JP2767100B2 - 皮革様シートの染色方法 - Google Patents

皮革様シートの染色方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、編織物や不織布
等の繊維シートにポリウレタン等の弾性ポリマーを含浸
してなる皮革様シートを表面から内層まで均一に染色す
るための染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】編織物や不織布等の繊維シートにポリウ
レタン等の弾性ポリマーを含浸して得られた皮革様シー
トを染色する方法として、種々の方法が知られている
が、いずれの方法もコストや品質の面で不十分であっ
た。例えば、ポリウレタンは多くの染料に対して親和性
を有するため、皮革様シートの表面で吸着される染料が
比較的多くなって内部が白く残り易く、かつ染色後の堅
牢度が低くなり、再現性が悪い等の問題があった。ま
た、ポリウレタンに比較的吸着され難い分散染料を使用
した場合は、濃色が得難く、また繊維シートがナイロン
製の場合に1:2型金属醋塩染料を使用すると、この染
料がナイロンに親和性を有するため、シート表面のナイ
ロン繊維が濃色に染まると共にポリウレタンに染料が吸
着されて内部に染料が到達せず、そのため内部が白く残
り、かつポリウレタンに吸着された染料の除去に多大の
労力を必要とした。
【0003】かかる問題を解決する方法として、繊維お
よび弾性ポリマーに対する染着率の非常に低い染料を大
量に使用することにより、内部までムラなく均一に染色
する方法(特開平6−43667号公報参照)が提案さ
れたが、この方法は、染着率が悪い染料を大量に使用
し、かつ染色機としてジッガーやウインスを使用して大
きな浴比で染色し、未染着の染料をソーピングで流すの
で、染料の無駄が多くなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の皮
革様シートに低浴比のパッド染色を施して染料、顔料等
の着色剤の無駄を大幅に減少し、しかも表面から内部ま
で濃色に染色することを可能にし、かつ再現性を良好に
し、染色堅牢度を向上させるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、編織物や
不織布等の繊維シートに弾性ポリマーを含浸して得られ
た皮革様シートを染色する方法において、分解温度が1
20℃以上で不揮発性の水溶性有機高分子材料および非
水溶性着色剤を水に加えて染液とし、この染液に上記の
皮革様シートを浸漬し、続いて絞液、加熱乾燥を施すこ
とを特徴とする方法である。
【0006】上記の繊維シートは、ナイロン、アクリ
ル、ポリエステル等の合成繊維からなる編織物および不
織布であり、上記合成繊維の繊度は0.01〜0.6d
が好ましく、その目付量は60〜180g/m2 が好ま
しい。また、繊維シートに含浸する弾性ポリマーは、ポ
リエーテル系ウレタン、ポリエステル系ウレタン等のウ
レタン系エラストマーおよびスチレンブタジエン、アク
リルニトリルブタジエン等の合成ゴム系エラストマーが
好ましく、その含浸量は固形分付量80〜260g/m
2 が好ましい。そして、上記の繊維シートと弾性ポリマ
ーからなる皮革様シートは、表面を研磨して毛羽立て
し、スエード調に形成したものでもよい。
【0007】上記の水溶性有機高分子材料は、分解温度
が120℃以上で、かつ不揮発性のものであり、ポリエ
チレングリコールおよび比較的低分子量のポリプロピレ
ングリコール等のポリアルキレングリコールが例示され
る。また、非水溶性着色剤としては、有機顔料、無機顔
料、バット染料、分散染料および硫化染料等が例示され
る。そして、必要に応じて水溶性染料、例えば1:1型
金属醋塩染料や1:2型金属醋塩染料等の含金属酸性染
料、酸性染料、反応性染料および分散剤との併用で水に
分散して繊維シートに親和性を示す分散染料等が添加さ
れる。
【0008】上記の加熱乾燥は、熱風乾燥、シリンダー
乾燥または蒸気乾燥のいずれでもよいが、シリンダー乾
燥は、乾燥時の染料移動が特に大きい点で好ましい。ま
た、温度は100〜120℃が好ましい。なお、上記の
加熱乾燥に続いてソーピングを行うことができる。ま
た、加熱乾燥に先立ってスチーミングを行い、続いて上
記の加熱乾燥およびソーピングを行うことができる。ま
た、乾燥を蒸気乾燥で行い、しかるのち130〜150
℃の熱処理およびソーピングを行ってもよい。上記の熱
処理を行った場合は、濃度を一層増すことができる。そ
して、上記のソーピング後に乾燥、オイリング、柔軟剤
処理を行い、用途によっては更にシリコーン系やフッ素
系の処理剤を使用して撥水加工を行うことができる。
【0009】上記の非水溶性着色剤および水溶性染料
は、皮革様シートの表面における上記の着色剤および染
料の濃度が大きい程、皮革様シートに容易に拡散する。
この発明では、水溶性有機高分子材料の水溶液に非水溶
性着色剤を単独で、または水溶性染料と共に分散させた
染液に皮革様シートを浸漬し、絞液後に加熱乾燥するの
で、この乾燥時に皮革様シート表面の水が蒸発するのに
伴って該シート表面の水溶性染料や非水溶性着色剤の濃
度が増大する。
【0010】しかも、非水溶性着色剤は、繊維や弾性ポ
リマーに対する親和性が小さいため、表面に吸着される
ことなく内部に到達し易く、かつ水溶性有機高分子材料
の相溶性に助けられ、着色剤相互の会合による粒子の粗
大化が防止される。したがって、本来は染着率の非常に
小さい非水溶性着色剤が弾性ポリマーおよび繊維シート
に効率よく吸着され、皮革様シートが内部まで濃色に染
色される。そして、この着色剤は、非水溶性であるた
め、染色後の堅牢度に優れる。なお、弾性ポリマーを原
料着色する場合は、高堅牢度の顔料を使用することがで
き、かつ濃色が一層容易に得られる。
【0011】そして、水溶性染料を添加した場合は、上
記の乾燥に伴って繊維シート表面での濃度が上昇するこ
とにより、繊維内部への拡散が容易になり、繊維内部ま
で濃色に染色される。ただし、上記の水溶性染料は、繊
維表面を移行しながら、繊維表面に吸着されるため、繊
維表面が繊維内部よりも優先的に染色される。なお、皮
革様シートが表面に立毛を有する場合は、水溶性染料が
保水性の良い水溶性有機高分子材料で保護されるため、
立毛部へ染液を効率よく移動させ、立毛部が均一に濃く
染色される。また、上記の水溶性有機高分子材料は、分
解温度が120℃以上で、不揮発性であるため、通常の
乾燥温度では分解等によって消失することがなく、乾燥
中も上記非水溶性着色剤の分散機能や水溶性染料の保護
機能が有効に維持される。
【0012】第2手段は、上記の第1手段の水溶性有機
高分子材料としてポリアルキレングリコールに限定する
ものであり、ポリアルキレングリコールの分解温度が3
00℃以上であるため、乾燥温度や熱処理温度が高くな
った場合においても、上記非水溶性着色剤の分散機能や
水溶性染料の保護機能が一層有効に維持される。
【0013】第3手段は、上記の第2手段に使用する染
液に水溶性染料を添加する方法であり、この場合は、非
水溶性着色剤および水溶性染料間の透明度の差によって
弾性ポリマーおよび繊維の色調の鮮明度が向上し、皮革
様シートが立毛を有する場合は、該立毛が濃色に染色さ
れる。
【0014】第4手段は、上記第3手段に使用される染
液の組成を限定し、染液重量の2〜30%をポリアルキ
レングリコール、1〜20%を非水溶性着色剤、0.0
1〜10%を水溶性染料、残りを水としたものであるか
ら、染着率が一層向上する。ただし、ポリアルキレング
リコールの含有量が2%未満では水溶性染料や非水溶性
着色剤の安定性が不足し、30%超では過剰となって無
駄が増大する。また、非水溶性着色剤の含有量が1%未
満では皮革様シートの内外の染色が不十分となり、20
%超では加熱乾燥時に必要以上に濃度が上昇する。ま
た、水溶性染料の含有量が0.01%未満では濃度が不
十分となり、10%超では濃度が過剰となり、無駄が多
くなる。
【0015】第5手段は、第4手段における絞液の絞り
率を70〜200%に限定するものであり、これによっ
て加熱乾燥時に皮革様シート表面に適量の染液が保持さ
れ、皮革様シートの均一染色が容易になる。ただし、7
0%未満では絞り過ぎになって表面の染液が不足し、所
望の濃度が得られず、反対に200%を超えると、染液
過剰となり、加熱乾燥時に液だれが生じる。そして、上
記の絞り率を100〜150%に限定することにより、
均一染色が一層容易になり、染色後の堅牢度が一層向上
する。
【0016】第6手段は、第5手段の皮革様シートとし
て表面に立毛繊維を有するスエード調のものを使用する
ので、前記のように立毛の先端が濃色に染色される。な
お、上記の繊維シートを構成する繊維の繊度は0.01
〜0.6デニールが好ましく、これによって皮革様シー
トとしての良好な風合いと色調が得られる。ただし、
0.01デニール未満では濃色が得難く、表面が淡色と
なり易く、反対に0.6デニールを超えると皮革様の風
合いが得られない。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態1 染液を低分子量の水溶性ポリプロピレングリコール5
%、硫化染料(非水溶性着色剤)3%、1:2型金属醋
塩染料(水溶性染料)3%および残りの水の組成で調製
し、この染液に、ナイロン繊維製の不織布(繊維シー
ト)にポリエステル系ポリウレタン(弾性ポリマー)を
含浸してなる皮革様シートをパジングし、絞り率150
%に絞液し、続いてシリンダー乾燥機(温度120℃)
で乾燥する。このとき、ポリプロピレングリコールは、
硫化染料および1:2型醋塩染料の沈澱を防止し、かつ
着色剤の会合による粒子の増大を防止し、染液を安定さ
せるのに大きく貢献し、かつ内部に拡散した不溶性硫化
染料の分散を助ける。
【0018】したがって、乾燥の進行と同時に繊維界面
での濃度が増大し、乾燥終了時の染着率が向上する。内
部は、染液に浸漬の時点で水の拡散と同時に着色剤が内
部拡散する。すなわち、1:2型醋塩染料の水分マイグ
レーションと同時に未染着の1:2型醋塩染料が皮革様
シートの表面に移行し、内部は違和感のない程度に染色
され、シート表面は1:2型醋塩染料で選択的に濃色に
染着され、大浴比の通常の浸染法と異なり、素早く内部
に浸透した染料で染色されることにより、染色堅牢度の
高い皮革様シートが得られる。
【0019】実施形態2 上記の乾燥された皮革様シートをウインスや液流染色機
を用いてソーピングし、続いてピンドライヤーで乾燥す
る。ソーピングは、分散剤を加えた温度40〜80℃の
温水に還元剤を1〜2g/リットル、ソーダ灰を2〜4
g/リットル加えて行うことにより、繊維シートおよび
弾性ポリマーに未拡散の非水溶性着色剤および水溶性染
料が還元除去され、しかも皮革様シートに効率よく吸着
されている非水溶性着色剤および水溶性染料が分解され
ることはない。この還元洗浄は、優美な淡色から濃色ま
での任意の染色を低コストで可能にし、再現性が良好
で、高品質、高堅牢度の製品が得られる。
【0020】実施形態3 実施形態1の皮革様シートをサンドペーパーで摩擦する
ことにより、表面に立毛を形成し、しかるのち実施形態
1と同様にパッジングし、絞液し、続いてシリンダー乾
燥機で乾燥し、更に実施形態2の還元洗浄を行い、立毛
の先端を一層濃く染色する。
【0021】
【実施例】ナイロン繊維(繊度0.1デニール)とポリ
エステル繊維(繊度0.2デニール)とからなる不織布
(ナイロン繊維とポリエステル繊維の混合比65/3
5、目付量120g/m2 )に、ジメチルフォルムアマ
イドを溶媒とする溶剤型ポリエステル系ウレタンの12
%溶液に黒色顔料を加えたものを固形分付量が160g
/m2 となるように塗布、含浸し、ベーキングして表面
をサンドペーパで毛羽立てしてスエード調の皮革様シー
トとした。
【0022】一方、染液を下記の処方(重量%)で調製
した。 ポリプロピレングリコール 5% 硫化染料(旭染料社製、商品名「Asathiosol Black S−RC」) 3% 硫化染料(旭染料社製、商品名「Asathiosol Navy S−RN」) 2% 1:2型醋塩染料(サンド社製、商品名「Lanacyn Navy S−BL」)3% 水 87% 合計 100%
【0023】得られた染液をパッダに入れて上記の皮革
様シートを浸漬し、絞り率150%となるように絞液
し、シリンダー乾燥機(温度120℃)を用い、2m/
分の速度でゆっくり乾燥した。このとき、ポリプロピレ
ングリコールにより、硫化染料および1:2型醋塩染料
の沈澱が防止され、かつ着色剤の会合による粒子の増大
が防止され、更に内部に拡散した不溶性硫化染料の分散
が助けられるため、乾燥の進行と同時に繊維界面での濃
度が増大し、乾燥終了時の染着率が向上し、内部まで濃
色に染色され、かつ表面の立毛が更に濃色に染色された
高品質の皮革様シートが得られた。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載された発明は、編織物や
不織布等の繊維シートに弾性ポリマーを含浸して得られ
た皮革様シートを染色する方法において、分解温度が1
20℃以上で不揮発性の水溶性有機高分子材料および非
水溶性着色剤を水に加えて染液とし、この染液に上記の
皮革様シートを浸漬し、続いて絞液、加熱乾燥を施すこ
とを特徴とする皮革様シートの染色方法であるから、着
色剤の浴中での会合を上記の水溶性有機高分子材料によ
って防止し、かつ高密度の皮革様シートの内部染色およ
びシート表面の濃染色を、パジングに乾燥工程を加えた
一浴で連続的に染色することができる。
【0025】そして、通常の吸尽法(パジング無し、浴
比1:20〜1:60、常温ないし130℃で行う浸染
法)では、染着率が1%以下と低いのに対し、パジング
によって見掛け上1:2以下の浴比で浸漬することが可
能になり、更に絞液後の乾燥工程において浴比が低下し
ても、非水溶性着色剤が水溶性有機高分子材料中に取り
込まれているため、非水溶性着色剤の相互吸着によるタ
ール化、高粒子化が防止され、かつ繊維界面での染液濃
度をパジングの際の最大20倍に高めることが可能にな
り、そのため高い染着率の染色が可能になって低コスト
化が実現され、しかも品質、再現性および堅牢度が向上
する。
【0026】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明の水溶性有機高分子材料をポリアルキレ
ングリコールに限定したものであり、ポリアルキレング
リコールの分解温度が300℃以上であるため、乾燥温
度や熱処理温度が高くなった場合においても、上記非水
溶性着色剤が分解等によって消失することがなく、一層
有効に機能する。
【0027】請求項3に記載された発明は、請求項2記
載の皮革様シートの染色方法において、その染液に水溶
性染料を添加する方法であるから、皮革様シートにおけ
る色調の鮮明度が向上する。
【0028】請求項4に記載された発明は、請求項3記
載の皮革様シートの染色方法における染液の組成を限定
し、染液重量の2〜30%をポリアルキレングリコー
ル、1〜20%を非水溶性の着色剤、0.01〜10%
を水溶性染料、残りを水としたものであるから、低浴比
化による吸尽率を更に高めることができ、乾燥時におけ
る水分率の低下に伴う染料や着色剤の会合を防止し、繊
維内部への拡散を助長し、かつ乾燥後の未染着染料や未
吸着着色剤の後工程での除去が容易になる。
【0029】請求項5に記載された発明は、請求項4記
載の皮革様シートの染色方法において、絞液の際の絞り
率を70〜200%に限定したものであるから、加熱乾
燥時のポリアルキレングリコールによる非水溶性着色剤
や水溶性染料の高濃度化が有効に行われ、請求項4に記
載の発明における皮革様シートの内部染色および表面の
濃染色を一層容易に行うことができる。
【0030】請求項6に記載された発明は、請求項5記
載の皮革様シートの染色方法において、皮革様シートが
表面に立毛繊維を有するものであるから、スエード調の
皮革様シートを染色し、その際の立毛繊維の先端を特に
濃色に染色することができ、皮革様シートとしての品位
が一層向上する。
フロントページの続き (72)発明者 田辺 智子 愛知県蒲郡市浜町36番地 株式会社鈴寅 内 (56)参考文献 特開 平3−76878(JP,A) 特開 平6−200483(JP,A) 特公 昭48−22354(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06P 1/613 D06P 3/82 D06P 5/00 104

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編織物や不織布等の繊維シートに弾性ポ
    リマーを含浸して得られた皮革様シートを染色する方法
    において、分解温度が120℃以上で不揮発性の水溶性
    有機高分子材料および非水溶性着色剤を水に加えて染液
    とし、この染液に上記の皮革様シートを浸漬し、続いて
    絞液、加熱乾燥を施すことを特徴とする皮革様シートの
    染色方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の皮革様シートの染色方法
    において、水溶性有機高分子材料がポリアルキレングリ
    コールである皮革様シートの染色方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の皮革様シートの染色方
    法において、染液に水溶性染料を添加する皮革様シート
    の染色方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の皮革様シートの染色方法
    において、染液重量の2〜30%がポリアルキレングリ
    コール、1〜20%が非水溶性着色剤、0.01〜10
    %が水溶性染料、残りが水である皮革様シートの染色方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の皮革様シートの染色方法
    において、絞液を絞り率70〜200%に行う皮革様シ
    ートの染色方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の皮革様シートの染色方法
    において、皮革様シートが表面に立毛繊維を有するもの
    である皮革様シートの染色方法。
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