JP2762864B2 - Icソケット - Google Patents
IcソケットInfo
- Publication number
- JP2762864B2 JP2762864B2 JP23446392A JP23446392A JP2762864B2 JP 2762864 B2 JP2762864 B2 JP 2762864B2 JP 23446392 A JP23446392 A JP 23446392A JP 23446392 A JP23446392 A JP 23446392A JP 2762864 B2 JP2762864 B2 JP 2762864B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- main body
- socket
- contact
- terminal
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICの外郭体より突出
するリードと接触する電極子を有する外郭体を保持する
ICソケットに関するものである。
するリードと接触する電極子を有する外郭体を保持する
ICソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a)及び(b)は従来のICソケ
ットの一例を示す部分破断図及び電極子を拡大して示す
図である。一般に、この種のICソケットはフラット系
ICの電気的特性を測定に使用するもので、図3(a)
に示すように、ICを載置する面を有する本体2と、こ
の本体2の他端にヒンジ機構によりICを載置する面を
有する本体2と、この本体2の他端にヒンジ機構により
ICを覆い固定する蓋3と、この蓋3を押さえ固定する
クランプ4と、本体2に埋設されるとともにICのリー
ドと抵触する電極子1を有している。
ットの一例を示す部分破断図及び電極子を拡大して示す
図である。一般に、この種のICソケットはフラット系
ICの電気的特性を測定に使用するもので、図3(a)
に示すように、ICを載置する面を有する本体2と、こ
の本体2の他端にヒンジ機構によりICを載置する面を
有する本体2と、この本体2の他端にヒンジ機構により
ICを覆い固定する蓋3と、この蓋3を押さえ固定する
クランプ4と、本体2に埋設されるとともにICのリー
ドと抵触する電極子1を有している。
【0003】このICのリードと接触し電気信号の授受
を行う電極子1は、図3(b)に示すように、本体2よ
り突出する端子部1aと、被測定ICのカードと接触
し、電気信号を伝達する電極部16と、電極部の電気的
接続を確実にするために接触圧を与える湾曲部1cとで
構成されていた。この電極子1は1本の金属導体で形成
され、ICが本体2に載置されると、電極部1bがIC
のリードと接触し、ICが蓋3及びクランプ4で固定さ
れると、湾曲部1cがつぼみ、そのばね圧でリードに接
触圧を与えていた。
を行う電極子1は、図3(b)に示すように、本体2よ
り突出する端子部1aと、被測定ICのカードと接触
し、電気信号を伝達する電極部16と、電極部の電気的
接続を確実にするために接触圧を与える湾曲部1cとで
構成されていた。この電極子1は1本の金属導体で形成
され、ICが本体2に載置されると、電極部1bがIC
のリードと接触し、ICが蓋3及びクランプ4で固定さ
れると、湾曲部1cがつぼみ、そのばね圧でリードに接
触圧を与えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のICソ
ケットは、電極子1のバネ部1cは、多数回の使用に耐
え得るよう十分な曲げ半径を有する構造となっているの
で、端子部1aからバネ部1cを経て電極部1b迄の距
離が概して長いものとなっている。しかしながら、この
長い電極子におけるインダクタスは測定に際しては無視
出来ないものとなる。また、電極子1の表面積は小さ
く、高周波の信号は導体の表面を導電する特性つまり表
皮効果を妨げている。
ケットは、電極子1のバネ部1cは、多数回の使用に耐
え得るよう十分な曲げ半径を有する構造となっているの
で、端子部1aからバネ部1cを経て電極部1b迄の距
離が概して長いものとなっている。しかしながら、この
長い電極子におけるインダクタスは測定に際しては無視
出来ないものとなる。また、電極子1の表面積は小さ
く、高周波の信号は導体の表面を導電する特性つまり表
皮効果を妨げている。
【0005】特に最近のICの高速化に伴い電気信号も
高速化になりつつある。このため電極子の長さによるイ
ンダクタンスが影響し、電気信号が歪み、電極部におい
て良好な波形を非測定ICに印加することが出来ずこれ
等電気信号の歪みつまりノイズにより、正しくICの電
気的特性を測定することが出来ないという問題があっ
た。
高速化になりつつある。このため電極子の長さによるイ
ンダクタンスが影響し、電気信号が歪み、電極部におい
て良好な波形を非測定ICに印加することが出来ずこれ
等電気信号の歪みつまりノイズにより、正しくICの電
気的特性を測定することが出来ないという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、歪みを生ずることなく電
気信号の授受を行うことの出来るICソケットを提供す
ることにある。
気信号の授受を行うことの出来るICソケットを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のICソケ
ットは、ICを載置する面をもつ本体と、一端をICの
リードと接触する電極部を形成し略中央部に湾曲部をも
つとともに他端を前記本体を埋設しその先端を突出させ
端子部を形成する電極子を有するICソケットにおい
て、前記電極部と前記端子部との側面に共に接触させ前
記本体に埋設される導電板を備えている。また、第2の
ソケットは前記導電板の端部より伸び前記本体から前記
端子部と同じ方向に突出する部材を有することを特徴と
している。
ットは、ICを載置する面をもつ本体と、一端をICの
リードと接触する電極部を形成し略中央部に湾曲部をも
つとともに他端を前記本体を埋設しその先端を突出させ
端子部を形成する電極子を有するICソケットにおい
て、前記電極部と前記端子部との側面に共に接触させ前
記本体に埋設される導電板を備えている。また、第2の
ソケットは前記導電板の端部より伸び前記本体から前記
端子部と同じ方向に突出する部材を有することを特徴と
している。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1(a)及び(b)は本発明の一実施例
を示すICソケットの断面部分図及びA−A断面図であ
る。このICソケットは、図1に示すように、本体2か
ら端子部1aが突出して埋設される電極子1の電極部1
b及び端子部1aに接触して本体2に埋設される導電板
5を設けたことである。また、この導電板5の一端から
本体2より突出する端子部5aが形成されている。
を示すICソケットの断面部分図及びA−A断面図であ
る。このICソケットは、図1に示すように、本体2か
ら端子部1aが突出して埋設される電極子1の電極部1
b及び端子部1aに接触して本体2に埋設される導電板
5を設けたことである。また、この導電板5の一端から
本体2より突出する端子部5aが形成されている。
【0010】このように端子部1aと電極部1bが常時
導電板2に接触しているので、端子部1aと電極部1b
とで短絡し、接触面積も増加し、低インダクタンスとな
り、バネ部1cの長さを無視出来、波形の歪みを最小限
に抑制しICの電気的特性を正しく測定出来る。
導電板2に接触しているので、端子部1aと電極部1b
とで短絡し、接触面積も増加し、低インダクタンスとな
り、バネ部1cの長さを無視出来、波形の歪みを最小限
に抑制しICの電気的特性を正しく測定出来る。
【0011】また、この導電板5は電極部1bの移動を
規制するので、電極部1bの横方向のふらつきが無くな
りICのリードに正確に位置が合い、より接触が確実と
なる利点がある。さらに本体2から導電板5の端子部5
aを設けることにより、ソケット以降の接続においても
その面積を増加させ、効率のよい信号伝達が出来る。
規制するので、電極部1bの横方向のふらつきが無くな
りICのリードに正確に位置が合い、より接触が確実と
なる利点がある。さらに本体2から導電板5の端子部5
aを設けることにより、ソケット以降の接続においても
その面積を増加させ、効率のよい信号伝達が出来る。
【0012】図2(a)及び(b)は本発明の他の実施
例を示すICソケットの断面部分図及びB−B断面図で
ある。このICソケットは、図2に示すように、本体2
に埋設される電極子1の両側面に接触して埋設される2
つの導電板5,6を設けたことである。また、これら導
電板5,6はICソケットを電気基板の電極と接続する
ための端子部5a,6aを有している。この実施例では
前述の実施例よりも電気径路の表面積がさらに増大し、
より高周波電気信号を授受するICに適している。
例を示すICソケットの断面部分図及びB−B断面図で
ある。このICソケットは、図2に示すように、本体2
に埋設される電極子1の両側面に接触して埋設される2
つの導電板5,6を設けたことである。また、これら導
電板5,6はICソケットを電気基板の電極と接続する
ための端子部5a,6aを有している。この実施例では
前述の実施例よりも電気径路の表面積がさらに増大し、
より高周波電気信号を授受するICに適している。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電気信号
をICに授受する電極子において、ICのリードと接触
する電極部及び配線基板側と接続される端子部における
それぞれの側面に接触する導電板と、この導電板の一端
に本体より突出する端子部を設け、導体経路の長い湾曲
部を経由せず直接端子部と電極部と短絡させ、配線基板
の導電部と接続する面積を増加させることによって、電
極子の有するインダクタンス量を低減し、ICの入出力
波形の歪みを低減し、より高精度にICの電気的特性を
測定出来るという効果を有する。
をICに授受する電極子において、ICのリードと接触
する電極部及び配線基板側と接続される端子部における
それぞれの側面に接触する導電板と、この導電板の一端
に本体より突出する端子部を設け、導体経路の長い湾曲
部を経由せず直接端子部と電極部と短絡させ、配線基板
の導電部と接続する面積を増加させることによって、電
極子の有するインダクタンス量を低減し、ICの入出力
波形の歪みを低減し、より高精度にICの電気的特性を
測定出来るという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示すICソケットの断面部
分図及びA−A断面図である。
分図及びA−A断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すICソケットの断面
部分図及びB−B断面図である。
部分図及びB−B断面図である。
【図3】従来の一例を示すICソケットの断面図及び電
極子を拡大して示す図である。
極子を拡大して示す図である。
1 電極子 1a,5a,6a 端子部 1b 電極部 1c 湾曲部 2 本体 3 蓋 4 クランプ 5,6 導電板
Claims (2)
- 【請求項1】 ICを載置する面をもつ本体と、一端を
ICのリードと接触する電極部を形成し略中央部に湾曲
部をもつとともに他端を前記本体を埋設しその先端を突
出させ端子部を形成する電極子を有するICソケットに
おいて、前記電極部と前記端子部との側面に共に接触さ
せ前記本体に埋設される導電板を備えることを特徴とす
るICソケット。 - 【請求項2】 前記導電板の端部より伸び前記本体から
前記端子部と同じ方向に突出する部材を有することを特
徴とする請求項1記載のICソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23446392A JP2762864B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | Icソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23446392A JP2762864B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | Icソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685119A JPH0685119A (ja) | 1994-03-25 |
JP2762864B2 true JP2762864B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16971402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23446392A Expired - Lifetime JP2762864B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | Icソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762864B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP23446392A patent/JP2762864B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685119A (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980224 |