JP2521185B2 - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

Info

Publication number
JP2521185B2
JP2521185B2 JP2225684A JP22568490A JP2521185B2 JP 2521185 B2 JP2521185 B2 JP 2521185B2 JP 2225684 A JP2225684 A JP 2225684A JP 22568490 A JP22568490 A JP 22568490A JP 2521185 B2 JP2521185 B2 JP 2521185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cassette
lock
door lock
lock member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2225684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04106754A (ja
Inventor
正宏 松丸
正人 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2225684A priority Critical patent/JP2521185B2/ja
Priority to US07/624,010 priority patent/US5196972A/en
Priority to DE69025717T priority patent/DE69025717T2/de
Priority to EP90313318A priority patent/EP0431966B1/en
Priority to KR1019900020070A priority patent/KR940001247B1/ko
Publication of JPH04106754A publication Critical patent/JPH04106754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521185B2 publication Critical patent/JP2521185B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフロントローディング式カセット装着装置の
改良に関する。
(従来の技術) 磁気記録再生装置(以下、「VTR」と記す)等の磁気
テープを内蔵したカセットを装着するためのフロントロ
ーディングタイプのカセット装着装置に、標準カセット
と小型カセットの大小2つのカセットを選択的に装着す
るようにしたものがある。
第12図は標準カセットC2の斜視図で、筺体210内に磁
気テープ(図示せず)を巻回した供給リール211と巻取
リール212を収納している。その前面側には磁気テープ
を引き出すテープローディング部材が嵌合する開口部21
3を形成するとともに、前面の磁気テープ(図示せず)
を覆うようにリッド(前蓋)214を設けている。又、215
は位置決め用の基準孔、216は高さ決め用の基準面であ
る。
第13図は小型カセットC1の斜視図で、筺体220内には
磁気テープ(図示せず)を巻回した供給リール221と巻
取リール222を収納している。この前面側には磁気テー
プを引き出すテープローディング部材が嵌合する開口部
223を形成するとともに、前面の磁気テープ(図示せ
ず)を覆うようにリッド(前蓋)224を設けている。
又、225は位置決め用の基準孔、227は高さ決め用の基準
面、226は側面より突出するように設けられた上記リッ
ド224のロック解除用の凸部である。
第14図は標準カセットC2と小型カセットC1とを装着し
た際の配置関係を示す図であり、図中、標準カセットC2
の中央左側に位置して小型カセットC1が配置され、互い
の供給リール211,221が同軸上になるようにしている。
このような大小2つのカセットを取扱えるカセット装
着装置では、カセットを装着するカセットホルダの幅方
向寸法が標準カセットの幅寸法と略等しいため、小型カ
セットはカセットホルダ内の任意の位置に挿入可能とな
り、予め定めた正規の位置に挿入れさない恐れがある。
このため、例えば特開昭63-146263号公報や特開昭63-
191347号公報等に、小型カセットを予め定めた正規の位
置に挿入できるようにしたものが提案されている。
特開昭63-146263号公報に記載のものは、カセット挿
入口に小型カセットの幅方向寸法と略同一寸法の両端部
二ケ所にカセット挿入検知部材と共にそれに連動するド
アロック部材を配設すると共に、上記二ケ所の検知部材
の略中央位置にカセット挿入禁止蓋部材を備え、小型カ
セットが正規の位置に挿入れさた時は上記二ケ所の検知
部材とドアロック部材が作動し上記カセット挿入禁止蓋
部材を開口させて挿入及び装着を可能にし、不正規位置
に挿入された時には片側の検知部材のみの作動となり他
方の検知部材及びドアロック部材により上記蓋部材の開
口を不能にするものである。
しかしながら、上記検知部材、ドアロック部材、蓋部
材等の構成が複雑で部品点数も多くコスト高となるばか
りか、上述した構成はカセットホルダの上面部に設けら
れているため、カセット装着装置の厚さが厚くなりVTR
全体も厚くせざるを得ない。
これに対し、特開昭63-191347号公報に記載のもの
は、ドアを左右に2分割して片側、例えば左側ドアを小
型カセットに対応する幅に設定し、この左右両ドアにそ
れぞれドアロックレバー11a,11b(第2図)を設けると
共に、小型カセットが標準カセットの左端と前面端で同
一になるように形成した業務用(MIIフォーマットVTR用
カセット)のものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、一般に民生用で使用されている小型カセット
(VHS・C(登録商標))は、上記業務用小型カセット
よりも幅狭であり、従って、民生用小型カセットを幅広
のドア内に挿入する場合、正規の位置に挿入することが
できない。
そこで、全幅の大型ドアに民生用小型カセットに対応
して小型ドアを形成する、即ち左端から所要の間隔を有
して小型ドアを形成することが考えられるが、この場
合、左側ドアロック部材はこれに対応して内側方向に移
動して設ける必要がある。
一方、第12図に示した通り、標準カセットC2の底面前
部には開口部213が開いている。ドアロック部材が内側
に設けられると、このドアロック部材上を標準カセット
C2の底面が往復することになるので、大型カセットC2の
リッド214で押下げられたドアロック部材は、同カセッ
トC2の開口部213で上昇する如くして、開口部213にドア
ロック部材が侵入することとなり、このドアロック部材
が磁気テープを傷つける恐れがあり、採用することがで
きなかった。
更に、特開昭63-191347号の第2図のように、低位置
にドアロック部材11a,11bを設けると、小型カセットC1
は押上げられるので、同カセットC1を挿入するには、単
純な水平力でなく、下方へ押しながら挿入する必要があ
り、小型カセットC1の挿入作業が難しい等の欠点もあ
る。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、
通常は標準及び小型カセット用ドアを閉状態にロックし
て手や異物を挿入することを未然に防止できると共に、
小型カセットが正規の挿入位置から正規の方向で挿入さ
れた時に小型カセット用ドアのみ回動可能にし、標準カ
セットが正規の挿入位置から正規の方向で挿入された時
には標準及び小型カセットの両ドアを回動可能にして各
カセットの挿入がスムーズで確実にでき、かつ上記2つ
のカセットの着脱操作時にテープが損傷することのない
カセット装着装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段および作用) 上記目的を達成すべく本発明は、大型カセットの為の
第1カセット挿入口に第1のドアを備え、この第1のド
アに小型カセットの為の第2カセット挿入口を切欠き形
成し、この第2カセット挿入口に第2のドアを備え、こ
の第2のドアの両側部に、第2のドアを第1のドアにロ
ックする第2ドアロック部材を備え、これら第2ドアロ
ック部材は、第2のドアを貫通して手前に突出する凸部
と、この凸部を押すことで第2ドアロック部材を略水平
方向に回転させる軸部と、第1のドア側に伸びるロック
片とからなり、一方、第1のドアには上記ロック片に係
合してこのロック片をロックするストッパ部を設けるこ
とでカセット装着装置を構成する。
この構成により、小型カセット挿入時には、同カセッ
トの前面が上記凸部を押し、第2ドアロック部材を回転
させて、第1のドアのストッパ部とのロックを解除して
後、同カセットで第2のドアを押し開け、それ以外の時
には第2ドアロック部材のロック片が第1のドアのスト
ッパ部に係止されて、第2のドアを第1のドアと一体に
動作させる。
更に前記第2ドアロック部材にはその軸部から離れた
箇所に舌片を備え、また前記ブラケットには上記舌片を
押して第2ドアロック部材をロック解除方向に回動せし
める第2ドアロック解除部材を設ける。
この構成により、小型カセットのイジェクト時に上記
第2ドアロック解除部材で舌片を押し、第2ドアロック
部材を回動して、第2のドアを第1のドアに対して開放
可能にする。
また、本発明は、大型カセットの為の第1カセット挿
入口に第1のドアを備え、この第1のドアに小型カセッ
トの為の第2カセット挿入口を切欠き形成し、この第2
カセット挿入口に第2のドアを備え、この第2のドアの
両側部に、第2のドアをブラケットにロックする第2ド
アロック部材を備え、これら第2ドアロック部材は、第
2のドアを貫通するとともに第1のドアよりも手前に突
出する凸部と、この凸部を押すことで第2ドアロック部
材を略水平方向に回転させる軸部と、第2のドアの下辺
より更に下方へ伸びたロック片とからなり、また、前記
ブラケットには上記ロック片に係合してこのロック片を
ロックするストッパアームを設けることでカセット装着
装置を構成する。
この構成により大型及び小型カセット挿入時には、同
カセットの前面が上記凸部を押し、第2ドアロック部材
を回転させて、ストッパアームとのロックを解除して
後、同カセットで第2のドアを押し開け、それ以外の時
には第2ドアロック部材のロック片がストッパアームに
係止されて、第2のドアがブラケット側にロックされ
る。
更に、前記ストッパアームは、ブラケットに揺動可能
に設けられ、このストッパアームに同アームを揺動せし
める第2ドアロック解除レバーを連結する。
この構成により、大型及び小型カセットのイジェクト
時には、上記第2ドアロック解除レバーがストッパアー
ムを強制揺動して、ストッパアームを第2ドアロック部
材のロック片から外すことができる。
(実施例) 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。なお、理解を容易にする為に、全体的な説明を先に
述べる。
第2図は本発明に係るカセット装着装置の天板を外し
た状態での平面図、第3図は同正面図である。
カセット装着装置1は、大きく区分して、カセットハ
ウジング本体を構成するブラケット10と、このブラケッ
ト10前面の第1カセット挿入口20及び、これを塞ぐ第1
のドア21と、第1のドア21に切欠き形成された第2カセ
ット挿入口30及びこれを塞ぐ第2のドア31と、ブラケッ
ト10内に移動可能に配置したカセットホルダ40と、この
カセットホルダ40の移動機構(「ホルダ移動機構」とい
う)50とからなる。以下、これらの構成を詳述する。
ブラケット10は、左右の側板11,12と天板13(第3図
参照)と前面パネル14とからなり、前記右側板12には標
準カセットC2(後述の「小型カセット」と対比すべき、
以下、「大型カセット」と記す。)のリッド(前蓋)の
開放に係るリッドオープナ部材15が備えられている。
第1カセット挿入口20は大型カセットC2の為のもの
で、第2カセット挿入口30は小型カセットC1の為のもの
であり、カセット内蔵の供給リール心を合せる都合上、
第3図に示すように、第1・第2カセット挿入口20,30
は左、右端部ともに同じ位置でないところに特徴があ
る。
第3図に示す通り第1のドア21は第1カセット挿入口
20を大略塞ぐ、大きなドアであり、一方、第2のドア31
は幅(左右寸法)が第1のドア21よりごく小さい。
カセットホルダ40は、第2図に示す通り底板41と天板
42と左右側板43,44とから正面視で口形状を呈し、その
幅寸法は大型カセットと略同一寸法で大型カセットを収
納する大型カセット収納部を形成し、これの内部に小型
カセット収納部が形成されている。なお、前記底板41の
内面(上面)は平坦面である。
上記カセットホルダ40はホルダ移動機構50によって第
2図に示すカセット挿入待機位置とカセット所定装着位
置との間を移動される。その為に、ホルダ移動機構50
は、図右上隅のハウジングモータ51の駆動力をベルト5
2、ギヤ列(図示せず)を介して図下方へ伝え、図示せ
ぬ左右のメインギヤを揺動させる。左右のメインギヤ
は、二又ホーク部を備え、このホーク部がメインギヤの
揺動に伴って同じく揺動する。一方、カセットホルダ40
の左右にピン(図示せず)が突出していて、これらピン
がブラケットの両側板11,12に形成された略L字形のガ
イド溝(図示せず)に係合している。左右のピンがガイ
ド溝を介してホーク部に、ホークの長手方向には移動可
能に、狭まれているので、前記ホルダ移動機構50のハウ
ジングモータ51を起動し、ホーク部を第2図のY方向へ
傾動すると、カセットホルダ40はY方向へ移動し、後に
下降(図裏方向)する。
次に、第1・第2のドアのロック機構を説明する。第
1・第2のドアは、必要な時(カセットの出入れ時)以
外は、ロックされていて、異物の侵入等に備える。この
点について図面に基づいて次に説明する。
第4図は第1のドアの右端部平面図であり、第1のド
ア21は同ドアの上部を水平に貫通した長い軸22でブラケ
ット10の前面パネル14背面に揺動可能に係止されてい
る。一方、第1カセット挿入口20の左右辺には第1ドア
ロック機構60,60が設けられている。第1ドアロック機
構60は前面パネル14に支点61を中心に揺動する第1ドア
ロック部材62を主要部品とし、この第1ドアロック部材
62は、第1カセット挿入口20へ出没し得る前テーパ部63
と、第1のドアの後面に噛合し得る爪部64による係止凹
部62aと、この係止凹部62aの爪部64を開放位置まで押出
す際に使用される後テーパ部65とを有する。
第1ドアロック部材62,62の外側部には大型カセット
検出スイッチ66,66(例えば、ボタンヘッド型リミット
スイッチ)が夫々設けられ、双方のスイッチ66,66がオ
ンで大型カセットが挿入されたと判断する。万一、一方
の検出スイッチ66のみがオン状態となった場合はカセッ
トが誤って挿入されたと判断する。
大型カセットC2が所定装着位置に装着されている時
に、第1のドア21は閉じて、第1ドアロック部材62によ
りロックされることとなるが、この所定装着位置に装着
されている大型カセットC2のイジェクト(抽出)時には
第1ドア21を開ける必要があるので、この開蓋動作時
に、少なくともロックを開放する。
第1ドアロック解除機構70は、第1のドア21の後方に
ブラケット10の左右側板11,12に水平に掛け渡されたシ
ャフト71に揺動自在に支承された第1ドアロック解除部
材72を主体とし、この第1ドアロック解除部材72はシー
ソ形を呈し、図示しないスプリングにて反ドア側端(図
上方)が上方に位置し、手前側が下方に位置するように
なっている。そして、手前側に前記第1ドアロック部材
62の後テーパ部65に係るテーパ面を有する作動部73を形
成し、奥側に大型カセットの下面に当接する当接部74を
有する。従って、記録、再生の為に所定装着位置へ装着
される大型カセットC2が下降してくると、この大型カセ
ットC2の下面で当接部74は押し下げられ、作動部73が上
がり、この作動部73が第1ドアロック部材62を開方向
(矢印)に押出すことにより第1ドアロック機構60に
よるロックを解除するようにしている。
第2のドアの為の第2ドアロック部材及び同解除部材
について次に説明する。
第5図は第2のドアの取付部分の分解図であり、第1
のドア21の背後から見た図である。
即ち、第1のドア21に切欠き形成された第2カセット
挿入口30は、第2のドア31で塞がれる。
第2のドア31は軸32にて、第1のドア21に揺動自在に
係止されている。第2のドア31の左右側部には縦長なス
リット33,33が穿設され、これらスリット33の更に外側
に正面視コ及び逆コ字状の張出部34が設けられている。
図左下部に示すのは第2ドアロック部材80であって、
この部材80は大きな凸部81と軸部82と平面視で4分円状
のロック片83と下方へ延びる舌片84とを含む。なお、上
記凸部81の突出寸法は、少なくとも第2のドア31の前面
よりは突出したものとして決定され、例えば第7図に示
すように第2のドア31よりは突出し第1のドア21の前面
よりは突出しないものとしている。
第2ドアロック部材80は、第2のドア31の左右に計2
個取付くものであって、それの軸部82を張出部34の孔35
に挿通し(軸部82は第2ドアロック部材80に挿抜自在で
あって、組込みの妨げとはならない)、凸部81をスリッ
ト33に挿通させる。
この状態の第2のドア31を第1のドア21に軸32で係止
するが、第1のドア21には図示する如く背面に鉤部材23
が突設されていて、これの先端のストッパ部24の陰に前
記ロック片83が納まる構成となっている。
第6図は第5図の組立後の姿を示す背面図(第1・第
2のドアの部分背面図)であり、ロック片83がストッパ
部24の陰にあることを示す。
なお、第2ドアロック部材80は図示しないスプリング
にて第5図中矢印方向に付勢している。
更に、第2ドアロック部材80の下方には、第2ドアロ
ック解除部材90が設けられている。この部材90は前記舌
片84のテーパ面84aに作用すべく、第4図で説明したシ
ャフト71に固設されている。
シャフト71の回転によって第2ドアロック解除部材90
は想像線で示す位置まで揺動し、舌片84を図左方へ押し
出して、軸部82を中心に第2ドアロック部材80を回動さ
せる。
以上、実施例に係るカセット装着装置1の全体構成を
述べたが、本発明は第6図のI−I矢視図である第1図
に示す通り、第1のドア21に切欠き形成された第2カセ
ット挿入口30に第2のドア31を備え、この第2のドア31
の両側に第2ドアロック部材80,80を備え、且つ第2ド
アロック部80は凸部81、軸部82及びロック片83を有し、
第1のドア21に上記ロック片と係合するストッパ部24を
備えたことを特徴とする。
次に本発明のカセット装着装置の作用を述べる。
第7図(a),(b)作用説明図であり、第7図
(a)に示すように小型カセットC1が図上から下へ手差
しされると、この小型カセットC1の前面リッドは凸部81
を押す。第2ドアロック部材80は軸部82を中心に図中時
計回転し、結果、ロック片83はストッパ部24から外れ
る。
小型カセットC1のリッドが更に前進し、ロックが解か
れた第2ドア31を開蓋して挿入動作が継続される。
第7図(b)は、大型カセットC2の挿通を示し、大型
カセットC2の前面リッドは第1のドア21に当接する。
凸部81は第1のドア21より突出してはいないのでカセ
ットC2で押されることはなく、第2ドアロック部材80は
図示する状態でロック片83とストッパ部24とからなるロ
ック状態を保つ。
この際、大型カセットC2は第4図に示す第1ドアロッ
ク部材62の前テーパ部を押して第1のドア21のロックを
解除する。
よって、大型カセットC2は第2のドア31を含む第1の
ドア21を押し開蓋する。
なお、突部81が第1のドア21より突出している場合に
は、大型カセットC2の前面リッドで押されて上述したよ
うに第2のドア31のロックが解除されるが、このロック
が解除された第2のドア31は、同じくロックで解除され
た第1のドア21と共に開蓋されることになる。
次に、大型カセットC2をイジェクトする際には、第1
のドア21の第1ドアロック部材62によるロックを解除す
る必要があるが、その動作は第4図で説明した通りであ
るから説明は省略する。
一方、小型カセットC1のイジェクトの際には、第7図
(b)のように第2のドア31が第1のドア21にロックさ
れているので、これを解除する必要がある。なお、第2
ドアロック部材80は図示せぬスプリングで第7図(b)
において反時計方向に付勢されている。
小型カセットC1のイジェクト時には、第6図に示す第
2ドアロック解除部材90をシャフト71を介して揺動し、
これで舌片84を押し出す。舌片84が押されると第2ドア
ロック部材80が軸部82を中心にして、第7図(a)の状
態となるので第2のドアのオープナ手段(図示せず)で
第2のドア31を開蓋すれば良い。
また、上記大・小カセットC1,C2を挿入時場合以外に
は、第7図(b)に示す通りに第2ドアロック部材80の
ロック片83がストッパ部24でロックされた状態にあるの
で、仮に第1のドア及び第2のドア31を外から手で押し
たとしても、これらは開蓋しない。
第8図は本発明の別実施例図、第9図は第8図の9−
9線断面図、第10図は第8図の左側面図であり、第6図
と比較する、別実施例の第2ドアロック部材180はそ凸
部181が第2のドア31を貫通するとともに第1のドア21
よりも突出していること、舌片84を廃止して代りにロッ
ク片183が第1カセット挿入口20よりも下方へ延出した
こと、第1のドア背面のストッパ部24を廃止したこと及
び前面パネル14の背面下部に鉤状のストッパアーム184
を上下揺動可能に取付けたこと、このストッパアーム18
4に第2ドアロック解除部材190をピン連結したことに特
徴がある。
第11図は作用図であり、小型カセットC1が挿入される
と、同カセットC1のリッドが凸部181を想像線で示す位
置まで後退し、第2ドアロック部材180を軸部182を中心
に回動し、ロック片183がストッパアーム184から外れる
方向に移動し、結果、第2のドア31は小型カセットC1で
押されて開蓋する。
大型カセットC2が挿入される、同カセットC2のリッド
が凸部181を実線で示す位置に後退し、同様に、ロック
は外れて、第1のドア21は大型カセットC2で押され開蓋
する。
上記大・小のカセットC1,C2を挿入する場合以外は、
第8図〜第10図に示す通りに第2ドアロック部材180の
ロック片183がストッパアーム184でロックされた状態に
あるので、仮に第1のドア21及び第2のドア31を外から
手で押したとしても、これらは開蓋しない。
大・小のカセットC1,C2をイジェクトする場合には、
第10図のシャフト71を図中反時計方向に回動し、ストッ
パアーム184を図中時計方向に揺動する。ストッパアー
ム184の先端が下がるので、ロック状態は解除され、も
って、第2のドア31は図示せぬドアオープナ手段で強制
的に開蓋され得る。
(発明の効果) 以上に述べた通り、本発明は第2のドアを貫通して手
前に突出した第2ドアロック部材の凸部を小型カセット
の前面リッドで押すことで、ロックを解除するようにし
たので、挿入力は水平力のみでよく、挿入作業に円滑で
且つ容易になる。
そして、第2のドアを第1のドアにロックするように
した第1の発明においては、大型カセットは第2のドア
及び第2ドアロック部材と無関係となるので、これらド
アロック部材及びロック解除部材の設計は容易になる。
また、第2のドアをハウジングにロックするようにし
た第2の発明においては、第2のドアの為の第2ドアロ
ック部材及び第2ドアロック解除部材が小型カセット及
び大型カセットに対して共用可能であるから、ドアロッ
ク部材ならびにロック解除部材の簡略化が図れる。
このように本発明は、第1カセット挿入口や第2カセ
ット挿入口から手や異物が挿入されることを未然に防
ぎ、また、大小のカセットの挿入がスムーズで、かつ確
実にできると共に、各カセットの着脱操作時にテープが
損傷することがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第6図のI−I矢視図に相当する本発明のカセ
ット装着装置の要部図、第2図は本発明に係るカセット
装着装置の天板を外した状態での平面図、第3図は同正
面図、第4図は第1のドアの右端部平面図、第5図は第
2のドアの取付部分の分解図、第6図は第5図の組立
図、第7図(a),(b)は作用説明図、第8図は本発
明の別実施例図、第9図は第8図の9−9線断面図、第
10図は第8図の左側面図、第11図は別実施例の作用図、
第12図は標準カセットの斜視図、第13図は小型カセット
の斜視図、第14図は標準カセットと小型カセットとを装
着した際の配置関係を示す図である。 1……カセット装着装置、10……ブラケット、20……第
1カセット挿入口、21……第1のドア、30……第2カセ
ット挿入口、31……第2のドア、40……カセットホル
ダ、80,180……第2ドアロック部材、81,181……凸部、
82,182……軸部、83,183……ロック片、84……舌片、9
0,190……第2ドアロック解除部材、184……ストッパー
アーム、C1……小型カセット、C2……大型カセット(標
準カセット)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体前面のカセット挿入口から大小のカセ
    ットが選択的に挿入可能であって、挿入されたカセット
    はカセットホルダで支承され、このカセットホルダがブ
    ラケットに移動自在に支承されてなるフロントローディ
    ング式のカセット装着装置において、 前記カセット装着装置は、大型カセットの為の第1カセ
    ット挿入口に第1のドアを備え、この第1のドアに小型
    カセットの為の第2カセット挿入口を切欠き形成し、こ
    の第2カセット挿入口に第2のドアを備え、 この第2のドアの両側部に、第2のドアを第1のドアに
    ロックする第2ドアロック部材を備え、 これら第2ドアロック部材は、第2のドアを貫通して手
    前に突出する凸部と、この凸部を押すことで第2ドアロ
    ック部材を略水平方向に回転させる軸部と、第1のドア
    側に伸びるロック片とからなり、 前記第1ドアには、上記ロック片に係合してこのロック
    片をロックするストッパ部が設けられ、 小型カセット挿入時には、同カセットの前面が上記凸部
    を押し、第2ドアロック部材を回転させて、第1のドア
    のストッパ部とのロックを解除して後、同カセットで第
    2のドアを押し開け、 それ以外の時には第2ドアロック部材のロック片が第1
    のドアのストッパ部に係止されて、第2のドアを第1の
    ドアに一体化していることを特徴としたカセット装着装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2ドアロック部材にはその軸部から
    離れた箇所に舌片を備え、また前記ブラケットには上記
    舌片を押して第2ドアロック部材をロック解除方向に回
    動せしめる第2ドアロック解除部材を設け、 小型カセットのイジェクト時に上記第2ドアロック解除
    部材で舌片を押し、第2ドアロック部材を回動して、第
    2のドアを第1のドアに対して開放可能にすることを特
    徴とした請求項1記載のカセット装着装置。
  3. 【請求項3】本体前面のカセット挿入口から大小のカセ
    ットが選択的に挿入可能であって、挿入されたカセット
    はカセットホルダで支承され、このカセットホルダがブ
    ラケットに移動自在に支承されてなるフロントローディ
    ング式のカセット装着装置において、 前記カセット装着装置は、大型カセットの為の第1カセ
    ット挿入口に第1のドアを備え、この第1のドアに小型
    カセットの為の第2カセット挿入口を切欠き形成し、こ
    の第2カセット挿入口に第2のドアを備え、 この第2のドアの両側部に、第2のドアをブラケットに
    ロックする第2ドアロック部材を備え、 これら第2ドアロック部材は、第2のドアを貫通すると
    ともに第1のドアよりも手前に突出する凸部と、この凸
    部を押すことで第2ドアロック部材を略水平方向に回転
    させる軸部と、第2のドアの下辺より更に下方へ伸びた
    ロック片とからなり、 前記ブラケットには、上記ロック片に係合してこのロッ
    ク片をロックするストッパアームが設けられ、 大型及び小型カセット挿入時には、同カセットの前面が
    上記凸部を押し、第2ドアロック部材を回転させて、ス
    トッパアームとのロックを解除して後、同カセットで第
    2のドアを押し開け、 それ以外の時には第2ドアロック部材のロック片がスト
    ッパアームに係止されて、第2のドアがブラケット側に
    ロックされることを特徴としたカセット装着装置。
  4. 【請求項4】前記ストッパアームは、ブラケットに揺動
    可能に設けられ、このストッパアームに同アームを揺動
    せしめる第2ドアロック解除レバーを連結し、 大型及び小型カセットのイジェクト時には、上記第2ド
    アロック解除レバーがストッパアームを強制揺動して、
    ストッパアームを第2ドアロック部材のロック片から外
    すようにしたことを特徴とする請求項3記載のカセット
    装着装置。
JP2225684A 1989-12-07 1990-08-27 カセット装着装置 Expired - Fee Related JP2521185B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2225684A JP2521185B2 (ja) 1990-08-27 1990-08-27 カセット装着装置
US07/624,010 US5196972A (en) 1989-12-07 1990-12-07 Cassette loading device for video cassette recorder
DE69025717T DE69025717T2 (de) 1989-12-07 1990-12-07 Kassettenladevorrichtung für Video-Kassettenaufzeichnungsgerät
EP90313318A EP0431966B1 (en) 1989-12-07 1990-12-07 Cassette loading device for video cassette recorder
KR1019900020070A KR940001247B1 (ko) 1989-12-07 1990-12-07 비데오 카세트 레코더용 카세트 장착장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2225684A JP2521185B2 (ja) 1990-08-27 1990-08-27 カセット装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04106754A JPH04106754A (ja) 1992-04-08
JP2521185B2 true JP2521185B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=16833171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2225684A Expired - Fee Related JP2521185B2 (ja) 1989-12-07 1990-08-27 カセット装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521185B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3276986B2 (ja) * 1992-06-29 2002-04-22 日本電産コパル株式会社 開閉扉機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04106754A (ja) 1992-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE33872E (en) Magnetic-tape cassette with a latching cover plate
JP2521185B2 (ja) カセット装着装置
JPH0237623B2 (ja)
JPS60175271A (ja) テ−プカ−トリッジ
JP2671579B2 (ja) カセット装着装置
JPH0329818Y2 (ja)
JPH0441486Y2 (ja)
JP2526420B2 (ja) カセットロ―ディング装置
JP3551358B2 (ja) 電気機器
JPH0753143Y2 (ja) テーププレーヤ
JP2881321B2 (ja) カード処理装置
JPS6312455Y2 (ja)
JP3557777B2 (ja) 記録再生装置
JPS6327310Y2 (ja)
JPH0757426A (ja) テープカセット及び記録再生装置
JPH0237134Y2 (ja)
JPH0348754Y2 (ja)
JPH0333962Y2 (ja)
JPH0450599Y2 (ja)
KR0113202Y1 (ko) 자기기록재생기의 카세트 삽입 안전장치
JPH04106755A (ja) カセット装着装置
JPH0664819B2 (ja) ディスクカセットのシャッタ開閉機構
JPH04103066A (ja) カセット装填装置
JPH07122030A (ja) カセットとカセット装着装置
JPH0487055A (ja) カセット装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees