JPH09257852A - 通信機のrf回路特性試験方法 - Google Patents

通信機のrf回路特性試験方法

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JPH09257852A
JPH09257852A JP8091886A JP9188696A JPH09257852A JP H09257852 A JPH09257852 A JP H09257852A JP 8091886 A JP8091886 A JP 8091886A JP 9188696 A JP9188696 A JP 9188696A JP H09257852 A JPH09257852 A JP H09257852A
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coaxial connector
pattern
transmission pattern
surface mount
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Tadashi Honma
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Kenwood KK
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    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ利得と指向特性の悪化を回避できる
通信機のRF回路特性試験方法を提供する。 【解決手段】 プリント基板1の上に伝送パターン30
を分岐のない線状に形成するとともに該伝送パターン3
0の1か所にギャップ31を設け、伝送パターン30の
内、ギャップ31よりRF回路2の側の部分の上に表面
実装同軸コネクタ7を固着し、この際、中心コンタクト
12と一体化された中心端子11が伝送パターン30に
電気的に接続され、外部コンタクト14と一体化された
アース端子15が伝送パターン30の外側に設けたアー
スパターン32と電気的に接続されるようにする。表面
実装同軸コネクタ7に変換コネクタを介して試験器を接
続して試験後、表面実装同軸コネクタ7は基板1に残
し、ギャップ31の間をチップコンデンサ等で接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信機のRF回路特
性試験方法に係り、とくに携帯電話、PHS(簡易形携
帯電話)、コードレス電話、PDA(携帯情報端末)な
どで、基板上に形成したRF回路の動作特性を試験する
ため、試験器との接続を可能とする表面実装同軸コネク
タを用いる通信機のRF回路特性試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、PHSなどでは、機器の小型
化を図るため基板上に超小型のチップ部品を表面実装し
てRF回路、ベースバンド回路等を形成している。RF
回路は基板上に形成した伝送パターンを介して、同じく
基板上に形成されたアンテナパターン、または外部アン
テナと接続するためのアンテナエレメント接続部と接続
され、アンテナとの間で信号伝送がされる。これらの機
器において、組立時に調整等のためRF回路の送・受信
の動作特性の試験をする場合、RF回路をアンテナと切
り離した状態におき、送信動作特性を試験する際はRF
回路のアンテナ側端部に測定器を接続してRF出力特性
を測定し、受信動作特性を試験する際はRF回路のアン
テナ側端部に擬似標準信号発生器を接続し、RF回路の
各点の出力特性を測定して行う。RF回路のアンテナ側
の端部に測定器若しくは擬似標準信号発生器を接続可能
とするため、組立時に予め同軸コネクタを装着しておく
必要がある。
【0003】図10を参照してPHSの実装基板におけ
る従来の同軸コネクタの取り付け方法を説明する。1は
プリント基板(プリント配線板PCB。以下、「基板」
と略す)であり、2は基板上に形成されたRF回路であ
り、送信時は変調信号の周波数を所定の送信周波数へ変
換したあと電力増幅を行い、受信時は低雑音増幅と所定
の周波数への周波数変換を行う。3は基板上に形成され
たアンテナパターン、4はRF回路とアンテナパターン
を接続し、信号伝送を可能とするための伝送パターンで
あり、一部が切り離されてギャップ5となっている。伝
送パターン4の内、このギャップ5のRF回路の側が直
角に分岐されて分岐パターン6が形成されており、この
分岐パターン6の上に測定器若しくは擬似標準信号発生
器を接続可能とするための表面実装同軸コネクタ7が装
着される。
【0004】表面実装同軸コネクタ7は図11に示す如
く、全体が四角柱状に形成された絶縁体8、絶縁体8に
下から嵌合される第1導体部材9、絶縁体8に上から嵌
合される第2導体部材10から成り、第1導体部材9は
板状の中心端子11の上に植設された中心コンタクト1
2を有し、第2導体部材10は平板13の中央部から下
方に突出した円筒状の外部コンタクト14と、平板13
の1組の対向する2辺の各2か所から下方に折曲された
4つのアース端子15を有する。絶縁体8は上面の1組
の対向する2辺に段差部16が形成されており、また、
中央に一定深さまで円筒形の孔17が穿設され、外部コ
ンタクト14が嵌合可能となっている。また、底面の
内、段差部16とはねじれの位置の関係にある1組の対
向する2辺の各2か所に切り欠き18が刻設されてい
る。孔17の底から絶縁体8の底面まで中心コンタクト
12の嵌合する小孔19が穿設されており、また、絶縁
体8の底面の中央を通って切り欠き18の有る辺とは平
行に中心端子11の嵌まる長溝20が形成されている。
【0005】絶縁体8の下から小孔19の中に第1導体
部材9の中心コンタクト12を嵌合し、中心端子11を
長溝20に嵌め、当該中心端子11の両端部を絶縁体8
の側面に沿って上方に折り曲げる(図11の破線11a
参照)。次に、絶縁体8の上面の段差部16の間に第2
導体部材10を嵌め、孔17の中に外部コンタクト14
を嵌合するとともにアース端子15を絶縁体8の側面に
沿わせ、アース端子15の先端部をL字状に曲げ切り欠
き18に嵌めることで(図11の破線15a参照)、表
面実装同軸コネクタ7が形成してある。そして、上記の
如く構成された表面実装同軸コネクタ7の中心端子11
と分岐パターン6、アース端子15と分岐パターン6の
両側に形成したアースパターン21(図10参照)を図
12の如くハンダ付けすることで、表面実装同軸コネク
タ7を分岐パターン6の上に固着する。
【0006】RF回路2の送・受信動作特性を試験する
場合、表面実装同軸コネクタ7に変換コネクタ80(図
12参照)を着脱自在に結合し、該変換コネクタ80に
測定器(送信動作特性の試験時)または擬似標準信号発
生器(受信動作特性の試験時)のコネクタを結合して試
験を行う。そして、試験終了後、表面実装同軸コネクタ
7から変換コネクタ80を取り外し、表面実装同軸コネ
クタ7は基板1の上に装着したままの状態で、伝送パタ
ーン4の内、ギャップ5の両側をチップコンデンサ、チ
ップ抵抗のハンダ付けで接続したり、またはチップ部品
を用いない単なるハンダ付けで接続してアンテナパター
ン3とRF回路2を接続し、実稼働可能とする(図12
の破線A参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、分岐パターン6の上に表面実装同軸コ
ネクタ7を装着するようにしているため、表面実装同軸
コネクタ7と分岐パターン6がオープン・スタブを形成
して、大きなリアクタンス分を生じる。このリアクタン
ス分は有限なQを持ち、機器を実稼働させた場合に、送
信時はRF回路2からの送信電力の一部が分岐パターン
6で失われてしまい、受信時はアンテパターン3での受
信電力の一部が分岐パターン6で失われてしまい、アン
テナ利得が低くなってしまう問題があった。また、PH
Sでは水平面内のアンテナ指向特性が無指向特性に近い
ことが望ましいが、送信時には分岐パターン6からの電
波の輻射がアンテナパターン3からの輻射に干渉して、
水平面内でのアンテナ指向特性が悪化してしまう問題も
あった。本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、アン
テナ利得と指向特性の悪化を回避できる通信機のRF回
路特性試験方法を提供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信機のR
F回路特性試験方法では、基板上にRF回路と、該RF
回路とアンテナとの間で信号を伝送するための伝送パタ
ーンとが設けられた無線機において、伝送パターンを分
岐のない線状に形成するとともに該伝送パターンの1か
所に切り離し部を設け、伝送パターンの内、切り離し部
よりRF回路側の部分の上に表面実装同軸コネクタを固
着し、この際、中心コンタクトの端子が伝送パターンに
電気的に接続され、外部コンタクトの端子が伝送パター
ンの外側に設けたアースパターンと電気的に接続される
ようにし、表面実装同軸コネクタに試験器との接続が可
能な変換コネクタを着脱自在に結合し、該変換コネクタ
に試験器を接続してRF回路の特性を試験し、試験終了
後、変換コネクタを表面実装同軸コネクタから外し、伝
送パターンに形成した切り離し部を電気的に接続するよ
うにしたこと、を特徴としている。
【0009】
【作用】本発明に係る通信機のRF回路特性試験方法に
よれば、伝送パターンを分岐のない線状に形成するとと
もに該伝送パターンの1か所に切り離し部を設け、伝送
パターンの内、切り離し部よりRF回路側の部分の上に
表面実装同軸コネクタを固着し、この際、中心コンタク
トの端子が伝送パターンに電気的に接続され、外部コン
タクトの端子が伝送パターンの外側に設けたアースパタ
ーンと電気的に接続されるようにし、表面実装同軸コネ
クタに試験器との接続が可能な変換コネクタを着脱自在
に結合し、該変換コネクタに試験器を接続してRF回路
の特性を試験し、試験終了後、変換コネクタを表面実装
同軸コネクタから外し、伝送パターンに形成した切り離
し部を電気的に接続する。これにより、実稼働時に伝送
パターンに電力損失と不要輻射を招くリアクタンス分が
形成されるのを回避でき、アンテナ利得と指向特性の悪
化を回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るRF回路特性
試験方法を具現したPHSの実装基板の組立説明図、図
2はPHSの実装基板の斜視図である。なお、図10〜
図12と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
図1において、2はプリント基板(プリント配線板PC
B。以下、「基板」と略す)1の上に形成されたRF回
路であり、送信時は変調信号の周波数を所定の送信周波
数へ変換したあと電力増幅を行い、受信時は低雑音増幅
と所定の中間周波数への周波数変換を行う。3は基板上
に形成されたアンテナパターンである。30はRF回路
2とアンテナパターン3を接続し、信号伝送を可能とす
るための伝送パターンであり、分岐の無い線状(図1で
は直線状)に形成されている。伝送パターン30の一部
が切り離されてギャップ(切り離し部)31となってい
る。伝送パターン30の内、ギャップ31のRF回路2
の側の上に測定器若しくは擬似標準信号発生器を接続可
能とするための表面実装同軸コネクタ7が装着してあ
る。図2に示す如く、基板1の上には、ギャップ31の
RF回路2の側のアンテナ伝送パターン30を挟む両側
にアースパターン32が形成してある。表面実装同軸コ
ネクタ7は、中心端子11(図11参照)と伝送パター
ン30、アース端子15(図11参照)とアースパター
ン32をハンダ付けすることで、表面実装同軸コネクタ
7を伝送パターン30の上に固着する(図2参照)。そ
の他の構成部分は図10〜図12と同様に構成されてい
る。
【0011】RF回路2の送・受信動作特性を試験する
場合、表面実装同軸コネクタ7に変換コネクタ80(図
2参照)を着脱自在に結合し、該変換コネクタ80に測
定器(送信動作特性の試験時)または擬似標準信号発生
器(受信動作特性の試験時)のコネクタを結合して試験
を行う。そして、試験終了後、表面実装同軸コネクタ7
から変換コネクタ80を取り外し、表面実装同軸コネク
タ7は基板1の上に装着したままの状態で、伝送パター
ン30の内、ギャップ31の両側をチップコンデンサ、
チップ抵抗のハンダ付けで接続したり、またはチップ部
品を用いない単なるハンダ付けで接続してアンテナパタ
ーン3とRF回路2を接続し、実稼働可能とする(図2
の破線B参照)。
【0012】この実施例によれば、伝送パターン30が
分岐の無い線状となっており、従来の分岐パターン(図
10の符号6参照)による余計なリアクタンス分が無
い。オープン・スタブは表面実装同軸コネクタ7の中心
コンタクト12と基板1のアース間の小さな容量だけと
なり、電力損失と不要輻射を招くリアクタンス分が非常
に小さくなる。よって、機器を実稼働させた場合に、送
信時はRF回路2からの送信電力はほぼそのままアンテ
ナパターン3に導かれ、受信時はアンテなパターン3で
の受信電力がほぼそのままRF回路2に導かれるので、
アンテナ利得が高くなる。また、送信時に電波の不要輻
射が小さいので、水平面内でのアンテナ指向特性を無指
向性近くに改善することができる。
【0013】なお、図1におけるアンテナパターン3の
代わりに、図3に示す如く、基板1の上に外部アンテナ
と接続するためのアンテナエレメント接続部33を形成
する場合でも、該アンテナエレメント接続部33とRF
回路2の間を、分岐の無い線状の伝送パターン30で接
続し、該伝送パターン30の1か所にギャップ31を設
け、ギャップ31よりRF回路2の側の部分の上に表面
実装同軸コネクタ7を装着すれば、アンテナ利得とアン
テナ指向特性の改善を図ることができる。
【0014】
【他の実施例】図4〜図6は他の実施例の説明図であ
る。この実施例では、測定器若しくは擬似標準信号発生
器を接続可能とするための表面実装同軸コネクタ40の
形状が図1の表面実装同軸コネクタ7とは異なってい
る。表面実装同軸コネクタ40は図4に示す如く、全体
が四角柱状に形成された絶縁体41、該絶縁体41に下
から嵌合する第1導体部材42、絶縁体41に上から嵌
合する第2導体部材43から成り、第1導体部材42は
板状の中心端子44の一端部の上に植設された中心コン
タクト45を有し、第2導体部材43は平板46の中央
から下方に突出した円筒状の外部コンタクト47と、平
板46の1組の対向2辺の各2か所から下方に折曲さ
れ、下端部が一体化されたアース端子48を有する。絶
縁体41は上面の1組の対向する2辺に段差部49が形
成されており、また、中央に一定深さまで円筒形の孔5
0が穿設され、外部コンタクト47が嵌合可能となって
いる。また、底面の内、段差部49とはねじれの位置の
関係にある1組の対向する2辺に切り欠き51が刻設さ
れている。孔50の底から絶縁体41の底面まで中心コ
ンタクト45の嵌合する小孔52が穿設されており、ま
た、絶縁体41の底面の中央から切り欠き51の有る辺
とは平行に中心端子44の嵌まる長溝53が形成されて
いる。
【0015】絶縁体41の下から小孔52の中に第1導
体部材42の中心コンタクト45を嵌合し、中心端子4
4を長溝53に嵌め、当該中心端子44の一端部を絶縁
体41の側面に沿って上方に折り曲げる(図4の破線4
4a参照)。次に、絶縁体41の上面の段差部49の間
に第2導体部材43を嵌め、孔50の中に第2導体部材
43の外部コンタクト47を嵌合するとともにアース端
子48を絶縁体41の側面に沿わせ、アース端子48の
先端部をL字状に曲げ切り欠き51に嵌めることで(図
4の破線48a参照)、表面実装同軸コネクタ40(図
5、図6参照)が形成してある。
【0016】一方、基板1には図5に示す如く、伝送パ
ターン30のギャップ31のRF回路2の側の両側にア
ースパターン34が形成されている。基板1のその他の
構成部分は図1、図2と同様に構成されている。上記の
如く構成された表面実装同軸コネクタ40は、中心端子
44と伝送パターン30、アース端子48とアースパタ
ーン34をハンダ付けすることで、表面実装同軸コネク
タ40を伝送パターン30の上に固着する(図5、図6
参照)。試験時の表面実装同軸コネクタ40の用い方は
図1〜図3の例と同じであり、表面実装同軸コネクタ4
0に変換コネクタ80(図6参照)を着脱自在に結合
し、該変換コネクタ80に測定器(送信動作特性の試験
時)または擬似標準信号発生器(受信動作特性の試験
時)のコネクタを結合して試験を行う。試験後、表面実
装同軸コネクタ40は基板1に残したまま、表面実装同
軸コネクタ40から変換コネクタ80を取り外し、ギャ
ップ31の両側をチップコンデンサ、チップ抵抗のハン
ダ付けで接続したり、またはチップ部品を用いない単な
るハンダ付けで接続してアンテナパターン3とRF回路
2を接続し、実稼働可能とする(図6の破線C参照)。
【0017】図4〜図6の実施例でも、伝送パターン3
0が分岐の無い線状となっており、従来の分岐パターン
(図10の符号6参照)による余計なリアクタンス分が
無い。オープン・スタブは表面実装同軸コネクタ40の
中心コンタクト45と基板1のアース間の小さな容量だ
けとなり、電力損失と不要輻射を招くリアクタンス分が
非常に小さくなる。よって、アンテナ利得を向上させ、
水平面内でのアンテナ指向特性を無指向性近くに改善す
ることができる。なお、図5、図6に示した基板1の伝
送パターン30とアースパターン34の構成の場合、表
面実装同軸コネクタ40の代わりに図11に示した表面
実装同軸コネクタ7を装着しても、表面実装同軸コネク
タ40を装着した場合と同様の効果を発揮することがで
きる。
【0018】
【他の実施例】図7〜図9は他の実施例の説明図であ
る。この実施例では、測定器若しくは擬似標準信号発生
器を接続可能とするための表面実装同軸コネクタ60の
形状が図1の表面実装同軸コネクタ7と異なっている。
表面実装同軸コネクタ60は図7に示す如く、全体が四
角柱状に形成された絶縁体61、該絶縁体61に下から
嵌合する第1導体部材62、絶縁体61に上から嵌合す
る第2導体部材63から成り、第1導体部材62は板状
の中心端子64の一端部の上に植設された中心コンタク
ト65を有し、第2導体部材63は円筒状の外部コンタ
クト66の下端3か所から下方に突出したアース端子6
7A〜67Cを有する。絶縁体61は同心円上の3か所
にアース端子67A〜67Cが個別に嵌合する孔68が
穿設されており、底面には各孔68の下端から絶縁体6
1の一番近くの側面に向けてアース端子67A〜67C
の先端部が嵌まる3つの溝69が形成されている。ま
た、絶縁体61の中心に中心コンタクト65が嵌合する
小孔70が穿設されており、小孔70の下端から絶縁体
61の内、溝69の形成されていない1つの側面に向け
て底面に中心端子64の嵌まる長溝71が形成されてい
る。
【0019】絶縁体61の下から小孔70の中に第1導
体部材62の中心コンタクト65を嵌合し、中心端子6
4を長溝71に嵌める。次に、絶縁体61の上から第2
導体部材63のアース端子67A〜67Cを透孔68の
中に嵌め、各アース端子66A〜66Cの先端部分を各
々、横方向にL字状に曲げながら溝69に嵌めることで
(図7の破線66a〜66c参照)、表面実装同軸コネ
クタ60が形成してある。
【0020】一方、基板1には図8に示す如く、伝送パ
ターン30のギャップ31のRF回路2の側の両側にア
ースパターン35A,35Bが形成されている。そし
て、アースパターン35のすぐ右側部分の伝送パターン
30の上を覆うようにして、絶縁層72がレジストの塗
布またはシルク印刷などで形成されている。基板1のそ
の他の構成部分は図1、図2と同様に構成されている。
上記の如く構成された表面実装同軸コネクタ60は、中
心端子64と伝送パターン30、アース端子67A,6
7Bとアースパターン35A,35Bをハンダ付けする
ことで、表面実装同軸コネクタ60を伝送パターン30
の上に固着する(図8、図9参照)。アース端子67C
は絶縁層72により伝送パターン30との接触が防止さ
れる。試験時の表面実装同軸コネクタ60の用い方は図
1〜図3の例と同じであり、表面実装同軸コネクタ60
に変換コネクタ80(図9参照)を着脱自在に結合し、
該変換コネクタ80に測定器(送信動作特性の試験時)
または擬似標準信号発生器(受信動作特性の試験時)の
コネクタを結合して試験を行う。試験後、表面実装同軸
コネクタ60は基板1に残したまま、表面実装同軸コネ
クタ60から変換コネクタ80を取り外し、ギャップ3
1の両側をチップコンデンサ、チップ抵抗のハンダ付け
で接続したり、またはチップ部品を用いない単なるハン
ダ付けで接続してアンテナパターン3とRF回路2を接
続し、実稼働可能とする(図9の破線D参照)。
【0021】図7〜図9の実施例でも、伝送パターン3
0が分岐の無い線状となっており、従来の分岐パターン
(図10の符号6参照)による余計なリアクタンス分が
無い。オープン・スタブは表面実装同軸コネクタ60の
中心コンタクト65と基板1のアース間の小さな容量だ
けとなり、電力損失と不要輻射を招くリアクタンス分が
非常に小さくなる。よって、アンテナ利得を向上させ、
水平面内でのアンテナ指向特性を無指向性近くに改善す
ることができる。
【0022】なお、上記した各実施例では、PHSの実
装基板を例に挙げたが、本発明は何らこれに限定され
ず、携帯電話、PDAなど他の種類の通信機器にも同様
に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る通信機のRF回路特性試験
方法によれば、伝送パターンを分岐のない線状に形成す
るとともに該伝送パターンの1か所に切り離し部を設
け、伝送パターンの内、切り離し部よりRF回路側の部
分の上に表面実装同軸コネクタを固着するようにしたの
で、伝送パターンに電力損失と不要輻射を招くリアクタ
ンス分が形成されるのを回避でき、アンテナ利得と指向
特性の悪化を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るPHS実装基板の組立
図である。
【図2】図1のPHS実装基板の斜視図である。
【図3】図1の変形例に係るPHSの実装基板の一部省
略した斜視図である。
【図4】他の実施例に係る表面実装同軸コネクタの組立
図である。
【図5】他の実施例に係るPHS実装基板の一部省略し
た組立図である。
【図6】他の実施例に係るPHS実装基板の一部省略し
た斜視図である。
【図7】他の実施例に係る表面実装同軸コネクタの組立
図である。
【図8】他の実施例に係るPHS実装基板の一部省略し
た組立図である。
【図9】他の実施例に係るPHS実装基板の一部省略し
た斜視図である。
【図10】従来のPHS実装基板の一部省略した組立図
である。
【図11】表面実装同軸コネクタの組立図である。
【図12】従来例に係るPHS実装基板の一部省略した
斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 RF回路 3 アンテナパターン 7、40、60
表面実装同軸コネクタ 11、44、64 中心端子 12、45、65
中心コンタクト 14、47、66 外部コンタクト 15、48、67A〜67C アース端子 30 伝送パターン 31 ギャップ 32、34、35A、35B アースパターン 33 アンテナエレメント接続部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にRF回路と、該RF回路とアン
    テナとの間で信号を伝送するための伝送パターンとが設
    けられた通信機において、 伝送パターンを分岐のない線状に形成するとともに該伝
    送パターンの1か所に切り離し部を設け、 伝送パターンの内、切り離し部よりRF回路側の部分の
    上に表面実装同軸コネクタを固着し、この際、中心コン
    タクトの端子が伝送パターンに電気的に接続され、外部
    コンタクトの端子が伝送パターンの外側に設けたアース
    パターンと電気的に接続されるようにし、 表面実装同軸コネクタに試験器との接続が可能な変換コ
    ネクタを着脱自在に結合し、該変換コネクタに試験器を
    接続してRF回路の特性を試験し、 試験終了後、変換コネクタを表面実装同軸コネクタから
    外し、伝送パターンに形成した切り離し部を電気的に接
    続するようにしたこと、 を特徴とする通信機のRF回路特性試験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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