JP3387954B2 - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JP3387954B2
JP3387954B2 JP03974793A JP3974793A JP3387954B2 JP 3387954 B2 JP3387954 B2 JP 3387954B2 JP 03974793 A JP03974793 A JP 03974793A JP 3974793 A JP3974793 A JP 3974793A JP 3387954 B2 JP3387954 B2 JP 3387954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ式記録媒
体のカートリッジ投入/排出機構(CAS)と、カート
リッジ保管セルと、磁気テープ装置(MTU)と、アク
セッサ機構部と、アクセッサ制御部等を具備し、カート
リッジ式記録媒体の装着、取り外し、保管、記憶/再生
等を自動的に行う磁気テープライブラリ装置において、
電源投入時の初期診断処理で、装置異常を検出可能にし
た磁気テープライブラリ装置と、その異常検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12〜図16は、従来例を示した図で
あり、図12〜図16中、1は磁気テープライブラリ装
置、2は磁気テープ装置(MTU)、3は磁気テープコ
ントローラ、4はカートリッジ保管セル、5はアクセッ
サ機構部、6はアクセッサ電源部、7はアクセッサ制御
部、8はアクセッサコントローラ(ARC)、9はアク
セッサメカコントローラ(AMC)、10はホスト(H
OST)、12はマイクロプロセッサ(以下「MPU」
という)、13はプログラムメモリ部、14はコミュニ
ケーション用メモリ、15は不揮発性メモリ、16はマ
イクロプロセッサ(以下「MPU」という)、17はプ
ログラムメモリ部、18はI/Oポート、19はサーボ
制御回路、20はモータ駆動回路、22はカートリッジ
運搬部、23はベース、24はカートリッジ搬送機構
部、25はハンド機構部、26はバーコードスキャナ、
27はトレイ、28は搬送モータ、29は収納棚、30
はカートリッジ式記録媒体を示す。
【0003】§1:磁気テープライブラリ装置の説明・
・・図12参照 磁気テープライブラリ装置のブロック図を図12に示
す。図示のように、磁気テープライブラリ装置1には、
カートリッジ式磁気テープ(以下、「カートリッジ式記
録媒体」、或いは単に、「カートリッジ」という)に対
し、記録/再生を行う複数台の磁気テープ装置(MT
U)2と、該磁気テープ装置2を制御するための磁気テ
ープコントローラ3と、複数のカートリッジ式記録媒体
を保管するカートリッジ保管セル4と、カートリッジ式
記録媒体の運搬を行うアクセッサ機構部5と、該アクセ
ッサ機構部5等に対して制御を行うためのアクセッサ制
御部7と、アクセッサ機構部5及び、アクセッサ制御部
7等に対して、必要な電圧を生成して、電力を供給する
アクセッサ電源部6等を設ける。
【0004】また、上記アクセッサ制御部7には、アク
セッサコントローラ(ARC)8と、アクセッサメカコ
ントローラ(AMC)9を設ける。このアクセッサコン
トローラ(ARC)8は、ホスト(HOST)10との
間の各種通信を行ったり、その他各種制御(例えば、ホ
ストから媒体をアクセスする際のアクセス位置の制御
等)をしたりするものである。
【0005】アクセッサメカコントローラ(AMC)9
は、アクセッサコントローラ8の指示により、アクセッ
サ機構部5の制御(メカ部の制御)をしたり、セルモー
タを駆動して、カートリッジ保管セル4を回転させたり
する際の制御を行うものである。
【0006】なお、上記アクセッサ電源部6では、電圧
24Vの電源と、電圧5Vの電源を用意してあり、カー
トリッジ保管セル4、及びアクセッサ機構部5(モー
タ、その他のメカ部)には、電圧が24Vの電源を供給
し、アクセッサ制御部7には、電圧が5Vの電源(制御
用の電源)を供給する。
【0007】 §2:アクセッサ制御部の説明・・・図13参照 上記アクセッサ制御部7の説明図を図13に示す。上記
のように、アクセッサ制御部7は、アクセッサコントロ
ーラ8と、アクセッサメカコントローラ9で構成する。
【0008】そして、アクセッサコントローラ(AR
C)8には、MPU12、プログラムメモリ部13、コ
ミュニケーション用メモリ14、不揮発性メモリ15等
を設ける。
【0009】また、アクセッサメカコントローラ9に
は、MPU16、プログラムメモリ部17、I/Oポー
ト(I/O PORT)18、サーボ制御回路19、モ
ータ駆動回路20、検出回路21等を設ける。
【0010】MPU12は、ホスト10との間で各種の
通信を行ったり、アクセッサの各種制御等を行うもので
ある。コミュニケーション用メモリ14は、アクセッサ
コントローラ8と、アクセッサメカコントローラ9間で
通信(各MPU間での通信)を行う場合に、データのリ
ード/ライトをするメモリである。
【0011】プログラムメモリ部13は、MPU12が
実行するマイクロプログラムを格納したメモリであり、
プログラムメモリ部17は、MPU16が実行するマイ
クロプログラムを格納したメモリである。
【0012】I/Oポート18は、各種I/O機器に接
続するためのポートであり、不揮発性メモリ15は、装
置の各種設定情報等を格納しておくメモリである。モー
タ駆動回路20は、アクセッサ機構部5のモータや、カ
ートリッジ保管セル4のセルモータ等を駆動する回路で
あり、サーボ制御回路19は、上記モータのサーボ制御
を行う回路である。
【0013】また、検出回路21は、アクセッサ機構部
5の各種フォトセンサや、カートリッジ保管セル4のフ
ォトセンサ等のセンサ信号の検出を行うものである。 §3:カートリッジ運搬部の説明・・・図14参照 カートリッジ運搬部22の平面図を図14に示す。上記
アクセッサ機構部5には、カートリッジ式記録媒体を、
指定された目標位置まで運搬したり、該カートリッジ式
記録媒体のカートリッジ保管セル4、磁気テープ装置2
等に対する挿入/取り出し処理等を行うカートリッジ運
搬部22が設けてある。
【0014】そして、このカートリッジ運搬部22が、
水平方向の回転と、上下方向の移動(上昇/下降)を行
い、カートリッジ保管セル4、磁気テープ装置(MT
U)2、及びカートリッジ投入/排出機構(図示省略)
の各位置に位置決めして、アクセス出来るようになって
いる。
【0015】この場合、アクセッサメカコントローラ
(AMC)9内のMPU16の制御により、上記I/O
ポート18に接続されたサーボ制御回路19、及びモー
タ駆動回路20が、モータの制御と駆動を行うことによ
り、カートリッジ運搬部22を駆動する。
【0016】図14に示したように、カートリッジ運搬
部22のベース23には、カートリッジ搬送機構部24
と、ハンド機構部25と、バーコードスキャナ26と、
トレイ(記録媒体搬送補助機構)27等が設けてある。
【0017】また、カートリッジ搬送機構部24には、
搬送モータ28が設けてあり、この搬送モータ28によ
って、カートリッジ搬送機構部24を駆動(図のX−Y
方向に移動)するように構成されている。
【0018】上記ハンド機構部25は、カートリッジ式
記録媒体をハンドリングするものであり、カートリッジ
搬送機構部24によって駆動され、前後方向(図のX−
Y方向)に移動出来るようになっている。
【0019】バーコードスキャナ26は、カートリッジ
式記録媒体の側面に貼られたバーコードラベルから、バ
ーコードの読み取りを行うものである。トレイ27は、
ハンド機構部25がカートリッジ式記録媒体を掴んだ
際、該カートリッジ式記録媒体を下側から支持する補助
機構であり、カートリッジ搬送機構部24によって駆動
される。ただし、ハンド機構部24と、トレイ27は、
独立して駆動制御される。
【0020】§4:カートリッジ保管セルへのカートリ
ッジ挿入時の説明・・・図15、図16参照 カートリッジ保管セルへのカートリッジ挿入時の説明図
(その1、その2)を図15、図16に示す。
【0021】上記カートリッジ運搬部22が、カートリ
ッジ投入/排出機構(図示省略)から受け取ったカート
リッジ式記録媒体を運搬し、カートリッジ保管セル4へ
挿入する場合の例について説明する。
【0022】図15、図16に示したように、カートリ
ッジ保管セル4には、複数のカートリッジ式記録媒体3
0を保管するために、複数の収納棚29が設けてある。
この収納棚29にカートリッジを挿入する場合には、カ
ートリッジ運搬部22を上下方向及び、水平方向に移動
させて、指定された位置に位置決めする。
【0023】この場合、カートリッジ運搬部22では、
図15に示したように、ハンド機構部25により、ホー
ムポジションで、カートリッジ式記録媒体30を把持
し、カートリッジ保管セル4の指定された位置まで運搬
する。
【0024】その後、図16に示したように、カートリ
ッジ搬送機構部24を駆動して、ハンド機構部25を、
図示X方向へ移動させ、カートリッジ式記録媒体30
を、収納棚29の方向へ移動させる。
【0025】この時、トレイ27を、収納棚29の内部
まで挿入し、ハンド機構部25を開いて、カートリッジ
式記録媒体30を、収納棚29に押し込んで挿入する。
カートリッジの挿入が終了すると、ハンド機構部25を
閉じるとともに、該ハンド機構部25を、図示Y方向へ
引き戻し、ホームポジションへ復帰させる。
【0026】§5:アクセッサ制御部の処理の説明 電源投入時には、アクセッサコントローラ8のMPU1
2は、アクセッサコントローラ8内の診断(初期診
断)、及び初期化を行う。
【0027】また、電源投入時には、アクセッサメカコ
ントローラ9のMPU16は、アクセッサメカコントロ
ーラ9内の診断、及び初期化を行い、次に、機構部の診
断(初期診断)、及び初期化を行う。
【0028】この機構部の診断、及び初期化では、アク
セッサ機構部5に設けたカートリッジ運搬部22の各セ
ンサ(フォトセンサ等)や、各機構部の動作確認等の診
断を行った後、カートリッジ式記録媒体30を移動させ
るための駆動部の診断、及び初期化を行っている。
【0029】この診断、及び初期化では、カートリッジ
運搬部22の診断が正常に終了すると、その後、カート
リッジ式記録媒体を移動させるための駆動部の診断を行
うが、この時、カートリッジ搬送機構部24を駆動し
て、ハンド機構部25を、必ず、ホームポジションに戻
していた。
【0030】これは、カートリッジ運搬部22を移動さ
せた場合に、他の機構部と衝突するのを防ぐためであ
る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。電源投入時
に、制御系を含む装置の初期診断、及び初期化を行う
が、この時、カートリッジ運搬部22に、カートリッジ
式記録媒体30が存在するかしないかは、全く分からな
い。
【0032】例えば、カートリッジ運搬部22により、
カートリッジ式記録媒体30を、カートリッジ保管セル
4へ挿入しようとしている時に、電源障害が発生して電
源が切断された場合、或いは、電源切断中に、ハンド機
構部25がカートリッジ式記録媒体を放した場合には、
カートリッジ運搬部22上に、カートリッジ式記録媒体
30が存在するが、ハンド機構部25がカートリッジを
掴んでいない状態が発生する。
【0033】このような状態で、電源が再投入された場
合、初期診断を行うと、カートリッジ運搬部22のセン
サで、カートリッジ式記録媒体30を掴んだ状態が検出
出来ず、アクセッサメカコントローラのMPU16で
は、カートリッジ運搬部22に、カートリッジ式記録媒
体が存在しないと認識してしまう。
【0034】従って、その後、他の機構部等の初期診断
で、カートリッジ運搬部を移動させると、カートリッジ
式記録媒体が他の機構部と衝突し、カートリッジ式記録
媒体、或いは、機構部の破損事故等が発生する恐れがあ
った。
【0035】本発明は、このような従来の課題を解決
し、電源投入時の初期診断で、カートリッジ記録媒体の
存在を認識して、装置異常を確実に検出し、カートリッ
ジ式記録媒体や、機構部の破損事故等が発生しないよう
にすることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図12〜図16と同じものは、同一
符号で示してある。また、43はカートリッジインセン
サ、47は電源監視部、48はリセット信号発生部を示
す。
【0037】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (a):カートリッジ式記録媒体の投入/排出機構と、
複数のカートリッジ式記録媒体を収納可能なカートリッ
ジ保管セル4と、カートリッジ式記録媒体に対し、デー
タの記録/再生を行う記録再生装置2と、カートリッジ
式記録媒体を運搬するカートリッジ運搬部22を有し、
カートリッジ保管セル及び記録再生装置等へのアクセス
を行うアクセッサ機構部5と、アクセッサ機構部5の制
御を行うアクセッサ制御部7とを具備すると共に、上記
カートリッジ運搬部22に、カートリッジ運搬部22
で、カートリッジ式記録媒体を掴んでいるか、否かを検
出するためのセンサ(カートリッジインセンサ43)を
設けた磁気テープライブラリ装置において、上記アクセ
ッサ制御部7に、:アクセッサ運搬部22内で、カー
トリッジ式記録媒体を掴んでいるか、否かを示す「カー
トリッジ情報」を格納する不揮発性メモリ15と、:
電源切断時に、上記「カートリッジ情報」を、不揮発性
メモリ15に格納し、電源投入後の初期診断処理で、不
揮発性メモリ15に格納されている「カートリッジ情
報」と、上記センサ43から取得した「センサ情報」と
の比較を行い、両者に矛盾が生じた場合に、装置異常と
判断して、上位装置に対しエラー報告を行うプロセッサ
(MPU)とを設けた。
【0038】(b):構成(a)に記載した磁気テープ
ライブラリ装置の異常検出方法において、:電源切断
時に、上記カートリッジ運搬部22内で、カートリッジ
式記録媒体を掴んでいるか、否かを示す「カートリッジ
情報」を、不揮発性メモリ15に書き込んでおき、:
電源投入時の初期診断処理で、不揮発性メモリ15の
「カートリッジ情報」を読みだすと共に、上記カートリ
ッジ運搬部に設けたセンサ(カートリッジインセンサ4
3)の「センサ情報」を取得して、不揮発性メモリ15
の「カートリッジ情報」と比較し、:両者に矛盾が生
じた場合は、装置異常があると判断して、上位装置に対
しエラー報告を行う。以上、〜の処理を、上記アク
セッサ制御部7内のプロセッサ(MPU)が行うことに
より、装置異常の検出を行うように構成した。
【0039】(c):構成(b)に記載した磁気テープ
ライブラリ装置の異常検出方法において、電源投入時の
初期診断処理で、:上記センサ(カートリッジインセ
ンサ43)で、「カートリッジ式記録媒体が無い」こと
を示し、且つ、上記不揮発性メモリ15の「カートリッ
ジ情報」が、「カートリッジ運搬部にカートリッジ式記
録媒体が有る」ことを示した場合及び、:上記センサ
で、「カートリッジ式記録媒体が有る」ことを示し、且
つ、不揮発性メモリ15の「カートリッジ情報」が、
「カートリッジ運搬部にカートリッジが無い」ことを示
していた場合に、装置異常であるとして、上位装置に対
しエラー報告を行うように構成した。
【0040】(d):構成(b)に記載した磁気テープ
ライブラリ装置の異常検出方法において、アクセッサ制
御部7に設けた上記プロセッサ(MPU16)では、カ
ートリッジ情報に矛盾が生じ、装置異常であると判断し
た際、その後の機構部の動作を行わず、装置の復旧処理
を禁止するように構成した。
【0041】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。アクセッサメカコントローラ9のMPU
16は、サーボ制御部を介して、モータを駆動し、アク
セッサ機構部5を動作させる。
【0042】この動作により、例えば、アクセッサ機構
部5のカートリッジ運搬部22では、カートリッジ式記
録媒体を掴んで、目的の位置まで運搬し、カートリッジ
保管セル4の収納棚に、カートリッジ式記録媒体を挿入
する等の動作を行う。
【0043】このようなアクセッサ機構部5の動作中
に、アクセッサ電源部6で電源切断が発生したとする
と、この電源切断は、電源監視部47で検出される。こ
の時、アクセッサ制御部のプロセッサ(MPU)によ
り、カートリッジ運搬部22内で、カートリッジ式記録
媒体を掴んでいるか、否か(カートリッジの有無)を示
す「カートリッジ情報」を、不揮発性メモリ15に書き
込んでおく。
【0044】その後、電源が投入され、リセット信号発
生部48が、電源電圧の安定したことを検出すると、リ
セット信号を発生する。この時、アクセッサ制御部7は
リセットされ、上記電源投入時の初期診断処理を行う。
【0045】この初期診断処理で、MPU16は、不揮
発性メモリ15に格納されている「カートリッジ情報」
と、カートリッジインセンサ(カートリッジ式記録媒体
を掴んでいるかどうかを検出するセンサ)43から取得
したセンサ情報とを比較し、両者の間に矛盾がないかど
うかを判断する。
【0046】その結果、矛盾が生じた場合は、装置異常
と判断し、上位装置に対してエラー報告を行う。また、
この場合、機構部の動作を行わず、装置復旧を禁止す
る。以上のようにして、カートリッジ運搬部のハンド機
構部で、カートリッジを掴んでいるか否か(カートリッ
ジの有無)を、常に正確に検出出来るから、装置異常の
場合に、誤って機構部を動作させ、該機構部や、カート
リッジ式記録媒体を破損するのを防止出来る。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図11は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図11中、図1、及び図12〜図16と同じ
ものは、同一符号で示してある。また、32、33はオ
ペレータパネル、34は投入孔、35は排出孔、36は
カートリッジ投入/排出機構(CAS)、37はコント
ロールユニット、38はセルモータ、39は位置決め機
構、40は位置補正センサ、42はトレイモータ、44
は電源装置、45はNOVRAM、46はI/Oポー
ト、49は通信用LSI、51はS−RAMアレイ、5
2はEEROMアレイ、53はアドレス制御回路、54
は制御回路を示す。
【0048】§1:磁気テープライブラリ装置の外観の
説明・・・図2参照 本実施例の磁気テープライブラリ装置の斜視図(表側)
を図2に示す。図示のように、磁気テープライブラリ装
置1の表側には、オペレータパネル32、33が設けて
あり、オペレータによって操作出来るようになってい
る。
【0049】また、磁気テープライブラリ装置1の表側
には、カートリッジ投入/排出機構の投入口34及び、
排出口35が設けてあり、カートリッジを投入したり、
使用済みのカートリッジを取り出したり出来るようにな
っている。
【0050】§2:磁気テープライブラリ装置1の内部
の説明・・・図3参照 磁気テープライブラリ装置1の内部の平面図を図3に示
す。 :図3に示したように、磁気テープライブラリ装置1
には、複数のカートリッジ式記録媒体30を収納して保
管するカートリッジ保管セル4と、複数の磁気テープ装
置(MTU)2と、アクセッサ機構部5と、該アクセッ
サ機構部5の各種制御を行うアクセッサ制御部7と、カ
ートリッジ投入/排出機構(CAS)36と、装置全体
の制御を行うコントロールユニット37等を具備してい
る。
【0051】:上記カートリッジ保管セル4は、その
内部に複数のカートリッジ式記録媒体30を収納して保
管出来るようになっており、セルモータ(M)38によ
って所定の位置まで回転駆動されるものである。
【0052】:カートリッジ投入/排出機構36は、
オペレータが外部から投入したカートリッジ式記録媒体
30を、一巻ずつ分離しながら、アクセッサ機構部5に
受け渡す位置まで搬送したり、或いは、アクセッサ機構
部5から受け取ったカートリッジ式記録媒体30を搬送
して、外部に排出する処理を行うものである。
【0053】:アクセッサ機構部5は、カートリッジ
投入/排出機構36が搬送したカートリッジ式記録媒体
30を受取り、このカートリッジ式記録媒体30を運搬
してカートリッジ保管セル4に挿入したり、あるいは、
カートリッジ保管セル4内のカートリッジ式記録媒体3
0を取り出して、磁気テープ装置2に装着したり、該磁
気テープ装置2からカートリッジ式記録媒体30を取り
外してカートリッジ保管セル4に挿入したりするもので
ある。
【0054】:アクセッサ制御部7は、アクセッサ機
構部5、カートリッジ保管セル4等の制御を行うもので
ある。このアクセッサ制御部7と、上記アクセッサ機構
部5とで、アクセッサを構成している。
【0055】§3:磁気テープライブラリ装置1の内部
の説明・・・図4参照 この磁気テープライブラリ装置1の内部の斜視図を図4
に示す。図4に示したように、磁気テープライブラリ装
置1の内部には、複数のカートリッジ式記録媒体を収納
するための収納棚29を具備したカートリッジ保管セル
4が設けてあり、その近くには、複数の磁気テープ装置
2が設けてある。
【0056】また、カートリッジ保管セル4と、磁気テ
ープ装置2の近くには、アクセッサ機構部5が設けてあ
り、該アクセッサ機構部5には、カートリッジを運搬し
たり、ハンドリングしたりするためのカートリッジ運搬
部22が設けてある。
【0057】 §4:カートリッジ運搬部の説明・・・図5参照 上記カートリッジ運搬部22の斜視図を図5に示す。こ
のカートリッジ運搬部22のベース23には、カートリ
ッジ搬送機構部24と、ハンド機構部25と、位置決め
機構39と、位置補正センサ40と、バーコードスキャ
ナ26と、トレイ27と、トレイモータ42、カートリ
ッジインセンサ43等が設けてある。
【0058】また、カートリッジ搬送機構部24には、
搬送モータ28が設けてあり、この搬送モータ28によ
って、カートリッジ搬送機構部24を駆動(図のX−Y
方向に移動)するように構成されている。
【0059】上記カートリッジインセンサ43は、ハン
ド機構部25が、カートリッジ式記録媒体を掴んでいる
か、否かを検出(又は、ハンド機構部で掴む位置に、カ
ートリッジ式記録媒体が存在するか否かを検出)するた
めのセンサ(フォトセンサ)である。
【0060】ハンド機構部25は、カートリッジ式記録
媒体をハンドリングするものであり、カートリッジ搬送
機構部24によって駆動され、前後方向(図4のX−Y
方向)に移動出来るようになっている。
【0061】§5:磁気テープライブラリ装置と、その
電源の説明・・・図6参照 磁気テープライブラリ装置のブロック図を図6に示す。
磁気テープライブラリ装置1には、上記のように、複数
台の磁気テープ装置(MTU)2と、磁気テープコント
ローラ3と、アクセッサ機構部5と、アクセッサ制御部
7と、アクセッサ電源部6と、電源装置44等が設けて
ある。
【0062】また、上記アクセッサ制御部7には、アク
セッサコントローラ(ARC)8と、アクセッサメカコ
ントローラ(AMC)9が設けてある。このような構成
の磁気テープライブラリ装置において、電源装置44
は、商用電源(例えば、100V/200V)に接続さ
れていて、電力を各電源部へ分配している。
【0063】また、アクセッサ電源部6は、電源装置4
4から供給された電力を基に、電圧24Vの電源と、電
圧5Vの電源に変換して、アクセッサ及びカートリッジ
保管セル等の電源としている。
【0064】そして、アクセッサ機構部5と、カートリ
ッジ保管セル4は、アクセッサ電源部6の24V電源か
ら給電され、アクセッサ制御部7は、アクセッサ電源部
6の5V電源から給電されるように構成されている。
【0065】 §6:アクセッサ制御部の説明・・・図7参照 上記アクセッサ制御部のブロック図を図7に示す。図示
のように、アクセッサ制御部7には、アクセッサコント
ローラ8と、アクセッサメカコントローラ9が設けてあ
る。
【0066】そして、アクセッサコントローラ(AR
C)8には、MPU12、通信用LSI49、リセット
信号発生部48、プログラムメモリ部13、コミュニケ
ーション用メモリ14、I/Oポート(I/O POR
T)46、NOVRAM(不揮発性メモリ)45、電源
監視部47等が設けてある。
【0067】また、アクセッサメカコントローラ9に
は、MPU16、プログラムメモリ部17、I/Oポー
ト(I/O PORT)18、サーボ制御回路19、モ
ータ駆動回路20、検出回路21等が設けてある。各部
の機能は、次の通りである。
【0068】(a):MPU12は、ホスト10との間
で各種の通信を行ったり、アクセッサコントローラ8内
の各種制御等を行うものである。 (b):コミュニケーション用メモリ14は、アクセッ
サコントローラ8と、アクセッサメカコントローラ9間
で通信(各MPU間での通信)を行う場合に、データの
リード/ライトをするメモリである。
【0069】(c):プログラムメモリ部13は、MP
U12が実行するマイクロプログラムを格納したメモリ
であり、プログラムメモリ部17は、MPU16が実行
するマイクロプログラムを格納したメモリである。
【0070】(d):I/Oポート18、46は、各種
I/O機器に接続するためのポートである。 (e):モータ駆動回路20は、アクセッサ機構部5の
モータや、カートリッジ保管セル4のセルモータ38等
を駆動する回路であり、サーボ制御回路19は、該モー
タ駆動回路20を介して、モータのサーボ制御を行う回
路である。
【0071】(f):検出回路21は、アクセッサ機構
部5のフォトセンサや、カートリッジ保管セル4のフォ
トセンサ等のセンサ信号の検出を行うものである。例え
ば、図5に示したカートリッジインセンサ43のセンサ
信号は、この検出回路21で検出する。そして、検出回
路21で検出したセンサ信号は、I/Oポート18を介
して、MPU16へ送られ、このMPU16で処理す
る。
【0072】(g):NOVRAM45は、MPU12
によって、リード/ライトされる不揮発性メモリ(詳細
は後述する)の一種であり、「装置設定情報」や、「カ
ートリッジ情報」(カートリッジ式記録媒体をハンド機
構部が掴んでいるか否かの情報)等を格納するメモリで
ある。
【0073】(h):通信用LSI49は、ホスト10
との間の各種通信制御を行うものである。 (i):電源監視部47は、アクセッサ電源部6の電源
投入/切断状態を監視するものであり、例えば、電源が
遮断した場合には、その旨、MPU12に通知(割り込
みにより通知)する。
【0074】(j):リセット信号発生部48は、アク
セッサ制御部7に供給されている装置電源(電圧5V)
を監視(電圧が安定するのを監視)し、電源が投入さ
れ、電圧が安定したら、ロジック回路(図示省略)に対
してリセット信号を発生させるものである。
【0075】なお、このリセット信号が、ロジック回路
に対して発生すると、装置全体がリセットされ、MPU
12、16では、上記初期診断/初期化を行う。 §7:NOVRAMの説明・・・図8参照 NOVRAMの説明図を図8に示す。図8(A)はNO
VRAMの構成図であり、図8(B)はMOVRAM、
MPU、I/Oポート間の接続関係を示した図である。
【0076】NOVRAM(Non Volatile Static Rand
om Access Memory)(XiCOR社製、X2212)
は、不揮発性S−RAM素子と呼ばれている素子であ
る。図8(A)に示したように、NOVRAM45は、
S−RAM(Static Random Access Memory)アレイ51
と、EEROM(Electrically Erasable And Programm
able Read Only Memory : EEPROM)アレイ52
と、アドレス制御回路53と、制御回路54等で構成さ
れている。
【0077】上記アドレス制御回路53は、ライト/リ
ード(WRITE/READ)信号のセレクトにより、
データをS−RAMアレイ51のアドレスに、ライト/
リードする制御を行うものである。
【0078】例えば、アドレス制御回路53に、アドレ
ス信号と、ライト信号を送り、S−RAMアレイ51に
データ信号を送ると、該データは、S−RAMアレイ5
1に書き込まれる。
【0079】また、アドレス制御回路53に、アドレス
信号と、リード信号を送ると、S−RAMアレイ51か
らデータを読みだす事が出来る。上記制御回路54は、
ストア/リコール信号(データを書くか、読みだすかの
制御信号)のセレクトにより、S−RAMアレイ51の
データを読みだして、EEROMアレイ52に、瞬時に
書き込んだり(ストアの場合)、或いは逆に、EERO
Mアレイ52のデータを読みだして、S−RAMアレイ
51に、瞬時に書き込む(リコールの場合)制御を行う
ものである。
【0080】このようなNOVRAM45を、図7に示
したアクセッサコントローラ8に設けた場合、各部の接
続関係は図8(B)のようになる。図8(B)に示した
ように、NOVRAM45のアドレス信号、データ信
号、ライト信号、リード信号は、MPU12のバス(ア
ドレスバス、データバス、制御バス)を介して送られ
る。また、これらの信号は、I/Oポート46にも送ら
れる。
【0081】例えば、アドレス信号は、アドレスバスを
介して、MPU12からNOVRAM45に送られ、ラ
イト信号と、リード信号は、制御バスを介して、MPU
12からNOVRAM45に送られる。
【0082】また、データ信号は、データバスを介し
て、MPU12と、NOVRAM45との間で転送され
る。更に、上記ストア信号と、リコール信号は、MPU
12の制御により、I/Oポート46からNOVRAM
45へ送られる。
【0083】上記NOVRAM45を、図7に示したア
クセッサコントローラ8に設けた場合の電源投入時と、
電源切断時の処理(リコール/ストア等)は、次のよう
になる。
【0084】:電源投入時の処理 アクセッサ電源部6(図6参照)の電源が投入され、電
圧が安定すると、アクセッサコントローラ8(図7参
照)のリセット信号発生部48が、ロジック回路に対し
てリセット信号を発生する。これにより、アクセッサコ
ントローラ8のMPU12は、初期診断/初期化を行
う。
【0085】この初期診断時に、MPU12では、I/
Oポート46を介して、NOVRAM45に対し、リコ
ール信号を発生させる。NOVRAM45では、上記リ
コール信号が入力すると、制御回路54により、データ
のリコール制御を行う。すなわち、NOVRAM45の
制御回路54では、EEROMアレイ52に保存されて
いたデータを、R−RAMアレイ51に書き込む(リコ
ール)制御を行う。
【0086】その後、MPU12では、S−RAMアレ
イ51のデータを読みだし(この場合、MPU12は、
アドレス制御回路53に対し、READ信号とアドレス
信号を送る)、コミュニケーション用メモリ14にセッ
トする。
【0087】:電源切断時の処理 アクセッサ電源部6の電源切断時には、アクセッサコン
トローラ8内の電源監視部47が、電源切断を監視し、
電圧が落ちる前に(一定の時間が補償されている)、ア
クセッサコントローラ8内のMPU12に対し、割り込
み信号を発生する。
【0088】MPU12は、この割り込み信号等によ
り、装置情報等のデータ(コミュニケーション用メモリ
14から読みだしたデータ)を、上記NOVRAM45
に送り、S−RAMアレイ51に書き込む制御を行う
(この場合、MPU12は、NOVRAM45のアドレ
ス制御回路53に、ライトE信号と、アドレス信号を送
る)。
【0089】その後、MPU12の制御により、I/O
ポート46を介して、NOVRAM45に対し、ストア
信号を発生させる。NOVRAM45では、上記I/O
ポート46からのストア信号が入力すると、制御回路5
4により、S−RAMアレイ51のデータを、EERO
Mアレイ52に書き込む(ストア)制御を行う。これに
より、データがEEROMアレイ52に保存される。
【0090】但し、この電源切断時の処理は、電源監視
部47が電源切断を検出し、MPU12に対し割り込み
信号を発生してから、電圧が落ちる迄に処理は終了す
る。 §8:アクセッサコントローラの処理説明・・・図9参
照 アクセッサコントローラの処理フローチャートを図9に
示す。以下、図9の処理フローチャートに基づいて、ア
クセッサコントローラの処理を説明する。なお、S1〜
S4は、各処理番号を示す。
【0091】 :電源投入時の処理説明・・・図9(A)参照 アクセッサ電源部6の電源が投入され、電圧が安定する
と、アクセッサコントローラ8のリセット信号発生部4
8が、ロジック回路に対してリセット信号を発生する
(S1)。
【0092】これにより、アクセッサコントローラ8の
MPU12は、初期診断/初期化を行う。この初期診断
時に、MPU12では、NOVRAM45から、カート
リッジ運搬部の情報を読み出し、コミニュケーション用
メモリ14に、セットする(S2)。以後、他処理を行
う。
【0093】 :電源切断時の処理説明・・・図9(B)参照 アクセッサ電源部6の電源切断時には、電源監視部47
が、電源切断を検出し、MPU12に対して、割り込み
により通知する。
【0094】この通知を受けたMPU12は、コミュニ
ケーション用メモリ14に書かれているカートリッジに
関する情報(アクセッサメカコントローラのMPU16
が書いた情報)を読み取り、NOVRAM45に書き込
む(S4)。以後、電源の切断を待つ。
【0095】§9:アクセッサメカコントローラの処理
の説明・・・図10、図11参照 アクセッサメカコントローラの処理1、2を図10、図
11に示す。以下、図10、図11の処理フローチャー
トに基づいて、アクセッサメカコントローラの処理を説
明する。なお、S11〜S26は、各処理番号を示す。
【0096】 :電源投入時の初期診断処理の説明・・・図10参照 アクセッサメカコントローラの処理フローチャート1
(電源投入時の初期診断処理)を図10に示す。
【0097】(a):アクセッサ電源部6により電源が
投入されると(S11)、上記のようにアクセッサコン
トローラ8では、初期診断、及び初期化を行うが、この
時、アクセッサコントローラ8からの指示により、アク
セッサメカコントローラ9でも、初期診断、及び初期化
を行う。
【0098】(b):この初期診断時に、アクセッサメ
カコントローラ9のMPU16は、コミニュケーション
用メモリ14から、情報(MPU12が、NOVRAM
45から読みだして書いた「カートリッジ情報」)を読
み取る(S12)。
【0099】そして、MPU16は、読みだした「カー
トリッジ情報」から、カートリッジ運搬部22に、「カ
ートリッジ有り」か、「カートリッジ無し」かを判断す
る(S13)。
【0100】(c):その結果、「カートリッジ有り」
の場合には、MPU16は、カートリッジ運搬部22に
設けたカートリッジインセンサ43の検出信号から、カ
ートリッジの存在が認識出来るかどうかを判断する(S
14)。
【0101】(d):上記S14の処理で、カートリッ
ジが認識出来れば、カートリッジ運搬部22にカートリ
ッジ式記録媒体が存在し、ハンド機構部25でカートリ
ッジ式記録媒体を掴んでいることになる。
【0102】従って、この場合は、正常な状態であるか
ら、MPU16は、ハンド機構部25で、カートリッジ
式記録媒体を掴んだまま、アクセッサの動作チェックを
行う(S15)。
【0103】(e):上記S14の処理で、カートリッ
ジインセンサ43の検出信号から、カートリッジ式記録
媒体が認識出来ない場合には、カートリッジ運搬部22
に、カートリッジが存在するが、ハンド機構部では、カ
ートリッジ式記録媒体を掴んでいないことになる。
【0104】従って、この場合は、装置、又はカートリ
ッジ式記録媒体を破損する危険性があるため、MPU1
6は、上位のアクセッサコントローラ8に対して、エラ
ー報告を行う(S16)。そして、MPU16は、その
後の装置復旧動作を禁止し、機構部等が破損するのを防
止する。
【0105】このエラー報告は、アクセッサコントロー
ラ8のMPU12が受け取り、更に、MPU12は、ホ
スト10へエラー報告を行う。 (f):上記S13の処理で、「カートリッジ無し」で
あった場合には、MPU16は、カートリッジ運搬部2
2のカートリッジインセンサ43の検出信号から、カー
トリッジの存在が認識出来るかどうかを判断する(S1
7)。
【0106】(g):上記S17の処理で、カートリッ
ジが認識出来なければ、正常な状態(ハンド機構部25
でカートリッジを掴んでいない状態)であるから、その
状態で、アクセッサの動作チェックを行う(S18)。
その後、他処理を行う。
【0107】(h):上記S17の処理で、カートリッ
ジが認識出来た場合には、「情報矛盾」であるから、M
PU16は、装置異常として、上位のアクセッサコント
ローラ8に対し、エラー報告を行う(S19)。
【0108】このエラー報告は、アクセッサコントロー
ラ8のMPU12が受け取り、更に、MPU12は、ホ
スト10へエラー報告を行う。 :カートリッジ移動時(通常動作時)の処理説明・・
・図11参照 アクセッサメカコントローラの処理2(通常のカートリ
ッジ移動時の処理)を図11に示す。
【0109】(i):MPU16は、MPU12からの
カートリッジ式記録媒体の移動命令待ち(S20)を行
い、カートリッジ式記録媒体の移動命令がなければ(S
21)、他の処理を行う。この場合、MPU12では、
ホスト10からのコマンドに基づき、該移動命令を出
す。
【0110】(j):アクセッサコントローラ8のMP
U12から、アクセッサメカコントローラ9に対してカ
ートリッジの移動命令が出されると、アクセッサメカコ
ントローラ9では、MPU16が、この命令を受け取
る。
【0111】その後、MPU16では、カートリッジ運
搬部22を制御し、カートリッジ式記録媒体を、ハンド
機構部25で掴む(S22)。この場合、カートリッジ
インセンサ43で、カートリッジ式記録媒体を検出した
後、ハンド機構部25で、カートリッジ式記録媒体を掴
み、該ハンド機構部25をホームポジションに復帰させ
る。その後、カートリッジ運搬部22を目標位置まで、
移動させる。
【0112】(k):その後、MPU16では、ハンド
機構部25で、カートリッジ式記録媒体を掴んだ状態
を、カートリッジインセンサ43からのセンサ信号で確
認した後、コミニュケーション用メモリ14に、「カー
トリッジ有り」の情報を書き込む(S23)。
【0113】(l):続いて、MPU16では、アクセ
ッサ機構部5を動かし、カートリッジ運搬部22で、カ
ートリッジ式記録媒体を運搬する。そして、カートリッ
ジ運搬部22を目的の位置に位置決めし、カートリッジ
式記録媒体を放出(例えば、カートリッジ式記録媒体
を、カートリッジ保管セル4の収納棚に収納)する(S
24)。
【0114】(m):その後、MPU16は、ハンド機
構部25から、カートリッジ式記録媒体を放出した状態
を、カートリッジインセンサ43からのセンサ信号で確
認した後、コミニュケーション用メモリ14に、「カー
トリッジ無し」の情報を書き込む(S25)。
【0115】(n):カートリッジ式記録媒体の移動が
終了すると、MPU16は、「カートリッジの移動終
了」を、MPU12へ報告する(26)。MPU12で
は、この報告を、ホスト10に対して行う。その後、他
処理を行う。
【0116】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 :不揮発性メモリは、NOVRAMに限らず、他の同
様なメモリでも実施可能である。
【0117】:図7に示したNOVRAMは、アクセ
ッサメカコントローラ内に設けても良い。この場合は、
アクセッサメカコントローラのMPU16が、NOVR
AMへのデータ(カートリッジ情報)のリード/ライト
を行う。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :電源切断時に「カートリッジ情報」を、不揮発性メ
モリに格納しておき、電源投入時の初期診断処理におい
て、センサ情報(カートリッジ有無の情報)を取得し、
このセンサ情報と、不揮発性メモリの「カートリッジ情
報」とを比較している。
【0119】このため、カートリッジ運搬部のハンド機
構部で、カートリッジを掴んでいるか否か(カートリッ
ジの有無)を、常に正確に検出する事が出来る。その結
果、例えば、カートリッジ運搬部のハンド機構部で、カ
ートリッジ式記録媒体を掴んでおらず、該カートリッジ
式記録媒体が、アクセッサ機構部の一部に引っ掛かって
いるような装置異常を、常に正確に検出する事が出来
る。
【0120】:カートリッジ運搬部のハンド機構部
で、カートリッジを掴んでいるか否か(カートリッジの
有無)を、正確に検出し、装置異常を常に正確に検出出
来るから、装置異常の場合に、誤って機構部を動作さ
せ、該機構部や、カートリッジ式記録媒体を破損するの
を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例における磁気テープライブラリ装置の斜
視図(外観図)である。
【図3】実施例における磁気テープライブラリ装置の内
部の平面図である。
【図4】実施例における磁気テープライブラリ装置の内
部の斜視図である。
【図5】実施例におけるカートリッジ運搬部の斜視図で
ある。
【図6】実施例における磁気テープライブラリ装置のブ
ロック図である。
【図7】実施例におけるアクセッサ制御部のブロック図
である。
【図8】実施例におけるNOVRAMの説明図である。
【図9】実施例におけるアクセッサコントローラの処理
フローチャートである。
【図10】実施例におけるアクセッサメカコントローラ
の処理フローチャート1(電源投入時の初期診断処理)
である。
【図11】本発明の実施例におけるアクセッサメカコン
トローラの処理フローチャート2(カートリッジ移動時
の処理)である。
【図12】従来例における磁気テープライブラリ装置の
ブロック図である。
【図13】従来例におけるアクセッサ制御部の説明図で
ある。
【図14】従来例におけるカートリッジ運搬部の平面図
である。
【図15】従来例におけるカートリッジ保管セルへのカ
ートリッジ挿入時の説明図1である。
【図16】従来例におけるカートリッジ保管セルへのカ
ートリッジ挿入時の説明図2である。
【符号の説明】
1 磁気テープライブラリ装置 2 磁気テープ装置(MTU) 3 磁気テープコントローラ 4 カートリッジ保管セル 5 アクセッサ機構部 6 アクセッサ電源部 7 アクセッサ制御部 15 不揮発性メモリ 16 マイクロプロセッサ(MPU) 18 I/Oポート 22 カートリッジ運搬部 43 カートリッジインセンサ 47 電源監視部 48 リセット信号発生部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ式記録媒体(30)の投入
    /排出を行うカートリッジ投入/排出機構(36)と、 複数のカートリッジ式記録媒体(30)を収納可能なカ
    ートリッジ保管セル(4)と、 カートリッジ式記録媒体(30)に対し、データの記録
    /再生を行う記録再生装置(2)と、 カートリッジ式記録媒体(30)を運搬するカートリッ
    ジ運搬部(22)を有し、カートリッジ保管セル及び記
    録再生装置等へのアクセスを行うアクセッサ機構部
    (5)と、 アクセッサ機構部(5)の制御を行うアクセッサ制御部
    (7)とを具備すると共に、 上記カートリッジ運搬部(22)に、 カートリッジ運搬部(22)で、カートリッジ式記録媒
    体(30)を掴んでいるか、否かを検出するためのセン
    サ(43)を設けたライブラリ装置において、 上記アクセッサ制御部(7)に、 :アクセッサ運搬部(22)内で、カートリッジ式記
    録媒体を掴んでいるか、否かを示す「カートリッジ情
    報」を格納する不揮発性メモリ(15)と、 :電源切断時に、上記「カートリッジ情報」を、不揮
    発性メモリ(15)に格納し、 電源投入後の初期診断処理で、不揮発性メモリ(15)
    に格納されている「カートリッジ情報」と、上記センサ
    (43)から取得した「センサ情報」との比較を行い、 両者に矛盾が生じた場合に、装置異常と判断して、上位
    装置に対しエラー報告を行うプロセッサ(12、16)
    とを設けたことを特徴とするライブラリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のライブラリ装置におい
    て、 :電源切断時に、上記カートリッジ運搬部(22)内
    で、カートリッジ式記録媒体(30)を掴んでいるか、
    否かを示す「カートリッジ情報」を、不揮発性メモリ
    (15)に書き込んでおき、 :電源投入時の初期診断処理で、不揮発性メモリ(1
    5)の「カートリッジ情報」を読みだすと共に、 上記カートリッジ運搬部に設けたセンサ(43)の「セ
    ンサ情報」を取得して、不揮発性メモリ(15)の「カ
    ートリッジ情報」と比較し、 :両者に矛盾が生じた場合は、装置異常があると判断
    して、上位装置に対しエラー報告を行う。 以上、〜の処理を、上記アクセッサ制御部(7)内
    のプロセッサ(12、16)が行うことにより、装置異
    常の検出を行うことを特徴としたライブラリ装置の異常
    検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したライブラリ装置の異
    常検出方法において、 上記電源投入時の初期診断処理で、 :上記センサ(43)で、「カートリッジ式記録媒体
    が無い」ことを示し、且つ、上記不揮発性メモリ(1
    5)の「カートリッジ情報」が、「カートリッジ運搬部
    にカートリッジ式記録媒体が有る」ことを示した場合及
    び、 :上記センサ(43)で、「カートリッジ式記録媒体
    が有る」ことを示し、且つ、不揮発性メモリ(15)の
    「カートリッジ情報」が、「カートリッジ運搬部にカー
    トリッジが無い」ことを示していた場合に、 装置異常であるとして、上位装置に対しエラー報告を行
    うことを特徴としたライブラリ装置の異常検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載したライブラリ装置の異
    常検出方法において、 アクセッサ制御部(7)に設けた上記プロセッサ(1
    6)では、カートリッジ情報に矛盾が生じ、装置異常で
    あると判断した際、 その後の機構部の動作を行わず、装置の復旧処理を禁止
    することを特徴としたライブラリ装置の異常検出方法。
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