JP2000259357A - ライブラリ制御装置 - Google Patents

ライブラリ制御装置

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JP2000259357A
JP2000259357A JP11064399A JP6439999A JP2000259357A JP 2000259357 A JP2000259357 A JP 2000259357A JP 11064399 A JP11064399 A JP 11064399A JP 6439999 A JP6439999 A JP 6439999A JP 2000259357 A JP2000259357 A JP 2000259357A
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drive
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Application number
JP11064399A
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English (en)
Inventor
Kenichi Matsumoto
賢一 松本
Hideyuki Ueda
秀行 上田
Hisanobu Isono
久宣 礒野
Shiyouhan Tanizawa
章範 谷澤
Keiko Usunaga
敬子 碓永
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブの異常時における処理の効率を向上
させることができるライブラリ制御装置を提供する。 【解決手段】 ドライブ6に記録媒体をマウントするに
際して、ホストコンピュータ11の記憶装置の記憶内容
を検索することにより、複数のドライブ6のうち使用が
確保されておらずかつ異常が発生していないドライブ6
を抽出し、それらのうち任意のドライブ6を選択して、
そのドライブ6に異常が発生しているか否かをそのドラ
イブ6からの情報に基づいて判断し、異常が発生してい
なければ、ホストコンピュータ11の記憶装置の確保情
報を書き換えてそのドライブ6の使用を確保し、異常が
発生していれば、ホストコンピュータ11の記憶装置の
閉塞情報を書き換えるという動作を、ドライブ6の使用
を確保できるまで繰り返すドライブ確保制御装置として
のホストコンピュータ11を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープあるい
は光ディスクなどの記録媒体を収納するセルを多数有す
る棚と、記録媒体にアクセスしてデータを読み書きする
複数のドライブと、記録媒体を移動させるアクセッサと
を収容した任意数のライブラリ装置を制御するためのラ
イブラリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のライブラリ制御装置では、記録媒
体をドライブにマウントさせるに際して、マウントのた
めに選択したドライブに故障あるいは電源オフなどの異
常があった場合、エラーとしてマウントを中止してい
た。また、マウントが成功すれば、それ以後はドライブ
を監視することなく、処理を終了していた。
【0003】しかし、このような従来のライブラリ制御
装置では、ドライブの異常時における処理の効率が悪い
という課題があった。すなわち、ドライブに故障あるい
は電源オフなどの異常があった場合に、他のドライブに
異常がなくてもエラーとしてマウントを中止してしまう
ので、マウントコマンドを再発行してマウント処理を最
初からやり直す必要があり、マウント処理に多くの時間
を要してしまう。また、マウントが成功すれば処理を終
了してしまうので、アンマウントコマンドによるアンマ
ウント処理までの間にドライブに異常が発生した場合、
そのドライブが空くのを待っているジョブは無意味な待
機を継続することになり、処理の効率が低下してしま
う。
【0004】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、ドライブの異常時における処理の
効率を向上させることができるライブラリ制御装置を提
供することを、その課題とする。
【0005】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0006】本発明の第1の側面によれば、記録媒体を
収容する多数のセルを有する棚と、記録媒体に対してデ
ータを読み書きする複数のドライブと、セルとドライブ
との間で記録媒体を移動させるアクセッサとを有する任
意数のライブラリ装置を制御するライブラリ制御装置で
あって、各ドライブの使用が既に確保されているか否か
という確保情報と、各ドライブに異常が発生しているか
否かという閉塞情報とを記憶する記憶装置と、ドライブ
に記録媒体をマウントするに際して、記憶装置の記憶内
容を検索することにより、複数のドライブのうち使用が
確保されておらずかつ異常が発生していないドライブを
抽出し、それらのうち任意のドライブを選択して、その
ドライブに異常が発生しているか否かをそのドライブか
らの情報に基づいて判断し、異常が発生していなけれ
ば、記憶装置の確保情報を書き換えてそのドライブの使
用を確保し、異常が発生していれば、記憶装置の閉塞情
報を書き換えるという動作を、ドライブの使用を確保で
きるまで繰り返すドライブ確保制御装置を備えたことを
特徴とする、ライブラリ制御装置が提供される。
【0007】本発明の第2の側面によれば、記録媒体を
収容する多数のセルを有する棚と、記録媒体に対してデ
ータを読み書きする複数のドライブと、セルとドライブ
との間で記録媒体を移動させるアクセッサとを有する任
意数のライブラリ装置を制御するライブラリ制御装置で
あって、各ドライブに異常が発生しているか否かという
閉塞情報を記憶する記憶装置と、複数のドライブのうち
任意のドライブに記録媒体がマウントされているとき
に、そのドライブに異常が発生しているか否かをそのド
ライブからの情報に基づいて所定時間毎に判断し、異常
が発生していれば、記憶装置の閉塞情報を書き換える異
常監視装置を備えたことを特徴とする、ライブラリ制御
装置が提供される。
【0008】好ましい実施の形態によれば、異常監視装
置は、予め任意に設定された時間毎に、ドライブに異常
が発生しているか否かをドライブからの情報に基づいて
判断する。
【0009】他の好ましい実施の形態によれば、異常監
視装置は、記録媒体をドライブにマウントすべき旨の指
示情報に含まれている指定時間毎に、ドライブに異常が
発生しているか否かをドライブからの情報に基づいて判
断する。
【0010】他の好ましい実施の形態によれば、記憶装
置は、各ドライブの使用確保が解除されるのを待ってい
るジョブを記憶し、異常監視装置は、ドライブからの情
報に基づいてそのドライブに異常が発生したことを知っ
たときに、記憶装置の記憶内容を検索して、そのドライ
ブの使用確保が解除されるのを待っているジョブにドラ
イブの異常を通知する。
【0011】このように、本発明によれば、ドライブ確
保制御装置が、ドライブに記録媒体をマウントするに際
して、記憶装置の記憶内容を検索することにより、複数
のドライブのうち使用が確保されておらずかつ異常が発
生していないドライブを抽出し、それらのうち任意のド
ライブを選択して、そのドライブに異常が発生している
か否かをそのドライブからの情報に基づいて判断し、異
常が発生していなければ、記憶装置の確保情報を書き換
えてそのドライブの使用を確保し、異常が発生していれ
ば、記憶装置の閉塞情報を書き換えるという動作を、ド
ライブの使用を確保できるまで繰り返すので、マウント
しようとしたドライブに異常が発生した場合、別のドラ
イブにマウントできることから、マウントコマンドを再
発行してマウント処理を最初からやり直す必要がなく、
ドライブの異常時における処理の効率を向上させること
ができる。
【0012】また、本発明によれば、異常監視装置が、
複数のドライブのうち任意のドライブに記録媒体がマウ
ントされているときに、そのドライブに異常が発生して
いるか否かをそのドライブからの情報に基づいて所定時
間毎に判断し、異常が発生していれば、記憶装置の閉塞
情報を書き換えるので、マウントが成功した時点からア
ンマウントまでの間にドライブに異常が発生した場合、
そのドライブの空きを待っているジョブは直ちに待機状
態を終了させることが可能になることから、無駄に待機
時間を浪費することがなく、ドライブの異常時における
処理の効率を向上させることができる。
【0013】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明に係るライブラリ制御装置
によって制御されるライブラリ装置の一例としての磁気
テープライブラリ装置の概略外観斜視図、図2は同磁気
テープライブラリ装置を横断した状態の概略外観斜視図
であって、この磁気テープライブラリ装置は、ガレージ
フレーム1、収納フレーム2、およびドライブフレーム
3を備えている。磁気テープライブラリ装置の内部に
は、磁気テープカートリッジ4を収容する多数のセルを
有する回転式の棚5と、磁気テープカートリッジ4にデ
ータを読み書きする複数のドライブ6と、これら棚5の
セルとドライブ6と図外の投入口あるいは排出口との相
互間で磁気テープカートリッジ4を搬送する搬送ロボッ
トとしてのアクセッサ7とが設置されている。
【0016】棚5の各セルには、複数の磁気テープカー
トリッジ4を収容可能である。投入口は、作業員が磁気
テープカートリッジ4を磁気テープライブラリ装置に投
入するためのものであり、排出口は、作業員が磁気テー
プカートリッジ4を磁気テープライブラリ装置から取り
出すためのものである。アクセッサ7は、磁気テープカ
ートリッジ4を掴んだ状態で図外のレール上を走行可能
であり、また磁気テープカートリッジ4を掴む部分は昇
降および所定角度回転可能である。
【0017】なお、図2においては、棚5およびアクセ
ッサ7をそれぞれ1台ずつしか示していないが、これら
は2台ずつ設置されている。すなわち、磁気テープライ
ブラリ装置の長手方向両端部のガレージフレーム1の内
部は、それぞれアクセッサ7が退避される場所であっ
て、ガレージフレーム1よりも磁気テープライブラリ装
置の長手方向内側に位置する2個の収納フレーム2の内
部には、それぞれ棚5が収容されている。2個の収納フ
レーム2に挟まれたドライブフレーム3の内部には、複
数のドライブ6が設置されている。また、一方のガレー
ジフレーム1には、投入口および排出口が設けられてい
る。
【0018】図3は、本発明に係るライブラリ制御装置
を備えたライブラリシステムの全体構成図であって、ラ
イブラリ制御装置としてのホストコンピュータ11は、
LAN(local area network)12を介してクライアン
トとしての複数のコンピュータ13に接続されている。
またホストコンピュータ11は、磁気テープライブラリ
装置のディレクタ14(図2には図示していない)に接
続されており、ディレクタ14は、各ドライブ6および
各アクセッサ7に接続されている。また各コンピュータ
13は、リードデータおよびライトデータの通信のため
に、複数のドライブ6にSCSI(small computer syst
em interface) を介してデイジーチェイン接続されてい
る。なお図には明確には表れていないが、ホストコンピ
ュータ11は複数の磁気テープライブラリ装置のディレ
クタ14にそれぞれ接続されている。
【0019】図4は、ホストコンピュータ11の概略回
路ブロック図であって、CPU(central processing un
it) 21、ROM(read only memory)22、RAM(ran
domaccess memory)23、およびインターフェイス24
は、バス線29によって相互に接続されている。インタ
ーフェイス24には、表示部25、操作部26、および
ハードディスク装置27が接続されている。表示部25
は、CRT(cathode-ray tube)を備えている。操作部2
6は、キーボードやマウスを備えている。ハードディス
ク装置27は、ハードディスク28を備えている。
【0020】図5は、ホストコンピュータ11のハード
ディスク28に格納されているドライブ管理テーブルの
説明図であって、このドライブ管理テーブル31は、ホ
ストコンピュータ11により必要に応じてRAM23に
コピーされて使用される。ドライブ管理テーブル31
は、任意数のライブラリ管理レコード32により構成さ
れており、ライブラリ管理レコード32は、ホストコン
ピュータ11により管理されている磁気テープライブラ
リ装置毎に作成される。
【0021】ライブラリ管理レコード32は、磁気テー
プライブラリ装置のID(identification number) と、
ドライブ6の搭載数と、各ドライブ6毎のドライブ管理
レコードとにより構成されている。ドライブ管理レコー
ドは、ドライブ6のIDと、接続されているコンピュー
タ13のIDと、確保フラグと、閉塞フラグとにより構
成されている。確保フラグは、そのドライブ6を確保し
たジョブが存在するか否かを表すものであって、確保フ
ラグがオンになると、他のジョブはそのドライブ6を使
用できない。閉塞フラグは、そのドライブ6に故障や電
源オフが発生しているか否かを表すものであって、閉塞
フラグがオンになると、いずれのジョブもそのドライブ
6を使用できない。
【0022】次に、ホストコンピュータ11によるマウ
ント制御動作について説明する。
【0023】図6は、ドライブ6が指定されないマウン
ト処理の手順を説明するフローチャートであって、クラ
イアントとしてのコンピュータ13から磁気テープカー
トリッジ4を指定したマウントコマンドが入力される
と、ホストコンピュータ11のCPU21が、指定ボリ
ュームを確保する(S1)。具体的には、CPU21
が、指定された磁気テープカートリッジ4について、図
外の磁気テープカセット管理テーブルの確保フラグをオ
ンさせる。磁気テープカセット管理テーブルは、ハード
ディスク装置27に記憶されており、必要に応じてRA
M23にコピーされてCPU21によって使用されるテ
ーブルであって、個々の磁気テープカートリッジ4につ
いて、そのIDや棚15のセルへの格納位置を表すアド
レスなどの情報が含まれている。磁気テープカセット管
理テーブルの確保フラグがオンされている間は、他のジ
ョブはその磁気テープカートリッジ4を使用することが
できない。
【0024】次にCPU21が、ドライブ管理テーブル
31に基づいて、空いているドライブ6を検索する(S
2)。具体的には、CPU21が、ドライブ管理テーブ
ル31の該当するライブラリ管理レコード32を検索し
て、マウントコマンドを発行したコンピュータ13に接
続されており、かつ確保フラグがオンされておらず、か
つ閉塞フラグがオンされていないドライブ6を探す。
【0025】次にCPU21が、空いているドライブ6
が無いか否かを判断する(S3)。
【0026】空いているドライブ6がなければ(S3:
YES)、CPU21が、ドライブ6が空くのを待つ
(S4)。
【0027】空いているドライブ6があれば(S3:N
O)、CPU21が、ドライブ管理テーブル31に基づ
いて、ドライブ6を確保する(S5)。具体的には、C
PU21が、選択したドライブ6について、ライブラリ
管理レコード32の確保フラグをオンにする。確保フラ
グがオンの間は、他のジョブはそのドライブ6を使用す
ることができない。
【0028】次にCPU21が、磁気テープライブラリ
装置のディレクタ14からドライブ6のハードウェア状
態を参照する(S6)。具体的には、CPU21が、デ
ィレクタ14から送信される情報に基づいて、確保した
ドライブ6のハードウェアの状態を調べる。
【0029】次にCPU21が、確保したドライブ6が
異常状態であるか否かを判断する(S7)。具体的に
は、CPU21が、ステップS6における調査の結果、
確保したドライブ6に故障や電源オフが発生しているか
どうか判断する。
【0030】確保したドライブ6が異常状態であれば
(S7:YES)、CPU21が、ドライブ管理テーブ
ル31基づいて、そのドライブ6を閉塞する(S8)。
具体的には、CPU21が、確保したドライブ6につい
て、ライブラリ管理レコード32の閉塞フラグをオンに
する。閉塞フラグがオンの間は、いずれのジョブもその
ドライブ6を使用できない。
【0031】次にCPU21が、そのドライブ6の空き
を待っているジョブに、そのドライブ6が閉塞したこと
を通知して(S9)、ステップS2に戻る。具体的に
は、CPU21が、閉塞フラグをオンにしたドライブ6
の空きを待っているジョブを、図外の空き待ち管理テー
ブルから探し出し、そのジョブにドライブ6が閉塞され
たことを通知する。この通知を受けたジョブは、空き待
ち状態を解消する。
【0032】ステップS7において、確保したドライブ
6が異常状態でなければ(S7:NO)、CPU21
が、磁気テープカートリッジ4をドライブ6へ搬送する
(S10)。具体的には、CPU21が、ディレクタ1
4を介してアクセッサ7を制御し、確保した磁気テープ
カートリッジ4を棚5のセルから確保したドライブ6ま
で搬送させ、そのドライブ6にマウントさせる。
【0033】次にCPU21が、ドライブ6がレディ状
態になるのを待つ(S11)。
【0034】ドライブ6がレディ状態になれば、CPU
21が、マウントコマンドを発行したホストコンピュー
タ11にマウントの成功を通知する(S12)。
【0035】次にCPU21が、マウントコマンドパラ
メータにてドライブ監視の時間間隔が指定されているか
否かを判断する(S13)。
【0036】マウントコマンドパラメータにてドライブ
監視の時間間隔が指定されていれば(S13:YE
S)、CPU21が、指定された時間だけ待つ(S1
4)。
【0037】指定あるいは設定された時間が経過すれ
ば、CPU21が、磁気テープライブラリ装置のディレ
クタ14から送信される情報に基づいて、ドライブ6の
ハードウェア状態を参照する(S15)。
【0038】ドライブ6のハードウェア状態を参照した
結果、CPU21が、ドライブ6が異常状態であるか否
かを判断する(S16)。
【0039】ドライブ6が異常状態でなければ(S1
6:NO)、CPU21が、磁気テープライブラリ装置
のディレクタ14から送信される情報に基づいて、磁気
テープカートリッジ4がアンマウントされたか否かを判
断する(S17)。
【0040】コンピュータ13からのアンマウントコマ
ンドに基づいて、磁気テープカートリッジ4がアンマウ
ントされれば(S17:YES)、このルーチンを終了
する。磁気テープカートリッジ4がアンマウントされて
いなければ(S17:NO)、ステップS13に戻る。
【0041】ステップS16において、ドライブ6が異
常状態であれば(S16:YES)、CPU21が、ド
ライブ管理テーブル31に基づいて、そのドライブを閉
塞する(S18)。具体的には、CPU21が、確保し
たドライブ6について、ライブラリ管理レコード32の
閉塞フラグをオンにする。閉塞フラグがオンの間は、い
ずれのジョブもそのドライブ6を使用できない。
【0042】次にCPU21が、そのドライブ6の空き
を待っているジョブに、そのドライブ6が閉塞したこと
を通知して(S19)、このルーチンを終了する。具体
的には、CPU21が、閉塞フラグをオンにしたドライ
ブ6の空きを待っているジョブを、図外の空き待ち管理
テーブルから探し出し、そのジョブにドライブ6が閉塞
されたことを通知する。この通知を受けたジョブは、空
き待ち状態を解消する。したがって、待ち時間の浪費を
なくすことができる。
【0043】ステップS13において、マウントコマン
ドパラメータにてドライブ監視の時間間隔が指定されて
いなければ(S13:NO)、CPU21が、環境設定
上の時間だけ待って(S20)、ステップS15に進
む。環境設定上の時間とは、初期設定時などに予め設定
された時間である。
【0044】なお、ドライブ6が指定されたマウント処
理の手順は、図6のステップS2において空いているド
ライブ6を検索するという処理を行わず、ステップS3
において指定されたドライブ6が空いているか否かを判
断し、ステップS9の処理の実行後にステップS2に戻
らずにルーチンを終了することになり、他のステップは
図6と同様である。
【0045】このように、ドライブ6の指定がない場
合、ドライブ6を確保するときに、そのドライブ6に異
常が発生していれば、ジョブをエラー終了させることな
く、他の空いているドライブ6を探して確保するので、
システムの無停止運用が可能になり、処理を効率化でき
る。
【0046】また、マウントからアンマウントまでの間
に、所定時間毎にドライブ6のハードウェア状態を監視
し、ドライブ6に異常が発生すれば、そのドライブ6の
閉塞フラグをオンさせるので、それ以降にそのドライブ
6を確保しようとして空き待ち状態に入るジョブがなく
なり、システムを効率的に運用できる。さらには、ドラ
イブ6の閉塞を、そのドライブ6の空き待ちをしている
マウントジョブに通知するので、それ以降の無駄な待ち
時間を浪費することがなく、処理を効率化できる。さら
には、ドライブ6を監視する時間間隔を任意に設定でき
るので、システム上最適な監視状態を実現できる。
【0047】なお、上記実施形態においては、記録媒体
として磁気テープカートリッジ4を用いたが、このよう
な構成に限定されるものではなく、記録媒体としてたと
えば光ディスクあるいは光磁気ディスクなどを用いても
よい。
【0048】また、上記実施形態においては、ライブラ
リ制御装置としてのホストコンピュータ11とクライア
ントとしてのコンピュータ13とを個別に設けたが、ホ
ストコンピュータ11にクライアントとしての機能をも
持たせるように構成してもよい。さらには、ホストコン
ピュータ11にディレクタ14の機能をも持たせるよう
に構成してもよい。
【0049】また、上記実施形態においては、ライブラ
リ制御装置としてのホストコンピュータ11を磁気テー
プライブラリ装置の外部に設置し、1台のホストコンピ
ュータ11により複数台の磁気テープライブラリ装置を
制御したが、1台のホストコンピュータ11により1台
の磁気テープライブラリ装置を制御する場合、ホストコ
ンピュータ11の表示部25および操作部26以外の部
分を磁気テープライブラリ装置の内部に設置し、ホスト
コンピュータ11の表示部25および操作部26を磁気
テープライブラリ装置の外面あるいはその近傍に設置し
てもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライブ確保制御装置が、ドライブに記録媒体をマウン
トするに際して、記憶装置の記憶内容を検索することに
より、複数のドライブのうち使用が確保されておらずか
つ異常が発生していないドライブを抽出し、それらのう
ち任意のドライブを選択して、そのドライブに異常が発
生しているか否かをそのドライブからの情報に基づいて
判断し、異常が発生していなければ、記憶装置の確保情
報を書き換えてそのドライブの使用を確保し、異常が発
生していれば、記憶装置の閉塞情報を書き換えるという
動作を、ドライブの使用を確保できるまで繰り返すの
で、マウントしようとしたドライブに異常が発生した場
合、別のドライブにマウントできることから、マウント
コマンドを再発行してマウント処理を最初からやり直す
必要がなく、ドライブの異常時における処理の効率を向
上させることができる。
【0051】また、本発明によれば、異常監視装置が、
複数のドライブのうち任意のドライブに記録媒体がマウ
ントされているときに、そのドライブに異常が発生して
いるか否かをそのドライブからの情報に基づいて所定時
間毎に判断し、異常が発生していれば、記憶装置の閉塞
情報を書き換えるので、マウントが成功した時点からア
ンマウントまでの間にドライブに異常が発生した場合、
そのドライブの空きを待っているジョブは直ちに待機状
態を終了させることが可能になることから、無駄に待機
時間を浪費することがなく、ドライブの異常時における
処理の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るライブラリ制御装置によって制御
されるライブラリ装置の一例としての磁気テープライブ
ラリ装置の概略外観斜視図である。
【図2】図1に示す磁気テープライブラリ装置を横断し
た状態の概略外観斜視図である。
【図3】本発明に係るライブラリ制御装置を備えたライ
ブラリシステムの全体構成図である。
【図4】図3に示すホストコンピュータの概略回路ブロ
ック図である。
【図5】図4に示すハードディスクに格納されているド
ライブ管理テーブルの説明図である。
【図6】ドライブが指定されないマウント処理の手順を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
4 磁気テープカートリッジ 5 棚 6 ドライブ 7 アクセッサ 11 ホストコンピュータ 13 コンピュータ 14 ディレクタ 21 CPU 23 RAM 27 ハードディスク装置 28 ハードディスク 31 ドライブ管理テーブル 32 ライブラリ管理レコード
フロントページの続き (72)発明者 上田 秀行 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 礒野 久宣 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 谷澤 章範 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 碓永 敬子 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA06 EA05 EA11 EA39 ZA03 ZA04 5D066 BA02 BA05 BA08 5D072 AB16 CA20 CB08 EB02 EB11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収容する多数のセルを有する
    棚と、 前記記録媒体に対してデータを読み書きする複数のドラ
    イブと、 前記セルと前記ドライブとの間で前記記録媒体を移動さ
    せるアクセッサとを有する任意数のライブラリ装置を制
    御するライブラリ制御装置であって、 前記各ドライブの使用が既に確保されているか否かとい
    う確保情報と、前記各ドライブに異常が発生しているか
    否かという閉塞情報とを記憶する記憶装置と、 前記ドライブに前記記録媒体をマウントするに際して、
    前記記憶装置の記憶内容を検索することにより、前記複
    数のドライブのうち使用が確保されておらずかつ異常が
    発生していないドライブを抽出し、それらのうち任意の
    ドライブを選択して、そのドライブに異常が発生してい
    るか否かをそのドライブからの情報に基づいて判断し、
    異常が発生していなければ、前記記憶装置の確保情報を
    書き換えてそのドライブの使用を確保し、異常が発生し
    ていれば、前記記憶装置の閉塞情報を書き換えるという
    動作を、ドライブの使用を確保できるまで繰り返すドラ
    イブ確保制御装置を備えたことを特徴とする、ライブラ
    リ制御装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を収容する多数のセルを有する
    棚と、 前記記録媒体に対してデータを読み書きする複数のドラ
    イブと、 前記セルと前記ドライブとの間で前記記録媒体を移動さ
    せるアクセッサとを有する任意数のライブラリ装置を制
    御するライブラリ制御装置であって、 前記各ドライブに異常が発生しているか否かという閉塞
    情報を記憶する記憶装置と、 前記複数のドライブのうち任意のドライブに前記記録媒
    体がマウントされているときに、そのドライブに異常が
    発生しているか否かをそのドライブからの情報に基づい
    て所定時間毎に判断し、異常が発生していれば、前記記
    憶装置の閉塞情報を書き換える異常監視装置を備えたこ
    とを特徴とする、ライブラリ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記異常監視装置は、予め任意に設定さ
    れた時間毎に、前記ドライブに異常が発生しているか否
    かを前記ドライブからの情報に基づいて判断する、請求
    項2に記載のライブラリ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記異常監視装置は、前記記録媒体を前
    記ドライブにマウントすべき旨の指示情報に含まれてい
    る指定時間毎に、前記ドライブに異常が発生しているか
    否かを前記ドライブからの情報に基づいて判断する、請
    求項2に記載のライブラリ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置は、前記各ドライブの使用
    確保が解除されるのを待っているジョブを記憶し、 前記異常監視装置は、前記ドライブからの情報に基づい
    てそのドライブに異常が発生したことを知ったときに、
    前記記憶装置の記憶内容を検索して、そのドライブの使
    用確保が解除されるのを待っているジョブにドライブの
    異常を通知する、請求項2ないし4のいずれかに記載の
    ライブラリ制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250509A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fujitsu Ltd バックアッププログラム、バックアップ方法およびバックアップサーバ装置
JP5502485B2 (ja) * 2007-09-28 2014-05-28 Necエンベデッドプロダクツ株式会社 ライブラリ装置
JP2020095486A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 富士通株式会社 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法

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