JPH0721914B2 - カセットロ−ディング装置 - Google Patents

カセットロ−ディング装置

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JPH0721914B2
JPH0721914B2 JP62109402A JP10940287A JPH0721914B2 JP H0721914 B2 JPH0721914 B2 JP H0721914B2 JP 62109402 A JP62109402 A JP 62109402A JP 10940287 A JP10940287 A JP 10940287A JP H0721914 B2 JPH0721914 B2 JP H0721914B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は開口部より挿入されるフロッピーディスクカセ
ットやビデオテープカセットなどをドライブ装置内に装
着するカセットローディング装置に関する。
〔従来技術〕
コンピューター、ワープロ、オーディオ機器などにおい
ては、一般に、記録(録音)再生媒体としてのフロッピ
ーディスクや磁気テープはカセットケース内に収納した
状態で使用され、これらの機器にはカセットをヘッドに
対向する装着位置へ取り入れるためのカセットローディ
ング装置が設けられている。
このカセットローディング装置は、カセット挿入の検出
またはスイッチ操作でモータを作動させ自動的に装着す
るものと、手動のみで純機械的に装着するものがあり、
本発明は後者の手動のみで操作するカセットローディン
グ装置の構造に係わる。
このカセットローディング装置は、一般に、開口部より
一定深さ挿入されたカセットをカセット保持部材でチャ
ッキングし、該カセット保持部材をさらにカセット装着
位置へ導入してロックし、カセット取り出し時にはロッ
クを解除してカセット保持部材を吐き出し位置(チャッ
キング位置と略同じ)へ戻し、そこからカセットを取り
出すよう構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のカセットローディング装置にあって
は、一般に、ドアを開けて開口部からカセットを挿入し
た後、ドア近傍(フロントパネル上)に設けたレバー類
あるいはボタン等を操作してカセットを装着位置へ引き
込んだり、吐き出し位置まで引き戻すなどの動作を行わ
せていた。
しかし、このような従来のカセットローディング装置で
は、カセットを挿入しドアを閉じた後、さらにレバーや
ボタン等を別途操作する必要があり、操作が繁雑であり
誤って操作するケースも多かった。
また、フロントパネルに操作用のレバーやボタン等が突
設されているので、フラットノーズを実現することがで
きず、デザイン上好ましくないのみならず、設置や梱包
などの無駄なスペースが生じるという問題もあった。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は上記従来技術の問題に鑑みなされたものであ
り、カセットの装着および取出し時の操作がきわめて簡
単であり、しかもフロントパネルから突出するものがな
くフラットノーズを完全に実現することが可能であり、
デザインにすぐれ且つ無駄なスペースを無くし得るカセ
ットローディング装置を提供することを目的とする。
本発明は、装置本体に形成された開口部よりカセットを
着脱可能なカセット排出位置と、前記カセットを前記装
置本体内の所定の装填位置に装填するカセット装填位置
との間を移動自在に支持されているカセットホルダー
と、前記開口部に開閉自在に配されたドアの開閉動作に
よって前記カセットホルダーを前記カセット排出位置と
前記カセット装填位置との間で移動するローディングプ
レートと、前記カセットホルダー上にカセットの挿入方
向に前後スライド可能に且つ前記ローディングプレート
と係合可能に配され、前記ドアの閉成動作によって前記
カセットの挿入方向に移動するスライド部材と、前記ス
ライド部材上に配され、前記カセットホルダー内に前記
カセットを所定量挿入することによって前記カセットの
係合部に係合してこれを保持するチャックリンクと、か
らなり、前記ドアの開放状態において、前記カセットホ
ルダー内にカセットを所定量挿入することにより、前記
チャックリンクによって前記カセットを前記スライド部
材に保持し、前記ドアの閉成動作によって前記スライド
部材を前記カセット挿入方向にスライドすることによ
り、前記カセットホルダー内へと前記カセットを引き込
んだ後、前記カセットホルダーを前記装填位置へと移動
するように構成されていることを特徴とするカセットロ
ーディング装置により、上記目的を達成するものであ
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。
《本発明で用いられる記録媒体の説明》 第13図は本発明によるカセットローディング装置に装着
されるカセットとして好適なフロッピーディスクカセッ
ト10の裏面(底面)図である。
第13図において上下のカセットシェル11A、11Bで形成さ
れるケース内にはフロッピーディスク12が回転自在に支
持されている。このフロッピー12はそのハブ(ディスク
ハブ)13をケース11A、11Bの中心部で軸支されている。
なお、前記ハブ13はその端面を磁性体で形成し、カセッ
トローディング装置側の装着部に軸支された駆動軸の磁
石支持面に該端面を吸着させることにより位置決め装着
される。
カセット10の下面の両側端縁部には後述するチャッキン
グ手段のチャックリンクのカセット保持爪を係合する凹
部(切欠部)14が形成されている。
また、カセット10の下面にはカセット装着部のベースに
設けられた位置決めピンが係合し、該カセットの位置を
正確に決めるための位置決め穴15A、15B、15C、15Dが設
けられている。
前記下側のカセットシェル11Bには、ディスク12のヘッ
ド対向部(通常上下2面に設けられる)を露出させるた
めの開口16が形成され、該開口16はスライド式のシャッ
ター17を左右に移動させることにより開閉される。この
シャッター17はねじりコイルばねなどで閉じ方向に付勢
されており、カセット装着時に引き込み動作に連動して
開かれるようになっている。前記シャッター17には後述
するカセットローディング装置内のシャッターオープナ
ーの係合突起が係合する凹部(または切り欠き)18が形
成されている。
なお、第13図ではシャッター17は閉位置と開位置の中間
に位置している。
カセット10の先端左側(第13図の裏面図では右側)には
該挿入防止形状としての傾斜面(スライド面)19が形成
されている。
なお、図示のカセット10の裏面には、ディスク12の回転
振れを防止するため、装着位置で上下からばね等の当接
を受けて該ディスク12を挟み所定の圧力を与えるスタビ
ライザー20が取付けられている。
さらに、カセット10の角隅部には誤消去防止用のライト
プロテクター21が設けられている。
《カセットローディング装置の構成の説明》 第1図は本発明によるカセットローディング装置の要部
の平面図であり、上半部はカセット挿入口のドアが開い
ている状態を、下半部は該ドアを閉じた状態を示す。
第2図は第1図のドア開放時の線II−IIから見た一部を
削除した左側面図であり、第3図は第2図と同じ線II−
IIから見た他の一部を削除した左側面である。
第4図は第1図のドア閉鎖時の線IV−IVから見た一部削
除の右側面図であり、第5図は第4図と同じ線IV−IVか
ら見た他の一部を削除した右側面図である。
第6図は第1図中の線VI−VIから見たドア開放時の一部
省略の横断面図である。
第1図〜第6図において、カセットローディング装置は
ドライブ装置等の機枠に固定された左サイドプレート25
と右サイドプレート26を有し、左右のサイドプレート2
5、26によりそれぞれ形成された垂直のガイド溝33A、33
Bにより上下方向に移動可能にガイドされたカセットホ
ルダー27が配されており、また、カセットホルダー27と
重合して溝37A、37Bによって前後および上下にガイドさ
れたスライド部材(カセット保持部材)28が保持されて
いる。
前記カセットホルダー27は第6図に示すごとく前面の開
口より挿入されたカセット10をその挿入方向に前後摺動
可能に収納保持するよう左右下側にガイド部31A、31Bを
有する断面形状を有している。
さらに詳述すると、前記カセットホルダー27は左右に設
けた係合ピン32A、32Bを前記左右のサイドプレート25、
26に形成した垂直のガイド溝33A、33Bに嵌合させること
により上下に移動可能に組付けられている。
また、スライド部材28は、カセットホルダー27上に重合
して配され、3ヶ所に形成された前後方向長溝(ガイド
溝)34A、34B、34Cをカセットホルダー27に植設された
係合ピン35A、35B、35Cに係合させることにより、該カ
セットホルダー27に対し前後方向にスライド可能に係合
されている。
さらに、このスライド部材28はその両側に設けた係合ピ
ン36A、36Bを前記左右のサイドプレート25、26に形成し
た折曲ガイド溝すなわち水平部および垂直部を有するガ
イド溝37A、37Bに係合させることにより前後方向および
上下方向に移動可能に組付けられている。
したがって、カセットホルダー27は垂直方向にのみ移動
可能で、スライド部材28はカセットホルダー27に対して
前後摺動自寿在で且つカセットホルダー27とともに垂直
方向に移動可能に配されている。
《挿入されたカセットを保持するカセット保持部材(チ
ャックリンク)の説明》 前記スライド部材28に設けた軸支点41には、挿入された
カセットの前記チャッキング用凹部14に掛止するカセッ
ト保持爪42を有するカセット保持部材(チャックリン
ク)43が回動自在に軸支されている。このチャックリン
ク43はスライド部材28との間に張架されたスプリング44
によって第1図中反時計方向に付勢されている。
カセット10が挿入され、該カセットの傾斜面19がチャッ
クリンク43のカセット保持爪42に衝突すると、該カセッ
ト保持爪42が外側へ押しやられ該チャックリンク43が時
計方向へ回動し、該カセット保持爪42がカセット10の側
面へ乗り上げられ摺動するようになる。
さらにカセット10を押し込みチャッキング位置(または
吐き出し位置)に達するとカセット保持爪42がカセット
10の凹部14内へばね力で押し込められ、カセット10はス
プリング44で付勢されたチャックリンク43の押圧係合に
よってチャッキングされ、スライド部材28とともに前後
方向に移動するよう保持される。
なお、カセット10が誤挿入され傾斜面19がカセット保持
部材(チャックリンク)43側にない場合は、該チャック
リンク43に対しカセット10が衝突しストップされること
になり、吐き出し位置へ挿入することができない。
《カセットのローディングおよび排出を行う機構の説
明》 第9図はカセットローディング装置の前面図である。
カセットローディング装置の前面はカセット挿入用の開
口部45を有するフロントパネル46が設けられ、該開口部
45は軸支点47を中心に回動するドア48によって開閉され
る(第4図参照)。
一方、カセットローディング装置の両側すなわち左右の
サイドプレート25、26には前記ドア48の開閉動作に応じ
て前後方向に移動される左右のローディングプレート5
0、51が設けられている。
すなわち、前記ドア48の左右に設けられた枢軸52A、52B
のそれぞれには左右のドアリンク53A、53Bの一端が回動
自在に連結され、これらのドアリンク53A、53Bの他端は
それぞれ枢軸54A、54Bを介して左右のローディングプレ
ート50、51の前端部に回転自在に連結されている。
左右のローディングプレート50、51のそれぞれには、2
本のガイド溝55A、55Bおよび56A、56Bが形成され、各ガ
イド溝には左右のサイドプレート(固定)25、26に植設
された係合ピン57A、57B、58A、58Bが摺動自在に係合さ
れている。
また、各ガイド溝55A、55Bおよび56A、56Bは左右対称に
形成されており、これらのガイド溝は各ローディングプ
レート50、51を水平方向に前後移動自在に案内するよう
水平に形成されているが、図示のでは各ガイド溝の端部
に傾斜溝として係合カム部60A、60B、61A、61Bが形成さ
れている。
これらの係合カム部60A、60Bおよび61A、61Bは、前記カ
セットホルダー27の左右の係合ピン32A、32Bおよび前記
スライド部材28の左右の係合ピン36A、36Bに摺動可能に
係合しており、左右のローディングプレート50、51の前
後移動によってカセットホルダー27を上下にガイドしか
つスライド部材28をカセットホルダー27に対して前後に
且つカセットホルダー27とともに上下にガイドするため
のものである。
左右のローディングプレート50、51は、左右のサイドプ
レート25、26との間に張架された引張りスプリング62
A、62Bによって常時戻し方向(吐き出し方向)に付勢さ
れている。
こうして、ドア48を第2図および第3図の開位置から第
4図および第5図の閉位置へ移動させる動作、すなわち
ドア48を閉める動きに連動して、ローディングプレート
50、51をカセット挿入方向へと移動し、カセット10をチ
ャックしたスライド部材28を奥へ距離H(第2図)引き
込んだ時、スライド部材28の係合ピン36A、36Bがガイド
溝37A、37Bの垂直部分に到達し(この位置に来るまで
は、スライド部材28の係合ピン36A、36Bがガイド溝37A
A、37Bの水平部分を移動するため、スライド部材28およ
びカセットホルダー27は下降しない)、このスライド部
材28およびカセットホルダー27の両方をカセット10とと
もに下方へガイド溝37A、37Bの垂直部分に応じた高さV
だけ下降させるよう構成されている。
この時の動きはローディングプレート50、51に形成した
カム係合部60A、61A、60B、61Bで係合ピン32A、36A、32
B、36Bを機械的に案内することにより、ドア48を閉める
動きに対応した量づつ確実に行われる。
すなわち、上記カセットローディングの動きは、スプリ
ングの弾性力で弾みをつけて行うものではなく、ドア48
の閉成動作によってその閉成速度を加減でき、完全に無
衝撃の状態で行われる。
《カセットホルダー27上の構成の説明》 第8図は前記カセットホルダー27の上面を示す図であ
る。
第8図において、カセットホルダー27の上面の左右には
カセット10を圧接するための板ばね64A、64Bが取付けら
れており、これらの板ばねの両端部はカセットホルダー
27に形成された開口65A、66A、65B、66Bから下側へ突出
し、該カセットホルダー27内に挿入されたカセット10の
上面を圧接し、該カセット10をガイド部31A、31B(第6
図)に押圧してガタ付きのない状態で保持している。
前記スライド部材28には前述のごとくカセット10をチャ
ックするためのカセット保持部材(チャックリンク)43
が軸支点41を介して取付けられており、該スライド部材
はカセット保持部材として機能している。
而して、このスライド部材28には、カセット10の凹部14
(第13図)にカセット保持爪42(第1図)がばね44で押
圧係合された状態、すなわちカセット10がチャックキン
グされた状態で、該カセット10の先端面に当接して過度
の侵入を阻止するストッパ67A、67B(第1図、第6図)
が設けられている。このストッパ67A、67Bはスライド部
材28から下方へ折り曲げられた一体の突出部で形成さて
おり、図示の例では、カセットホルダー27上面に形成さ
れた前後方向長孔68A、68Bを通して前記ストッパー67
A、67Bを下方へ突出させることによりカセット10引き込
み動作に支障がない構造になっている。
《シャッタ開閉機構の説明》 第10図はカセット10の開口部16を閉鎖するシャッター17
(第13図)の開閉する機構およびその動作を示す部分平
面図である。
第1図および第10図において、前述のごとく、スライド
部材28を形成された前後方向長孔のガイド溝34Cがカセ
ットホルダー27に植設した係合ピン35Cに係合してお
り、スライド部材28はカセットホルダー27に対し前後方
向に相対移動する。
而して、スライド部材28には軸支点70を介してシャッタ
ーオープナー71が回動可能に軸支されている。このシャ
ッターオープナー71の先端部にはカセットホルダー27内
に挿入されてチャックされたカセット10の開口部16を開
閉するシャッター17の凹部18に係合する係合突起72が一
体的に形成されている。
また、前記シャッターオープナー71にはカセットホルダ
ー27に植設された係合ピン35Cに係合するカム溝73が形
成されている。
このカム溝73は、カセット10をチャックリンク43によっ
てチャックしたスライド部材28がカセットの挿入動作に
よってカセットホルダー27に対して後方へ移動すると
き、すなわちカセット10を引き込ませるとき、その動き
に応じてシャッターオープナー71の前記係合突起72をス
ライド部材28に対して(したがってカセット10に対して
(シャッター開き方向(左から右)へ移動させる(シャ
ッターオープナー71を時計回りに回動させる)ように形
状を有している。
また、カセットホルダー27の上面には、前記シャッター
オープナー71の係合突起72のシャッター開閉方向の動き
を逃げるための開口74が形成されている。
第10図中実線および鎖線はチャックキング位置(吐き出
し位置)を示し、二点鎖線はカセット10を引き込んだ装
着位置を示す。
こうして、チャックされたカセット10の動きを該カセッ
トのシャッター開閉方向(左→右)の動きに変化させる
カム手段35C、71、73を設け、該カム手段のシャッター
開閉方向移動部にシャッター17の凹部18に係合させる爪
部(係合突起)72を設け、カセット10の押し込み(引き
込み)吐き出し(イジェクト)に連動してシャッター17
を移動させて開口部16を開閉する機構が構成されてい
る。
《カセット位置決め機構の説明》 第7図はカセット10を装着した状態すなわちローディン
グの状態を示す。
第1図において、カセット10がシャッター17開の状態で
装着位置にロックされると、記録再生ヘッド100は、カ
セット10の開口部16(第10図、第13図)から該カセット
内へ導かれ、該開口部から前後方向に直線運動(ヘッド
送り)しながら情報の記録(書き込み)あるいは読み取
りを行なうよう動作する。
第1図および第7図において、ベース75には、カセット
10(ケース11A、11B)位置決め用のピン76A、76B、101
A、101B並びにフロッピーディスク12の駆動および位置
決め(高さおよび平面位置、平行度)用の回転ボス77が
設けられている。
図示の例では、カセット10のx、yの方向の位置決めは
2個のピン76A、76Bによって行なわれ、該カセット10の
z方向(フロッピーディスク12の厚さ方向)の位置決め
は全て(4個)のピン76A、76B、101A、101Bによって行
なわれる構造になっている。
前述のローディングプレート50、51の動きでカセット10
が押し込まれかつ下降されると、まず、カセット10に凹
部15A、15B、15C、15D(第13図)が前記ピン76A、76B、
101A、101Bに当接するとともにディスク12のハブ13(第
13図)が回転ボス77に当接してカセット10の位置決めが
行われる。
特にヘッド(不図示)との関係で書き込み再生用のディ
スク122の位置を正確に出す必要があり、そのため、例
えば、回転ボス77とハブ13を磁石吸引式とし、平行度、
芯出しおよび回転位置を正確に規制しうる嵌合構造にす
ることが好ましい。
カセットホルダー27およびスライド部材28はローディン
グプレート50、51の係合カム部60A、60Bおよび61A、61B
によってカセット10より若干余分に下方へ引き込まれガ
イド部31A、31Bとカセット10との間に隙間78A、78Bが生
じた状態になる。
また、装着状態において、カセット10は前記板ばね64
A、64Bによって下方へ押圧されており、したがって、カ
セット10はこの板ばね64A、64Bと前記ピン76A、76Bとの
間で弾性的に所定の保持力で位置決めされている。
《ドア開閉およびカセットのローディング、排出動作の
説明》 第1図および第4図において、右サイドプレート26と右
ローディングプレート51との間に、ドア48を閉める動き
でカセット10を装着位置(第7図)にロックし、該ドア
を再度押した時の動きでカセット10をリリースしローデ
ィングプレート50、51の戻しばね62A、62Bの付勢力でカ
セット10を吐き出し位置へ戻す(イジェクトする)ロッ
クアンドリリース機構80が設けられている。
第11図および第12図は上記ロックアンドリリース機構の
詳細を示す正面図および断面図(線A−A、線B−B)
である。
第1図、第4図、第11図、第12図において、右サイドプ
レート26にはロックリンク81が軸支され、右ローディン
グプレート51には該ロックリンク81と協働してロックお
よびリリースする係合ピン82が植設されている。
第11図および第12図において、前記ロックリンク81は、
右サイドプレート26に植設されたピン83に対し、回動可
能でしかも軸方向に傾斜または変位可能に取付けられて
いる。図示の例ではロックリンク81はピン83に嵌着され
たコイルスプリング84によりピン83の先端側へばね付勢
されている。
前記ロックリンク81は、ばね85により第1図中矢印Aで
示す方向に付勢されており、前記係合ピン82が何ら接触
しない時、サイドプレート26に設けたストッパ86に突出
部87が衝当する初期回転位置にある。
第11図および第12図に示すごとく、ロックリンク81は板
部材で形成され、該ロックリンク81には、矢印B方向に
平行移動するローディングプレート51の係合ピン82が最
初に接触しばね85に抗して押圧摺動するカム部88と、ガ
イド溝89と、ロックリンク81およびピン82が安定したロ
ック状態になる掛止部90と、2度押し時にピン82が入り
込むリリース開始部91と、第12図に示す方向に傾斜しピ
ン82が乗り越え可能に形成されたリリース案内部92が形
成されている。
このロックアンドリリース機構80の動作は次のとおりで
ある。
カセット10がチャックされた後ドア48を閉じる動きを始
めるとローディングプレート51とともにこれに植設され
た係合ピン82が矢印B方向に平行移動する。
一定量カセット10が押し込まれると係合ピン82がロック
リンク81のカム部88に衝突し、その時の上向き分力(第
11図)によってロックリンク81がばね85に抗して時計方
向(第11図で)回動する。
さらに係合ピン82が進行しカム部88を通過してガイド溝
89の入口に達すると、ロックリンク81はばね85のばね力
によって反時計方向に回動し係合ピン82がロック位置90
に掛止される。ここでドア48の閉じ動作を止める。
この位置では安定したロック状態になり、戻しばね62B
(第4図)で入口方向へ(第11図中左方向へ)ばね付勢
されるローディングプレート51とばね85で第11図中反時
計方向に付勢されるロックリンク81が互いに安定した状
態で係合し保持される。
このロック位置は第7図に示したカセット装着位置に対
応している。
次にカセット10を取り出す時の動作を説明する。
カセット10を取り出す時は閉じ状態にあるドア48をさら
に押し込む方向に押圧操作(2度押し)するだけでよ
い。
第11図および第12図において、閉じているドア48(第4
図)を押すと、ローディングプレート51がばね62Bに抗
して距離奥へ押し込まれ、係合ピン82がロック位置90か
ら外れて若干奥の方へ進む。係合ピン82がロック位置90
から外れるとロックリンク81がばね85で反時計方向に若
干回動し、係合ピン82はリリース開始部91へ来る。
係合ピン82がリリース開始部91へ来ると、ばね62Bで入
口方向(ドア開き方向)に付勢されているローディング
プレート51の係合ピン82が前記リリース案内部92に接触
する。
しかし、このリリース案内部92は第12図(B)に示すよ
うに係合ピン82の接触部より高い位置まで傾斜してお
り、しかもロックリンク81自体第12図の(B)中2点鎖
線で示すように支軸ピン83の軸方向に変位可能に保持さ
れているので、ばね62Bのばね力で係合ピン82はリリー
ス案内部92を容易に乗り越えることができ、左右のロー
ディングプレート50、51は左右の復帰ばね62A、62Bのば
ね力で直ちに吐き出し位置(前述のカセット10挿入時に
おけるチャックキング位置と略同じイジェクト位置)へ
戻される。
すなわち、ドア48を押すだけで、装着位置にロックされ
ていたカセット10をリリースし、取り出し可能な吐き出
し位置へ直ちに戻すことができる。
《カセット排出時のチャックリンクの動作》 この場合、カセット10の引き込みおよび吐き出しは、ス
ライド部材28に軸支されたカセットスライド部材(チャ
ックリンク)43のカセット保持爪42を該カセットの凹部
14にバネ44による所定大きさのばね力で押圧係合させた
状態で行うので、前述のようにロックを解除してばね付
勢力でカセット10を吐き出し位置へ戻す場合でも、加減
速動作や衝撃によってカセット保持爪42がカセット凹部
14から外れることを確実に防止することができ、したが
って、カセットイジェクト時にカセット10が開口部から
飛び出して落下することを防止することができる。
なお、以上の実施例では本発明をフロッピーディスクカ
セットのローディング装置に適用する場合を図示して説
明したが、本発明はビデオテープカセット、CDカセッ
ト、オーディオカセット、などのカセットをドライブ装
置(機構)内に装着するものであれば種々のカセットの
ローディング装置に適用することができる。
前記実施例中の“前後および上下にガイドされたスライ
ド部材28を押し込みかつ下降させてカセット10を装着位
置へ引き込む機構”においては、ドア48からスライド部
材28の動きを制御する左右のローディングプレート50、
51への力の伝達経路として、ドアとローディングプレー
ト50、51との間に連結されたドアリンク53A、53Bを使用
したが、これは第14図に示すごとくドア48の動きをロー
ディングプレート50、51に直接伝達する構造にすること
も可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明のカセットロー
ディング装置によれば、装置本体に形成された開口部よ
りカセットを着脱可能なカセット排出位置と、前記カセ
ットを前記装置本体内の所定の装填位置に装填するカセ
ット装填位置との間を移動自在に支持されているカセッ
トホルダー(27)と、前記開口部に開閉自在に配された
ドア(48)の開閉動作によって前記カセットホルダー
(27)を前記カセット排出位置と前記カセット装填位置
との間で移動するローディングプレート(50、51)と、
前記カセットホルダー(27)上にカセットの挿入方向に
前後スライド可能に且つ前記ローディングプレート(5
0、51)と係合可能に配され、前記ドアの閉成動作によ
って前記カセットの挿入方向に移動するスライド部材
(28)と、前記スライド部材(28)上に配され、前記カ
セットホルダー(27)内に前記カセットを所定量挿入す
ることによって前記カセットの係合部に係合してこれを
保持するチャックリンク(43)と、からなり、前記ドア
の開放状態において、前記カセットホルダー(27)内に
カセットを所定量挿入することにより、前記チャックリ
ンク(43)によって前記カセットを前記スライド部材
(28)に保持し、前記ドア(48))の閉成動作によって
前記スライド部材(28)を前記カセット挿入方向にスラ
イドすることにより、前記カセットホルダー(27)内へ
と前記カセットを引き込んだ後、前記カセットホルダー
(27)を前記装填位置へと移動するように構成されてい
ることを特徴とするので、ドアの開閉動作のみでカセッ
トの装填および排出を行うことができるとともに、カセ
ットを所定量挿入した時点でこれを確実にスライド部材
に保持することができ、以後のドアの閉成動作によりカ
セットを装置内方へと脱落することなく引き込むことが
でき、カセットの装填および排出を確実に行うことがで
きるカセットローディング装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカセットローディング装置の要部
を左半部では吐き出し位置に右半部では装着位置にある
状態で示す平面図、第2図は第1図中の線IIから見た一
部削除左側面図、第3図は第1図中の線II−IIから見た
別の部分を削除した左側面図、第4図は第1図中の線IV
−IVから見た一部削除右側面図、第5図は第1図中の線
IV−IVから見た別の部分を削除した右側面図、第6図は
第1図中の線VI−VIから見た横断面図、第7図はカセッ
ト装着状態を示す縦断面図、第8図は第1図中のカセッ
トホルダーの平面図、第9図は第1図のカセットローデ
ィング装置のカセット挿入用開口部を示す正面図、第10
図は第1図中のカセットのシャッターを開閉する機構お
よび動作を示す部分平面図、第11図は第1図中のカセッ
トのロックアンドリリース機構の部分正面図、第12図の
(A)、(B)はそれぞれ第11図中の線A−A、線B−
Bに沿った部分断面図、第13図は第1図のカセットロー
ディング装置で使用されるカセットの底面図、第14図は
本発明の他の実施例の要部を部分的に示す側面図であ
る。 10……カセット、14……凹部(チャッキング)、17……
シャッター(カセット)、19……傾斜面(誤挿入防
止)、27……カセットホルダー、28……スライド部材、
33A、33B……ガイド溝(カセットホルダー用)、37A、3
7B……ガイド溝(スライド部材用)、42……カセット保
持爪、43……カセット保持部材(チャックリンク)、48
……ドア、50、51……ローディングプレート、60A、60
B、61A、61B……板ばね(カセットホルダー)、67A、67
B……ストッパー(スライド部材)、72……係合突起
(シャッター開閉)、73……カム軸(シャッター開
閉)、80……ロックアンドリリース機構、81……ロック
リンク、82……係合ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に形成された開口部よりカセット
    を着脱可能なカセット排出位置と、前記カセットを前記
    装置本体内の所定の装填位置に装填するカセット装填位
    置との間を移動自在に支持されているカセットホルダー
    (27)と、 前記開口部に開閉自在に配されたドア(48)の開閉動作
    によって前記カセットホルダー(27)を前記カセット排
    出位置と前記カセット装填位置との間で移動するローデ
    ィングプレート(50、51)と、 前記カセットホルダー(27)上にカセットの挿入方向に
    前後スライド可能に且つ前記ローディングプレート(5
    0、51)と係合可能に配され、前記ドアの閉成動作によ
    って前記カセットの挿入方向に移動するスライド部材
    (28)と、 前記スライド部材(28)上に配され、前記カセットホル
    ダー(27)内に前記カセットを所定量挿入することによ
    って前記カセットの係合部に係合してこれを保持するチ
    ャックリンク(43)と、からなり、 前記ドアの開放状態において、前記カセットホルダー
    (27)内にカセットを所定量挿入することにより、前記
    チャックリンク(43)によって前記カセットを前記スラ
    イド部材(28)に保持し、前記ドア(48)の閉成動作に
    よって前記スライド部材(28)を前記カセット挿入方向
    にスライドすることにより、前記カセットホルダー(2
    7)内へと前記カセットを引き込んだ後、前記カセット
    ホルダー(27)を前記装填位置へと移動するように構成
    されていることを特徴とするカセットローディング装
    置。
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