ31の付勢力
によって第1位置(カセット挿脱位置)に上動してい
る。この際、第2アーム25の反時計方向の回動と連動
して、トップカバー34の支持片34cに固着したピン
35が第2アーム25のカム溝25aの下端に至って
いるので、トップカバー34はカセット1の前蓋6の開
蓋途中時の最高位高さH(図2)に邪魔にならない高
さ位置まで持ち上げられ、トップカバー34の下面34
bとホルダ21の上板(上面)21dとの間の高さH
が蓋6の開蓋途中時の最高位高さHよりも少し高く設
定されて大きな隙間Sが形成されている。
【0046】一方、ここでの図示は省略するが、トップ
カバー34が矢印Z方向にほぼ平行に下動している時
には、後述するように、第1,第2アーム24,25の
時計方向の回動によりホルダ21がネジリバネ31の付
勢力に抗して第2位置(カセット装着位置)に下降し
て、トップカバー34の支持片34cに固着したピン3
5が第2アーム25のカム溝25aの下端に至ってい
るので、トップカバー34がほぼ前蓋6の開蓋完了時の
低い高さH(図2)位置まで下降して、トップカバー
34とホルダ21の上板(上面)21dとの間にはほと
んど隙間が形成されない状態となっている。この際、ト
ップカバー34の上面34aは、押圧用のトップカバー
33の上面33aとほぼ同一高さとなるよう構成されて
いる。
【0047】次に、上記構成による第1実施例のカセッ
ト装着装置の動作について図5乃至図7を併用して説明
する。
【0048】図5(A)〜(C)はホルダ21にカセッ
ト1が挿入されていない状態でのホルダ21の動作を示
した図であり、(A)はホルダ21が第1位置に至った
状態を示し、(B)はホルダ21が第1位置から第2位
置に移動する途中状態を示し、(C)はホルダ21が第
2位置に至った状態であり且つ初期状態を示している。
また、図6(A)〜(C)は第1位置に至ったホルダ2
1にカセット1が挿入され、前蓋6が開蓋する状態を示
した図であり、(A)は前蓋6の閉蓋状態を示し、
(B)は前蓋6の開蓋途中状態を示し、(C)は前蓋6
の開蓋完了状態を示している。また、図7(A)〜
(C)はホルダ21にカセット1が挿入された状態での
ホルダ21の動作を示した図であり、(A)はホルダ2
1が第1位置に至った状態、(B)はホルダ21が第1
位置から第2位置に移動する途中状態を示し、(C)は
ホルダ21が第2位置に至った状態を示している。
【0049】まず、図5において、装置20A及び装置
本体10が使用される前の初期状態は図5(C)に示し
た状態であり、装置20Aのホルダ21が装置本体10
の外に突出することなく、装置本体10内に収納されて
おり、押圧用のトップカバー33及びトップカバー34
が装置本体10側の天板19とほぼ同一高さとなって外
装を形成している。ここで、装置本体10側をイジエク
ト操作すると、第1,第2アーム24,25がネジリバ
ネ31の付勢力により回動支点27,29を中心に反時
計方向(矢印M方向)に回動するので、ホルダ21が
第1,第2アーム24,25の平行リンク状の姿勢保持
手段を介してほぼ平行状態を保ちながら図5(B)の状
態を経由して図5(A)の位置まで上動し、ホルダ21
はカセット1を挿入又は離脱する第1位置(カセット挿
脱位置)に至る。
【0050】ここで、ホルダ21が第1位置に至った時
には、第2アーム25の反時計方向の回動と連動して、
第2アーム25のカム溝25aに嵌合しているトップ
カバー34に固着したピン35がカム溝25aの上端
まで案内されているので、ホルダ21の側板21bに固
着したピン36,37に沿ってトップカバー34に形成
した案内溝34d,34eが案内されて、トップカ
バー34が矢印Z方向にほぼ平行に持ち上げられ、ホ
ルダ21の上板(上面)21dとホルダトップカバー3
4の下面34bとの間に大きな隙間Sが形成される。
【0051】この図5(A)に示したホルダ21が第1
位置に在る時に、カセット1を矢印X方向にホルダ2
1に挿入すると、図6(A)の状態に至る。
【0052】図6(A)に示した如く、ここでは第1位
置に在るホルダ21に挿入されたカセット1の前蓋6が
閉蓋状態であり、前蓋6の下端に形成したテーパ部6a
がホルダ21の内側面後方に形成した前蓋開蓋部材3
2の弓形状カム面32aの下端に当接する。
【0053】次に、図6(B)に示した如く、第1位置
に在るホルダ21に挿入されたカセット1を更に矢印X
方向に押し込むと、カセット1の挿入動作に伴って、
前蓋6のテーパ部6aが前蓋開蓋部材32の弓形状カ
ム面32aに摺接しながら上方に移動するので、図示の
ように前蓋6が軸6cを中心に反時計方向に開蓋しな
がら開蓋途中状態まで至る。尚、前蓋6と連動して一体
的に開蓋する後蓋7及び上蓋8の説明は先の説明を参照
されたい。この前蓋6の開蓋途中では、前蓋6がカセッ
ト1の上面1aに対して最高位高さH(図2)に達す
るものの、既にトップカバー34は上動していて下面3
4b側に大きな隙間Sが形成されているので、前蓋6
の開蓋途中時の最高位高さH(図2)対してに邪魔に
ならない。
【0054】次に、図6(C)に示した如く、第1位置
に在るホルダ21に挿入されたカセット1をより更に矢
印X方向に押し込むと、前蓋6のテーパ部6aが前
蓋開蓋部材32の弓形状カム面32aに摺接しながら更
に上方に移動するので、図示のように前蓋6が開蓋完了
状態まで至ると共に、カセット1の挿入が完了する。こ
の前蓋6の開蓋完了時には、前蓋6がカセット1の最高
位高さH(図2)よりも低い高さH(図2)位置ま
で下降して、トップカバー34の下面34b側には再び
大きな隙間Sが形成される。
【0055】この図6(C)に示した状態は、図7
(A)に示した状態と同一状態であり、以下、図7を用
いて第1位置に在るホルダ21を第2位置まで下動する
動作を説明する。
【0056】図7(A)に示した如く、カセット1がホ
ルダ21内に挿入完了されると、押圧用のトップカバー
33の上面33aを下方(矢印Z方向)に押圧する。
【0057】次に、図7(B)に示した如く、トップカ
バー33の押圧動作により、第1,第2アーム24,2
5がネジリバネ31の付勢力に抗しながら回動支点2
7,29を中心に時計方向(矢印M方向)に回動する
ので、ホルダ21がほぼ平行状態を保ちながら下動す
る。この時、第2アーム25の時計方向の回動と連動し
て、トップカバー34に固着したピン35が第2アーム
25のカム溝25aに沿って下方に案内されるので、
ホルダ21の側板21bに固着したピン36,37に沿
ってトップカバー34に形成した案内溝34d,34
が案内されて、トップカバー34が矢印Z方向に
ほぼ平行に下降する。
【0058】そして、図7(C)に示した如く、ホルダ
21が更に下降すると、ホルダ21内に挿入されたカセ
ット1が装置本体10の所定のカセット装着位置となる
第2位置に至る。この時、ホルダ21は図示しないホル
ダロック手段に係止されていることは言うまでもない。
また、ホルダ21が第2位置に在る時には、トップカバ
ー34がほぼ前蓋6の開開蓋完了時の低い高さH(図
2)位置まで下降して、トップカバー34とホルダ21
の上板(上面)21dとの間にはほとんど隙間が形成さ
れない状態となる。このように、トップカバー34は第
2アーム25の回動と連動して上下動され、言い換える
と、ホルダ21の上下動に連動してトップカバー34が
上下動する構成になっている。
【0059】従って、ホルダ21が第2位置に在る時に
は、押圧用のトップカバー33及びトップカバー34が
装置本体10側の天板19とほぼ同一高さとなって外装
を形成し、この時の装置20A及び装置本体10の高さ
は、従来例よりも低い高さHに設定できるので、装置
20A及び装置本体10の小型化を達成することができ
る。
【0060】尚、実施例では、カセット1の前蓋6を開
蓋する手段として、前蓋開蓋部材32をホルダ21内に
設けたが、これに限ることなく、従来例と同様に装置本
体10側に前蓋開蓋部材を固定してホルダ21の第2位
置への下動と協働して前蓋6を開蓋する方法でも良く、
この場合にはトップカバー34が矢印Z2向へ下降す
るタイミングを実施例より少し遅らせて、前蓋6の開蓋
途中時の最高位高さH(図2)に至った後に、トップ
カバー34が下降するよう第2アーム25のカム溝25
の形状を形成すれば良い。
【0061】<第2実施例のカセット装着装置>図8は
本発明に係わる第2実施例のカセット装着装置を説明す
るための斜視図、図9及び図10は同第2実施例のカセ
ット装着装置の動作を説明するための側面図である。
【0062】図8に示した第2実施例のカセット装着装
置40A(以下、装置40Aとも記す)は、先に図3を
用いて説明した磁気記録及び/又は再生装置10(以
下、装置本体10とも記す)に取り付けた第1実施例の
カセット装着装置20A(以下、装置20Aとも記す)
に置換して装置本体10の前面側のほぼ同一位置に設置
したものである。また、第2実施例の装置40Aは、第
1実施例の装置20Aと同様に、磁気テープを収納した
カセットの前蓋が開蓋途中でカセットの上面に対して最
高位高さに至り、開蓋完了時に最高位高さよりも低い高
さ位置に保持されたカセットを適用するよう構成されて
おり、実施例では前述したカセット1を用いている。
【0063】この第2実施例の装置40Aでは、説明の
便宜上、第1実施例の装置20Aと同一構成部材に対し
て同一の符号を付して必要に応じて適宜説明し、且つ、
第1実施例の装置20Aと異なる構成部材に対して新た
な符号を付して説明する。
【0064】図8に示した第2実施例のカセット装着装
置40Aにおいて、第1実施例と異なる点を中心に説明
すると、第1実施例の上側の第2アーム部材(アーム)
25,25に置換して第2アーム部材41,41(以
下、第2アーム部材41,41と記す)がホルダ21の
側板21b,21cと、ホルダ支持部材23の側板23
b,23cとの間に対称に連結され、且つ、下側の第1
アーム24,24と上側の第2アーム41,41とは連
結区間内でほぼ平行に連結されて平行リンク状に構成さ
れている。ここでの上側の第2アーム41,41は、第
1実施例における上側の第2アーム25,25の一端側
の形状が異なっている。
【0065】即ち、上側の第2アーム41は、ホルダ2
1の側板21b側の一端が外側に突出するように折り曲
げられて曲げ部41aが形成され、この曲げ部41aの
内側にピン43が固着されており、更に曲げ部41aの
下方は第1アーム24とほぼ平行に平坦な長尺板状に形
成されている。また、第2アーム41,41は、第1実
施例と同様にネジリバネ31,31に付勢されてホルダ
21を常に第1位置(カセット挿脱位置)方向,図示で
は上方に付勢していると共に、シャフト29により左右
の位相合わせが行われている。
【0066】ここで、第2実施例の要部について説明す
ると、ホルダ21の上板(上面)21d側には、トップ
カバー42がホルダ21の側板21b,21cの後方上
端部21b,21c及び上板24dに対して矢印R
,R方向に回動自在に設けられている。
【0067】即ち、トップカバー42は、樹脂材などを
用いて上面42a側が装置本体10の外装の一部を構成
するよう形成されている共に、奥行き寸法が側板21
b,21cの奥行き寸法より一回り大きく形成され、横
巾寸法は上板21dの巾寸法より一回り大きく形成され
て第1,第2アーム24,41などの部材が見えにくい
ようにカバーしている。また、トップカバー42の裏面
42b側でホルダ21の側板21b,21cの外側に
は、一対の支持片42c,42cが互いに対向して下方
に夫々突出形成されている。これらの支持片42c,4
2cの後方は、第1実施例で説明した側板21b,21
c間に横架した補強用シャフト22を共用して回動支持
され、トップカバー42が側板21b,21cの後方上
端部21b,21c及び上板24dに対して矢印R
,R方向に回動自在となっている。
【0068】ここで図示の都合上、右側について説明
し、右側と対称な左側については説明を省略する。上記
トップカバー42の支持片42cにはカム溝42c
形成されており、このカム溝42cに第2アーム41
の曲げ部41aに固着したピン43が嵌合して、トップ
カバー42の矢印R,R方向の回動を案内してい
る。また、トップカバー42の上面42aを手動などに
より矢印Z方向に押圧することにより、ホルダ21が
ネジリバネ31の付勢力に抗しながら第1位置(カセッ
ト挿脱位置)から第2位置(カセット装着位置)方向に
下動するようになっている。
【0069】そして、トップカバー42が補強用シャフ
ト22を中心に矢印R方向に回動している時には、第
1実施例で述べたように、第1,第2アーム24,41
の反時計方向の回動によりホルダ21がネジリバネ31
の付勢力によって第1位置(カセット挿脱位置)に至っ
ている。この際、第2アーム41の曲げ部41aに固着
したピン43がトップカバー42の支持片42cに形成
したカム溝42cの左端に至っているので、トップカ
バー42はカセット1の前蓋6の開蓋途中時の最高位高
さH(図2)に邪魔にならない高さ位置まで補強用シ
ャフト22を中心に回動して持ち上げられ、トップカバ
ー42の下面42bとホルダ21の上板(上面)21d
との間に大きな隙間Sが形成されている。
【0070】一方、ここでの図示は省略するが、トップ
カバー42が補強用シャフト22を中心に矢印R方向
に回動している時には、第1実施例で述べたように、第
1,ルダ21がネジリバネ31の付勢力に抗して第2位
置(カセット装着位置)に至り、これにより第2アーム
41の曲げ部41aに固着したピン43がトップカバー
42の支持片42cに形成したカム溝42cの右端に
至っているので、トップカバー42がほぼ前蓋6の開蓋
完了時の低い高さH(図2)位置まで下降して、トッ
プカバー42との下面42bとホルダ21の上板(上
面)21dとの間には隙間がほとんど形成されない状態
となっている。
【0071】次に、上記構成による第2実施例のカセッ
ト装着装置40Aの動作について図9及び図10を用い
て簡略に説明する。
【0072】図9(A),(B)はホルダ21にカセッ
ト1が挿入されていない状態でのホルダ21の動作を示
した図であり、(A)はホルダ21が第1位置に至った
状態を示し、(B)はホルダ21が第2位置に至った状
態であり且つ初期状態を示している。また、図10
(A),(B)はホルダ21にカセット1が挿入された
状態でホルダ21の動作を示した図であり、(A)はホ
ルダ21が第1位置に至った状態で且つ前蓋6が開蓋途
中の状態を示し、(B)はホルダ21が第2位置に至っ
た状態を示している。
【0073】図9(A)に示したホルダ21が第1位置
に至った時には、第2アーム41の反時計方向(矢印M
方向)の回動と連動して第2アーム41に固着したピ
ン43がトップカバー42に形成したカム溝42c
左端に至っているので、トップカバー42はカセット1
の前蓋6の開蓋途中時の最高位高さH(図2)に邪魔
にならない高さ位置まで補強用シャフト22を中心に回
動して持ち上げられ、トップカバー42の下面42bと
ホルダ21の上板(上面)21dとの間に大きな隙間S
が形成される。この状態でカセット1を挿入し、図1
0(A)に示したように、カセット1の前蓋6が図示の
如く開蓋途中の最高位高さH(図2)を経由して低い
高さH(図2)位置で開蓋完了すると共に、カセット
1の挿入が完了する。その後、トップカバー42の上面
42aが矢印Z方向に押圧されて、ホルダ21が第1
位置から第2位置に下降する。ホルダ21の下降時に第
2アーム41が時計方向(矢印M方向)に回動するの
で、この動作と連動して第2アーム41に固着したピン
43がトップカバー42に形成したカム溝42cの右
端に至り、トップカバー42が補強用シャフト22を中
心に矢印R方向に回動し、トップカバー42が前蓋6
のほぼ開蓋完了時の低い高さH(図2)位置まで下降
する。従って、トップカバー42が装置本体10側の天
板19とほぼ同一高さとなって外装を形成し、この時の
装置40A及び装置本体10の高さHは第1実施例と
ほぼ同寸法に設定でき、装置20A及び装置本体10の
小型化を達成することができる。
【0074】<第3実施例のカセット装着装置>図11
は本発明に係わる第3実施例のカセット装着装置を適用
したカセットアダプタ装置を説明するための平面図、図
12は同第3実施例のカセット装着装置の動作を説明す
るための側面図である。
【0075】第3実施例のカセット装着装置20Bは、
大型(標準型)カセットよりも小型のカセットに先に説
明したカセット構成を用い、この小型カセットを大型
(標準型)カセット用の磁気記録及び/又は再生装置に
使用する際に用いる大型(標準型)カセットと同一の前
面テープパスPを形成するよう構成したカセットアダプ
タ装置(装置本体)50に第1実施例のカセット装着装
置20Aを適用したものである。
【0076】また、変形例の第3実施例のカセット装着
装置40Bは、第2実施例のカセット装着装置40Aに
おける構成をそのまま採用し、大型(標準型)カセット
と同一の前面テープパスPを形成するよう構成したカセ
ットアダプタ装置(装置本体)50に適用したものであ
るが図示を省略する共に、説明を省略する。
【0077】尚、この第3実施例のカセット装着装置2
0Bでは、説明の便宜上、第1実施例のカセット装着装
置20Aと同一構成部材に対して同一の符号を付して必
要に応じて適宜説明し、且つ、第1実施例の装置20A
と異なる構成部材に対して新たな符号を付して説明す
る。また、説明の便宜上、小型に構成したカセットを以
下、小型カセット1Bと付して説明するが、この小型カ
セット1Bは先に説明したカセット1と構成が全く同一
である。
【0078】図11に示したカセットアダプタ装置50
において、外装を構成する箱体51は大型(標準型)カ
セットの外形寸法とほぼ同等に直方形状に形成されてい
る。また、箱体51の内部で底板51aには、小型カセ
ット1B内の磁気テープ2を前面51bに沿って大型
(標準型)カセットと同一の前面テープパスPに形成す
るためのテープローディグアーム52,56が左右に別
れて回動自在に支持されている。
【0079】テープローディグアーム52は供給側に設
けられ、一端に磁気テープ2を引き出すためのテープ案
内部材53,54が立設され、他端が軸55を介して回
動自在に支持されている。一方、テープローディグアー
ム56は巻取側に設けられ、一端に磁気テープ2を引き
出すためのテープ案内部材57が立設され、他端が軸5
8を介して回動自在に支持されている。
【0080】また、本発明に係わる第3実施例のカセッ
ト装着装置20Bは、箱体51内のほぼ中央部に一体的
に組み立てられた状態で取り付けられている。
【0081】即ち、ホルダ21を支持するホルダ支持部
材23が、テープローディグアーム51,52などに支
障のないように底板51aと連接した後面51c側、即
ち、ホルダ21のカセット挿入又は離脱用のカセット挿
脱口21f側に固定されていることを特徴としている。
その他は先に説明した第1実施例のカセット装着装置2
0Aと同一構成であるので説明を省略する。
【0082】また、第3実施例のカセット装着装置20
Bの動作は、図12にホルダ21に小型カセット1Bが
挿入された状態でのホルダ21の動作を示しており、
(A)はホルダ21が第1位置に至った状態、(B)は
ホルダ21が第2位置に至った状態を示している。ここ
での動作も第1実施例のカセット装着装置20Aの動作
と同一であるので詳述を省略する。従って、小型カセッ
ト1Bをカセットアダプタ装置50に装着し、大型(標
準型)カセット用の磁気記録及び/又は再生装置に使用
する場合、カセットアダプタ装置50の高さHは、大
型(標準型)カセットの厚みと同一にする必要がある
が、小型カセット1Bと大型(標準型)カセットのテー
プ巾は同じであり、小型カセット1Bの開蓋動作やカセ
ットアダプタ装置50のホルダ21などの厚みを考慮す
ると、カセットアダプタ装置50の高さHを大型(標
準型)カセットの厚みと同一にすることが設計上困難で
あったが、上記のような構成とすることにより可能とな
った。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるカセット装
着装置によると、カセット筐体内に張架された磁気テー
プを保護するための前蓋を回動自在に設け、前蓋の開蓋
動作時のカセット筐体上面よりの高さ位置が開蓋完了時
に対して開蓋途中で最高位となるよう構成したカセット
を用いて、ホルダの上面に設けたトップカバーを、ホル
ダの上下動と連動して上下動せしめ、ホルダが第1位置
(カセット挿脱位置)に在る時には上昇して前蓋の開蓋
動作の邪魔にならないようにホルダ上面とトップカバー
との隙間を大とし、ホルダが第2位置(カセット装着位
置)に在る時にはほぼ前蓋の高さ位置が開蓋完了時の高
さ位置まで下降してホルダ上面とトップカバーとの隙間
小としたため、カセット装着装置の小型化を達成するこ
とができ、カセットアダプタ装置の高さを大型(標準
型)カセットの厚みに設定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1〜第3実施例のカセット装
着装置に適用されるカセットを一部分解して示した斜視
図である。
【図2】同カセットの前蓋,後蓋,上蓋の開蓋動作を説
明するための側面図である。
【図3】本発明に係わる第1実施例のカセット装着装置
を適用した磁気記録及び/又は再生装置を説明するため
の平面図である。
【図4】本発明に係わる第1実施例のカセット装着装置
を説明するための斜視図である。
【図5】同第1実施例のカセット装着装置の動作を説明
するための側面図である。
【図6】同第1実施例のカセット装着装置の動作を説明
するための側面図である。
【図7】同第1実施例のカセット装着装置の動作を説明
するための側面図である。
【図8】本発明に係わる第2実施例のカセット装着装置
を説明するための斜視図である。
【図9】同第2実施例のカセット装着装置の動作を説明
するための側面図である。
【図10】同第2実施例のカセット装着装置の動作を説
明するための側面図である。
【図11】本発明に係わる第3実施例のカセット装着装
置を適用したカセットアダプタ装置を説明するための平
面図である。
【図12】同第3実施例のカセット装着装置の動作を説
明するための側面図である。
【図13】従来のカセット装着装置を示した図である。
【符号の説明】
1…カセット、1B…小型カセット、2…磁気テープ、
3…カセット筐体、3a…前面、3f…上面、6…前
蓋、10…磁気記録及び/又は再生装置(装置本体)、
20A…第1実施例のカセット装着装置、20B…第3
実施例のカセット装着装置、21…ホルダ、21b,2
1c…側板、21d…上面(上板)、23…ホルダ支持
部材、24…第1アーム部材(第1アーム)、25…第
2アーム部材(第2アーム)、 34…トップカバー、
40A…第2実施例のカセット装着装置、40B…第3
実施例のカセット装着装置、41…第2アーム部材(第
2アーム)、42…トップカバー、50…カセットアダ
プタ装置(装置本体)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット筐体内に張架された磁気テープを
    保護するための前蓋を回動自在に設けると共に、前記前
    蓋の開蓋動作時のカセット筐体上面よりの高さ位置が開
    蓋完了時に対して開蓋途中で最高位となるカセットが装
    着され、 前記カセットを挿脱する第1位置と、挿入された前記カ
    セットを所定のカセット装着位置に装着する第2位置と
    の間を上下動するホルダと、 前記ホルダの上面に設けた装置側の外装の一部を構成す
    るトップカバーと、 一端を前記ホルダの両側板に支持すると共に、他端を装
    置本体のカセット挿脱側位置に支持し、前記ホルダを第
    1位置と第2位置間で上下動させる左右一対のアーム部
    材と、 前記ホルダの上下動時の姿勢をほぼ水平状態に保持する
    姿勢保持手段とを備えたポップアップ式のカセット装着
    装置であって、 前記ホルダ上面に設けたトップカバーを、前記ホルダの
    上下動と連動して上下動せしめ、前記ホルダが第1位置
    に在る時には上昇して前記前蓋の開蓋動作の邪魔になら
    ないように前記ホルダ上面と前記トップカバーとの隙間
    を大とし、前記ホルダが第2位置に在る時にはほぼ前記
    前蓋の開蓋完了時の高さ位置まで下降して前記ホルダ上
    面と前記トップカバーとの隙間小としたことを特徴とす
    るカセット装着装置。
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