JP2767547B2 - パイロットバーナ付先混合ガスバーナ - Google Patents

パイロットバーナ付先混合ガスバーナ

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JP2767547B2
JP2767547B2 JP6112102A JP11210294A JP2767547B2 JP 2767547 B2 JP2767547 B2 JP 2767547B2 JP 6112102 A JP6112102 A JP 6112102A JP 11210294 A JP11210294 A JP 11210294A JP 2767547 B2 JP2767547 B2 JP 2767547B2
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秀伸 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパイロットバーナ付ガ
スバーナに関し、特に、シングルエンド型ラジアントチ
ューブバーナにおいて火炎を保炎器内で大きく広げて火
炎検知用孔で的確に検知でき、ターンダウン比を大幅に
改善したパイロットバーナ付先混合ガスバーナに係る。
【0002】
【従来の技術】一般的に管内燃焼バーナはダイレクト点
火が多く、空気管内に装入した燃料管の先端に、テーパ
ー部に一次空気孔を形成し、且つ外周に二次空気旋回羽
根を設けた円筒状保炎管を設置し(実公昭63−657
8号公報参照)、メインの火炎を保炎器内面に添って流
れるようにし、この火炎を火炎検知用小孔を通じて、後
方より覗いて紫外線検知方法で検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に説明した
バーナの構造では、保炎器内の火炎がある程度大きな火
炎でないと、紫外線検知方法では、フレーム電流値が十
分でないため、実際に火炎があっても電気的には火炎が
ないと判断してしまう(火が消えたと判断してしまう)
場合があり、また、火炎は燃焼空気の流れの影響をうけ
て一定の形状、大きさで定まった位置に安定して存在し
ないので(多少火炎がゆれる)、その結果フレーム電流
値が上下に変動し、その値が低い時にはやはり火が消え
たと判断してしまう等の欠陥があり電気的に火炎検知で
きる最低燃焼量は3,000〜5,000kcal/H
であった。
【0004】特に、シングルエンド型ラジアントチュー
ブバーナではインナーチューブがあるため、火炎検知
はバーナ軸芯とほぼ平行になり、また、火炎検知用孔
と後方の覗きの位置との距離(図1に示されるL寸法)
が他のバーナに較べて格段に長い。その為に低燃焼での
火炎の検知がしにくいために、結果として低燃焼のイン
プットを上げざるを得ないのでターンダウン比が小さく
なってしまい、通常の先混合ガスバーナの1:10に較
べて、1:3程度しかなかった。
【0005】この発明はこのような問題点を解決すべ
く、低燃焼において、火炎を安定して燃焼させるため
に、メインバーナ用保炎器を備えたメインバーナに火炎
を円盤状ないし逆円錐状に広げるバーナチップ付きパイ
ロットバーナを備え、1,000kcal/H程度の少
量のインプットで燃焼させても、パイロットバーナの火
炎形状をその直径より大きく広げて前面に円盤状ないし
円錐状の火炎を形成して、後方より火炎検出器で火炎
を的確に検知でき、ターンダウン比を大きくして使い易
いパイロットバーナ付先混合ガスバーナを提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のパイロットバ
ーナ付先混合ガスバーナは、メインバーナの先端に火炎
検知用孔を有するメインバーナ用保炎器を備え、外周面
に一定の方向に傾斜した複数の螺旋状溝を刻設して炎孔
とするバーナチップを、パイロット混合ガス管 の先端寄
りの位置に嵌合して成るパイロットバーナをメインバー
ナの軸心に設け、且つ、その先端がメインバーナ用保炎
器内に若干突き出して備えることによりパイロットバー
ナ先端のパイロット火炎をパイロットバーナ直径より大
きな軸心と直角方向の円盤状ないし逆円錐状に広げ、パ
イロット火炎をメインバーナ用保炎器基部の炎検知用孔
まで広げて火炎検出器で検出し易くする。
【0007】イロットバーナ2の先端外周にパイロッ
ト用バーナタイル6を設けて火炎がより円盤状ないし
円錐状に広がるようにする。
【0008】イロット用バーナタイル6を中空とし、
常時一定量の空気が軸芯と直角に噴出する噴出孔7を設
け、パイロット炎の安定燃焼とバーナタイルの過熱防止
を図る。
【0009】
【作用】この発明の構成において、外部混合器にて作ら
れたパイロットバーナ用の空気とガスの混合気は、パイ
ロット混合ガス入口から導入され、先端近くのバーナチ
ップの外周面の一定方向に傾斜した複数の螺旋溝で強い
旋回が与えられ、パイロットバーナ軸芯に内蔵された点
火プラグの電気スパークにより着火され、渦巻の筒状火
炎が形成される。そして、パイロットバナ先端で開放
された火は遠心力により軸心と直角の方向に広がり、
その形状を偏平な円盤状ないし、逆円錐状にし、且つ火
炎の直径をパイロットバーナの直径よりも大きくしてメ
インバーナ用保炎器内いっぱいに広がる。従って少量の
インプットにもかかわらず、メインバーナ保炎器基部
に設けられた火炎検知用孔を通じて後方より覗くと、孔
全体に火炎が見られ、火炎検知器で大きなフレーム電流
値が得られる。
【0010】またパイロットバーナにバーナタイルを設
けることによりバーナチップで強い旋回力を与えて渦巻
状の炎とし、バーナタイルで開放されてメインバーナ用
保炎器内で確実に大きく広がった円盤状ないし逆円錐状
にでき、低インプットでも火炎検知用孔を通じて火炎を
見ることができ、火炎検出器で大きなフレーム電流値
得られる。さらにバーナタイルの噴出孔から軸芯と直角
に噴出する一定量の空気が円盤状のパイロット炎を巻き
込んで安定した過剰空気燃焼火炎を形成するため、さら
にフレーム電流値を引き上げる効果をもたらした結果、
特殊な火炎検出器を使用しなくても通常のバーナの火炎
検出器でも十分使用することができる。
【0011】
【実施例】図1乃至図3はシングルエンド型ラジアント
チューブバーナの実施例を示すもので、メインバーナ1
のガス管18の軸芯にパイロットバーナ2を内蔵する。
8はバーナボデイで、空気入口9、排ガス出口10を設
け、11はガスボディで、パイロット混合ガス入口1
2、メインガス入口13および火炎検出器で覗く火炎検
知用覗き孔14を有し、かつ、スパークプラグ15を備
え、バーナボディ8の先端にアウターチューブ16を設
け、かつ、バーナボディ8内よりアウターチューブ16
インナーチューブ17を設けて、空気入口9をインナ
ーチューブ17と連通し、アウターチューブ16を排ガ
ス出口10と連通し、メイン空気通路a、メインガス通
路b、パイロットガス通路c、排気通路dを構成する。
【0012】インナーチューブ17内にメインガス管1
8を設け、その先端に空気孔19、空気孔を兼ねる火炎
検知用孔20を有するメインバーナ用保炎器3を設け、
メインガス管18内にパイロット混合ガス管21、スパ
ークプラグ15の電極22、絶縁碍子23を備える。
【0013】の実施例ではパイロット混合ガス管21
の先端寄りの位置にバーナチップ5を設け、かつ、ガス
管18の内周とパイロット混合ガス管21との間で先端
よりメインバーナ用保炎器3内へ若干突出して円筒状の
パイロット用バーナタイル6を設けてある。
【0014】バーナチップ5は円柱の外周面に火炎を円
盤状ないし逆円錐状に形成しうるよう一定の方向に傾斜
した複数の溝24を刻設した炎孔を有する。実施例では
円柱の外周面に一定方向に傾斜したガスと空気の混合気
を旋回させる螺旋溝24を 間隔に刻設してあり、これ
をパイロット混合ガス管21の先端寄りの位置で絶縁碍
子23に図4に示すように設ける。
【0015】バーナタイル6は耐熱金属製で中空の円筒
型とし、その円周部の内端面より軸方向に先端を閉じた
複数の孔7aを設け、その孔7aに保炎器3の内部寄り
に軸芯と直角に噴出孔7を設け、常時は一定量の空気が
軸芯と直角方向に噴出できるようにする。
【0016】実施例でバーナタイルの形状を円筒型とし
てあるが、これに限られるものではなく、例えば円錐型
としてもよい。
【0017】なお、空気の供給方法として前記メインガ
ス入口13に接続するメインガスラインの配管25の適
所に一定量の空気を噴出できる空気ライン26を設け、
空燃比の比例制御を可能としてある。
【0018】この実施例の構造によれば、パイロット
ガス入口12からパイロットガス通路cに導入された
混合気は先端近くのバーナチップ5により強い旋回力が
与えられ、バーナタイル6内で旋回する混合気に点火プ
ラグ15のスパークにより着火され、渦巻状の筒状火炎
が形成される。そしてその渦巻状の火炎がバーナタイル
6の先端で開放されると遠心力により軸心と直角の方向
に広げられ、その形状を偏平な円盤状ないし、逆円錐
状、且つ、火炎の直径をバーナタイル6の直径よりも大
きくしてメインバーナ用保炎器3内に広がるので1,0
00kcal/H程度の少量のインプット時でも、火炎
検出器で火炎検知用覗き孔14より覗くとき、メインバ
ーナ用保炎器3の火炎検知用孔20全体に火炎が確実に
見られ、火炎検出器で大きなフレーム電流値が得られる
ことになる。
【0019】
【発明の効果】この発明はシングルエンド型ラジアント
チューブバーナのガスバーナにおいて、メインバーナ内
のパイロットバーナに外周に一定方向に傾斜した螺旋溝
を刻設 したバーナチップを設けることにより、火炎をメ
インバーナ用保炎器内に大きく広げて偏平な円盤状ない
し逆円錐状にでき、メインバーナ用保炎器基部に配設し
炎検知孔まで炎が広げられるので、1,000k
cal/H程度の少量のインプットにもかかわらず、メ
インバーナ保炎器の火炎検知用孔を通じて後方より
炎検出器で覗いた場合でも、火炎検知用孔全体に火炎が
確実に見られることになり、通常の直進炎のパイロット
バーナに較べても、通常のダイレクト点火用バーナの火
炎に較べても格段に大きなフレーム電流値が得られる。
従ってターンダウン比を大幅に改善できて使用し易いバ
ーナにすることができる。
【0020】またパイロットバーナにバーナタイルを設
けることによりバーナチップで強い旋回力を与えて渦巻
状の炎とし、バーナタイルで開放されてメインバーナ用
保炎器内で確実に大きく広がった偏平な円盤状ないし逆
円錐状にでき、低インプットでも火炎検知用孔を通じて
火炎を見ることができ、火炎検器で大きなフレーム電
流値が得られる。
【0021】さらにバーナタイルの噴出孔から軸芯と直
角に噴出する一定量の空気が円盤状のパイロット炎を巻
き込んで安定した過剰空気燃焼火炎を形成するため、さ
らにフレーム電流値を引き上げる効果をもたらした結
果、特殊な火炎検出器を使用しなくても通常のバーナの
火炎検出器でも十分使用することができる。
【0022】ちなみに、アウターチューブの径90φの
バーナで通常品と本発明品を比較するとMINインプッ
ト、MAXインプットは次の表で明らかなようにターン
ダウン比が大きくなり格段に使い易いバーナとできる。
【0023】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパイロットバーナ付先混合ガスバー
ナの一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同要部拡大断面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】絶縁碍子とバーナチップを示す斜視図である。
【符号の説明】 1 メインバーナ 2 パイロットバーナ 3 メインバーナ用保炎器 5 バーナチップ 6 パイロット用バーナタイル 7 噴出孔 20 火炎検知用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 14/00 - 14/18 F23D 14/26 - 14/84 F23M 11/04 F23N 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインバーナの先端に火炎検知用孔を有
    するメインバーナ用保炎器を備え、外周面に一定の方向
    に傾斜した複数の螺旋状溝を刻設した炎孔を有するバー
    ナチップを、パイロット混合ガス管の先端寄りの位置に
    嵌合して成るパイロットバーナをメインバーナの軸心に
    設け、且つ、そのパイロットバーナの先端がメインバー
    ナ用保炎器内に若干突き出して備えられたことを特徴と
    したパイロットバーナ付先混合ガスバーナ。
  2. 【請求項2】 パイロットバーナの先端にパイロット用
    バーナタイルを設けた請求項1記載のパイロットバーナ
    付先混合ガスバーナ。
  3. 【請求項3】 パイロット用バーナタイルを中空とし、
    常時一定量の空気が軸と直角に噴出する噴出孔を設け
    た請求項2記載のパイロットバーナ付先混合ガスバー
    ナ。
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KR200464987Y1 (ko) 2012-02-24 2013-01-28 장근수 가스 점화위치를 조절할 수 있는 방열버너의 가스 공급기
KR101675696B1 (ko) * 2015-09-23 2016-11-11 현대제철 주식회사 소둔로의 버너 점화 장치

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