JPH0869650A - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

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JPH0869650A
JPH0869650A JP22732594A JP22732594A JPH0869650A JP H0869650 A JPH0869650 A JP H0869650A JP 22732594 A JP22732594 A JP 22732594A JP 22732594 A JP22732594 A JP 22732594A JP H0869650 A JPH0869650 A JP H0869650A
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JP
Japan
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cassette
lid
holder
tape
cassette holder
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JP22732594A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okunishi
剛 奥西
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムと対向してカセット挿脱口を形成
したカセットホルダに挿入したテープカセットのリール
ロック部材,蓋ロック部材をロック解除する。 【構成】 カセット装着装置20は、テープカセット1
を装着するためのカセットホルダ22が上方のカセット
挿脱位置と下方のカセット装着位置との間をスライドベ
ース21に回動自在に支持されながら往復動自在(上下
動自在)なポップアップ式に設けられ、且つ、テープカ
セット1を挿脱するためのカセット挿脱口22fが回転
ドラム12と対向する側に開口されている。そして、テ
ープカセット1を挿入したカセットホルダ22のカセッ
ト装着位置への下動と協働して、リールロック解除ピン
25によりテープカセット1内のリールロック部材5に
よる一対のリール4A,4Bへのロックを解除し、且
つ、蓋ロック解除部材32による前蓋6へのロックを解
除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置本体
に適用されるカセット装着装置であって、とくに、回転
ドラムと対向してカセット挿脱口を形成したカセットホ
ルダをポップアップ式に設けたカセット装着装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・テープレコーダなどの磁気記録
再生装置本体(以下、装置本体と記す)に適用されるカ
セット装着装置には各種の構造形態があるが、この種の
カセット装着装置の従来例として、図9に示したような
ポップアップ式のカセット装着装置がある。一般的、ポ
ップアップ式のカセット装着装置とは、カセット筐体内
に磁気テープを収納したテープカセットを挿入又は離脱
するためのカセットホルダが装置本体から上方に突出し
たカセット挿脱位置にあり、且つ、テープカセットを挿
入したカセットホルダが下動することにより、テープカ
セットを装置本体内の所定のカセット装着位置に装着す
る構成となっているものである。
【0003】図9は従来のカセット装着装置を示した側
面図であり、(A)はカセット挿脱位置での状態を示し
た図,(B)は所定のカセット装着位置での状態を示し
た図である。
【0004】即ち、図9(A),(B)に示した従来の
カセット装着装置100 は、磁気記録再生装置本体120
(以下、装置本体120 と記す)のシャーシベース121 上
で、且つ、装置本体120 の前面側に固定設置されてい
る。上記カセット装着装置100 (以下、装着装置100 と
記す)では、カセットホルダ101 の左右両側101a,101b
を夫々一対の第1,第2アーム102 ,103 の一端に軸10
4 ,105 を介して回動自在に支持させ、且つ、第1,第
2アーム102 ,103 の他端をシャーシベース121 上に固
定したホルダ支持部材106 に軸107 ,108 を介して回動
自在に支持させている。また、第1,第2アーム102 ,
103 間には引張バネ109 が張架されており、この引張バ
ネ109 によりカセットホルダ101 が上昇方向に付勢され
ている。また、ここでは、例えばVHS方式などの標準
型のテープカセット130 が用いられている。
【0005】従って、図9(A)に示したように、第
1,第2アーム102 ,103 が軸107 ,108 を中心に反時
計方向に回動すると、カセットホルダ101 は引張バネ10
9 の付勢力により装置本体120 の天板122 の上方に突出
してカセット挿脱位置に至り、このカセット挿脱位置で
カセットホルダ101 の前方に開口したカセット挿脱口10
1cからテープカセット130 が矢印方向に挿入されたり、
又は離脱される。
【0006】ここでは、カセットホルダ101 のカセット
挿脱口101cが、回転ドラム124 から離れてカセットホル
ダ101 の前方側に開口されているので、テープカセット
130のカセットホルダ101 への挿入動作と協働して、カ
セットホルダ101 内に固着した蓋ロック解除部材101dで
テープカセット130 の側面に設けた蓋ロック部材131に
よる前蓋132 へのロックが解除されている。この際、蓋
ロック部材131 はテープカセット130 の巾方向に移動自
在なため、カセットホルダ101 内に固着した蓋ロック解
除部材101dでロックを解除できる。
【0007】一方、テープカセット130 をカセットホル
ダ101 に挿入した後、カセットホルダ101 の上面101e
に固定したトップカバー110 を手動などにより上方から
押圧すると、第1,第2アーム102 ,103 が引張バネ10
9 に抗しながら軸107 ,108を中心に時計方向に回動す
るので、カセットホルダ101 は図9(B)に示したよう
にホルダロック手段(図示せず)を介して所定のカセッ
ト装着位置に至る。この際、カセットホルダ101 はカセ
ット挿脱位置と所定のカセット装着位置との間を第1,
第2アーム102 ,103 によりシャーシベース121 に対し
て略平行に上下動され、且つ、カセットホルダ101 の下
動時に、ロック解除された前蓋132 が装置本体120 内に
固定した前蓋開蓋部材123 に当接するこにより、前蓋13
2 が開蓋される。
【0008】また、テープカセット130 と一体にカセッ
トホルダ101 が所定のカセット装着位置まで略平行に下
動され、ここでシャーシベース121 上に固着したリール
ロック解除ピン126 でテープカセット130 内のリールロ
ック部材134 による一対のリール(図示せず)へのロッ
クを解除している。その後、所定のカセット装着位置で
はカセットホルダ101 のカセット挿脱口101cと対向して
奥方に開口したテープ引き出し口101f側からテープカセ
ット130 内の磁気テープ133 が図示しないテープローデ
ィング部材を介してシャーシベース121 上の奥方に設け
た回転ドラム124 に螺旋状に巻き付けられ、回転ドラム
124 と一体に回転する磁気ヘッド125 で記録再生が行わ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の装着装置100 は、モータなどの駆動源を用いること
なく、カセットホルダ101 に挿入したテープカセット13
0 をカセット挿脱位置と所定のカセット装着位置との間
で確実に往復動自在に上下動できるものの、カセットホ
ルダ101 は前方にカセット挿脱口101cを開口し、このカ
セット挿脱口101cと対向して奥方にテープ引き出し口10
1fを開口し、即ち、前後2面を開口した構造を採用して
いるので、上下左右4面で矩形状に形成しなければなら
ず、これによりカセットホルダ101 の剛性が得にくい。
【0010】また、カセットホルダ101 は装置本体120
のシャーシベース121 上に支持されているため、装置本
体120 の奥行き寸法が長くなってしまい、装置本体120
の小型化が困難になっている。
【0011】更に、カセットホルダ101 をポップアップ
式に構成する際、カセットホルダ101 をシャーシベース
121 に対して略平行に上下動できるようカセットホルダ
101の左右に第1,第2アーム102 ,103 を夫々取り付
けているので、計4本のアームを必要とし、構造がやや
複雑であると共に、ガタツキなどが発生し易いなどの問
題がある。
【0012】そこで、ポップアップ式のカセット装着装
置において、カセットホルダの剛性を高め、且つ、簡単
な構造でカセットホルダをポップアップ式に構成すると
共に、テープカセットを小型化して磁気記録再生装置本
体の奥行き寸法を小さく設定できる構造形態が望まれて
いる。この際、小型のテープカセットと、小型の磁気記
録再生装置本体に適用できるカセット装着装置を開発す
るに当たって、テープカセット内のリールロック部材に
よる一対のリールへのロックを解除する機構と、テープ
カセットの側面に設けた蓋ロック部材による前蓋へのロ
ックを解除する機構とは、上記した従来のようなシャー
シベース121 に固定したリールロック解除ピン126 ,カ
セットホルダ101内に固着した蓋ロック解除部材101dを
そのまま投入することができ得ず、夫々新たな機構が要
求されている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、一対のリールに
巻回した磁気テープをカセット筐体内に収納すると共
に、前記一対のリール間にリールロック部材を設け、非
装着時に前記リールロック部材により前記一対のリール
をロックしたテープカセットを用い、このテープカセッ
トを回転ドラムを有した磁気記録再生装置本体に装着す
るためのカセットホルダを、前記装置本体より突出した
カセット挿脱位置と、前記装置本体内のカセット装着位
置との間で往復動自在にポップアップ式に設けたカセッ
ト装着装置において、前記回転ドラムと対向する側にカ
セット挿脱口を開口し、且つ、底板より下方に突起部を
突出形成したカセットホルダと、前記カセットホルダを
カセット挿脱位置とカセット装着位置との間で回動自在
に支持するベースと、前記ベース上に設けた一対のリー
ル台間に移動自在に設けられ、前記カセットホルダの突
起部と係合する係合部を有すると共にリールロック解除
部材を有した保持板とを具備してなり、前記テープカセ
ットを挿入した前記カセットホルダのカセット装着位置
への回動に協働して、該カセットホルダの突起部を前記
保持板の係合部に係合させて、該保持板を介して前記リ
ールロック解除部材を前記リールロック部材による前記
一対のリールへのロックを解除する方向に移動させたこ
とを特徴とするカセット装着装置である。
【0014】また、第2の発明は、一対のリールに巻回
した磁気テープをカセット筐体内に収納すると共に、こ
のカセット筐体の前方部位に磁気テープ保護用の蓋を開
閉自在に設け、非装着時に前記カセット筐体の側面に設
けた蓋ロック部材により前記蓋をロックしたテープカセ
ットを用い、このテープカセットを回転ドラムを有した
磁気記録再生装置本体に装着するためのカセットホルダ
を、前記装置本体より突出したカセット挿脱位置と、前
記装置本体内のカセット装着位置との間で往復動自在に
ポップアップ式に設けたカセット装着装置において、前
記回転ドラムと対向する側にカセット挿脱口を開口し、
且つ、側面に蓋ロック解除部材を移動自在に設けたカセ
ットホルダと、前記カセットホルダをカセット挿脱位置
とカセット装着位置との間で回動自在に支持するベース
とを具備してなり、前記テープカセットを挿入した前記
カセットホルダのカセット装着位置への回動に協働し
て、該カセットホルダの蓋ロック解除部材を前記蓋ロッ
ク部材による前記蓋へのロックを解除する方向に移動さ
せたことを特徴とするカセット装着装置である。
【0015】
【実施例】以下に本発明に係わるカセット装着装置の一
実施例を図1乃至図8を参照して<テープカセット>,
<カセット装着装置の構成>,<カセット装着装置の動
作>の順に詳細に説明する。
【0016】<テープカセット>図1は本発明に係わる
カセット装着装置に適用されるテープカセットを説明す
るための図であり、(A)はテープカセットを一部分解
して示した斜視図,(B)は前蓋,後蓋,上蓋が開蓋し
た状態を示した側面図である。
【0017】本発明に係わるカセット装着装置を説明す
る前に、ここで適用されるテープカセットについて、図
1を用いて説明する。
【0018】図1(A),(B)に示したテープカセッ
ト1は、小型化されて本発明に係わるカセット装着装置
20(図2)に適用できるよう構成されており、且つ、
記録媒体としてテープ巾を略1/4インチに形成した薄
手のメタルテープなどの磁気テープ2を用い、この磁気
テープ2を閉蓋時に前蓋6,後蓋7,上蓋8で密閉状態
で保護すると共に、開蓋時に前蓋6,後蓋7,上蓋8を
カセット筐体3の天面3fの上方で略平行な姿勢で保持
するよう構成したものである。
【0019】即ち、図1(A)に示したテープカセット
1において、磁気テープ2は直方形状のカセット筐体3
内に設けた一対のリール4A,4Bに巻回して収納され
ている。そして、図示右側の供給リール4Aに巻回した
磁気テープ2は、カセット筐体3の前面3a側に形成し
た磁気テープ引き出し用のローディングポケット3a
に沿って張架されながら図示左側の巻取リール4Bに巻
取られている。
【0020】また、カセット筐体3内の後方部位側で、
且つ、供給リール4Aと巻取リール4Bとの間には、リ
ールロック部材5がカセット筐体3の奥行き方向に向か
って移動自在に設けられている。このリールロック部材
5にはカセット筐体3の前方部位に向けてロック爪5
a,5aが突出形成されている。そして、テープカセッ
ト1のカセット装着装置20(図2)への非装着時に
は、リールロック部材5のロック爪5a,5aが、図示
しない圧縮バネに付勢されてカセット筐体3の前方に移
動することにより、供給リール4A及び巻取リール4B
をロックして磁気テープ2の緩み防止が図られる一方、
後述するようにテープカセット1を挿入したカセットホ
ルダ22(図2)のカセット装着位置への回動と協働し
て、カセット装着装置20(図2)内に回動自在に設け
た保持板26上のリールロック解除部材25でリールロ
ック部材5による両リール4A,4Bへのロックが解除
されるようになっている。
【0021】また、カセット筐体3の前面3a側に形成
したローディングポケット3aに沿って張架された磁
気テープ2は、表面側の磁気記録面を覆うと共にローデ
ィングポケット3aの前方部位を覆う前蓋6と、ロー
ディングポケット3a内で裏面側の非磁気記録面を覆
う後蓋7と、ローディングポケット3aの上方部位を
覆う上蓋8とで閉蓋時に三角状に密閉した状態で保護さ
れている。
【0022】即ち、上記前蓋6は、前面6aの両側に側
面6b,6cが互いに対向して略コ字形に連接形成され
ており、これらの側面6b,6cに設けた軸(6
),6cがカセット筐体3の側面3b,3c側に
穿設した軸孔(3b),3cに回動自在に嵌合して
いる。これらの軸(6b),6cは、前蓋6をカセ
ット筐体3に対して矢印W,W方向に回動自在に支
持しており、前蓋6の閉蓋状態から前蓋6を矢印W
向に回動した時に前蓋6が開蓋するようになっている。
【0023】また、テープカセット1のカセット装着装
置20(図2)への非装着時には、カセット筐体3の側
面3cに軸3cを介して回動自在に支持した蓋ロック
部材9によって前蓋6が閉蓋するようになっており、こ
の前蓋6の閉蓋に伴って後蓋7,上蓋8が閉蓋するよう
になっている。上記蓋ロック部材9には、前蓋6の側面
6cをロックする蓋ロック部9aと、前蓋6のロックを
解除する蓋ロック解除部9bとが一体的に形成されてお
り、蓋ロック部材9はカセット筐体3の側面3cで奥行
き方向に向かって回動自在に支持されている。そして、
蓋ロック部材9の蓋ロック部9aが図示しないネジリバ
ネに付勢されて前蓋6の側面6cの内側に進入すること
により前蓋6が閉蓋される一方、後述するようにテープ
カセット1を挿入したカセットホルダ22(図2)のカ
セット装着位置への回動と協働して、カセットホルダ2
2に摺動自在に設けた蓋ロック解除部材32(図2)で
蓋ロック部材9による前蓋6へのロックが解除されるよ
うになっている。更に、ロック解除された前蓋6は、前
面6aの下端部6aをカセット装着装置20(図2)
内に設けた前蓋開蓋部21cに当接させて前蓋6が開
蓋できるようになっている。
【0024】また、上蓋8も上面8aの両側に側面8
b,8cが互いに対向して略コ字形に連接形成されてお
り、上面8aの前端両側に設けた軸8a,8aが前
蓋6の前面6aの上端両側に形成した軸孔(図示せず)
に回動自在に嵌合し、これにより上蓋8が前蓋6に連結
されている。また、上蓋8の側面8b,8cに設けた軸
(8b),8cがカセット筐体3の側面3b,3c
側に形成した案内溝(3b),3cに摺動自在に嵌
合している。これらの案内溝(3b),3cは、前
方斜辺3c31,上辺3c32,後方斜辺3c33が連
接形成されて略台形状に形成されており、上蓋8の開蓋
軌跡を案内している。
【0025】また、後蓋7は、その上面7dの支持部
(図示せず)に設けた軸7d,(7d)が上蓋8の
裏面8dから下方に突出した支持部8d,(8d
に形成した軸孔(図示せず)に回動自在に嵌合し、これ
により後蓋7が上蓋8に懸架状態で連結されている。ま
た、後蓋7の側面7b,(7c)に設けた軸7b
(7c)がカセット筐体3のローディングポケット3
の内側面3d,3eに形成した案内溝3d,(3
)に摺動自在に嵌合している。こららの案内溝3d
,(3e)は略S字状に形成されており、後蓋7の
開蓋軌跡を案内している。従って、前蓋6に上蓋8が連
結され、上蓋8に後蓋7が連結されているので、前蓋6
に対して後蓋7,上蓋8が連結されたことになる。
【0026】そして、図1(B)に示したようにテープ
カセット1の側面3c側で説明すると、テープカセット
1のカセット筐体3の背面3gを先頭にして、後述のカ
セットホルダ22(図2)のカセット挿脱口22fから
テープカセット1を挿入し、カセットホルダ22と一体
にテープカセット1がカセット挿脱位置から所定のカセ
ット装着位置に下動するに伴って、前蓋6が軸6c
中心に反時計方向(矢印W方向)に開蓋するので、前
蓋6と連結した後蓋7,上蓋8も一体的に連動して開蓋
される。これら3者6〜8の開蓋途中では、後蓋7に設
けた軸7cが略S字状に形成した案内溝3eに沿っ
て摺動し、上蓋8に設けた軸8cが略台形状に形成し
た案内溝3cに沿って摺動するので、開蓋完了時には
前蓋6の前面6aと上蓋8の上面8aとが略一直線とな
ってカセット筐体3の天面3fの上方に略平行に突出す
ると共に、前蓋6の裏面6d及び上蓋8の裏面8dと、
カセット筐体3の天面3fとの間に後蓋7が入り込む。
従って、開蓋時でもテープカセット1の高さを低く設定
できる。
【0027】<カセット装着装置の構成>図2は本発明
に係わるカセット装着装置を説明するための斜視図であ
る。
【0028】図2において、ビデオ・テープレコーダな
どの磁気記録再生装置本体(以下、装置本体と記す)1
0のメインべース11上の前面側には本発明に係わるカ
セット装着装置(以下、装着装置と記す)20が回転ド
ラム方向に移動自在なスライドベース(ベース)21上
に一体的に取り付けられており、この装着装置20の奥
方にはメインべース11上に設けた回転ドラム12が磁
気ヘッド13を搭載して回転自在に配設されている。ま
た、回転ドラム12の右方にはキャプスタン14が回転
自在に配設され、このキャプスタン14と図示しないピ
ンチローラとでテープカセット1内の磁気テープ2を挟
持走行している。
【0029】また、装着装置20は、テープカセット1
を装着するためのカセットホルダ22が装置本体10よ
り上方に突出したカセット挿脱位置と、装置本体10内
の所定のカセット装着位置との間をスライドベース21
に回動自在に支持されながら往復動自在(上下動自在)
なポップアップ式に設けられている。
【0030】即ち、上記装着装置20を一体的に取り付
けたスライドベース21は、板金部材などを用いて平坦
な底板21aに連接して左側板21b,右側板21cが
上方に向かって略直角に折り曲げ形成されており、且
つ、スライドベース21がメインべース11上を図示し
ないローディングモータの駆動力によってテープローデ
ィング時又はテープアンローディング時に奥行き方向
(矢印X,X方向)に摺動自在となっている。
【0031】また、スライドベース21の底板21a上
には、テープカセット1内の供給リール4A及び巻取リ
ール4Bを搭載するために一対のリール台23A,23
Bが回転可能に設けられている。
【0032】更に、スライドベース21の底板21a上
の前端部21a近傍で、且つ、一対のリール台23
A,23B間には、カセットホルダ22に挿入したテー
プカセット1内のリールロック部材5に対応して、本発
明の要部となるリールロック解除部材(以下、リールロ
ック解除ピンと記す)25が2股アーム状の保持板26
によって奥行き方向(矢印X,X方向)に移動自在
となっている。ここでは、保持板26の一方のアーム部
に係合部26aが形成され、他方のアーム部にリールロ
ック解除ピン25が上方に向かって立設されており、2
股アーム状の保持板26は軸27を中心にネジリバネ2
8によって反時計方向に付勢されながら回動自在に支持
されている。一方、カセットホルダ22の前板22b近
傍で、底板22aの裏面には突起部29が下方に向かっ
て突出形成されている。ここでは、突起部29としてピ
ンを固着しているが、底板22aを下方に切り起こし形
成した突起部29であっても良い。そして、後述するよ
うにテープカセット1を挿入したカセットホルダ22の
カセット装着位置への回動と協働して、カセットホルダ
22に設けた突起部29が2股アーム状の保持板26の
係合部26aに係合して、保持板26が軸27を中心に
ネジリバネ28に抗して時計方向に回動することによ
り、保持板26の上方に突出したリールロック解除ピン
25がテープカセット1内のリールロック部材5をロッ
ク解除方向に移動させるようになっている。この際、テ
ープカセット1はカセットホルダ22と一体に回動しな
がらカセット装着位置に至るので、保持板26を介して
テープカセット1の奥行き方向に略直線的に移動するリ
ールロック解除ピン25がテープカセット1内のリール
ロック部材5に容易に係合でき、リールロック部材5に
よる一対のリール4A,4Bへのロックを確実に解除で
きる構造になっている。
【0033】尚、実施例では、係合部26aと、リール
ロック解除ピン25とを備えた2股アーム状の保持板2
6を回動自在に構成したが、保持板26をテープカセッ
ト1の奥行き方向に略直線的に摺動自在に構成すること
も可能である。
【0034】次に、スライドベース21の左側板21b
と右側板21cとの内側には、カセットホルダ22が回
動自在に支持されながら上下動自在なポップアップ式に
設けられている。
【0035】上記カセットホルダ22は、板金部材など
を用いて略直方体形状に折り曲げ形成されており、平坦
な底板22aに連接して前板22b,左側板22c,右
側板22dが上方に向かって略直角に折り曲げ形成さ
れ、且つ、底板22aと対向する天板22eが左側板2
2cと右側板22dとの間に掛け渡されている。また、
カセットホルダ22の前板22bと対向し、且つ、回転
ドラム12と対向する側には、テープカセット1を挿入
したり、又はテープカセット1を離脱するためのカセッ
ト挿脱口22fがテープカセット1と略同等な大きさに
開口されている。
【0036】従って、例えば略直方体形状に折り曲げ形
成したカセットホルダ22は、6面のうち回転ドラム1
2側の1面だけをカセット挿脱口22fとして開口すれ
ば良いので、カセットホルダ22の剛性を高めることが
でき、且つ、カセットホルダ22がカセット挿脱位置と
カセット装着位置との間を回動(上下動)しても変形が
生じない構造に形成されていると共に、カセットホルダ
22がカセット装着位置に至った際にはカセットホルダ
22に挿入したテープカセット1内の磁気テープ2をカ
セット挿脱口22f側から回転ドラム方向に確実に引き
出すことができる。
【0037】また、カセットホルダ22のスライドベー
ス21への支持構造は、カセットホルダ22の左右側板
22c,22dの前方をスライドベース21の左右側板
21b,21cの前方で回動軸30,30を介して回動
自在に支持している。更に、カセットホルダ22の左側
板22cの後方には、“く字状”アーム31の一端が連
結され、このアーム31の他端はスライドベース21の
左側板21bに形成した上下動案内溝21bに摺動自
在に嵌合している。
【0038】一方、カセットホルダ22の右側板22d
には、本発明の要部となる蓋ロック解除部材32が“く
字状”アーム33と連結されてテープカセット1の奥行
き方向に向かって摺動自在に設けられている。ここで
は、三角状の蓋ロック解除部材32の上端部に“く字
状”アーム33の上端部がピン34を介して連結され、
且つ、“く字状”アーム33の中間部に固着したピン3
5とカセットホルダ22の右側板22dの中間部下方に
固着したピン36とが蓋ロック解除部材32に形成した
案内溝32a,32bに嵌合すると共に、“く字状”ア
ーム33の下端部に固着したピン37がスライドベース
21の右側板21cに形成した上下動案内溝21c
摺動自在に嵌合している。
【0039】従って、上記のようなカセットホルダ22
のスライドベース21への支持構造において、カセット
ホルダ22は図示しないネジリバネの付勢力によって前
方の回動軸30,30を中心として常に反時計方向に付
勢され、且つ、回転ドラム12と対向するカセットホル
ダ22のカセット挿脱口22f側を左右の“く字状”ア
ーム31,33により上下動させるようになっているた
め、構造が簡単で信頼性が高くなる。尚、左側の“く字
状”アーム31を用い無い場合でも、図示しないネジリ
バネの付勢力によってカセットホルダ22はカセット挿
脱位置まで上動し、右側の“く字状”アーム33でカセ
ット挿脱位置に保持されるようになっている。
【0040】また、テープカセット1を挿入したカセッ
トホルダ22のカセット装着位置への下動時には、“く
字状”アーム33と連動して蓋ロック解除部材32の先
端に屈曲形成した蓋ロック解除部32cが、テープカセ
ット1に設けた蓋ロック部材9の蓋ロック解除部9bに
係合して前蓋6のロックを解除する方向に移動するよう
になっている。このように、テープカセット1を挿入し
たカセットホルダ22のカセット装着位置への回動(下
動)と協働して、蓋ロック部材9による前蓋6のロック
を解除するよう構成した理由は、カセットホルダ22の
カセット挿脱口22fを回転ドラム12と対向して形成
したため、使用者がテープカセット1のカセット筐体3
の背面3gを先頭にして前蓋6側を持ちながらカセット
ホルダ22に挿入しても、前蓋6が開蓋しないので磁気
テープ2を傷つけることなく、テープカセット1の挿入
を安全に行うことができる。勿論、カセットホルダ22
からテープカセット1を離脱させる時も磁気テープ2を
傷つける心配がないので、装着位置20の信頼性を確保
できる。
【0041】更に、スライドベース21の右側板21c
の奥上部には、ロックを解除された前蓋6を開蓋するた
めの前蓋開蓋部21cが内側に向かって屈曲形成され
ている。そして、カセットホルダ22に挿入したテープ
カセット1のカセット装着位置への下動時にロックを解
除された前蓋6の下端部6aがスライドベース21の
前蓋開蓋部21cに当接することにより、前蓋6が開
蓋され、この前蓋6と連動して後蓋7(図1),上蓋8
が開蓋されるようになっている。
【0042】<カセット装着装置の動作>次に、上記構
成によるカセット装着装置20の動作について図2,図
3乃至図8を用いて説明する。
【0043】図3は本発明に係わるカセット装着装置に
おいて、カセットホルダに挿入したテープカセット内の
リールロック部材による一対のリールへのロック及びロ
ック解除を説明するための図であり、(A)はリールロ
ック状態を示した上面図,(B)はリールロック解除状
態を示した上面図,(C)は正面図である。また、図4
乃至図8は本発明に係わるカセット装着装置の全体動作
を説明するための右側面図である。
【0044】まず、図4に示した状態は、装着装置20
を取り付けたスライドベース21が、初期状態で装置本
体10のメインべース11の前方に突出しており、この
初期状態でカセットホルダ22は前方の回動軸30を中
心として図示しないネジリバネの付勢力によって常に反
時計方向に付勢され、且つ、回転ドラム12と対向した
カセット挿脱口22fをネジリバネの付勢力により“く
字状”アーム33を介して上方に持ち上げて、カセット
ホルダ22がカセット挿脱位置まで上昇し、カセット挿
脱口22fからテープカセット1が挿入されている。こ
の状態では、図3(A)に示したように、テープカセッ
ト1内の一対のリール4A,4Bは、リールロック部材
5のロック爪5a,5aによってロックされている。ま
た、図4に戻り、カセットホルダ22の底板22aより
下方に向かって突出形成した突起部29は、スライドベ
ース21上で回動自在な2股アーム状の保持板26に設
けた係合部26a(図2,図3)から離れているため、
リールロック部材5と対応して保持板26上に設けたリ
ールロック解除ピン25もリールロック部材5から離れ
て回転ドラム12の方向(矢印X方向)に向かって略
直線的に移動している。更に、テープカセット1の前蓋
6は、蓋ロック部材9によって閉蓋されており、且つ、
“く字状”アーム33の下端部に固着したピン37がス
ライドベース21右側板21cに形成した上下動案内溝
21cの上端部に至り、この“く字状”アーム33と
協働してカセットホルダ22の右側板22dに摺動自在
に設けた蓋ロック解除部材32が“く字状”アーム33
の中間部に固着したピン35とカセットホルダ22の右
側板22dの中間部に固着したピン36とに沿って案内
溝32a,32bの図示左方端まで直線的に移動してい
る。即ち、蓋ロック解除部材32はテープカセット1の
前蓋6側(図示右方)に向かって略直線的に移動してい
るので、蓋ロック解除部材32の蓋ロック解除部32c
はテープカセット1の蓋ロック部材9の蓋ロック解除部
9bから離れている。
【0045】次に、図5に示した如く、テープカセット
1を挿入したカセットホルダ22を図示しないネジリバ
ネに抗して上方から押圧すると、“く字状”アーム33
の下端部に固着したピン37がスライドベース21の右
側板21cに形成した上下動案内溝21cに沿って下
動し始めるので、カセットホルダ22も当然下動し始め
る。
【0046】次に、図6に示した如く、テープカセット
1を載置したカセットホルダ22を上方から更に押圧す
ると、“く字状”アーム33の下端部に固着したピン3
7がスライドベース21の上下動案内溝21cに沿っ
て更に下動し、カセットホルダ22の下動によりカセッ
トホルダ22に設けた突起部29が2股アーム状の保持
板26の係合部26a(図2,図3)に係合し始め、保
持板26の回動によりリールロック解除ピン25がテー
プカセット1内のリールロック部材5に接近する方向
(矢印X方向)に移動する。また、“く字状”アーム
33と協働して蓋ロック解除部材32が“く字状”アー
ム33の中間部に固着したピン35とカセットホルダ2
2の右側板22dの中間部に固着したピン36とに沿っ
て案内溝32a,32bの図示右方端まで直線的に移動
する。即ち、蓋ロック解除部材32はテープカセット1
の前蓋6側から離れる方向(矢印X方向)に略直線的
に移動するので、蓋ロック解除部材32の蓋ロック解除
部32cは蓋ロック部材9の蓋ロック解除部9bに係合
しながら時計方向に回動するので、これにより蓋ロック
部材9による前蓋6ヘのロックが完全に解除される。
【0047】次に、図7示した如く、テープカセット1
を載置したカセットホルダ22がより更に下動すると、
カセットホルダ22に設けた突起部29が2股アーム状
の保持板26の係合部26a(図2,図3)に係合しつ
つ、保持板26の回動によりリールロック解除ピン25
がテープカセット1内のリールロック部材5をカセット
筐体3の背面3g側(矢印X方向)に移動させる。ま
た、前蓋6はロックが解除されているので、カセットホ
ルダ22の下動時に前蓋6の下端部6aがスライドベ
ース21の右側板21cの奥上部に設けた前蓋開蓋部2
1cに当接して前蓋6が開蓋され、この前蓋6と連動
して後蓋7(図1),上蓋8が開蓋される。
【0048】次に、図8に示した如く、テープカセット
1を載置したカセットホルダ22が所定のカセット装着
位置に至ると、保持板26の回動によりリールロック解
除ピン25がテープカセット1内のリールロック部材5
をカセット筐体3の背面3g側(矢印X方向)に更に
移動させて、図3(B),(C)に示したようにリール
ロック部材5による一対のリール4A,4Bへのロック
が完全に解除される。
【0049】この後、装着位置20を支持したスライド
ベース21は、回転ドラム12の方向に移動し、使用時
における磁気記録再生装置10の奥行き寸法が短くな
り、小型化が図られている。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるカセット装
着装置において、請求項1記載よると、カセットホルダ
のカセット挿脱口を回転ドラムと対向して形成し、テー
プカセットを挿入したカセットホルダのカセット装着位
置への回動と協働して、カセットホルダの底板より下方
に突出形成した突起部を、ベース上に移動自在に設けた
保持板の係合部に係合させ、且つ、保持板を介して保持
板に備えたリールロック解除部材をテープカセット内に
設けたリールロック部材による一対のリールへのロック
を解除する方向に移動させたので、この結果、テープカ
セットはカセットホルダと一体に回動しながらカセット
装着位置に至る際、保持板を介してテープカセットの奥
行き方向に略直線的に移動するリールロック解除ピンが
テープカセット内のリールロック部材に容易に係合で
き、リールロック部材による一対のリールへのロックを
確実に解除でき、本発明に係わるカセット装着装置の信
頼性向上及び品質向上に寄与できる。更に、カセットホ
ルダは、6面のうち回転ドラム側の1面だけをカセット
挿脱口として開口すれば良いので、カセットホルダの剛
性を高めることができ、且つ、カセットホルダがカセッ
ト挿脱位置とカセット装着位置との間を回動しても変形
が生じないと共に、カセットホルダがカセット装着位置
に至った際にはカセットホルダに挿入したテープカセッ
ト内の磁気テープをカセット挿脱口側から回転ドラム方
向に確実に引き出すことができる。
【0051】また、請求項2記載よると、カセットホル
ダのカセット挿脱口を回転ドラムと対向して形成し、テ
ープカセットを挿入したカセットホルダのカセット装着
位置への回動と協働して、カセットホルダの側面に移動
自在に設けた蓋ロック解除部材を、テープカセットに設
けた蓋ロック部材による蓋へのロックを解除する方向に
移動させたので、この結果、使用者がテープカセットの
カセット筐体の背面を先頭にして前蓋側を持ちながらカ
セットホルダに挿入しても、前蓋が開蓋しないので磁気
テープを傷つけることなく、テープカセットの挿入を安
全に行うことができる。勿論、カセットホルダからテー
プカセットを離脱させる時も磁気テープを傷つける心配
がないので、本発明に係わるカセット装着位置の信頼性
を確保できる。更に、上記と同様に、カセットホルダ
は、6面のうち回転ドラム側の1面だけをカセット挿脱
口として開口すれば良いので、カセットホルダの剛性を
高めることができ、且つ、カセットホルダがカセット挿
脱位置とカセット装着位置との間を回動しても変形が生
じないと共に、カセットホルダがカセット装着位置に至
った際にはカセットホルダに挿入したテープカセット内
の磁気テープをカセット挿脱口側から回転ドラム方向に
確実に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカセット装着装置に適用される
テープカセットを説明するための図であり、(A)はテ
ープカセットを一部分解して示した斜視図,(B)は前
蓋,後蓋,上蓋が開蓋した状態を示した側面図である。
【図2】本発明に係わるカセット装着装置を説明するた
めの斜視図である。
【図3】本発明に係わるカセット装着装置において、カ
セットホルダに挿入したテープカセット内のリールロッ
ク部材による一対のリールへのロック及びロック解除を
説明するための図であり、(A)はリールロック状態を
示した上面図,(B)はリールロック解除状態を示した
上面図,(C)は正面図である。
【図4】本発明に係わるカセット装着装置の全体動作を
説明するための右側面図である。
【図5】本発明に係わるカセット装着装置の全体動作を
説明するための右側面図である。
【図6】本発明に係わるカセット装着装置の全体動作を
説明するための右側面図である。
【図7】本発明に係わるカセット装着装置の全体動作を
説明するための右側面図である。
【図8】本発明に係わるカセット装着装置の全体動作を
説明するための右側面図である。
【図9】従来のカセット装着装置を示した側面図であ
り、(A)はカセット挿脱位置での状態を示した図,
(B)は所定のカセット装着位置での状態を示した図で
ある。
【符号の説明】
1…テープカセット、2…磁気テープ、3…カセット筐
体、3c…側面、4A,4B…一対のリール、5…リー
ルロック部材、6…前蓋、7…後蓋、8…上蓋、9…蓋
ロック部材、10…磁気記録再生装置本体(装置本
体)、12…回転ドラム、20…カセット装着装置(装
着装置)、21…ベース(スライドベース)、22…カ
セットホルダ、22a…底板、22d…右側面、22f
…カセット挿脱口、23A,23B…一対のリール台、
25…リールロック解除部材(リールロック解除ピ
ン)、26…保持板、29…突起部、30…回動軸、3
2…蓋ロック解除部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のリールに巻回した磁気テープをカセ
    ット筐体内に収納すると共に、前記一対のリール間にリ
    ールロック部材を設け、非装着時に前記リールロック部
    材により前記一対のリールをロックしたテープカセット
    を用い、このテープカセットを回転ドラムを有した磁気
    記録再生装置本体に装着するためのカセットホルダを、
    前記装置本体より突出したカセット挿脱位置と、前記装
    置本体内のカセット装着位置との間で往復動自在にポッ
    プアップ式に設けたカセット装着装置において、 前記回転ドラムと対向する側にカセット挿脱口を開口
    し、且つ、底板より下方に突起部を突出形成したカセッ
    トホルダと、 前記カセットホルダをカセット挿脱位置とカセット装着
    位置との間で回動自在に支持するベースと、 前記ベース上に設けた一対のリール台間に移動自在に設
    けられ、前記カセットホルダの突起部と係合する係合部
    を有すると共にリールロック解除部材を有した保持板と
    を具備してなり、 前記テープカセットを挿入した前記カセットホルダのカ
    セット装着位置への回動に協働して、該カセットホルダ
    の突起部を前記保持板の係合部に係合させて、該保持板
    を介して前記リールロック解除部材を前記リールロック
    部材による前記一対のリールへのロックを解除する方向
    に移動させたことを特徴とするカセット装着装置。
  2. 【請求項2】一対のリールに巻回した磁気テープをカセ
    ット筐体内に収納すると共に、このカセット筐体の前方
    部位に磁気テープ保護用の蓋を開閉自在に設け、非装着
    時に前記カセット筐体の側面に設けた蓋ロック部材によ
    り前記蓋をロックしたテープカセットを用い、このテー
    プカセットを回転ドラムを有した磁気記録再生装置本体
    に装着するためのカセットホルダを、前記装置本体より
    突出したカセット挿脱位置と、前記装置本体内のカセッ
    ト装着位置との間で往復動自在にポップアップ式に設け
    たカセット装着装置において、 前記回転ドラムと対向する側にカセット挿脱口を開口
    し、且つ、側面に蓋ロック解除部材を移動自在に設けた
    カセットホルダと、 前記カセットホルダをカセット挿脱位置とカセット装着
    位置との間で回動自在に支持するベースとを具備してな
    り、 前記テープカセットを挿入した前記カセットホルダのカ
    セット装着位置への回動に協働して、該カセットホルダ
    の蓋ロック解除部材を前記蓋ロック部材による前記蓋へ
    のロックを解除する方向に移動させたことを特徴とする
    カセット装着装置。
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