JP2706111B2 - カセットローディング装置 - Google Patents
カセットローディング装置Info
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- JP2706111B2 JP2706111B2 JP63293316A JP29331688A JP2706111B2 JP 2706111 B2 JP2706111 B2 JP 2706111B2 JP 63293316 A JP63293316 A JP 63293316A JP 29331688 A JP29331688 A JP 29331688A JP 2706111 B2 JP2706111 B2 JP 2706111B2
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- Japan
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- cassette
- hub
- width direction
- holding portion
- reel spindle
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、R−DAT(ロータリーデジタルオ
ーディオテープレコーダ)等のように、カセットハーフ
内のハブの回転を停止させた状態で、カセットハーフ内
に収納された磁気テープをカセットハーフ外に引き出し
て記録・再生する形式の装置に用いられるカセットロー
ディング装置に関し、詳しくは、カセットハーフを保持
するカセット保持部と、そのカセット保持部を前記カセ
ットハーフの前後幅方向に案内し且つその前後幅方向の
移動終端において前記カセットハーフの上下幅方向に案
内する案内手段とが設けられ、前記カセット保持部が前
記上下幅方向に移動されるに伴って、前記カセットハー
フのハブが本体側のリールスピンドルに挿入されるよう
に構成され、前記ハブを前記カセットハーフの前後幅方
向に押圧付勢してその回転を阻止するロック手段が、ロ
ック作用状態とロック解除状態とに切り換え自在に設け
られ、前記カセット保持部が前記上下幅方向に移動され
るに伴って、且つ、前記ハブが前記リールスピンドルに
挿入開始された後において前記ロック手段をロック解除
状態に操作するロック解除手段が設けられたカセットロ
ーディング装置に関する。
ーディオテープレコーダ)等のように、カセットハーフ
内のハブの回転を停止させた状態で、カセットハーフ内
に収納された磁気テープをカセットハーフ外に引き出し
て記録・再生する形式の装置に用いられるカセットロー
ディング装置に関し、詳しくは、カセットハーフを保持
するカセット保持部と、そのカセット保持部を前記カセ
ットハーフの前後幅方向に案内し且つその前後幅方向の
移動終端において前記カセットハーフの上下幅方向に案
内する案内手段とが設けられ、前記カセット保持部が前
記上下幅方向に移動されるに伴って、前記カセットハー
フのハブが本体側のリールスピンドルに挿入されるよう
に構成され、前記ハブを前記カセットハーフの前後幅方
向に押圧付勢してその回転を阻止するロック手段が、ロ
ック作用状態とロック解除状態とに切り換え自在に設け
られ、前記カセット保持部が前記上下幅方向に移動され
るに伴って、且つ、前記ハブが前記リールスピンドルに
挿入開始された後において前記ロック手段をロック解除
状態に操作するロック解除手段が設けられたカセットロ
ーディング装置に関する。
上記この種のカセットローディング装置において用い
られるテープにおいては、振動や落下時にテープがたる
んでテープが痛んだり、磁気テープの記録・再生終了位
置や開始位置がずれたりしないようにするために、カセ
ットハーフ内に、リールスピンドルから外されるハブの
回転を阻止するロック手段が設けられている。従って、
装置内でカセットハーフを移動させてハブをリールスピ
ンドルに挿入するときにロックを解除して、使用するこ
とになる。
られるテープにおいては、振動や落下時にテープがたる
んでテープが痛んだり、磁気テープの記録・再生終了位
置や開始位置がずれたりしないようにするために、カセ
ットハーフ内に、リールスピンドルから外されるハブの
回転を阻止するロック手段が設けられている。従って、
装置内でカセットハーフを移動させてハブをリールスピ
ンドルに挿入するときにロックを解除して、使用するこ
とになる。
但し、ロックが解除された後のハブの回転をスムーズ
にするため、カセット・シェルとハブとの間には、約0.
5mm乃至0.6mmのクリアランスが設けられている(第13図
参照)。
にするため、カセット・シェルとハブとの間には、約0.
5mm乃至0.6mmのクリアランスが設けられている(第13図
参照)。
従って、ハブの回転軸芯の実際の位置は、ロック状態
にあるときにはロック解除状態にあるときよりも、上記
クリアランス分だけカセットハーフの前後幅方向に偏位
した状態となっている。尚、リールスピンドルの回転軸
芯の位置は、ロック解除されたハブの回転軸芯の位置に
一致させるように設ける必要がある。その結果、ロック
解除されるまでは、ハブの回転軸芯がリールスピンドル
の回転軸芯に一致するカセットハーフの回想回転軸芯か
ら上記クリアランス分だけカセットハーフの前後幅方向
に偏位した状態で、リールスピンドルに挿入されること
になり、カセット保持部をカセットハーフの上下幅方向
に移動させてハブをリールスピンドルに挿入するとき
に、ハブとリールスピンドルとが擦接して異音が生じた
り、ロック状態にあるハブの回転軸芯とリールスピンド
ルの回転軸芯との偏位が大きいと、ハブがリールの爪に
乗り上げて正常に装着できなかったりする虞れがある。
にあるときにはロック解除状態にあるときよりも、上記
クリアランス分だけカセットハーフの前後幅方向に偏位
した状態となっている。尚、リールスピンドルの回転軸
芯の位置は、ロック解除されたハブの回転軸芯の位置に
一致させるように設ける必要がある。その結果、ロック
解除されるまでは、ハブの回転軸芯がリールスピンドル
の回転軸芯に一致するカセットハーフの回想回転軸芯か
ら上記クリアランス分だけカセットハーフの前後幅方向
に偏位した状態で、リールスピンドルに挿入されること
になり、カセット保持部をカセットハーフの上下幅方向
に移動させてハブをリールスピンドルに挿入するとき
に、ハブとリールスピンドルとが擦接して異音が生じた
り、ロック状態にあるハブの回転軸芯とリールスピンド
ルの回転軸芯との偏位が大きいと、ハブがリールの爪に
乗り上げて正常に装着できなかったりする虞れがある。
そこで、従来では、例えば、第13図に示すように、リ
ールスピンドル(7)の頭部やリール爪(7a)に傾斜を
設けたり、リール爪(7a)に係合するハブ(4)の内面
に形成された爪部(4a)に傾斜を設けて、リールスピン
ドル(7)へのハブ(4)の挿入を軸中心方向に案内さ
せるようにしたり、あるいは、第18図に示すように、リ
ールスピンドル(7)及びリール爪(7a)の全体を上下
移動できるように取り付けると共に、スプリング(S)
によって上方に向けて弾性付勢して、リールスピンドル
(7)とハブ(4)との衝突時の衝撃や軸芯の偏位を吸
収させるようにしていた。
ールスピンドル(7)の頭部やリール爪(7a)に傾斜を
設けたり、リール爪(7a)に係合するハブ(4)の内面
に形成された爪部(4a)に傾斜を設けて、リールスピン
ドル(7)へのハブ(4)の挿入を軸中心方向に案内さ
せるようにしたり、あるいは、第18図に示すように、リ
ールスピンドル(7)及びリール爪(7a)の全体を上下
移動できるように取り付けると共に、スプリング(S)
によって上方に向けて弾性付勢して、リールスピンドル
(7)とハブ(4)との衝突時の衝撃や軸芯の偏位を吸
収させるようにしていた。
しかしながら、各部の組み付け誤差等に起因して、ロ
ック状態にあるハブ回転軸芯とリールスピンドルの回転
軸芯との偏位量が大きくなることもあり、上記従来構成
では不十分であり改善が望まれていた。
ック状態にあるハブ回転軸芯とリールスピンドルの回転
軸芯との偏位量が大きくなることもあり、上記従来構成
では不十分であり改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、リールスピンドルへのカセットハーフのハ
ブの挿入をスムーズに行えるようにすることにある。
その目的は、リールスピンドルへのカセットハーフのハ
ブの挿入をスムーズに行えるようにすることにある。
本発明によるカセットローディング装置は、カセット
ハーフを保持するカセット保持部と、そのカセット保持
部を前記カセットハーフの前後幅方向に案内し且つその
前後幅方向の移動終端において前記カセットハーフの上
下幅方向に案内する案内手段とが設けられ、前記カセッ
ト保持部が前記上下幅方向に移動されるに伴って、前記
カセットハーフのハブが本体側のリールスピンドルに挿
入されるように構成され、前記ハブを前記カセットハー
フの前後幅方向に押圧付勢してその回転を阻止するロッ
ク手段が、ロック作用状態とロック解除状態とに切り換
え自在に設けられ、前記カセット保持部が前記上下幅方
向に移動されるに伴って、且つ、前記ハブが前記リール
スピンドルに挿入開始された後において前記ロック手段
をロック解除状態に操作するロック解除手段が設けられ
たものであって、その特徴構成は以下の通りである。
ハーフを保持するカセット保持部と、そのカセット保持
部を前記カセットハーフの前後幅方向に案内し且つその
前後幅方向の移動終端において前記カセットハーフの上
下幅方向に案内する案内手段とが設けられ、前記カセッ
ト保持部が前記上下幅方向に移動されるに伴って、前記
カセットハーフのハブが本体側のリールスピンドルに挿
入されるように構成され、前記ハブを前記カセットハー
フの前後幅方向に押圧付勢してその回転を阻止するロッ
ク手段が、ロック作用状態とロック解除状態とに切り換
え自在に設けられ、前記カセット保持部が前記上下幅方
向に移動されるに伴って、且つ、前記ハブが前記リール
スピンドルに挿入開始された後において前記ロック手段
をロック解除状態に操作するロック解除手段が設けられ
たものであって、その特徴構成は以下の通りである。
すなわち、前記案内手段は、前記ハブが前記リールス
ピンドルに挿入開始されるときに、前記ロック手段の押
圧付勢力によって前記カセットハーフに対する仮想回転
軸芯から偏位している前記ハブの回転軸芯と前記リール
スピンドルの回転軸芯とを一致又は略一致させ、且つ、
前記カセットハーフの上下幅方向の移動終端に達すると
きに、前記仮想軸芯と前記リールスピンドルの回転軸芯
とを一致又は略一致させるべく、前記カセット保持部を
案内するように構成されている点にある。
ピンドルに挿入開始されるときに、前記ロック手段の押
圧付勢力によって前記カセットハーフに対する仮想回転
軸芯から偏位している前記ハブの回転軸芯と前記リール
スピンドルの回転軸芯とを一致又は略一致させ、且つ、
前記カセットハーフの上下幅方向の移動終端に達すると
きに、前記仮想軸芯と前記リールスピンドルの回転軸芯
とを一致又は略一致させるべく、前記カセット保持部を
案内するように構成されている点にある。
ロック状態にあるためにカセットハーフに対する仮想
回転軸芯から偏位しているハブの回転軸芯とリールスピ
ンドルの回転軸芯とを一致又は略一致させた状態で、リ
ールスピンドルに対するハブの挿入を開始させ、カセッ
ト保持部がカセットハーフの上下幅方向の移動終端に達
するとき、つまり、ハブのロックが解除された後には、
仮想軸芯に一致又は略一致する状態に復帰しているハブ
の回転軸芯と前記リールスピンドルの回転軸芯とを一致
又は略一致させるように、カセット保持部を案内させる
のである。
回転軸芯から偏位しているハブの回転軸芯とリールスピ
ンドルの回転軸芯とを一致又は略一致させた状態で、リ
ールスピンドルに対するハブの挿入を開始させ、カセッ
ト保持部がカセットハーフの上下幅方向の移動終端に達
するとき、つまり、ハブのロックが解除された後には、
仮想軸芯に一致又は略一致する状態に復帰しているハブ
の回転軸芯と前記リールスピンドルの回転軸芯とを一致
又は略一致させるように、カセット保持部を案内させる
のである。
従って、ハブ回転軸芯の実際の位置をリールスピンド
ルの回転軸芯に一致又は略一致させるようにしながら、
ハブをリールスピンドルに挿入できる。もって、リール
スピンドルへのカセットハーフのハブの挿入をスムーズ
に行えるようになった。
ルの回転軸芯に一致又は略一致させるようにしながら、
ハブをリールスピンドルに挿入できる。もって、リール
スピンドルへのカセットハーフのハブの挿入をスムーズ
に行えるようになった。
尚、本発明を実施する上で、請求項2に示すように、
カセットハーフをカセット保持部に挿入するカセット挿
入口を開閉する手動操作式の蓋体を設けて、その蓋体の
開閉操作に伴って前記カセット保持部を案内手段の案内
方向に沿って移動させるように、蓋体とカセット保持部
とを連係させるようにしてもよい。
カセットハーフをカセット保持部に挿入するカセット挿
入口を開閉する手動操作式の蓋体を設けて、その蓋体の
開閉操作に伴って前記カセット保持部を案内手段の案内
方向に沿って移動させるように、蓋体とカセット保持部
とを連係させるようにしてもよい。
又、請求項3に示すように、電磁操作式の駆動手段に
よって、カセット保持部と案内手段の案内方向に沿って
移動させるようにしてもよい。
よって、カセット保持部と案内手段の案内方向に沿って
移動させるようにしてもよい。
以下、本発明をR−DAT用のカセットローディング装
置に適用した実施例を図面に基づいて説明する。
置に適用した実施例を図面に基づいて説明する。
第12図に示すように、カセットハーフ(1)内には、
磁気テープ(2)が巻回される一対のリール(3)を回
転駆動するための一対のハブ(4)が、上下幅方向に沿
う軸芯周りに回転自在に設けられ、前記ハブ(4)を前
記カセットハーフ(1)の前後幅方向に押圧付勢してそ
の回転を阻止するロック手段としてのロック爪(5)
が、前記カセットハーフ(1)の前後幅方向にスライド
移動自在に設けられている。尚、詳述はしないが、前記
ロック爪(5)は、前記カセットハーフ(1)の前方側
から後方側に向けて前記ハブ(4)を押圧する側に常時
付勢される状態で設けられている。そして、後述の如
く、前記カセットハーフ(1)の前方側に向けてスライ
ド移動させるに伴って、前記ハブ(4)に対する押圧を
解除してロック作用状態からロック解除状態に切り換え
られるようになっている。
磁気テープ(2)が巻回される一対のリール(3)を回
転駆動するための一対のハブ(4)が、上下幅方向に沿
う軸芯周りに回転自在に設けられ、前記ハブ(4)を前
記カセットハーフ(1)の前後幅方向に押圧付勢してそ
の回転を阻止するロック手段としてのロック爪(5)
が、前記カセットハーフ(1)の前後幅方向にスライド
移動自在に設けられている。尚、詳述はしないが、前記
ロック爪(5)は、前記カセットハーフ(1)の前方側
から後方側に向けて前記ハブ(4)を押圧する側に常時
付勢される状態で設けられている。そして、後述の如
く、前記カセットハーフ(1)の前方側に向けてスライ
ド移動させるに伴って、前記ハブ(4)に対する押圧を
解除してロック作用状態からロック解除状態に切り換え
られるようになっている。
但し、第13図に示すように、ロックが解除された後
は、前記ハブ(4)が自由に回転できるようにするため
に、前記ハブ(4)を回転自在な状態で支承する前記カ
セットハーフ(1)の支持部(1a)との間には、約0.5m
m乃至0.6mmのクリアランス(6)が設けられている。
は、前記ハブ(4)が自由に回転できるようにするため
に、前記ハブ(4)を回転自在な状態で支承する前記カ
セットハーフ(1)の支持部(1a)との間には、約0.5m
m乃至0.6mmのクリアランス(6)が設けられている。
従って、ロック状態にある前記ハブ(4)の回転軸芯
(P1)は、ロックが解除され、且つ、前記カセットハー
フ(1)の前後方向での位置が前記リールスピンドル
(7)に対して適正位置となる状態において、本体側に
設けられるリールスピンドル(7)の回転軸芯(P3)に
一致する前記カセットハーフ(1)に対する仮想回転軸
芯(P2)から前記クリアランス(6)分だけ前記カセッ
トハーフ(1)の前方側に位置偏位する状態となり、前
記ロック爪(5)がロック作用状態からロック解除状態
に切り換え操作されるに伴って、前記ハブ(4)の回転
軸芯(P1)が前記仮想軸芯(P2)に一致する位置に移動
可能な状態となる。
(P1)は、ロックが解除され、且つ、前記カセットハー
フ(1)の前後方向での位置が前記リールスピンドル
(7)に対して適正位置となる状態において、本体側に
設けられるリールスピンドル(7)の回転軸芯(P3)に
一致する前記カセットハーフ(1)に対する仮想回転軸
芯(P2)から前記クリアランス(6)分だけ前記カセッ
トハーフ(1)の前方側に位置偏位する状態となり、前
記ロック爪(5)がロック作用状態からロック解除状態
に切り換え操作されるに伴って、前記ハブ(4)の回転
軸芯(P1)が前記仮想軸芯(P2)に一致する位置に移動
可能な状態となる。
そこで、詳しくは後述するが、前記カセットハーフ
(1)のハブ(4)を前記リールスピンドル(7)に挿
入するために、前記カセットハーフ(1)をその上下幅
方向に下降させるときには、ロック状態にある前記ハブ
(4)の回転軸芯(P1)と前記リールスピンドル(7)
の回転軸芯(P3)とが一致する位置まで前記カセットハ
ーフ(1)をその前後幅方向に向けて前方側に移動させ
た状態から、前記仮想軸芯(P2)と前記リールスピンド
ル(7)の回転軸芯(P3)とが一致する位置まで後方側
に復帰移動させながら下降させて、前記ハブ(4)を前
記リールスピンドル(7)に挿入させるようにしてあ
る。
(1)のハブ(4)を前記リールスピンドル(7)に挿
入するために、前記カセットハーフ(1)をその上下幅
方向に下降させるときには、ロック状態にある前記ハブ
(4)の回転軸芯(P1)と前記リールスピンドル(7)
の回転軸芯(P3)とが一致する位置まで前記カセットハ
ーフ(1)をその前後幅方向に向けて前方側に移動させ
た状態から、前記仮想軸芯(P2)と前記リールスピンド
ル(7)の回転軸芯(P3)とが一致する位置まで後方側
に復帰移動させながら下降させて、前記ハブ(4)を前
記リールスピンドル(7)に挿入させるようにしてあ
る。
第9図に示すように、前記カセットハーフ(1)の下
側面には、前記リールスピンドル(7)の挿通用の開口
(4a)を覆う平板状の保護カバー(8)が、前記カセッ
トハーフ(1)の前後幅方向に向けてスライド移動自在
に設けられ、前記磁気テープ(2)の記録面を覆うリッ
ド(9)が、前記カセットハーフ(1)の横幅方向に沿
う軸芯(Q1)周りに揺動開閉自在に設けられている。
尚、詳述はしないが、前記リッド(9)を上方に向けて
約63度以上開くと、前記ロック爪(5)を前方側にスラ
イド移動させてロックが解除されるようになっている。
但し、前記リッド(9)は、前記保護カバー(8)が、
前記カセットハーフ(1)に対して後方側にスライド移
動させたときのみ揺動可能状態になるように構成されて
いる。
側面には、前記リールスピンドル(7)の挿通用の開口
(4a)を覆う平板状の保護カバー(8)が、前記カセッ
トハーフ(1)の前後幅方向に向けてスライド移動自在
に設けられ、前記磁気テープ(2)の記録面を覆うリッ
ド(9)が、前記カセットハーフ(1)の横幅方向に沿
う軸芯(Q1)周りに揺動開閉自在に設けられている。
尚、詳述はしないが、前記リッド(9)を上方に向けて
約63度以上開くと、前記ロック爪(5)を前方側にスラ
イド移動させてロックが解除されるようになっている。
但し、前記リッド(9)は、前記保護カバー(8)が、
前記カセットハーフ(1)に対して後方側にスライド移
動させたときのみ揺動可能状態になるように構成されて
いる。
つまり、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)は、
前記カセットハーフ(1)の下側面に取り付けられた保
護カバー(8)を後方側に相対スライド移動させた後、
前記リッド(9)を上方に向かって開くと、ロック状態
からロック解除状態に切り換えられるようになっている
のである。
前記カセットハーフ(1)の下側面に取り付けられた保
護カバー(8)を後方側に相対スライド移動させた後、
前記リッド(9)を上方に向かって開くと、ロック状態
からロック解除状態に切り換えられるようになっている
のである。
尚、第9図中、(10)は前記保護カバー(8)に形成
されたリールスピンドル挿通用の孔であって、前記保護
カバー(8)が前方側にスライド移動されたときに前記
リールスピンドル(7)の挿通用の開口(4a)が露出す
るようになっている。又、(11)は前後幅方向に間隔を
隔てて前記保護カバー(8)に形成された前後一対のロ
ック用孔(8a)の何れか一方に係合して前記保護カバー
(8)を閉じ状態及び開き状態の何れかに維持するため
のロック用の突起であって、前記カセットハーフ(1)
の下側面に一体的に形成され、且つ、前記保護カバー
(8)側から前記カセットハーフ(1)側に押圧すると
前記カセットハーフ(1)内に引退して、前記保護カバ
ー(8)がスライド移動できるようになっている。
されたリールスピンドル挿通用の孔であって、前記保護
カバー(8)が前方側にスライド移動されたときに前記
リールスピンドル(7)の挿通用の開口(4a)が露出す
るようになっている。又、(11)は前後幅方向に間隔を
隔てて前記保護カバー(8)に形成された前後一対のロ
ック用孔(8a)の何れか一方に係合して前記保護カバー
(8)を閉じ状態及び開き状態の何れかに維持するため
のロック用の突起であって、前記カセットハーフ(1)
の下側面に一体的に形成され、且つ、前記保護カバー
(8)側から前記カセットハーフ(1)側に押圧すると
前記カセットハーフ(1)内に引退して、前記保護カバ
ー(8)がスライド移動できるようになっている。
第1図及び第2図に示すように、カセットローディン
グ装置は、前記カセットハーフ(1)を保持するカセッ
ト保持部(12)と、そのカセット保持部(12)を前記カ
セットハーフ(1)の前後幅方向に案内し且つその前後
幅方向の移動終端において前記カセットハーフ(1)の
上下幅方向に案内する案内手段(100)と、前記カセッ
ト保持部(12)が前記上下幅方向に移動されるに伴っ
て、且つ、前記ハブ(4)が前記リールスピンドル
(7)に挿入開始された後において前記ロック手段とし
てのロック爪(5)をロック解除状態に操作するロック
解除手段(101)とを主要部として構成されている。
グ装置は、前記カセットハーフ(1)を保持するカセッ
ト保持部(12)と、そのカセット保持部(12)を前記カ
セットハーフ(1)の前後幅方向に案内し且つその前後
幅方向の移動終端において前記カセットハーフ(1)の
上下幅方向に案内する案内手段(100)と、前記カセッ
ト保持部(12)が前記上下幅方向に移動されるに伴っ
て、且つ、前記ハブ(4)が前記リールスピンドル
(7)に挿入開始された後において前記ロック手段とし
てのロック爪(5)をロック解除状態に操作するロック
解除手段(101)とを主要部として構成されている。
前記案内手段(100)の構成について説明すれば、第
1図乃至第4図に示すように、正面視が下向きコの字状
に形成された固定枠(13)と、その固定枠(13)に対し
て前後幅方向にスライド移動自在に支承された摺動枠
(14)とが設けられ、前記カセット保持部(12)が、前
記摺動枠(14)に対して上下幅方向にのみスライド移動
自在に支承されている。
1図乃至第4図に示すように、正面視が下向きコの字状
に形成された固定枠(13)と、その固定枠(13)に対し
て前後幅方向にスライド移動自在に支承された摺動枠
(14)とが設けられ、前記カセット保持部(12)が、前
記摺動枠(14)に対して上下幅方向にのみスライド移動
自在に支承されている。
前記固定枠(13)の前方側には、前記カセットハーフ
(1)を前記カセット保持部(12)に対して前後幅方向
に挿入するカセット挿入口(15)が設けられ、そのカセ
ット挿入口(15)を開閉する手動操作式の蓋体としての
扉(17)が、前記固定枠(13)の下方側の横軸芯(Q2)
周りに揺動自在に設けられている。そして、前記扉(1
7)を上方に向かって閉じ操作するに伴って、前記カセ
ット保持部(12)が前記摺動枠(14)と共に前記固定枠
(13)の後方側(但し、前記カセットハーフ(1)に対
しては前方側となる)にスライド移動し、且つ、前記摺
動枠(14)がその移動終端に達すると、前記カセット保
持部(12)のみが下方にスライド移動し、且つ、その下
方へのスライド移動時に前記ハブ(4)のロックが解除
されて、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が前記
固定枠(13)側に設けられたリールスピンドル(7)に
挿入されるようになっている。尚、第1図中、(21)は
前記カセットハーフ(1)を前記カセットハーフ保持部
(12)の底面側に押圧して保持させるための板バネであ
る。
(1)を前記カセット保持部(12)に対して前後幅方向
に挿入するカセット挿入口(15)が設けられ、そのカセ
ット挿入口(15)を開閉する手動操作式の蓋体としての
扉(17)が、前記固定枠(13)の下方側の横軸芯(Q2)
周りに揺動自在に設けられている。そして、前記扉(1
7)を上方に向かって閉じ操作するに伴って、前記カセ
ット保持部(12)が前記摺動枠(14)と共に前記固定枠
(13)の後方側(但し、前記カセットハーフ(1)に対
しては前方側となる)にスライド移動し、且つ、前記摺
動枠(14)がその移動終端に達すると、前記カセット保
持部(12)のみが下方にスライド移動し、且つ、その下
方へのスライド移動時に前記ハブ(4)のロックが解除
されて、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が前記
固定枠(13)側に設けられたリールスピンドル(7)に
挿入されるようになっている。尚、第1図中、(21)は
前記カセットハーフ(1)を前記カセットハーフ保持部
(12)の底面側に押圧して保持させるための板バネであ
る。
第10図に示すように、前記カセットハーフ(1)を受
け止める前記カセット保持部(12)の底面には、リール
スピンドル挿通用の孔(18)と、前記カセットハーフ
(1)の底面に設けられたロック用の突起(11)を下方
から押圧して前記保護カバー(8)のロックを解除する
ための突起部(19)と、前記カセットハーフ(1)の前
記カセット保持部(12)への挿入時に、前記保護カバー
(8)の前端縁を係止して前記保護カバー(8)を前記
カセットハーフ(1)に対して後方側に相対移動させる
カバー係止ピン(20)とが設けられている。
け止める前記カセット保持部(12)の底面には、リール
スピンドル挿通用の孔(18)と、前記カセットハーフ
(1)の底面に設けられたロック用の突起(11)を下方
から押圧して前記保護カバー(8)のロックを解除する
ための突起部(19)と、前記カセットハーフ(1)の前
記カセット保持部(12)への挿入時に、前記保護カバー
(8)の前端縁を係止して前記保護カバー(8)を前記
カセットハーフ(1)に対して後方側に相対移動させる
カバー係止ピン(20)とが設けられている。
第1図乃至第4図に示すように、前記カセット保持部
(12)の左右両側には、前記カセット保持部(12)を前
記固定枠(13)に対して前記カセットハーフ(1)の前
後幅方向及び上下幅方向の夫々に案内するための前後一
対の誘導ピン(22a),(22b)が、各一組み設けられて
いる。そして、前記前後一対の誘導ピン(22a),(22
b)の夫々は、前記摺動枠(14)の左右両側面に形成さ
れた前後一対の孔(23a),(23b)を貫通する状態で、
前記固定枠(13)の左右両側面の夫々に形成された側面
視が略逆L字状の長孔(24a),(24b)に係止されてい
る。
(12)の左右両側には、前記カセット保持部(12)を前
記固定枠(13)に対して前記カセットハーフ(1)の前
後幅方向及び上下幅方向の夫々に案内するための前後一
対の誘導ピン(22a),(22b)が、各一組み設けられて
いる。そして、前記前後一対の誘導ピン(22a),(22
b)の夫々は、前記摺動枠(14)の左右両側面に形成さ
れた前後一対の孔(23a),(23b)を貫通する状態で、
前記固定枠(13)の左右両側面の夫々に形成された側面
視が略逆L字状の長孔(24a),(24b)に係止されてい
る。
前記摺動枠(14)の左右両側面部には、前記固定枠
(13)の左右両側面の夫々に形成された側面視が直線状
の前後一対の長孔(25a),(25b)の夫々に係止され
て、前記摺動枠(14)を前記固定枠(13)に対して前記
カセットハーフ(1)の前後幅方向での移動を案内する
前後一対の誘導ピン(26a),(26b)が、各一組み設け
られれている。
(13)の左右両側面の夫々に形成された側面視が直線状
の前後一対の長孔(25a),(25b)の夫々に係止され
て、前記摺動枠(14)を前記固定枠(13)に対して前記
カセットハーフ(1)の前後幅方向での移動を案内する
前後一対の誘導ピン(26a),(26b)が、各一組み設け
られれている。
又、一端側が前記扉(17)の内側上部に突設された係
止ピン(27)に対して回動自在に枢着された左右一対の
駆動レバー(28)が設けられ、それら駆動レバー(28)
の他端側が、前記摺動枠(14)に取り付けられた前後一
対の誘導ピン(26a),(26b)のうちの前方側(26a)
夫々に対して回動自在に枢着され、もって、前記扉(1
7)の開閉操作に連係して、前記駆動レバー(28)が前
記摺動枠(14)と前記カセット保持部(12)とを前記固
定枠(13)に対して前後方向にスライド移動させ、且
つ、前記摺動枠(14)がその移動終端に達した状態で前
記カセット保持部(12)のみを上下方向にスライド移動
させるように構成されている。尚、図中、(29)は前記
扉(17)を開き側に復帰付勢するスプリングである。
止ピン(27)に対して回動自在に枢着された左右一対の
駆動レバー(28)が設けられ、それら駆動レバー(28)
の他端側が、前記摺動枠(14)に取り付けられた前後一
対の誘導ピン(26a),(26b)のうちの前方側(26a)
夫々に対して回動自在に枢着され、もって、前記扉(1
7)の開閉操作に連係して、前記駆動レバー(28)が前
記摺動枠(14)と前記カセット保持部(12)とを前記固
定枠(13)に対して前後方向にスライド移動させ、且
つ、前記摺動枠(14)がその移動終端に達した状態で前
記カセット保持部(12)のみを上下方向にスライド移動
させるように構成されている。尚、図中、(29)は前記
扉(17)を開き側に復帰付勢するスプリングである。
つまり、前記駆動レバー(28)が、蓋体としての前記
扉(17)の開閉操作に伴って前記カセット保持部(12)
を前記案内手段(100)の案内方向に沿って移動させる
べく、前記扉(17)と前記カセット保持部(12)とを連
係する連係手段に対応することになる。
扉(17)の開閉操作に伴って前記カセット保持部(12)
を前記案内手段(100)の案内方向に沿って移動させる
べく、前記扉(17)と前記カセット保持部(12)とを連
係する連係手段に対応することになる。
但し、第2図にも示すように、前記固定枠(13)の右
側面には、横軸芯(Q3)周りに揺動自在に枢着され、且
つ、スプリング(16)によって下方側に向かって復帰付
勢されたエジェクト用の係止片(30)が設けられ、その
係止片(30)には、前記左右一対の駆動レバー(28)の
うちの右側に位置するものの上端部に設けられた係止ピ
ン(31)を係止して、前記スプリング(29)によって開
き側に復帰付勢された前記蓋(17)を閉じ状態に維持す
るための切り欠き(32)が形成されている。
側面には、横軸芯(Q3)周りに揺動自在に枢着され、且
つ、スプリング(16)によって下方側に向かって復帰付
勢されたエジェクト用の係止片(30)が設けられ、その
係止片(30)には、前記左右一対の駆動レバー(28)の
うちの右側に位置するものの上端部に設けられた係止ピ
ン(31)を係止して、前記スプリング(29)によって開
き側に復帰付勢された前記蓋(17)を閉じ状態に維持す
るための切り欠き(32)が形成されている。
そして、前記係止片(30)は、前記固定枠(13)側に
設けられるエジェクトボタン(図示せず)が押し操作さ
せるに伴って上方に揺動操作されて、前記係止ピン(3
1)に対する係止状態を解除されるようになっている。
設けられるエジェクトボタン(図示せず)が押し操作さ
せるに伴って上方に揺動操作されて、前記係止ピン(3
1)に対する係止状態を解除されるようになっている。
つまり、前記係止片(30)で前記駆動レバー(28)を
係止して前記蓋(17)を閉じ状態に維持することによ
り、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が前記リー
ルスピンドル(7)に挿入された状態を維持させ、前記
係止片(30)による前記駆動レバー(28)の係止を解除
するに伴って、前記蓋(17)が前記スプリング(29)の
付勢力によって開き操作されて、前記カセットハーフ
(1)が自動的に前記カセット挿入口(15)に排出され
るようにしているのである。
係止して前記蓋(17)を閉じ状態に維持することによ
り、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が前記リー
ルスピンドル(7)に挿入された状態を維持させ、前記
係止片(30)による前記駆動レバー(28)の係止を解除
するに伴って、前記蓋(17)が前記スプリング(29)の
付勢力によって開き操作されて、前記カセットハーフ
(1)が自動的に前記カセット挿入口(15)に排出され
るようにしているのである。
尚、第2図中、(33)は前記係止片(30)の上方側へ
の揺動時に前記係止片(30)の後端部によって押圧され
てエジェクト操作を検出するスイッチ式のセンサであっ
て、その検出情報は前記リールスピンドル(7)の駆動
状態を制御する情報等として利用されることになる。
の揺動時に前記係止片(30)の後端部によって押圧され
てエジェクト操作を検出するスイッチ式のセンサであっ
て、その検出情報は前記リールスピンドル(7)の駆動
状態を制御する情報等として利用されることになる。
前記ロック解除手段(101)について説明すれば、第1
1図に示すように、前記摺動枠(14)の内側天井面に
は、前記カセット保持部(12)が前記固定枠(13)に対
して下方に向かって移動案内されるときに、前記保護カ
バー(8)の開き状態で前記カセット保持部(12)に保
持されたカセットハーフ(1)のリッド(9)の前端縁
に接当して、前記リッド(9)を上方に開き操作する係
合片(34)が設けられている。但し、前記係合片(34)
は、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が前記リー
ルスピンドル(7)の高さまで下降したときに、前記リ
ッド(9)の開き操作するように形成されている(第7
図参照)。
1図に示すように、前記摺動枠(14)の内側天井面に
は、前記カセット保持部(12)が前記固定枠(13)に対
して下方に向かって移動案内されるときに、前記保護カ
バー(8)の開き状態で前記カセット保持部(12)に保
持されたカセットハーフ(1)のリッド(9)の前端縁
に接当して、前記リッド(9)を上方に開き操作する係
合片(34)が設けられている。但し、前記係合片(34)
は、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が前記リー
ルスピンドル(7)の高さまで下降したときに、前記リ
ッド(9)の開き操作するように形成されている(第7
図参照)。
ところで、前述の如く、前記カセットハーフ(1)の
ハブ(4)は、ロック状態にあるときには、その回転軸
芯(P1)が前記リールスピンドル(7)の回転軸芯に一
致する仮想回転軸芯(P2)に対して前記カセットハーフ
(1)の前方側に偏位した状態にあることから、第14図
にも示すように、前記カセット保持部(12)を前後方向
及び上下幅方向に案内するために前記固定枠(13)の側
面に形成した逆L字状の長孔(24a),(24b)の夫々の
形状を、ロック作用状態にある前記ハブ(4)の回転軸
芯(P1)の水平方向での位置が前記仮想軸芯(P2)に一
致又は略一致する位置まで前記カセット保持部(12)を
前記固定枠(13)の後方側に一旦移動させた後、前記仮
想軸芯(P2)に一致する位置まで前記固定枠(13)の前
方側に移動させながら、前記リールスピンドル(7)側
に向かって降下するように、その後端縁側を前記固定枠
(13)に対して斜め前方に向かって傾斜させた形状に形
成してある。
ハブ(4)は、ロック状態にあるときには、その回転軸
芯(P1)が前記リールスピンドル(7)の回転軸芯に一
致する仮想回転軸芯(P2)に対して前記カセットハーフ
(1)の前方側に偏位した状態にあることから、第14図
にも示すように、前記カセット保持部(12)を前後方向
及び上下幅方向に案内するために前記固定枠(13)の側
面に形成した逆L字状の長孔(24a),(24b)の夫々の
形状を、ロック作用状態にある前記ハブ(4)の回転軸
芯(P1)の水平方向での位置が前記仮想軸芯(P2)に一
致又は略一致する位置まで前記カセット保持部(12)を
前記固定枠(13)の後方側に一旦移動させた後、前記仮
想軸芯(P2)に一致する位置まで前記固定枠(13)の前
方側に移動させながら、前記リールスピンドル(7)側
に向かって降下するように、その後端縁側を前記固定枠
(13)に対して斜め前方に向かって傾斜させた形状に形
成してある。
但し、上昇時には、前記ハブ(4)はロック解除状態
にあり、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)の回転
軸芯(P1)は前記リールスピンドル(7)の回転軸芯
(P3)に一致する仮想軸芯(P2)に位置している状態に
あることから、前記カセットハーフ(1)を前記リール
スピンドル(7)に対して垂直方向に移動させるほう
が、前記リールスピンドル(7)から前記ハブ(4)を
スムーズに抜き出すことができるので、前記カセットハ
ーフ(1)の上昇時における軌跡を案内する前記逆L字
状の長孔(24a),(24b)の前端縁は垂直に形成してあ
る。
にあり、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)の回転
軸芯(P1)は前記リールスピンドル(7)の回転軸芯
(P3)に一致する仮想軸芯(P2)に位置している状態に
あることから、前記カセットハーフ(1)を前記リール
スピンドル(7)に対して垂直方向に移動させるほう
が、前記リールスピンドル(7)から前記ハブ(4)を
スムーズに抜き出すことができるので、前記カセットハ
ーフ(1)の上昇時における軌跡を案内する前記逆L字
状の長孔(24a),(24b)の前端縁は垂直に形成してあ
る。
つまり、前記カセットハーフ(1)は、前記カセット
挿入口(15)から前記カセット保持部(12)に挿入され
(第5図参照)、前記保護カバー(8)が開き操作され
た初期位置(第14図におけるA点)(第6図参照)か
ら、本体後方側に向かってロック状態にある前記ハブ
(4)の回転軸芯(P1)と前記リールスピンドル(7)
の回転軸芯(P2)とが一致するB点を超えて前記クリア
ランス(6)よりも更に後方側に位置するC点まで水平
方向に移動案内された後、その水平方向における位置を
前方側に戻されながら、前記リールスピンドル(7)の
回転軸芯(P2)に一致するE点(第7図及び第8図参
照)に向かって下降することになる。尚、第14図中にお
いて、D点は前記ハブ(4)と前記リールスピンドル
(7)の先端とが同一高さになる位置(第7図参照)、
F点は前記カセットハーフ(1)を前記B点に向かって
上昇させるときに、前記前記ハブ(4)と前記リールス
ピンドル(7)の先端とが同一高さになる位置である。
挿入口(15)から前記カセット保持部(12)に挿入され
(第5図参照)、前記保護カバー(8)が開き操作され
た初期位置(第14図におけるA点)(第6図参照)か
ら、本体後方側に向かってロック状態にある前記ハブ
(4)の回転軸芯(P1)と前記リールスピンドル(7)
の回転軸芯(P2)とが一致するB点を超えて前記クリア
ランス(6)よりも更に後方側に位置するC点まで水平
方向に移動案内された後、その水平方向における位置を
前方側に戻されながら、前記リールスピンドル(7)の
回転軸芯(P2)に一致するE点(第7図及び第8図参
照)に向かって下降することになる。尚、第14図中にお
いて、D点は前記ハブ(4)と前記リールスピンドル
(7)の先端とが同一高さになる位置(第7図参照)、
F点は前記カセットハーフ(1)を前記B点に向かって
上昇させるときに、前記前記ハブ(4)と前記リールス
ピンドル(7)の先端とが同一高さになる位置である。
上記実施例では、カセット保持部(12)を前後幅方向
及び上下幅方向に移動案内するための逆L字状の長孔
(24a),(24b)を、ロック作用状態にある前記ハブ
(4)の回転軸芯(P1)の水平方向での位置を前記仮想
回転軸芯(P2)に一致又は略一致する位置まで一旦後方
側に移動した後、前記仮想軸芯(P2)に一致する位置ま
で前方側に移動しながら、前記カセット保持部(12)が
リールスピンドル(7)側に向かって降下するように、
その後端縁側を下方に向かって傾斜させた形状を形成し
た場合を例示したが、例えば、第15図に示すように、前
記ハブ(4)が前記リールスピンドル(7)の先端部が
位置する箇所まで降下するまでは、前記カセット保持部
(12)の前後方向における位置を、ロック作用状態にあ
る前記ハブ(4)の回転軸芯(P1)の前後幅方向での位
置を前記仮想軸芯(P2)に一致又は略一致する位置に維
持させるようにしたり、第15図中、破線で示すように、
前記カセットハーフ(1)を下降させながら、前記仮想
軸芯(P2)に一致する位置まで前方側に移動させるよう
にしてもよい。又、第16図に示すように、前記カセット
保持部(12)の上昇時における移動軌跡を、前記固定枠
(13)の後方から前方に向かって傾斜させるようにして
もよく、前記カセット保持部(12)の移動軌跡の具体形
状は各種変更できる。
及び上下幅方向に移動案内するための逆L字状の長孔
(24a),(24b)を、ロック作用状態にある前記ハブ
(4)の回転軸芯(P1)の水平方向での位置を前記仮想
回転軸芯(P2)に一致又は略一致する位置まで一旦後方
側に移動した後、前記仮想軸芯(P2)に一致する位置ま
で前方側に移動しながら、前記カセット保持部(12)が
リールスピンドル(7)側に向かって降下するように、
その後端縁側を下方に向かって傾斜させた形状を形成し
た場合を例示したが、例えば、第15図に示すように、前
記ハブ(4)が前記リールスピンドル(7)の先端部が
位置する箇所まで降下するまでは、前記カセット保持部
(12)の前後方向における位置を、ロック作用状態にあ
る前記ハブ(4)の回転軸芯(P1)の前後幅方向での位
置を前記仮想軸芯(P2)に一致又は略一致する位置に維
持させるようにしたり、第15図中、破線で示すように、
前記カセットハーフ(1)を下降させながら、前記仮想
軸芯(P2)に一致する位置まで前方側に移動させるよう
にしてもよい。又、第16図に示すように、前記カセット
保持部(12)の上昇時における移動軌跡を、前記固定枠
(13)の後方から前方に向かって傾斜させるようにして
もよく、前記カセット保持部(12)の移動軌跡の具体形
状は各種変更できる。
又、上記実施例では、案内手段(100)を案内孔利用
形式のものとしたが、その他の各種の構成のものが適用
できる。又、カセット挿入口(15)を開閉する手動操作
式の扉(17)の開閉操作に連係させて、前記カセット保
持部(12)を移動案内させるように構成した場合を例示
したが、例えば、第17図に示すように、摺動枠(14)を
固定枠(13)に対して前後幅方向にスライド移動させる
電気操作式の駆動手段としての電動モータ(35)を設け
てもよい。但し、第17図において、上記実施例と同一機
能を備える部材には上記実施例と同一符号を付してあ
り、その説明は省略する。
形式のものとしたが、その他の各種の構成のものが適用
できる。又、カセット挿入口(15)を開閉する手動操作
式の扉(17)の開閉操作に連係させて、前記カセット保
持部(12)を移動案内させるように構成した場合を例示
したが、例えば、第17図に示すように、摺動枠(14)を
固定枠(13)に対して前後幅方向にスライド移動させる
電気操作式の駆動手段としての電動モータ(35)を設け
てもよい。但し、第17図において、上記実施例と同一機
能を備える部材には上記実施例と同一符号を付してあ
り、その説明は省略する。
又、上記実施例では、本発明をR−DAT用のカセット
ローディング装置に適用した場合を例示したが、本発明
は、8mmVTR等のように、カセットハーフをその前後幅方
向に案内し且つその前後幅方向の移動終端においてカセ
ットハーフの上下幅方向に案内して、ハブをリールスピ
ンドルに挿入し、その挿入開始された後においてハブの
ロックを解除する形式であれば、各種のカセットローデ
ィング装置に適用できるものであって、各部の具体構成
は各種変更できる。
ローディング装置に適用した場合を例示したが、本発明
は、8mmVTR等のように、カセットハーフをその前後幅方
向に案内し且つその前後幅方向の移動終端においてカセ
ットハーフの上下幅方向に案内して、ハブをリールスピ
ンドルに挿入し、その挿入開始された後においてハブの
ロックを解除する形式であれば、各種のカセットローデ
ィング装置に適用できるものであって、各部の具体構成
は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号に記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
為に符号に記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
図面は本発明に係るカセットローディング装置の実施例
を示し、第1図は扉開き状態の全体斜視図、第2図は扉
閉じ状態の全体斜視図、第3図は扉開き状態の右側面
図、第4図は扉閉じ状態の右側面図、第5図乃至第8図
はカセットハーフの移動軌跡の説明図、第9図はカセッ
トハーフ底面の概略斜視図、第10図はカセット保持部底
面の概略斜視図、第11図はリッド開閉の説明図、第12図
はカセットハーフの概略平面図、第13図はハブの縦断面
図、第14図は移動案内用の長孔の形状を示す拡大側面
図、第15図及び第16図は移動案内用の長孔の形状の別実
施例を示す側面図、第17図は電磁操作式の別実施例を示
す全体側面図である。第18図は従来例におけるリールス
ピンドルの拡大側面図である。 (1)……カセットハーフ、(4)……ハブ、(5)…
…ロック手段、(7)……リールスピンドル、(12)…
…カセット保持部、(15)……カセット挿入口、(17)
……蓋体、(28)……連係手段、(35)……電磁操作式
の駆動手段、(P1)……ハブの回転軸芯、(P2)……仮
想軸芯、(P3)……リールスピンドルの回転軸芯、(10
0)……案内手段、(101)……ロック解除手段。
を示し、第1図は扉開き状態の全体斜視図、第2図は扉
閉じ状態の全体斜視図、第3図は扉開き状態の右側面
図、第4図は扉閉じ状態の右側面図、第5図乃至第8図
はカセットハーフの移動軌跡の説明図、第9図はカセッ
トハーフ底面の概略斜視図、第10図はカセット保持部底
面の概略斜視図、第11図はリッド開閉の説明図、第12図
はカセットハーフの概略平面図、第13図はハブの縦断面
図、第14図は移動案内用の長孔の形状を示す拡大側面
図、第15図及び第16図は移動案内用の長孔の形状の別実
施例を示す側面図、第17図は電磁操作式の別実施例を示
す全体側面図である。第18図は従来例におけるリールス
ピンドルの拡大側面図である。 (1)……カセットハーフ、(4)……ハブ、(5)…
…ロック手段、(7)……リールスピンドル、(12)…
…カセット保持部、(15)……カセット挿入口、(17)
……蓋体、(28)……連係手段、(35)……電磁操作式
の駆動手段、(P1)……ハブの回転軸芯、(P2)……仮
想軸芯、(P3)……リールスピンドルの回転軸芯、(10
0)……案内手段、(101)……ロック解除手段。
Claims (3)
- 【請求項1】カセットハーフ(1)を保持するカセット
保持部(12)と、そのカセット保持部(12)を前記カセ
ットハーフ(1)の前後幅方向に案内し且つその前後幅
方向の移動終端において前記カセットハーフ(1)の上
下幅方向に案内する案内手段(100)とが設けられ、前
記カセット保持部(12)が前記上下幅方向に移動される
に伴って、前記カセットハーフ(1)のハブ(4)が本
体側のリールスピンドル(7)に挿入されるように構成
され、前記ハブ(4)を前記カセットハーフ(1)の前
後幅方向に押圧付勢してその回転を阻止するロック手段
(5)が、ロック作用状態とロック解除状態とに切り換
え自在に設けられ、前記カセット保持部(12)が前記上
下幅方向に移動されるに伴って、且つ、前記ハブ(4)
が前記リールスピンドル(7)に挿入開始された後にお
いて前記ロック手段(5)をロック解除状態に操作する
ロック解除手段(101)が設けられたカセットローディ
ング装置であって、前記案内手段(100)は、前記ハブ
(4)が前記リールスピンドル(7)に挿入開始される
ときに、前記ロック手段(5)の押圧付勢力によって前
記カセットハーフ(1)に対する仮想回転軸芯(P2)か
ら偏位している前記ハブ(4)の回転軸芯(P1)と前記
リールスピンドル(7)の回転軸芯(P3)とを一致又は
略一致させ、且つ、前記カセットハーフ(1)の上下幅
方向の移動終端に達するときに、前記仮想軸芯(P2)と
前記リールスピンドル(7)の回転軸芯(P3)とを一致
又は略一致させるべく、前記カセット保持部(12)を案
内するように構成されているカセットローディング装
置。 - 【請求項2】請求項1記載のカセットローディング装置
であって、前記カセットハーフ(1)を前記カセット保
持部(12)に挿入するカセット挿入口(15)を開閉する
手動操作式の蓋体(17)が設けられ、その蓋体(17)の
開閉操作に伴って前記カセット保持部(12)を前記案内
手段(100)の案内方向に沿って移動させるべく、前記
蓋体(17)と前記カセット保持部(12)とを連係する連
係手段(28)が設けられているカセットローディング装
置。 - 【請求項3】請求項1記載のカセットローディング装置
であって、前記カセット保持部(12)を前記案内手段
(100)の案内方向に沿って移動駆動する電気操作式の
駆動手段(35)が設けられているカセットローディング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293316A JP2706111B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | カセットローディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293316A JP2706111B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | カセットローディング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02139753A JPH02139753A (ja) | 1990-05-29 |
JP2706111B2 true JP2706111B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=17793255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63293316A Expired - Lifetime JP2706111B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | カセットローディング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2706111B2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP63293316A patent/JP2706111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02139753A (ja) | 1990-05-29 |
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