JPH0612836A - 電源切断制御方式 - Google Patents

電源切断制御方式

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JPH0612836A
JPH0612836A JP4173211A JP17321192A JPH0612836A JP H0612836 A JPH0612836 A JP H0612836A JP 4173211 A JP4173211 A JP 4173211A JP 17321192 A JP17321192 A JP 17321192A JP H0612836 A JPH0612836 A JP H0612836A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は,情報媒体交換装置において,電源
切断指示を受けたとき,搬出された情報媒体を移動元に
戻した上で,電源切断を行うようにする。 【構成】 情報媒体を複数個収納する収納部1と,ドラ
イブ部3と,情報媒体を自動搬送するチェンジャ部6
と,制御部18とを備え,ホストCPUからのコマンド
に応じ指定された情報媒体に対し情報の読み書き処理を
実行する情報媒体交換装置において,搬送される情報媒
体の媒体情報を格納する媒体情報メモリ41と,当該情
報媒体の媒体情報を更新処理する移動媒体管理部42
と,電源切断指示を受けたとき,搬出中の情報媒体を収
納部1の元の収納位置に戻した上で電源切断を指示する
電源切断処理部43とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電源切断制御方式,特
に複数の情報媒体を装備する情報媒体交換装置におい
て,情報媒体を搬送する高圧系の電源切断の際,情報媒
体を元の情報媒体収納位置に戻した状態にした後に,電
源切断が行われるようにした電源切断制御方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在の情報化時代のもとにおいては,広
い分野において大量の情報が流通しているため,電子技
術の応用による情報処理装置を利用する事例が次第に増
大している。そして情報処理装置の高性能化,ソフト技
術の進歩による操作の高度化と相まって,今後も更に適
用範囲が広くなることが予想される。しかしながら情報
量の増大,処理速度の増大に伴って媒体に記録された情
報が消失若しくは損傷する可能性が増加している。この
ような非所望な事態が惹起するのを防止するため,一般
に上記記録情報に対する処理,未処理の如何に拘らず,
所謂バックアップ処理を行うことにより,記録情報の保
護を図っている。
【0003】上記のようなバックアップ処理を行うに
は,磁気ディスク装置若しくは磁気テープ装置を使用す
るのが一般的であるが,高密度の磁気記録媒体の開発が
進んだため,例えば8mm磁気テープを使用したヘリカル
スキャン方式の使用により大容量の情報記録が可能にな
っている。従って従来においては,オープンリール磁気
テープ等を使用した大規模かつ高価であったバックアッ
プ装置も,情報のビットコストが低減された今日におい
ては,8mm磁気テープを使用するものが最適と認められ
るに至り,今後も更に小型化が進展すると予想される。
【0004】図4は本発明の対象であるテープ状媒体オ
ートチェンジャ装置の例を示す概念図である。図4にお
いて,1は収納部であり,例えば箱型に形成され,テー
プ状の情報媒体を内蔵するカセット(図示せず)を収納
可能に形成されたスロット状のマガジン2を複数個設け
てある。3はドライブ部であり,カセット内のテープ状
の情報媒体に対して読出書込を行い得るように形成され
ており,カセット挿入排出用の開口4を備えている。5
はカセット挿入排出部であり,カセットの装置内への挿
入および装置外への排出を行い得るように形成されてい
る。
【0005】次に6はチェンジャ部であり,収納部1,
ドライブ部3およびカセット挿入排出部5と対向して移
動可能に形成されている。すなわちチェンジャ部6は左
右方向(X方向)に移動可能に形成されたXキャリッジ
7と,Xキャリッジ7内に上下方向(Z方向)に移動可
能に形成されたZキャリッジ8と,このZキャリッジ8
内に前後方向(Y方向)に移動可能に形成されたYキャ
リッジ9とから構成される。1aは収納部ドアである。
【0006】上記の構成により,収納部1内に収納され
ているカセットをチェンジャ部6を介してドライブ部3
に挿入し,所定の記録再生処理を実行し,実行後再び収
納部1内の所定のマガジン2に収納することができる。
また新規のカセットを収納部1若しくはドライブ部3に
収納若しくは挿入する場合には,まず新規のカセットを
カセット挿入排出部5に挿入し,チェンジャ部6を介し
て実行する。一方収納部1若しくはドライブ部3内のカ
セットを装置外に排出する場合には,チェンジャ部6を
介して一旦カセット挿入排出部5に排出した後,装置外
に排出する。
【0007】図7は上記構成のテープ状媒体オートチェ
ンジャ装置の構成例を示すブロック図である。図7にお
いて21,22は論理制御部であり,各々端子#1,#
2および#3,#4からスモール・コンピュータ・シス
テム・インタフェース(以下SCSIと記す)を介して
外部ホスト・プロセッサ,ホスト1,ホスト2と接続さ
れている。論理制御部21はCPUならびにSCSIプ
ロトコル・コントローラ(以下SPCと記す)SPC
A,SPCBおよびSPC1,SPC2を内蔵すると共
に,クロスコール可能に構成されている。そして一方の
論理制御部21はSCSIを介してドライブ部23,2
4を制御可能に,他方の論理制御部22はメカ制御基板
25を介してメカユニット26および電源27,冷却用
のファン28を制御可能に構成されている。
【0008】次にメカ制御基板25内はメカ制御ブロッ
ク29および電源制御ブロック30から構成されると共
に,メカユニット26は収納部31,カセット挿入排出
部32およびチェンジャ部33とから構成される。そし
てメカ制御ブロック29はメカユニット26内のカセッ
ト挿入排出部32およびチェンジャ部33と,電源制御
ブロック30は電源27と接続されている。なお電源制
御ブロック30にはホスト1および/またはホスト2か
ら制御可能にエクステンデッド・ディスク・パワー・コ
ントロール・インタフェース(以下E−DPCIと記
す)を接続してある。なおACINは外部電源との接続
部である。
【0009】上記構成の従来のテープ状媒体オートチェ
ンジャ装置において,ドライブ部23若しくは24に情
報媒体を内蔵するカセットを挿入し,読み出しおよび書
き込みの動作を行う場合の手順について説明すると次の
如くである。
【0010】まず,例えばホスト1からのコマンドによ
り,ドライブ部23若しくは24がドライブドアオープ
ンとなり,カセットの挿入が可能の状態となる。チェン
ジャ部32内に介装されたキャリッジ移動が開始される
が,この際当該ドライブドアオープンの動作がホスト1
によって確認される。
【0011】ホスト1が上記確認を完了した後,ホスト
1からのコマンドにより論理制御部21およびメカ制御
基板25を介してメカユニット26を構成するチェンジ
ャ部33が作動する。すなわちチェンジャ部33に介装
されているキャリッジ移動により,ドライブ部23若し
くは24内に前記情報媒体を内蔵するカセット挿入が実
行され,その後ドライブドアクローズとなる。そしてド
ライブ部23若しくは24におけるR/W動作の実行前
に,前記ドライブドアクローズの動作が確認される。
【0012】ホスト1による上記動作の確認がされた
後,R/W動作が実行され,その後ドライブドアオープ
ンとなる。そしてこのドライブドアオープンをホスト1
が確認した後に,チェンジャ部33にコマンドが発信さ
れ,カセット取出,ドライブドアクローズ,キャリッジ
移動が実行され,ドライブ部23若しくは24における
カセットの処理が終了するのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】複数の情報媒体を装備
した情報媒体交換装置において,情報媒体の搬送中に電
源切断を行った時,チェンジャ部6に情報媒体を掴んだ
ままの状態で停止する。この様な状態の下では情報媒体
の落下等により情報媒体の破壊や記憶データの破壊等が
発生する可能性がある。
【0014】またドライブ部3やチェンジャ部6に情報
媒体があるとき,電源切断を行うと収納部での情報媒体
の管理ができない場合が発生する。この様な事態が発生
しない様に,情報媒体交換装置では電源切断指示がなさ
れた場合,ドライブ部3やチェンジャ部6にある情報媒
体を元の収納部の収納位置に戻した後,電源切断が行わ
れる電源切断方式が望まれる。
【0015】なおここで言う電源切断とは,上記説明の
如く,情報媒体を搬送するためにモータを駆動させる高
圧系電源の切断を意味し,制御系の例えば5Vの電源切
断は含まれない。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の電源切断制御方式は情報が記録される情報
媒体を複数個筐体内に収納する収納部と,上記情報媒体
に対し読み書きを行うドライブ部と,収納部に収納され
ている情報媒体の内,指定された情報媒体を上記ドライ
ブ部に自動搬送するチェンジャ部と,情報媒体を装置外
及び装置内へ挿入・排出するための情報媒体挿入排出部
と,上記各部の動作を制御する制御部とを備え,ホスト
CPUからのコマンドに応じ指定された情報媒体に対し
情報の読み書き処理を実行する情報媒体交換装置におい
て,上記収納部,ドライブ部及びチェンジャ部毎の情報
媒体についての媒体情報を格納する媒体情報メモリと,
上記チェンジャ部によって情報媒体を搬送する際,その
搬送に伴う情報媒体の媒体情報を処理する移動媒体管理
部と,上記制御部が電源切断指示を受けたとき,上記ド
ライブ部及びチェンジャ部が動作中であれば,その動作
を中断させると共に,当該ドライブ部又はチェンジャ部
にある情報媒体を媒体情報メモリに格納されている当該
情報媒体についての媒体情報に従って,収納部の元の収
納位置に戻させ,その後電源切断を指示する電源切断処
理部とを備え,情報媒体が収納部に収納された状態の下
で電源切断が行われるように構成されている。
【0017】
【作用】収納部に収納されている情報媒体がチェンジャ
部で搬送される時,当該情報媒体についての媒体情報が
移動媒体管理部によって媒体情報メモリに格納される。
【0018】制御部に電源切断指示が到達すると,電源
切断処理部はドライブ部又はチェンジャ部が動作中であ
ればその動作を制御部を介して中断させ,かつドライブ
部或いはチェンジャ部にある情報媒体を,媒体情報メモ
リに格納されている収納部の元の収納位置情報を得て,
制御部を介して当該情報媒体を収納部の元の収納位置に
収納させる。その後電源切断指示を出力し,電源切断が
行われる。
【0019】
【実施例】図1は本発明に係る電源切断制御方式の一実
施例構成を示している。同図において,16は情報媒体
交換装置であり,当該情報媒体交換装置16に対して本
発明が適用されるもの,1は収納部であり,情報が記録
される情報媒体を複数個筐体内に収納するもの,3はド
ライブ部であり,上記情報媒体に対して読み書きを行う
もの,6はチェンジャ部であり,上記収納部1に収納さ
れている情報媒体の内,指定された情報媒体を上記ドラ
イブ部3等に自動搬送するもの,17は情報媒体挿入排
出部であり,収納部1に収納されている情報媒体を情報
媒体交換装置16の外部へ排出し,情報媒体交換装置1
6の外部から収納部1に格納すべき情報媒体を挿入する
ためのもの,18は制御部であり,ホストCPUからの
コマンド或いは操作パネルからの信号を受け,そのコマ
ンド等の内容に従ってドライブ部3やチェンジャ部6や
情報媒体挿入排出部17等の制御を行うものである。
【0020】そして2はマガジンであり,情報媒体を収
入するもの,41は媒体情報メモリであり,上記収納部
1,ドライブ部3及びチェンジャ部6毎の情報媒体につ
いての媒体情報,例えば収納部1の各マガジン2に情報
媒体が収納されているかどうか,情報媒体が搬送される
ときその移動先情報や移動元情報等が格納されるもの,
42は移動媒体管理部であり,上記チェンジャ部6によ
って情報媒体を搬送する際,その搬送に伴う情報媒体の
媒体情報を媒体情報メモリ41に常時書き換え,また必
要なとき当該情報媒体の媒体情報を読み出すもの,43
は電源切断処理部であり,制御部18がホストCPUか
ら或いは操作パネルから電源切断指示を受けたとき,ド
ライブ部3及びチェンジャ部6が動作中であればその動
作を中断させると共に,ドライブ部3又はチェンジャ部
6に情報媒体がある場合,媒体情報メモリ41に格納さ
れている当該情報媒体についての媒体情報に従って,収
納部1の元の収納位置に戻させ,その後電源切断の指示
を行うものである。
【0021】この様に構成された情報媒体交換装置16
において,電源切断処理の動作を説明する前に,図3の
フローチャートを用いて通常の情報媒体搬送の媒体情報
について説明しておく。
【0022】情報媒体交換装置1に電源が投入される
と,収納部1のマガジン2に情報媒体の有無が調べら
れ,移動媒体管理部42によってその情報が媒体情報メ
モリ41に格納される。
【0023】この様な状態の下で,例えばホストCPU
から収納部1の#5マガジン2に収納されている情報媒
体の記録データを読み出す指示を制御部18が受けたと
き,制御部18はチェンジャ部6を収納部1の#5マガ
ジン2の位置に移動させる(ステップ1)。チェンジャ
部6は#5マガジン2に収納されている情報媒体を取り
込む(ステップ2)。この情報媒体の#5マガジン2か
らチェンジャ部6への移動したという情報が移動媒体管
理部42へ伝えられ,当該情報媒体のチェンジャ部6に
移動したという媒体情報が媒体情報メモリ41に書き込
まれる(ステップ3)。
【0024】チェンジャ部6が移動し,ドライブ部3に
到達すると(ステップ4),チェンジャ部6は当該情報
媒体をドライブ部3に引き渡す(ステップ5)。この情
報媒体のチェンジャ部6からドライブ部3への移動した
という情報が移動媒体管理部42へ伝えられ,当該情報
媒体のドライブ部3に移動したという媒体情報で媒体情
報メモリ41が書き換えられる(ステップ6)。
【0025】この様にして,ドライブ部3,チェンジャ
部6に情報媒体があるかどうか,また情報媒体がある場
合,その元の収納位置等の媒体情報が媒体情報メモリ4
1にデータとして格納される。
【0026】次に情報媒体交換装置16がホストCPU
或いは操作パネルから電源切断の指示を受けたときの動
作を,図2の電源切断制御の一実施例フローチャートを
参照しながら説明する。
【0027】制御部18が電源切断指示を受信したと
き,当該制御部18は電源切断処理部43を介してチェ
ンジャ部6が動作中かどうかを調べさせる(ステップ1
1)。チェンジャ部6が動作中であればその動作を中断
させる(ステップ12)。続いてドライブ部3が動作中
かどうかを調べ(ステップ13),動作中であればその
動作を中断させる(ステップ14)。
【0028】電源切断処理部43は移動媒体管理部42
を介して媒体情報メモリ41を検索し,チェンジャ部6
に搬送中の情報媒体があるかどうか(ステップ15),
ドライブ部3に読み書き中の情報媒体があるかどうか
(ステップ16)を調べ,共に情報媒体がなければ,電
源切断実行の指示を制御部18に伝える。これにより制
御部18は電源切断を行う。
【0029】ステップ15でチェンジャ部6に搬送中の
情報媒体がある場合には,電源切断処理部43は当該情
報媒体について収納部1での元の収納位置情報を媒体情
報メモリ41から取得し,制御部18に収納部1の元の
収納位置情報を付けて元に戻す指示を与える。これによ
り制御部18はチェンジャ部6を収納部1の所定位置に
移動させ,当該情報媒体を元のマガジン2に収納させる
(ステップ16)。このとき収納部1から収納情報が制
御部18に伝えられる。当該収納情報を受けた電源切断
処理部43は,制御部18に電源切断実行の指示を与え
る。
【0030】またステップ17でドライブ部3に読み書
き中の情報媒体がある場合には,電源切断処理部43は
当該情報媒体について収納部1での元の収納位置情報を
媒体情報メモリ41から取得し,制御部18に収納部1
の元の収納位置情報を付けて元に戻す指示を与える。こ
れにより制御部18はチェンジャ部6をドライブ部3に
移動させ,当該情報媒体を受け取った上でチェンジャ部
6を収納部1の所定の位置に移動させ,当該情報媒体を
元のマガジン2に収納させる(ステップ18)。このと
き収納部1から収納情報が制御部18に伝えられる。当
該収納情報を受けた電源切断処理部43は,制御部18
に電源切断実行の指示を与える。
【0031】本発明は,上記情報媒体が磁気テープ,光
ディスク等他の記録手段すべてのものに対し適用される
ものである。ここで,情報媒体が磁気テープを使用する
ときの情報媒体交換装置について説明しておく。
【0032】図5は本発明が用いられるテープ状媒体オ
ートチェンジャ装置の一実施例要部構成平面説明図であ
る。同一部分は前記図4と同一の参照符号で示す。図5
において,10は筐体であり,この内部に,テープ状の
情報媒体を内蔵するカセット11を複数個収納可能に形
成された収納部1と,カセット11の装置内への挿入お
よび装置外への排出が可能に形成されたカセット挿入排
出部5と,カセット11内の情報媒体12に対して例え
ば回転ヘッド13を介して読み出しおよび/または書き
込み等の処理を行い得るように形成されたドライブ部3
と,上記の構成部材と対向して移動可能かつカセット1
1を授受可能に形成されたチェンジャ部6とを設けてあ
る。
【0033】14は制御部であり,インタフェース部1
5を介して前記カセット挿入排出部5,ドライブ部3お
よびチェンジャ部6の動作を制御するように構成され,
他の構成部材と同様に筐体10内に設けてある。16−
1は接続部であり,制御部14と外部ホスト・プロセッ
サ(図示せず)とコマンド授受可能に接続する。本実施
例においてはドライブ部3を2セット設け,かつ外部ホ
スト・プロセッサ2セットの何れとでも接続可能とした
例を示す。
【0034】上記の構成により,外部ホスト・プロセッ
サおよび/または制御部14からのコマンドにより,ド
ライブ部3における情報媒体12に対する読み出しおよ
び/または書き込み処理,ドライブ部3,収納部1およ
びカセット挿入排出部5に対するカセット11の授受,
カセット挿入排出部5を経由するカセット11の装置内
への挿入および装置外への排出等の処理を実行すること
ができるのである。
【0035】上記構成の実施例において,ドライブ部3
に情報媒体12を内蔵するカセット11を挿入し,読み
出しおよび/または書き込み(以下R/Wと記す)の動
作を行う場合の手順を次に説明する。
【0036】まず外部ホスト・プロセッサからのコマン
ドにより,図5に示す制御部14が起動され,かつこの
制御部14が独立制御機能を具有するとそのコマンドに
よりドライブ部3がドライブドアオープン(動作1)と
なり,カセット11の挿入が可能となり,チェンジャ部
6内に介装されたXキャリッジ7,Zキャリッジ8およ
びYキャリッジ9が夫々移動し,キャリッジ移動(動作
2)となり,チェンジャ部6内に保持されたカセット1
1をドライブ部3内にカセット挿入(動作3)が実行さ
れ,その後ドライブドアクローズ(動作4)となる。
【0037】次に制御部14からのコマンドによりドラ
イブ部3内に,カセット11に内蔵されている情報媒体
12が引き込まれ,回転ヘッド13を介してR/W動作
(動作5)が実行される。ドライブ部3におけるR/W
動作(動作5)の実行完了後,情報媒体12はカセット
11内に収納され,ドライブドアオープン(動作6)と
なり,チェンジャ部6によってカセット取出(動作7)
が実行され,ドライブドアクローズ(動作8)となり,
カセット11を保持したキャリッジ移動(動作9)によ
り,ドライブ部3による処理が終了するのである。
【0038】上記の処理手順では,図5に示すドライブ
部3およびチェンジャ部6は,制御部14のコマンドに
より,かつ1個の体系によって制御される。従って従来
の構成のものと異なり,ドライブ部3およびチェンジャ
部6が他方の動作をホストを介して確認するという手順
は全く不要となる。すなわち図5の場合においては,ド
ライブ部3とチェンジャ部6との双方の動作が既に把握
されているため,動作に対するリトライのみでよいこと
により,装置の総合的な操作性および信頼性を大幅に向
上させることができるのである。
【0039】なお上記説明の処理手順は,ドライブ部3
(図5参照)の上記動作1,4,5,6,8と,チェン
ジャ部6(図5参照)の動作2,3,7,9とが,外部
ホスト・プロセッサのコマンドにより起動されたデータ
処理装置(図5における制御部14参照)によって独立
にかつ時系列にしたがって制御されるように構成されて
いる。
【0040】次に上記のように図5に示すチェンジャ部
6は,収納部1内に収納されているカセット11を必要
に応じて取り出して,ドライブ部3若しくはカセット挿
入排出部5に挿入し,またはドライブ部3若しくはカセ
ット挿入排出部5からカセット11を収納部1に収納す
る動作を行うのであるが,これらの動作もまた外部ホス
ト・プロセッサと独立した前記データ処理装置によって
制御されるように構成されている。
【0041】また収納部1若しくはドライブ部3からカ
セット11を系外に排出する場合,または系外から新規
のカセットを挿入する場合には,カセット挿入排出部5
を経由して行われるが,このカセット挿入排出部5の動
作もまた前記データ処理装置によって独立的に制御され
るように構成されている。
【0042】なお,図6は本発明が適用されるテープ状
媒体オートチェンジャ装置の一実施例構成を示してい
る。同図において,同一部分は前述の図7のものと同一
符号が付されている。符号36は論理制御部であり,各
々端子A,BからSCSIを介して外部ホスト・プロセ
ッサ,ホスト1,ホスト2と接続されている。論理制御
部36はホスト1若しくはホスト2のコマンドによって
起動され,かつホスト1若しくはホスト2とは独立して
装置内の構成部を制御可能に構成されたデータ処理装置
37を内蔵する。また論理制御部36には,前記図8と
同様にSPCA,SPCBおよびSPC1,SPC2を
内蔵させると共に,クロスコール可能に構成する。そし
てこの論理制御部36には,ドライブ部23,24およ
びメカ制御基板25を接続する。38は操作パネルであ
り,データ処理装置37にコマンドを入力可能に接続す
る。その他の構成は前記図8に示すものと同様である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明によれば,情
報媒体が搬送される個所毎に情報媒体の有無及び移動元
の情報を保持し,情報媒体搬送の度に常にその媒体情報
を書き換えるようにし,電源切断指示がなされた場合に
はその媒体情報に従って当該情報媒体を元の情報媒体収
納部に戻した上で電源切断を実行するように構成したの
で,情報媒体落下等による情報媒体破壊が未然に防止さ
れる。
【0044】また情報媒体が収納部以外の装置部に残っ
ていない状態の下で初動できるようになるので,処理の
始動開始が速くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源切断制御方式の一実施例構成
である。
【図2】電源切断制御の一実施例フローチャートであ
る。
【図3】搬送される情報媒体の媒体情報収集の一実施例
フローチャートである。
【図4】本発明の対象であるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の一実施例概念図である。
【図5】本発明が用いられるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の一実施例要部構成平面説明図である。
【図6】本発明が適用されるテープ状媒体オートチェン
ジャ装置の一実施例構成である。
【図7】従来のテープ状媒体オートチェンジャ装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 収納部 2 マガジン 3 ドライブ部 6 チェンジャ部 16 情報媒体交換装置 17 情報媒体挿入排出部 18 制御部 41 媒体情報メモリ 42 移動媒体管理部 43 電源切断処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録される情報媒体を複数個筐体
    内に収納する収納部と,上記情報媒体に対し読み書きを
    行うドライブ部と,収納部に収納されている情報媒体の
    内,指定された情報媒体を上記ドライブ部に自動搬送す
    るチェンジャ部と,情報媒体を装置外及び装置内へ挿入
    ・排出するための情報媒体挿入排出部と,上記各部の動
    作を制御する制御部とを備え,ホストCPUからのコマ
    ンドに応じ指定された情報媒体に対し情報の読み書き処
    理を実行する情報媒体交換装置において,上記収納部,
    ドライブ部及びチェンジャ部毎の情報媒体についての媒
    体情報を格納する媒体情報メモリと,上記チェンジャ部
    によって情報媒体を搬送する際,その搬送に伴う情報媒
    体の媒体情報を処理する移動媒体管理部と,上記制御部
    が電源切断指示を受けた時,上記ドライブ部及びチェン
    ジャ部が動作中であればその動作を中断させると共に,
    当該ドライブ部又はチェンジャ部にある情報媒体を媒体
    情報メモリに格納されている当該情報媒体についての媒
    体情報に従って,収納部の元の収納位置に戻させ,その
    後電源切断を指示する電源切断処理部とを備え,情報媒
    体が収納部の元の位置に収納された状態の下で電源切断
    が行われるようにしたことを特徴とする電源切断制御方
    式。
JP4173211A 1992-06-30 1992-06-30 電源切断制御方式 Expired - Lifetime JP2637015B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0612836A true JPH0612836A (ja) 1994-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010086613A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Seiko Epson Corp メディア処理装置及びその電源制御方法
US8690076B2 (en) 2008-06-12 2014-04-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rotary atomizer head, rotary atomizer painting device, rotary atomization painting method
US8720797B2 (en) 2007-05-24 2014-05-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rotary atomizing head, rotary atomization coating apparatus, and rotary atomization coating method

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