JP2764709B2 - 階段に内装ボードを固定する構造 - Google Patents

階段に内装ボードを固定する構造

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JP2764709B2
JP2764709B2 JP8080943A JP8094396A JP2764709B2 JP 2764709 B2 JP2764709 B2 JP 2764709B2 JP 8080943 A JP8080943 A JP 8080943A JP 8094396 A JP8094396 A JP 8094396A JP 2764709 B2 JP2764709 B2 JP 2764709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段に接近する外
壁に内装ボードを固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】外壁は、内装のために内装ボードを固定
している。内装ボードは、下地材を介して建物躯体に固
定される。下地材は建物躯体に固定され、この下地材に
内装ボードが固定される。この構造は外壁のほとんどの
部分に問題なく内装ボードを固定できる。しかしなが
ら、外壁に接近して階段のある部分では、内装ボードを
簡単に能率よく固定できない。建物は、たとえば、非常
用の階段が外壁に接近して配設されることがある。
【0003】階段と外壁の間が広い建物は、図1の断面
図に示すように、階段1と建物躯体2との間に内装ボー
ド3を固定できる。この構造で内装ボード3を固定する
には、階段1が邪魔になって、内装ボード3を能率よく
固定できない。さらに、階段1と外壁の隙間が狭いと、
図2の断面図に示すように、幅木5の上下に内装ボード
3を固定する必要がある。この状態で、内装ボード3が
建物躯体2に固定されるとき、綺麗に表面を仕上げるた
めに、内装ボード3を幅木5と同一面に固定する必要が
ある。ところが、建物躯体2に固定された下地材6を介
して、内装ボード3を幅木5と同じ面に固定するのは極
めて手間がかかる。それは、建物躯体2と階段1の幅木
5が完全な平行面ではないからである。完全に平行でな
い建物躯体2に下地材6を介して内装ボード3を固定す
ると、ある部分は幅木5と同一平面となるが、他の部分
は幅木5と同一平面にならない。内装ボード3を幅木5
と同一平面にするためには、下地材6を建物躯体2に固
定する位置を調整する必要がある。ただ、実際にはこの
調整は極めて難しい。それは、内装ボード3を固定しな
い状態で、下地材6の固定位置を調整するからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、階段が
接近する外壁は、内装ボードを簡単にしかも綺麗に固定
するのが難しい欠点がある。本発明は、この欠点を解決
することを目的に開発されたものである。本発明の重要
な目的は、簡単かつ容易に内装ボードを固定できると共
に、階段の幅木と内装ボードとを正確にしかも綺麗に同
じ面に固定できる階段に内装ボードを固定する構造を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の階段に内装ボー
ドを固定する構造は、階段1に接近する外壁に、下地材
6を介して内装ボード3を固定する構造を改良したもの
である。下地材6は、見切4を介して階段1の幅木5に
連結されている。下地材6は、好ましくは請求項2に記
載されるように、建物躯体2に固定される。ただ、下地
材6は、建物躯体に固定しないで、階段の幅木のみに連
結することもできる。見切4は階段1の幅木5に内装ボ
ード3を連結すると共に、下地材6を連結している。見
切4を介して階段1の幅木5に連結される内装ボード3
は、幅木5と同一平面に連結される。さらに、見切4を
介して階段1の幅木5に連結される下地材6は、幅木5
に対して定位置に正確に連結されて、内装ボード3を正
確な位置に固定する。
【0006】さらに、本発明の請求項3に記載する階段
に内装ボードを固定する構造は、見切4を、階段1の幅
木5を挿入する固定溝4Aと、内装ボード3を挿入する
ボード溝4Bのある横断面H状とし、固定溝4Aとボー
ド溝4Bの背面に、下地材6の嵌入溝4Cを設けてい
る。この構造の見切4は、内装ボード3をボード溝4B
に入れて連結するので、内装ボード3とボード溝4Bの
境界を綺麗に仕上げて、正確な位置に連結する。
【0007】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る階段に内装ボードを固定する構造は、固定溝4Aの開
口部に、内側に折曲している折曲部4aを設けている。
折曲部4aは、固定溝4Aに挿入される幅木5の背面を
弾性的に押圧して、見切4を幅木5の正確な位置に連結
する。とくに、この構造で幅木5に連結される見切4
は、厚さの異なる幅木5に、表面を同一平面に連結でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための階段に内装ボードを固定
する構造を例示するものであって、本発明は内装ボード
を固定する構造を下記のものに特定しない。
【0009】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0010】図3の断面図と図4の斜視図に示す階段に
内装ボードを固定する構造は、階段1の幅木5に、見切
4を介して、石膏ボード、ケイ酸カルシウムボード等の
内装ボード3と下地材6を連結している。階段1は、両
側の幅木5に、一定の間隔で踏板7を水平に固定してい
る。幅木5は、踏板7より上方に突出している。
【0011】見切4は、階段1の幅木5に連結されて、
内装ボード3と下地材6を幅木5に連結している。図に
示す見切4は、Hを横に連結した断面形状をしている。
この形状の見切4は、たとえば、アルミニウムを引き抜
きし安価に多量生産できる。ただ、鉄やステンレス等の
金属、あるいはプラスチックで製造することもできる。
【0012】この形状の見切4は、幅木5を挿入する固
定溝4Aと、内装ボード3を挿入するボード溝4Bとを
有する横断面H状で、さらに、固定溝4Aとボード溝4
Bの背面には、下地材6の嵌入溝4Cを設けてHを連結
した断面形状としている。固定溝4Aは、幅木5を背面
から弾性的に押圧して、見切4を幅木5の定位置に装着
するために、固定溝4Aの開口部を内側にV形に折曲し
た折曲部4aを設けている。折曲部4aは固定溝4Aに
挿入される幅木5の背面を弾性的に押圧して、見切4の
前面を幅木5の内面に密着させる。折曲部4aのある見
切4は、幅木5に挿入して、簡単にしかも厚さの異なる
幅木5に、正確な位置に連結できる特長がある。折曲部
4aのある見切4は、単に幅木5に挿入して連結できる
ので、接続材等を使用しないで、見切4を幅木5に連結
できる。ただ、見切は接着材を使用して、幅木に連結す
ることもできるのは言うまでもない。
【0013】図3と図4に示すように、Hを横に連結し
た断面形状の見切4は、下地材6を図4の矢印で示す方
向に移動して、最適位置に連結できる特長がある。た
だ、本発明の階段に内装ボードを固定する構造は、見切
を図3と図4に示す形状に特定しない。たとえば、固定
溝とボード溝を設けた断面H形の背面に、部分的に下地
材を連結する嵌入部を設けた形状とすることもできる。
さらに、固定溝とボード溝の部分も必ずしも断面形状を
H形とする必要はない。たとえば、幅木と内装ボードの
端部を嵌入できる全ての溝形とすることができる。
【0014】見切4に連結される下地材6を図5の斜視
図に示す。この図の下地材6は、建物躯体2に固定され
る躯体固定バー8と、躯体固定バー8と建物躯体2との
間に挟着されるスペーサー10と、躯体固定バー8と幅
木5に連結されて内装ボード3を固定するボード取付バ
ー9と、ボード取付バー9と躯体固定バー8とを連結す
る連結部材11とを備えている。
【0015】躯体固定バー8とボード取付バー9と連結
部材11とは、金属または合成樹脂で製造されている。
【0016】躯体固定バー8は、横断面形状をコ字状と
し、建物躯体2である壁面に固定される固定凸部8A
と、脚部8Bでもって固定凸部8Aから連結部材11が
挿入できる間隔だけ離されて設けられている連結片8C
とからなる。連結片8Cは、連結部材11でもって、こ
こにボード取付バー9の被連結片9Aが挟着される。連
結片8Cはボード取付バー9の被連結片9Aが面接触状
態で接触する。従って、連結片8Cは板状で、固定凸部
8Aの建物躯体2への固定面に対して、平行ないしはほ
ぼ平行に設けられている。
【0017】図5の躯体固定バー8は、建物躯体2に強
固に接着できるように、固定凸部8Aの接着部分に複数
の貫通孔(図示せず)が穿設されている。貫通孔は固定
凸部8Aを建物躯体2に接着する強度を向上する。固定
凸部8Aの裏面に塗布された接着剤が、貫通孔を通って
固定凸部8Aの表面に出ることが、固定凸部8Aの接着
強度を強くする理由である。固定凸部8Aに設けられた
貫通孔に、釘やネジを通して、躯体固定バー8を建物躯
体2に固定できる。
【0018】スペーサー10は、挟着位置を変更して、
厚さを調整する。図6のスペーサー10は、縦方向、す
なわち、長さ方向に厚さが異なる階段状に成形されて複
数段の固定平面10Aを設けている。固定平面10A
は、図に示すようにスペーサー10の建物躯体2の接触
面に対して平行に形成されている。このスペーサー10
は、全体を、ゴム状弾性体、あるいは、軟質ないしは硬
質の合成樹脂で成形している。図に示すスペーサー10
は、厚さが1〜2mmピッチで厚くなる階段状に成形され
ている。
【0019】ボード取付バー9は、連結部材11でもっ
て被連結片9Aが躯体固定バー8に連結される。図5の
ボード取付バー9は、両側に被連結片9Aを有する。こ
のボード取付バー9は、内装ボード3を固定する装着面
9Bを有し、この装着面9Bに内装ボード3を固定して
いる。装着面9Bの両側に被連結片9Aを有するボード
取付バー9は、連結部材11でもって、両側を確実に躯
体固定バー8に連結できる特長がある。
【0020】中央部分を高く折曲して装着面9Bとして
いる図5のボード取付バー9は、装着面9Bにタッピン
グビス12をねじ込んで内装ボード3を固定するとき
に、ネジの先端が躯体固定バー8に当たらない状態にで
きる。この為、タッピングビス12のねじ込み位置に制
約を受けない。また、折曲されたボード取付バー9は、
薄い金属板で曲げ強度を強くできる効果もある。タッピ
ングビス12をねじ込んで内装ボード3を固定するボー
ド取付バー9は、縦に並べて多数の切込13を設けるこ
とも可能である。切込13は横に延長して設けられる。
【0021】ボード取付バーには、図示しないが、横断
面をエ字状とする細長いロッド等も使用できる。ボード
取付バーは、見切の嵌入溝に入れて連結するので、嵌入
溝内幅にほぼ等しい厚さに設計される。ボード取付バー
と嵌入溝を隙間なく連結して、ボード取付バーを定位置
に連結するためである。
【0022】連結部材11は、躯体固定バー8の連結片
8Cと、ボード取付バー9の被連結片9Aとを挟んで連
結する挟着部11Aを端部に備えている。連結部材11
は横断面がコ字状に形成されて、端部に挟着部11Aが
設けられている。断面形状がコ字状の連結部材11は、
図5に示すように、中央部分が躯体固定バー8の連結片
8Cの裏面に押し込まれ、端部の舌片11aがボード取
付バー9の被連結片9Aの表面を押圧して、連結片8C
と被連結片9Aとを挟んで連結する。
【0023】舌片11aの折曲強度が強いと、連結片8
Cと被連結片9Aとを強固に連結できる。舌片11aの
付根部に、図5に示すように補強リブ14を設けること
によって舌片11aの折曲強度を強くできる。補強リブ
14は、ボード取付バー9が金属板の場合、溝型にプレ
スして設けられる。ボード取付バー9が合成樹脂の成型
あるいは、金属の引き抜き成型品の場合、表面に突出し
て設けられる。補強リブ14は、舌片11aの外側面に
設けることも、あるいは、内面に設けることもできる。
【0024】連結部材11は、両端がボード取付バー9
に当たって、ボード取付バー9の取り付け間隔を調整す
る。従って、連結部材11の全長はボード取付バー9間
隔に設計される。図5の連結部材11は、舌片11aの
先端がボード取付バー9の垂直面に当たって、ボード取
付バー9の間隔を調整している。この様に、舌片11a
の先端をボード取付バー9に当てて間隔調整する連結部
材11は、舌片11aの先端を切断することによって、
簡単にボード取付バー9間隔が微調整できる特長があ
る。
【0025】ただ、ボード取付バーの間隔を調整する為
に、連結部材がボード取付バーに当たる部位は、舌片の
先端に限定されない。舌片の付根部の切欠部分をボード
取付バーの両側端縁に当てて、ボード取付バー間隔を調
整することも可能である。
【0026】図5に示す連結部材11は、両端に相対向
して2枚の舌片11aが設けられている。2枚の舌片1
1aは、一方が連結片8Cの裏に押し込まれ、他方が被
連結片9Aの表面を押圧して、ボード取付バー9を躯体
固定バー8に連結する。
【0027】連結部材11は、好ましくは両端に挟着部
11Aが設けられて、ボード取付バー9の両側を躯体固
定バー8に連結する。ただ、図示しないが、連結部材1
1の一端に挟着部11Aを設け、ボード取付バー9の片
側を躯体固定バー8に連結することも可能である。
【0028】連結部材は、ボード取付バー9と躯体固定
バー8とを極めて簡単に連結できる。ただ、ボード取付
バー9と躯体固定バー8は、ネジ止あるいは接着して連
結することもできる。
【0029】以上の構造の階段に内装ボードを固定する
構造は、下記のようにして施工される。 階段1の幅木5に、見切4の固定溝4Aを入れて、
見切4を階段1に連結する。見切4は、図3の断面図に
示すように、上下の階段1の幅木5に連結する。見切4
は折曲部4aを介して幅木5に連結され、あるいは、部
分的に接着剤を使用して幅木5に連結する。
【0030】 見切4の嵌入溝4Cに、ボード取付バ
ー9の両端を入れて連結する。ボード取付バー9は垂直
の姿勢で、その上下端を上下の階段1に連結された見切
4の嵌入溝4Cに入れて連結する。
【0031】 ボード取付バー9に交差して、その背
面に、躯体固定バー8を連結する。躯体固定バー8は、
連結部材11を介して連結し、あるいは、交点をネジ止
して連結する。
【0032】 躯体固定バー8と建物躯体2との間に
スペーサー10を挿入し、スペーサー10を挟着する状
態で、躯体固定バー8を建物躯体2に接着する。スペー
サー10は、図7に示すように、躯体固定バー8に所定
の間隔で挿入する。躯体固定バー8は接着して簡単に建
物躯体2に連結できるが、接着によらず、アンカーボル
ト等で建物躯体2に連結することもできる。
【0033】 内装ボード3の上下を、幅木5に沿う
ように斜めに切断する。
【0034】 切断した内装ボード3の下端を、見切
4のボード溝4Bに入れて見切4を介して幅木5に連結
する。この状態で、内装ボード3にタッピングビス12
をねじ込んで、内装ボード3をボード取付バー9に連結
する。
【0035】以上の実施例は、下地材を建物躯体と階段
の幅木の両方に連結している。このように、下地材を建
物躯体と幅木の両方に連結する構造は、内装ボードを強
固に固定できる特長がある。ただ、本発明の階段に内装
ボードを固定する構造は、下地材を幅木のみに連結し
て、建物躯体に固定しない構造とすることもできる。幅
木を介して下地材と、これに固定される内装ボードを固
定できるからである。
【0036】
【発明の効果】本発明の階段に内装ボードを固定する構
造は、内装ボードを固定するのが難しい階段の接近する
外壁の内面に、簡単かつ容易に、しかも、綺麗に内装ボ
ードを固定できる特長がある。それは、本発明の階段に
内装ボードを固定する構造が、階段の幅木に見切を連結
し、この見切に内装ボードと下地材の両方を連結してい
るからである。見切を介して階段の幅木に連結される内
装ボードは、下端を綺麗に仕上げて幅木に連結できると
共に、階段に簡単に連結でき、しかも、下地材も一緒に
連結するので、下地材も正確な位置に連結して、内装ボ
ードを正確な位置に固定できる特長がある。
【0037】さらに本発明の請求項2に記載する階段に
内装ボードを固定する構造は、下地材を階段の幅木と建
物躯体の両方に連結しているので、内装ボードを強固に
固定できる特長がある。さらに、この取付構造は、見切
を介して下地材を階段に連結し、この状態で、内装ボー
ドを正確な位置に連結できるように下地材を保持して、
建物躯体に固定できる。いいかえると、下地材を正確な
位置に保持して建物躯体に固定できるので、下地材を建
物躯体に固定する位置調整を簡単にして、しかも正確な
位置に固定できる特長がある。
【0038】さらに、本発明の請求項3に記載する階段
に内装ボードを固定する構造は、見切の横断をH状とし
て、階段の幅木を挿入する固定溝と、内装ボードを挿入
するボード溝とを設け、固定溝とボード溝の背面に、下
地材の嵌入溝を設ける簡単な構造となっているので、見
切を安価に多量生産できる特長がある。
【0039】さらにまた、本発明の請求項4に記載する
階段に内装ボードを固定する構造は、固定溝の開口部
に、内側に折曲している折曲部を設け、この折曲部で固
定溝に挿入される幅木の背面を弾性的に押圧して、見切
を幅木の定位置に連結するので、連結する幅木の厚さが
違っても、見切を正確に定位置に簡単に連結できる特長
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構造で階段と外壁との境界に内装ボード
を固定する状態を示す断面図
【図2】従来の構造で階段の幅木と同一面に内装ボード
を固定する状態を示す断面図
【図3】本発明の実施例の構造で内装ボードを外壁に連
結する状態を示す断面図
【図4】本発明の実施例の構造で内装ボードを外壁に連
結する状態を示す斜視図
【図5】内装ボードを外壁に連結する下地材を示す斜視
【図6】下地材と外壁との間に挟着されるスペーサーを
示す斜視図
【図7】下地材の躯体固定バーにスペーサーを挟着する
状態を示す正面図
【符号の説明】
1…階段 2…建物躯体 3…内装ボード 4…見切 4A…固定溝 4
B…ボード溝 4C…嵌入溝 4a…折曲部 5…幅木 6…下地材 7…踏板 8…躯体固定バー 8A…固定凸部 8
B…脚部 8C…連結片 9…ボード取付バー 9A…被連結片 9
B…装着面 10…スペーサー 10A…固定平面 11…連結部材 11A…挟着部 1
1a…舌片 12…タッピングビス 13…切込 14…補強リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 11/00 - 11/14 E04F 19/04 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段(1)に接近する外壁に、下地材(6)を
    介して内装ボード(3)が固定されてなる階段(1)に内装ボ
    ード(3)を固定する構造において、 下地材(6)が、見切(4)を介して階段(1)の幅木(5)に連結
    されており、見切(4)が幅木(5)に内装ボード(3)を連結
    すると共に、下地材(6)を連結するように構成されてな
    る階段に内装ボードを固定する構造。
  2. 【請求項2】 下地材(6)が建物躯体(2)に固定されてい
    る請求項1に記載される階段に内装ボードを固定する構
    造。
  3. 【請求項3】 見切(4)が、階段(1)の幅木(5)を挿入す
    る固定溝(4A)と、内装ボード(3)を挿入するボード溝(4
    B)とを有する横断面H状で、固定溝(4A)とボード溝(4B)
    の背面に、下地材(6)の嵌入溝(4C)が設けられてなる形
    状である請求項1に記載される階段に内装ボードを固定
    する構造。
  4. 【請求項4】 固定溝(4A)の開口部が内側に折曲された
    折曲部(4a)を有し、この折曲部(4a)が固定溝(4A)に挿入
    される幅木(5)の背面を弾性的に押圧して、見切(4)が幅
    木(5)に連結される請求項2に記載される階段に内装ボ
    ードを固定する構造。
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