JP2742339B2 - 記憶媒体ドライブ装置 - Google Patents

記憶媒体ドライブ装置

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JP2742339B2
JP2742339B2 JP3159150A JP15915091A JP2742339B2 JP 2742339 B2 JP2742339 B2 JP 2742339B2 JP 3159150 A JP3159150 A JP 3159150A JP 15915091 A JP15915091 A JP 15915091A JP 2742339 B2 JP2742339 B2 JP 2742339B2
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理 松原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記憶媒体ドライブ装置に
係わり、詳しくは、共通の筐体(収納部)内にてフロッ
ピーディスクおよびICメモリーカードの両記憶媒体を
それぞれ作動させることを可能とした記憶媒体ドライブ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピューター,ノー
ト型コンピューターあるいはワープロ等、データの書き
込み.読み出しを行なうデータ処理装置の外部記憶媒体
として、ハードディスク,フロッピーディスク,ICメ
モリーカードなどが提供されている。これらの記憶媒体
のうちフロッピーディスク(以下、”FD”と略称す
る)およびICメモリーカード(以下、”ICカード”
と略称する)は、いわゆる差し替えによる使用が可能で
あるため、携帯用機器には特に好適に用いられている。
【0003】これらFDとICカードでは、メモリー容
量,作動電圧,保管性,データの書き込み・読み出し方
法等の点で異なるため、各機種はそれぞれの機種毎にそ
の機器の要求する仕様に合致した方の記憶媒体を使用す
るよう選ばれ、設計される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
データ処理装置に備えられた記憶媒体ドライブ装置、す
なわちフロッピーディスクドライブ装置(FDドライブ
装置)あるいはICカードドライブ装置は、当然、対象
となる記憶媒体のみへの書き込み・読み出しを行なえる
ように構成されており、FDとICカードとの互換性は
ない。
【0005】ところが、現実にはICカード内のデータ
を、FDドライブ装置を備えたデータ処理機器で処理す
る必要を生ずる場合、あるいは逆に、FD内のデータを
ICカードドライブ装置を備えたデータ処理機器で処理
する必要のある場合もあり、従来、かかる場合には、そ
のFDドライブ装置を備えたデータ処理機器に外部から
ICカードドライブ装置を接続したり、ICカードドラ
イブ装置を備えたデータ処理機器に外部からFDドライ
ブ装置を接続することによりICカード内またはFD内
のデータを使用できるようにしていた。
【0006】しかしながら、このようにICカードを使
用する度に外部ドライブ装置を接続したりする作業は煩
わしいばかりでなく、省スペース化,軽量化,省電力化
のニーズに逆行するものともなる。
【0007】また、上述のように、FDとICカードの
双方を使用する場合を予め想定して、それら双方のため
に独立した2台(2種)の記憶媒体ドライブ装置を備え
たデータ処理装置も提供されてはいる。しかしながら、
特に軽量・小型化が品質の重要な要素となるノート型コ
ンピューター等の小型機器では、2台のドライブ装置を
設けることにより機器寸法を大きくしてしまう等の不都
合があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、FDとICカードとを共通の筐体(収容部)内で駆
動あるいは制御できるようにしたICメモリーカード用
アダプターおよび記憶媒体ドライブ装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
フロッピーディスクおよび該フロッピーディスクよりも
小さい幅を有したICメモリーカードの双方の記憶媒体
を共通した収納部内でそれぞれ作動させるための記憶媒
体ドライブ装置であって、前記フロッピーディスクが装
着される収納部,該収納部内に装着された前記フロッピ
ーディスクを回転させるディスク回転機構,および前記
フロッピーディスクに対してデータの書き込み・読み出
しを行うヘッドを備えたフロッピーディスクドライブ機
構と、前記収納部内に設けられ、前記収納部にICメモ
リーカードが挿入されたときに該ICメモリーカードの
コネクターと接続されるICメモリーカード用コネクタ
ーと、前記フロッピーディスクが前記収納部に挿入され
たときに前記ICメモリーカード用コネクターを該フロ
ッピーディスクの装着位置より退去させるコネクター移
動手段と、前記フロッピーディスクが前記収納部内に挿
入されたときに該フロッピーディスクを認識するフロッ
ピーディスク検知手段と、前記検知手段の検知信号に基
づいて、前記フロッピーディスクドライブ機構の制御系
ICメモリーカードに対する制御状態からフロッピー
ディスクに対する制御状態に切り替える制御系切替手段
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1機際の記
憶媒体ドライブ装置において、前記ICメモリーカード
用コネクターを、前記フロッピーの挿入方向に移動可能
とするスライド機構と、前記ICメモリーカード用コネ
クターと一体的に構成されるとともに前記収納部内にお
いて前記フロッピーディスクの幅方向両端部にそれぞれ
当接するように設けられ、前記フロッピーディスクが該
収納部に挿入されたときに前記フロッピーディスクに押
圧されて該フロッピーディスクの挿入方向に移動する移
動片と、から構成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1に係る記憶媒体ドライブ装置にICメ
モリーカードを装着すると、ICメモリーカードはIC
メモリーカード用コネクターに接続され、該ICメモリ
ーカードをドライブさせること、すなわち該ICメモリ
ーカードにデータの書き込み・読み出しを行なうことが
できる。一方、前記フロッピーディスクを装着した場合
には、該フロッピーディスクが前記フロッピーディスク
検知手段により検出されて前記フロッピーディスクドラ
イブ機構が作動するように制御系が切り替えられる。そ
れとともに、コネクター移動手段が、前記ICメモリー
カード用コネクターを前記フロッピーディスクが装着さ
れるべき部分から退去させる。これにより、前記フロッ
ピーディスクをドライブさせることができる。
【0012】請求項2に係る記憶媒体ドライブ装置で
は、前記フロッピーディスクを装着する際、その前記フ
ロッピーディスクが移動片に当接して移動片を後方に押
しやる。ICメモリーカード用コネクターはこの移動片
と一体的に接続されているため、それにより該コネクタ
ーが後方に退去する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。なお、本実施例は、本発明に係るFDと
して、ディスクサイズが3〜4インチのいわゆるマイク
ロFDを例に説明するものである。図1において全体と
して符号1で示すものが本発明に係る記憶媒体ドライブ
装置(以下、単に”ドライブ装置”と略称する)であ
る。このドライブ装置1は、概略的には、通常一般のマ
イクロFDを作動させるFDドライブ装置の内部で、I
Cメモリーカードをも作動,制御し得るように構成した
ものである。
【0014】ここで、本実施例におけるマイクロFDは
特に、現在一般にパソコン用等として広く用いられてい
る3.5インチサイズのマイクロFDを称するものとし
ている。また、ここで、ICメモリーカードとは、いわ
ゆるカード状をしたICメモリーのことであり、RA
M,ROMの双方を含むものである。
【0015】このドライブ装置1において符号10はF
Dドライブ機構である。このFDドライブ機構10は、
マイクロFDを通常通りに制御・駆動させることがで
き、その他の構成も大略的には一般的なものである。
【0016】すなわち、該FDドライブ機構10におい
て、符号11は前面パネル、12は前面パネル11に形
成されたディスク挿入口、13はイジェクトボタン、1
4はFDを回転させるためのターンテーブル、15はマ
イクロFDにデータの書き込み・読み出しを行なう上部
ヘッド、16はこの上部ヘッド15と対向して設けられ
た下部ヘッド、17は上部ヘッド15を回動させるため
のヒンジ部、18は前記上下のヘッド15,16が構成
されたスライドベースである。なお、実際にはさらに、
前記上部ヘッド15を前記ヒンジ部17を中心に回動さ
せるための上部ヘッド回動機構、あるいは前記両ヘッド
15,16(スライドベース18)を前後に移動させる
ためのヘッド移動機構、さらに、FDのシャッターを開
閉させるためのシャッター駆動機構等が設けられている
が、図は省略してある。
【0017】上記構成となる前記FDドライブ機構10
における前記上部ヘッド15と下部ヘッド16との間に
は、図1に示すようにICメモリーカード用コネクター
(以下、”ICカード用コネクター”と略称する)20
が設けられている。
【0018】このICカード用コネクター20は、図3
にも示すように平面視”コ”字状をしており、この”
コ”字を成す開口部を前記記憶媒体挿入口12に向けて
設けられている。また、このICカード用コネクター2
0の左右方向に対する位置は、図3に示すように、その
左右中心がちょうど前記ヘッド15(16)の中心とほ
ぼ一致するように設けられている。該ICカード用コネ
クター20は、図1に示すようにその”コ”字状を構成
する横バー部20aの内面側に、前記記憶媒体挿入口1
2に向けて水平に突出した多数の端子(ピン)21,2
1,…を有している。これら端子21,21,…は、図
2に示すICカード30の短辺側一側端面に構成された
コネクター31の各端子32,32,…にそれぞれ対応
して設けられている。この場合、該ICカード用コネク
ター20の内面側はICメモリーカードがちょうど嵌ま
る溝22に形成されており、これら端子21,21,…
は該溝22内に形成されている。これら端子21,2
1,…の他端部は横バー部20aの背面側に露出してお
り、例えばフレキシブル配線を介して、図示しない機器
本体の制御部と電気的に接続されている。また、前記横
バー部20aから手前側(記憶媒体挿入口12側)に延
びた平行な2本のガイド部20b,20bは、ICカー
ド30の幅寸法にほぼ合致した寸法に離間して形成され
ている。
【0019】また、前記ICカード用コネクター20
は、マイクロFD等が装着される記憶媒体収納部19の
底板19aに、前後方向(図3における紙面上下方向)
に形成された2本のコネクター用ガイド溝23,23に
沿ってスライド自在に構成されている。このコネクター
用ガイド溝23,23は、前記ICカード用コネクター
20がその最前方位置、すなわち最も前記前面パネル1
1側に移動したときに、該コネクター20の横バー部2
0aと前面パネル11との離間寸法がICカード30の
長辺寸法よりも短くなるように設定されている。さら
に、このICカード用コネクター20は、図示しないス
プリング等の付勢部材により、通常状態ではその最前方
位置に位置するように付勢されている。
【0020】また、前記ICカード用コネクター20の
両側方には、前記底板19aより突出し、その前端面2
4aが垂直面に形成された移動片24,24が設けられ
ている。この移動片24,24は、前記底板19aに前
記コネクター用ガイド溝23,23と平行となるように
形成された移動片用ガイド溝25,25に沿ってスライ
ド移動が可能である。この移動片24,24の前記前端
面24a,24aは図3からわかるように、前記ICカ
ード用コネクター20の前端面(ガイド部20bの前端
面)よりも若干手前に位置されている。この移動片2
4,24と前記ICカード用コネクター20とは、前記
底板19aの下方(裏面側)にて図示しない連結部材に
より結合されている。上記構成に基づき、前記ICカー
ド用コネクター20は、前記移動片24が移動すること
により該移動片24と一体的に前後に移動するものとな
っている。
【0021】また、図1あるいは図3に示すように、前
記底板19aにおける前記記憶媒体挿入口12に近接し
た位置には、該記憶媒体挿入口12の幅寸法とほぼ対応
して、2つのFD検出スイッチ(図示せず)のレバー2
6,26がそれぞれ斜め上後方に向けて突設されてい
る。このレバー26,26は、FDがこの収納部19に
装着された状態において、該レバー26の上端がその装
着されたFDの両側方部下面に当接するようにスプリン
グ等で付勢されている。
【0022】前記レバー26をそれぞれ有したFD検出
スイッチは、そのレバー26,26が押し下げられたと
きに前記FDドライブ機構10をFD制御状態に作動さ
せ、他方、図1に示す如く上方に位置したときには、F
Dドライブ機構10をFD制御状態からICカードの制
御をする動作に切り替えるよう、図示しない機器本体の
制御装置に信号を送出するものである。
【0023】さらに、そのFD検出スイッチは、FDド
ライブ機構10を構成する上記ヘッド移動機構および上
部ヘッド回動機構(共に図示せず)に電気的に接続され
ており、前記レバー26が上述のように上方に位置し
て、ICカードを制御する状態とされている場合には、
前記スライドベース18(上部ヘッド15および下部ヘ
ッド16)を後方に退避させると共に上部ヘッド15を
上方に引き上げた状態とする。また、前記ICカード用
コネクター20には、該コネクター20を最前方に位置
させた状態でその移動を拘束するロック機構(図示せ
ず)が設けられており、このロック機構も、前記FD検
出スイッチ(レバー26)からの信号に基づき、ICカ
ード制御状態のときには前記ICカード用コネクター2
0をロックすべく作動し、FD制御状態の時には解除す
べく作動するよう設定されている。
【0024】ただし、前記レバー26(FD検出スイッ
チ)による上記制御系の切替え動作は、上記2本のレバ
ー26,26が双方とも押し下げられ、あるいは復帰し
たときのみ実行されるようになっている。
【0025】次に、上記構成となる記憶媒体ドライブ装
置1の作用について説明する。記憶媒体収納部19に記
憶媒体が何も装着されていない状態にあっては、FD検
出スイッチの前記レバー26,26が上方に位置した状
態となっているから、該ドライブ装置1はICカード制
御状態にある。このICカード制御状態にあっては、F
Dドライブ機構10の上下両ヘッド15,16は後方に
退避し、かつ上部ヘッド15は上方に引き上げられてお
り、また、ICカード用コネクター20は移動方向最前
方位置に位置してロックされた状態となっている。
【0026】さて、この記憶媒体ドライブ装置1にてI
Cカード30を使用する場合には、ICカード30を、
該ICカード30のコネクター31を挿入方向に向け
て、前記記憶媒体挿入口12より収納部19内に挿入す
ればよい。前面パネル11に形成されたこの記憶媒体挿
入口12はFDの幅寸法に合わせてあり、ICカード3
0の横幅に対しては大きめであるから、ICカード30
をこのように記憶媒体挿入口12より挿入する場合に
は、なるべく該記憶媒体挿入口12の左右中央部に挿入
するのがよい。
【0027】このICカード30の装着の際、前記記憶
媒体挿入口12に対する挿入位置が左右何れかにずれ
て、前記レバー26を下方に押し倒す可能性もある。し
かし、前記レバー26はFDの幅寸法とほぼ同寸法離間
して2箇所に設けられているから、一方のレバー26が
押し下げられることはあっても双方のレバー26,26
がICカード30によって押し下げられることはない。
つまり、誤って制御系がFD制御状態に切り替わるよう
なことがない。
【0028】記憶媒体挿入口12より挿入されたICカ
ード30は、前記ICカード用コネクター20のガイド
部20bに係合すると共にこのガイド部20bに案内さ
れてさらに挿入され、やがてICカード30のコネクタ
ー31と、ICカード用コネクター20とが図3に示す
ように接続される。ICカード30をICカード用コネ
クター20に接続する際、ICカード用コネクター20
にはICカード装着方向の押圧力が加わるが、該コネク
ター20はロックされているためにその押圧力により後
方に移動してしまうような不都合は生じない。このよう
に、ICカード30とICカード用コネクター20が接
続されることによりICカード30をドライブさせるこ
と、すなわちICカード30へのデータの書き込み・読
み出しを行なうことができる。
【0029】ICカード30は、ICカード用コネクタ
ー20に接続された状態でも、図3に示す如くその後端
部が前面パネル11より外方に突出しているから、その
突出した部分を持って引き抜くことにより該記憶媒体ド
ライブ装置1から取り出すことができる。
【0030】次に、FD40をこのドライブ装置1にて
使用する際について図4を参照して説明する。マイクロ
FD40をこのドライブ装置1に前記記憶媒体挿入口1
2より装着すると、まず、前記双方のレバー26,26
が共にFD40の下面により押し下げられる。これによ
り該ドライブ装置1の制御系はICカード制御状態から
FD制御状態に切り替えられる。したがって、それによ
りICカードコネクター20のロックも解除される。
【0031】さらにFD40が収納部19内に進入する
と、該FD40の前端面両端部が前記移動片24,24
に当接し、該移動片を後方に押し込む。移動片24,2
4はICカード用コネクター20と一体につながってい
るから、これによりICカード用コネクター20も前記
コネクター用ガイド溝23に沿って後方に移動する。つ
まり、ICカード用コネクター20はFD40の装着位
置から退去するわけである。
【0032】そして、FD40は図4に示す如く収納部
19内の正規位置に装着され、以降は機器本体からの制
御装置からの制御信号に基づいて周知の制御がなされ
る。つまり、FD40は、その中心が前記ターンテーブ
ル14の中心に位置するようにセットされる。この挿入
動作の途中で、FD40のシャッター41が開かれる。
また、FD40の挿入時において上部ヘッド15,下部
ヘッド16を保持するスライドベース18は後方に位置
しており、かつ上部ヘッド15は上がった状態とされて
いる。FD40が装着されると、前記上部ヘッド15が
下方に回動しFDの磁気面の上面に当接される。同時に
下部ヘッドもFDの磁気面下面に当接される。その後
は、図示しない機器本体からの制御信号に基づき、前記
両ヘッド15,16の位置制御等を行ないながらデータ
の書き込み・読み出し等の制御が行なわれる。FD40
を取り出すには前記イジェクトボタン13を押せばよ
い。
【0033】このように、上記ドライブ装置1によれ
ば、FD40およびICカード30の両記憶媒体を1つ
の共通した筐体(収納部19)内で制御することが可能
となる。したがって、従来装置のように、ICカードを
使用するあたってICカード用のドライブ装置を新たに
外部から接続したり、FDとICカードとのそれぞれに
対して独立したドライブ装置を構成する必要がなく、省
スペース化,軽量化を実現することができる。
【0034】また、上記ドライブ装置1では、FD40
を挿入する際に、該FD40により移動片24,24,
24…を移動させ、それによりICカード用コネクター
20を退去させる構成、すなわち、FD40の装着動作
を利用してICカード用コネクター20を退去させる構
成としたので、コネクター移動手段を単純な機構により
実現することができる。しかも、上記構成によれば、コ
ネクター移動手段を構成するにあたって従来の一般的な
フロッピーディスクドライブ機構に構成上の影響(拘
束)を大きく与えることがなく、したがって、従来のフ
ロッピーディスクドライブ機構に大きな設計変更を強い
ることなく本記憶媒体ドライブ装置を構成できるといっ
た利点がある。
【0035】なお、上記実施例において、ICカード3
0のICカード用コネクター20への装着を確実ならし
めるために、ICカード用コネクター20のガイド部2
0b,20bを記憶媒体挿入口12の近傍まで延出さ
せ、かつそれに伴わせて移動片24,24の前端位置を
同じく記憶媒体挿入口12の近傍に位置させるようにし
てもよい。ただし、かかる構成の場合には、該記憶媒体
ドライブ装置1は、上記実施例のものよりも奥行きを要
するものとなる。また、同様に、ICカード30の装着
を確実ならしめるため、ICカード用コネクター20の
前方に、装着されるICカード30を案内するための案
内板等を設けることもできる。
【0036】また、上記実施例では、ICカード30の
ICカード用コネクター20の抜き差し操作を直接手で
行なえるように、ICカード30がコネクター20に装
着された状態でもICカード30の後端が前面パネル1
1より突出される構成としたが、このICカード30も
完全に収納部19内に収納され、かつFD40と同様に
イジェクトボタンによって取り出すような構成としても
よい。
【0037】また、上記実施例では、FD40を検知す
るための手段を前記レバー26,26等により構成した
が、FD40を検出する検知手段は上記構成のものに限
定されるものではなく、例えば光学的検知手段などによ
るものであってもよい。
【0038】さらに、ICカード用コネクター20の作
動位置と退去位置との移動は、上部ヘッド15と下部ヘ
ッド16との間で水平方向にスライドする構成とした
が、例えば上下方向に移動してFD装着位置から退去す
るもの、あるいは水平回動して退去する構成としてもよ
い。また、ICカード用コネクター20の水平スライド
移動は、FD40を移動片24,24に当接させ、その
移動片24,24を押すことにより行なうものとした
が、例えば前記フロッピー検知手段からの信号に基づい
て電動的手段により移動するよう構成してもよい。さら
に実施例ではFDとしてマイクロFDを例として説明し
たが、本発明は、その他のサイズのFDとICカードと
にも無論好適に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る記
憶媒体ドライブ装置によれば、フロッピーディスクおよ
びICメモリーカードの両記憶媒体を1つの共通した筐
体(収納部)内で制御することが可能となり、従来装置
のように、ICメモリーカードを使用するあたってIC
メモリーカード用のドライブ装置を新たに外部から接続
したり、フロッピーディスクとICメモリーカードとの
それぞれに対して独立したドライブ装置を構成する必要
がなく、大幅な省スペース化,軽量化を実現できる。
【0040】また、請求項2に係る記憶媒体ドライブ装
置によれば、請求項1に記載した装置において、コネク
ター移動手段を単純な機構により簡単に構成することが
できる。また、コネクター移動手段を構成するにあた
り、従来の一般的なフロッピーディスクドライブ機構に
構成上の影響を大きく与えることがなく、したがって、
フロッピーディスクドライブ機構に大きな設計変更を強
いることなく本記憶媒体ドライブ装置を構成できるとい
った利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶媒体ドライブ装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】ICメモリーカードの一例を示す斜視図であ
る。
【図3】当実施例による記憶媒体ドライブ装置を装着さ
れたICメモリーカードと共に示した平面図である。
【図4】当実施例による記憶媒体ドライブ装置を装着さ
れたフロッピーディスクと共に示した平面図である。
【符号の説明】
1 記憶媒体ドライブ装置 10 フロッピーディスクドライブ機構 19 記憶媒体収納部 20 ICメモリーカード用コネクター 23 コネクター用ガイド溝(スライド機構構成要素) 24 移動片(コネクター移動手段構成要素) 26 レバー(フロッピーディスク検知手段、および制
御系切替手段構成要素) 30 ICメモリーカード 31 コネクター 40 フロッピーディスク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピーディスクおよび該フロッピー
    ディスクよりも小さい幅を有したICメモリーカードの
    双方の記憶媒体を共通した収納部内でそれぞれ作動させ
    るための記憶媒体ドライブ装置であって、 フロッピーディスクが装着される収納部,該収納部内に
    装着されたフロッピーディスクを回転させるディスク回
    転機構,およびフロッピーディスクに対してデータの書
    き込み・読み出しを行うヘッドを備えたフロッピーディ
    スクドライブ機構と、 前記収納部内に設けられ、前記収納部にICメモリーカ
    ードが挿入されたときに該ICメモリーカードのコネク
    ターと接続されるICメモリーカード用コネクターと、 フロッピーディスクが前記収納部に挿入されたときに前
    記ICメモリーカード用コネクターを該フロッピーディ
    スクの装着位置より退去させるコネクター移動手段と、 フロッピーディスクが前記収納部内に挿入されたときに
    該フロッピーディスクを認識するフロッピーディスク検
    知手段と、 前記検知手段の検知信号に基づいて、前記フロッピーデ
    ィスクドライブ機構の制御系をICメモリーカードに対
    する制御状態からフロッピーディスクに対する制御状態
    に切り替える制御系切替手段と、 を備えてなることを特徴とする記憶媒体ドライブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶媒体ドライブ装置に
    おいて、前記コネクター移動手段は、 前記ICメモリーカード用コネクターをフロッピーの挿
    入方向に移動可能とするスライド機構と、 前記ICメモリーカード用コネクターと一体的に構成さ
    れるとともに前記収納部内において前記フロッピーディ
    スクの幅方向両端部にそれぞれ当接するように設けら
    れ、前記フロッピーディスクが該収納部に挿入されたと
    きに前記フロッピーディスクに押圧されて該フロッピー
    ディスクの挿入方向に移動する移動片と、 から構成されていることを特徴とする記憶媒体ドライブ
    装置。
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