JP2763452B2 - 情報媒体交換装置 - Google Patents

情報媒体交換装置

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JP2763452B2
JP2763452B2 JP4173212A JP17321292A JP2763452B2 JP 2763452 B2 JP2763452 B2 JP 2763452B2 JP 4173212 A JP4173212 A JP 4173212A JP 17321292 A JP17321292 A JP 17321292A JP 2763452 B2 JP2763452 B2 JP 2763452B2
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文忠 和田
忍 山本
昭一 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,情報媒体交換装置,特
に複数の情報媒体をマガジンに装備する情報媒体交換装
置において,情報媒体交換装置の電源投立後,所定の手
順を踏まなければマガジンドアのロック解除がなされな
いようにして,情報媒体の保護をはかるようにした情報
媒体交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の情報化時代のもとにおいては,広
い分野において大量の情報が流通しているため,電子技
術の応用による情報応用装置を利用する事例が次第に増
大している。そして情報処理装置の高性能化,ソフト技
術の進歩による操作の高度化と相まって,今後も更に適
用範囲が広くなることが予想される。しかしながら情報
量の増大,処理速度の増大に伴なって媒体に記録された
情報が消失若しくは損傷する可能性が増加している。こ
のような非所望な事態が惹起するのを防止するため,一
般に上記記録情報に対する処理,未処理の如何に拘ら
ず,所謂バックアップ処理を行なうことにより,記録情
報の保護を図っている。
【0003】上記のようなバックアップ処理を行なうに
は,磁気ディスク装置若しくは磁気テープ装置を使用す
るのが一般的であるが,高密度の磁気記録媒体の開発が
進んだため,例えば8mm磁気テープを使用したりヘリカ
ルスキャン方式の使用により大容量の情報記録が可能に
なっている。従って従来においては,オープンリール磁
気テープ等を使用した大規模かつ高価であったバックア
ップ装置も,情報のビットコストが低減された今日にお
いては,8mm磁気テープを使用するものが最適と認めら
れるに至り,今後も更に小型化が進展すると予想され
る。
【0004】図7は本発明の対象であるテープ状媒体オ
ートチェンジャ装置の例を示す概念図である。図7にお
いて,1は収納部であり,例えば箱型に形成され,テー
プ状の情報媒体を内蔵するカセット(図示せず)を収納
可能に形成されたスロット状のマガジン2を複数個設け
てある。3はドライブ部であり,カセット内のテープ状
の情報媒体に対して読出書込みを行ない得るように形成
されており,カセット挿入排出用の開口4を備えてい
る。5はカセット挿入排出部であり,カセットの装置内
への挿入および装置外への排出を行ない得るように形成
されている。
【0005】次に6はチェンジャ部であり,収納部1,
ドライブ部3およびカセット挿入排出部5と対向して移
動可能に形成されている。すなわちチェンジャ部6は左
右方向(X方向)に移動可能に形成されたXキャリッジ
7と,Xキャリッジ7内に上下方向(Z方向)に移動可
能に形成されたZキャリッジ8とこのZキャリッジ8内
に前後方向(Y方向)に移動可能に形成されたYキャリ
ッジ9とから構成される。1aは収納部ドアである。
【0006】上記の構成により,収納部1内に収納され
ているカセットをチェンジャ部6を介してドライブ部3
に挿入し,所定の記録再生処理を実行し,実行後再び収
納部1内の所定のマガジン2に収納することができる。
また新規のカセットを収納部1若しくはドライブ部3に
収納若しくは挿入する場合には,まず新規のカセットを
カセット挿入排出部5に挿入し,チェンジャ部6を介し
て実行する。一方収納部1若しくはドライブ部3内のカ
セットを装置外に排出する場合には,チェンジャ部6を
介して一旦カセット挿入排出部5に排出した後,装置外
に排出する。
【0007】図10は上記構成のテーブ状媒体オートチ
ェンジャ装置の構成例を示すブロック図である。図10
において21,22は論理制御部であり,各々端子#
1,#2および#3,#4からスモール・コンピュータ
・システム・インタフェイス(以下SCSIと記す)を
介して外部ホスト・プロセッサ,ホスト1,ホスト2と
接続されている。論理制御部21はCPUならびにSC
SIプロトコル・コントローラ(以下SPCと記す)S
PCA,SPCBおよびSPC1,SPC2を内蔵する
と共に,クロスコール可能に構成されている。そして一
方の論理制御部21はSCSIを介してドライブ部2
3,24を制御可能に,他方の論理制御部22はメカ制
御基板25を介してメカユニット26および電源27,
冷却用のファン28を制御可能に構成されている。
【0008】次にメカ制御基板25内はメカ制御ブロッ
ク29および電源制御ブロック30から構成されると共
に,メカユニット26は収納部31,カセット挿入排出
部32およびチェンジャ部33とから構成される。そし
てメカ制御ブロック29はメカユニット26内のカセッ
ト挿入排出部32およびチェンジャ部33と,電源制御
ブロック30は電源27と接続されている。なお電源制
御ブロック30にはホスト1および/またはホスト2か
ら制御可能にエクステンデッド・ディスク・パワー・コ
ントロール・インタフェイス(以下E−DPCIと記
す)を接続してある。なおACINは外部電源との接続
部である。
【0009】上記構成の従来のテープ状媒体オートチェ
ンジャ装置において,ドライブ部23若しくは24に情
報媒体を内蔵するカセットを挿入し,読出しおよび書込
みの動作を行なう場合の手順について説明すると次の如
くである。
【0010】まず,例えばホスト1からのコマンドによ
り,ドライブ部23若しくは24がドライブドアオープ
ンとなり,カセットの挿入が可能の状態となる。チェン
ジャ部32内に介装されたキャリッジ移動が開始される
が,この際当該ドライブドアオープンの動作がホスト1
によって確認される。
【0011】ホスト1が上記確認を完了した後,ホスト
1からのコマンドにより論理制御部21およびメカ制御
基板25を介してメカユニット26を構成するチェンジ
ャ部33が作動する。すなわちチェンジャ部33に介装
されているキャリッジ移動により,ドライブ部23若し
くは24内に前記情報媒体を内蔵するカセット挿入が実
行され,その後ドライブドアクローズとなる。そしてド
ライブ部23若しくは24におけるR/W動作の実行前
に,前記ドライブドアクローズの動作が確認される。
【0012】ホスト1による上記動作の確認がされた
後,R/W動作が実行され,その後ドライブドアオープ
ンとなる。そしてこのドライブドアオープンをホスト1
が確認した後に,チェンジャ部33にコマンドが発信さ
れ,カセット取出,ドライブドアクローズ,キャリッジ
移動が実行され,ドライブ部23若しくは24における
カセットの処理が終了するのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】複数の情報媒体をマガ
ジン2に装備した情報媒体交換装置において,容易にマ
ガジンドアが開くと,マガジン2に収納されている貴重
な情報媒体が盗まれたり,情報媒体の入れ換え等の人為
的なミスによるデータの消失が発生する。
【0014】この様な事態が発生しない様に,所定の手
順を踏まなければマガジンドアのロック解除がなされな
いようにして,情報媒体の保護がはかられる情報媒体交
換装置が望まれる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明の情報媒体交換装置は,情報が記録される
情報媒体を複数個筐体内に収納する収納部と,上記情報
媒体に対し読み書きを行なうドライブ部と,収納部に収
納されている情報媒体の内,指定された情報媒体を上記
ドライブ部に自動搬送するチェンジャ部と,情報媒体を
装置外及び装置内へ挿入・排出するための情報媒体挿入
排出部と,上記各部の動作を制御する制御部とを備え,
ホストCPUからのコマンドに応じ指定された情報媒体
に対し情報の読み書き処理を実行する情報媒体交換装置
において,情報媒体交換装置への電源投入前はロック解
除信号を生成せず,当該電源投入後はホストCPUから
のロック解除指示の下での操作パネルのスイッチ操作に
基づいたとき,ロック解除信号を生成するドアロック制
御部と,操作パネルの電源スイッチを有効化するキー・
スイッチ及び当該電源スイッチの両者の投入による電源
投入指示と,リモート制御が可能な下でホストCPUか
らの電源投入指示とのいずれかで情報媒体装置の電源を
投入させる電源投入手段と,当該ドアロック制御部が生
成するロック解除信号を受けたとき,上記収納部に設置
されているマガジンドアのロックを解除するロック機構
とを備え,情報媒体を保護するように構成している。
【0016】
【作用】情報媒体交換装置に電源が投入される前は,マ
ガジンドアのロック機構によりそのロックが保持され
る。
【0017】情報媒体交換装置に電源が投入された後
は,ホストCPUからのロック解除のコマンド発行の下
で所定の手順を経たとき以外はドアロック制御部からロ
ック解除信号が生成されることがなく,従って手動では
不用意にマガジンドアが開くことはない。つまり情報媒
体の保護がはかられる。
【0018】
【実施例】図1は本発明に係る情報媒体交換装置の一実
施例構成を示している。同図において,16は情報媒体
交換装置であり,当該情報媒体交換装置16に対して本
発明が適用されるもの,1は収納部であり,情報が記録
される情報媒体を複数個筐体内に収納するもの,3はド
ライブ部であり,上記情報媒体に対して読み書きを行な
うもの,6はチェンジャ部であり,上記収納部1に収納
されている情報媒体の内,指定された情報媒体を上記ド
ライブ部3等に自動搬送するもの,17は情報媒体挿入
排出部であり,収納部1に収納されている情報媒体を情
報媒体交換装置16の外部へ排出し,情報媒体交換装置
16の外部から収納部1に格納すべき情報媒体を挿入す
るためのもの,18は制御部であり,ホストCPUから
のコマンド或いは操作パネルからの信号を受け,そのコ
マンド等の内容に従ってドライブ部3やチェンジャ部6
や情報媒体挿入排出部17等の制御を行なうものであ
る。
【0019】19はドアロック制御部であり,情報媒体
交換装置16が電源投入される前は当該ドアロック制御
部19でマガジンドア101のロックを解除するための
ロック解除信号を生成することはなく,情報媒体交換装
置16に電源が投入された後はホストCPUからのロッ
ク解除指示の下で操作パネルのスイッチ操作(操作パネ
ルのどのスイッチ投入かは後に説明する)に基づいたと
きに,マガジンドア101のロックを解除するためのロ
ック解除信号を生成し,収納部1に設置されているロッ
ク機構102へ当該ロック解除信号を送出するようにな
っている。
【0020】20は電源投入手段であり,リモート制御
が可能な下でホストCPUからの電源投入指示,又は後
に説明する操作パネルの電源スイッチを有効化するキー
・スイッチ及び当該電源スイッチの両者の投入のいずれ
かがなされたとき,当該電源投入手段20は情報媒体交
換装置16へ電源投入を行なわせるようになっている。
【0021】図2は本発明に係る情報媒体交換装置の一
実施例操作パネル面図を示している。本発明に関係のあ
るスイッチ及びランプについて簡単に説明する。
【0022】201はキー・スイッチであり,抜き差し
自在なキー・スイッチ201をアンロックの位置に合せ
ると,次に説明の操作パネルの電源スイッチを有効化し
て電源投入を可能状態とし,ロックの位置に合せると,
当該電源スイッチを無効化して操作パネルからの電源投
入を不可能状態にするものである。
【0023】202は電源スイッチであり,上記キー・
スイッチ201がアンロックの位置に投入されていると
き,当該電源スイッチ202の投入によって電源投入手
段20を介して情報媒体交換装置16に電源が投入され
る。このとき電源ランプ210が点灯する。
【0024】203は電源リモート・スイッチであり,
当該電源リモート・スイッチ203の投入により,その
対応ランプ211が点灯し,装置外からの電源投入を可
能にする。
【0025】204はマガジンエジェクト・スイッチで
あり,所定の条件下で収納部1のマガジンドア101を
開放させる。当該マガジンドア101を開放させている
とき対応のランプ212が点灯する。
【0026】図1に示されたロック機構102として,
例えば図3ないし図5に示された構成のものが用いられ
ている。図3はロック機構の一実施例の平面図,図4は
その正面図,図5はロック部分の拡大側面図を示してい
る。
【0027】図3ないし図5において,101はマガジ
ンドア,103はソレノイド,104はロック板,10
5はヒンジばね、106は受け板,107は支点を表わ
している。
【0028】ドアロック制御部19からロック解除信号
がソレノイド103に入力すると,当該ソレノイド10
3が駆動され,そのアクチェータが引込むことによりロ
ック板104が支点107を中心にして回転する。この
ロック板104の回転でロック板104が受け板106
のロック溝から外れる。この時マガジンドア101の回
転支点に取付けられたヒンジばね105により,マガジ
ンドア101が開かれ,ロック解除状態となる。
【0029】ソレノイド103の駆動が停止されると,
そのアクチェータ部に設けられているばねの弾性力でロ
ック板104が元の位置に戻る。ロック機構102は図
3ないし図5に示された以外の他の構造のものであって
もよい。
【0030】図6はドアロック制御部のロック解除信号
生成フローチャートを示している。操作パネルのキー・
スイッチ201がアンロックの位置に投入され(ステッ
プ1)マニュアル有効の論理「1」となっている場合
と,電源スイッチ202が投入され(ステップ2)
源投入指示の論理「1」となっている場合との両者を電
源投入手段20が受けたとき(ステップ3),論理
「1」となり,情報媒体交換装置16に電源投入を実行
せしめる(ステップ4)。
【0031】また電源リモート・スイッチ203が投入
されており、リモート制御が可能な状態の下で論理
「1」のリモート電源オンの電源制御信号がホストCP
Uから電源投入手段20に送られてきたときも(ステッ
プ5),論理「1」となり,電源投入手段20は情報媒
体交換装置16に電源投入を実行せしめる(ステップ
4)。
【0032】この様に情報媒体交換装置16に電源が投
入されていることを条件にして,ホストCPUから情報
媒体排出指示が制御部18に出され,情報媒体排出可能
の論理「1」をドアロック制御部19が受け(ステップ
6),さらに操作パネルのマガジンエジェクト・スイッ
チ204が投入されてドアロック制御部19に排出指示
ありの論理「1」を受けたとき(ステップ7),当該ド
アロック制御部19は上記ロック解除信号を生成し(ス
テップ8),当該ロック解除信号をロック機構102へ
送出する。これによりマガジンドア101はロック解除
となり(ステップ9),手動でマガジン2に収納されて
いる情報媒体を直接取出し可能となる。
【0033】この手順以外にロック機構102のロック
解除はなされない。すなわち要約すると,情報媒体交換
装置16の電源は,ホストCPUからの電源制御信号と
操作パネルの電源スイッチ202とのいずれかからの電
源投入指示があったときにのみ電源が投入される。
【0034】さらに,操作パネルから電源スイッチ20
2を操作する際は,キー・スイッチ201をアンロック
の位置に合せてあるときに限り当該電源スイッチ202
の投入が有効化されるので,当該電源スイッチ202の
投入を有効化した上での操作でなければ電源投入は行な
うことができない。
【0035】また電源投入状態では,ホストCPUから
の情報媒体排出禁止コマンドにより操作パネルからの情
報媒体排出指示は受けられず,マガジンドア102のロ
ックは解除できない。
【0036】本発明は,上記情報媒体が磁気テープ,光
ディスク等他の記録手段すべてのものに対し適用される
ものである。ここで,情報媒体が磁気テープを使用する
ときの情報媒体交換装置について説明しておく。
【0037】図8は本発明が用いられるテープ状媒体オ
ートチェンジャ装置の一実施例要部構成平面説明図であ
る。同一部分は前記図7と同一の参照符号で示す。図8
において,10は筐体であり,この内部に,テープ状の
情報媒体を内蔵するカセット11を複数個収納可能に形
成された収納部1と,カセット11の装置内への挿入お
よび装置外への排出が可能に形成されたカセット挿入排
出部5と,カセット11内の情報媒体12に対して例え
ば回転ヘッド13を介して読出しおよび/または書込み
等の処理を行ない得るように形成されたドライブ部3
と,上記の構成部材と対向して移動可能かつカセット1
1を授受可能に形成されたチェンジャ部6とを設けてあ
る。
【0038】14は制御部であり,インタフェイス部1
5を介して前記カセット挿入排出部5,ドライブ部3お
よびチェンジャ部6の動作を制御するように構成され,
他の構成部材と同様に筐体10内に設けてある。16−
1は接続部であり,制御部14と外部ホスト・プロセッ
サ(図示せず)とコマンド授受可能に接続する。本実施
例においてはドライブ部3を2セット設け,かつ外部ホ
スト・プロセッサ2セットの何れとでも接続可能とした
例を示す。
【0039】上記の構成により,外部ホスト・プロセッ
サおよび/または制御部14からのコマンドにより,ド
ライブ部3における情報媒体12に対する読出しおよび
/または書込み処理,ドライブ部3,収納部1およびカ
セット挿入排出部5に対するカセット11の授受,カセ
ット挿入排出部5を経由するカセット11の装置内への
挿入および装置外への排出等の処理を実行することがで
きるのである。
【0040】上記構成の実施例において,ドライブ部3
に情報媒体12を内蔵するカセット11を挿入し,読出
しおよび/または書込み(以下R/Wと記す)の動作を
行なう場合の手順を次に説明する。
【0041】まず外部ホスト・プロセッサからのコマン
ドにより,図8に示す制御部14が起動され,かつこの
制御部14が独立制御機能を具有するとそのコマンドに
よりドライブ部3がドライブドアオープン(動作1)と
なり,カセット11の挿入が可能となり,チェンジャ部
6内に介装されたXキャリッジ7,Zキャリッジ8およ
びYキャリッジ9が夫々移動し,キャリッジ移動(動作
2)となり,チェンジャ部6内に保持されたカセット1
1をドライブ部3内にカセット挿入(動作3)が実行さ
れ,その後ドライブドアクローズ(動作4)となる。
【0042】次に制御部14からのコマンドによりドラ
イブ部3内に,カセット11に内蔵されている情報媒体
12が引き込まれ,回転ヘッド13を介してR/W動作
(動作5)が実行される。ドライブ部3におけるR/W
動作(動作5)の実行完了後,情報媒体12はカセット
11内に収納され,ドライブドアオープン(動作6)と
なり,チェンジャ部6によってカセット取出(動作7)
が実行され,ドライブドアクローズ(動作8)となり,
カセット11を保持したキャリッジ移動(動作9)によ
り,ドライブ部3による処理が終了するのである。
【0043】上記の処理手順では,図8に示すドライブ
部3およびチェンジャ部6は,制御部14のコマンドに
より,かつ1個の体系によって制御される。従って従来
の構成のものと異なりドライブ部3およびチェンジャ部
6が他方の動作をホストを介して確認するという手順は
全く不要となる。すなわち図8の場合においては,ドラ
イブ部3とチェンジャ部6との双方の動作が既に把握さ
れているため,動作に対するリトライのみでよいことに
より,装置の統合的な操作性および信頼性を大幅に向上
させることができるのである。
【0044】なお上記説明の処理手順は,ドライブ部3
(図8参照)の上記動作1,4,5,6,8と,チェン
ジャ部6(図8参照)の動作2,3,7,9とが,外部
ホスト・プロセッサのコマンドにより起動されたデータ
処理装置(図8における制御部14参照)によって独立
にかつ時系列にしたがって制御されるように構成されて
いる。
【0045】次に上記のように図8に示すチェンジャ部
6は,収納部1内に収納されているカセット11を必要
に応じて取出して,ドライブ部3若しくはカセット挿入
排出部5に挿入し,および/またはドライブ部3若しく
はカセット挿入排出部5からカセット11を収納部1に
収納する動作を行なうのであるが,これらの動作もまた
外部ホスト・プロセッサと独立した前記データ処理装置
によって制御されるように構成されている。
【0046】また収納部1若しくはドライブ部3からカ
セット11を系外に排出する場合,または系外から新規
のカセットを挿入する場合には,カセット挿入排出部5
を経由して行なわれるが,このカセット挿入排出部5の
動作もまた前記データ処理装置によって独立的に制御さ
れるように構成されている。
【0047】なお,図9は本発明が適用されるテープ状
媒体オートチェンジャ装置の一実施例構成を示してい
る。同図において,同一部分は前述の図10のものと同
一符号が付されている。符号36は論理制御部であり,
各々端子A,BからSCSIを介して外部ホスト・プロ
セッサ,ホスト1,ホスト2と接続されている。論理制
御部36はホスト1若しくはホスト2のコマンドによっ
て起動され,かつホスト1若しくはホスト2とは独立し
て装置内の構成部を制御可能に構成されたデータ処理装
置37を内蔵する。また論理制御部36には,前記図8
と同様にSPCA,SPCBおよびSPC1,SPC2
を内蔵させると共に,クロスコール可能に構成する。そ
してこの論理制御部36には,ドライブ部23,24お
よびメカ制御基板25を接続する。38は操作パネルで
あり,データ処理装置37にコマンドを入力可能に接続
する。その他の構成は前記図8に示すものと同様であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明によれば,本
来のホストCPUからの排出指示に基づく情報媒体挿入
排出部を介しての情報媒体の装置外排出を除き,キー・
スイッチのキーを管理しているオペレータだけが,所定
の手順を踏んだときに限り情報媒体の装置外排出となる
様に構成したので,情報媒体が不用意に収納部から取出
せなくなり,情報媒体の盗難が防止され,情報媒体の収
納部への入れ換え等の人為的ミスによる記録データの消
失が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報媒体交換装置の一実施例構成
である。
【図2】本発明に係る情報媒体交換装置の一実施例操作
パネル面図である。
【図3】ロック機構の一実施例平面図である。
【図4】その正面図である。
【図5】ロック部分の拡大側面図である。
【図6】ドアロック制御部のロック解除信号生成フロー
チャートである。
【図7】本発明の対象であるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の一実施例概念図である。
【図8】本発明が用いられるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の一実施例要部構成平面説明図である。
【図9】本発明が適用されるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の一実施例構成である。
【図10】従来のテープ状媒体オートチェンジャ装置の
構成図である。
【符号の説明】
1 収納部 2 マガジン 3 ドライブ部 6 チェンジャ部 16 情報媒体交換装置 17 情報媒体挿入排出部 18 制御部 19 ドアロック制御部 20 電源投入手段 101 マガジンドア 102 ロック機構 201 キー・スイッチ 202 電源スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/68 G11B 17/22 - 17/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録される情報媒体を複数個筐体
    内に収納する収納部と,上記情報媒体に対し読み書きを
    行なうドライブ部と,収納部に収納されている情報媒体
    の内,指定された情報媒体を上記ドライブ部に自動搬送
    するチェンジャ部と,情報媒体を装置外及び装置内へ挿
    入・排出するための情報媒体挿入排出部と,上記各部の
    動作を制御する制御部とを備え,ホストCPUからのコ
    マンドに応じ指定された情報媒体に対し情報の読み書き
    処理を実行する情報媒体交換装置において, 情報媒体交換装置の電源投入前はロック解除信号を生成
    せず,当該電源投入後はホストCPUからのロック解除
    指示の下での操作パネルのスイッチ操作に基づいたと
    き,ロック解除信号を生成するドアロック制御部と, 操作パネルの電源スイッチを有効化するキー・スイッチ
    及び当該電源スイッチの両者の投入による電源投入指示
    と,リモート制御が可能な下でホストCPUからの電源
    投入指示とのいずれかで情報媒体装置の電源を投入させ
    る電源投入手段と, 当該ドアロック制御部が生成するロック解除信号を受け
    たとき,上記収納部に設置されているマガジンドアのロ
    ックを解除するロック機構とを備え,情報媒体を保護す
    るようにしたことを特徴とする情報媒体交換装置。
JP4173212A 1992-06-30 1992-06-30 情報媒体交換装置 Expired - Fee Related JP2763452B2 (ja)

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